JP4626733B2 - 苗移植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、野菜等の苗移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ターンテーブルに載せた苗供給カップ中の苗を前記カップ底板を順次開放して苗植付装置に落とし、苗移植機の前進に合わせて順に苗植付装置により畝に苗を植え付ける歩行型の苗移植機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の歩行型苗移植機において、ターンテーブル上に苗供給カップ内に苗床から苗を供給しながら、苗移植機を走行させながら作業者は複数の作業を同時に行うため、苗供給カップの底板から順調に苗植付装置に苗が落ちているかどうかを確認しながら、苗移植機の運転をしていた。
【0004】
また、上記従来の歩行型苗移植機において、ターンテーブルに載せた苗供給カップ中の苗を前記カップ底板を順次開放して苗植付装置に落とす工程で、苗のサイズや種類により確実に苗植付装置に落とすことができないことがあった。
【0005】
そこで、本発明は、苗の種類、大きさに係わらず、また作業者が作業しやすい歩行型の苗移植機を提供することである。
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成とした。すなわち、請求項1記載の発明は、苗をそれぞれ収納し、開放自在の底部(シャッター52)を有する複数の苗供給カップ(40)を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送装置(ターンテーブル41)と、上下動して前記苗供給カップ(40)から苗の供給位置で苗を受け取り圃場に植え付ける苗植付装置(5)とを設け、前記苗供給カップ(40)苗の供給位置にあるときにのみ苗供給カップ(40)の底部(52)の開放規制を解き、底部(52)を開いて苗供給カップ(40)内の苗を下方の前記苗植付装置(5)内に落とす開放規制具(シャッタ閉じ棒53)を前記搬送装置(41)に取り付けた苗移植機において、前記開放規制具(53)は、前記苗供給カップ(40)の底部(52)に接し、前記苗の供給位置の部分が切れた棒状部材からなり、苗供給カップ(40)の底部(52)を閉じる側の端部に、前記切れた部分の長さを伸縮可能な伸縮手段を設け、前記開放規制具(53)のさらに下方に前記苗植付装置(5)上下動に連動して前記苗供給カップ(40)の底部(52)の開放タイミングの調整が可能な底部開閉アーム(シャッター開閉アーム56A)を設け、該底部開閉アーム(56A)は、前記搬送装置(41)を支持するフレーム(56)に基部が回転自在に支持されると共に前記苗の供給位置の苗供給カップ(40)の底部に位置するように付勢手段(トルクバネ56C,ストッパー56D)によって付勢され、前記苗植付装置(5)が上動して該苗植付装置(5)の一構成部材である突起(60d)が接触すると前記苗供給カップ(40)の底部から回転して前記苗供給カップ(40)の底部(52)を開いて開放タイミングを調整する構成であり、前記苗植付装置(5)が上動して前記底部開閉アーム(56A)が前記苗供給カップ(40)の底部(52)を開く方向に動くときに、前記底部開閉アーム(56A)に当接して、前記苗供給カップ(40)の底部(52)を通過中の苗に前記底部開閉アーム(56A)が当たらないようにするための突起(52a)を、前記苗供給カップ(40)の底部(52)の先端に設けた苗移植機である。
【0007】
請求項2記載の発明は、前記苗供給カップ(40)の底部(52)の上面に、苗の根を内側に収めるリング状の部材(52b)を設けた請求項1記載の苗移植機である。
また、請求項3記載の発明は、前記苗供給カップ(40)をたたく打撃プレート(83a)と、該打撃プレート(83a)の基部に設けられ苗供給カップ(40)側に打撃プレート(83a)を付勢する付勢手段(83b)とを備え、前記苗供給カップ(40)が苗の供給位置にあるときに、前記付勢手段(83b)によって打撃プレート(83a)が苗供給カップ(40)をたたく苗供給カップ打撃機構(83)を設けた請求項1又は2に記載の苗移植機である。
【0008】
図4に示す構成では、苗植付装置(5)の作動に連動する苗供給駆動アーム(49)の揺動により間欠的にターンテーブル(41)を回転させる構成となっているが、苗供給駆動アーム(49)の揺動による苗供給カップ(40)のシャッター(52)の開放は、ターンテーブル(41)の回転作動と連動しているため、苗植付装置(5)の作動と精度良く同期させるにはターンテーブル(41)の回転をある程度速くする必要がある。
【0009】
ところが、ターンテーブル(41)の回転を速くすると、苗供給カップ(40)が高速で横移動しながらシャッター(52)を開放させることになるので、苗が適正に下方へ落下供給されにくかったり、作業者が苗供給カップ(40)へ苗供給を容易に行えなかったりするおそれがある。
【0010】
これに対して請求項1記載の発明苗植付装置(5)の一構成部材である突起(61D)に接触するシャッター開閉アーム材(56A)を設けたことにより苗植付装置(5)に直結した移動タイミングで苗供給カップ(40)のシャッター(52)を開放する機構を設けたものである。
【0011】
こうして、苗供給カップ(40)の底部(シャッター52)が苗植付装置の動きに確実に同期して開閉制御されるため作業者は苗を植え付け易くなった。
また、搬送手段(ターンテーブル41)に取り付けた開放規制具(シャッタ閉じ棒53)には、苗供給カップ(40)の底部(シャッター52)の開放のタイミングを変更可能な端部(端部53a)の伸縮手段(補助閉じ棒53b、アーム53c、伸縮位置固定部材53d、53e)を設けたので、苗の大きさ又は苗の種類の違いにより、苗が苗供給カップ(40)の底部(シャッター52)をスムーズに、確実に苗植付装置(5)に落下させることができるようになった。また不必要に苗供給カップ(40)の底板が開かないので、移植機(1)による苗供給域を広げることができる。
そして、底部(シャッター52)を閉じる側の開放規制具(シャッタ閉じ棒53)の切れた部分の長さを伸縮自在な構成にすることで底部(シャッター52)の開く時間を調節できると共に、苗供給カップ(40)の底部(シャッター52)が閉まるタイミングを調整することができ、大苗、裸苗の適応性が向上する。
更に、シャッター開閉アーム材(56A)が苗供給カップ(40)の底部(52)を開く方向に動くとき、シャッター開閉アーム材(56A)に当接する突起(52a)を底部(52)の先端に設けることで、底部(52)を通過中の苗に底部開閉アーム(56A)が当たることを防止でき、高速植え付けをしても大苗の落下がスムーズになる。
【0012】
また、請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、苗供給カップ(40)の底部(52)に、苗の根を内側に収めるリング状部材(52b)を取り付けることで、土無苗を苗供給カップ(40)に入れても根はリング状部材(52b)の内側に収まって、底部(52)に挟まったり、引っ掛かったりすることがなく、土無苗でも植付性が向上する。
更に、請求項3記載の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、苗供給カップ(40)が苗の供給位置にあって苗供給カップ(40)の底部(52)が開く時に、苗供給カップ(40)が叩かれるので、土無苗又は大苗でも容易に苗供給カップ(40)から苗植付装置(5)内に確実に落下させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1、図2はそれぞれ、本発明を施した苗移植機の一例としての野菜移植機の側面図と平面図である。この野菜移植機1は、走行車輪(後輪2、2と前輪3、3)を有する走行部1aによって畝Uを跨いだ状態で機体を進行させながら、苗供給装置4、苗植付装置5等からなる植付部1bで野菜のポット苗を畝Uの上面に植付ける構成となっている。作業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜機体を操向操作すると共に、植付作業時には機体側方を歩きながら苗供給装置4へ苗を補給する。以下、各部の構成について説明する。
【0014】
走行部1aについて説明する。
走行部ミッションケース7の前側にエンジン9が配置されている。エンジン9の左側面部には該エンジン9の動力で駆動する油圧ポンプ10が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられており、この連結フレーム13の背面右端部に走行部1aと操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が固着連結されている。メインフレーム14は、植付部1bの平面視右側を通って後方に延び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま植付部1bの後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取り付けられている。
【0015】
走行部ミッションケース7の左右側面から突出する回動筒部15、15に走行伝動ケース16、16が一体に取り付けられ、その走行伝動ケース16、16の先端部に駆動走行車輪である後輪2、2が軸支されている。また、エンジン9の下側に前後方向のピボット軸17aを中心に揺動自在に設けた前輪支持フレーム17の左右両端部に前輪支持ロッド18、18が高さ調節可能に取り付けられ、該ロッド18、18の下端部に従動走行車輪である前輪3、3が軸支されている。
【0016】
走行部1aには機体に対し後輪2、2を上下動させて機体位置を制御する機体制御機構が設けられている。この機体制御機構は、走行部ミッションケース7の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向けて昇降シリンダ21が設けられ、該シリンダ21のピストンロッド21aの先端部に天秤杆22が上下方向の軸まわりに回動自在に取り付けられている。ピストンロッド21aは、前後両端が油圧バルブユニット20とメイフレーム14に取り付けた取付部材23とに支持されたガイド軸24に沿って摺動するようになっている。天秤杆22の左右両端部と、回動筒部15、15に固着したスイングアーム25、25とが、連結ロッド26、26を介して連結されている。左側の連結ロッド26は、ローリングシリンダ27が組み込まれており、該シリンダ27を伸縮作動させることにより長さを変えられるようになっている。
【0017】
昇降シリンダ21及びローリングシリンダ27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制御して作動させられる。昇降シリンダ21を伸縮作動させると、天秤杆22が前後し、スイングアーム25が昇降シリンダ21と連結されているので、天秤杆22の前後動作に連動して上下動して、これと一体の左右の後輪2、2が同方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリンダ27を伸縮作動させると、左右の後輪2、2が逆方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜する。
【0018】
畝に接地する接地プレート28の回動始点を機体に対して上下調節して苗の植付深さを変更するために植付深さ調節レバー57を設けている。
【0019】
次に植付部1bの構成を説明する。
連結フレーム13の上面に走行部ミッションケース7から伝動される植付部ミッションケース30の下部が固着され、該植付部ミッションケース30の上部に第一植付伝動ケース31の基部が固着され、更に該第一植付伝動ケース31の先端部に第二植付伝動ケース32の基部が固着されている。そして、第一植付伝動ケース31と第二植付伝動ケース32に後述する苗植付装置5の作動機構が連結されている。苗植付装置5の後記苗植付具60は、走行部1aよりも後側に位置している。また、植付部ミッションケース30に基部を固着した上部フレーム34に後記苗載台55が取り付けられ、また苗供給装置4と後記苗載台55は苗植付具60の上方に位置するように配置されている。
【0020】
図3に示すように、植付部ミッションケース30の入力軸30aは該ケース30の下端部から前方に突出しており、これを走行部ミッションケース7のPTO取出部7aに挿入することにより、該PTO取出部7a内の走行部側の軸(図示せず)に伝動連結するようになっている。また、植付部ミッションケース30は、前記連結フレーム13にボルト35、…によって着脱自在に取り付けられている。このため、ボルト35、…を外し、PTO取出部7aから入力軸30aを抜くことにより、走行部1aから植付部1bごと取り外せることができ、植付部1bのメンテナンスが容易に行える。
【0021】
側面視において、植付部ミッションケース30は連結フレーム13から後方上向きに設けられ、且つ第一植付伝動ケース31は植付部ミッションケース30の上端部から後方下向きに設けられ、且つ第二植付伝動ケース32は第一植付伝動ケース31の下端部から水平後方に設けられている。この構成とすることにより、機体の前後長を必要以上に長くすることなく、第二植付伝動ケース32の下側に前記天秤杆22が移動するためのスペースが確保されている。
【0022】
また、平面視において、植付部ミッションケース30は、連結フレーム13の右端部(移植機の進行方向に向かって。以下、すべて右側、左側は移植機に向かう側部をいう。)に固着されており、昇降シリンダ21と天秤杆22と右側の連結ロッド26の間に形成される機体制御機構の右側空間部を通って上方に延びている。そして、第一植付伝動ケース31は植付部ミッションケース30の左側、第二植付伝動ケース32は第一植付伝動ケース31のさらに左側に配置されている。ローリングシリンダ27が設けられていない分だけ左側空間部よりも右側空間部の方が広いので、植付部ミッションケース30を右側に配置するのが好ましい。
【0023】
また、植付部ミッションケース30、第一植付伝動ケース31及び第二植付伝動ケース32を左右に振り分けて配置することにより、左右の重量バランスが良好となる。
【0024】
苗供給装置4は、複数の苗供給カップ40,…を円周上に等間隔で配置したターンテーブル41を備えている。図4の底面図に示すように、このターンテーブル41は機体の左右中心よりも若干右寄りの位置に配置されている。ターンテーブル41は、ターンテーブル支持フレーム56に固定された支持板42に、中心軸43を支点にして回転自在に設けられている。中心軸43にはラチェットホイール45が取り付けられ、そのラチェットホイール45の歯に噛み合う方向に付勢したラチェット爪46が中心軸43に回転自在に嵌合するラチェットアーム47に取り付けられている。ラチェットアーム47と、後記前リンク支持アーム67Bと一体に作動する苗供給駆動アーム49とが苗供給駆動ロッド50を介して連結されており、苗供給駆動アーム49が揺動することにより、ターンテーブル41が苗植付装置5の作動に連動して苗供給カップ40、…の取付間隔分づつ間欠的に回転する。
【0025】
各苗供給カップ40、…の底部には開閉自在なシャッタ52、…が取り付けられている。平面視で前側やや左寄りの位置が切れたC字形のシャッタ閉じ棒53が苗供給カップ40の底部に接する高さに設けられており、上記シャッタ閉じ棒53の切れた部分に相当する苗供給位置Pに位置する苗供給カップ40のシャッタ52は自重もしくは苗の重量で開くが、それ以外の苗供給カップ40、…のシャッタ52、…はシャッタ閉じ棒53に規制されて閉じた状態になる。
【0026】
また、後で詳細に述べるが、ターンテーブル支持フレーム56に基部が回転自在に支持されたシャッター開閉アーム56Aが苗供給位置Pに位置する苗供給カップ40の下方にあるが、該開閉アーム56Aが図1の一点鎖線Xに示す軌跡の上死点近傍に来たカップ状の苗植付具60の連結部材61C(図6)に設けられた突起61D(図5、図6)に押されて回転すると、苗供給位置Pに位置するシャッタ52が開くことができるようになる。
【0027】
各苗供給カップ40、…の底部の開閉自在なシャッタ52が開放すると苗植付装置5の先端の尖ったカップ状の苗植付具60に苗を供給する。カップ状の苗植付具60は図1の一点鎖線Xに示す軌跡で動き、その上死点近傍で苗供給カップ40から苗を受け取り、その下死点近傍で開き、中の苗が畝に植え付ける。
【0028】
ターンテーブル41の前側には育苗トレイを1個づつ載せられる苗載台55、が設けられている。苗載台55は、植付部ミッションケース30の上端部に支持されたフレーム34に取り付けられている。
【0029】
人手により、苗載台55に載置されている育苗トレイのポット苗を各苗供給カップ40、…に補給する。ターンテーブル41の回転により苗の入った苗供給カップ40が苗供給位置まで移動すると、シャッタ52が開き苗が苗植付装置5の苗植付具60の中に落下する。
【0030】
苗をそれぞれ収納した複数の苗供給カップ40が所定の搬送経路に沿ってターンーブル41上を搬送されるが、このときターンテーブル41は苗植付装置5の作動と同期して苗供給カップ40、…の取付間隔分づつ間欠的に回転させてシャッタ閉じ棒53の切れ部でシャッター52が開放することは、すでに述べた。前記機構とは別に、図7(a)の斜視図と図7(b)の機体底面方向から見た平面図(板材56Bとストッパー56Dは図示せず))に示すように苗植付装置5の作動と同期して、苗植付装置5の構成部材に直接当接するシャッター開閉アーム56Aを設ける。すなわち、シャッター開閉アーム56Aにより苗供給カップ40のシャッター52を確実に開閉制御するために、苗植付装置5の構成部材の一部である連結部材61C(61Aと61Bの端部同士を接続する部材)(図6)に取り付けられた突起61D(図5、図6)に接触して、その作動と同期して苗供給カップ40のシャッター52を開くシャッター開閉アーム56Aをターンテーブル支持フレーム56に取り付けた。
【0031】
シャッター開閉アーム56Aはターンテーブル支持フレーム56に取り付けられた板材56Bの裏面に回転自在に連結しており、板材56Bの裏面に設けられたトルクバネ56Cで常時はシャッター52を閉じる方向に付勢され、かつストッパー56Dで付勢力が規制され、シャッター52の真下で停止する構成を有している。
【0032】
しかし苗植付装置5の連結部材61Cに突設された突起61Dが苗植付装置5の運動軌跡Xの上死点付近を通る時に、シャッター開閉アーム56Aに接触し、該シャッター開閉アーム56Aは押されてシャッター52の真下位置からシャッター52を開く方向にその基部を中心に回動する。
【0033】
苗植付装置5の一構成部材である突起61Dに接触するシャッター開閉アーム材56Aを設けたことにより苗植付装置5に直結した移動タイミングで苗供給カップ40のシャッター52を開放することができる。
【0034】
突起61Dの連結部材61Cへの取り付け位置を変えることができる機構を設けておくと、シャッター開閉アーム56Aに接触するタイミングが変更可能であるので、苗の大きさ、種類などにより、それぞれ適切内位置に調整可能である。
【0035】
こうして、シャッター52が苗植付装置の動きに確実に同期して開閉制御されため作業者は苗を植え付け易くなった。
【0036】
また、苗が通過した直後に素早くシャッター52を閉じたいが、苗が大苗だったり裸苗だと、苗の通過に時間がかかるので底ブタを長時間開けた状態にしておく必要がある。そこで図8(図8(a)は苗供給装置4の底面図、図8(b)(図8(a)の矢印A方向から見た図、蓋52は開く途中の状態を図示している点が図8(a)とは異なる)はシャッター52閉じ側のシャッタ閉じ棒53の端部の側面図)に示すようにシャッター52を閉じる側のシャッタ閉じ棒53の切れた部分の長さを伸縮自在な構成にすることでシャッターの開く時間を調節できるようにする。
【0037】
シャッタ閉じ棒53の端部53aの先端に補助閉じ棒53bを端部53aの中空部に挿脱自在のアーム53cを介して取り付ける。端部53aの伸縮位置の調整は閉じ棒端部53aと補助閉じ棒53bにそれぞれ付設された伸縮位置固定部材53d、53eの長穴でのボルトナットによる固定位置の調整で行う。
【0038】
こうして苗供給カップ40のシャッター52が閉まるタイミングを調整することができ、大苗、裸苗適応性が向上する。
【0039】
また、苗が高速でシャッター52を通過するような使用態様のとき、大苗などの場合には苗がシャッター52部分を通過し始めるときにシャッター開閉アーム56Aがシャッター52の真下近くにくるので、特に大きい苗を高速で搬送、落下させている時には苗がシャッター52部分を通過し始めるときにシャッター開閉アーム56Aが苗に当たることがあった。そこで図9の斜視図に示すようにシャッター開閉アーム56Aがシャッター52を開く方向に動くとき、シャッター開閉アーム56Aに当接する突起52aをシャッター52の先端に設けることで、シャッター52部分を通過中の苗に開閉アーム56Aが当たることはない。またストッパー56Dには弾性体56Eを設け、ストッパー56Dがシャッター開閉アーム56Aに当接する時の衝撃を緩和させることが望ましい。こうして高速植え付けをしても大苗の落下がスムーズになる。
【0040】
また、大苗に限らず、シャッター52が苗供給カップ40の内壁に当たり、又は引っかかり、苗供給カップ40内をスムーズに下に移動してシャッター52の部分を通過しないことがあった。
【0041】
そこで図10に示すように苗供給カップ40の中に底板のない内カップ40’を設けておき、この内カップ40’内に苗を苗トレイから移し、シャッター52が開くと、内カップ40’の底面の範囲内の下方領域を苗が落下する。この場合にはシャッター52が開くと内カップ40’内の範囲内に下方領域部分で苗が落下するので、苗落下時にシャッター開閉アーム56Aはそこまで復帰することができない。そのためシャッタ開閉アーム56Aが内カップ40’内を通過して苗植付装置5に落下中の苗に当たることはない。
【0042】
こうして、苗の落下を邪魔しない構成が得られ、苗はスムーズにシャッター52部分を落下することができる。
【0043】
従来は、図11(c)に示すように、裸苗(土無苗)を本苗移植機を用いて圃場に植え付ける場合には苗供給装置4に固定された苗供給カップ40を用い、その中に土無苗を入れシャッター52の開放で圃場に移植していた。しかし、図11(c)に示すように、苗とシャッター52の間に根が挟まったり、引っ掛かったりして、シャッター52がシャッター閉じ棒の切れた部分に来ても開かないことがあった。
【0044】
そこで、図11(a)の苗供給カップ40部分の側面図、図11(b)のシャッター断面図に示すようにシャッター52にリング状部材52bを取り付け、土無苗を供給カップ40入れても根はリング状部材52bの内側に収まりやすくなり、シャッター52に挟まったり、引っ掛かったりすることがなく、土無苗でも植付性が向上する。
【0045】
また、図12(a)の斜視図と図12(b)の苗供給カップ部分断面図に示すように裸苗(土無苗)の植え付け作業が容易な苗移植機を用いても良い。
【0046】
この苗移植機は苗供給カップ40のターンテーブル41上には底なしの苗供給カップ40が固着されており、該ターンテーブル41の下方の苗供給カップ40に対応する部分には一部切欠部のあるリング状の凹状溝を設けた底板52’が設けられている。そして底板52’の切欠部の下方に位置するシャッター開閉アーム56Aの頂部には苗供給カップ40の径とほぼ同径の蓋56Fが設けられている。
【0047】
底板52’の上を苗供給カップ40が摺りながら回転すると、苗供給カップ40内にある土無苗は前記リング状の凹状溝を設けた底板52’上をスムーズに滑ることができ、底板52’の切欠部に来ると、シャッター開閉アーム56Aの蓋56Fがアーム56Aの回転と共に苗供給カップ40の底板52’の切欠部分から外れ、苗が苗植付装置5内に落下する。なお、苗植付装置5の苗ガイド76の形が他の図に示す例より上方に延長した構成例を示している。
【0048】
また、図3などに示す苗移植機を用いて土無苗のように軽いとか、大きい苗を植え付けるときに図13(図13(a)は側面図、図13(b)は平面図)に示すように苗供給カップ40を叩くことにより衝撃を与える苗供給カップ打撃機構83を付設して苗供給カップ40内に入った土無苗を苗植付装置5内に確実に落下させることができる。
【0049】
苗供給カップ打撃機構83はシャッター閉じ棒53の切れた部分に対応する部分に設けた苗供給カップ40をたたく打撃プレート83a、打撃プレート83aの基部に設けた苗供給カップ40側に打撃プレート83aを付勢するスプリング83bからなる。またターンテーブル41の苗供給カップ40に対応する部分以外の部分に設けた径がターンテーブル41より大きい付属リング41aが設けられている。
【0050】
打撃プレート83aはターンテーブル41が回転して付属リング41aが欠けた部分に来るとスプリング83bの付勢力により打撃プレート83aが苗供給カップ40を叩く。その結果、シャッター52が開く時に苗供給カップ40の側面部が叩かれて、土無苗又は大苗でも容易に苗供給カップ40から苗植付装置5内に確実に落下させることができる。
【0051】
また、同様に軽い土無苗又は大きい苗を植え付けるときに図14(図14(a)は側面図、図14(b)はターンテーブル部分の平面図)を示すが苗載台55を支持する上部フレーム34に苗供給カップ40に当接する長さの水平方向に伸びるスプリング84を設けることもできる。この場合、ターンテーブル41が図14(b)に示す矢印A方向に回れる間に苗供給カップ40に当接しているスプリング84が変形し、スプリング84に当接している苗供給カップ40が十分回り切ると、スプリング84が元の形に復元しようとするが、このときターンテーブル41上の後流側の苗供給カップ40がスプリング84により強く叩かれる。
そのため苗供給カップ40内の土無苗又は大苗を容易に苗植付装置5内に確実に落下させることができる。
【0052】
また、図15(b)の側面概略図に示すように、裸苗が大きくて、葉もしっかりしていると苗を入れ易くするために上部をラッパ状にしている苗供給カップ40を用いると裸苗でも苗供給カップ40内に収めることができる。しかし苗供給カップ40を通過することが難しく、また苗植付装置5内でも、適切な位置まで確実に落下させることができないことがあった。
【0053】
そこで図15(a)の側面概略図に示すように、苗供給カップ40の形状を中間部がくびれたものにすることで苗を苗植付装置5内に確実に落下させることができる。
【0054】
ターンテーブル41の左側方且つ左側の後輪2の後方部分は、機体の進行に合わせて作業者が歩きながら苗補給作業を行うための空間部Aとなっている。作業者がこの空間部Aを歩きながら苗補給作業を行う際、ターンテーブル41と操縦ハンドル6の隙間から鎮圧輪80(図2)と鎮圧輪80の間の畝面が見えるので、苗を植付状況を監視しながら苗補給作業を行える。
【0055】
苗植付装置5は、その側面視からの作動図である図5と平面図である図6に示すように下端が尖ったカップ状の苗植付具60を備えている。この苗植付具60は、前側部材60aと後側部材60bとからなっており、苗植付具60の後方に位置する前側部材回動軸61Aに回動自在に支持された前側部材取付アーム62A、62Aに前側部材60aが一体に取り付けられ、苗植付具60の前方に位置する後側部材回動軸61Bに回動自在に支持された後側部材取付アーム62B、62Bに後側部材60bが一体に取り付けられている。よって、回動軸61A、61Bを支点にして両部材60a、60bが回動することにより、両部材60a、60bの下部が開閉動作をする。前側部材取付アーム62Aと後側部材取付アーム62Bに形成された長穴(図示せず)に遊嵌する連動ピン63によって、前側部材60aと後側部材60bは互いに連動して回動する。
【0056】
前側部材取付アーム62Aの脚部62aAと後側部材取付アーム62Bの脚部62aBとの間に、前側部材60a及び後側部材60bを閉じる側に付勢するスプリング64が張設されている。この苗植付具60は、下記の作動機構によって所定の動作を行う。
【0057】
第二植付伝動ケース32から上方に突出する支持部33a(図1)に後リンク支持アーム67Aが回動自在に取り付けられ、その支持アーム67Aに基部が枢着された後リンク68Aの後端に前側部材回動軸61Aが連結されている。後リンク68Aの中間部には、第二植付伝動ケース32の後端部に設けた後リンク駆動アーム69Aが連結されている。また、植付部ミッションケース30に前リンク支持アーム67Bが回動自在に取り付けられ、その支持アーム67Bに基部が枢着された前リンク68Bの後端に後側部材回動軸61Bが連結されている。
【0058】
前リンク68Bの中間部には、第一植付伝動ケース31の後端部に設けた後リンク駆動アーム69Bが連結されている。エンジン9の駆動力がミッションを経由して伝達されて両駆動アーム69A、69Bが駆動回転すると、後リンク68A及び前リンク68Bが基部の位置を前後に変動させつつ上下に揺動し、苗植付具60が一定姿勢のまま上下動する。
【0059】
後リンク68Aの基部には開閉アーム71が回動自在に取り付けられ、その開閉アーム71の先端部と前側部材取付アーム62Aとが開閉ロッド72で連結されている。また、後リンク68Aの中間部には後リンク駆動アーム69Aと一体に回転する開閉カム73が取り付けられている。この開閉カム73のカムフォロアとしてのローラ74が開閉アーム71に設けられている。
【0060】
苗植付具60がその移動軌跡X(図1)の下死点付近にある位置から上昇する行程で、開閉カム73がローラ74に係合するようになっている。開閉カム73がローラ74に係合すると、開閉ロッド72が引かれ、前側部材60aと後側部材60bが互いに連動して、それぞれの下端が開くように回動する。開閉カム73がローラ74に係合しない時は、スプリング64の張力によって前側部材60aと後側部材60bの下端部は閉じている。
【0061】
苗植付具60は図1の一点鎖線Xで示す軌跡で運動し、その上死点にある時に、苗供給装置4により苗が落下供給される。供給された苗は、前側部材回動軸61Aと後側部材回動軸61Bに取り付けられている筒状の苗ガイド76を通って苗植付具60内に導かれる。苗を保持した苗植付具60が下降し、一点鎖線Xで示す軌跡の下死点では苗植付具60の下部が畝の表土部に突き刺さり、苗移植用穴を形成する。これとほぼ同期して苗植付具60の前側部材60aと後側部材60bの下端部が開き、保持していた苗を上記苗移植用穴の中に解放する。そのまま苗植付具60が上昇し、上死点付近まで上昇すると苗植付具60が閉じる。
【0062】
前記第二植付伝動ケース32は苗植付装置5の左側方に位置している。そして、該苗植付具60と一体で、苗植付具60の上方で落下する苗を案内する筒状の苗ガイド76(図6)が取り付けられている。第二植付伝動ケース32によって、苗補給作業時に作業者が苗植付装置5に干渉することを防いでいる。
【0063】
また、苗植付位置の後方には、左右一対の鎮圧輪80、80が設けられている。この鎮圧輪80、80は、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに取り付けられ、ロッド92に遊嵌させた重り81によって下向きに付勢されており、機体の進行に伴って畝面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴の周囲の土を崩落させて穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧するようになっている。
【0064】
また、上記ロッド92はメインフレーム14の前後中間部に固着した支持枠86に上下に揺動自在に支持された揺動フレーム87の後端部に取り付けられている。畝面の凹凸に応じて鎮圧輪80、80が機体に対し上下動すると、その鎮圧輪80、80の上下動による接地プレート28が畝の上面を検出して感知リンク機構29を介して油圧バルブユニット20内の昇降用油圧バルブ(図示せず)に伝えられ、揺動フレーム87の角度が元に戻る方向に昇降シリンダ21を作動させる。これにより、畝の上面から機体までの高さを一定に維持するように機体を昇降制御する。
【0065】
更に、メインフレーム14の後部には鎮圧輪固定レバー90が回動自在に支持され、鎮圧輪固定レバー90は鎮圧輪80、80を非接地状態まで上昇させた位置で固定するものである。
【0066】
揺動フレーム87は機体の右側に配置されているので、機体の左側を歩行する作業者がこの揺動フレーム87に接触することがなく、確実な鎮圧を行えると共に、機体の昇降を正確に行える。
【0067】
なお、油圧バルブユニット20内のローリング用油圧バルブは左右傾斜検出用の振り子95(図1)の動きに連動して切り替わるようになっており、機体が左右に傾斜するとローリングシリンダ27が適宜作動し、機体を左右水平に戻すように制御する。
【0068】
操縦ハンドル6は両端が後方に延びる平面視略コ字形をしており、その両端部にグリップ6a、6aが取り付けられている。旋回時や路上走行時には、作業者がグリップ6a、6aを握って操縦する。操縦ハンドル6は機体の左右中心から右側にずらせて設けられているので、畝の右側の溝を歩行しながらハンドル操作や苗補給作業を行いやすく、また、機体の左側を歩行しながら苗補給作業を行う時に邪魔にならない。
【0069】
グリップ6a、6aの下側にはサイドクラッチレバー100、100が設けられている。また、操縦ハンドル6の基部には操作パネル101が設けられ、該操作パネル101に、苗供給装置4及び苗植付装置5へ伝動する植付クラッチの入・切操作と機体の昇降操作をする植付昇降レバー102、メインクラッチの入・切操作をするメインクラッチレバー103等が設けられている。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、苗供給カップ(40)の底部(シャッター52)が苗植付装置(5)の動きに確実に同期して開閉制御されるため作業者は苗を植え付け易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の苗移植機の側面図である。
【図2】 図1の苗移植機の平面図である。
【図3】 図1の苗移植機の走行部と植付部の連結部分の斜視図である。
【図4】 図1の苗移植機のターンテーブルの平面図である。
【図5】 図1の苗移植機の苗植付装置の運動状態を示す側面図である。
【図6】 図1の苗移植機の苗植付装置の平面図である。
【図7】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の斜視図(図7(a))と平面図(図7(b))である。
【図8】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の平面図(図8(a))とシャッター閉じ棒の端部の側面図(図8(b))である。
【図9】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の斜視図である。
【図10】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の斜視図である。
【図11】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の側面図(図11(a))とシャッター部分の断面図(図11(b))と側面図(図11(c))である。
【図12】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の斜視図(図12(a))とシャッター部分の断面図(図12(b))である。
【図13】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の側面図(図13(a))と平面図(図13(b))である。
【図14】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の側面図(図14(a))と平面図(図14(b))である。
【図15】 図1の苗移植機の一実施の形態の苗供給カップ付近の側面図(図15(a))と従来の苗供給カップ付近の側面図(図15(b))である。
【符号の説明】
1 野菜移植機 1a 走行部
1b 植付部 2 後輪
3 前輪 4 苗供給装置
5 苗植付装置 6 操縦ハンドル
6a グリップ 7 走行部ミッションケース
7a PTO取出部 9 エンジン
10 油圧ポンプ 11 燃料タンク
12 ボンネット 13 連結フレーム
14 メインフレーム 15 回動筒部
16 走行伝動ケース 17 前輪支持フレーム
17a ピボット軸 18 前輪支持ロッド
20 油圧バルブユニット 21 昇降シリンダ
21a ピストンロッド 22 天秤杆
23 取付部材 24 ガイド軸
25 スイングアーム 26 連結ロッド
27 ローリングシリンダ 28 接地プレート
29 感知リンク機構 30 植付部ミッションケース
30a 入力軸 31 第一植付伝動ケース
32 第二植付伝動ケース 33a 支持部
34 上部フレーム 35 ボルト
36 畝案内ローラ支持アーム 36a 畝案内ローラ支持アウターアーム
36b 畝案内ローラ支持インナーアーム
37 ローラ回転軸支持部材 38 セットボルト
39 取付片 40 苗供給カップ
40’ 内カップ 41 ターンテーブル
41a ターンテーブル付属リング
42 支持板 43 中心軸
44 補強板 45 ラチェットホイール
46 ラチェット爪 47 ラチェットアーム
48 ロッド 49 苗供給駆動アーム
50 苗供給駆動ロッド 52 シャッター(底部)
52a 突起 52b リング状部材
52’ 底板 53 シャッタ閉じ棒(開放規制具)
53a 端部 53b 補助閉じ棒
53c アーム 53d、53e 伸縮位置固定部材
55 苗載台 56 ターンテーブル支持フレーム
56A シャッター開閉アーム 56B 板材
56C トルクバネ 56D ストッパー
56E 弾性体 56F 蓋
57 植付深さ調節レバー 60 カップ状苗植付具
60a 前側部材 60b 後側部材
61A 前側部材回動軸 61B 後側部材回動軸
61C 連結部材 61D 突起
62A 前側部材取付アーム 62aA、62aB 脚部
62B 後側部材取付アーム
63 連動ピン 64 スプリング
67A 後リンク支持アーム 67B 前リンク支持アーム
68A 後リンク 68B 前リンク
69A 前リンク駆動アーム 69B 後リンク駆動アーム
71 開閉アーム 72 開閉ロッド
73 開閉カム 74 ローラ
76 苗ガイド 80 左右一対の鎮圧輪
81 重り 82 鎮圧輪フレーム
83 打撃機構 83a 打撃プレート
83b スプリング 84 スプリング
85 植付深さ調節レバー 86 支持枠
87 揺動フレーム 88 連動機構
90 鎮圧輪固定レバー 92 ロッド
95 左右傾斜検出用の振り子 100 サイドクラッチレバー
101 操作パネル 102 植付昇降レバー
103 メインクラッチレバー

Claims (3)

  1. 苗をそれぞれ収納し、開放自在の底部(52)を有する複数の苗供給カップ(40)を所定の搬送経路に沿って搬送する搬送装置(41)と、上下動して前記苗供給カップ(40)から苗の供給位置で苗を受け取り圃場に植え付ける苗植付装置(5)とを設け、前記苗供給カップ(40)苗の供給位置にあるときにのみ苗供給カップ(40)の底部(52)の開放規制を解き、底部(52)を開いて苗供給カップ(40)内の苗を下方の前記苗植付装置(5)内に落とす開放規制具(53)前記搬送装置(41)に取り付けた苗移植機において、
    前記開放規制具(53)は、前記苗供給カップ(40)の底部(52)に接し、前記苗の供給位置の部分が切れた棒状部材からなり、苗供給カップ(40)の底部(52)を閉じる側の端部に、前記切れた部分の長さを伸縮可能な伸縮手段を設け、
    前記開放規制具(53)のさらに下方に前記苗植付装置(5)上下動に連動して前記苗供給カップ(40)の底部(52)の開放タイミングの調整が可能な底部開閉アーム(56A)を設け、
    該底部開閉アーム(56A)は、前記搬送装置(41)を支持するフレーム(56)に基部が回転自在に支持されると共に前記苗の供給位置の苗供給カップ(40)の底部に位置するように付勢手段(56C,56D)によって付勢され、前記苗植付装置(5)が上動して該苗植付装置(5)の一構成部材である突起(60d)が接触すると前記苗供給カップ(40)の底部から回転して前記苗供給カップ(40)の底部(52)を開いて開放タイミングを調整する構成であり、
    前記苗植付装置(5)が上動して前記底部開閉アーム(56A)が前記苗供給カップ(40)の底部(52)を開く方向に動くときに、前記底部開閉アーム(56A)に当接して、前記苗供給カップ(40)の底部(52)を通過中の苗に前記底部開閉アーム(56A)が当たらないようにするための突起(52a)を、前記苗供給カップ(40)の底部(52)の先端に設けたことを特徴とする苗移植機。
  2. 前記苗供給カップ(40)の底部(52)の上面に、苗の根を内側に収めるリング状の部材(52b)を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  3. 前記苗供給カップ(40)をたたく打撃プレート(83a)と、該打撃プレート(83a)の基部に設けられ苗供給カップ(40)側に打撃プレート(83a)を付勢する付勢手段(83b)とを備え、前記苗供給カップ(40)が苗の供給位置にあるときに、前記付勢手段(83b)によって打撃プレート(83a)が苗供給カップ(40)をたたく苗供給カップ打撃機構(83)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の苗移植機。
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