JPH07102016B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

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JPH07102016B2
JPH07102016B2 JP63288469A JP28846988A JPH07102016B2 JP H07102016 B2 JPH07102016 B2 JP H07102016B2 JP 63288469 A JP63288469 A JP 63288469A JP 28846988 A JP28846988 A JP 28846988A JP H07102016 B2 JPH07102016 B2 JP H07102016B2
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JP
Japan
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seedling
transplanter
piece
turntable
shaft
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JP63288469A
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美徳 吉田
薫 本多
眞一 曽根
生夫 村山
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
松山株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は移植機に係り、たとえば、マルチフィルムで被
覆された畝上の移植部にレタス等の移植苗を移植しつつ
進行するものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の移植機としては、たとえば、左右に走行
輪を有する移植機本体の上部に落下口を1ケ所に有する
案内円盤を固定するとともに、この案内円盤上にターン
テーブルを回転自在に設け、このターンテーブルの外周
部に所定間隔をおいて前記案内円盤を底板とする多数の
苗収容体を配設し、前記移植機本体に上下動機構を介し
て前記落下口から落下される移植苗を収受して畝の移植
部に移植する移植器を上下動自在に設けた構成のものが
ある。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の移植機の構成では、ターンテーブルを回動し
てその苗収容体の1つを順次案内円盤の落下口上に移動
し、この落下口から苗収容体の移植苗を移植器に落下収
容するものであるが、この際、この各苗収容体内の移植
苗の底部は案内円盤上に支持されかつこの案内円盤を摺
動しつつ落下口に移動されるため、ターンテーブルの回
転抵抗が大きく、かつまた各苗収容体内の移植苗の数量
によりターンテーブルの回転抵抗が変化することによっ
て苗収容体内の移植苗と案内円盤の落下口との位置合せ
が不確実になることがあり、また、苗収容体内の移植苗
を、案内円盤の落下口から正確に落下できるようにター
ンテーブルの回動を制御するのに複雑な制御手段を必要
とするとともに、この案内円盤の落下口上に移植苗を収
容した苗収容体が移動されたときには必ずこの落下口の
直下に移植器を上昇移動させるのに複雑な制御手段を必
要とし、かつまたその構造も複雑になるという問題があ
る。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたもの
で、苗収容体内の移植苗によって回転抵抗を受けること
なくターンテーブルを円滑に回動できるとともに、この
苗収容体自体で移植苗を保持して移動でき、またターン
テーブルの回動及び移植苗供給部に移動された苗収容体
の落下口の開閉は移植器の昇降動作に関連して行なうこ
とができ、これにより移植苗を収容した各苗収容体を移
植苗供給部に円滑かつ確実に移動することができるとと
もに、この移植苗供給部の苗収容体の直下に移植器を確
実に移動して移植器に苗収容体内の移植苗を円滑に収受
できるようにした移植機を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明の移植機は、移動自在の移植機本体と、この移植
機本体の上部に設けた支持フレームに上下方向の回転軸
を中心として水平方向に回転自在に設けられ外周部に所
定の間隔をおいて移植苗を収容する多数の苗収容体及び
この各苗収容体に開口した移植苗の落下口を閉塞して移
動される開閉自在のシャッターを有するターンテーブル
と、このターンテーブルに固着されたラチェットギヤに
係脱する進退自在のラチェットを有しこのラチェットに
て前記ターンテーブルを所定の角度毎に間歇的に回動さ
せこのターンテーブルの各苗収容体の1つを順次移植苗
供給部に移動させるターンテーブル回動手段と、前記支
持フレームに上下動自在に設けられ前記ターンテーブル
にて前記移植苗供給部に移動された前記苗収容体のシャ
ッターを開動作させてその落下口を開口させるシャッタ
ー解除体と、前記支持フレームに設けられ前記苗収容体
の落下口から収受した移植苗を畝の移植部に移植させる
開閉自在の苗植付体を有する移植器と、前記支持フレー
ムに上下方向に回動自在に取着され前記ターンテーブル
回動手段を作動して前記ターンテーブルを間歇的に回動
させかつ前記移植苗供給部に移動された苗収容体の直下
に前記移植器を上昇させるとともに前記シャッター解除
体を作動させ前記苗収容体の落下口を開口させて移植苗
を前記上昇された移植器内に収受させるリンク機構と、
このリンク機構の作動に連動され前記移植器による移植
苗の移植とともに移植器の苗植付体を開放させる作動杆
と、を具備したものである。
(作用) 本発明の移植機では、リンク機構が上昇回動されること
により、ターンテーブル回動手段が作動されるとともに
移植器がターンテーブルの移植苗供給部に向かって上昇
されるが、この上昇途中においてターンテーブル回動手
段のラチェット及びラチェットギヤにてターンテーブル
が所定の角度だけ回動されてその移植苗を有する1つの
苗収容体が移植苗供給部に移動されるとともに、リンク
機構にてシャッター解除体が作動され、このシャッター
解除体によって移植苗供給部に移動された苗収容体のシ
ャッターが開動作される。そして、この苗収容体の落下
口が開口されるとともに、この苗収容体内の移植苗はリ
ンク機構によってあらかじめ移植苗供給部に上昇されて
いる移植器内に自動的に落下収受される。
また、リンク機構の上昇回動によって前記のようにター
ンテーブルが所定の角度だけ回動されると、前工程で移
植苗を落下供給した空の苗収容体のシャッターが自動的
に閉方向に回動され、このシャッターによって再び空の
苗収容体の落下口が閉塞され、移植苗の収容に備える。
つぎに、リンク機構が下降回動されると、移植苗を収受
した移植器が下降されるとともにシャッター解除体が復
帰作動され、このシャッター解除体が次の笛収容体のシ
ャッターの開動作に備える。また、リンク機構によって
移植器がさらに下降されると、この移植器の苗植付体が
畝の移植部に突き刺さり、この移植器内の移植苗が移植
部に垂直状に移植されるとともに、このリンク機構の動
作に作動杆が連動され、この作動杆の作動によって移植
器の苗植付体が開動作される。
また、この苗植付体が開動作されるとともに、この移植
器がリンク機構の上昇回動によって畝の移植部がら引き
上げられ、この移植器の引き上げ動作途中においてリン
ク機構の動作に作業杆が連動され、この作動杆の復帰動
作とともに、移植器の苗植付体が閉塞され、つぎの移植
作業に備える。
このようにして、移植機本体が畝に倣って進行されるこ
とに伴って、所定の間隔毎に昇降動作される移植器が順
次間歇的に回動されるターンテーブルの苗収容体の1つ
から移植苗を順次収容するとともに、この移植苗を畝の
移植部に所定の間隔毎に順次移植することができるもの
である。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添附図面に基づいて説明す
る。
1は移植機本体としての走行フレームで、この走行フレ
ーム1の左右部に車軸2にて走行輪3がそれぞれ回転自
在に軸架されている。また、前記走行フレーム1にはエ
ンジン4及びミッション5が相対して搭載され、前記エ
ンジン4の出力軸6に固着されたプーリー7と前記ミッ
ション5の入力軸8に固着されたプーリー9との間には
無端ベルト10が回行自在に懸架され、この無端ベルト10
の回行下部には回転自在に軸架されたテンションプーリ
ー11が係合されている。また、前記ミッション5の出力
軸には前記車輪2が連動連結されている。そして、前記
エンジン4、ミッション5、プーリー7,9及び無端ベル
ト10にて駆動機構24が構成されている。
また、前記走行フレーム1の前端部における中間部には
回動中心軸28が前方に向けて水平状に突設されていると
ともに、この走行フレーム1の後端部における中間上部
には細巾板状の支持枠12が一体に突設され、この支持枠
12の上端近傍部に多数の係止孔13が所定の間隔をおいて
中間部が高く左右部が次第に低くなるように弧状に配設
されている。また、前記支持枠12の下端部はL型支枠14
を介して前記走行フレーム1の後端下部に固着され、こ
のL型支枠14の垂直板部及びこれに支持された支持枠12
の下端部に挿通孔15が前後方向に貫通形成され、この挿
通孔15内に回動軸16が回動自在に挿通されている。
また、前記回動軸16の前端部には前記L型支枠14に係止
されるストッパーピン17が直交方向に挿通係止されてい
るとともに、この回動軸16の後端部に固着されたブラケ
ット18の左右の取付片19間には横軸20を介して操作ハン
ドル21の下端部の筒体22が回動自在に取着されている。
また、この操作ハンドル21の略中間部には前記支持枠12
の多数の係止孔13の直径より小径でこの多数の係止孔13
の中の選択した1つに対して揺動自在に挿通する係止ピ
ン23が支持枠12に向かって突設されている。
また、前記横軸20にはスプリング25が捲回され、このス
プリング25の支持部26が前記操作ハンドル21の下端近傍
部に圧接され、このスプリング25によって前記操作ハン
ドル21は常時前記支持枠12側に向かって附勢弾持されて
いる、さらに、前記走行フレーム1の左右部から後上方
に向かって支持ハンドル27が突設されている。
つぎに、前記走行フレーム1の前記回動中心軸28には軸
受体29を介してこの軸受体29と一体の移植機本体として
の植付フレーム30が水平面に対して左右方向に回動自在
に連設され、前記軸受体29の下側部に前後方向に延在し
た連動杆31の先端部32が固着され、この連動杆31の後端
部33が前記回動軸16を介して前記ブラケット18に固着さ
れている。そして、前記支持枠12、横軸16、ブラケット
18、操作ハンドル21、スプリング25及び連動杆31にて前
記植付フレーム30を軸受体29を介して回動中心軸28を中
心として水平面に対して左右方向に回動しかつその傾斜
角度を調節する角度調節機構34が構成されている。
また、前記植付フレーム30の前側左右部に支軸35を介し
て支持ロッド36の上部が回動自在に軸架され、この左右
の支持ロッド36の下端部に移植部の上側部を鎮圧する鎮
圧輪37が回転自在に軸架され、この左右の支持ロッド36
の上端部と前記植付フレーム30との間にはコイルスプリ
ング38が張設され、このコイルスプリング38によって前
記鎮圧輪37が常時下方に向かって附勢されている。
また、前記植付フレーム30の前端左右部に支軸39を介し
て支持アーム40の基端部が回動自在に取着され、この左
右の支持アーム40の前端部間を連結した前枠41の中間前
部に取付板42が上下平行に突設され、この上下の取付板
42にはコ字形状の支枠43の中間上部に突設された縦軸44
が回動自在に挿通係止されている。また、この縦軸44の
上端部に案内片45が回動自在に取着され、前記支枠43の
左右の支片46間に車軸47を介して畝の上面部を整地する
とともに植付深さを規制するローラ状の前輪48が回転自
在に軸架されている。
また、前記車軸47の左右両端部に揺動アーム49の基端部
が上下方向に揺動自在に軸着され、この左右の揺動アー
ム49の前端部間に山形状に形成された車軸50の中間部が
軸着され、この車軸50の左右の傾斜軸部51に畝の左右両
側部に係合するガイドローラ52がそれぞれ回転自在に軸
架されている。また、前記左右の揺動アーム49の前端近
傍部に取付軸53を介して調節支杆54が回動自在に軸支さ
れ、この調節支杆54の上部が前記案内片45に進退自在に
挿通され、この調節支杆54のストッパー55と案内片45と
の間において調節支杆54にコイルスプリング56が捲回さ
れ、このコイルスプリング56によってガイドローラ52を
有する左右の揺動アーム49が上下方向に揺動自在に弾持
されている。
また、前記支枠43の左右両側部に突片57が水平状に突設
され、この左右の突片57にコイルスプリング58を介して
連繋したねじ杆59が前記左右の支持アーム40の支持片60
にナット61を介してそれぞれ進退調節自在に螺着係止さ
れ、この左右のコイルスプリング58及びねじ杆59によっ
て前記前輪48及び左右のガイドローラ52がそれぞれ左右
方向に調節自在に支持されている。
さらに、前記一方側の支持アーム40の基端部に前記支軸
39を介して作動片62が後上方に向かって一体に突設さ
れ、この作動片62の後端部に支軸63にて回動自在に軸着
されたナット体64内にハンドル65を有するねじ杆66が進
退自在に螺着され、このねじ杆66の上部は案内体68内に
回動かつ進退自在に挿通され、この案内体68は前記植付
フレーム30の一側前端部に固着されたブラケット67に支
軸67aにて回動自在に支持されている。
つぎに、前記植付フレーム30の略中間上部に支持フレー
ム69が一体に立設され、この支持フレーム69の後側上下
部にはスプロケット70を有する駆動軸71並びにスプロケ
ット72及びプーリー73を有する回転軸74が回転自在に軸
架され、この上下のスプロケット70,72間には無端チェ
ーン75が回行自在に懸架されているとともに、前記プー
リー73と前記ミッション5の出力軸76に固着されたプー
リー77との間には無端ベルト78が回行自在に懸架され、
この無端ベルト78の回行上部及び回行下部にはテンショ
ンローラ79,80が係合されている。
前記駆動軸71は前記支持フレーム69の相対する枠板81に
固着された軸受体82間に回転自在に軸架され、この駆動
軸71の一端部の摺動軸部83にクラッチ爪84を外周端部に
有する切換体85が図示しないキーを介して軸方向に摺動
自在にかつ軸廻り方向固定状態に嵌挿され、この摺動軸
部83の外端部に縮径段部86を介して外方に突出された突
出軸部87に前記スプロケット70が回動自在に軸架され、
このスプロケット70の内壁凹部88内に前記切換体85のク
ラッチ爪84が係脱自在に噛合するクラッチ爪89が形成さ
れている。
また、前記切換体85の一側部に連結軸90にて切換レバー
91の中間部が回動自在に軸着され、この切換レバー91の
一端部が前記一方側の枠板81に突設された突片92に支軸
93にて回動自在に軸着され、この切換レバー91の他端部
にワイヤー94の一端部が回動自在に軸着され、このワイ
ヤー94の他端部は前記支持ハンドル27に設けられた回動
自在の操作レバー95に係着される。また、前記切換体85
と前記一方側の軸受体82との間において前記摺動軸部83
の外周部にコイルスプリング96が捲装され、このコイル
スプリング96によって切換体85は常時スプロケット70側
に向かって附勢され、それぞれのクラッチ爪84,89の相
互が噛合されるようになっている。そして、前記スプロ
ケット70、切換体85、切換レバー91、ワイヤー94、操作
レバー95及びコイルスプリング96によって駆動軸71に対
する動力切換機構97が構成されている。
また、前記支持フレーム69の天板98に軸受体99にて上下
方向の回転軸100が回転自在に支持され、この回転軸100
の上部にラチェットギヤ101が固着されているととも
に、このラチェットギヤ101の上部に位置して前記回転
軸100には円盤状のターンテーブル102の中心部が嵌着固
定されている。また、このターンテーブル102の下面部
にブレーキリング103が下方に向かって突設されている
とともに、このターンテーブル102の外周縁部には所定
の間隔をおいて多数の苗収容体104がそれぞれ固着され
ている。この各苗収容体104は逆円錐形状のホッパー部1
05及び筒状部106を有して上下一体に形成され、この筒
状部106の下端部に落下口107が開口されている。
また、前記各苗収容体104の近傍に位置して前記ターン
テーブル102の下部には取付軸108がそれぞれ一体に垂設
され、この各取付軸108に前記各苗収容体104の落下口10
7を開閉するシャッター109の基端部が水平方向に回動自
在に軸架され、この各取付軸108とこれに対向した各シ
ャッター109との間にそれぞれの落下口107を常時開放す
るようにシャッター109を内方に向かって附勢したトグ
ルばねのようなスプリング110が張設されている。
また、前記ブレーキリング103の外方部にはこのブレー
キリング103より大径のガイドリング111が放射状の支持
片112にて固定され、このガイドリング111の進行方向の
前側部には解除口111aが開口され、この解除口111aの前
方部の移植苗供給部113に前記各苗収容体104が順次移動
停止されるようになっている。そして、このガイドリン
グ111によって前記ターンテーブル102の各シャッター10
9はそれぞれスプリング110に抗して苗収容体104の落下
口107を閉塞する位置に押動された状態で移動され、こ
の各シャッター109がガイドリング111の解除口111aの位
置に移動されるとともに、それぞれのスプリング110の
復帰力によって落下口107を開口するようになってい
る。
また、前記支持フレーム69の天板98上における解除口11
1a側に一対の支片114が相対して突設され、この一対の
支片114に支軸115にて解除片116が上下方向に回動自在
に軸着され、この解除片116の先端部には前記ガイドリ
ング111の解除口111aにおける一側開口縁部に連続しシ
ャッター109を押動する押動片117が垂直状に形成されて
いる。また、この解除片116の先端下部にシャッター解
除体としての作動ロッド118の上端部が支軸119にて回動
自在に軸着され、この作動ロッド118の下端部に回動自
在に取着された連動軸120に上下動片121の一端部が回動
自在に軸着され、この上下動片121の他端部が前記支持
フレーム69の一側前部の途中に取付軸122にて回動自在
に軸支されている。
さらに、前記支持フレーム69の天板98における他側前部
に支持片124が前記解除口111aに向かって延在され、前
記解除口111aにおける他側開口縁部に突出された前記支
持片124の先端部にガイドローラ125が回転自在に軸架さ
れている。そして、このガイドローラ125によってター
ンテーブル102の回動とともに各苗収容体104のシャッタ
ー109をスプリング110に抗して落下口107に向かって押
動しかつこのシャッター109にて再び落下口107を閉塞さ
せるとともに、このシャッター109をガイドリング111に
受継させるようになっている。
つぎに、前記支持フレーム69には上下方向に回動自在の
リンク機構126を介して移植器127及びバーナーなどから
なる熱穿孔体128が上下回動自在に連設されている。前
記リング機構126は、前記支持フレーム69の前後部に所
定の間隔をおいて固着された第1の固定軸129、第2の
固定軸130及び第3の固定軸131をそれぞれ有し、この第
1ないし第3の固定軸129,130,131にはそれぞれ第1の
支持片132、第2の支持片133及び第3の支持片134の上
端部が回動自在に軸架されている。
そして、第1の支持片132の下端部には作動片135の中間
部が支軸136にて回動自在に軸着され、この作動片135の
上端部に支軸137にて回動自在に軸着された回動片138の
基端部が前記駆動軸71に固着され、前記作動片135の下
端部には支軸139にて第1の連動片140の基端部が回動自
在に軸着され、この作動片135の下端部の取付軸141には
中空円筒状の押動体142の軸受体143が回動自在に取着さ
れている。
また、前記作動片135の途中後部に突出された突片144の
係止ピン145と前記第1の連動片140の基端部の近傍の係
止ピン146との間にコイルスプリング147が張設され、こ
のコイルスプリング147によって第1の連動片140は支軸
139を中心として常時作動片135側の上方に向かって附勢
されている。また、前記第1の連動片140の後部に第1
の連動軸148が突設され、この第1の連動軸148に前記第
2の支持片133の下端部およびL形連動片150の中間部が
それぞれ回動自在に軸着され、このL形連動片150の水
平状部の先端部と前記第3の支持片134の下端部とは第
2の連動軸149にて回動自在に軸着されている。
また、前記第1の連動軸148と第2の連動軸149との間は
前記第2の固定軸130と第3の固定軸131との間と同じ間
隔で配設され、かつ前記第2の支持片133と第3の支持
片134とは平行に軸着されている。また、前記L形連動
片150の垂直状部の下端部に突出された第3の連動軸151
に第2の連動片152の基端部が回動自在に軸着され、こ
の第2の連動片152と前記第1の連動片140とは前方に向
かって平行に延在され、この第1の連動片140の先端部
と第2の連動片152の先端部には前記移植器127の一側部
が上下の支軸153,154にて回動自在に取着されている。
この移植器127は、逆円錐形状に形成された苗収受体155
を有し、この苗収受体155の前後部にそれぞれ一対の取
付片156,157が相対して固着され、この一側部の一対の
取付片156における上下部間に前記支軸153,154がそれぞ
れ固定されているとともに、他側部の一対の取付片157
における上下部間に支軸158,159がそれぞれ固定されて
いる。また、前記苗収受体155の前後下部の支軸154,159
に前記苗収受体155の底部の案内口160に連続する連通口
161を有する苗植付体162が開閉自在に軸着されている。
この苗植付体162は、横断面コ字形状に分割形成された
前後一対の植付片163,164からなり、この一対の植付片1
63,164の閉合時にはこの一対の植付片163,164によって
上端部間に前記連通口161が形成されるとともに、この
連通口161の下方部に案内通路165が連通形成されるよう
になっている。また、前記一対の植付片163,164の上端
外側部に突設された水平状のフランジ166,167の中間部
には前記前後下部の支軸154,159に回動自在に軸着した
支片168,169がそれぞれ突設され、このフランジ166,169
の左右部の相対する接合部の近傍部に突片170,171が互
いに相手方に向かって突設され、この左右部の突片170,
171間に支軸172が回動自在に挿通され、この少なくとも
一方側の支軸172と前記苗収受体155の開口縁部との間に
コイルスプリング173が張設されている。
そして、前記コイルスプリング173によって一対の植付
片163,164が上方に向かって附勢弾持されて常時は閉合
されかつ垂直状に支持され、この一対の植付片163,164
からなる連通口161は案内口160に連通開口されるように
なっている。また、前記一方側の支軸172に軸支された
一方の植付片163の突片170は大きく後方に延在されて連
結突片174として形成され、この連結突片174の先端部に
前記苗収受体162を開閉する作動杆175の一端部が支軸17
6にて回動自在に軸着され、この作動杆175の他端部の摺
動部175aが前記押動体142内に摺動自在に挿入されてい
るとともに、この作動杆175の摺動部175aに前記押動体1
42の開口縁部に係脱する押動体142より大径のストッパ
ー177が固着されている。また前記第1連動片140の先端
近傍部に前記上下動片121の先端部及び作動ロッド118を
押動する押動ピン178が突設されている。
さらに、前記第3の支持片134の上端部に固着された作
動片179が前記第3の固定軸131に回動自在に軸支され、
この作動片179の上端部に連動杆180の一端部が支軸181
にて回動自在に軸着され、この連動杆180の他端部に回
動自在に軸着された回動アーム182の基端部が前記回転
軸100に軸受体183を介して回動自在に支持されている。
また、この回動アーム182上に支軸184にて前記ラチェッ
トギヤ101を回転させるラチェット185の基端部が回動自
在に軸着され、このラチェット185は支軸184との間に係
着されたスプリング186によって常時ラチェットギヤ101
側に附勢されている。
そして、前記作動片179、前記連動杆180、前記回動アー
ム182、前記軸受体183、及び前記スプリング186にて附
勢支持され前記ラシェットギヤ101に係脱してラチェッ
トギヤ101を回転させるラチェット185にて前記ターンテ
ーブル102を所定の角度毎に順次間歇的に回転させるタ
ーンテーブル回動手段210が構成されている。
つぎに、前記移植器127の他方側の取付片157における上
下の支軸158,159に第1の支杆187及び第2の支杆188の
基端部がそれぞれ回動自在に軸着され、この第1の支杆
187及び第2の支杆188の先端部に前記上下の支軸158,15
9と同じ間隔で第1の支杆187と第2の支杆188を平行に
支持する上下の支軸189,190を介して吊持枠191が回動自
在に軸着され、この吊持枠191の下端部に突設された支
持体192に前記熱穿孔体128か垂直状に支持されている。
また、前記第2の支杆188の先端上部に制動板193が直角
状に一体に突設され、この制動板193の上端部に固着さ
れたナット194にストッパーとしてのボルト195が進退調
節自在に螺着され、このボルト195の先端部が前記吊持
枠191の係止板部196に係止され、このボルト195にて前
記熱穿孔体128の下降回動を制止しかつ熱穿孔体128を垂
直状に支持するようになっている。
つぎに、前記支持フレーム69の天板98の後側部に支持ア
ーム197が水平状に突設され、この支持アーム197の先端
部に横軸198を介して一対のブレーキ片199,200の中間部
が開閉自在に対設され、この一対のブレーキ片199,200
の上端内側部に前記ブレーキリング103を内外側部から
挾持するゴム板などからなるブレーキシュ201が固着さ
れている。また、前記一対のブレーキ片199,200の先端
近傍部間にボルト202が進退自在に挿通され、このボル
ト202の頭部203と一方のブレーキ片199との間において
ボルト202にコイルスプリング204が捲装されているとと
もに、他方のブレーキ片200の外方に突出したボルト202
のねじ軸部にナット205が進退調節自在に螺着され、こ
のナット205によって前記一対のブレーキシュ201による
ブレーキリング103に対する制動圧を調節するようにな
っている。
さらに、前記一対のブレーキ片199,200の基端部間に一
方側のブレーキ片199のガイド108を介してワイヤー206
の一端部が進退自在に挿通され、この他方のブレーキ片
200側に引出されたワイヤー206の引出端部に抜け止め用
の係止具207が固着されているとともに、このワイヤー2
06の他端部が前記操作レバー95に係着されている。そし
て、前記ブレーキシュ201有する開閉自在の一対のブレ
ーキ片199,200、ボルト202、コイルスプリング204、ナ
ット205、ワイヤー206及び操作レバー95によってブレー
キリング103の回動に対する制動及び制動を解除するブ
レーキ機構209が構成されている。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
マルチフィルムFで被覆された畝Aを跨ぐように移植機
の左右の走行輪3を、前記畝Aの左右の溝部Bに配置す
る。そして、ハンドル65を回動してねじ杆66をナット対
64に対して進退動すると、作動片62を介して支軸39を中
心として左右の支持アーム40が上下動調節されるととも
に前輪48がマルチフィルムFを介して畝Aの移植部C上
を進行する最適高さ位置に配置される。また、左右の支
持アーム40におけるナット61を回動してそのねじ杆59を
コイルスプリング58に抗して進退動調節すると、左右の
突片57及び支枠43を介して移植部Cに対する前輪48の左
右方向の向きが調節設定される。さらに、縦軸44の案内
片45に対してコイルスプリング56に抗して調節支杆54を
進退動調節すると、左右の揺動アーム49が車軸47を中心
として上下回動されるとともに、左右のガイドローラ52
がマルチフィルムFで被覆された畝Aの左右の側面部D
の最適位置に係合される。
そして、平坦地での移植作業の場合には、操作ハンドル
21を横軸20を中心としてスプリング25に抗して後方に回
動するとともに、この操作ハンドル21の係止ピン23を支
持枠12の中心部の係合孔13内に挿入することにより、ス
プリング25の附勢作用によって操作ハンドル21が前方に
附勢され、その係止ピン23が係止孔13内に挿入保持され
るが、この係止ピン23は係止孔13の大きさより小さく形
成されているので、係止ピン23は係止孔13内に揺動自在
に挿入保持される。
つぎに、エンジン4を駆動すると出力軸6、プーリー
7、無端ベルト10及びプーリー9を介してミッション5
の入力軸8が回転され、このミッション5からの動力に
よって車軸2を介して左右の走行輪3が回転駆動される
とともに、出力軸76、プーリー77、無端ベルト78、プー
リー73、回転軸74、スプロケット72、無端チェーン75及
びスプロケット70を介して駆動軸71が回転駆動される。
そして、左右の走行輪3の回転駆動によって移植機は畝
Aを跨いだ状態で畝Aに沿って進行されるが、この際、
畝Aの左右の側面部Dには左右のガイドローラ52が圧接
して自転しながら進行するので、この左右のガイドロー
ラ52による走行方向制御作用によって前輪48の走行方向
が定められ移植機は畝Aに倣って進行されるとともに前
輪48は自転しながらマルチフィルムFを介して畝Aの移
植部Cの表面を平らに整えながら進行される。
また、移植機が畝Aに沿って進行中において、その左右
の走行輪3が溝部Bの凹凸たとえば、マルチフィルムF
を溝部Bにおいて押えつけた土塊によって上下動される
こと、この左右の走行輪3を軸架した走行フレーム1
は、植付フレーム30に対して軸受体29および回動中心軸
28を介して回動自在に連結されているとともに、支持枠
12の係止孔13に対して係止ピン23が揺動自在に支持され
ていることにより、植付フレーム30とは独立して左右方
向に揺動傾斜されるが、植付フレーム30はその傾斜動作
に連動されて傾斜されることなく畝Aの移植部Cに対し
て引続き水平状態のまま進行される。
また、移植機の進行とともに、前記のように駆動軸71が
第4図時計方向に回転駆動されると、この駆動軸71と一
体の回動片138は支軸137を介して第1の支持片132に支
持された作動片135をコイルスプリング147に抗して下方
に向かって押動しながら第4図時計方向に回動されると
ともに、この作動片135の下端部の支軸139にて第1連動
片140が押動され、この第1の連動片140は第2の支持片
133に支持された第1の連動軸148を中心として上方に向
かって回動される。
また、この第1の連動片140の上方への回動により、L
形連動片150及び第2の連動片152を介して熱穿孔体128
を有する移植器127がターンテーブル102の苗受取装置に
向かって次第に垂直状に上昇される一方、この第1の連
動片140の押動ピン178にて上下動片121の先端部が上方
に向かって押動されるとともに、この上下動片121が取
付軸122を中心として次第に上方に向かって回動され、
かつこの作動ロッド118が上方に向かって押動され、こ
の作動ロッド118によって解除片116が支軸115を中心と
して上方に回動される。
また、この解除片116の上方への回動により、この解除
片116の押動片117が解除口111aの前方部の移植苗供給部
113に移動されたターンテーブル102の苗収容体104のシ
ャッター109から外れ、このシャッター109がスプリング
110の復帰力によって解除口111aの内方に自動的に回動
され、この苗収容体104の落下口107が開口される。そし
て、この苗収容体104の落下口107から移植苗Gのソイル
ブロックHが落下されるとともに、この移植苗Gのソイ
ルブロックHは、大きく上昇回動された第1及び第2の
連動片140,152によってこの苗収容体104の直下にあらか
じめ上昇待機されている移植器127の苗収受体155内に落
下収受される。
また、第1の連動片140が前記のように上方へ回動さ
れ、移植器127が垂直状に上昇回動されるとともに、第
2の連動片152がL形連動片150を第1の連動軸148を中
心として回動し、このL形連動片150の第2の連動軸149
によって第3の支持片134が第3の固定軸131を中心とし
て回動され、この上部の作動片179によって連動杆180が
押動され回動アーム182が軸受体138を介して回転軸100
に対して後退回動されるとともに、ラチェット185がラ
チェットギヤ101のつぎの送り用のギヤに後退して係止
され、つぎのターンテーブル102の回動に備える。
この場合、ラチェットギヤ101と一体のブレーキリング1
03は、ブレーキ機構209の一対のブレーキ片199,200の上
部間にブレーキシュ201を介して内外側部から挾持され
ているので、ラチェット185の切換えのための後退動作
時にはこのラチェット185によってラチェットギヤ101を
回動することはなく、またラチェットギヤ101の送り動
作時にラチェットギヤ101が慣性力によって回動するこ
となく正確に所定の角度だけ回動させることができる。
つぎに、駆動軸71の回動でこの回動片138が駆動軸71の
下方部から上方に向かって第4図時計方向に回動される
と、この回動片138は、支軸137を介して第1の支持片13
2に支持された作動片135をコイルスプリング147に抗し
て上方に牽引しながら回動されるとともに、この作動片
135の下端部の支軸139が第1の連動片140を牽引し、こ
の第1の連動片140は第2の支持片133に支持された第1
の連動軸148を中心として下方に回動される。
また、この第1の連動片140の下方への回動により、L
形連動片150及び第2の連動片152を介して熱穿孔体128
を有する移植器127が畝Aの移植部Cに向かって次第に
垂直状に下降される一方、この熱穿孔体128を有する移
植器127が第1の連動片140の押動ピン178が作動ロッド1
18及び上下動片121から順次外れるとともに、この上下
動片121がコイルスプリング123の復帰力によって取付軸
122を中心として下方に回動され、かつこの作動ロッド1
18が下方に牽引されるとともに、この作動ロッド118に
よって解除片116が支軸115を中心として下方に回動さ
れ、この解除片116の押動片117が解除口113におけるガ
イドリンク111の一端部の延長部に復帰されてガイドリ
ング111と連続し、つぎの苗収容体104及びこのシャッタ
ー109の移動に備える。
また、駆動軸71の回動片138がさらに第5図時計方向に
回動されて駆動軸71の上方に移動されると、この回動片
138によって支軸137を介して第1の支持片132に支持さ
れた作動片135が略垂直状に回動移行され、第1の連動
片140、L形連動片150及び第2の連動片152によって移
植苗GのソイルブロックHを有する移植器127の苗植付
体162が畝Aの移植部Cにおける移植孔I内から土中に
突き刺さり、この苗植付体162によって移植孔Jが形成
されると同時に、この移植孔Jの前方部の移植部Cにこ
の移植器127に連設した熱穿孔体128が畝Aを被覆したマ
ルチフィルムFの巾方向中間部に接触して移植孔Iを熱
穿設される。
すなわち、熱穿孔体128と移植器127とは上下平行の第1
の支杆187及び第2の支杆188を介して前後に配設されて
いるので、この熱穿孔体128と移植器127とは同時に下降
され、移植器127の下降位置のマルチフィルムFの巾方
向中間部には前移植工程時に熱穿孔体128によってあら
かじめ移植孔Iが熱穿設されており、したがって、移植
器127の苗植付体162は正確に移植孔I内の露出された土
中に突き刺さって移植孔Jを形成する。また苗植付体16
2が土中に突き刺さる際には、熱穿孔体128が移植孔Iに
支えられ、上下平行の第1の支杆187及び第2の支杆188
がそれぞれの支軸158,159,189,190を中心として回動さ
れ、苗植付体162は熱穿孔体128によって下降動作が阻害
されることなく容易に土中に突き刺さって移植孔Jが形
成される。
また、移植器127が下降されて苗植付体162が移植孔Jを
形成するとともに、略垂直状に回動移行された作動片13
5の下端部の押動体142によってストッパー177を介して
作動杆175が前方に押動され、この作動杆175の先端部の
支軸176が連動突片174を押動し、苗植付体162の一対の
植付片163,164が第5図に示すようにコイルスプリング1
73に抗して支軸172を中心として外方に向かって回動さ
れる。また、一対の植付片163,164の回動でこの苗植付
体162の案内通路165が開放されるとともに、苗収受体15
5内の移植苗Gを有するソイルブロックHが案内通路165
から移植孔J内に落下されて自動的に移植される。
また、駆動軸71の回動片138が駆動軸71の上方から下方
に向かってさらに第5図時計方向に回動されると、その
支軸137にて作動片135が下方に向かって押動され、第1
の連動片140が前記のように上方に回動されるととも
に、L形連動片150及び第2の連動片152を介して移植器
127及び熱穿孔体128が畝Aの移植部Cから上方に引上げ
られる。また、作動片135が下方に回動され移植器127が
移植部Cの移植苗Gの上方に引上げられるとともに、コ
イルスプリング173の復帰力によって移植器127の苗植付
体162における一対の植付片163,164が支軸172を中心と
して内方に向かって次第に回動され、この苗植付体162
の開放された案内通路165が再び閉合され、したがっ
て、移植器127及び値穿孔体128の上方への引上げ動作と
ともに、移植器127の苗植付体162の案内通路165が次第
に閉合され、つぎの移植作業用の移植苗Gを有するソイ
ルブロックHの収受案内に備える。
また、移植器127及び熱穿孔体128が所定位置まで引上げ
られると、第2の連動片152によってL形連動片150が第
1の連動軸148を中心として回動されるとともに、この
L形連動片150によって第3の支持片134が第3の固定軸
131を中心として回動され、この上部の作動片179によっ
て連動杆180が牽引される。
また、この連動杆180が牽引動作されると、回動アーム1
82が軸受体183を介して回転軸100に対して前進回動さ
れ、この回動アーム182のラチェット185によってラチェ
ットギヤ101が回動されるとともに、このターンテーブ
ル102が回動され、このターンテーブル102の移植苗Gの
ソイルブロックHを有する次の苗収容体104の1つが解
除口11aの前方部の移植苗供給部113に移動され、この苗
収容体104のシャッター109がガイドリング111に代って
押動片117によって落下口107を閉塞した状態で支持さ
れ、前記のように作動ロッド118の作動に備える。
また、ターンテーブル102が回動され前記のように解除
口113に移植苗GのソイルブロックHを有する苗収容体1
04が移動されるとともに、この苗収容体104の回動方向
の前部の移植苗GのソイルブロックHを落下した空の苗
収容体104が解除口111aにおけるガイドリング111の他端
部にさしかかると、この空の苗収容体104のシャッター1
09がガイドローラ125に係合し、ターンテーブル102の回
動とともに、このシャッター109がガイドローラ125によ
ってスプリング110に抗して取付軸108を中心として苗収
容体104の落下口107に向かって回動され、このシャッタ
ー109は落下口107を閉塞した状態でガイドローラ125に
代ってガイドリング111に係合され、この空の苗収容体1
04内に対する移植苗GのソイルブロックHの供給に備え
る。
そして、移植器127が再び移植苗供給部113に位置された
苗収容体104の直下に上昇移動され、前記のように押動
ピン178によって上下動片121を介して作動ロッド118が
押動され、シャッター109が回動されて落下口107が開放
され、苗収容体104内の移植苗GのソイルブロックHが
移植器127内に落下して収受される。
このように移植機は畝Aに沿って進行しながら畝Aの移
植部Bに所定の間隔毎に移植孔Jを熱穿設するととも
に、この各移植孔J内に移植器127によって順次ソイル
ブロックHの移植苗Gが垂直状に移植されるものであ
る。
つぎに、移植機が畝Aに沿って進行され、移植器127及
び熱穿孔体128が畝Aの移植部Cに下降した状態で、先
端部の左右のガイドローラ52が進行方向の前部のたとえ
ば畝や畦畔などの終端部に突き当る如き事態が生じた場
合など移植器127及び熱穿孔体128をリンク機構126の上
昇回動動作によらないで、この移植器127及び熱穿孔体1
28を畝Aの移植部Cから上方に引上げる必要性が生じた
場合には、移植機の支持ハンドル27に設けた操作レバー
95を回動操作すると、動力切換機構97のワイヤー94及び
ブレーク機構209のワイヤー206が略同時に牽引される。
そして、動力切換機構97のワイヤー94が牽引されると、
切換レバー91が突片92の支軸93を支点として牽引回動さ
れるとともに、この切換レバー91の連動軸90によって切
換体85が駆動軸71の摺動軸部83に沿ってコイルスプリン
グ96に抗して軸方向の内方に向かって摺動され、この切
換体85のクラッチ爪84がスプロケット70のクラッチ爪89
から外れ、このスプロケット70からの駆動軸71に対する
動力伝達が解除され、したがって、移植器127及び熱穿
孔体128を昇降動作させるリング機構126の作動が停止さ
れる。
また、ブレーキ機構209のワイヤー206が牽引されると、
横軸198を支点として一方のブレーキ片199に対して他方
のブレーキ片200がコイルスプリング204に抗して回動さ
れ、この他方のブレーキ片200の上部のブレーキシュ201
がブレーキリング103から離反してブレーキリング103の
挾持が解除され、したがって、ターンテーブル102の制
動作用が解除される。
また、駆動軸71に対する動力伝達及びターンテーブル10
2に対する制動作用が解除されてこれらがフリーになる
と、作動片15の係止ピン145と第1の連動片140の係止ピ
ン146との間に張設されたコイルスプリング147の復帰力
によって作動片135が下降されるとともに、第1の連動
片140が第1の連動軸148を中心として上方に向かって回
動される。したがって、回動自在の第2の支持片133及
び第3の支持片134に吊持された第1連動片140、L形連
動片35及び第2の連動片152を介して移植器127及び熱穿
孔体128が畝Aの移植部Cから自動的に上方に引き上げ
られる。
つぎに、傾斜地での移植作業の場合には、マルチフィル
ムFで被覆された畝Aを跨ぐように移植機の左右の走行
輪3及び鎮圧輪37を、前記畝Aの溝部Bに配置すると、
移植機の全体が傾斜地の傾斜方向すなわち進行方向に対
して左右方向に傾斜した状態で設置される。
そこで、操作ハンドル21を横軸20を中心としてスプリン
グ25に抗して後方に向かって回動するとともに、この操
作ハンドル21を移植機の傾斜方向と反対方向に回動する
と、ブラケット18及び回動軸16を介して連動杆31が操作
ハンドル21の回動方向に回動されるとともに、この連動
杆31によって軸受体29を介して植付フレーム30が走行フ
レーム1から独立して走行フレーム1の回動中心軸28を
中心として傾斜方向と反対方向に連動回動される。
そして、植付フレーム30が水平状に回動偏位されるとと
もに、操作ハンドル21をスプリング25の復帰力とともに
横軸20を中心として支持枠12側の前方に回動し、この操
作ハンドル21の係止ピン23を支持枠12の左右所定位置に
おける係止孔13内に挿入する。これにより、植付フレー
ム30は走行フレーム1に対して独立して角度調節されて
走行姿勢が修正され、また、スプリング25の附勢作用に
よって操作ハンドル21が前方に附勢され、その係止ピン
23が係止孔13内に挿入保持されるが、この係止ピン23は
係止孔13の大きさより小さく形成されているので、係止
ピン23は係止孔13内に揺動自在に挿入保持される。
したがって、移植機はその走行フレーム1が傾斜した状
態で溝部Bの状況によっては揺動しつつ走行されるが、
植付フレーム30は畝Aの移植部Bに対して水平状態で走
行され、これにより前記平坦地での移植作業の場合と同
様に移植苗Gは移植部Cの移植孔J内に垂直状に移植さ
れる。
(発明の効果) 本発明によれば、ターンテーブルの外周部に所定の間隔
をおいて落下口を開閉するシャッターを有する多数の苗
収容体を配設したことにより、移植苗は苗収容体の下方
に突出して他の部材に当接することなく苗収容体内に確
実に収容され、したがって、移植苗は苗収容体自体で保
持されるとともに、この苗収容体内の移植苗によって回
転抵抗を受けることなくターンテーブルを円滑に回動す
ることができる。
また、移植器を有するリンク機構の上昇回動に関連して
このリンク機構によってターンテーブルを回動させてそ
の1つの苗収容体を移植苗供給部に確実に移動させるこ
とができるとともに、シャッター解除体を作動させて移
植苗供給部に移動された苗収容体のシャッターを確実に
開動作させその落下口を開放してその移植苗を移植苗供
給部の移植器内に確実に収受させることができる。
この際、ターンテーブル回動手段のラチェットにてラチ
ェットギヤを介してターンテーブルを所定の角度毎に間
歇的に回動させて各苗収容体の1つを順次移植苗供給部
に移動する一方、この移植苗供給部の苗収容体に向かっ
て移植器を上昇させることにより、作業速度の高速及び
低速にかかわらず移植苗供給部での移植苗の受け渡しが
常に正常な姿勢で確実に行なわれ、この移植苗の受け渡
し時に移植器に移植苗が斜めになる等姿勢が乱れる状態
で受け渡されたり移植苗を損傷することを防止できる。
さらに、この移植器を下降させるリンク機構の下降回動
に関連してこのリンク機構によってシャッター解除体を
つぎのシャッターの開動作に備えて復帰動作させること
ができるとともに、作動杆を作動させて移植器内の移植
苗を畝の移植部に確実に垂直状に移植することができ
る。
しかも、ターンテーブルの回動、移植苗供給部に移動さ
れた苗収容体の落下口の開閉及び移植器の苗植付体の開
閉は複雑な制御手段を必要とせず移植器を昇降作動させ
るこれらに共通の簡単な構造のリンク機構の動作に関連
して正確に行なうことができる。
したがって、リンク機構の昇降回動によって移植苗を収
容した各苗収容体を移植苗供給部に順次円滑かつ確実に
移動させることができるとともに、この移植苗供給部の
苗収容体の直下に移植器を確実に移動してこれに苗収容
体内の移植苗を円滑に収受させることができ、これを確
実に移植部に移植することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は移植機の
側面図、第2図は同上移植機構部を示す一部を切欠した
拡大側面図、第3図は同上a〜a線部の断面図、第4図
及び第5図は同上リンク機構部の作動説明図、第6図は
第2図b〜b線部の断面図、第7図は移植器の開閉機構
部の分解斜視図、第8図は本体フレームの揺動機構部を
示す一部を切欠した側面図、第9図は同上背面図であ
る。 1,30……移植機本体、69……支持フレーム、101……ラ
チェットギヤ、102……ターンテーブル、104……苗収容
体、107……落下口、109……シャッター、113……移植
苗供給部、118……シャッター解除体、126……リンク機
構、127……移植器、162……苗植付体、175……作動
杆、185……ラチェット、210……ターンテーブル回動手
段、A……畝、C……移植部、G……移植苗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽根 眞一 長野県小県郡丸子町大字塩川2949番地 松 山株式会社内 (72)発明者 村山 生夫 長野県小県郡丸子町大字塩川2949番地 松 山株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動自在の移植機本体と、 この移植機本体の上部に設けた支持フレームに上下方向
    の回転軸を中心として水平方向に回転自在に設けられ外
    周部に所定の間隔をおいて移植苗を収容する多数の苗収
    容体及びこの各苗収容体に開口した移植苗の落下口を閉
    塞して移動される開閉自在のシャッターを有するターン
    テーブルと、 このターンテーブルに固着されたラチェットギヤに係脱
    する進退自在のラチェットを有しこのラチェットにて前
    記ターンテーブルを所定の角度毎に間歇的に回動させこ
    のターンテーブルの各苗収容体の1つを順次移植苗供給
    部に移動させるターンテーブル回動手段と、 前記支持フレームに上下動自在に設けられ前記ターンテ
    ーブルにて前記移植苗供給部に移動された前記苗収容体
    のシャッターを開動作させてその落下口を開口させるシ
    ャッター解除体と、 前記支持フレームに設けられ前記苗収容体の落下口から
    収受した移植苗を畝の移植部に移植させる開閉自在の苗
    植付体を有する移植器と、 前記支持フレームに上下方向に回動自在に取着され前記
    ターンテーブル回動手段を作動して前記ターンテーブル
    を間歇的に回動させかつ前記移植苗供給部に移動された
    苗収容体の直下に前記移植器を上昇させるとともに前記
    シャッター解除体を作動させ前記苗収容体の落下口を開
    口させて移植苗を前記上昇された移植器内に収受させる
    リンク機構と、 このリンク機構の作動に連動され前記移植器による移植
    苗の移植とともに移植器の苗植付体を開放させる作動杆
    と、を具備した ことを特徴とする移植機。
JP63288469A 1988-11-15 1988-11-15 移植機 Expired - Lifetime JPH07102016B2 (ja)

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