JPH08228526A - 移植機の苗供給装置 - Google Patents

移植機の苗供給装置

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JPH08228526A
JPH08228526A JP3792795A JP3792795A JPH08228526A JP H08228526 A JPH08228526 A JP H08228526A JP 3792795 A JP3792795 A JP 3792795A JP 3792795 A JP3792795 A JP 3792795A JP H08228526 A JPH08228526 A JP H08228526A
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JP
Japan
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bottom plate
seedlings
timing
pot
transplant
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JP3792795A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yoshida
美徳 吉田
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IHI Shibaura Machinery Corp
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IHI Shibaura Machinery Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン回転数を変化させた場合でも、ポッ
トから移植開孔器への苗の供給を正確に行なえるように
する。 【構成】 移植開孔器16の上昇動作に伴いリンク機構
19を介してタイミングシャッタ17を上昇位置へ回動
させ、タイミングシャッタ17が上昇位置へ回動してポ
ット3の底板8との当接状態を解除させて底板8を開放
位置へ回動させることにより、ポット3から落下した苗
を最上昇位置の近傍へ上昇した移植開孔器16内へ供給
する。エンジン回転数を高速にすると底板8が開放され
るタイミングが早くなり、エンジン回転数を低速にする
と底板8が開放されるタイミングが遅くなるため、エン
ジン回転数を変化させた場合であっても苗は移植開孔器
16内へ正確に落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移植機の苗供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たばこ苗等の移植を行なうホッパ
式の移植機としては、実公昭63−22号公報や実公昭
60−35373号公報等に開示されたように、エンジ
ンからの駆動力により同一円周上を公転する複数のポッ
トを備えたロータリポットと、エンジンからの駆動力に
より略楕円軌跡を描いて昇降する移植開孔器とを有する
ものが知られている。
【0003】ここで、ロータリポットと移植開孔器とを
有する移植機の概略構造、及び、ロータリポットから移
植開孔器への苗の供給動作を図10及び図11に基づい
て説明する。四輪車体構造の移植機1の後部には、エン
ジン2からの駆動力により略水平面内で同一円周上を公
転する複数のポット3を備えたロータリポット4が設け
られており、このロータリポット4の下方には、エンジ
ン2からの駆動力により略楕円軌跡を描いて昇降する移
植開孔器5が設けられている。
【0004】前記ロータリポット4は図11に示すよう
に、上下方向の軸心をもって立設された回転軸6、この
回転軸6から放射状に延出した複数のアーム7、各アー
ム7の先端部に固定された前記ポット3、各ポット3の
底面を開閉自在に覆う略水平面内で回動自在な底板8、
底板8を開放位置へ回動する向きに付勢するスプリング
9、ポット3の公転軌跡の外側に位置して底板8に当接
することによりこれらの底板8を閉止位置で保持するリ
ング状の外周壁10、外周壁10による底板8の閉止位
置での保持状態を解除して底板8が開放位置へ回動する
ことを許容する切欠部11等により形成されている。
【0005】移植作業時には、エンジン2からの駆動力
によりポット3が回転軸6の回りに公転し、及び、エン
ジン2からの駆動力により移植開孔器5が略楕円軌跡を
描いて昇降する。そして、作業者が底面を底板8により
閉止された状態で公転しているポット3内へ苗を投入す
ると、そのポット3が切欠部11に対向する位置へ公転
したとき、外周壁10との当接状態を解除された底板8
がスプリング9の付勢力によりポット3の底面を開放す
る開放位置へ回動し、ポット3内の苗が落下する。
【0006】一方、ポット3の公転に対して同期するタ
イミングで移植開孔器5が昇降しており、切欠部11の
位置において底板8が開放位置へ回動することによりそ
のポット3内から落下した苗は、このポット3の真下で
あって最上昇位置の近傍へ上昇している移植開孔器5内
へ供給され、移植開孔器5内へ供給された苗はこの移植
開孔器5により下方へ運ばれ、圃場に移植される。
【0007】つぎに、ポット3の公転速度と移植開孔器
5の昇降速度とはエンジン2の回転数に応じて変動する
ものであり、エンジン2の回転数を変動させた場合で
も、移植開孔器5とポット3との位置関係は一定であ
り、移植開孔器5が所定の位置に上昇したタイミングで
底板8が開放位置へ回動する。即ち、エンジン2を高速
回転させることにより移植開孔器5の昇降速度やポット
3の公転速度を早くしている場合でも、エンジン2を低
速回転させることにより移植開孔器5の昇降速度やポッ
ト3の公転速度を早くしている場合でも、移植開孔器5
が最上昇位置の近傍である所定位置に上昇したタイミン
グで底板8が開放される。
【0008】ここで、移植開孔器5の昇降速度が高速の
場合と低速の場合とを比較すると、底板8が開放された
苗が落下し、その苗が所定距離落下するまでの間に移植
開孔器5が移動する距離は、移植開孔器5の昇降速度が
高速になるにつれて大きくなる。従って、エンジン2を
低速回転させている場合に移植開孔器5内への苗の供給
を正確に行なえるように設定しておくと、その設定状態
のままエンジン回転数を高くすると、移植開孔器5への
苗の供給が確実に行なえなくなる。つまり、ポット3か
ら落下した苗が所定距離落下するまでの間における移植
開孔器5の移動距離が大きくなり、ポット3から落下し
た苗が所定距離落下したときには移植開孔器5は既に最
上昇点を過ぎて下降動作に入っており、移植開孔器5へ
供給される苗は移植開孔器5の後端側に当たりながら移
植開孔器5内へ入り込む。
【0009】一方、エンジン2を高速回転させている場
合に移植開孔器5内への苗の供給を正確に行なえるよう
に設定しておくと、その設定状態のままエンジン回転数
を低くすると、移植開孔器5への苗の供給が確実に行な
えなくなる。つまり、ポット3から落下した苗が所定距
離落下するまでの間における移植開孔器5の移動距離が
小さくなり、ポット3から落下して苗が所定距離落下し
たときには移植開孔器5はまだ最上昇点の近傍まで上昇
しておらず、移植開孔器5へ供給される苗は移植開孔器
5の先端側に当たりながら移植開孔器5内へ入り込む。
【0010】そして、上述のように、ポット3から落下
した苗が移植開孔器5の後端側や先端側へ当たりながら
移植開孔器5内へ供給されることにより、移植開孔器5
の苗が倒れた状態となり、圃場への移植状態が傾く。さ
らに、ポット3から落下した苗が移植開孔器5内へ供給
されないでしまう場合も発生し、欠株の原因となってい
る。
【0011】エンジン2の回転数に応じて移植開孔器5
内への苗の供給を正確に行なうための設定は、ロータリ
ポット4の全体を左右方向へ回動させて切欠部11の位
置を左右に変更したり、外周壁10にボルト12で締め
付け固定してあるタイミングプレート13の固定位置を
変更することにより行なう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロータリポッ
ト4を全体として左右方向へ回動させることや、タイミ
ングプレート13の固定位置を変更することは、移植開
孔器5内の苗の供給をある特定のエンジン回転数におい
て正確に行なおうとするものである。従って、エンジン
回転数を低速から高速の広い範囲で変速すると、設定し
たエンジン回転数から離れたエンジン回転数になるにつ
れて移植開孔器5内への苗の供給が正確に行なえなくな
り、移植した苗の傾斜や欠株が発生する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
略水平面内で同一円周上を公転する複数のポットと、こ
れらの各ポットの底面を開閉自在に覆う略水平面内で回
動自在な複数の底板と、前記底板を開放位置へ回動する
向きに付勢する付勢体と、前記底板を閉止位置で保持す
る保持体と、この保持体による閉止位置での保持を解除
して前記底板が開放位置へ回動することを許容する苗落
下部と、略楕円軌跡を描いて昇降する移植開孔器とを有
し、前記苗落下部の位置へ公転して前記底板が開放され
た前記ポットから落下した苗を前記移植開孔器内へ供給
し、供給された苗を圃場へ移植する移植機において、前
記苗落下部に臨んで位置するタイミングシャッタを設
け、このタイミングシャッタを前記底板に当接してこの
底板が開放位置へ回動することを規制する下降位置と前
記底板との当接状態を解除してこの底板が開放位置へ回
動することを許容する上昇位置とへ上下方向回動自在に
設け、前記移植開孔器の上昇動作に伴って前記タイミン
グシャッタを下降位置から上昇位置へ回動させるリンク
機構を前記タイミングシャッタと前記移植開孔器との間
に設けた。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、リンク機構中にこのリンク機構を伸縮調節
するターンバックルを設けた。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、移植開孔器の上昇動
作に伴ない、リンク機構を介してタイミングシャッタが
上昇位置へ回動される。タイミングシャッタが上昇位置
へ回動すると、このタイミングシャッタとポットの底板
との当接状態が解除され、底板が開放位置へ回動し、ポ
ットから落下した苗が最上昇位置の近傍へ上昇している
移植開孔器内へ供給される。ここで、エンジン回転数を
高速にすることにより移植開孔器の上昇速度を速くした
場合には、タイミングシャッタの上昇位置への回動も素
早く行なわれ、タイミングシャッタと底板との当接状態
の解除も素早く行なわれ、底板が開放されるタイミング
が早くなり、ポットから落下した苗は移植開孔器が最上
昇位置の近傍へ上昇したタイミングで移植開孔器内へ供
給されるようになる。一方、エンジン回転数を低速にす
ることにより移植開孔器の上昇速度を遅くした場合に
は、タイミングシャッタの上昇位置への回動もゆっくり
となり、タイミングシャッタと底板との当接状態の解除
もゆっくりと行なわれ、底板が開放されるタイミングが
遅くなり、ポットから落下した苗は移植開孔器が最上昇
位置の近傍へ上昇したタイミングで移植開孔器内へ供給
されるようになる。従って、エンジン回転数を変化させ
るとそれに伴って底板が開放されるタイミングが変化
し、エンジン回転数を高速にした場合にも低速にした場
合にも、最上昇位置の近傍へ上昇した移植開孔器内へ苗
が供給されるようになり、移植開孔器内への苗の供給を
常に正確に行なえるようになる。
【0016】請求項2記載の発明では、リンク機構を伸
縮調節することによりタイミングシャッタと底板との当
接状態が解除されるタイミングの調節を行ない、これに
よってポットから移植開孔器への苗の供給タイミングを
調節することができる。そして、このリンク機構の伸縮
調節をターンバックルを操作することにより極めて簡単
に行なえる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図9に基づい
て説明する。なお、図10及び図11において説明した
部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。ま
ず、本発明に係る移植機14は図10に示した移植機1
と基本的構造は同一であり、エンジン2からの駆動力に
より略水平面内で同一円周上を公転する複数のポット3
を備えたロータリポット15と、このロータリポット1
5の下方に位置して略楕円軌跡を描いて昇降する移植開
孔器16とが設けられている。
【0018】前記ロータリポット15は、図9に示すよ
うに、上下方向の軸心をもって立設された回転軸6、こ
の回転軸6から放射状に延出した複数のアーム7、各ア
ーム7の先端部に固定された前記ポット3、各ポット3
の底面を開閉自在に覆う略水平面内で回動自在な底板
8、底板8を開放位置へ回動する向きに付勢する付勢体
であるスプリング9、ポット3の公転軌跡の外側に位置
して前記底板8に当接することによりこれらの底板8を
閉止位置で保持する保持体であるリング状の外周壁1
0、外周壁10による底板8の閉止位置での保持状態を
解除して底板8が開放位置へ回動することを許容する苗
落下部である切欠部11等により形成されている。
【0019】前記外周壁10には、前記切欠部11に臨
んで位置するタイミングシャッタ17が支軸18により
取り付けられ、このタイミングシャッタ17は、公転し
ているポット3の底板8に当接してこの底板8が開放位
置へ回動することを規制する下降位置と、前記底板8と
の当接状態を解除して底板8が開放位置へ回動すること
を許容する上昇位置とへ支軸18を支点として上下方向
回動自在に設けられている。
【0020】つぎに、前記移植機14には、前記移植開
孔器16の上昇動作に伴って前記タイミングシャッタ1
7を下降位置から上昇位置へ回動させるリンク機構19
が前記タイミングシャッタ17と移植開孔器16との間
に設けられている。このリンク機構19は、上端部を前
記ロータリポット15の支持板20に固定されたステイ
21、ステイ21の下端部に一端を支軸22により上下
方向回動自在に支持されたテンションアーム23、テン
ションアーム23の他端に取り付けられたテンションロ
ーラ24、上端部をタイミングシャッタ17に回動自在
に連結されて他端をテンションアーム23に回動自在に
連結されたテンションロッド25、テンションロッド2
5の途中に介装されたターンバックル26により形成さ
れている。
【0021】このような構成において、移植作業時に
は、エンジン2からの駆動力によりポット3が回転軸6
の回りに公転し、及び、エンジン2からの駆動力により
移植開孔器16が略楕円軌跡を描いて昇降する。
【0022】移植開孔器16が所定位置よりも下方に位
置する場合には、図2,5,6に示すように、移植開孔
器16とテンションローラ24とが離反しており、タイ
ミングシャッタ17は下降位置に回動している。そし
て、移植開孔器16が上昇して所定の上昇位置に到達す
ると、図3に示すように、移植開孔器16がテンション
ローラ24に当接する。
【0023】移植開孔器16がテンションローラ24に
当接した後に移植開孔器16が引き続き上昇すると、図
7に示すようにリンク機構19を介してタイミングシャ
ッタ17が上方へ押し上げられ、やがて、タイミングシ
ャッタ17は、図4及び図8に示すように上昇位置まで
回動し、このタイミングシャッタ17と底板8との当接
状態が解除され、底板8が開放位置へ回動する。そし
て、底板8が開放されることによりポット3内の苗が落
下し、苗が落下するタイミングに合わせて略上昇位置の
近傍に上昇するようにタイミングを設定されている移植
開孔器16内へ供給される。
【0024】苗を供給された移植開孔器16は最上昇位
置を通過した後に下降動作に入り、やがて、移植開孔器
16の先端部が圃場に付き刺さると共に開口することに
より、供給された苗を圃場に移植する。
【0025】つぎに、移植開孔器16の昇降速度とポッ
ト3の公転速度とは、エンジン2の回転数に応じて変動
するものであり、エンジン2の回転数を変化させた場合
における移植開孔器16への苗の供給動作について説明
する。
【0026】まず、エンジン2の回転数を高速にした場
合には、それに伴って移植開孔器16の上昇速度も早く
なる。このために、リンク機構19を介して押し上げら
れたタイミングシャッタ17が底板8との当接状態を解
除される上昇位置への回動も素早く行なわれ、タイミン
グシャッタ17と底板8との当接状態の解除が素早く行
なわれ、底板8が開放されるタイミングが早くなる。一
方、エンジン2の回転数を低速にした場合には、それに
伴って移植開孔器16の上昇速度も遅くなる。このた
め、リンク機構19を介して押し上げられたタイミング
シャッタ17が底板8との当接状態を解除される上昇位
置への回動もゆっくりと行なわれ、タイミングシャッタ
17と底板8との当接状態の解除がゆっくりと行なわ
れ、底板8が開放されるタイミングが遅くなる。
【0027】従って、エンジン2の回転数を高速にした
場合には、移植開孔器16の上昇位置が低いうちに底板
8が開放位置へ回動してポット3から苗が落下し、この
とき移植開孔器16は高速で上昇しているため、ポット
3から落下した苗は移植開孔器16が最上昇位置の近傍
に上昇したタイミングで移植開孔器16内の中央部に正
確に供給される。一方、エンジン2の回転数を低速にし
た場合には、移植開孔器16の上昇位置が最上昇位置の
近傍に近付いた高くなったときに、底板8が開放位置へ
回動してポット3から苗が落下し、このとき移植開孔器
16は低速で上昇しているため、ポット3から落下した
苗は移植開孔器16が最上昇位置の近傍に上昇したタイ
ミングで移植開孔器16内の中央部に正確に供給され
る。即ち、エンジン2の回転数を変化させた場合でも、
移植開孔器16への苗の供給を移植開孔器16の中央部
へ正確に行なえる。
【0028】つぎに、移植開孔器16が最上昇位置の近
傍に上昇したタイミングで移植開孔器16内へ苗を供給
するようにするためのタイミング調節は、ターンバック
ル26を操作してテンションロッド25を伸縮させるこ
とにより行なう。例えば、テンションロッド25を長く
すれば、タイミングシャッタ17が上昇位置へ回動して
底板8が開放されるタイミングが早くなり、テンション
ロッド25を短くすれば底板8が開放されるタイミング
が遅くなる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、移植開孔
器の上昇動作に伴いリンク機構を介してタイミングシャ
ッタを上昇位置へ回動させ、タイミングシャッタと底板
との当接状態を解除することにより底板を開放位置へ回
動させ、苗をポットから落下させて移植開孔器へ供給す
るようにしたため、エンジン回転数を高速にすることに
より移植開孔器の上昇速度を速くした場合には、タイミ
ングシャッタの上昇位置への回動及びタイミングシャッ
タと底板との当接状態の解除が素早く行なわれ、底板が
開放されるタイミングが早くなるために、ポットから落
下した苗を高速で上昇する移植開孔器が最上昇位置の近
傍へ上昇したタイミングで正確に供給することができ、
一方、エンジン回転数を低速にすることにより移植開孔
器の上昇速度を遅くした場合には、タイミングシャッタ
の上昇位置への回動及びタイミングシャッタと底板との
当接状態の解除がゆっくりと行なわれ、底板が開放され
るタイミングが遅くなるため、ポットから落下した苗を
低速で上昇する移植開孔器が最上昇位置の近傍へ上昇し
たタイミングで正確に供給することができ、従って、移
植開孔器への苗の供給をエンジン回転数を変化させた場
合でも常に正確に行なうことができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、苗を移植開
孔器内へ正確に供給するための調節を、ターンバックル
を操作することによって極めて簡単に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す移植機全体の側面図で
ある。
【図2】上昇する移植開孔器がテンションローラに当接
する以前の状態を示す側面図である。
【図3】移植開孔器が上昇してテンションローラに当接
した状態を示す側面図である。
【図4】移植開孔器の上昇に伴ないリンク機構を介して
押し上げられたタイミングシャッタが上昇位置へ回動
し、底板が開放位置へ回動した状態を示す側面図であ
る。
【図5】苗を供給された移植開孔器が下降してテンショ
ンローラから離反した状態を示す側面図である。
【図6】上昇する移植開孔器がテンションローラに当接
する以前の状態を示す背面図である。
【図7】移植開孔器がテンションローラに当接し、リン
ク機構を介して押し上げられたタイミングシャッタが僅
かに上昇した状態を示す背面図である。
【図8】移植開孔器の上昇に伴いリンク機構を介して押
し上げられたタイミングシャッタが上昇位置へ回動し、
底板が開放位置へ回動した状態を示す背面図である。
【図9】ロータリポットを示す平面図である。
【図10】従来例を示す移植全体の側面図である。
【図11】従来例のロータリポットを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
3 ポット 8 底板 9 付勢体 10 保持体 11 苗落下部 14 移植機 16 移植開孔器 17 タイミングシャッタ 19 リンク機構 26 ターンバックル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平面内で同一円周上を公転する複数
    のポットと、これらの各ポットの底面を開閉自在に覆う
    略水平面内で回動自在な複数の底板と、前記底板を開放
    位置へ回動する向きに付勢する付勢体と、前記底板を閉
    止位置で保持する保持体と、この保持体による閉止位置
    での保持を解除して前記底板が開放位置へ回動すること
    を許容する苗落下部と、略楕円軌跡を描いて昇降する移
    植開孔器とを有し、前記苗落下部の位置へ公転して前記
    底板が開放された前記ポットから落下した苗を前記移植
    開孔器内へ供給し、供給された苗を圃場へ移植する移植
    機において、前記苗落下部に臨んで位置するタイミング
    シャッタを設け、このタイミングシャッタを前記底板に
    当接してこの底板が開放位置へ回動することを規制する
    下降位置と前記底板との当接状態を解除してこの底板が
    開放位置へ回動することを許容する上昇位置とへ上下方
    向回動自在に設け、前記移植開孔器の上昇動作に伴って
    前記タイミングシャッタを下降位置から上昇位置へ回動
    させるリンク機構を前記タイミングシャッタと前記移植
    開孔器との間に設けたことを特徴とする移植開孔器の苗
    供給装置。
  2. 【請求項2】 リンク機構中にこのリンク機構を伸縮調
    節するターンバックルを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の移植機の苗供給装置。
JP3792795A 1995-02-27 1995-02-27 移植機の苗供給装置 Pending JPH08228526A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045010A (ja) * 2000-07-31 2002-02-12 Iseki & Co Ltd 苗移植機
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