JP2009284830A - 苗植機 - Google Patents

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Shiro Katsuno
勝野  志郎
Masami Muranami
村並  昌実
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Hideaki Kurose
英明 黒瀬
Hirotaka Doi
土井  宏貴
Nobuhiro Yamane
暢宏 山根
Kota Azuma
幸太 東
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Abstract

【課題】 苗植機の苗植条位置を車体に対して左右方向へ簡単に移動させて、植付条件に適応し易くする。
【解決手段】
上下回動する一対のリンクアーム1、2の先端部間にわたって取付けて平行状に昇降する植付ベース3に対して、上下方向のベース軸4の周りに、苗植嘴5を有した嘴アーム6を左右回動可能に設けて、苗植付位置を偏倚可能とする。植付ベース3が平行状態を維持して昇降し、この植付ベース3に嘴アーム6を介して支持される苗植嘴5が昇降して苗を植付ける。苗植付位置を変更する場合は、前記嘴アーム6を植付ベース3上のベース軸4の周りに左右方向へ回動して行う。この植付ベース3の昇降位置や昇降作動姿勢等は変らず、車体に対する苗植付位置を左右方向へ偏倚させることができる。
【選択図】 図1

Description

苗植嘴を有した苗植機に関し、車体に対する苗植付条位置の設定を簡単化するものである。
苗植付条位置を横方向に変更する技術(例えば、特許文献1参照)は知られている。
特開平10ー164916号公報(第7頁、図12)。
苗植機の苗植条位置を左右方向へ移動させて、苗植畝土壌面上の苗植付条位置を決める場合は、車体に対して車輪位置を左右方向に移動させることが多いが、このような車輪位置を変更することができない場合や、又、このような車輪位置の変更と組み合せて、車体に対して苗植付装置の位置を左右方向へ簡単に移動させて、植付条件に適応し易くするものである。
請求項1に記載の発明は、上下回動する一対のリンクアーム1、2の先端部間にわたって取付けて昇降する植付ベース3に対して、上下方向のベース軸4の周りに、苗植嘴5を有した嘴アーム6を左右回動可能に設けて、苗植付位置を偏倚可能とすることを特徴とする苗植機とする。リンクアーム1、2の上下回動によって、植付ベース3が平行状態を維持して昇降し、この植付ベース3に嘴アーム6を介して支持される苗植嘴5が昇降して、上昇位置で供給される苗を保持して、下降位置では土壌面に植付穴を形成しながら、この植付穴に苗を植付ける。苗植付位置を変更する場合は、前記嘴アーム6を植付ベース3上のベース軸4の周りに左右方向へ回動して、この回動位置を固定する。この植付ベース3の昇降位置や昇降作動姿勢等は変らず、車体に対する苗植付位置を左右方向へ偏倚させることができる。
請求項2に記載の発明は、前記苗植嘴5に供給する苗を収容したターンテーブル7を、前記ベース軸4上のテーブル軸8周りに回転させて苗供給することを特徴とする。前記のように苗植嘴5の植付位置は、この嘴アーム6を植付ベース3上のベース軸4周りに回動させて偏倚させることできるが、この苗植嘴5に対するターンテーブル7を、このベース軸4上のテーブル軸8周りに回転させて、このターンテーブル7に保持して回転する苗を上昇位置の苗植嘴5に供給する。この嘴アーム6の回動によって苗植付位置が左右に偏倚されても、この苗供給するターンテーブル7が該嘴アーム6のベース軸4と略同軸上のテーブル軸8周りに回転するため、これらターンテーブル7と苗植嘴5との苗受継位置や、タイミング等を一致させ易くする。
請求項3に記載の発明は、前記苗植嘴5は、植付ベース3に対して平行状に左右回動可能に設けることを特徴とする。前記のように苗植付嘴5は、植付ベース3上のベース軸4周りに左右回動させて苗植付位置を偏倚調節するが、このとき苗植嘴5は、植付ベース3に対して平行状態を維持して左右に回動して、苗植付位置変更の前後における苗植付作動の姿勢、及び苗植嘴5の開閉方向等を一定に維持して、苗を植付ける。
請求項1に記載の発明は、苗植嘴5を取付ける植付ベース3が、前後一対のリンクアーム1、2を介して取付けられて平行状態を維持して昇降されるため、苗植嘴5の苗植付作動姿勢を一定に維持し、しかも、嘴アーム6は、この植付ベース3のベース軸4の周りに左右回動可能に設けられて、苗植付位置を左右に偏倚設定することができるため、車体に対する苗植付条位置を簡単に、容易に変更操作することができ、安定した苗植作用を行わせることができる。
請求項2に記載の発明は、前記苗植嘴5に苗を供給するターンテーブル7が、この苗植嘴5の苗植付位置変更回動の中心に位置するベース軸4上のテーブル軸8周りに回転しながら、このタンテーブル7の回転位置から直下の苗植嘴5へ苗を供給するもので、苗植付位置の変更位置がターンテーブル7の回転軌跡域直下において行われるため、これらターンテーブル7と苗植嘴5の間の苗供給位置合せ、タイミング合せを簡単にして正確な苗供給を行わせ、安定した苗植付を行わせることができる。
請求項3に記載の発明は、前記のように苗植嘴5の左右方向の回動中心部と、ターンテーブル7の回転中心部を、ベース軸4とテーブル軸8の同軸芯上に設定することによって、ターンテーブル7から苗植嘴5への苗供給状態を一定位置に維持させながら、苗植付条位置を左右に偏倚することができるが、このとき、苗植嘴5が、ベース軸4周りの左右回動は、平行状態を維持した形態で行われるため、苗植嘴5の開閉方向を一定に向けて、苗植付位置の変更に拘らず苗植付姿勢を安定させることができる。
図例に基づいて、苗植機は、ハンドルフレーム9の前端部をミッションケース10に取付け、このハンドルフレーム9の左右両側に、上下動可能の駆動輪11や、苗植畝面Aに摺接して畝高さを検出する接地センサ12を設け、上方部に、苗植装置を連動する連動機構を内装した苗植連動ケース13や、苗植嘴5を連動するための植付連動ケース14等を構成し、この苗植連動ケース13から連動される苗供給用のターンテーブル7、及び、このターンテーブル7から落下供給される苗を受けて楕円形状植付軌跡線Dに沿って昇降して苗植付けする苗植嘴5を配置する。ハンドルフレーム9の後端にはハンドル16を設け、ミッションケース10の上部にはエンジン17を搭載して、ミッションケース10内の連動機構を伝動する。このミッションケース10の前部には左右一対の前輪18を配置する。又、前記苗植連動ケース13上方部には、ターンテーブル7の前側に補給用の苗を収容した苗トレイを積載する苗載枠19を構成している。
ミッションケース10の左右両側のアクスルハウジング20周りに車輪伝動ケース21を上下回動可能に設け、後端部に駆動輪11を車軸22に設けて、伝動駆動して走行する。左右のアクスルハウジング20から車輪伝動ケース21部と一体に突出したハウジングアーム23と、ミッションケース10の中央後端から後方に突出のピッチングシリンダ24で作動されるピッチングアーム25との間に、ローリングシリンダ26を設けて、接地センサー12の検出に基づいてピッチングシリンダ24を伸縮して、左右の駆動輪11を昇降回動し、車体上の左右傾斜センサの検出に基づいてローリングシリンダ26を伸縮して、片側の駆動輪11を昇降回動するもので、車体のピッチング、及びローリング制御によって、苗植姿勢を一定に維持し、植付深さを一定に維持する形態にしている。
ここにおいて、この苗植機は、上下回動する一対のリンクアーム1、2の先端部間にわたって取付けて平行状に昇降する植付ベース3に対して、上下方向のベース軸4の周りに、苗植嘴5を有した嘴アーム6を左右回動可能に設けて、苗植付位置を偏倚可能の構成とする。リンクアーム1、2の上下回動によって、植付ベース3が平行状態を維持して昇降し、この植付ベース3に嘴アーム6を介して支持される苗植嘴5が昇降して、上昇位置で供給される苗を保持して、下降位置では土壌面に植付穴を形成しながら、この植付穴に苗を植付ける。苗植付位置を変更する場合は、前記嘴アーム6を植付ベース3上のベース軸4の周りに左右方向へ回動して、この回動位置を固定する。この植付ベース3の昇降位置や昇降作動姿勢等は変らず、車体に対する苗植付位置を左右方向へ偏倚させることができる。
又、前記苗植嘴5に供給する苗を収容したターンテーブル7を、前記ベース軸4上のテーブル軸8周りに回転させて苗供給する構成とする。前記のように苗植嘴5の植付位置は、この嘴アーム6を植付ベース3上のベース軸4周りに回動させて偏倚させることできるが、この苗植嘴5に対するターンテーブル7を、このベース軸4上のテーブル軸8周りに回転させて、このターンテーブル7に保持して回転する苗を上昇位置の苗植嘴5に供給する。この嘴アーム6の回動によって苗植付位置が左右に偏倚されても、この苗供給するターンテーブル7が該嘴アーム6のベース軸4と略同軸上のテーブル軸8周りに回転するため、これらターンテーブル7と苗植嘴5との苗受継位置や、タイミング等を一致させ易くする。
又、前記苗植嘴5は、植付ベース3に対して平行状に左右回動可能に設ける。前記のように苗植付嘴5は、植付ベース3上のベース軸4周りに左右回動させて苗植付位置を偏倚調節するが、このとき苗植嘴5は、植付ベース3に対して平行状態を維持して左右に回動して、苗植付位置変更の前後における苗植付作動の姿勢、及び苗植嘴5の開閉方向等を一定に維持して、苗植付姿勢を揃えて植付けることができる。
前記苗植嘴5を駆動するための植付伝動ケース14は、苗植伝動ケース13の後側に連設されて、ミッションケース10のPTO軸からこれらの各ケース13、14内の連動機構を経て植付クランク軸27を回転する。前記苗植嘴5を昇降するための前後一対のリンクアーム1、2は、前端部を伝動ケース13、14部に枢支の揺動リンク28、29に連結支持させて、この後部のリンクアーム2の途中部を前記クランク軸27によって駆動し、ダブルクランク形態の構成としている。これら各リンクアーム1、2の後端部間にわたって前後水平状の植付ベース3を連結して、このリンクアーム1、2の昇降回動によってこの植付ベース3が略水平状を維持した状態で昇降される平行昇降形態の構成としている。この植付ベース3上に上下方向に沿うベース軸4を設け、このベース軸4の周りに左右回動可能の嘴アーム6を設け、この嘴アーム6の先端部に苗漏斗30と、苗植嘴5を設け、上側のターンテーブル7の苗カップ15から落下供給される苗を苗漏斗30で案内して、苗植嘴5内へ供給して保持させる。この苗植嘴5は、左右両側へ開くことができ、クランク軸27の回転等に連動して開閉連動されて、植付軌跡線Dの上昇行程では左右に開き、上死点部では閉鎖し、下降行程では閉鎖した状態で、上死点部で土壌面に突き刺してから左右に開くことによて、土壌面に苗植付穴を形成するように作動構成している。
前記ターンテーブル7は、前記苗植嘴5の上側部において回転しながら、このターンテーブル7の回転外周部に沿って配置の苗カップ15に補給された苗を、この各苗カップ15が上死点部に位置した苗植嘴5の苗漏斗30上部に位置したとき、この苗漏斗30へ落下供給することができる。ターンテーブル7は、中央部を前記ベース軸4の直方位置に沿って設けるテーブル軸8の周りに水平回転するように支持されて、前記各苗カップ15はこのテーブル軸8周りの回転円形軌跡上に沿って円形状に配置される。このターンテーブル7は、前記苗植伝動ケース13の後上端部に支持アーム31を介して支持され、この苗植伝動ケース13から前記クランク軸27と一定の連動タイミングのもとに伝動回転される。このターンテーブル7の底部には、各苗カップ15の移動底部にシャッター32を設け、このシャッター32をターンテーブル7の下側に設けるシャッタカム40に摺動案内させて、前記苗漏斗30上に位置したときの苗カップ15底部のシャッター32を、このカム40の開放部39において開いて、苗植嘴5への苗供給を行わせることができる。運転者は、苗載枠19上の苗トレイから苗を取出しながら回転するターンテーブル7上の各苗カップ15に苗補給して、連続的苗植作業を行うことができる。
苗植付位置を左右に偏倚するときは、嘴アーム6のセットボルト等による固定を解除して、ベース軸4の周りに適宜角度左側、又は右側へ回動して、この回動位置をセットボルト等により固定する。この嘴アーム6の回動位置によって苗植嘴5の車体に対する苗植付作用位置を左、右の方向に偏倚Lさせて、苗植付条位を変更することができる。このような苗植嘴5の偏倚形態では、左右方向の偏倚距離Lと共に、前後方向の位置が偏倚するが、苗植付軌跡線Dの形態は殆んど変らず、安定した苗植付作用が行われる。
前記のように嘴アーム6の先端部に取付ける苗植嘴5は、左右方向、乃至前後方向等に開閉するが、この嘴アーム6のベース軸4周りの回動によって苗植付位置を偏倚するときは、この苗植嘴5の開閉方向が若干回動の放射方向に向くようにて変向されようとするが、このとき、苗植嘴5を嵌合させて取付けるホルダリング34の締付ボルト35を緩めて、この苗植嘴5の開閉方向が植付位置偏倚の前後において同方向になるように設定する。この苗植嘴5の開閉方向を一定に維持することによって、土壌面Aにおける苗植穴の形成や、苗植付勢を一定に維持させることができる。
前記苗植嘴5が下降するときは閉鎖状態で土壌畝面Aに突き刺して植付穴を形成し、更にこの下死点位置において苗植嘴5の前後方向、乃至左右方向の開きによって、突刺土壌面を掻き分けて植付穴を大きく形成して、苗植嘴5内に収容保持していた苗を落下させて植付ける。落下させた苗植嘴5は開いた状態で苗植付穴に苗を残して上昇する。この植付穴の苗根元部は、直後に作用する後側の培土輪33によって押寄せられる培土によって鎮圧されて植付姿勢を固定される。
次に、主として図3に基づいて、前記苗植付位置を左右に偏倚するに伴って、この嘴アーム6の平行リンク機構によって、この偏倚前後における苗植嘴5の開閉方向を一定の方向に維持するように構成する。この平行リンク機構として、左右一対の平行リンクアーム形態(A)の嘴アーム6とし、左右一対の嘴アーム6を、植付ベース3の左右両側部のベース軸4周りに回動可能に設け、この左右嘴アーム6の後端部にわたって苗植嘴5のホルダリング34を枢支35する。苗植嘴5を左右方向Cへ回動移動したとき、この苗植嘴5の開閉方向は左右横方向の一定形態に維持される。機体の前進方向Fに対して横方向Cへ回動して植付位置を偏倚L1〜L2するも、苗植嘴5の開閉方向は真横向きに維持される。又、この平行リンクアーム形態(A)に代えて、嘴アーム6の後端部のホルダリング34の枢支35部と、この前端部のベース軸4部とにスプロケット36、37を取付けて、両スプロケット36、37間にチエン38を掛け渡すチエン形態(B)として、苗植嘴5を左右へ回動Cして偏倚するとき、これら植付ベース3側に固定のスプロケット36と、ホルダリング34に一体のスプロケット37との間に掛け渡されるチエン38によって、このホルダリング34が枢支軸35周りに回動されて、偏倚L1〜L2に拘らず、苗植嘴5の開閉方向を一定の向きに維持する。
次に、主として図4に基づいて、前記苗植嘴5の植付位置を左右に偏倚設定するときは、苗供給ターンテーブル7下側のシャッター32を開閉するシャッタカム40の開放部39位置を調節する。前記ターンテーブル7の苗カップ15は、テーブル軸8周りの回転円軌跡上に沿って一定間隔に配置されるが、この各苗カップ15の回転軌跡の下側に沿って円形状のシャッタカム40を設け、このシャッタカム40上面に各シャッター32を支持摺動させて、苗カップ15の底部を閉鎖して収容苗根元部を支持させる。このシャッタカム40には欠開放部39を形成して、苗カップ15のシャッター32がこの開放部39に移動したとき開放されて、カップ15内の収容苗を落下させる。前記テーブル軸8の周りにこのシャッタカム40を回動させて、開放部39の位置を苗植付位置の偏倚位置に合せて、苗植嘴5の植付作動位置に苗供給するように構成している。テーブル軸8の周りに回動可能に支持させるシャッタカム40の中心部に長穴41とセットボルト42を設け、このセットボルト42を緩めて、シャッタカム40を長穴41域に回動させて、シャッタカム40の開放部39位置を、前記苗植付位置の偏倚位置L1、又はL2等に変更調節する。
次に、主といて、図5に基づいて、前記のようにテーブル軸8を、ベース軸4上に一致させることができない形態では、このターンテーブル7の苗カップ15のシャッター32開放部39位置と、苗植嘴5の苗漏斗30との間に、苗の落下を案内するシュータ43を設けて、開放部39位置の苗ホッパ15から落下する苗を苗漏斗30へ案内して供給させるように構成している。前記シャッタカム40の開放部39の位置をベース軸4の直上部に一致させて構成する場合は、嘴アーム6を回動して植付位置を偏倚させることに伴い、ターンテーブル7に対してシュータ43を開放部39の周りに左右回動することによって、簡単に苗供給状態を維持させることができる。
又、このような苗植嘴5を左右へ移動させて苗植付位置を偏倚させる形態においては、この苗植嘴5によって苗植付穴を鎮圧する培土輪23の作用位置をも、苗植嘴5の直後側位置へ移動設定する必要がある。左右一対の培土輪23を回転自在に軸装する培土フレーム44を、リンクアーム45を介してハンドルフレーム9部に左右回動移動可能に枢支46、47連結する。このリンクアーム45の長さを前記嘴アーム6と略同長に設定し、これらリンクアーム45と嘴アーム6を平面視平行リンク形態に構成している。前記苗植嘴5を左右位置へ偏倚するに伴って、ハンドル48操作で培土フレーム44を左右に移動させて、培土輪23の培土位置を苗植付位置に合すことができる。
次に主として、図6に基づいて、苗植嘴5を、植付軸51周りに回転する植付アーム52の先端部に嘴軸53で軸装し、これら植付軸51の周りには非回転で偏心径の固定スプロケット54を設け、嘴軸53には偏心径で前記苗植嘴5と一体に回動する嘴スプロケット55を軸装して、これらの偏心する固定スプロケット54と嘴スプロケット55との間にチエン56を巻き掛ける。これら上側の固定スプロケット54の植付軸51は上側部に偏心し、下側の嘴スプロケット55の嘴軸53は下側部に偏心して設定され、これら植付軸51と嘴軸53の間にわたる植付アーム52は、スプリング57を介在して伸縮自在に張圧させて設ける。この植付アーム52を植付軸51の周りに回転することによって、固定スプロケット54に噛合のチエン56を介して嘴スプロケット55が回動されて、苗植嘴5が略上下方向の植付姿勢を維持した形態で、この嘴5先端を略楕円形状の植付軌跡線Dを描いて昇降される。この嘴5の昇降苗植付作動において、前記偏スプロケット54、55によって、植付軌跡線Dの下死点部での植付速度が速く、上死点部での苗受時の速度が遅くなるように不等速に作動する。一定長さのチエン57が掛け渡される植付軸51と、嘴軸53との間隔が変化するが、スプリング57に抗して作動する植付アーム52の伸縮によって吸収される。
次に、主として図7に基づいて、前記苗植嘴5を昇降駆動するための平行リンクアーム1、2に代えて、単一のリンクアーム2と、チエン60とによってダブクランク形態に駆動して、楕円形状の植付軌跡線Dに駆動する形態とするものである。クランク軸27によって上下揺動されるリンクアーム2の基部は、植付連動ケース14に固定の固定軸60周りに前後揺動する揺動アーム29の下端部にリンク軸61で枢支し、これら固定軸60上の固定スプロケット62と、リンク軸61上の中間スプロケット63との間にチエン64を掛け渡し、このリンク軸61に中間スプロケット63と一体に設けた中間スプロケット65と、前記嘴軸53上の苗植嘴5に一体的に設けた嘴スプロケット66との間にチエン67を掛け渡して、前記クランク軸27の回転によりリンクアーム2を昇降回動することによって、この苗植嘴5を楕円形状植付軌跡線Dに作動させる。揺動アーム29が前後に揺動すると共に、固定のスプロケット62と、リンク軸61上の中間スプロケット63、65を介して嘴軸53上の嘴スプロケット66との間い渡って設けられるチエン64、67による回動連動によって、昇降作動位相に対して一定のタイミングを有して苗植嘴5が、この嘴軸53の周りに前後に揺動して、正確に楕円形状の植付軌跡線Dに作動される。又、固定スプロケット62に対して、リンク軸61上の中間スプロケット63、65の径を小さく設定することによって、この植付軌跡線Dの下死点部の前後振幅を小さくすることができ、植付間隔を狭く設定したり、更には、この中間スプロケット63、65の径を変更することによって、植付間隔を調節設定することができる。
次に、主として図8に基づいて、固定のアーム軸70と、この周りに昇降動する植付リンクアーム2先端の嘴軸53に、固定スプロケット71、嘴スプロケット66を設けて、チエン67を掛け渡し、クランク軸27を回転して、クランクロッド72を介して連動の植付リンクアーム2を昇降回動する。固定スプロケット71にはカムレバー73を設けて、クランク軸27と一体回転のプレートカム74の回転周面に摺動させる。このクランク軸27の回転によって植付アーム2を昇降揺動させると共に、この昇降タイミングに合せてプレートカム74の回動によるカムレバー73を前後に揺動させて、チエン67を経て苗植嘴5を前後に揺動させて、適宜形態の苗植付軌跡線Eを描くように作動させる。このプレートカム74の形態によって種々の植付軌跡線Eの設定を簡単、容易化することができ、又、このプレートカム74の交換によって苗植状況に応た植付軌跡線Eを選択することができる。
苗植機の側面図。 その苗植装置部の平面図と、側面図。 一部別例を示す苗植装置部の平面図と、その作用図。 シャッタカム部の平面図。 一部別例を示す苗植装置部の側面図と、平面図。 一部別例を示す苗植装置部の側面図。 一部別例を示す苗植装置部の側面図。 一部別例を示す苗植装置部の側面図。
符号の説明
1 リンクアーム
2 リンクアーム
3 植付ベース
4 ベース軸
5 苗植嘴
6 嘴アーム
7 ターンテーブル
8 テーブル軸

Claims (3)

  1. 上下回動する一対のリンクアーム(1)、(2)の先端部間にわたって取付けて昇降する植付ベース(3)に対して、上下方向のベース軸(4)の周りに、苗植嘴(5)を有した嘴アーム(6)を左右回動可能に設けて、苗植付位置を偏倚可能とすることを特徴とする苗植機。
  2. 前記苗植嘴(5)に供給する苗を収容したターンテーブル(7)を、前記ベース軸(4)上のテーブル軸(8)周りに回転させて苗供給することを特徴とする請求項1に記載の苗植機。
  3. 前記苗植嘴(5)は、植付ベース(3)に対して平行状に左右回動可能に設けることを特徴とする請求項1、又は2に記載の苗植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013090595A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Iseki & Co Ltd 移植機
JP2013116129A (ja) * 2013-03-18 2013-06-13 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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