JPS5815029Y2

JPS5815029Y2 - 粒大選別機の給穀装置

Info

Publication number: JPS5815029Y2
Application number: JP16139778U
Authority: JP
Inventors: 佐竹利彦
Original assignee: 株式会社サタケ
Priority date: 1978-11-21
Filing date: 1978-11-21
Publication date: 1983-03-25
Also published as: JPS5576074U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は粒大選別機の給穀装置の改良に係り、粒大選別
機の供給ホッパーを装着した選別機体側壁に回転選別筒
を軸架する支軸を軸設し、供給ホッパーの供給口を前記
側壁面に開設すると共に、その供給口の回動調節弁を前
記支軸に同心的に軸装することにより、ホッパーに流下
樋を連設する従来装置の構造に比し、供給ホッパーの容
量を可及的に大型化すると共に、その給穀行程は省略さ
れて構造を簡潔化し、またその給穀量の調節を正確に、
且容易にする装置を開発し提供せんとするものである。

本考案を実施例図について説明すると、符号１は筒状の
選別機体で、この機体１の一側端に環体状に形成した後
部側壁２を嵌合装着し、該側壁２外面に電動機３を装着
してその回転軸４を選別機体１内に延出し、その内部に
嵌装した多数の掬揚片５のある環状筒６が軸承Ｔを介し
て回転自在に軸着しである。

また機体１の他側端に盤状の前部側壁８を装着し、該側
壁部８の外面に供給ホッパー９を設けると共に、その内
面に支軸１０が軸設しである。

そして、該支軸１０と前記環状筒６に設けた係止金具１
１とにより回転選別筒１２を支架して回転するように形
成しである。

前記回転選別筒１２は、その周面に無数の選別用透孔１
３を有し、一端側を開放状にしてその筒端部が前記環状
筒盤面部１４に設けた係止金具１１に係合して固定させ
るようにし、また他端側をその中心部に軸承１５を有す
る分岐状の支杆１６により固定しである。

そして、前部側壁８を選別機体１に装脱自在または開閉
自在に装着し、また選別機体１の土壁面に支架点検用の
開閉窓１７．１８を設け、前記選別筒１２を、前部側壁
８側から出入できるように形成しである。

１９は後部側壁２に設けた排穀口、２０は選別機体１下
部の排出口である。

次に、その給穀装置であるが、供給ホッパー９内の前記
側壁８に供給口２１を開設し、また前記側壁８に軸設し
た支軸１０に、その盤面の一部に開口部２３を設けて弁
部にした円盤状の回動調節弁２２を軸着し、該調節弁２
２を回動してその開口部２３の移動により前記供給口２
１の開口度を適宜に開閉調節するように形成しである。

２４は側壁８に設けた円弧状の調節用長溝孔で、該溝孔
２４を介して前記回動調節弁２２の螺子状操作杆２５が
軸設しである。

上述の構成にしたから、電動機３を駆動して原料穀物を
前部側壁８に設けた供給ホッパー９に投入すると、穀物
は前部側壁に設けた供給口２１から回転選別筒１２内に
流入して選別筒１２の多孔壁から小粒子を透過して排出
口２０から機外に排出し、また大粒子は筒内に残留して
選別筒末部に流動し、環状筒６の掬揚片５により高位置
の排穀口１９から排出され、機外に設けた容器等に収納
されて次行程に委ねられることになる。

そして、精選穀粒の袋詰作業などに切替使用する場合、
回転選別筒１２の給穀量を適度に調節する必要が生じた
ときは、前記供給ホッパー９内の側壁面に突出した螺子
状操作杆２５を緩めて長溝孔２４内を適度に該杆２５を
移動すると、該操作杆２５を植設した回動調節弁２２が
適度にその操作方向に回動し、また、その開口部２３が
併行状に移動して前記供給口２１の開口度を適宜に開閉
調節するから、その供給口２１を任意の開度に補正しそ
の位置に前記操作杆を回動締付げして調節弁２２を固定
する。

そして供給ホッパー９に穀物を投入して装置を駆動する
と、任意の給穀量の穀物が回転選別筒１２内に流入、し
てその選別作用が確実、且円滑に実施され、適量の精選
穀粒が排穀口１９から流出することになる。

従来のこの種粒大選別機では、選別筒の回転機構を機体
の前部側壁に装着するので、その供給ホッパーを機体上
部位置に配設しまた回転機構の間隙に嵌挿した流下樋を
介して上部のホッパーと側壁の供給口部を連絡する構造
であるから、供給ホッパーが可及的に高位となってその
投入作業を困難にし、また構成を複雑化してその流量が
制限されることになる。

また給穀量調節の開閉シャッターが上部ホッパーと流下
樋の接合部分に嵌装する構造となるから、供給ホッパー
の支架固定を困難にしまたその容量を小形化する必要が
生ずるなどの欠点を有していた。

そこで、本考案の給穀装置は、回転選別筒を軸架する支
軸を供給ホッパーの供給口を設けた側壁に軸設し、前記
供給口の回動調節弁を前記支軸に同心的に軸装する構成
にしたから、供給ホッパーが可及的低位置に設置できて
その投入作業を容易にし、また容量が比較的に大形化さ
れると共に、構造が前述の従来装置に比し極めて簡潔化
してその製作費を廉価にし、また供給口の開口度の調節
をその中心部から適宜な半径距離を有する回動調節弁の
操作杆の移動により行うから、給穀量の調節は正確に、
且容易に実施でき、またその開口度の微調節を可能にな
し、適量の精選穀物を常に円滑且迅速に量産する等の実
用的効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例図であシ、第１図は本装置の側断
面図、第２図は要部の拡大側面図、第３図はその拡大断
面図である。１・・・選別機体、２・・・側壁、３・・・電動機、４
・・・回転軸、５・・・掬揚片、６・・・環状筒、Ｉ・
・・軸承、８・・・側壁、９・・・供給ホッパー、１０
・・・支軸、１１・・・係止金具、１２・・・回転選別
筒、１３・・・透孔、１４・・・盤面部、１５・・・軸
承、１６・・・支杆、１７・・・開閉窓、１８・・・開
閉窓、１９・・・排穀口、２０・・・排出口、２１・・
・供給口、２２・・・回動調節弁、２３・・・開口部、
２４・・・長溝孔、２５・・・操作杆。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

回転選別筒を軸架する支軸を供給ホッパーの供給口を設
けた側壁に軸設し、前記供給口の回動調節弁を前記支軸
に同心的に軸装したことを特徴とする粒大選別機の給穀
装置。