JP3087281B2 - 農用走行車体 - Google Patents
農用走行車体Info
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- JP3087281B2 JP3087281B2 JP02105986A JP10598690A JP3087281B2 JP 3087281 B2 JP3087281 B2 JP 3087281B2 JP 02105986 A JP02105986 A JP 02105986A JP 10598690 A JP10598690 A JP 10598690A JP 3087281 B2 JP3087281 B2 JP 3087281B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行車輪の左右に作物体を振り分ける分草
体を設けた農用走行車体に関するものである。
体を設けた農用走行車体に関するものである。
従来、追肥機などのように、圃場内に植立する作物体
に走行車輪が分け入って走行するようにした農用走行車
体があった。なお、圃場内を走行するとき、走行車輪が
作物体を踏みつけたり引っかけたりして損傷を与えるこ
とがあるので、これを防止するため、走行車輪の左右に
作物体を振り分ける分草体を設ける場合があった。
に走行車輪が分け入って走行するようにした農用走行車
体があった。なお、圃場内を走行するとき、走行車輪が
作物体を踏みつけたり引っかけたりして損傷を与えるこ
とがあるので、これを防止するため、走行車輪の左右に
作物体を振り分ける分草体を設ける場合があった。
ところで、従来、分草体は、機体に固定して設けるこ
とがほとんどであった。そのため、走行車輪が動作する
ように設けた農用走行車体に分草体を設けるとなると、
分草体は動作する走行車輪と干渉しないよう大型のもの
となってしまい、そのぶん分草体による作物体への影響
が大きくなる。そこで、本発明は、機体に対して動作す
る走行車輪に対し、その左右に作物体を振り分ける分草
体を設けるにあたり、分草体を走行車輪に干渉しないよ
うにし、且つ、小型にすることを課題とする。
とがほとんどであった。そのため、走行車輪が動作する
ように設けた農用走行車体に分草体を設けるとなると、
分草体は動作する走行車輪と干渉しないよう大型のもの
となってしまい、そのぶん分草体による作物体への影響
が大きくなる。そこで、本発明は、機体に対して動作す
る走行車輪に対し、その左右に作物体を振り分ける分草
体を設けるにあたり、分草体を走行車輪に干渉しないよ
うにし、且つ、小型にすることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の技術的
手段を講じた。
手段を講じた。
請求項１記載の発明では、機体に対して動作可能なケ
ース５の一側方に設けた走行車輪６の左右に作物体を振
り分ける分草体61を、ケース５の動作により走行車輪６
が動作する時に該走行車輪６と該分草体61との間隔が変
わらないよう走行車輪６とともに動作するようにして設
けたことを特徴とする農用走行車体としたものである。
ース５の一側方に設けた走行車輪６の左右に作物体を振
り分ける分草体61を、ケース５の動作により走行車輪６
が動作する時に該走行車輪６と該分草体61との間隔が変
わらないよう走行車輪６とともに動作するようにして設
けたことを特徴とする農用走行車体としたものである。
請求項２記載の発明では、前記分草体61を、機体平面
視で、前記ケース５が内側に入らない状態で走行車輪６
の前方及び左右両側方を囲むように設けたことを特徴と
する請求項１記載の農用走行車体としたものである。
視で、前記ケース５が内側に入らない状態で走行車輪６
の前方及び左右両側方を囲むように設けたことを特徴と
する請求項１記載の農用走行車体としたものである。
請求項３記載の発明では、前記分草体61の前端部を、
機体側面視でその下部側が上部側より前方に突き出た状
態となるよう設けたことを特徴とする請求項１記載の農
用走行車体としたものである。
機体側面視でその下部側が上部側より前方に突き出た状
態となるよう設けたことを特徴とする請求項１記載の農
用走行車体としたものである。
本件発明は、上記構成に基づいて、以下の作用及び効
果を奏する。
果を奏する。
請求項１記載の発明では、分草体61が、ケース５の動
作により走行車輪６が動作する時に該走行車輪６と該分
草体61との間隔が変わらないよう走行車輪６とともに動
作するものとなり、よって、分草体61を走行車輪６に干
渉しないようにし且つ小型にできて、そのぶん分草体に
よる作物体への影響を小さくできる。
作により走行車輪６が動作する時に該走行車輪６と該分
草体61との間隔が変わらないよう走行車輪６とともに動
作するものとなり、よって、分草体61を走行車輪６に干
渉しないようにし且つ小型にできて、そのぶん分草体に
よる作物体への影響を小さくできる。
請求項２記載の発明では、更に、分草体61が、機械平
面視で、前記ケース５が内側に入らない状態で走行車輪
６の前方及び左右両側方を囲むように設けられるから、
分草体61を左右に巾狭いものにでき、よって、上記請求
項１記載の発明の作用及び効果における分草体61の小型
化が一層図れ、また、分草体が作物体を左右に振り分け
たときの作物体の左右への倒伏量が小さくなって、この
点でも分草体による作物体への影響を小さくできる。
面視で、前記ケース５が内側に入らない状態で走行車輪
６の前方及び左右両側方を囲むように設けられるから、
分草体61を左右に巾狭いものにでき、よって、上記請求
項１記載の発明の作用及び効果における分草体61の小型
化が一層図れ、また、分草体が作物体を左右に振り分け
たときの作物体の左右への倒伏量が小さくなって、この
点でも分草体による作物体への影響を小さくできる。
請求項３記載の発明では、分草体61の前端部が、機体
側面視でその下部側が上部側より前方に突き出た状態と
なっているので、左右に隣り合う作物体ができるでけ左
右に分かれた状態となっている作物体の下側から分草体
61が分け入って作物体を分草するものとなり、よって、
上記請求項１記載の発明の作用及び効果を奏するうえ、
更に良好な分草が行えて、走行車輪による作物体の損傷
を小さくできる。
側面視でその下部側が上部側より前方に突き出た状態と
なっているので、左右に隣り合う作物体ができるでけ左
右に分かれた状態となっている作物体の下側から分草体
61が分け入って作物体を分草するものとなり、よって、
上記請求項１記載の発明の作用及び効果を奏するうえ、
更に良好な分草が行えて、走行車輪による作物体の損傷
を小さくできる。
まず、農用走行車体の一例として第１図と第２図に示
したものを説明する。
したものを説明する。
図中符号１は田植機の植付部，フロート等を取外した
歩行型走行車体であり、この走行車体１の車体フレーム
２の前部にエンジン3,ミッション４が搭載され、ミッシ
ョン４の左右の一方に取出された出力軸4aの動力が、チ
ェンケース５のチェン，ホイール等を介し、チェンケー
ス５の端部一側方に軸支された走行車輪６に伝動する構
成となっている。この走行車輪６は、第２図で明らかな
ように作物体である水稲Ａが一直線状に植立している複
数の条Ｂの左右間隔より狭い幅のものである。車体フレ
ーム２の左右の他方でもチェンケース5,走行車輪６が同
様に設けられ、左右のチェンケース5,5の間に車体昇降
・ローリング調節装置10が設けてある。
歩行型走行車体であり、この走行車体１の車体フレーム
２の前部にエンジン3,ミッション４が搭載され、ミッシ
ョン４の左右の一方に取出された出力軸4aの動力が、チ
ェンケース５のチェン，ホイール等を介し、チェンケー
ス５の端部一側方に軸支された走行車輪６に伝動する構
成となっている。この走行車輪６は、第２図で明らかな
ように作物体である水稲Ａが一直線状に植立している複
数の条Ｂの左右間隔より狭い幅のものである。車体フレ
ーム２の左右の他方でもチェンケース5,走行車輪６が同
様に設けられ、左右のチェンケース5,5の間に車体昇降
・ローリング調節装置10が設けてある。
車体昇降・ローリング調節装置10は、チェンケース5,
5に固着するスイングアーム11,11がロッド12,12を介し
て天秤13に連結され、天秤13の中間にスイング制御用油
圧シリンダ14のロッド15を連結すると共に、リターンス
プリング16が付勢される。また、ロッド12,12の一方に
はローリング制御用油圧シリンダ17が組付けられてお
り、図示しないセンサ手段により車体フレーム２の昇降
を検出すると、油圧シリンダ14の伸縮作用によりチェン
ケース5,5をスイングして走行車輪6,6を同時に上下動す
る。一方、車体フレーム２のローリングを検出すると、
油圧シリンダ17の伸縮作用により天秤13を揺動し、走行
車輪6,6の一方を上方移動して他方を下方移動し、車体
フレーム２を常に水平に保つようになっている。
5に固着するスイングアーム11,11がロッド12,12を介し
て天秤13に連結され、天秤13の中間にスイング制御用油
圧シリンダ14のロッド15を連結すると共に、リターンス
プリング16が付勢される。また、ロッド12,12の一方に
はローリング制御用油圧シリンダ17が組付けられてお
り、図示しないセンサ手段により車体フレーム２の昇降
を検出すると、油圧シリンダ14の伸縮作用によりチェン
ケース5,5をスイングして走行車輪6,6を同時に上下動す
る。一方、車体フレーム２のローリングを検出すると、
油圧シリンダ17の伸縮作用により天秤13を揺動し、走行
車輪6,6の一方を上方移動して他方を下方移動し、車体
フレーム２を常に水平に保つようになっている。
車体フレーム２の後部は上方に屈曲してハンドル７が
連結してあり、このハンドル７の部分の操作盤８に種々
の操作レバー９が設けられる。
連結してあり、このハンドル７の部分の操作盤８に種々
の操作レバー９が設けられる。
車体フレーム２の下方には、フロート20がリンク21等
で取付けられて設置されるが、この場合のフロート20は
比較的厚く形成され、肥料が多く載置されても充分な浮
力を得るようになっている。
で取付けられて設置されるが、この場合のフロート20は
比較的厚く形成され、肥料が多く載置されても充分な浮
力を得るようになっている。
そして、走行車輪6,6の少なくとも直前方には分草手
段60が設置され、走行車輪6,6と同一直線上後部に作溝
手段30,追肥装置40が設けられている。作溝手段30は、
ホルダ31に２枚の作溝ディスク32a,32bが八字形に組付
けられており、門形の支持杆33の左右両端に取付けられ
る。そして、支持杆33の中間の軸34が車体フレーム２の
ボス部2aに嵌合し、車体フレーム２に対しローリング可
能に結合される。
段60が設置され、走行車輪6,6と同一直線上後部に作溝
手段30,追肥装置40が設けられている。作溝手段30は、
ホルダ31に２枚の作溝ディスク32a,32bが八字形に組付
けられており、門形の支持杆33の左右両端に取付けられ
る。そして、支持杆33の中間の軸34が車体フレーム２の
ボス部2aに嵌合し、車体フレーム２に対しローリング可
能に結合される。
追肥装置40は、上部の肥料ホッパ41に繰出し部42を介
して追肥ノズル43が連結されており、左右のこれらが作
溝ディスク32a,32bの略中心の真上に垂直に位置するよ
うに車体フレーム２に取付フレーム44で固定される。ま
た、ミッション４からの出力軸45が車体フレーム２のク
ラッチ装置46に入力し、クラッチ装置46からの回動レバ
ー47が繰出し部42のワンウエイ回転機構48に連結する。
更に、操作盤８の操作レバー49がワイヤ50を介してクラ
ッチ装置46に、クラッチを接断するように接続され、追
肥作業を操作することが可能になっている。
して追肥ノズル43が連結されており、左右のこれらが作
溝ディスク32a,32bの略中心の真上に垂直に位置するよ
うに車体フレーム２に取付フレーム44で固定される。ま
た、ミッション４からの出力軸45が車体フレーム２のク
ラッチ装置46に入力し、クラッチ装置46からの回動レバ
ー47が繰出し部42のワンウエイ回転機構48に連結する。
更に、操作盤８の操作レバー49がワイヤ50を介してクラ
ッチ装置46に、クラッチを接断するように接続され、追
肥作業を操作することが可能になっている。
上記追肥装置40の前方で、走行車輪6,6が配置される
機体重心位置の付近は広いスペースがあることから、こ
の機体重心位置付近の車体フレーム２上に肥料袋置き台
51が固着される。そして、この置き台51に肥料袋Ｃが載
置される。
機体重心位置の付近は広いスペースがあることから、こ
の機体重心位置付近の車体フレーム２上に肥料袋置き台
51が固着される。そして、この置き台51に肥料袋Ｃが載
置される。
分草手段60は、第１図及び第２図に示したものでは、
フロート20と略同一の幅と厚さで、走行車輪６がチェン
ケース５のスイングで移動する場合の前方と後方を覆う
ことが可能な長さのフロート形状の分草体61を有し、こ
の分草体61には、チェンケース５と走行車輪６が挿入さ
れて自由にスイングすることが可能な中空部62が設けて
ある。そして、この分草体61が、フロート20と同一高さ
で左右のチェンケース５と走行車輪６の周囲に水平設置
され、前部のアーム63をチェンケース５に入力するミッ
ション出力軸4aに枢支し、後部のアーム64を車体フレー
ム１に連結し、常に接地面がフロート20と同一高さを保
つように固定されている。ここで、幅広い分草体61の少
なくとも前端は尖頭形状を成し、チェンケース２と走行
車輪６の移動する条間上に覆い被さっている水稲Ａを左
右に振り分け、左右に株元側から先端側まで分草するこ
とが可能になっている。
フロート20と略同一の幅と厚さで、走行車輪６がチェン
ケース５のスイングで移動する場合の前方と後方を覆う
ことが可能な長さのフロート形状の分草体61を有し、こ
の分草体61には、チェンケース５と走行車輪６が挿入さ
れて自由にスイングすることが可能な中空部62が設けて
ある。そして、この分草体61が、フロート20と同一高さ
で左右のチェンケース５と走行車輪６の周囲に水平設置
され、前部のアーム63をチェンケース５に入力するミッ
ション出力軸4aに枢支し、後部のアーム64を車体フレー
ム１に連結し、常に接地面がフロート20と同一高さを保
つように固定されている。ここで、幅広い分草体61の少
なくとも前端は尖頭形状を成し、チェンケース２と走行
車輪６の移動する条間上に覆い被さっている水稲Ａを左
右に振り分け、左右に株元側から先端側まで分草するこ
とが可能になっている。
第１図及び第２図に示した歩行型深層追肥機の動作に
ついて以下に述べる。
ついて以下に述べる。
先ず、走行車体１を圃場に入れ、走行車輪6,6とその
周囲に装着されている分草手段60の分草体61およびフロ
ート20を水稲Ａの条間に導き、フロート20を田面上に接
地する。そして、ミッション４からの動力をチェンケー
ス５のチェン等を介して走行車輪６に伝達して駆動し、
操縦者が歩行しながらハンドル７で操蛇することで走行
車体１が走行する。
周囲に装着されている分草手段60の分草体61およびフロ
ート20を水稲Ａの条間に導き、フロート20を田面上に接
地する。そして、ミッション４からの動力をチェンケー
ス５のチェン等を介して走行車輪６に伝達して駆動し、
操縦者が歩行しながらハンドル７で操蛇することで走行
車体１が走行する。
すると、走行車輪６の駆動走行に伴い、その走行車輪
６とチェンケース５の周囲に設けられている分草体61も
田面上に接地し、フロート20と共に機体荷重を受けなが
ら一緒に移動し、この分草体61が走行車輪６の前方の水
稲Ａを左右に仕分け、かつ走行車輪６の後方までこの仕
分け状態を保持しながら進む。このとき、圃場の高さや
傾きに追従してチェンケース５がスイングすると、分草
体61の中空部62の内部でチェンケース５と走行車輪６は
自由に上下動し、この走行車輪６のいずれの上下動位置
でも上述の分草状態に保持される。
６とチェンケース５の周囲に設けられている分草体61も
田面上に接地し、フロート20と共に機体荷重を受けなが
ら一緒に移動し、この分草体61が走行車輪６の前方の水
稲Ａを左右に仕分け、かつ走行車輪６の後方までこの仕
分け状態を保持しながら進む。このとき、圃場の高さや
傾きに追従してチェンケース５がスイングすると、分草
体61の中空部62の内部でチェンケース５と走行車輪６は
自由に上下動し、この走行車輪６のいずれの上下動位置
でも上述の分草状態に保持される。
また、走行車体１の走行に伴い、作溝手段30の作溝デ
ィスク32a,32bが土中に深く入った状態で回転すること
になり、こうして車輪跡に深い溝Ｄが安定かつ確実に形
成される。
ィスク32a,32bが土中に深く入った状態で回転すること
になり、こうして車輪跡に深い溝Ｄが安定かつ確実に形
成される。
こうして作溝が開始した時点で、操作レバー49により
クラッチ装置46のクラッチを接続すると、ミッション４
の出力軸45によりレバー47,ワンウエイ回転機構48が間
欠回転して追肥装置40の繰出し部42が動作する。そこ
で、ホッパ41の肥料Ｅが所定量ずつ下方に繰出され、ノ
ズル43により作溝ディスク32a,32bに作られた溝Ｄに落
下供給して水稲Ａの近傍に追肥されるのである。そし
て、この追肥作業中に車体フレーム２が瞬間的にローリ
ングすると、作溝手段30の支持杆33は、軸34とボス部2a
の回転により水平状態に保持される。このため、瞬間的
なローリング，車体昇降・ローリング調折装置10の追従
制御遅れが補正されて、作溝および追肥の深さが常に一
定になる。
クラッチ装置46のクラッチを接続すると、ミッション４
の出力軸45によりレバー47,ワンウエイ回転機構48が間
欠回転して追肥装置40の繰出し部42が動作する。そこ
で、ホッパ41の肥料Ｅが所定量ずつ下方に繰出され、ノ
ズル43により作溝ディスク32a,32bに作られた溝Ｄに落
下供給して水稲Ａの近傍に追肥されるのである。そし
て、この追肥作業中に車体フレーム２が瞬間的にローリ
ングすると、作溝手段30の支持杆33は、軸34とボス部2a
の回転により水平状態に保持される。このため、瞬間的
なローリング，車体昇降・ローリング調折装置10の追従
制御遅れが補正されて、作溝および追肥の深さが常に一
定になる。
さて、上記の第１図及び第２図に示したものは、走行
車輪が動作するように設けた農用走行車体に分草体を設
けたものであるが、分草体は動作する走行車輪と干渉し
ないよう大型のものとなってしまい、そのぶん分草体に
よる作物体への影響が大きくなるものである。そこで、
本発明では、分草手段60を、一実施例として、第３図及
び第４図に示すように設ける。
車輪が動作するように設けた農用走行車体に分草体を設
けたものであるが、分草体は動作する走行車輪と干渉し
ないよう大型のものとなってしまい、そのぶん分草体に
よる作物体への影響が大きくなるものである。そこで、
本発明では、分草手段60を、一実施例として、第３図及
び第４図に示すように設ける。
具体的には、分草手段60の分草体61が２枚の板部材61
a,61bを組合せて構成される。板部材61a,61bは、前方が
走行車輪６の略全域を覆う形状で、走行車輪６から作溝
ディスク32a,32bの部分に至る長さを有する。そして、
板部材61a,61bの後端の結合金具65で前端に接して閉
じ、後端を開いて一体化した分草体61に構成され、各板
部材61a,61bの中間に取付け金具66a,66bを有する。そこ
で、かかる分草体61が取付け金具66a,66bを走行車輪６
の軸6aに嵌合して取付けられ、板部材61a,61bにより走
行車輪６の左右の両面と作溝ディスク32a,32bの両側を
連続的に覆うように装着される。
a,61bを組合せて構成される。板部材61a,61bは、前方が
走行車輪６の略全域を覆う形状で、走行車輪６から作溝
ディスク32a,32bの部分に至る長さを有する。そして、
板部材61a,61bの後端の結合金具65で前端に接して閉
じ、後端を開いて一体化した分草体61に構成され、各板
部材61a,61bの中間に取付け金具66a,66bを有する。そこ
で、かかる分草体61が取付け金具66a,66bを走行車輪６
の軸6aに嵌合して取付けられ、板部材61a,61bにより走
行車輪６の左右の両面と作溝ディスク32a,32bの両側を
連続的に覆うように装着される。
従ってこの実施例では、走行車輪６の上下動に常に分
草体61も追従する。そして、分草体61により走行車輪６
の前方の水稲Ａの全丈が仕分けられ、かつ走行車輪６と
作溝ディスク32a,32bの部分が共に水稲Ａと非接触に保
持されることになる。
草体61も追従する。そして、分草体61により走行車輪６
の前方の水稲Ａの全丈が仕分けられ、かつ走行車輪６と
作溝ディスク32a,32bの部分が共に水稲Ａと非接触に保
持されることになる。
なお、この実施例では分草体61の板部材61a,61bを走
行車輪６の部分の大きさに限定しても良い。
行車輪６の部分の大きさに限定しても良い。
従って、上記農用走行車体は、機体に対して動作可能
なケース５の一側方に設けた走行車輪６の左右に作物体
を振り分ける分草体61を、ケース５の動作により走行車
輪６が動作する時に該走行車輪６と該分草体61との間隔
が変わらないよう走行車輪６とともに動作するようにし
て設けたものである。更に、前記分草体61を、機体平面
視で、前記ケース５が内側に入らない状態で走行車輪６
の前方及び左右両側方を囲むように設けたものである。
また、前記分草体61の前端部を、機体側面視でその下部
側が上部側より前方に突き出た状態となるよう設けたも
のである。
なケース５の一側方に設けた走行車輪６の左右に作物体
を振り分ける分草体61を、ケース５の動作により走行車
輪６が動作する時に該走行車輪６と該分草体61との間隔
が変わらないよう走行車輪６とともに動作するようにし
て設けたものである。更に、前記分草体61を、機体平面
視で、前記ケース５が内側に入らない状態で走行車輪６
の前方及び左右両側方を囲むように設けたものである。
また、前記分草体61の前端部を、機体側面視でその下部
側が上部側より前方に突き出た状態となるよう設けたも
のである。
そして、上記農用走行車体は、以下の作用及び効果を
奏する。
奏する。
即ち、分草体61が、ケース５の動作により走行車輪６
が動作する時に該走行車輪６と該分草体61との間隔が変
わらないよう走行車輪６とともに動作するものとなり、
よって、分草体61を走行車輪６に干渉しないようにし且
つ小型にできて、そのぶん分草体による作物体への影響
を小さくできる。
が動作する時に該走行車輪６と該分草体61との間隔が変
わらないよう走行車輪６とともに動作するものとなり、
よって、分草体61を走行車輪６に干渉しないようにし且
つ小型にできて、そのぶん分草体による作物体への影響
を小さくできる。
更に、分草体61が、機体平面視で、前記ケース５が内
側に入らない状態で走行車輪６の前方及び左右両側方を
囲むように設けられるから、分草体61を左右に巾狭いも
のにでき、よって、上記請求項１記載の発明の作用及び
効果における分草体61の小型化が一層図れ、また、分草
体が作物体を左右に振り分けたときの作物体の左右への
倒伏量が小さくなって、この点でも分草体による作物体
への影響を小さくできる。
側に入らない状態で走行車輪６の前方及び左右両側方を
囲むように設けられるから、分草体61を左右に巾狭いも
のにでき、よって、上記請求項１記載の発明の作用及び
効果における分草体61の小型化が一層図れ、また、分草
体が作物体を左右に振り分けたときの作物体の左右への
倒伏量が小さくなって、この点でも分草体による作物体
への影響を小さくできる。
また、分草体61の前端部が、機体側面視でその下部側
が上部側より前方に突き出た状態となっているので、左
右に隣り合う作物体ができるでけ左右に分かれた状態と
なっている作物体の下側から分草体61が分け入って作物
体を分草するものとなり、よって、上記請求項１記載の
発明の作用及び効果を奏するうえ、更に良好な分草が行
えて、走行車輪による作物体の損傷を小さくできる。
が上部側より前方に突き出た状態となっているので、左
右に隣り合う作物体ができるでけ左右に分かれた状態と
なっている作物体の下側から分草体61が分け入って作物
体を分草するものとなり、よって、上記請求項１記載の
発明の作用及び効果を奏するうえ、更に良好な分草が行
えて、走行車輪による作物体の損傷を小さくできる。
なお、この発明は上記実施例のみに限定されるもので
はない。
はない。
第１図は歩行型深層追肥機の側面図、第２図は同平面
図、第３図は本発明の実施例を示す要部の側面図、第４
図は同側面図である。 図中符号１は走行車体、２は車体フレーム、３はエンジ
ン、４はミッション、５はチェンケース、６は走行車
輪、７はハンドル、61は分草体、Ａは水稲（作物体）を
示す。
図、第３図は本発明の実施例を示す要部の側面図、第４
図は同側面図である。 図中符号１は走行車体、２は車体フレーム、３はエンジ
ン、４はミッション、５はチェンケース、６は走行車
輪、７はハンドル、61は分草体、Ａは水稲（作物体）を
示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01C 15/00 - 23/04 A01C 11/02 333 A01D 63/00
Claims (3)
- 【請求項１】機体に対して動作可能なケース５の一側方
に設けた走行車輪６の左右に作物体を振り分ける分草体
61を、ケース５の動作により走行車輪６が動作する時に
該走行車輪６と該分草体61との間隔が変わらないよう走
行車輪６とともに動作するようにして設けたことを特徴
とする農用走行車体。 - 【請求項２】前記分草体61を、機体平面視で、前記ケー
ス５が内側に入らない状態で走行車輪６の前方及び左右
両側方を囲むように設けたことを特徴とする請求項１記
載の農用走行車体。 - 【請求項３】前記分草体61の前端部を、機体側面視でそ
の下部側が上部側より前方に突き出た状態となるよう設
けたことを特徴とする請求項１記載の農用走行車体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02105986A JP3087281B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 農用走行車体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02105986A JP3087281B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 農用走行車体 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11182054A Division JP2000023515A (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 農用走行車体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH044806A JPH044806A (ja) | 1992-01-09 |
| JP3087281B2 true JP3087281B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=14422058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02105986A Expired - Fee Related JP3087281B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 農用走行車体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3087281B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112136439A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-12-29 | 宋文海 | 一种用于艾草规范化种植的播种装置及其使用方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110809966A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-21 | 华南农业大学 | 一种水稻侧深施药肥同步机械插秧的方法及其应用 |
| CN114514814B (zh) * | 2022-01-20 | 2022-08-26 | 金华市农业科学研究院(浙江省农业机械研究院) | 一种插秧机侧深施肥防堵装置 |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP02105986A patent/JP3087281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112136439A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-12-29 | 宋文海 | 一种用于艾草规范化种植的播种装置及其使用方法 |
| CN112136439B (zh) * | 2020-09-28 | 2021-09-21 | 宁夏煌甫谧艾益康产业有限公司 | 一种用于艾草规范化种植的播种装置及其使用方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH044806A (ja) | 1992-01-09 |
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