JP2519026Y2 - 水田作業機における動力伝動構造 - Google Patents

水田作業機における動力伝動構造

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JP2519026Y2
JP2519026Y2 JP8264090U JP8264090U JP2519026Y2 JP 2519026 Y2 JP2519026 Y2 JP 2519026Y2 JP 8264090 U JP8264090 U JP 8264090U JP 8264090 U JP8264090 U JP 8264090U JP 2519026 Y2 JP2519026 Y2 JP 2519026Y2
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隆 布野
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水田作業機における植付部の動力伝動構造
に係るものである。
〔従来の技術〕
一般に歩行型田植機等の水田作業機は、第9図、第10
図に示すようスイング車輪aの後方に植付部を設け、該
植付部のドライブケースbと左右のプランタケースcと
をシャフトケースdで連結して植付部の動力を伝達する
ようにしている。
〔本考案が解決しようとする課題〕
この種の水田作業機は、スイング車輪aと植付部の苗
ホルダeおよびシャフトケースdとの関係位置によって
機体寸法が決定されるものであるが、従来は機体の全長
をできるだけ短かくするため、これらの各関連寸法を互
に当接しない範囲で余裕のない設計としている。
このため圃場条件によりスイング車輪aを大径の車輪
a′に変更した場合には、上動させた車輪a′がシャフ
トケースdに当接して地上高が第11図に示すAの状態と
なってしまい、従来のように低い地上高Aaとなる位置ま
で車輪a′を上動させることができない。このため浅田
から深田までの正規の植付適用範囲を維持することがで
きないという問題がある。
本考案は上記の如き実情に鑑み、スイング車輪を大径
のものと変更しても、何等機体全長を長くすることな
く、自由にスイング車輪を昇降させることができて、浅
田から深田までの正規の植付適用範囲を維持して円滑に
作業を行うことができる水田作業機における動力伝動構
造を提供することを目的課題としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため本考案が講じた技術的手段
は、左右スイング車輪の後方に植付部を設け、該植付部
のドライブケースと左右のプランタケースとをシャフト
ケースで連結した水田作業機において、上記ドライブケ
ースとプランタケースとの上端側に、それぞれ上方に向
かうサブケースを設けると共に、上記サブケースを左右
方向のシャフトケースで互いに連動連結して、シャフト
ケースの取付位置を後方上方に偏位させることを特徴と
するものである。
〔考案の作用〕
したがって本考案によれば、ドライブケースとプラン
タケースとに設けたサブケースをシャフトケースが連動
連結して植付部の動力を伝達する。
そして、上方に向うサブケースを互に連結した左右方向
のシャフトケースは、取付位置が上方後方に偏位するの
で、スイング車輪を大径の車輪と交換しても、上下動す
るスイング車輪がシャフトケースに当接することはな
く、正規の植付適用範囲を自由に上下動する。しかも、
ドライブケースとプランタケースとの上端側にサブケー
スを設けるのみでよいから、何等機体の全長を長くする
ことなく容易に後付けすることができる。
〔実施例〕
つぎに本考案の一実施例を添付した図面に基いて詳述
する。1は水田作業機として例示する歩行型田植機であ
って、エンジン2を搭載した機体フレーム3の下部にメ
インフロート4が設けられ、機体の両側には、チエンケ
ース5に支持されたスイング車輌6が設けられている。
そしてチエンケース5が揺動軸7を中心に揺動してスイ
ング車輪6が上下動し、機体高をAbを調節する。
8はスイング車輪6の後方に設けた植付部であって、
左右に往復動する苗載台9が前低後高状に配設されてお
り、その下端部に苗ホルダ10が設けられている。11はエ
プロンである。
12は植付部8に設けたドライブケースであって、その
両側には回転軸13に連動して植付作動する植付爪14が設
けられている。また15は左右のプランタケースであっ
て、その内側には回転軸16に連動する植付爪17が設けら
れている。そして、上記ドライブケース12とプランタケ
ース15の上端側には左右対称状のサブケース18,18が設
けられており、該サブケース18,18を左右方向のシャフ
トケース19で互に連動連結することにより、ドライブケ
ース12からプランタケース15に動力が伝達される。すな
わち、シャフトケース19に内装されたシャフト19aの両
側および中央部がサブケース18内のチエン連動装置20,2
0を介してドライブケース12およびプランタケース15の
上端側に設けた中間軸21,22に連結され、該中間軸21,22
がさらにチエン連動装置23,23を介して前記回転軸13,16
に連結されている。
そして上記ドライブケース12とプランタケース15と
は、従来と同様の位置関係となっているが、サブケース
18,18を側面視において、ドライブケース12とプランタ
ケース15内のチエン連動装置23による動力伝動軸線と同
一方向に配設することにより、シャフトケース19がドラ
イブケース12およびプランタケース15の上方後方に偏位
するようになっている。
第3図は他の実施例を示すものであって、サブケース
18を、ドライブケース12とプランタケース15の動力伝動
軸線よりも下方に向う傾斜状に配設して、シャフトケー
ス19がスイング車輪6の上下動軌跡外の最短距離部に位
置するようになっている。
また、第4図、第5図は、同様の目的を達成するた
め、シャフトケース19の上下動するスイング車輪外径軌
跡に対応する位置に、凹部24を形成して、側面視におい
て、上動した大径のスイング車輪a′とシャフトケース
19とがラップ状となるように構成したものである。
さらに第6図〜第8図には、施肥ノズルの取付構造を
示している。最近この種の水田作業機には、植付と同時
に施肥するものが増加しているが、施肥装置を後付けす
ることが多いため、取付箇所が複雑となって、作業時に
泥がたまり、泥はけが悪くなって泥押し作用により植付
苗を乱すことがあり、またフロートによる感知機能が低
下したり、機体回行性が悪くなることがある。このよう
な問題を解消するため、フロートの凹部からノズル取付
座をU字状に設けると共にノズル取付座の上面とフロー
トの上面とを略同一高さとしたものである。すなわち、
25はメインフロート、26はサイドフロートであって、メ
インフロート25の両側縁に形成されている凹部27の底面
上にノズル取付座28が螺着固定されている。該ノズル取
付座28はメインフロート25の側面に対し、上方に向けて
U字状に折曲延設され、その上端側には、前後方向の施
肥ノズル29を固定したプレート30と振れ止めプレート31
とが、ノズル取付座28を挟んで取付部材32により、上下
回動自在に枢着されている。33は振れ止めプレート31に
設けた位置決め用のピン孔であって、施肥作業時には、
施肥ノズル29を下方に回動固定して肥料噴出口を土中に
臨ませる。34は施肥ホース連結部である。なおサイドフ
ロート26にも施肥ノズル35が同様に取付けられている。
上記の如き構成において、いま水田作業を行うに当
り、スイング車輪6を上下動させれば機体高Abを耕盤の
深さに応じて自由に調節することができ、ドライブケー
ス12およびプランタケース15の回転軸13,16に連動して
植付作動する植付爪14,17が苗載台9上の苗を掻き取っ
て田面に植付ける。
そして圃場条件によりスイング車輪6を大径のものに
変更する際には、Bだけ長いチエンケースに大径の車輪
6′を取付けることになるが、ドライブケース12とプラ
ンタケース15とに設けたサブケース18を連動連結してい
るシャフトケース19は、その取付位置が後方上方に偏位
しているので、大径の車輪6′を上下動させても、シャ
フトケース19に当接することはない。このため、浅田か
ら深田までの広い植付適用範囲を維持して円滑に植付作
業を行うことができるうえ、長いチエンケースに大径の
車輪6′を取付けることができるので、機体の前後バラ
ンスを良好にすることができる。しかも左右対称状のサ
ブケース18をドライブケース12とプランタケース15との
動力伝動軸線上に取付けるのみでよいから、従来の水田
作業機に簡単に後付けすることができて、何等機体全長
を長くすることなく、大径のスイング車輪6′を使用す
ることができる。
また、サブケース18を傾斜状に配設したものでは、ス
イング車輪6′の上下動軌跡外の最短距離部に位置した
サブケース18を小形にすることができるので、動力伝動
装置全体の軽量化を図ることができる。なおこの場合、
苗載台9に載置された苗の葉部がシャフトケース19に触
れることがあっても、最終的に苗ホルダ10が苗を保持す
るので植付作業に支障を及ぼすことはない。
また、シャフトケース19に凹部24を形成したもので
は、スイング車輪6を大径のものとしても、凹部24の範
囲内では大径の車輪6′がシャフトケース19に当接する
ことはない。
一方、第6図〜第8図に示したように施肥ノズル29を
取付ければ、メインフロート25の凹部27に設けたノズル
取付座28がメインフロート25に対してU字状となって、
上端側がメインフロート25より上方に突出しないので、
施肥ノズル29を取付けたことによりメインフロート25上
に泥だまりが増えることはなく、メインフロート25によ
る感知機能が低下したり、機体回行性が悪くなる等の施
肥ノズル後付けによる欠点を解消することができる。
〔考案の効果〕 これを要するに本考案は、左右スイング車輪の後方に
植付部を設け、該植付部のドライブケースと左右のプラ
ンタケースとをシャフトケースで連結した水田作業機に
おいて、上記ドライブケースとプランタケースとの上端
側に、それぞれ上方に向かうサブケースを設けると共
に、上記サブケースを左右方向のシャフトケースで互い
に連動連結して、シャフトケースの取付位置を後方上方
に偏位させることから、植付部のドライブケースと左右
のプランタケースとをシャフトケースで連結するもので
ありながら、左右方向のシャフトケースがサブケースを
互に連動連結しているので、ドライブケースとプランタ
ケースとの上端側に上方に向うサブケースを設けるのみ
で、シャフトケースの取付位置を後方上方に偏位させる
ことができる。したがってスイング車輪を大径の車輪に
変更しても、昇降するスイング車輪がシャフトケースに
当接しないので、何等機体全長を長くすることなく自由
に大径のスイング車輪を昇降させて浅田から深田までの
広い植付適用範囲を維持することができ、しかもスイン
グ車輪を支持するチエンケースを長くして機体の前後バ
ランスの向上を図ることができる。そのうえ、サブケー
スをドライブケースとプランタケースの上端側に設ける
のみでよいから、従来の水田作業機にも容易に後付けす
ることができる等、極めて有用な実用的効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る水田作業機における動力伝動構造の
一実施例を示すものであって、第1図は全体側面図、第
2図は動力伝動系の説明図、第3図は他の実施例を示す
全体側面図、第4図はシャフトケースに凹部を設けた水
田作業機の側面図、第5図は同上要部の拡大平面図、第
6図は施肥ノズルを設けたフロートの平面図、第7図
(イ)(ロ)は施肥ノズルの平面図および側面図、第8
図同上背面図、第9図は従来例の全体側面図、第10図は
同上動力伝動系の説明図、第11図は大径のスイング車輪
を取付けた従来の側面図である。 図中、6……スイング車輪、8……植付部、12……ドラ
イブケース、18……サブケース、19……シャフトケー
ス、である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右スイング車輪の後方に植付部を設け、
    該植付部のドライブケースと左右のプランタケースとを
    シャフトケースで連結した水田作業機において、上記ド
    ライブケースとプランタケースとの上端側に、それぞれ
    上方に向かうサブケースを設けると共に、上記サブケー
    スを左右方向のシャフトケースで互いに連動連結して、
    シャフトケースの取付位置を後方上方に偏位させること
    を特徴とする水田作業機における動力伝動構造。
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