JPH0449858Y2 - - Google Patents

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JPH0449858Y2
JPH0449858Y2 JP1986188142U JP18814286U JPH0449858Y2 JP H0449858 Y2 JPH0449858 Y2 JP H0449858Y2 JP 1986188142 U JP1986188142 U JP 1986188142U JP 18814286 U JP18814286 U JP 18814286U JP H0449858 Y2 JPH0449858 Y2 JP H0449858Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は施肥播種機において、ロータリー耕耘
装置等のデプスバーに固定される取付フレーム
と、作溝器や覆土デイスク等を付設して圃場面に
追随して揺動する播種フレームを連結する平行リ
ンクの構成に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来施肥播種機において、ロータリー耕耘装置
や管理機のデプスバーに固定され繰出装置やホツ
パー等を付設する取付フレームと、作溝器や覆土
デイスク、鎮圧ローラー等を付設して播種フレー
ムの間に、揺動可能に連結する平行リンクを介装
した技術は公知とされているのである。
例えば、特開昭59−39204号公報や、実開昭57
−84816号公報や、実公昭38−13924号公報に記載
の技術の如くである。
また、他の先願技術としては、第5図に示すよ
うに、平行リンク20,21のそれぞれ一側の略
垂直方向に取付フレーム23より突出した枢支軸
a,cに枢支し、他側を播種フレーム24より突
出した枢支軸b,dに略垂直方向に枢支し、そし
て、枢支軸c,b間にリンクバネ22を介装して
いたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような構成であると、水平位置
近傍でしかうまく揺動しなかつたのである。つま
り、第3図により枢支軸bについて考察すると、
枢支軸bはリンクバネ22によつて枢支軸c方向
に引つ張られており、かつ、枢支軸aを中心に回
動するのである。
他方、水平時の枢支軸bにおけるリンクバネ2
2の張力をベクトルtで表し、該ベクトルtを接
線方向のベクトルthと半径方向のベクトルtrに分
解すると、播種フレーム24や作溝器35等の揺
動部Jが上昇したときb1のベクトルt1の接線方向
のベクトルth1は水平時のベクトルthよりも大き
くなり、逆に、揺動部Jが下降したときb2には接
線方向のベクトルth2は水平時のベクトルthより
も小さくなるのである。
即ち、上昇時には回動モーメントが大きくな
り、下降時には回動モーメントが小さくなるので
ある。
故に、水平時においてリンクバネ22の張力t
と播種フレーム24等の重量Wとを合成した力
が、作業時における走行抵抗Sと施肥播種機の接
地反力Pとの合成力Nが釣り合つていると仮定し
て、この状態で作業を行うと、第4図に示すよう
に水平時では深さLの適正深さで作溝が行われ施
肥・播種されるが、圃場の凸部に施肥播種機がさ
しかかると、揺動部Jは上昇し回動モーメントが
大きくなつて、作溝器35は更に深く入り込みそ
の深さL1が大きくなるのである。
逆に、凹部にさしかかると、揺動部Jは下降し
回動モーメントが小さくなつて設定深さに至ら
ず、その深さL2で浅く作溝してしまうのである。
よつて、施肥播種機は圃場の凹凸に追随できず
施肥及び播種深さが一定にならず、作物の生育に
悪影響を与えていたのである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑み、次の如く構成し
たものである。
繰出装置32やホツパー33等を付設した本機
側に固定される取付フレーム23と、作溝器35
や覆土デイスク36、鎮圧ローラー37等を付設
した揺動側の播種フレーム24との間を、前部を
高く後部を低く構成した平行リンク20,21に
て揺動可能に連結した施肥播種機において、下側
の平行リンク21の枢支軸C,Dを結ぶ線Y−Y
に対して、揺動側の枢支軸Dの中心から垂線X−
Xを形成し、上側の平行リンク20の後方側の枢
支軸Bを前記垂線X−Xより後方に配設し、下側
の平行リンク21の前端の枢支軸Cと平行リンク
20の後端の枢支軸Bとの間に、リンクバネ22
を介装し、斜めに構成した平行リンク20の略延
長線上に播種フレーム24から後方に支持した鎮
圧ローラー37を配置したものである。
(ホ) 作用 このように構成すると、第3図に示すように、
従来と同じ張力Tで枢支軸C,B間にリンクバネ
22を介装すれば、揺動部Jが上昇した場合に
は、その接線方向のベクトルはth1となり水平時
のベクルThより小さくなり、逆に、揺動部Jが
下降した場合には、接線方向のベクルTh2は水平
時のベクルThより大きくなるのである。
即ち、施肥播種機が圃場の凸部にさしかかつた
ときには、揺動部Jが上昇すると共に回動モーメ
ントが小さくなり、地面からの反力により上昇し
水平時と同等の深さに作溝するのである。
逆に、施肥播種機が圃場の凹部にさしかかつた
ときには、揺動部Jが下降すると共に回動モーメ
ントが大きくなり、地面方向に揺動部Jを下降さ
せ、水平時と同等の深さに作溝するのである。よ
つて、施肥播種機は圃場の凹凸に追随して一定深
さで作業が行えるのである。
(ヘ) 実施例 次に添付の図面に示した本考案の実施例の構成
を説明する。
第1図はロータリー耕耘装置に施肥播種機を装
着した側面図、第2図は本考案の要部である平行
リンク部拡大側面図である。
第1図において全体構成から説明すると、トラ
クターの作業機装着装置にロータリー耕耘装置K
が装着され、該ロータリ耕耘装Kへの動力はトラ
クターのPTO軸よりユニバーサルジヨイントを
介してギヤボツクスに入力され、該ギヤボツクス
より側方に突出したメインビームよりチエーンケ
ース1に伝えて、該チエーンケース1の下端に横
架した耕耘爪軸を駆動している。該耕耘爪軸には
耕耘爪2が植設され、該耕耘爪2の回動により耕
耘が行われるのである。
また、ギヤボツクス両側より後方にデプスビー
ム4が突設され、ギヤボツクス上部にはマスト6
が枢支され、両者間に調節ハンドル7が介装され
ている。前記デプスビーム4の後端にはデプスバ
ー5が固設され、該デプスバー5両端に尾輪8が
付設され、前記調節ハンドル7を回動することに
より角度が変更され、尾輪8の高さが変えられて
耕深が調節されるのである。
前記デプスバー5より連結装置Mを介して横設
フレーム30が固設され、該横設フレーム30に
駆動ビーム29及び数台並列に施肥播種機Eが付
設され、数条一度に施肥播種を行えるように構成
してある。
該施肥播種機Eは連結装置Mに設けられた角度
ハンドル10を回動することにより、接地角を調
節でき、昇降ハンドル11を回動することによ
り、高さを調節することができるのである。
前記横設フレーム30に固設された取付フレー
ム23の後面には、前後方向に繰出装置32F,
32Rが固設され、その上にホツパー33F,3
3Rがワンタツチ装着にて載置される。
繰出装置32F,32Rの下部に、それぞれガ
イドパイプ34F,34Rが蛇腹27F,27R
を介して連通され、作溝器35の内側及び外側に
延設されている。前記蛇腹27F,27Rは半透
明のシリコンゴムで出来ており、揺動部Jの揺動
に対して伸縮することにより対応している。
前記繰出装置32F,32Rの駆動は、前記駆
動ビーム29に固設されたチエーンケース28の
上端に駆動軸が横設され、該駆動軸は並列に配設
された繰出装置32Fに貫通して、チエーンケー
ス28の下端に設けた接地輪39の回動により駆
動され、肥料及び種子が播かれるのである。
また、取付フレーム23の下部には取付金具2
3aが固設され、本考案の平行リンク20,21
を介して播種フレーム24が連結されている。
該播種フレーム24の前端には作溝器取付シヤ
フトが嵌合され、取付シヤフト下端に二枚のデイ
スクをV字形に合わせた作溝器35が軸架されて
いる。
また、播種フレーム24側部より後下方に突出
したシヤフト端に覆土デイスク36が突設され、
播種フレーム24後端より突出したフレーム後端
に鎮圧ローラー37が突出されている。
平行リンク20,21及びリンクバネ22は播
種フレーム24の両側に配設され、リンクバネ2
2は土壌の硬軟により付け替えたり、取り外した
りされる。該平行リンクの構成を一側について、
第2図により説明すると、平行リンク20,21
の一端は取付フレーム23に突設された枢支軸
A,Cに枢支される。他端は播種フレーム24に
突設された枢支軸B,Dに枢支され、枢支軸A,
B,C,Dは平行四辺形を形成し、播種フレーム
24に連設される作溝器35、覆土デイスク3
6、鎮圧ローラー37、ガイドパイプ34F,3
4R等の揺動部Jが上下平行に揺動できるように
構成されている。そして、枢支軸C,B間にはリ
ンクバネ22が介装されて揺動部Jが下方へ回動
するように付勢されている。
本考案の要部である平行リンク20,21の枢
支軸A,B,C,Dの配置は、下側の平行リンク
21の枢支軸C,Dの中心を結ぶ線Y−Yに対し
て、平行リンク21の揺動側枢支軸Dより垂線X
−Xを形成し、平行リンク20の揺動側枢支軸B
を前記垂線X−Xより後方〔取付フレーム23と
反対側方向〕に配置しているのである。但し、垂
線X−X近傍も含む。
(ト) 考案の効果 以上のような構成・作用により、本考案は次の
ような効果が得られるのである。
第1に、平行リンク20,21の下降状態から
上昇状態まで、略同一の押圧力により作溝・覆土
部を押圧するので、施肥播種機Eのどの位置にお
いてはも、均一な状態で作溝や覆土が行われるの
である。
即ち、第3図に示すように、従来と同じ張力T
で枢支軸C,B間にリンクバネ22を介装すれ
ば、揺動部Jが上昇した場合には、その接線方向
のベクルはTh1となり水平時のベクルThより小
さくなり、逆に、揺動部Jが下降した場合には、
接線方向のベクルTh2は水平時のベクルThより
大きくなるのである。
これにより、施肥播種機が圃場の凸部にさしか
かつたときには、揺動部Jが上昇すると共に回動
モーメントが小さくなり、地面からの反力により
上昇し水平時と同等の深さに作溝する。
逆に、施肥播種機が圃場の凹部にさしかかつた
ときには、揺動部Jが下降すると共に回動モーメ
ントが大きくなり、地面方向に揺動部Jを下降さ
せ、水平時と同等の深さに作溝するのである。よ
つて、施肥播種機は圃場の凹凸に追随して一定深
さで作業が行えるのである。
第2に、揺動部Jの上下揺動位置を決定するの
に最も大きな影響を与える鎮圧ローラー37を、、
前部を高く後部を低く構成した平行リンク20,
21の、略延長線上に配置したので、僅かの鎮圧
ローラー37の上下動でも、平行リンク20,2
1が敏感にかつスムーズに反応するようになつた
のである。
第3に、施肥播種機の揺動部は圃場の凹凸に追
随して作溝深さを一定に保つことができるように
なり、種子及び肥料が適正深さに播くことがで
き、作物の発芽、生育等を均一化して収穫の向上
が図れたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータリー耕耘装置に施肥播種機を装
着した側面図、第2図は本考案の要部である平行
リンク部拡大側面図、第3図は従来及び本考案の
平行リンクの作用ベクルを示す図面、第4図は従
来の作溝深さを示す図面、第5図は先願技術の平
行リンク部拡大側面図である。 A,B,C,D……枢支軸、E……施肥播種
機、J……揺動部、20,21……平行リンク、
22……リンクバネ、23……取付フレーム、2
4……播種フレーム、32……繰出装置、33…
…ホツパー、35……作溝器、36……覆土デイ
スク、37……鎮圧ローラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繰出装置32やホツパー33等を付設した本機
    側に固定される取付フレーム23と、作溝器35
    や覆土デイスク36、鎮圧ローラー37等を付設
    した揺動側の播種フレーム24との間を、前部を
    高く後部を低く構成した平行リンク20,21に
    て揺動可能に連結した施肥播種機において、下側
    の平行リンク21の枢支軸C,Dを結ぶ線Y−Y
    に対して、揺動側の枢支軸Dの中心から垂線X−
    Xを形成し、上側の平行リンク20の後方側の枢
    支軸Bを前記垂線X−Xより後方に配設し、下側
    の平行リンク21の前端の枢支軸Cと平行リンク
    20の後端の枢支軸Bとの間に、リンクバネ22
    を介装し、斜めに構成した平行リンク20の略延
    長線上に播種フレーム24から後方に支持した鎮
    圧ローラー37を配置したことを特徴とする施肥
    播種機のリンク機構。
JP1986188142U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0449858Y2 (ja)

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JP1986188142U JPH0449858Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

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JP1986188142U JPH0449858Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

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Publication Number Publication Date
JPS6392511U JPS6392511U (ja) 1988-06-15
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Families Citing this family (2)

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JP2574377Y2 (ja) * 1992-05-12 1998-06-11 スター農機株式会社 牽引式農業作業機
FR3078228B1 (fr) * 2018-02-26 2020-06-26 Kuhn S.A. Module de semis pour machine agricole combinee et machine agricole combinee comportant un tel module

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939204A (ja) * 1982-08-28 1984-03-03 株式会社向井工業 ダブルデイスク型溝切装置

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