JPS5939204A - ダブルデイスク型溝切装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は施肥播種機に用いて最適なダブルディスク型の
溝切装置に係り、殊更２種の条溝を切り開くに当って、
その両ディスクに対する土塊や夾雑物などの付着・堆積
を確実に予防し、その常に円滑な遊転作用を行なわせて
、適正な溝切精度を得られるようにすると共に、好まし
くは機体から独立する予じめの簡素なユニット体として
、その肥料や種子のシュートへ着脱自在に取付は使用で
きるよう改良したものである。

以下、図示の実施態様に基いて本発明の具体的構成を説
明すると、図は施肥播種機用のｔ’ｔｌｊ切装置として
、その機体から別個独立する予じめのユニット体を表わ
しており、第１〜５図において、ｆ＋＋は金属板のディ
スク取付台であり、平面から見て進行方向の前側が尖鋭
な中空の略三角ボックス型をなしている。（２）はその
取付台ｆｉｌＯ後端部後端子の一部をなして貫通する如
く一体的に立設された中空の取付角筒であり、後述する
機体の肥料シュートへ下方から挿脱自在に連通接続され
、且つ押しボルト（３）などの螺入によって取付は固定
されるようになっている。（４）はやはり後述の前側デ
ィスクと相俟って、上記角筒（２）の開放下端部を囲む
如くに臨まされた漏斗片であり、前側ディスクによって
生成される施肥溝内へ、肥料を集中的に正しく落下誘導
する。この漏斗片（４）が角筒（２）の下端部をそのま
ま部分的に延長する如き、断面り字型の舌片状を呈して
いること、図から示唆される通りである。

（６）は上記三角ボックス型取付台＋１１の一辺をなす
横側立壁斜面へ、遊転自在に軸支された施肥溝生成用の
前側ディスクであって、径大な金属円板から成る。（６
）は同じく取付台（１）の他辺をなす横側立壁斜面へ、
やはり遊転自由に軸支された播種溝生成用の後側ディス
クであって、径小な金属円板から成り、前側ディスク（
５）と一定の交叉角度をなして向かい合っている。つま
り、上記両ディスク（６）（６）はその進行方向の前側
下部付近を交叉点（Ｐｉとする平面視の略Ｖ字型に軸支
されているわけであるが、その場合上記「前側、及びｒ
後側、の説明字句によって示唆するように、その両ディ
スク（５１（６１の軸支点（ａＪ（１））が前後方向に
沿って相互位置ズレした配列とされている。

そのため、前側下部付近の交叉点ｔｐ＋位置においては
、前側ディスク（５）のフラットな円形内面に後側ディ
スク（６）の円周面が臨む如く、その両国周面が平面か
ら見て相互喰違い状のＶ字型を呈することとなっている
。この点、図では前側ディスク（５）を径大に、後側デ
ィスク（６）を径小として各々形成し、前者により生成
される施肥溝ｆＦｌを第８図のように深く、後者により
生成される播種溝ｆｉ＋を浅くなるよう定めているが、
上記の通り両ディスク（６）（６）の円周面が前後方向
に宿って、喰違い位置ズレ状態に配設される限り、例え
ば第６図の変形例に示すように、両ディスク＋５１　（
８１の軸支点（ａＪ（ｂ）はこれを同一位置として、前
側ディスク（５）をかなり径大に、後側ディスク（６１
を相当径小に各々形成しても良く、又第）図のように両
ディスク（５）（６）を同一な大きさとして、その軸支
点（ａ）（１））を前後方向へかなりの喰違い状に配列
しても良い。その何れにあっても、両ディスク＋５１　
＋６１の軸支点（ａ）（ｂ）を上下方向に沿っても位置
ズレさせることが可能であり、その相互位置ズレの度合
いを調整できるようにすることも考えられる。

もつとも、第１〜５図の基本例に示す通り両ディスク（
５１ｔｅｌの大小差と、その軸支点（ａ）（ｂ）の前後
位相変化とによって、後側ディスク（６）の円周面を前
側ディスク＋５１で前方から覆うよう構成しておくなら
ば、上記溝切り深さの変化に加え、その進行中に土塊や
夾雑物などを先づ径大な前側ディスク（６）によシ、確
実に押え込み又は排除できると共に、その直後に溝切シ
作用する径小な後側ディスク（６１の遊転を支障なく円
滑化でき、ｄわばその防護機能も営なませ得る点で最適
と言える。第５図に記入した符号＋７１　＋８１は各デ
ィスクｆ６＋　＋６１の遊転支゛軸であリ、取付台ｉｌ
＋から横外方へ突出固定されている０（９１１１０１は
同じく１前受メタル、（１１）　（ｌ匂は固定ブツシュ
、（１搗圓はディスク（５）（６）の合成樹脂製ボスで
あり、ビス止めされている。

暁に、図では機体との関係において、後１則ディスク（
６）により生成される播種％　ｔｅｌの中心線ｔＸ＋を
、機体の進行中心線と合致させており、その機体中心線
と前側ディスク（６）とのなす交叉角度（αンを約１０
度とし、同じく中心線と後側ディスク（６）との交叉角
度（β２を約１５度として、播種τｐＱ　（Ｂ）よりも
やや狭幅な施肥溝ｆＦｌを開口させるよう設定している
と共に、その施肥溝（Ｆ）の中心線（Ｙｌを上記１１４
種溝＋８１の中心線ｔＸｌよりも、若干の一定距１’Ｊ
　ｆ’ｊ分だけ横外方へ平行偏位させているけれども、
これに限らｄｘ構成を採用できること勿論である。

（１５）１国は各ディスク＋５１　（６＋のフラットな
円形外面に臨むスクレーバーであり、上記取付台＋１１
から後方へ拡開状に延長された翼板（１η１１８ｉに、
何れも７Ｉセルト（１９）　（２０）とナツト（２１）
レフによりカラー（四（２（１）を介して止着されてい
る。その場合、後側ディスク（６）の１月形内面に臨む
スクレーパー四は取付台０）の翼板０→から一体的に屈
曲突設されている。他方、前側ディスク（５）の同じく
円形内面に臨むスクレーパーは、その機能を後述の固定
シューが営なむよう兼用されているため、特別には設置
されていない。

又、（２（へ）は上記三角ボックス型取付台（１）の尖
鋭な前端部から前方へ一体に延長されたシュー取付ステ
ーであり、両ディスク＋５１　ｆ（ｉｌと干渉しないよ
うに、その相互間隙を通じて後側ディスク（６）の前部
外側へ屈曲状に導出されている。９ηはそのステー（′
２句へ複数のビス（ハ）によって着脱自在にＩＬ７ｉ？
された固定シューでアリ、平面から見て「ヘヨ字型半折
り状の金属板片から成る。このシュー（２７）は、両デ
ィスクｆｉ＋　＋６１の上記交叉点ｆＰｌを前方から遮
蔽して、その相互間隙から土塊や夾雑物などが入り込む
ことを防止する所謂プロテクター又はカバーとして機能
するものである。

そのために、固定シューＱηの前１１す立縁部は径大な
前側ディスク（５）のフラットな円形内面へ添接状に臨
まされており、そのディスク（５）の内面スクレーバー
機能も営な嵌アようになっている。他方、シュー（２７
Ｉの後側立縁部は径小な後側ディスク（６）のフラット
な円形外面へ同様に臨まされており、そのディスク（６
）を被覆している。このシューＵηの下端部は、径小な
後側ディスク（６）の円周面と実質的に同一の取付高さ
又は溝切り深さとして定められていると共に、殊更その
半折りされた前側下端縁部は径大な前側ディスク（５）
の円周面と向かい合う円弧面（２９１に仕上けられてお
り、そのシュー伐ηと前側ディスク（５１との交叉角度
が、前後両ディスク（５）（６１の相互交叉角度と実質
的に等しく定められている。

又、同じく残る半折り部分をなす後１則下端縁部は、後
方へ直線的に切り上る如き傾斜テーパー面一として定め
られており、これによってそのテーパー面（７）と後側
ディスク（６）の円周面との相互間に、横外方から見て
略デルタ状をなす土の廻り込み空隙（Ｄ＋が開口露呈さ
れるようになっている。つまり、固定シューＱηによっ
て横外方へ押し逃けられる土が、その進行に伴ない上記
空隙＋Ｄｌから内側へ一部迫り込み、そこで引き続き後
側ディスク（６）による溝切り作用が付与され、以って
第８図に示唆する通り施肥溝（シ゛）と播種溝（８＋と
の相互間に、廻り込んだ土による所謂仕切壁（３１）が
若干盛られるようになっている。尚、両ディスク（５）
（６）との関係において、固定シュー（２７１の取付高
さを例えばそのビス孔の個数増加などにより、差し換え
調整することも考えられる。シューＱηをその取付ステ
ー（２→へビス止めする形態につき説示したが、第６図
に付記したように両者を一体に屈曲形成しても良い。

このような溝切装置は上記諸部材から組立てられた予じ
めのユニット体をなし、第９図のような施肥播種機へ着
脱自在に取付は使用される。即ち、同図において、藺は
図外の動力移動層（幾により牽引されるツールバーであ
り、これには施肥ユニット□□□と播種ユニットＣ４が
装着されている。州は施肥二二ツ）　＋３３１における
肥料タンク鋼内の肥料繰出ロールであり、接地駆動輪（
３７１によって回転１嚇動される。その繰出ロール（至
）のケース内と肥料シュート−とが可撓管ｔ３９）によ
って連通接続されており、その肥料シュート−をなす角
パイプに上ｈピ溝切装置におけるディスク取付台ｆｌｌ
の角筒ｆ２１が、挿脱自在に連通接続され且つ押しボル
ト（３）で固定されるようになっているわけである。そ
の場合、互いの差込み度合いによって、溝切装置全体の
取付高さ又は溝切り深さを調整できること勿論である。

（４１は利１子ホッパー（４１）内の押子繰出ベルトカ
セットであり、その無端化された種子−コンベヤベルト
（４４が別な接地駆動輪（４３で循環回走され、神子を
種子シュート（４４から落下させる。その播種ユニット
（３４１の機体（ト）は左右一対の金属板から成り、そ
の中心線上に４’＋、’ｊ子ホッパー（４１）やベルト
カセット四と同じく、種子シュート（財）も介在設置さ
れており、他方その機体朋の横側外面に肥料シュー）　
＋３８１が固着一体化されているため、上記した通り機
体＠均の進行中心線上に播種溝＋８１が、併せてその隣
り合う偏心線上に施肥溝（Ｆ’ｌが各々切り開かれるこ
とになるわけである。そして、その２種の条溝ｔＳｌ　
＋Ｆ）が施肥と、次いで播種の作用後に、一対の遊転可
能な情土ディスク＠四によって覆土され、鎮圧輪１４７
１による鎮圧を受けるようになっている。

以上のように、本発明では一対の遊転ディスク（５１（
６１における一方の円周面を前側とし、同じく他方の円
周面を後側として、相互喰違い状に位置ズレさせると共
にその略Ｖ字型交叉点（Ｐｌを、前側ディスク（５）の
円形内面と後側ディスク（６）の円形外面に臨む固定シ
ューシηによって、前方から遮蔽した構成を採っている
ため、その進行中佐づ前側ディスク（５）により土塊や
夾雑物などを抵抗少なく押え込み、或いは固定シュー６
２７１のスクレーパー機能とも相俟って排除できると共
に、そのシュー囲により併せ防護された状態において、
後側ディスク（６）を−切の障害なく円滑に遊転させる
ことができ、２列の条溝を常時適正（（生成することが
できることになる。そのシュークηにより後側ディスク
（６）のスクレーパー作用も遂行できること勿論であり
、両遊転ディスク＋５１　（６１と固定シュー１２７１
との合理的な組合せ形態と言うことができる。

特に、図示実施態様のように、前１ｔ！ｌデイスク（６
）を後側ディスク（６１よりも径大な円板とするならば
、先行作用する前１１ｉｊｌデイスク（５）の上記押え
込みや排除の力を強化できると共に、これによる径小な
後側ディスク（６１の防護機能もますます完全化できる
のであり、その際前側ディスク＋５１によシ施肥溝ＩＦ
＋を深く、後側ディスク（６）により播種溝ｔｅｌを浅
く切り開くよう対応させることで、柚子に対する肥料の
薬効をムラなく発揮させることも可能となる更に、前ｔ
１（１デイスク（５）により施肥溝ｆｌｉ’）を狭幅と
して、後側ディスク＋ｅ＋　Ｋｌより播種溝ｔｅｌを広
幅に生成するよう定めると共に、その後側ディスク（６
）の円周面と、固定シュー勾の傾斜テーパー面（軸との
相互間に、土の廻り込み空隙Ｅ＋を開口露呈させるなら
ば、その廻り込んだ一部の土による仕切壁ｔ３１１を両
溝ｆＦｌ　ｆｓｌの相互間に盛り上げることができ、そ
の両溝ｆＦｌ　（８１の区画された確かな開口形状によ
り、種子と肥料の接触防止を図れ、その種子の所甜肥料
負けを招くこともなくなる効果があり、伺れにしても実
用向きの優れたものと言える。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施−例を示しており、第１図はディスク
取付台の斜面図、第２図はこれに対するディス１り組立
状態の平面図、第３．４図は第２図のＡ方向並びにＢ方
向から見た側面図、第５図は第３図のＣ−Ｃ線断面図、
第６．１図は第２図に対応する変形例の２種を示す説明
図、第８図は溝切り状態を示す説明図、第９図は施肥播
種機への取付は使用状態を示す側面図である。 （１）・・・・・・・・・ディスク取付台（５）・・・
・・・・・・前側ディスク（６）・・・・・・・・・後
側　ｌ シη・・・・・・・・・固定シュー （Ｆ）　ｆｓｌ・・・・・・溝 （ａ）（ｂン・・・・・・軸支点 ｆＰｌ・・・・・・・・・交叉点 特許出願人　　　　　　　株式会社向井工業２１．。 代理人弁理士　　　　　　山　下　賢　ニド□′−゛゛
〜９？２ｔ 第３図 第４図 第８図 ＹＸ Ｙ　　χ 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 盲、　一対の遊転ディスクを、進行方向の前側下部付近
   を交叉点とする平面視の略Ｖ字型に配設するに当り、そ
   のディスクにおける一方の円周面を前側とし、同じく他
   方の円周面を後側として相互喰違い状に位置ズレさせる
   と共にその皮叉点を、前側ディスクの円形内面と後側デ
   ィスクの円形外面に臨む固定シューによって、前方から
   遮蔽したこと゛を特徴とするダブルディスク型溝切装置
   。 ２、　前側ディスクを径大円板とし、後側ディスクを径
   小円板として、その軸支点を互いに同一位置か、又は前
   後方向へ位置ズレさせたことを特徴とする特許請求の範
   囲・第１項記載のダブルディスク型溝切装置。 ６、　両ディスクを同一な大きさの円板として、その軸
   支点を互いに前後方向へ位置ズレさせたことを特徴とす
   る特許請求の範囲・第１項記載のダブルディスク型溝切
   装置０ ４、前ｖ１１ディスクと固定シューとの交叉角度を、前
   後両ディスクの交叉角度と実質的に等しく定めたことを
   特徴とする特許請求の範囲・第１項記載のダブルディス
   ク型溝切装置。 ５、固定シューの前側下端部を、前側ディスクの円周面
   と対峙する円弧面に定めたことを特徴とする特許請求の
   範囲・第１項記載のダブルディスク型溝切装置。 ６、固定シューの後側下端部を後方へ切り上る傾斜テー
   パー面として、そのテーパー面と後側ディスクの円周面
   との相互間に、土の廻り込み空隙を開口露呈させたこと
   を特徴とする特許請求の範囲・第１項記載のダブルディ
   スク型溝切装置。 ７、　固定シューと後側ディスクとを、その下端部の実
   質上同一高さに合致させると共に、その固定シューの取
   付高さを調整できるよう定めたことを特徴とする特許請
   求の範囲・第１項記載のダブルディスク型溝切装置。 ８．　前側ディスクにより施肥溝を、後側ディスクによ
   り播種溝を各々切り開くよう定めたことを特徴とする特
   許請求の範囲・第１項記載のダブルディスク型溝切装置
   。