JP3240423B2 - 乗用形軽量トラクタ - Google Patents

乗用形軽量トラクタ

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JP3240423B2
JP3240423B2 JP05574793A JP5574793A JP3240423B2 JP 3240423 B2 JP3240423 B2 JP 3240423B2 JP 05574793 A JP05574793 A JP 05574793A JP 5574793 A JP5574793 A JP 5574793A JP 3240423 B2 JP3240423 B2 JP 3240423B2
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一明 伊谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作物が生育途中の圃場内
に入り込んで薬液の噴霧や、粒剤或は肥料の散布等の管
理的な作業を行う乗用形軽量トラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、所謂田植え専用の乗用形田植機を
トラクタに見立てて、機体の後部に設ける植付装置を機
体から取り外し、機体の後部に、薬液の噴霧機や粒剤或
は肥料の散布機等の作業機を取付けて、稲や麦など作物
が生育途中の圃場内に機体ごと入り込こみ、該機体で圃
場内を走行しながら前記作業機により薬液を噴霧した
り、肥料を散布したりするといった田植え以外に管理的
な作業を行う試みがなされつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常の乗用
形トラクタや乗用形田植機にあっては、その前輪及び後
輪が機体の両側部外方に露出状に突出する構造となって
いることから、薬液の噴霧又は肥料の散布等の管理作業
を行うため、機体を、その前輪及び後輪が作物の植付条
間内を通るように圃場内を走行させるとき、特に出穂期
以後に機体が圃場内を走行させるとき、走行中に車輪側
に傾いていたり凭れかかったりする作物が車輪に巻き込
まれて損傷する問題がある。
【0004】本発明の目的は、作物が生育途中の圃場に
機体を入り込ませて防除又は施肥等の管理作業を行う場
合に、機体の走行中に車輪に作物が巻き込まれるのを防
止して作物の損傷を抑えることができる乗用形軽量トラ
クタを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、前輪及び後輪を有する機体の後方に作
業機を備える乗用形田植機用車両において、前記前輪の
車軸近傍位置よりも上側に配置され、前記前輪を取り囲
む分草フレームを有しており、該分草フレームの前部
に、植付け作物と接触して該植付け作物を前記前輪の外
側に誘導する分草体を有していることを特徴とする。
【0006】また、分草フレーム5は前輪1の車軸11
を支持するキングピンケース7の回動部71に取付ける
ことが好ましい。
【0007】
【作用】上記構成により、機体の後部に作業機として、
例えば、噴霧機を取付け、作物が成育途中にある圃場内
に機体ごと入り込み、該機体で圃場内を走行しながら噴
霧機により薬液の噴霧作業を行う場合、前輪に設けた分
草体により、前輪の外側に作物を誘導することができる
とともに、この誘導した作物が前輪と接触することを分
草フレームによって防ぐことができるため、前輪による
作物の巻き込みをなくすることができ、作物の前輪への
巻き込みによる損傷を抑えることができる。
【0008】また、前記分草フレーム5を、ステアリン
グ操作時に前輪1と共に回動するキングピンケース7の
回動部71に取付けたから、ステアリング操作時には、
回動部71のキングピンを中心とする回動に伴なって前
輪1の揺動動作と共に分草フレーム5も一体的に揺動
し、これにより、前輪1と分草フレーム5とのクリアラ
ンスを一定に保って、前輪1と分草フレーム5との干渉
をなくすることができると共に、分草フレーム5の幅寸
法を最小限に抑えることができる。
【0009】
【実施例】図1及び2に示す乗用形軽量トラクターは、
乗用形田植機から植付作業機を取外し、代わって管理作
業機となる薬液の噴霧機を取付けたもので、該トラクタ
ーは、運転座席31の及びハンドル32をもつ機体3の
左右に、エンジン8に連動する小径で幅の狭い前輪1,
1と、同じくエンジン8に連動する大径で幅の広い後輪
2,2とを有し、機体3の後方にトップリンク91と左
右対のロアリンク92,93とを備え、これら各リンク
92,93の後端側に門形支柱94を連結して成る平行
リンク機構9を介して薬液の噴霧機4を取付け、平行リ
ンク機構9のロワーリンク92,93に、噴霧機4を昇
降させる昇降シリンダから成る昇降装置10を連結した
ものである。
【0010】噴霧機4は、平行リンク機構9における門
形支柱94に着脱可能に取付られる支持台41と、液剤
農薬を収容する薬液タンク42とポンプ43及び噴口を
もつノズル体44とから成り、支持台41の上部にタン
ク42を支持すると共に下部にポンプ43を設けて、ポ
ンプ43を機体3の後部側から延びるPTO軸45に連
動連結している。また、支持台41の後部にはノズル体
44を機体幅方向で水平状に延びる作業位置と薬液タン
ク42の両側壁に沿うように立ち上がる格納位置とに折
畳み自在に支持している。そして、薬液の噴霧作業時に
は、薬液タンク42内の液剤農薬を前記ポンプ43によ
り加圧し、これをノズル体44の噴口から噴射し噴霧散
布を行うようにしている。
【0011】また、図中33は主変速レバー、34は昇
降兼植付クラッチ副変速レバー、35は植付感度調整レ
バーである。
【0012】そして、図3〜5に示したようにパイプや
棒体等の枠組部材を用いて、上枠部51と下枠部52及
びこれら上枠部51と下枠部52を所定間隔を置いて上
下に連結する複数の連結杆53とから成り、かつ、前輪
1の車軸11近傍位置よりも上側に配置され、前記前輪
1を取り囲む側面視台形で平面視六角形の分草フレーム
5を枠組形成し、該分草フレーム5を固定部材72を介
して前輪1の車軸11を支持するキングピンケース7の
回動部71における外端面に取付ける一方、前輪1の前
方側に位置する分草フレーム5の前面部分に、走行時に
植付け作物と接触して該植付け作物を前輪1の幅外に誘
導する側面視平行四辺形で平面視V字形を呈する板状の
分草体6を取付けている。また、分草フレーム5を前記
固定部材72を介してキングピンケース7の回動部71
における外端面に取付ける場合、図5に示したように、
後記するアクスルケース21に固定される固定部70と
該固定部70に回転可能に支持され、かつ、ステアリン
グ装置の操舵杆(図示せず)に連結される回動部71と
から成るキングピンケース7における回動部71の外端
面に、上方に延びる固定プレート72を固定すると共
に、分草フレーム5における上下枠51,52の内側部
でその長さ方向中間部に、固定プレート72の上部と相
対向する取付板54を固定して、この取付板54を固定
部材72に相対向させた状態で複数の螺子体55により
着脱可能に固定している。
【0013】また、前輪1には、図1に示したようにそ
のホイール1aの外面全体を閉鎖状に覆う円板状のホイ
ールカバー12を取付けている。
【0014】図に示す実施例では、前輪1のトレッドを
広げて、前輪1を、直進走行時に後輪2が接地していく
軌跡内に位置させている。この場合、図5に示したよう
に、前輪1に動力を伝えるフロントアクスル部20にお
いて、本来の田植機仕様のスパンをもつアクスルケース
21とキングピンケース7との間に、筒形の間座22を
介在させると共に、アクスルケース21内で水平に延び
るシャフト23の長さを間座22の外側まで延長し、そ
の端部をキングピンケース7に内装したキングピン72
に連動させている。尚、24は車軸、25A,25B,
25C,25Dはかさ歯車、26A,26B,26C,
26D,26Eはベアリングである。
【0015】また、田植機仕様において設けられる自動
植深制御用操作ワイヤ、つまり、苗植装置に設けるセン
サーフロートの上下揺動により昇降装置10の昇降バル
ブを切換えて自動植深制御を行う操作ワイヤ27を利用
して、昇降兼植付クラッチ副変速レバー34とは別に前
記噴霧機4の昇降制御を独立して行う昇降用操作レバー
28を運転座席31近くの側方部に特設して、この操作
レバー28に、植付装置より取外した操作ワイヤ27の
末端接続部を着脱可能に連結して、操作レバー28の操
作により噴霧機4を昇降させて高さ調節できるようにし
ている。
【0016】本発明は以上のごとく構成するもので、前
記機体3の後部に作業機として、薬液の噴霧機4を取付
け、作物が生育途中にある圃場内に機体3ごと入り込
み、該機体2で圃場内を走行しながら前記噴霧機4によ
り防除作業を行う場合、前輪1に設けた分草体6によ
り、前輪1の幅外に作物を誘導して、走行中に前輪1に
作物が巻き込まれるのを防止し、これにより、作物の前
輪1への巻き込みによる損傷を抑えることができる。
【0017】また、分草フレーム5はパイプ又は棒体等
の枠組部材を用いて、前輪1の上部外周を取り囲む側面
視台形でその前方部と後方部とが先細まり状の平面視六
角形に形成しているから、この分草フレーム5の枠組自
体の構造によっても、機体3の前進時は勿論、機体3を
後進させて圃場の外に移動するときや、畔際で機体3を
旋回するために後進移動するときにも、分草効果を発揮
して作物への損傷を抑えることができる。
【0018】さらに、分草フレーム5をパイプ又は棒体
等の枠組部材を用いて、その前方部分だけに分草体6を
取付け、分草フレーム5の両側方部と後方部並びに上方
部を開放しているので、その開放部を利用して前輪1に
より持ち上げられた土や泥を掻き落とすことができ、こ
の結果、分草体6内部に土を抱き込むことを防止でき、
その上、前輪1に設けた円板状のホイールカバー11に
よっても土の持ち上げを少なくできるので、分草体6の
内部に土が溜ったりするのをより一層少なくできる。
【0019】また、分草フレーム5を、前輪1の車軸1
1を支持するキングピンケース7の回動部71に取付け
たから、ステアリング操作時には、回動部71のキング
ピン72を中心とする回動に伴なって前輪1の揺動動作
と共に分草フレーム5も一体的に揺動し、これにより、
前輪1と分草フレーム5とのクリアランスを一定に保つ
ことができ、分草フレーム5の幅寸法を最小限に抑える
ことができるし、その上、キングピンケース7は剛性部
材から成ることから分草フレーム5の取付強度も十分得
られ、取付位置も安定する。
【0020】また、分草フレーム5には、図5及び図6
で示したように、前記分草フレーム5の内側面側には、
機体3の最も低い部分に位置するキングピンケース7の
内側を取り囲むように補助分草棒56を1つ或は複数設
けてもよい。斯く構成すれば、補助分草棒56による分
草作用でキングピンケース7の部分で作物を押し倒すこ
とも少なくできる。
【0021】尚、以上の実施例では、分草フレーム5の
前方部分だけに分草体6を取付けたものについて説明し
たけれども、この他、例えば分草フレーム5の両側方部
や後方部にも分草体6を設けたり、さらには、上方部に
も分草体6を設けて、前輪1の上部外周全体を分草体6
で覆う構造であってもよい。また、分草体6としては平
板を用いる他、分草効果の高いものであればよいのであ
って、例えば、図7に示したように分草フレーム6の枠
組部材であるパイプ又は棒材等を複数用いて、パイプ又
は棒材を前記分草フレーム5の前方側部分を覆うように
取付けてもよいし、又、分草フレーム5は横長平面視六
角形に形成する他、先細まり状の長円形状や楕円形状で
あってもよい。
【0022】さらに、以上の実施例では、管理作業機と
して噴霧機4を取付けたものを示したが、その他、粒剤
や肥料の散布機等を取付けたものでも同様に適用でき
る。
【0023】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、作物が成
育途中にある圃場内に機体ごと入り込み、該機体で圃場
内を走行しながら作業機により管理作業を行う場合、前
輪に設けた分草体により、前輪の外側に作物を誘導する
ことができるとともに、この誘導した作物が前輪と接触
することを分草フレームによって防ぐことができるた
め、前輪による作物の巻き込みをなくすることができ、
作物の前輪への巻き込みによる損傷を抑えることができ
る。
【0024】また、前記分草フレーム5は前輪1の車軸
11を支持するキングピンケース7の回動部に取付ける
ことによって、ステアリング操作時、回動部71のキン
グピンを中心とする回動に伴なって前輪1の揺動動作と
共に分草フレーム5も一体的に揺動し、これにより、前
輪1と分草フレーム5とのクリアランスを常に一定に保
って、前輪1と分草フレーム5との干渉をなくすること
ができると共に、分草フレーム5の幅寸法を最小限に抑
えることができ、その上、分草フレーム5を剛性部材か
ら成るキングピンケース7に取付けることから、分草フ
レーム5の取付強度が十分得られ、取付位置も安定させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用形軽量トラクタの側面図。
【図2】同平面図。
【図3】分草体部分の側面図。
【図4】分草体部分の平面図。
【図5】分草フレームのキングピンケースへの取付状態
を示す一部切欠背面図。
【図6】補助分草体を取付けた状態の分草プレート部分
の平面図。
【図7】分草体の別の実施例を示す側面図分草フレーム
のキングピンケースへの取付状態を示す一部切欠背面
図。
【符号の説明】
1;前輪、2;後輪、3;機体、4;作業機、5;分草
フレーム、6;分草体、7;キングピンケース、11;
車軸、71;回動部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 333 A01B 39/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪及び後輪を有する機体の後方に作業
    機を備える乗用形田植機用車両において、前記前輪の車
    軸近傍位置よりも上側に配置され、前記前輪を取り囲む
    分草フレームを有しており、該分草フレームの前部に、
    植付け作物と接触して該植付け作物を前記前輪の外側に
    誘導する分草体を有していることを特徴とする乗用形軽
    量トラクタ。
  2. 【請求項2】 分草フレームは、前輪の車軸を支持する
    キングピンケースの回動部に取付けられている請求項1
    記載の乗用形軽量トラクタ。
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