JP2938900B2 - 合成樹脂管の製造方法 - Google Patents

合成樹脂管の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外周面に螺旋状のリブを持ち、該リブの谷部
の内層に金属帯板を内封して補強した合成樹脂管の製造
方法に関するものである。
発明の詳細な説明 〔従来の技術〕 従来、合成樹脂のテープを回転軸体の周面に捲回さ
せ、成形ロール等により凸条を形成し、このテープの端
々を押圧融着することにより、内面が平滑で外出面に螺
旋状のリブを持った合成樹脂を製造する方法が例えば特
開昭57−110426号公報に記載されている。
また特開昭56−89531号公報には、管体の周面に螺旋
状に芯材を封入することにより、合成樹脂製テープの盛
り上がりで螺旋状のリブを形成する合成樹脂管の製造方
法が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記した従来技術で前者の特開昭57−110426号公報に
記載のものは、螺旋状に巻回したリブに比べてリブとリ
ブの間の谷間の強度が低いために合成樹脂管に撓みを生
じさせ易い課題がある。
また、後者の特開昭56−89531号公報に記載のもの
は、螺旋状のリブは内封した芯材で補強されるが、リブ
とリブの谷間は芯材による補強がなされないために、前
記公報記載のものと同様にこの谷間から合成樹脂管は撓
みを生じさせ易い課題がある。
それ故に本発明は螺旋状に捲回したリブの間の谷間が
補強されて、撓みを生じさせない合成樹脂管の効率のよ
い製造方法を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の合成樹脂管の製造方法は、押出金型により断
面形状が中空台形をなし、かつ、台形の下面両側に夫々
鍔片部を突出させた異形筒状体を形成し、該異形筒状体
をバキュームサイジングにより冷却すると共に、所定の
直径をなすように円弧状に癖付けし、バキュームサイジ
ングから送り出した該異形筒状体を回転軸体の外周面へ
誘導して左右の鍔片部が互いに重なり合うように周回さ
せつつ、かつ、重合する鍔片部の間に多数の開孔を設け
た金属帯板を挿入して挟ませつつ回転軸体に捲回させ、
該重ね合わせ部分を高周波誘導加熱により金属帯板を発
熱させて合成樹脂を溶融し、押圧溶着させることによ
り、外周面に螺旋状のリブを突出し、かつ、該リブの谷
部内層に金属帯板を内封した合成樹脂管を連続的に形成
するものである。
〔作用〕
押出金型により断面形状が中空台形に形成され、か
つ、台形の下面両側に夫々鍔片部を突出させた異形筒状
体は、バキュームサイジングに送り込まれて冷却されつ
つ、所定の直径をなすように円弧状に癖付けされる。バ
キュームサイジングから送り出された異形筒状体は回転
軸体へ誘導されて、左右の鍔片部が互いに重なり合う状
態で捲き付けられるが、この際に、重なり合う鍔片部の
中間に、別途形成された多孔板状の金属帯板を挿入して
挟ませ、この重ね合わせ部分を高周波誘導加熱により金
属帯板を発熱させて合成樹脂を溶融させ、さらに押圧し
て溶着させることにより、捲回するリブの間の谷間内層
に金属帯板を内封して補強させるものである。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面と共に説明する。図に
おいて1は図示しない押出機から供給された溶融樹脂を
異形筒状体aに形成する押出金型である。この押出金型
1の内部の断面形状には第2図に示すように断面形状が
中空台形をなす周回溝2を形成してこの周回溝2の下辺
部2aを異形筒状体aの管壁部bとなし、この部分の左右
両側に鍔片部c,c′を形成させるスリット状部3,3′を連
設し、これらのスリット状部3,3′の先端部分は左右で
上下対称となるように一定幅切除して下辺部2aの略1/2
の肉厚を形成させる狭隘部4,4′を形成する。さらに周
回溝2の略中央位置に内圧用空気孔5を開設して異形筒
状体aの内部に圧力を掛けられるようにしている。
6は押出金型1で成形されて送り出される異形筒状体
aを冷却するバキュームサイジングであり、異形筒状体
aの外輪郭状断面形状のトンネル7が全体として略J字
形状に開設される。このトンネル7の壁面にはスリット
状のバキューム穴8が適宜個所に設けてあり、夫々真空
ポンプ(図示せず)に接続されて、異形筒状体aをトン
ネル7壁面に吸着させる。また、バキュームサイジング
6には冷却水を通す穴9が多数開設されて異形筒状体a
を冷却するようにしている。さらに、トンネル7の下半
部は後述する回転軸体10の直径に見合う円弧状をなす屈
曲部7aに形成され、この実施例では屈曲部7aの片面(左
側)は露出するように開放している。
10はバキュームサイジング6の出口に近接して水平状
に配設された円筒状の回転軸体であり、同心円状に配置
したローラ群11で支持され、これらのローラ群11はチエ
ーン等を介して駆動モータに連結されて回転する。そし
て、このローラ群11の回転により回転軸体10に捲き付け
られた異形筒状体aが回転して水平方向に移動する。
バキュームサイジング6と回転軸体10との間には異形
筒状体aを誘導する誘導ローラ12が適宜間隔に配置され
ていて、バキュームサイジング6で円弧状に癖付けされ
て送り出された異形筒状体aを回転軸体10へ誘導して捲
き付けさせるようにしている。
また、回転軸体10の外周には所定間隔置きにガイドロ
ーラ13が配設されて異形筒状体aを左右の鍔片部c,c′
が一定幅互いに重なり合うように所定間隔置きに誘導す
る。
14は回転軸体10の内面で異形筒状体aの重なり合う鍔
片部c,c′に近接して設置した超音波発生装置であり、
この超音波発生装置14の円周方向後方位置に押圧ロール
15を一列状に複数配設している。
而して、Sは前記重なり合う鍔片部c,c′の一定幅肉
薄に形成された先端部の間に挿入して挟み込ませる補強
用の金属帯板であり、第4図に示すように多数の開孔h
を開設して多孔板状に形成されている。この金属帯板S
は図示していないラス網状の細幅のものを使用してもよ
い。
そして、押出機で硬質ボリエチレン樹脂を加熱溶融さ
せて押出金型1へ送り込み周回溝2及びスリット状部3,
3′の形状の異形筒状体aを成形して送り出す。この時
の樹脂温度は約180℃であり、これをバキュームサイジ
ング6へ送り込んでトンネル7を通して冷却しつつその
屈曲部7aにより円弧状に癖付けする。
ついでバキュームサイジング6から送り出された異形
筒状体aは誘導ローラ12に誘導されて回転軸体10の外周
面に捲き付けられ、ガイドローラ13に挟まれて左右の鍔
片部c,c′が一定幅重なり合わされながら旋回し、かつ
前進する。
そして、この鍔片部c,c′の重なり合う個所へ第3図
に示すように金属帯板Sを挿入して挟み込ませた状態
で、高周波発生装置14で誘導加熱し、樹脂を約180℃に
加熱して溶融させ、直ちに押圧ローラ15で押圧し溶着さ
せる。
この操作に際して、溶融した樹脂は金属帯板Sに設け
た多数の開口hの表裏から入り込んで充填し、金属帯板
Sをしっかりと交絡するように内封する。
このような操作を継続することで第5図及び第6図に
示すように周面に螺旋状のリブRが捲回し、その谷間V
に金属帯板Sを内封した合成樹脂管Pを連続して製造す
ることができる。
また、第7図に示したものは金属帯板Sに多数開設し
た開口hの周りに下ろし金状に小突起tを設けた実施例
の断面図であり、この金属帯板Sを使用した場合は、開
孔hに加えてこれらの小突起tにも溶融した状態で樹脂
がしっかりと交絡して樹脂と金属帯板Sとのなじみを一
層向上し、補強効果を高めることができる。
〔発明の効果〕 以上に述べたように、本発明の製造方法により、合成
樹脂管を生産製よく、経済的に提供することができ、こ
れにより製造された合成樹脂管は、外周面に螺旋状に捲
回したリブの谷捲に金属帯板を内封して補強してあるた
めに、該谷部の剛性を上げ、強度を高めることができて
ここに撓みを生じさせることがなく、例えば、下水道等
に使用して滞留水を無くすることができるし、また、埋
設深度を大きくして安全に使用することができるといっ
た利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係わるもので第1図は製造工程
を示す概略縦断面図、第2図は第1図のA−A′線拡大
断面図、第3図は回転軸体を中心に示す拡大正面図、第
4図は金属帯板の斜視図、第5図は合成樹脂管の一部を
断面で示す正面図、第6図は第5図B部拡大図、第7図
は金属帯板の他の実施例を示す断面図である。 1……押出金型、6……バキュームサイジング、10……
回転軸体、14……高周波発生装置、15……押圧ロール、
a……異形筒状体、c,c′……鍔片部、h……開孔、P
……合成樹脂管、R……リブ、S……金属帯板、t……
小突起、V……谷部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−244988(JP,A) 実開 昭62−30080(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 23/22 F16L 11/11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出金型により断面形状が中空台形をな
    し、かつ台形の下面両側に夫々鍔片部を突出させた異形
    筒状体を形成し、該異形筒状体をバキュームサイジング
    により冷却すると共に、所定の直径をなすように円弧状
    に癖付けし、バキュームサイジングンから送り出した該
    異形筒状体を回転軸体の外周面へ誘導して左右の鍔片部
    が互いに重なり合うように周回させつつ、かつ、重合す
    る鍔片部の間に開孔を設けた金属帯板を挿入して挟ませ
    つつ回転軸体に捲回させ、該重ね合わせ部分を高周波誘
    導加熱により金属帯板を発熱させて合成樹脂を溶融し、
    押圧溶着させることにより、外周面に螺旋状のリブを突
    設し、かつ、該リブの谷部内層に金属帯板を内封した合
    成樹脂管を連続的に形成することを特徴とする合成樹脂
    管の製造方法。
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