JP2938899B2 - 合成樹脂管の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

合成樹脂管の製造方法及びその製造装置

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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、土中に埋設される電線用配管や排水管等
の、大口径でかつ耐圧強度が要求される、所謂、コルゲ
ート管等の合成樹脂管の製造方法及びその装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の合成樹脂管の製造方法及びその装置は
種々知られており、例えば、特公昭58−35454号及び特
開昭62−227624号公報に記載されているが、前者の特公
昭58−35454号公報記載のものは、合成樹脂のテープを
回転軸体の周面に捲回させ、成形ロール等にて凸条のリ
ブを形成し、このテープの端々を押圧融着する方法とそ
の装置に係わるものである。また、後者の特開昭62−22
7624号公報記載のものは合成樹脂管の管壁を構成する合
成樹脂条素材を円弧状,らせん状に押し曲げ成型すると
同時、または略同時にサイジング冷却し、この合成樹脂
条素材の軸線方向一側縁部を互いに重合させて、熱溶着
させる装置に係わるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
前者の特公昭58−35454号公報記載のものでは、合成
樹脂が高い温度で半溶融状態のため、周径の違いにより
異形筒状体を捲回するとき、リブが内側へ凹んだり、外
側へ膨出したり、変形し易い。また、端々を重ね合わせ
て溶着するとき、自己潜熱を利用する方法では、1円周
分の時間差が生じることで、重ねる方,重ね合わされる
方の双方に温度差が生じることにより融着が不十分とな
り、強度にバラツキが生じる。
また、後者の特開昭62−227624号公報記載のもので
は、半溶融状態の合成樹脂製条素材が、内外一対の成形
部材に送り込まれて突当てられることによって円弧状、
螺旋状に曲げ成型されると同時又は略同時にサイジング
冷却される。このように合成樹脂製条素材が冷却装置で
拘束されることなくフリー状態にて冷却されることで、
部分的に変形したり、特に重合させる側縁部で強く変形
し易くて、完全に熱溶着させ難いといった課題がある。
それ故に本発明の目的は、このような課題をすべて解
決した合成樹脂管の製造方法及びその装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の合成樹脂管の製造方法は、押出金型より断面
形状が中空台形をなし、かつ、その台形の下面両側に夫
々鍔片部を突出させた異形筒状体を形成し、該異形筒状
体をバキュームサイジング内のトンネルを通して冷却す
ると共に前記トンネルに設けた屈曲部により所定の直径
となるように円弧状に癖付けを施し、バキュームサイジ
ングから送り出された異形筒状体を前記トンネルの屈曲
部と略同径の回転軸体の外周面に誘導して左右の鍔片部
が互いに重なり合うように周回させつつ、重合した鍔片
部を加熱溶融させて押圧溶着させることにより外周面に
らせん状にリブを突設した合成樹脂管を連続的に形成す
る製造方法と、この製造方法に最適の装置構成よりな
る。
〔作用〕
押出金型より押出された異形筒状体をバキュームサイ
ジングに通し、そのトンネル壁面にバキュームによって
吸着させ、さらに冷却水により冷却することにより変形
のない形状の異形筒状体が形成され、形成された異形筒
状体はトンネル後半部の円弧状をなす屈曲部により所定
径、すなわち回転軸体と略同径の円弧状に癖付けされ
て、らせん状に捲回し易い形状となる。
この異形筒状体は回転軸体に誘導され、互いに重なり
合う鍔片部を熱源で加熱溶融され、引続き押圧ロールに
より押圧溶着され、これを継続して合成樹脂が連続して
製造される。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面と共に説明する。第1
図において1は原料樹脂を加熱溶融して送り出す押出
機、2は押出機1から供給された溶融樹脂を異形筒状体
aに成形する押出金型である。この押出金型2の内面に
は第3図に示すように中空台形の周回溝3が形成され、
周回溝3下面の管壁bとなる部分の左右両側に鍔片部c,
c′を突出させる。さらに周回溝3の中央に内圧用空気
孔4を開設して、成形される異形筒状体aの内部に圧力
を掛けられるようにしている。
5は押出金型2から送り出された異形筒状体aを冷却
するバキュームサイジングであり、内部には異形筒状体
aと略同形の外輪郭形状断面をなすトンネル6が略J字
形状に貫通し、このトンネル6の壁面にはスリット状の
バキュームによる吸着孔7が所定個所に配設してあり、
これらの吸着孔7は夫々真空ポンプ(図示せず)に接続
されて、異形筒状体aをトンネル6壁面に吸着させる。
また、バキュームサイジング5には冷却水を通す穴8が
多数開設されて、異形筒状体aを冷却するようにしてい
る。トンネル6の後半部は後述する回転軸体9と略同径
の円弧状に屈曲させた屈曲部6aとしている。
回転軸体9はバキュームサイジング5の出口に近接し
て配設されており、同心円状に配置したローラ群10で支
持され、これらのローラ群10はチエーンを介して駆動モ
ータに連係されて回転する。そしてローラ群10の回転に
より回転軸体9に巻き付けられた異形筒状体aが回転し
て水平方向に移動する。バキュームサイジング5と回転
軸体9との間には第2図に示すように異形筒状体aを誘
導する誘導ローラ11が適宜間隔に配置されていて、バキ
ュームサイジング5から送り出された異形筒状体aを回
転軸体9へ誘導して巻き付けさせる。
また、回転軸体9の外周面に所定間隔置きにガイドロ
ーラ12を対設し、これらのガイドローラ12により異形筒
状体aを左右の鍔片部c,c′が一定幅互いに重なり合う
ように誘導する。
13は回転軸体9の外周面で異形筒状体aの重なり合う
鍔片部c,c′に近接して設置した超音波生装置であり、
この超音波発生装置13の円周方向前後位置に置圧ローラ
14を配設し、超音波発生装置13によって前記重合する鍔
片部c,c′を加熱溶融させた直後に押圧ローラ14で置圧
溶着させる。
そして、押出機1で硬質ポリエチレン樹脂を加熱溶融
させ、押出金型2の周回溝3より断面形状が中空台形を
なし、台形の下面両側に鍔片部c,c′を突出させた異形
筒状体aを成形させる。このときの樹脂温度は約180℃
である。
この異形筒状体aをバキュームサイジング5に送り込
んで冷却すると共に、トンネル6の後半部に形成した屈
曲部6aにより円弧状に癖付けさせる。
バキュームサイジングン5から送り出された異形筒状
体aは誘導ローラ11に誘導されて回転軸体9の外周面に
巻き付けられ、ガイドローラ12に挟まれて左右の鍔片部
c,c′が一定幅重ね合わされながら旋回し、かつ前進す
る。
そして、この鍔片部c,c′の重ね合わせた位置を超音
波発生装置13で約180℃に加熱し、溶融させ、直ちに押
圧ローラ14で押圧し、溶着させる。このような操作を継
続することで周面にらせん状のリブを持った合成樹脂管
が連続して製造される。
異形筒状体aは第5図に示すように断面形状が台形中
空をなしており、その下面が合成樹脂管の管壁bとなる
所定の肉厚tに形成され、左右に突出させた鍔片部c,
c′は左側の鍔片部cは下面を切除し、右側の鍔片部
c′は対称的に上面を切除して管壁cの肉厚tに合致す
るようにしている。さらに、鍔片部c,c′の右側の鍔片
部c′の上面に小さい突起d,dを突出させている。前記
鍔片部c,c′を重合して超音波発生装置13で加熱溶融さ
せ、押圧ロール14で押出溶着させる場合にこれらの突起
d,dが溶融流動してさらなるバインダー効果を発揮し、
接合強度を向上させることができる。これらの突起d,d
の形成はバキュームサイジング5のトンネル6壁面の所
定個所に凹部を設けることにより達成できる。
また、バキュームサイジング5のトンネル6は第2図
に示したJ字形状に限らず、第6図(a)に示すように
屈曲部6aの片面(左側)を省略したものや、第6図
(b)のように屈曲部6aを省略して、冷却水の温度差に
よって屈曲させる方法や、第6図(c)のように屈曲部
6aの片面(右側)を省略して代りにローラ15を設けるな
どしてもよい。
さらに熱源として超音波発生装置13を使用して内部発
熱をさせることにより鍔片部c,c′の溶着部位の重ね
方、重ね合わされ方の双方の温度を同一温度にすること
ができるし、また、温度制御を電気的に行なうことがで
きて管理上を容易となり、また、融着が完全となり接合
強度を安定させることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の合成樹脂管の製造方法及び
その装置は、貫通したトンネルとこのトンネルの後半に
屈曲を部設けたバキュームサイジングの採用によって異
形筒状体の形状が正確に形成されると共に、トンネルに
設けた屈曲部と回転軸体との直径が略同径となるように
して成形する合成樹脂管の管径に見合う円弧状に癖付け
されることで回転軸体への捲回が極めて容易となり、ま
た捲回による変形も起こさない。さらに回転軸体外周面
で並設した超音波発生装置及び押圧ロールによって重ね
合わせた鍔片部の溶着が正確に行なえ、しかも鍔片部上
面に突起を形成するようにしたので、バインダー効果を
発揮し、接合強度を向上させることができるといったよ
うに多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係わるもので、第1図は製造装
置の概略を示す斜視図、第2図は製造工程を示す概略縦
断面図、第3図は第2図A−A′線の拡大断面図、第4
図は回転軸体を中心に示す拡大正面図、第5図は異形筒
状体の断面図、第6図はバキュームサイジングの他の実
施例を示す断面図である。 2……押出金型、5……バキュームサイジング、6……
トンネル、6a……屈曲部、7……吸着孔、9……回転軸
体、11……誘導ローラ、12……ガイドローラ、13……超
音波発生装置、14……押圧ローラ、a……異形筒状体、
c,c′……鍔片部、d,d……突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−227624(JP,A) 特開 昭53−109180(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 23/22 B29C 53/00 - 53/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出金型より断面形状が中空台形をなし、
    かつ、その台形の下面両側に夫々鍔片部を突出させた異
    形筒状体を形成し、該異形筒状体をバキュームサイジン
    グ内のトンネルを通して冷却すると共に前記トンネルに
    設けた屈曲部により所定と直径となるように円弧状に癖
    付けし、バキュームサイジングから送り出された異形筒
    状体を前記トンネルの屈曲部と略同径の回転軸体の外周
    面に誘導して左右の鍔片部が互いに重なり合うように周
    回させつつ、重合した鍔片部を加熱溶融させて押圧溶着
    させることにより外周面にらせん状にリブを突設した合
    成樹脂管を連続的に形成することを特徴とする合成樹脂
    管の製造方法。
  2. 【請求項2】断面形状が中空台形をなし、かつ、その台
    形の下面両側に鍔片部を突出させた異形筒状体を押圧さ
    せる押出金型と、前記異形筒状体を冷却させると共に、
    該異形筒状体を所定の直径となるように円弧状に癖付け
    するバキュームサイジングと、前記異形筒状体を誘導し
    てらせん状に捲回させる所定の直径を有する回転軸体と
    からなり、前記バキュームサイジングには異形筒状体と
    略同形の輪郭形状の穴を持つトンネルを貫設させると共
    に、該トンネルの壁面にバキュームによる吸着孔と異形
    筒状体の一方の鍔片部上面に突起を形成させるための凹
    部とに設け、さらにトンネルの後半部に回転軸体と略同
    径の円弧状の屈曲部を設け、回転軸体には捲回させる異
    形筒状体を左右の鍔片部が互いに重なり合うように位置
    決めさせるガイドローラを設けると共に、重なり合った
    鍔片部を加熱溶融させる超音波発生装置と該超音波発生
    装置の後方で重合しかつ加熱溶融した鍔片部を押圧溶着
    させる押圧ロールとを設けて構成される合成樹脂管の製
    造装置。
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CN107696465A (zh) * 2017-10-24 2018-02-16 海宁亚大塑料管道系统有限公司 一种缠绕管单流道成型工艺及一次缠绕成型模具

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