JP2879839B2 - 内面に螺旋状リブを有する管の製造方法 - Google Patents

内面に螺旋状リブを有する管の製造方法

Info

Publication number
JP2879839B2
JP2879839B2 JP8792A JP8792A JP2879839B2 JP 2879839 B2 JP2879839 B2 JP 2879839B2 JP 8792 A JP8792 A JP 8792A JP 8792 A JP8792 A JP 8792A JP 2879839 B2 JP2879839 B2 JP 2879839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
roller
plate material
pipe
spiral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05177701A (ja
Inventor
茂 奥坂
徹 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8792A priority Critical patent/JP2879839B2/ja
Publication of JPH05177701A publication Critical patent/JPH05177701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2879839B2 publication Critical patent/JP2879839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内面に螺旋状リブを
有する管の製造方法に関し、特にたとえば建築設備用排
水立管等に用いられる、内面に螺旋状リブを有する管の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内面に螺旋状リブを有する管は、排水を
螺旋状に流下させることによって管の中央部に通気孔を
形成し、これによって、排水時の管路内に圧力変動が生
じるのを防止することを目的として提案されたものであ
る(たとえば特開昭48−100957号)。
【0003】このような管の製造方法の一例が特開平2
−38029号に開示されている。この従来技術は、押
出成型用のダイの中子外周に螺旋状の凹状溝を形成し、
外套管を回転させることよって成型管に軸方向の捻転力
を与え、管の成型と同時にその内面に螺旋状リブを形成
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
成型管に捻転力を与えるために外套管を回転させるが、
その時点では管は硬化していないので、外套管に回転力
を付与しても必ずしも管がそれに追随してうまく捻転さ
れるわけではなく、したがって全体として効率の面で改
善の余地がある。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、よ
り効率的に製造できる、内面に螺旋状リブを有する管の
製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、外周面に螺
旋状の溝を有するローラを準備し、少なくとも一方側端
に長手方向へ延びる立上り部を有する板材を準備し、溝
に前記立上り部を嵌め合わせながら板材を螺旋状に巻
き、板材の一方側端と他方側端とを接合する、内面に螺
旋状リブを有する管の製造方法である。
【0007】
【作用】たとえばその外周面に螺旋状溝が形成されたロ
ーラを準備し、その螺旋状溝に板材の立上り部を嵌め合
わせてローラを回転させ、板材の螺旋状の継目を立上り
部を利用してたとえば溶接することによって接合する。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、板材の螺旋状の継目
を立上り部を利用して接合するだけで、内面に螺旋状の
リブを有する管を極めて効率よく製造できる。この発明
の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面
を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明ら
かとなろう。
【0009】
【実施例】図1を参照して、この発明の一実施例で用い
られる製管システム10は、それぞれが所定位置に配置
される押出成型機12,ローラ14,溶接機16,冷却
器18,引取機20および切断機22等によって構成さ
れる。押出成型機12は、押出機24と成型用の金型
(ダイ)26とを含む。
【0010】ローラ14は、所定長さの円柱状に形成さ
れ、その外周面上には、後述する板材28(図2,図
3)の立上り部30aおよび30bと嵌まり合う螺旋状
の溝32が形成される。また、ローラ14の回転軸に
は、ローラ14を矢印A方向に回転するためのモータ3
4が取り付けられ、ローラ14の下部には、ローラ14
を支持するための支持ローラ36および38が配置され
る。
【0011】冷却器18は、連続的に形成される管40
に冷却水を散水するためのシャワー42を含み、シャワ
ー42の下方には、散水された冷却水を受ける冷却水槽
44が配置される。引取機20は、管40を回転させな
がら引き取るための2つの引取コンベア46および48
を含む。引取コンベア46および48は、それぞれ管4
0の軸線Bに対して所定角度θ(螺旋状の継目の角度と
同じ角度)で傾斜して、略X字状に配置される。
【0012】この製管システム10を用いてたとえば図
4に示すような内面に螺旋状リブ30を有する管50を
製造する方法を説明する。まず、押出成型機12による
たとえば塩化ビニル等の熱可塑性樹脂の押出成型によっ
て、図2および図3に示すような一定肉厚で一定幅の板
材28を連続的に押し出していく。板材28の一方面
(この実施例では下面)両側端には長手方向に延びる立
上り部30aおよび30bが連続的に形成される。
【0013】押出成型機12から押し出された未硬化状
態の板材28が、矢印A方向に回転されるローラ14に
その軸線に対して斜め方向から供給され、螺旋状に巻回
される。このとき、板材28の立上り部30aと30b
とが溶接機16によって融着され、内面に螺旋状リブ3
0(図4)を有する管40が連続的に形成される。リブ
30は、ローラ14の溝32と嵌合され、それによっ
て、リブ30が不所望に変形するのが防止される。
【0014】このようにして形成された管40が、冷却
器18によって冷却され、引取機20によって引き取ら
れ、切断機22によって所望の長さに切断され、管50
が得られる。この実施例によれば、立上り部30aおよ
び30bのそれぞれの側面を接合代として利用するよう
にしているので、溶接機16によって簡単かつ確実に継
目を接合できる。
【0015】なお、この実施例では、押出成型機12に
よって軟化状態の板材28を連続的に押し出しながらこ
れをローラ14に供給するようにしているが、予め所定
の長さに形成した板材28をロール状に巻き取ってお
き、これを引き出しながらローラ14に供給するように
してもよい。また、場合によっては、板材28の立上り
部30aと30bとを接着によって接合するようにして
もよい。この場合には、たとえば図1中2点鎖線で示す
位置に接着剤を塗布するための装置52が配置される。
【0016】なお、上述の実施例では、塩化ビニル等の
合成樹脂からなる板材28(図2,図3)を用いた場合
を示したが、これに代えて、たとえば図5および図6あ
るいは図8および図9に示すようなスチール等の金属か
らなる板材54あるいは56等を用いるようにしてもよ
い。板材54は、上述の板材28(図2,図3)と同様
に、その一方面両側端に長手方向に延びる立上り部58
aおよび58bを含む断面略コ字状に形成され、板材5
6は、その一方面一側端に長手方向に延びる立上り部6
0を含む断面略L字状に形成され、それぞれたとえばロ
ール状に巻き取った状態で準備される。
【0017】このような板材54(図5,図6)あるい
は56(図8,図9)を用いる製管システムにおいて
は、図1の製管システム10における溶接機16に代え
て図示しない金属用の溶接機が用いられ、冷却器18は
不用なので取り除かれる。製管時には、ローラ14にそ
の軸線に対して斜め方向から板材54あるいは56が上
述の板材28の場合と同様にして供給され、溶接機によ
って所定箇所が溶接される。すなわち、板材54では、
たとえば図7に示すように、立上り部58aと58bと
がそれぞれの先端部で溶接され、板材56では、たとえ
ば図10に示すように、立上り部60の側面と他方側端
とが溶接される。このようにして連続的に形成された管
が切断機22で所望長さに切断され、パイプ62(図
7)あるいは64(図10)が得られる。
【0018】なお、上述したそれぞれの実施例において
は、ローラ14の口径を変更することによって、製造す
べき管50,62あるいは64の口径を適宜変更でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例で用いられる製管システム
を示す図解図である。
【図2】この発明の一実施例で用いられる板材を示す図
解図である。
【図3】図2におけるIII-III 線拡大断面図である。
【図4】この発明の一実施例で製造される管を示す図解
図である。
【図5】この発明の他の実施例で用いられる板材を示す
図解図である。
【図6】図5におけるVI−VI線拡大断面図である。
【図7】この発明の他の実施例で製造される管を示す図
解図である。
【図8】この発明のその他の実施例で用いられる板材を
示す図解図である。
【図9】図8におけるIX−IX線拡大断面図である。
【図10】この発明のその他の実施例で製造される管を
示す図解図である。
【符号の説明】
10 …製管システム 12 …押出成型機 14 …ローラ 16 …溶接機 18 …冷却器 20 …引取機 22 …切断機 28,54,56 …板材 30a,30b,58a,58b,60 …立上り部 30,58,60′…リブ 50,62,64 …管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−18223(JP,A) 特開 昭50−61472(JP,A) 特公 昭61−28493(JP,B2) 特表 平3−502180(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 53/56 - 53/84

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に螺旋状の溝を有するローラを準備
    し、 少なくとも一方側端に長手方向へ延びる立上り部を有す
    る板材を準備し、 前記溝に前記立上り部を嵌め合わせながら前記板材を螺
    旋状に巻き、 前記板材の前記一方側端と他方側端とを接合する 、内面
    に螺旋状リブを有する管の製造方法。
JP8792A 1992-01-06 1992-01-06 内面に螺旋状リブを有する管の製造方法 Expired - Fee Related JP2879839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8792A JP2879839B2 (ja) 1992-01-06 1992-01-06 内面に螺旋状リブを有する管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8792A JP2879839B2 (ja) 1992-01-06 1992-01-06 内面に螺旋状リブを有する管の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05177701A JPH05177701A (ja) 1993-07-20
JP2879839B2 true JP2879839B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=11464349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8792A Expired - Fee Related JP2879839B2 (ja) 1992-01-06 1992-01-06 内面に螺旋状リブを有する管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2879839B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05177701A (ja) 1993-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3890181A (en) Flexible plastics hoses
US4406326A (en) Plastic well screen and method of forming same
CA2305239C (en) Spiral formed products and method of manufacture
US5976298A (en) Method of producing multilayer thermoplastic pipe
US3938929A (en) Flexible plastics hose making apparatus
JP2009500196A (ja) スチールストリップによって補強されたプラスチック排水管を作成するための方法および機器ならびにスチールによって補強されたプラスチック排水管
US3526692A (en) Manufacture of wire reinforced plastic pipe
US5862591A (en) Method for manufacturing paint rollers
EP2060843B1 (de) Wärmeisoliertes Leitungsrohr und Verfahren zu dessen Herstellung
JP2879839B2 (ja) 内面に螺旋状リブを有する管の製造方法
EP0385479B1 (en) Apparatus for producing pipes with a helical rib
US4798696A (en) Method for extrusion of plastic tubes, and an apparatus for carrying out said method
JP2001050435A (ja) 複合可とう管及びその製造方法
US3997382A (en) Method of and apparatus for manufacturing reinforced flexible tubes
JP3589487B2 (ja) 粘性材料押出装置
JPS59123637A (ja) 可撓性プラスチツクホ−スおよびその製造方法並びにその製造装置
KR200352642Y1 (ko) 터널형 구조 복합관
JP2938899B2 (ja) 合成樹脂管の製造方法及びその製造装置
JPH04140129A (ja) 内面に螺旋状リブを有する管の製造方法
JP2872312B2 (ja) コルゲート管の継手部形成方法
JPS5813335B2 (ja) 補強リブを設けてなる螺旋状管状体の製造方法
JP3212356B2 (ja) 内面螺旋リブ付き合成樹脂管の押出成形方法
JPH02134483A (ja) 硬質塩化ビニール製螺旋波形管
JP2001074182A (ja) 可とう伸縮継手の製造方法
JPS5849383B2 (ja) 螺旋突条を有したコルゲ−ト管の製造法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990105

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080129

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees