JPH07106607B2 - 内面平滑コルゲート管の製造方法 - Google Patents

内面平滑コルゲート管の製造方法

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JPH07106607B2
JPH07106607B2 JP23425887A JP23425887A JPH07106607B2 JP H07106607 B2 JPH07106607 B2 JP H07106607B2 JP 23425887 A JP23425887 A JP 23425887A JP 23425887 A JP23425887 A JP 23425887A JP H07106607 B2 JPH07106607 B2 JP H07106607B2
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幸平 折居
耕太郎 植田
昇 長谷川
賢治 蔵満
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Toyo Kagaku Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内面平滑コルゲート管の製造方法、更に詳しく
はポリエチレンやポリプロピレンの如き成型に際し冷却
硬化が困難で形態保有性に劣る熱可塑性樹脂を素材とし
てアウトサイドダイから吐出された屈曲突部を有する帯
状体を螺旋状に捲回することにより外管を形成し、該外
管の凹部内面にインサイドダイから吐出された加熱溶融
せる上記熱可塑性樹脂を素材としたテープを螺旋状に捲
回しながら圧接融着して内管を形成し得るようになした
内面平滑コルゲート管の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の内面平滑コルゲート管の製造方法として
は、特公昭51−20548号公報にみられるような押出機の
内外二重の環状ダイスから押出された原料チューブをそ
の軟化点以上融点以下の温度で内圧を加えキャタビラ状
の回転型枠にチューブの壁面を押し付けて賦形する方法
が一般に使用されていたが、口径が300mm以上となるよ
うな大口径コルゲート管を製造する場合、装置が大型に
なり、しかも装置が複雑になるために製造コストが高く
なる等の欠点があった。
そこで、特公昭59−35454号公報にみられるような仮想
円筒状回転軸体に凸部付帯状体を螺旋状に捲回し、これ
を重合接着して製造する方法が提案されたが、凸部付帯
状体を螺旋状に捲回する関係上、冷却不充分な場合には
その平面部分と屈曲凸部との周速の違いにより該屈曲凸
部が偏平化し、逆に冷却水等にて強制冷却して硬化させ
たものにあつては、捲回が困難であるばかりでなく融着
が困難である等の欠点を有していた。
そこでまた、本発明者等は特公昭59−35454号公報にみ
られるように、上記凸部付帯状体に代えてフラットなテ
ープ状物を仮想円筒状回転軸体に螺旋状に捲回し、これ
を凹凸状に賦形しながら内外管を形成する方法を提案し
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記製造方法は外管の形成に際し仮想円
筒状回転軸体の螺旋突条の上面にフラットなテープ状物
を載置して螺旋状凹凸を形成する関係上、これを螺旋突
条に向けて押圧賦形するための複数個の押えロールを必
要とし、この押えロールによる押圧賦形が成形性を低下
させるばかりでなく、作業性をも合わせ低下させてい
た。
本発明は上記従来方法の欠点を解消すべく発明されたも
のであって、屈曲凸部の変形を来すことなく螺旋状に捲
回して内面平滑にして且つ外面に螺旋状突条を有するコ
ルゲート管を効率よく製造し得る内面平滑コルゲート管
の製造方法を提供せんとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は上記に鑑み発明されたものであって、異形吐出
口を有するアウトサイドダイから吐出された屈曲突部を
有する熱可塑性樹脂帯状体を溶融状態のまま外周面に上
記帯状体の下面形状の85〜95%の大きさからなる螺旋突
条を備える仮想円筒状回転軸体の該螺旋突条を跨ぐよう
に所定のドラフトを掛けながら供給して螺旋状に捲回せ
しめるとともにこの捲回に当たって先に捲回した帯状体
と後に捲回した帯状体とが重合する如くして捲回させて
これを冷却し、螺旋状凹凸を有する外管を形成する第1
工程と、仮想円筒状回転軸体の軸芯部近傍に内蔵された
インサイドダイから吐出された加熱溶融せる熱可塑性樹
脂テープを該仮想円筒状回転軸体上の後端部側に傾斜角
度をつけて供給して螺旋状に捲回せしめるとともにこの
捲回に当たって先に捲回した上記熱可塑性樹脂テープと
後に捲回した熱可塑性樹脂テープとが重合する如くして
捲回させて内管を形成する第2工程とからなり、仮想円
筒状回転軸体の後端部側に誘導された外管の凹部内面に
内管を当接して該内管が未だ溶融点以下軟化点以上の温
度下にある段階において上記外管の凹部外面を仮想円筒
状回転軸体に対接する押圧ロールにて該内管に圧接融着
して冷却硬化させることにより問題点を解決した。
以下、本発明を図面について、その特徴とするところを
詳述すれば、第1図は本発明の製造過程を説明した一部
欠截正面図、第2図は一部断面とした第1図の右側面図
で、図中Aは仮想円筒状回転軸体、Bは外管cを形成す
る熱可塑性樹脂帯状体aを成型するための異形吐出口を
有するアウトサイドダイ、Cは内管を構成する熱可塑性
樹脂テープbを成型するためのインサイドダイであり、
アウトサイドダイBより吐出された屈曲突部を有する熱
可塑性樹脂帯状体aはこの仮想円筒状回転軸体Aの一端
部側の周面に形成された後述する螺旋突条を跨ぐように
傾斜角度をつけて供給して一定のドラフトを掛けながら
螺旋状に捲回し、螺旋状凹凸を有する上記外管cが形成
される。
こゝに示す仮想円筒状回転軸体Aは、第一回転軸体1と
該第一回転軸体1の後端に連続して連なる第二回転軸体
2とからなり、上記第一回転軸体1は複数本のロール1
a,1b,…1iの集合からなっており、各ロール1a,1b,…1i
は一つの仮想円周に沿って相隣接するロール間に一定の
間隔を保つように並列して配置してあり、その前後端部
は基板3および軸受板4に各々回転自由に軸承させ、こ
れら全体の組合せによって実質的に一つの仮想円筒形回
転体を構成するようにしてあり、また各ロール1a,1b,…
1iの各々の一端部側の周面には環状の螺旋突条5が所定
の間隔をもつて複数個形成され、外周面が熱可塑性樹脂
帯状体aの下面形状の85〜95%の大きさからなる溝付ロ
ーラ状になつている。
本発明において螺旋突条5の大きさを熱可塑性樹脂帯状
体aの下面形状の85〜95%にする所以は95%以上のもの
にあっては所定のドラフトが掛けられないために周速の
差異により螺旋突条5にフイットさせることが困難にな
り、一方85%以下のものにあっては大きなドラフトをか
ける関係上、螺旋突条5の間の谷部が膨れ上がるために
該谷部を押圧するための多くの押えロールが必要となる
点に存する。
また上記各ロール1a,1b,…1iは中空体からなっており、
これに送水管を通して圧送する冷却水を給水し、その冷
却を行うようにして第一回転軸体1を内部冷却できるよ
うにしてある。
また、この各ロール1a,1b,…1iは前記基板3に対し軸受
板4を一方向に所要の角度回転させ、基板3に軸承され
る各ロール1a,1b,…1iの一端に対し軸受板4に軸承さ
れ、他端の軸承点をずらすことによって、つまり各ロー
ル1a,1b,…1iを第一回転軸体1の軸芯を中心に捩って傾
斜させることによって該第一回転軸体1上に捲回される
熱可塑性樹脂帯状体は螺旋状に捲回される。
尚、各ロール1a,1b,…1iの前端側の軸端にはそれぞれス
プロケット6を備え、これにかけるチェーンの運行で各
ロール1a,1b,…1iを同一方向に等速で回転するように実
質的に第一回転軸体1の周面が回転するようにしてあ
る。
一方、第二回転軸体2は前記軸受板4に対面させて設け
る受板7との間に複数本の丸棒状のロール2a,2b,…2iを
渡すことによって前記第一回転軸体1と同様に仮想円筒
形回転体を形成してあり、また、この第二回転軸体2も
第一回転軸体1と同様に軸芯を中心に捩じられている。
以上のように、共通する軸心線上に前後して設けられた
第一回転軸体1と第二回転軸体2とからなる仮想円筒状
回転軸体Aに対しアウトサイドダイBは第一回転軸体1
の外周面に対設し、またインサイドダイCは第二回転軸
体2の中空の軸心部に下方に向けて設置される。
このように構成してなる装置をもって本発明に係る内面
平滑コルゲート管の製造方法を説明すると、まず、第一
回転軸体1に対してアウトサイドダイBより吐出された
熱可塑性樹脂帯状体aは仮想円筒状回転軸体Aの該第一
回転軸体1の周面の突条5を跨ぐように螺旋方向に沿っ
て一定のドラフトを掛けながら供給され、連続的に捲回
されると同時に、先に捲回された熱可塑性樹脂帯状体a
と後から捲回する熱可塑性樹脂帯状体aとが重合するよ
うに捲回させて、第一回転軸体1の一端部側の周面上に
て螺旋状凹凸を有する外管cを連続的に成型するととも
にこれを冷却槽により冷却し次いで第二回転軸体2に誘
導する。
この第二回転軸体2にはインサイドダイCから下向きに
吐出された加熱溶融する熱可塑性樹脂テープbを螺旋状
に捲回せしめるとともに、この捲回にあたつて、先に捲
回した熱可塑性樹脂テープbと後から捲回した熱可塑性
樹脂テープbとが重なる如くして螺旋状に捲回し内管d
が形成され、上記外管cは内管d上に成層され、内管d
が未だ溶融点以下軟化点以上の温度下にある段階におい
て第二回転軸体2に対接する押圧ロール8にて押圧して
圧接融着して冷却槽にて冷却硬化させながら引き取られ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づき更に詳細に説
明する。
まず、第4図(A)および第1表に示す如き異形吐出口
を有するアウトサイドダイから吐出された加熱溶融せる
熱可塑性樹脂帯状物aを第4図(B)および第1表に示
す如き螺旋突条5を備える第一回転軸体1の該螺旋突条
5を跨ぐように所定のドラフトを掛けながら傾斜角度を
つけて供給して螺旋状に捲回せしめるとともにこの捲回
に当たって先に捲回した熱可塑性樹脂帯状物aと後に捲
回した熱可塑性樹脂帯状物aとが重合する如くして捲回
させてこれを冷却し、螺旋状凹凸を有する外管cを形成
して第二回転軸体2に誘導して該第二回転軸体2の軸芯
部近傍に内蔵されたインサイドダイCから吐出された加
熱溶融せる熱可塑性樹脂テープbを該第二回転軸体2上
に供給して螺旋状に捲回せしめるとともにこの捲回に当
たって先に捲回した熱可塑性樹脂テープbと後に捲回し
た熱可塑性樹脂テープbとが重合する如くして捲回させ
て外管cの凹部内面に内管dを当接して該内管dが未だ
溶融点以下軟化点以上の温度下にある段階において上記
外管cの凹部外面を第二回転軸体2に対接する押圧ロー
ル8にて該内管Dに圧接融着して冷却硬化させ、第3図
に示す如き内面平滑にして外面に螺旋状突条を有する管
体を形成した。
〔発明の効果〕 以上より明らかなように、本発明は異形吐出口を有する
アウトサイドダイから吐出された屈曲突部を有する熱可
塑性樹脂帯状体を溶融状態のまま外周面に上記帯状体の
下面形状の85〜95%の大きさからなる螺旋突条を備える
仮想円筒状回転軸体の該螺旋突条を跨ぐように所定のド
ラフトを掛けながら供給して螺旋状に捲回せしめること
により外管が形成されるために、従来みられる成型に伴
う屈曲凸部の偏平化等、周速の違いによる変形がないた
めに初期目的とする内面平滑にして外面に螺旋状突条を
有する管体の連続成型が可能ならしめられ、更には数多
の押えロールを必要としないために装置がコンパクトに
して且つ成型性が頗る向上せしめられ、従来のような成
型に伴う不都合な面が解消される等の特徴を具有するも
のである。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示したもので、第1図は一部欠
截正面図、第2図は一部断面とした右側面図、段3図は
本発明により製造されたコルゲート管の一部拡大断面
図、第4図(A),(B)は熱可塑性樹脂帯状体および
螺旋突条の一部拡大断面図である。 A……仮想円筒状回転軸体 B……アウトサイドダイ C……インサイドダイ a……熱可塑性樹脂帯状体 b……熱可塑性樹脂テープ c……外管、d……内管 5……螺旋突条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異形吐出口を有するアウトサイドダイから
    吐出された屈曲突部を有する熱可塑性樹脂帯状体を溶融
    状態のまま外周面に上記帯状体の下面形状の85〜95%の
    大きさからなる螺旋突条を備える仮想円筒状回転軸体の
    該螺旋突条を跨ぐように所定のドラフトを掛けながら供
    給して螺旋状に捲回せしめるとともにこの捲回に当たっ
    て先に捲回した帯状体と後に捲回した帯状体とが重合す
    る如くして捲回させてこれを冷却し、螺旋状凹凸を有す
    る外管を形成する第1工程と、仮想円筒状回転軸体の軸
    芯部近傍に内蔵されたインサイドダイから吐出された加
    熱溶融せる熱可塑性樹脂テープを該仮想円筒状回転軸体
    上の後端部側に傾斜角度をつけて供給して螺旋状に捲回
    せしめるとともにこの捲回に当たって先に捲回した上記
    熱可塑性樹脂テープと後に捲回した熱可塑性樹脂テープ
    とが重合する如くして捲回させて内管を形成する第2工
    程とからなり、仮想円筒状回転軸体の後端部側に誘導さ
    れた外管の凹部内面に内管を当接して該内管が未だ溶融
    点以下軟化点以上の温度下にある段階において上記外管
    の凹部外面を仮想円筒状回転軸体に対接する押圧ロール
    にて該内管に圧接融着して冷却硬化させ、内面平滑にし
    て外面に螺旋状突条を有する管体を連続的に製造するこ
    とを特徴とする内面平滑コルゲート管の製造方法。
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