JPH0716919A - 内面平滑コルゲート管の製造装置 - Google Patents

内面平滑コルゲート管の製造装置

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JPH0716919A
JPH0716919A JP19189893A JP19189893A JPH0716919A JP H0716919 A JPH0716919 A JP H0716919A JP 19189893 A JP19189893 A JP 19189893A JP 19189893 A JP19189893 A JP 19189893A JP H0716919 A JPH0716919 A JP H0716919A
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Kohei Orii
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形時における収縮に伴う内管の軸心方向に
向かう膨出のない内面平滑コルゲート管の製造装置を提
供する。 【構成】 仮想円周に沿って複数個のロールを回動自在
に配設して実質的に一つの回転軸体を形成する第一回転
軸体と第二回転軸体とを同一軸心上に備え、各々にアウ
トサイドダイおよびインサイドダイを対接させる。上記
第二回転軸体の丸棒状からなる各ロール上に隣接するも
の同志が第一回転軸体の溝付きロールの螺旋突条とピッ
チを略同じくして螺旋方向に沿うように断面弓形状の螺
旋凸条を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂の偏平若し
くはプロフアイル状のテープから外面を螺旋状の凹凸面
にして内面を平滑面とする内面平滑コルゲート管の製造
装置、更に詳しくはポリエチレン、ポリプロピレンの如
き成形に際し冷却硬化が困難にして形態保有性に劣る熱
可塑性樹脂を素材とした比較的口径の大きい内面平滑コ
ルゲート管の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内面平滑コルゲート管の
製造装置としては特公昭59−179319号公報や特
公昭60−198221号公報等にみられるように、基
軸の基端部と先端部周面に相対向する軸受板を設け、該
両軸受板間に基軸を中心とした仮想円周に沿って複数本
の突条を列設した溝付きロールを各回転自由に軸架し、
且つこれら溝付きロール上の突条を隣接するもの同志が
螺旋方向に揃うように配置して周面に螺旋突条を備える
ようにした第一回転軸体と、上記基軸先端部の軸受板と
これに対抗する前端軸受板との間に前記基軸の軸心延長
線を軸心とする仮想円周に沿って丸棒状のロールを複数
本回転自由に軸架して形成する第二回転軸体を備え、第
一回転軸体の外周面にアウトサイドダイを対接するとと
もに第二回転軸体にインサイドダイを臨ませ、これら両
ダイから各回転軸体外周面に加熱溶融した熱可塑性樹脂
テープを吐出し得るようになしたものが一般に使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記内面平
滑コルゲート管の製造装置によってポリエチレン、ポリ
プロピレンの如き成形に際し冷却硬化が困難にして形態
保有性に劣る熱可塑性樹脂を素材としてピッチ、波高が
大きく、しかも比較的厚肉となる大口径のコルゲート管
を製造した場合、波形内部の冷却が外部より遅れること
から内部応力により台形状に成形せんとする波形が円形
状に変形するために外部から押さえロールにて押圧しな
がら外形を矯正することにより成形されていたが、内管
の矯正が困難なために該内管が軸心方向に向けて膨出
し、所期目的とする内面が平滑なコルゲート管が得られ
ないという課題を有していた。
【0004】本発明は、上記従来の装置による欠点を解
消すべく発明されたものであって、内面が軸心方向に向
けて膨出することない内面平滑コルゲート管の製造装置
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み発明
されたものであって、基軸の基端部と先端部周面に相対
向する軸受板を設け、該両軸受板間に基軸を中心とした
仮想円周に沿って複数本の突条を列設した溝付きロール
を各回転自由に軸架し、且つこれら溝付きロール上の突
条を隣接するもの同志が螺旋方向に揃うように配置して
周面に螺旋突条を備えるようにした第一回転軸体と、上
記基軸先端部の軸受板とこれに対抗する前端軸受板との
間に前記基軸の軸心延長線を軸心とする仮想円周に沿っ
て丸棒状のロールを複数本回転自由に軸架して形成する
第二回転軸体を備え、第一回転軸体の外周面にアウトサ
イドダイを対接するとともに第二回転軸体にインサイド
ダイを臨ませ、これら両ダイから各回転軸体外周面に加
熱溶融した熱可塑性樹脂テープを吐出し得るようになし
た内面平滑コルゲート管の製造装置において、上記第二
回転軸体の各丸棒状ロール上に隣接するもの同志が上記
溝付きロールの螺旋突条とピッチを略同じくして螺旋方
向に揃うように断面弓形状の螺旋凸条を配設せしめてな
ることを特徴とする内面平滑コルゲート管の製造装置で
ある。
【0006】
【作用】本発明の内面平滑コルゲート管の製造装置は第
二回転軸体の各丸棒状ロール上に隣接するもの同志が上
記溝付きロールの螺旋突条とピッチを略同じくして螺旋
方向に揃うように断面弓形状の螺旋凸条を配設せしめて
なる構成よりなり、内管を形成する熱可塑性樹脂テープ
に冷却に伴う収縮分を余尺として予め設けられているた
めに軸心方向に向かう膨出がない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例について説
明すれば、図1は本発明の内面平滑コルゲート管の製造
装置の一部欠截正面図を示すものであり、図2は本発明
の内面平滑コルゲート管の製造装置の使用状態を模式的
に示した側面図であり、図3は本発明の内面平滑コルゲ
ート管の製造装置の部材たる丸棒状のロールの一部拡大
正面図を示すものである。
【0008】図中、符号Aは第一回転軸体であって、基
軸1の基端部と先端部周面に相対向する軸受板2,3を
設け、該両軸受板2,3間に基軸1を中心とした仮想円
周に沿って6個の突条4・・を列設した8本の溝付きロ
ール5・・を各回転自由に軸架し、且つこれら溝付きロ
ール5上の突条4・・を隣接するもの同志が螺旋方向に
揃うように配置して周面に螺旋突条を備えてなるもので
ある。
【0009】図中、符号Bは第二回転軸体であって、上
記基軸1の先端部の軸受板3とこれに対抗する前端軸受
板6との間に前記基軸1の軸心延長線を軸心とする仮想
円周に沿って上記溝付きロール5・・と同様に8本の丸
棒状ロール7・・を回転自由に軸架してなるものであ
る。
【0010】図中、符号Cは加熱溶融した熱可塑性樹脂
テープaを吐出し得るようになしたアウトサイドダイで
あって、第一回転軸体Aの外周面に対接させて螺旋突条
を有するコルゲート管の外管a1を形成するものであ
る。
【0011】図中、符号Dは上記アウトサイドダイCと
同様に加熱溶融した熱可塑性樹脂テープbを吐出し得る
ようになしたインサイドダイであって、第二回転軸体に
臨ませてコルゲート管の内管b1を形成するものであ
る。
【0012】上記第二回転軸体Bの各丸棒状ロール上に
は隣接するもの同志が上記溝付きロールの突条4・・と
ピッチを略同じくして螺旋方向に揃うように断面弓形状
の螺旋凸条8・・を配設してなるものである。
【0013】尚、図中、符号Eは第一回転軸体Aに所要
の間隔を保って平行状に対接された押圧ロールであっ
て、アウトサイドダイCより吐出された熱可塑性樹脂テ
ープaを押圧し凹凸状に賦形するものである。
【0014】本発明の内面平滑コルゲート管の製造装置
は上記構成よりなるため、使用に際しては図2に示すよ
うに、アウトサイドダイCより吐出された熱可塑性樹脂
テープaを第一回転軸体Aの溝付きロール5・・の突条
4・・を跨ぐように供給して螺旋状に捲回して螺旋状凹
凸を有する外管a1を成形し、次いで回転しながら第二
回転軸体Bに進行した段階においてインサイドダイDか
ら吐出される加熱溶融した熱可塑性樹脂テープbを断面
弓形状の螺旋凸条8・・を跨ぐように供給し内管b1を
形成するものである。
【0015】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の内面
平滑コルゲート管の製造装置は基軸の基端部と先端部周
面に相対向する軸受板を設け、該両軸受板間に基軸を中
心とした仮想円周に沿って複数本の突条を列設した溝付
きロールを各回転自由に軸架し、且つこれら溝付きロー
ル上の突条を隣接するもの同志が螺旋方向に揃うように
配置して周面に螺旋突条を備えるようにした第一回転軸
体と、上記基軸先端部の軸受板とこれに対抗する前端軸
受板との間に前記基軸の軸心延長線を軸心とする仮想円
周に沿って丸棒状のロールを複数本回転自由に軸架して
形成する第二回転軸体を備え、第一回転軸体の外周面に
アウトサイドダイを対接するとともに第二回転軸体にイ
ンサイドダイを臨ませ、これら両ダイから各回転軸体外
周面に加熱溶融した熱可塑性樹脂テープを吐出し得るよ
うになした内面平滑コルゲート管の製造装置において、
上記第二回転軸体の各丸棒状ロール上に隣接するもの同
志が上記溝付きロールの螺旋突条とピッチを略同じくし
て螺旋方向に揃うように断面弓形状の螺旋凸条を配設せ
しめてなる構成よりなり、内管を形成する熱可塑性樹脂
テープに冷却に伴う収縮分を余尺として予め設けられて
いるために軸心方向に向かう膨出が防止され、所期目的
とする波形を有する大口径コルゲート管を成形すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内面平滑コルゲート管の製造装置の一
部欠截正面図を示すものである。
【図2】本発明の内面平滑コルゲート管の製造装置の使
用状態を模式的に示した側面図である。
【図3】本発明の内面平滑コルゲート管の製造装置の部
材たる丸棒状のロールの一部拡大正面図を示すものであ
る。
【図4】本発明の内面平滑コルゲート管の製造装置によ
り成形されたコルゲート管の成形過程におけるコルゲー
ト管の波形の拡大断面図を示すものである。
【図5】本発明の内面平滑コルゲート管の製造装置によ
り成形されたコルゲート管の成形後におけるコルゲート
管の波形の拡大断面図を示すものである。
【符号の説明】
A 第一回転軸体 B 第二回転軸体 C アウトサイドダイ D インサイドダイ 1 基軸 2 軸受板 3 軸受板 4 突条 5 溝付きロール 6 軸受板 7 丸棒状ロール 8 螺旋凸条 b1 内管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基軸の基端部と先端部周面に相対向する
    軸受板を設け、該両軸受板間に基軸を中心とした仮想円
    周に沿って複数本の突条を列設した溝付きロールを各回
    転自由に軸架し、且つこれら溝付きロール上の突条を隣
    接するもの同志が螺旋方向に揃うように配置して周面に
    螺旋突条を備えるようにした第一回転軸体と、上記基軸
    先端部の軸受板とこれに対抗する前端軸受板との間に前
    記基軸の軸心延長線を軸心とする仮想円周に沿って丸棒
    状のロールを複数本回転自由に軸架して形成する第二回
    転軸体を備え、第一回転軸体の外周面にアウトサイドダ
    イを対接するとともに第二回転軸体にインサイドダイを
    臨ませ、これら両ダイから各回転軸体外周面に加熱溶融
    した熱可塑性樹脂テープを吐出し得るようになした内面
    平滑コルゲート管の製造装置において、上記第二回転軸
    体の各丸棒状ロール上に隣接するもの同志が上記溝付き
    ロールの螺旋突条とピッチを略同じくして螺旋方向に揃
    うように断面弓形状の螺旋凸条を配設せしめてなること
    を特徴とする内面平滑コルゲート管の製造装置。
JP19189893A 1993-07-06 1993-07-06 内面平滑コルゲート管の製造装置 Expired - Fee Related JP3434540B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2469849C1 (ru) * 2011-05-16 2012-12-20 Борис Дмитриевич Олейник Оправка разборная для изготовления оболочек из композиционных материалов

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2469849C1 (ru) * 2011-05-16 2012-12-20 Борис Дмитриевич Олейник Оправка разборная для изготовления оболочек из композиционных материалов

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