JP2789213B2 - 合成樹脂管の製造方法 - Google Patents

合成樹脂管の製造方法

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JP2789213B2 JP1102926A JP10292689A JP2789213B2 JP 2789213 B2 JP2789213 B2 JP 2789213B2 JP 1102926 A JP1102926 A JP 1102926A JP 10292689 A JP10292689 A JP 10292689A JP 2789213 B2 JP2789213 B2 JP 2789213B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐圧強度が要求される大径の電線保護管その
他の地中埋設管として使用に適した耐圧合成樹脂管の製
造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、地中埋設管としては耐圧強度が要求される
ことからヒューム管や鋳鉄管などが使用されているが、
径の割りには重量が大きくなって取扱い難く、施工性に
難点を有するものである。
このため、合成樹脂材によって外周面に全長に亘って
螺旋突条を一体に形成し、該螺旋突条からなる管壁によ
って耐圧強度を持たせるようにした合成樹脂管が開発さ
れている。
このような合成樹脂管の製造方法としては、例えば、
仮想円柱上に数本の成形用回転軸を配設して、該成形用
回転軸の一端部を基台に片持状に軸架すると共に、各回
転軸を駆動手段に連結し、且つこの成形用回転軸を前記
仮想円柱の軸芯に対してやや周方向に傾斜させた状態に
し、管成形時には、成形後に螺旋状の補強条となる中空
突条部分と管内周壁となる板状部分とを有する半溶融状
態の帯状成形材を成形用ダイから押し出して、該帯状成
形材を各成形軸上間に亘るように螺旋状に巻き付けると
共に、この巻き付け時に成形材の一側縁部と隣り合う他
側縁部とを順次重合溶着させ、成形軸を回転駆動させな
がら外周面に中空突条を螺旋状に設けた合成樹脂管を連
続成形していく方法が採用されている。
一方、可撓性を有する成形用帯状芯型を使用して螺旋
状の補強条を形成しながら合成樹脂管を製造する方法も
特開昭51−37969号公報に開示されている。
この方法は、押し出し機より押し出された熱可塑性合
成樹脂シートを前記成形用帯状芯型の表面に重ねた状態
で、隣接する芯型の縁端同士が接するように成形軸に螺
旋状に巻回して合成樹脂管を成形し、樹脂シートの冷却
後、合成樹脂管の内周面から芯型を剥離して中空突条が
螺旋状に連続した管を製造するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者の方法によると、成形用ダイによ
り予め、成形後に螺旋状の補強条となる中空突条部分と
管内周壁となる板状部分とを有する半溶融状態の帯状成
形材を押し出して、成形用回転軸に高速で螺旋状に巻回
するものであるから、中空突条部分が巻回中に型崩れが
生じ、螺旋状中空突条による管壁が不均一となって高精
度で整然とした形状の管体を得ることがきわめて困難で
あった。
一方、後者の方法によれば、成形用帯状芯型によって
所定形状の中空突条を形成することができるが、成形さ
れる螺旋状中空突条の全長に亘って成形用帯状芯型を内
装する必要があるため、長尺の帯状芯型を要するばかり
でなく、この帯状芯型は連続的に製造される合成樹脂管
を所望長さ毎に切断する際に一体的に切断されるため
に、再使用が不可能となって不経済であり、その上、管
の内面から該帯状芯型を除去する作業を要して生産能率
が低下することになる。さらに帯状芯型を除去した跡に
は、螺旋状の凹凸内面が形成されるので、使用に際し
て、該凹凸内面により配線作業が困難となる場合が生じ
ると共に内部に流体を流動させる場合には、流動抵抗が
増大するという問題点がある。
このため、本願発明者等は、成形用回転軸上に無端成
形ベルトを螺旋状に巻回して巡回運行させると共にこの
無端成形ベルト上に半溶融状態の合成樹脂帯状材を連続
的に供給して該合成樹脂帯状材を無端成形ベルトの表面
形状に沿わせることにより突条部を成形すると共に隣接
する突条部の谷部間を重合一体化させながら無端成形ベ
ルトの進行に従って合成樹脂管を成形して行き、この合
成樹脂管の成形途上において、突条部の適所を適宜なカ
ッターにより長さ方向に切開して突条部内の無端成形ベ
ルトを該切開部から外部に導出させて元の巻回位置に巡
回させ、さらに、無端成形ベルトの除去により中空に形
成された突条部の頂面に半溶融状態の合成樹脂帯状材を
連続供給して螺旋状に巻付けることにより前記切開部を
被覆することを特徴とする合成樹脂管の製造方法を開発
した。
しかしながら、この方法において、カッターにより切
開された螺旋突条の切開部から無端成形ベルトを引き出
すと、該切開部が無端成形ベルトによって大きく拡げら
れたのち、無端成形ベルトの引き出し後に閉じる方向に
復元するが、この際、螺旋突条の露出している外面が外
部からの水冷等によって急冷させられて早く硬化する一
方、螺旋突条の内面、即ち、無端成形ベルトと接してい
た面が水冷等による冷却作用を直接受けることはないの
で徐冷することになり、そのため、この徐冷によって螺
旋突条の内面側が外面よりも大きく収縮し、螺旋突条の
両側壁が互いに接近する方向に引き寄せられて螺旋突条
の頂面切開部の対向端部(イ)(イ)が突き合わされた
状態からさらに押圧し合い、図11に示すようにいずれか
一方の端部が他方の端部の上側或いは下側に重なりあっ
て食い違い状となり、切開部を合成樹脂材により密閉さ
せる際に、合成樹脂材により密閉させる際に、その被覆
工程が円滑に行えなくなるばかりでなく、螺旋突条が変
形した形状となって外観を損し、製品価値が低下すると
いう問題点があった。
本発明はこのような問題点を解消し、精度のよい螺旋
中空突条を有する合成樹脂管の製造方法の提供を目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の合成樹脂管の製
造方法は、成形用回転軸上に無端成形ベルトを螺旋状に
巻回して巡回運行させると共にこの無端成形ベルト上に
半溶融状態の合成樹脂帯状材を連続的に供給して該合成
樹脂帯状材を無端成形ベルトの表面形状に沿わせること
により螺旋突条を成形すると共に隣接する突条部の谷部
間を重合一体化させながら無端成形ベルトの進行に従っ
て合成樹脂管を成形して行き、この合成樹脂管を冷却す
ると共に合成樹脂管の冷却途中において無端成形ベルト
の外方に配設したカッターにより螺旋突条の頂面中央部
を長さ方向に切開して突条内の無端成形ベルトを該切開
部から外部に導出させて元の巻回位置に巡回させ、さら
に、無端成形ベルトの除去により中空に形成された突条
部の頂面切開部を合成樹脂材により被覆して合成樹脂管
を製造する方法において、無端成形ベルトの抜き出しに
より開口した螺旋突条の切開部の対向端部を該切開部に
対向させて配設したガイド治具の両側ガイド溝内に夫々
案内させながら互いに同一面となるように突き合わせ状
態に整形し、このガイド治具から導出される螺旋突条の
切開部を閉止させることを特徴とするものである。
〔作用〕
成形用回転軸を回転させるか或いは無端成形ベルトを
適宜な駆動機構によって積極的に循環移動させると、無
端成形ベルトは成形用回転軸上を一端側から他端側に向
かって螺旋状に進行し、成形用回転軸から外れる巻回終
端部は再び成形用回転軸の一端側に戻って螺旋状に巻回
する。
このように成形用回転軸上を螺旋状に巡回する無端成
形ベルトの巻き込み開始部上に半溶融状態の帯状合成樹
脂材を重なり合うように供給すると、該帯状合成樹脂材
が無端成形ベルトの外形形状に適合しながら無端成形ベ
ルトと共に成形用回転軸に螺旋状に巻回されていく。
こうして、帯状合成樹脂材が無端成形ベルトと共に成
形用回転軸上に螺旋状に巻回されると、無端成形ベルト
に密接した部分が連続螺旋突条を形成していくと共に該
螺旋突条の両端から水平方向に延出する一方の延出平坦
部分に次に巻回される突条部の開口底部と該突条部の水
平延出部分が重合一体化し、成形用回転軸上で内周面が
平坦で且つ外周側に螺旋突条部を有する合成樹脂管が連
続形成される。
こうして形成される合成樹脂管は、成形用回転軸上を
進行中に適宜冷却され、カッターの位置に達すると、該
カッターによりその螺旋突条の頂き部の中央部が長さ方
向に連続的に切開されてその切開個所を押し広げながら
無端成形ベルトが成形用回転軸から離間していく。
無端成形ベルトが抜き取られて中空となった螺旋突条
は、直ちにその切開部の広がりを閉止する方向に復元す
るが、その際、螺旋突条の冷却時に生じる内外面の収縮
差によって切開部の対向端部が食い違い状に重なり合お
うとするのを、該対向端部をガイド治具の両側ガイド溝
内に夫々案内させることにより防止しながら、このガイ
ド治具によって互いに同一面上で突き合わせ状に接合す
るように整形するものである。
一方、成形用回転軸から離間した無端成形ベルトは再
び帯状合成樹脂材巻き込み開始端部側に巡回し、前記同
様にして成形用回転軸上に巻回されて帯状合成樹脂材の
成形を行い、合成樹脂管を製造していく。
さらに、中空となった螺旋突条は、成形用回転軸上の
進行途上において、その切開部がガイド治具から導出さ
れたのち、適宜な合成樹脂材によって被覆させることが
できる。
こうして、均一な形状の中空突条部を有し、内周面が
一定径の平坦な耐圧合成樹脂管を製造することができ
る。
〔実 施 例〕 本発明の実施例を図面について説明すると、複数本の
成形用回転軸(2)(2)・・・(2)を同心円上に所
定間隔ごとに配設してこれらの成形用回転軸(2)の一
端部を基枠(1)に回転自在に支持させると共に同心円
上に所定間隔毎に配設された複数本の成形用回転軸
(2)上には、断面台形状の無端成形ベルト(3)が螺
旋状に数回、所望ピッチを存して巻回されていると共
に、巻回された無端成形ベルト(3)間に沿って、製造
される合成樹脂管(a)の谷部(c)に沿う無端成形ベ
ルト(4)を必要に応じて螺旋状に巻回されてあり、こ
れらの無端成形ベルト(3)及び整形ベルト(4)は、
第2図に示すように、巻回終端で成形用回転軸(2)か
ら離間し、元の巻回始端部に適宜なガイドロール(5)
(6)を介して連続的に巡回するようになってある。
これらの無端成形ベルト(3)及び整形ベルト(4)
はゴム、合成樹脂、皮革、補強芯入り合成ゴム、或いは
多数のアルミニウムブロック片を長さ方向に連続的に接
合することによっても作成することができ、その断面形
状も、上記台形状の他、半円形状や角形、等に形成して
もよく、さらに、全長に亘って同一断面にすることな
く、所定長さ寸法毎に断面形状を異にしたベルトを使用
することもできる。
今、各成形用回転軸(2)を同一方向に回転させると
共に押出成形手段(7)の成形用ダイ(8)から一定幅
を有する半溶融状態の合成樹脂帯状材(9)を前記無端
成形ベルト(3)の巻回始端部上に供給する。
この際、該合成樹脂帯状材(9)が平帯形状に形成さ
れている場合には、その中央部が無端成形ベルト(3)
の頂面に密接し、両側部が無端成形ベルト(3)の両側
面に沿って密接変形して突条部(b)を形成すると共に
両側部が無端成形ベルト(3)の底面から両側方に向か
って水平方向に延出して広幅平坦部(d)と細幅平坦部
(e)に屈曲形成されながら無端成形ベルト(3)と一
体に成形用回転軸(2)(2)・・・(2)上に螺旋状
に巻回されていく。
又、成形用ダイス(8)によって無端成形ベルト
(3)の断面形状と同形状の突条部(b)に成形すると
共に該突条部(b)の両側下端に前記平坦部(d)
(e)を一体に成形しながら押し出して無端成形ベルト
(3)に該突条部(b)を被覆させてもよい。
こうして無端成形ベルト(3)の表面に被覆させた合
成樹脂帯状材(9)からなる突条部(b)は、無端成形
ベルト(3)と共に成形用回転軸(2)(2)・・・
(2)上に螺旋状に巻付けられる。
この時、帯状材(9)の狭幅平坦部(e)が、先に巻
回された突条部(b)の下端から延出している広幅平坦
部(d)の基端部上に重合溶着されて谷部(c)が形成
され、さらに、広幅平坦部(d)の上面に、次に巻回さ
れる帯状材(9)の突条部(b)の開口下端が重合溶着
すると共にこの突条部(b)の狭幅平坦部(e)の基端
部が広幅平坦部(d)の上面に重合溶着し、これらが連
続して均一な径を有する平坦な管の内壁が成形される。
従って、無端成形ベルト(3)は突条部(b)と該内
壁で囲まれた中空部に内装された状態となると共に整形
ベルト(4)によって対向する突条部(b)(b)の傾
斜壁と平坦部(d)(e)が押圧成形されながら螺旋状
に進行し、複数本の成形用回転軸(2)(2)・・・
(2)によって形成される仮想円上に合成樹脂管(a)
が形成されていく。
なお、無端成形ベルト(3)と同調して螺旋状に巡回
運行する整形ベルト(4)は、無端成形ベルト(3)を
包被した突条部(b)(b)の両側面を無端成形ベルト
(3)側に密接させて所定の形状に保持すると共に無端
成形ベルト(3)のピッチを補正するものであるが、こ
のような整形ベルト(4)を使用しなくても、無端成形
ベルト(3)によって合成樹脂管(a)を製造すること
ができる。
こうして成形用回転軸(2)上に形成される螺旋突条
を有する合成樹脂管(a)は、成形用回転軸(2)上を
進行中に外部から水冷等によって冷却されるものである
が、その冷却途中における無端成形ベルト(3)の外方
適所に配設したカッター(10)の位置に達すると、第3
図に示すように、該カッター(10)によって突条部
(b)の頂部の中央がスリット状に連続的に切断されて
切開かれ、この切開部(11)を拡開させながら無端成形
ベルト(3)が抜け出して成形用回転軸(2)から離
れ、ガイドロール(5)を介して元の巻回始端側に巡回
して前記同様に合成樹脂帯状材(9)を螺旋状に巻装さ
せて合成樹脂管(a)を連続成形するものである。
この際、上記螺旋突条部(b)の切開部(11)から無
端成形ベルト(3)が抜き取られる時に、第4図に示す
ように、切開部(11)が押し拡げられて該切開部(11)
の対向端部(11a)(11a)が離間し、無端成形ベルト
(3)の抜き取り部分から突条部(b)が離れるに従っ
て該突条部(b)の両側壁(b1)(b1)が起立する方
向、即ち前記対向端部(11a)(11a)が再び元の状態に
弾性的に復元する。
この時、螺旋突条部(b)の露出している外面は上述
したように、水冷等による冷却作用を直接受けて急速に
硬化するが、無端成形ベルトと接している螺旋突条の内
面側は直接的な冷却作用を受けることなく徐々に冷却す
ることになり、そのため、螺旋突条部(b)の両側壁
(b1)(b1)の内面側が外面側よりも大きく収縮してこ
の螺旋突条部(b)の頂面切開部の対向端部(11a)(1
1a)を突き合わせ状態からさらに互いに押圧させていず
れか一方の端部が他方の端部の上側或いは下側に重なり
あった食い違い状に変形させようとする。
しかしながら、螺旋突条部(b)の復元しようとする
対向端部(11a)(11a)間の開口部にガイド治具(13)
を配設し、このガイド治具(13)の両側ガイド溝(14)
(14)内に前記対向端部(11a)(11a)を挿通状態で案
内させているので、これらの対向端部(11a)(11a)は
上述したように食い違い状となることはなく、両側ガイ
ド溝(14)(14)によって互いに同一面で突き合わせ状
に整形されるものである。
このガイド治具(13)の構造は、第6図乃至第8図に
示すように、適所に固定された支持杆(13a)の先端に
突条部(b)の頂面の幅よりもやゝ小幅の一対のガイド
片(13b)(13c)を突条部(b)の肉厚よりも僅かに大
きな間隔を存して上下に対設すると共にこれらのガイド
片(13b)(13c)の前半部、即ち、突条部(b)が螺旋
状に進行してくる方向に対向する部分を拡開(13b′)
(13c′)させて該拡開部(13b′)(13c′)の先端か
ら互いに上記間隔を存して平行に設けたガイド片(13
b)(13c)の後半対向部に向かって互いに接近する方向
に傾斜させてあり、さらに、上下ガイド片(13b)(13
c)の対向面中央部間を隔壁(13d)で一体に設けて該隔
壁(13d)を中央にしてその両側の対向面間にガイド溝
(14)(14)を形成してなるものである。
なお、ガイド片(13b)(13c)の後半部における隔壁
(13d)は、後方に向かうに従って先細に形成してあ
る。
このように構成したガイド治具(13)はその下部側の
ガイド片(13b)を製造される合成樹脂管(a)の突条
部(b)内に位置させて両ガイド片(13b)(13c)によ
り切開部(11)の対向端部(11a)(11a)を挟持するよ
うに前記開口部(12)に配設され、復元しようとする対
向端部(11a)(11a)をその拡開部(13b′)(13c′)
からガイド溝(14)(14)に挿通状態に案内させて突条
部(b)の頂面を整えるものである。
こうしてガイド治具(13)を通過した合成樹脂管
(a)の螺旋突条部(b)は、次いで第2図及び第3図
に示すように、さらに成形用回転軸(2)に沿って進行
してその進行途上で、合成樹脂帯状材(9)とは別の半
溶融状態の棒状ないしは帯状の合成樹脂材(18)を成形
用ダイ(21)から押圧成形ロール(15)によって幅方向
に展延させながら該突条部(b)の頂面上に連続供給し
て螺旋状に巻付けることにより一体に溶着させ、前記切
開部(11)を被覆、閉止したのち、成形用回転軸(2)
から外れて製品となるものである。
この際、第9図及び第10図に示すように、ガイド治具
(13)の後方に接近して突条部(b)の切開部(11)に
対向した加熱装置(16)を配設しておくと共にガイド治
具(13)から導出される突条部(b)の両側壁(b1
(b1)を所定の形状に矯正する加圧ロール(17)(17)
を配設しておくことが望ましく、このように構成してお
くと、加圧ロール(17)(17)によって突条部(b)の
切開部(11)の対向端部(11a)(11a)が互いに密接状
態に接合し、この状態を保持したまゝ該切開部(11)が
加熱装置(16)によって溶融されて対向端部(11a)(1
1a)の接合面が仮接着され、突条部(b)の頂面が精度
よく整えられた状態にすることができ、しかるのち、合
成樹脂材(18)によって切開部(11)を閉止するもので
ある。
なお、このように突条部(b)の切開部(11)の対向
端部同士を加熱装置(16)によって溶着、一体化させる
場合には、上記合成樹脂材(18)によって切開部(11)
を必ずしも被覆する必要はない。
又、以上の実施例においては、各成形用回転軸(2)
は基枠(1)側においてモータ(27)から適宜な駆動機
構を介し一斉に同一方向に回転させることにより、成形
用回転軸(2)上に巻回した無端成形ベルト(4)を一
体に運行させるようにしているが、このような回転駆動
機構によることなく、無端成形ベルト(4)を成形用回
転軸(2)から離間した個所において回転駆動プーリを
介して強制的に移動させることにより、成形用回転軸
(2)を一体に回転させるようにしてもよい。
さらに、口径の異なった合成樹脂管を製造するには、
第1図において、中心軸(28)の前後端部と各成形用回
転軸(2)の前後端部間とを連結したリンク(29)を拡
縮させて成形用回転軸により形成される仮想円を大小に
変化させればよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の合成樹脂管の製造方法によれ
ば、成形用回転軸上に無端成形ベルトを螺旋状に巻回し
て巡回運行させると共にこの無端成形ベルト上に半溶融
状態の合成樹脂帯状材を連続的に供給して該合成樹脂帯
状材を無端成形ベルトの表面形状に沿わせることにより
突条部を成形すると共に隣接する突条部の谷部間を重合
一体化させながら無端成形ベルトの進行に従って合成樹
脂管を成形し、この合成樹脂管を冷却すると共に合成樹
脂管の冷却途中において無端成形ベルトの外方に配設し
たカッターにより螺旋突条の頂面中央部を長さ方向に切
開して突条部内の無端成形ベルトを該切開部から外部に
導出させて元の巻回位置に巡回させる一方、突条部の切
開部の対向端部をガイド治具の両側ガイド溝に夫々案内
させながら互いに同一面となるように突き合わせ状態に
整形し、このガイド治具から導出される螺旋突条の切開
部を閉止させるものであるから、無端成形ベルトによっ
て所定形状の螺旋突条部を型崩れすることなく整然と成
形しながら精度のよい合成樹脂管を製造することができ
るのは勿論、合成樹脂管の成形途上において、突条部の
頂面中央部を適宜なカッターにより長さ方向に切開して
突条部内の無端成形ベルトを該切開部から外部に導出さ
せた際に、その切開部の対向端部をガイド治具の両側ガ
イド溝に案内させて螺旋突条部の両側壁部の冷却時にお
ける収縮差により切開部の対向端部が食い違い状に変形
するのを確実に防止することができ、従って、これらの
対向端部によって形成される螺旋突条の頂面を常に同一
面となるように整形しながら対向端部の突き合わせ部を
正確且つ円滑に閉止することができると共に外観が整っ
た商品価値の高い美麗な合成樹脂管を製造することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は合成樹脂
管の製造中における装置の簡略縦断側面図、第2図はそ
の簡略縦断正面図、第3図は合成樹脂管の管壁成形状態
を説明するための縦断側面図、第4図は螺旋突条から無
端成形ベルトを導出させる部分の簡略斜視図、第5図は
その正面図、第6図はガイド治具の斜視図、第7図はそ
の側面図、第8図は平面図、第9図は加熱装置を配設し
た場合の要部の正面図、第10図はその側面図、第11図は
突条部の変形状態を示す断面図である。 (2)……成形用回転軸、(3)……無端成形ベルト、
(9)……合成樹脂帯状材、(10)……カッター、(1
1)……切開部、(12)……開口部、(13)……ガイド
治具、(14)(14)……ガイド溝、(18)……合成樹脂
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 23/00 - 23/24 B29C 53/00 - 53/84 F16L 9/00 - 9/22 B29L 23:00 - 23:24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形用回転軸上に螺旋状に巻回されて巡回
    運行する無端成形ベルトにおける成形用回転軸に導入さ
    れる巻付け開始部分に半溶融状態の合成樹脂帯状材を連
    続供給して、該合成樹脂帯状材を無端成形ベルトの表面
    形状に沿わせることにより無端成形ベルトを被覆した合
    成樹脂螺旋突条を成形すると共に隣接する螺旋突条部の
    谷部間を重合一体化させながら無端成形ベルトの進行に
    従って外周に螺旋突条を有する合成樹脂管を成形し、こ
    の合成樹脂管を冷却すると共に合成樹脂管の冷却途中に
    おいて無端成形ベルトの外方に配設したカッターにより
    螺旋突条の頂面中央部を長さ方向に切開して螺旋突条内
    の無端成形ベルトを該切開部から外部に導出させて元の
    巻回位置に巡回させる一方、螺旋突条の切開部の対向端
    部を該切開部に対向させて配設したガイド治具の両側ガ
    イド溝内に夫々案内させながら該両側ガイド溝によって
    互いに同一面となるように突き合わせ状態に整形し、次
    いでこのガイド治具から導出される螺旋突条の切開部を
    閉止させることを特徴とする合成樹脂管の製造方法。
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