JP2936257B2 - クロノグラフ車 - Google Patents
クロノグラフ車Info
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- JP2936257B2 JP2936257B2 JP161898A JP161898A JP2936257B2 JP 2936257 B2 JP2936257 B2 JP 2936257B2 JP 161898 A JP161898 A JP 161898A JP 161898 A JP161898 A JP 161898A JP 2936257 B2 JP2936257 B2 JP 2936257B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heart cam
- chronograph
- balancer
- gear
- chronograph wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
に関し、更に詳しくは、ハートカムなど構成部品の相対
位置決めが行い易く、その後の狂いが少ないクロノグラ
フ車に関する。
示す断面図である。図5は、図4に示したクロノグラフ
車の上面図である。符号500は、クロノグラフ車であ
る。このクロノグラフ車500の歯車504には、5つ
のアミダ541が開けられている。このクロノグラフ車
500のクロノグラフ秒針軸1にはハートカム505が
挿入されている。また、このクロノグラフ秒針軸1に
は、クロノグラフ車500の平面方向に作用する分送り
爪502が取り付けてある。この分送り爪502は、胴
体部521から延出させた長尺のバネ部522と、バネ
部先端に形成した爪部523とを有する。この爪部52
3は、1回転する毎に分クロノグラフ中間車(図示省
略)の歯車と係合する。符号507は、ハートカム50
5、ハートカムバランサ503および分送り爪502の
相対位置決めを行う位置決めねじである。この位置決め
ねじ507は、クロノグラフ車500のアミダ541を
通っており、ハートカム505とクロノグラフバランサ
503とに螺合している。なお、クロノグラフ車のその
他の部品およびクロノグラフ輪列については当業者に周
知であため、図示および説明を省略する。
示す断面図である。図7は、図6に示したクロノグラフ
車の上面図である。このクロノグラフ車600のクロノ
グラフ秒針軸1には、クロノグラフ車600の平面方向
に作用する分送り爪602が取り付けてある。この分送
り爪602は、胴体部621から延出させた長尺のバネ
部622と、バネ部先端に形成した爪部623とを有す
る。この爪部623は、1回転する毎に分クロノグラフ
中間車(図示省略)の歯車と係合する。また、クロノグ
ラフ秒針軸1には、ハートカムバランサ603が打ち込
まれ、打ち込み位置で位置決め固定されている。符号6
04は、クロノグラフ車の歯車であり、この歯車604
には5つのアミダ641が開けられている。この歯車6
04は、クロノグラフ秒針軸1に打ち込まれ、位置決め
固定されている。さらに、クロノグラフ秒針軸1にはハ
ートカム605が打ち込まれ、位置決め固定されてい
る。
来のクロノグラフ車500では、ハートカム505、ハ
ートカムバランサ503および分送り爪502をクロノ
グラフ秒針軸1によりガイドし、位置決めねじ507に
より締結しているので、例えばハートカム505とハー
トカムバランサ503との間に隙間があると、うまく締
結できないという問題点があった。
では、ハートカム605、ハートカムバランサ603お
よび分送り爪602を、それぞれクロノグラフ秒針軸1
に打ち込むことで位置決め固定しているが、ハートカム
605、ハートカムバランサ603および分送り爪60
2の相対的な位置決めが困難な問題点があった。また、
ハートカム605は、クロノグラフ秒針が零復帰する際
にハンマにより押されるので、位置が狂うおそれがある
という問題点があった。
たものであって、ハートカムなど構成部品の相対位置決
めが行い易く、その後の狂いが少ないクロノグラフ車を
提供することを目的とする。
に 、この発明の請求項1に係るクロノグラフ車は、クロ
ノグラフ秒針軸に、分送り爪、ハートカムバランサ、歯
車およびハートカムを順次打ち込むと共に、当該分送り
爪、ハートカムバランサおよびハートカムに位置決めピ
ンを貫通させ、且つ、前記歯車のアミダに位置決め係止
部を設けて当該係止部に前記位置決めピンを係止し、前
記分送り爪、ハートカムバランサ、歯車およびハートカ
ムの相対位置決めを行ったものである。
カムバランサ、歯車およびハートカムの相対位置を容易
に決めることができるし、後に狂いが生じにくくなる。
また、ねじが不要であるから、締結の問題がなくなる。
グラフ車は、クロノグラフ車のハートカムとハートカム
バランサとを連結して相対位置を決める連結部と、クロ
ノグラフ車に取り付けた歯車のアミダに係止部を設け、
当該係止部に前記連結部を係止してハートカム、ハート
カムバランサおよび歯車の相対位置を決めるものであ
る。
サとハートカムとの相対位置を容易に決められるし、後
に狂いが生じにくくなる。また、ねじが不要であるか
ら、締結の問題がなくなる。
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。図1は、この発明の
クロノグラフ車を示す斜視図である。(a)は下側から
の斜視図、(b)は上側からの斜視図である。図2は、
図1に示したクロノグラフ車の断面図である。図3は、
図1に示したクロノグラフ車の上面図である。
秒針軸1には、クロノグラフ車100の平面方向に作用
する分送り爪2が取り付けてある。この分送り爪2は、
胴体部21から延出させた長尺のバネ部22と、バネ部
先端に形成した爪部23とを有する。この爪部23は、
1回転する毎に分クロノグラフ中間車(図示省略)の歯
車と係合する。また、クロノグラフ秒針軸1には、ハー
トカムバランサ3が打ち込まれている。符号4は、クロ
ノグラフ車の歯車であり、この歯車4には5つのアミダ
41が開けられている。この歯車4は、クロノグラフ秒
針軸1に打ち込まれている。
帰のためのハートカム5が打ち込まれている。前記ハー
トカム5、ハートカムバランサ3および分送り爪2に
は、ガイド穴65、63、62が穿設してある。また、
前記歯車4に開けた5つのアミダ41の1つには半円形
の係止部42が形成してある。符号7は位置決めピンで
ある。この位置決めピン7は、前記ハートカム5、ハー
トカムバランサ3および分送り爪2のガイド穴6に貫通
している。位置決めピン7は分送り爪側から挿入し、そ
の頭部71が分送り爪2のガイド穴62に係合する。ま
た、位置決めピン7は、歯車4のアミダ41に設けた係
止部42に係止する。ピン端部7aは、貫通状態でハー
トカム5の端面に略一致する。なお、クロノグラフ車1
00のその他の部品およびクロノグラフ輪列については
当業者に周知であり、この発明を説明するには十分であ
るため、図示および説明を省略する。
サ3の下部に丁度位置する。更に、爪部23には、位置
決めに用いる突起部24が設けてある。一方、ハートカ
ムバランサ3には、位置決めに用いる穴部31が穿設さ
れている。クロノグラフ車100を組み立てるとき、前
記爪部23に設けた突起部24をハートカムバランサ3
に設けた穴部31に挿入する。そして、バネ部22の力
で突起部23を穴部31の縁に押し付けるようにする
(図1の(b)参照)。このようにすれば、爪部23の
先端位置の精度が穴部31の位置精度に依存することに
なる。穴部31は、プレス加工により正確に穿設される
ので、爪部先端位置のばらつきを効果的に抑制できる。
なお、上記では「秒」表示するクロノグラフ車を例に説
明したが、「秒」表示のクロノグラフ車に限られず、
「分」表示のクロノグラフ車であっても構わない。
置決めピン7をハートカム5、ハートカムバランサ3お
よび分送り爪2に貫通させ、さらに、位置決めピン7を
歯車4のアミダ41に設けた係止部42に係止するの
で、ハートカム5、ハートカムバランサ3、分送り爪2
および歯車4の相対位置を容易に決めることができる。
また、これらの相対位置が狂いにくくなる。また、上記
では、ハートカム5、ハートカムバランサ3、分送り爪
2および歯車4を相対位置決めしたが、これらのいずれ
かを選択して、相対位置決めするようにしてもよい。
グラフ車(請求項1)によれば、クロノグラフ秒針軸
に、分送り爪、ハートカムバランサ、歯車およびハート
カムを順次打ち込むと共に、当該分送り爪、ハートカム
バランサおよびハートカムに位置決めピンを貫通させ、
且つ、前記歯車のアミダに位置決め係止部を設けて当該
係止部に前記位置決めピンを係止し、前記分送り爪、ハ
ートカムバランサ、歯車およびハートカムの相対位置決
めを行ったので、前記分送り爪、ハートカムバランサ、
歯車およびハートカムの相対位置を容易に決めることが
できるし、後に狂いが生じにくくなる。
がなくなる。
によれば、クロノグラフ車のハートカムとハートカムバ
ランサとを連結して相対位置を決める連結部と、クロノ
グラフ車に取り付けた歯車のアミダに係止部を設け、当
該係止部に前記連結部を係止してハートカム、ハートカ
ムバランサおよび歯車の相対位置を決めるもので、前記
ハートカムバランサとハートカムとの相対位置を容易に
決められるし、後に狂いが生じにくくなる。また、ねじ
が不要であるから、締結の問題がなくなる。
る。
る。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 クロノグラフ秒針軸に、分送り爪、ハー
トカムバランサ、歯車およびハートカムを順次打ち込む
と共に、当該分送り爪、ハートカムバランサおよびハー
トカムに位置決めピンを貫通させ、且つ、前記歯車のア
ミダに位置決め係止部を設けて当該係止部に前記位置決
めピンを係止し、前記分送り爪、ハートカムバランサ、
歯車およびハートカムの相対位置決めを行ったことを特
徴とするクロノグラフ車。 - 【請求項2】 クロノグラフ車のハートカムとハートカ
ムバランサとを連結して相対位置を決める連結部と、ク
ロノグラフ車に取り付けた歯車のアミダに係止部を設
け、当該係止部に前記連結部を係止してハートカム、ハ
ートカムバランサおよび歯車の相対位置を決めることを
特徴とするクロノグラフ車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP161898A JP2936257B2 (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | クロノグラフ車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP161898A JP2936257B2 (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | クロノグラフ車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11194183A JPH11194183A (ja) | 1999-07-21 |
JP2936257B2 true JP2936257B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=11506522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP161898A Expired - Lifetime JP2936257B2 (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | クロノグラフ車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936257B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5580720B2 (ja) * | 2010-11-17 | 2014-08-27 | 盛岡セイコー工業株式会社 | クロノグラフ車、クロノグラフ車用組立治具、クロノグラフ車の組立方法 |
-
1998
- 1998-01-07 JP JP161898A patent/JP2936257B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11194183A (ja) | 1999-07-21 |
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