JP2001027214A - 2段式ボルトとこの2段式ボルトを用いた締結構造 - Google Patents

2段式ボルトとこの2段式ボルトを用いた締結構造

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JP2001027214A
JP2001027214A JP11197855A JP19785599A JP2001027214A JP 2001027214 A JP2001027214 A JP 2001027214A JP 11197855 A JP11197855 A JP 11197855A JP 19785599 A JP19785599 A JP 19785599A JP 2001027214 A JP2001027214 A JP 2001027214A
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screwed
outer bolt
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Kunio Ito
邦男 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結する対象物を変形させたり、締結時にそ
れ自体が変形したりすることがなく、取扱が簡便で不用
意に緩むことのない2段式ボルトとこの2段式ボルトを
用いた締結構造を提供する。 【解決手段】 一端部に雄ネジ部21を有する円筒状の外
側ボルト部材20の内部に一端部に雄ネジ部31を有する内
側ボルト部材30が収容されている。外側ボルト部材20の
内面の一部には雄ネジ部31と螺合する係合雌ネジ部25が
形成されている。外側ボルト部材20の他端部には拡径し
た頭部22が形成され、この頭部22に内側ボルト部材30の
他端部に形成した頭部32が係合する。被締結部材には主
ネジ部と副ネジ部とが形成され、主ネジ部には雄ネジ部
21が、副ネジ部には雄ネジ部31がそれぞれ螺合する。雄
ネジ部31が副ネジ部から外れなければ、雄ネジ部21が主
ネジ部に対して緩むことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の部材を締
結するボルトであって、緩むことを防止する2段式ボル
トに関する。
【0002】
【従来の技術】2つの部材をボルトを利用して締結した
場合に、該ボルトが緩んでしまっては不都合であるから
ボルトの緩みを防止する手段が講じられる場合がある。
一般的には、ボルトまたはナットの座面にばね座金を介
在させたり、2つのナットをボルトに螺合させて一方を
ロックナットとしたり、場合によって接着剤によって接
着したりスポット溶接などが施される。
【0003】また、例えば特開平8−277825号公
報に記載された二重ボルトなどがある。この二重ボルト
は、図10に示すように、締結物1に形成された雌ネジ部
2と螺合する雄ネジ部3を有する円筒状の外側ボルト4
と、この外側ボルト4の先端部内面に形成された雌ネジ
部5と螺合する雄ネジ部6を先端部に有する内側ボルト
7を組合せた構造をしている。すなわち、締結物1と被
締結物8とを重畳させて、外側ボルト4を被締結物8に
形成した透孔9を貫通させて締結物1の雌ネジ部2に螺
合させて、該外側ボルト4の頭部4aと締結物1とによっ
て被締結物8を圧接して固定する。この外側ボルト4の
頭部4aから前記内側ボルト7を挿入し、該外側ボルト4
の雌ネジ部5と内側ボルト7の雄ネジ部6とを螺合させ
て締め付けると内側ボルト7の頭部7aと雄ネジ部6の螺
合とによって外側ボルト4を圧縮され、該外側ボルト4
の雄ネジ部3のネジ山と締結物1の雌ネジ部2のネジ山
とが強く圧接される。このため、外側ボルト4が締結物
1に対して緩むことが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平8−277825号公報に記載された二重ボル
トには、次のような問題が生じる。外側ボルト4が圧縮
されて変形した状態で締結物1と被締結物8とを圧接す
るため、これら締結物1と被締結物8とを着脱する必要
がある場合には不適なものである。すなわち、外側ボル
ト4が変形するから、一度取外した場合には取外した外
側ボルト4を再度使用することが出来ない。また、外側
ボルト4の変形によって締結物1の雌ネジ部2も変形し
てしまうおそれがあり、変形した場合には一度外側ボル
ト4を取外すと、次に外側ボルト4と螺合させることは
出来ないからである。しかも、これら締結物1と被締結
物8との間に間隙がある構造物の場合には、外側ボルト
4の変形によって締結物1または被締結物8が変形して
しまうおそれがあるから、斯かる構造物に用いることは
好ましくない。
【0005】そこで、この発明は、締結物と被締結物と
の間に間隙があってもこれらを確実に固定することがで
き、また変形することがないために自由に着脱でき、締
結物と被締結物とを着脱する必要がある構造物に適する
と共に、緩むことを極力防止した2段式ボルトを提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る2段式ボルト
は、中空状の外側ボルト部材と、前記外側ボルト部の内
側を貫通する内側ボルト部材とからなり、前記外側ボル
ト部材の一端部には頭部を形成し、他端部には被締結部
材に設けられた主ネジ部と螺合するネジ部を形成すると
共に、内部の適宜部分には係合部を形成し、前記内側ボ
ルト部材の一端部には、外側ボルト部材の前記頭部に係
合する頭部を形成し、他端部には被締結部材に形成され
た副ネジ部と螺合するネジ部を形成すると共に、適宜位
置には外側ボルト部材に形成した前記係合部と係脱自在
な係止部を形成し、前記係合部と前記係止部とは、所定
の操作でこれらの係合が解除されて係止部を係合部が形
成された部分を通過させることができることを特徴とし
ている。
【0007】前記係合部と係止部との係合が解除された
状態にして、係止部を係合部に対して通過させると、外
側ボルト部材に内側ボルト部材が収納される。内側ボル
ト部材を一体とした外側ボルト部材を、締結部材を貫通
させてそのネジ部を前記主ネジ部と螺合させれば、外側
ボルト部材が被締結部材と締結部材とを締結して連繋さ
せる。次いで、前記内側ボルト部材のネジ部を被締結部
材の前記副ネジ部に螺合させると、内側ボルト部材の頭
部が外側ボルト部材の頭部を押圧しながら該内側ボルト
部材が被締結部材に締結されるから、外側ボルト部材が
緩むことを防止する。
【0008】また、請求項2の発明に係る2段式ボルト
は、前記係合部を雌ネジ部で形成し、前記内側ボルト部
材の前記ネジ部の外径を頭部と該ネジ部との間の軸部の
外径よりも大きくすると共に、該ネジ部を前記係合部で
ある雌ネジ部と螺合する雄ネジ部で形成して前記係止部
としたことを特徴としている。
【0009】前記係合部である雌ネジ部に係止部として
の前記雄ネジ部を螺合させながら内側ボルト部材を回動
させると、該内側ボルト部材が螺進して雄ネジ部が係合
部を通過することになり、通過後には内側ボルト部材が
外側ボルト部材に収納されて一体となる。しかも、係止
部と係合部とを螺合させて螺退させなければ外側ボルト
部材から内側ボルト部材を取外すことができないから、
内側ボルト部材は容易に離脱してしまうことがない。
【0010】また、請求項3の発明に係る2段式ボルト
は。前記外側ボルト部材に形成したネジ部は雄ネジ部で
あることを特徴とし、請求項4の発明に係る2段式ボル
トは、前記外側ボルト部材に形成したネジ部は雌ネジ部
であることを特徴としている。
【0011】すなわち、被締結部材に設けられる主ネジ
部は雄ネジまたは雌ネジのいずれであっても構わず、外
側ボルト部材に形成したネジ部は該主ネジ部と螺合する
ものである。
【0012】また、請求項5の発明に係る2段式ボルト
は、中空状の外側ボルト部材と、前記外側ボルト部の内
側を貫通する内側ボルト部材とからなり、前記外側ボル
ト部材の一端部には頭部を形成し、他端部には被締結部
材に設けられた主ネジ部と螺合するネジ部を形成し、前
記内側ボルト部材の一端部には、外側ボルト部材の前記
頭部に係合する頭部を形成し、他端部には被締結部材に
形成された副ネジ部と螺合するネジ部を形成したことを
特徴としている。
【0013】すなわち、前記係合部と係止部とが設けら
れていない構成としたものである。そして、締結部材を
貫通させた外側ボルト部材の前記ネジ部を主ネジ部に螺
合させて締め付ければ、締結部材は被締結部材に締結さ
れて連繋する。次いで、内側ボルト部材の前記ネジ部を
副ネジ部に螺合させて締め付ければ、外側ボルト部材の
ネジ部と主ネジ部との間の摩擦力が大きくなって、これ
らの螺合と強固となる。また、内側ボルト部材が外れな
い限り外側ボルト部材は緩むことがない。
【0014】そして、請求項6の発明に係る2段式ボル
トを用いた締結構造は、請求項1ないし請求項5のいず
れかの2段式ボルトを用いたものであって、被締結部材
には前記主ネジ部と副ネジ部を形成し、締結部材には外
側ボルト部材の前記ネジ部を貫通させる挿通孔を形成
し、前記内側ボルト部材を収納した外側ボルト部材のネ
ジ部を前記挿通孔に貫通させて該外側ボルト部材のネジ
部を前記主ネジ部と螺合させ、前記内側ボルト部材のネ
ジ部を前記副ネジ部に螺合させて、締結部材を被締結部
材とを連繋させることを特徴としている。
【0015】すなわち、内側ボルト部材を一体とした外
側ボルト部材を前記挿通孔を貫通させてそのネジ部を主
ネジ部に螺合させて締め付け、次いで内側ボルト部材の
ネジ部を副ネジ部に螺合させれば、被締結部材と締結部
材とが締結されて連繋し、内側ボルト部材が外側ボルト
部材をロックする。このため、外側ボルト部材が緩むこ
とが防止される。
【0016】また、請求項7の発明に係る2段式ボルト
を用いた締結構造は、請求項1ないし請求項3または請
求項5のいずれかに記載した2段式ボルトを用いたもの
であって、被締結部材には前記主ネジ部と副ネジ部を形
成し、締結部材には外側ボルト部材の前記ネジ部と螺合
する通しネジ部を形成し、前記内側ボルト部材を収納し
た外側ボルト部材のネジ部を前記通しネジ部を通過させ
て該外側ボルト部材のネジ部を前記主ネジ部と螺合さ
せ、前記内側ボルト部材のネジ部を前記副ネジ部に螺合
させて、締結部材を被締結部材とを連繋させることを特
徴としている。
【0017】すなわち、内側ボルト部材を一体とした外
側ボルト部材のネジ部を締結部材の前記通しネジ部と螺
合させて螺進させると、外側ボルト部材が締結部材を貫
通した状態となる。そして、外側ボルト部材のネジ部を
主ネジ部に螺合させて締め付け、内側ボルト部材のネジ
部を副ネジ部に螺合させて締め付ければよい。また、外
側ボルト部材のネジ部を締結部材の通しネジ部に対して
螺合させて螺退させなければ、該外側ボルト部材は締結
部材から分離させられないから、該外側ボルト部材が不
用意に脱落してしまうことがない。
【0018】また、請求項8の発明に係る2段式ボルト
用いた締結構造は、請求項1ないし請求項5のいずれか
に記載した2段式ボルトを用いたものであって、被締結
部材には前記主ネジ部と副ネジ部を形成し、締結部材に
は外側ボルト部材の前記ネジ部を貫通させる挿通孔を有
するボス部材を取り付け、前記内側ボルト部材を収納し
た外側ボルト部材のネジ部を前記挿通孔に貫通させて該
外側ボルト部材のネジ部を前記主ネジ部と螺合させ、前
記内側ボルト部材のネジ部を前記副ネジ部に螺合させ
て、締結部材を被締結部材とを連繋させることを特徴と
している。
【0019】例えば、締結部材が薄肉の板状の部材であ
る場合には、外側ボルト部材を被締結部材に締め付ける
と締結部材が撓んでしまうおそれがある。そこで、外側
ボルト部材の締付力に対抗できるように、外側ボルト部
材を貫通させる部分に適宜な肉厚にした前記ボス部を取
り付け、このボス部に挿通孔を設ける。
【0020】また、請求項9の発明に係る2段式ボルト
を用いた締結構造は、請求項1ないし請求項3または請
求項5のいずれかに記載した2段式ボルトを用いたもの
であって、被締結部材には前記主ネジ部と副ネジ部を形
成し、締結部材には外側ボルト部材の前記ネジ部と螺合
する通しネジ部を有するボス部材を取り付け、前記内側
ボルト部材を収納した外側ボルト部材のネジ部を前記通
しネジ部を通過させて該外側ボルト部材のネジ部を前記
主ネジ部と螺合させ、前記内側ボルト部材のネジ部を前
記副ネジ部に螺合させて、締結部材を被締結部材とを連
繋させることを特徴としている。
【0021】例えば、締結部材が薄肉の板状の部材であ
る場合には、外側ボルト部材を被締結部材に締め付ける
と締結部材が撓んでしまうおそれがある。そこで、外側
ボルト部材の締付力に対抗できるように、外側ボルト部
材を挿通させる部分に適宜な肉厚にした前記ボス部を取
り付け、このボス部に通しネジ部を設ける。また、外側
ボルト部材のネジ部を締結部材の通しネジ部に対して螺
合させて螺退させなければ、該外側ボルト部材は締結部
材から分離させられないから、該外側ボルト部材が不用
意に脱落してしまうことがない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る2段式ボルトとこの2段
式ボルトを用いた締結構造を具体的に説明する。
【0023】図1は、この発明に係る2段式ボルトの構
造を示す該2段式ボルトを長手方向に沿って切断した断
面図である。この2段式ボルト11は、中空状に形成され
た外側ボルト部材20とこの外側ボルト部材20に長手方向
に移動自在に挿通されて収納された内側ボルト部材30と
から構成されている。
【0024】外側ボルト部材20は、先端部の外周面にネ
ジ部として雄ネジ部21が形成されており、基端部に頭部
22が形成されている。雄ネジ部21は、後述するように、
被締結部材に形成された主ネジ部を構成する雌ネジ部と
螺合するものとしてある。また、頭部22は該頭部22と雄
ネジ部21との間の軸部23の外径よりも大きな外径に形成
され、周面にはローレット目などが刻まれて指先で回動
させることができるようにしてある。この頭部22には、
端面から適宜深さに形成された収容凹部24が形成されて
いる。なお、この頭部22の外形の形状を六角形にして工
具を用いて回動させるようにしたものでも構わない。ま
た、内部の一部であって先端部よりも適宜距離で中央に
位置した部分には、係合部としての係合雌ネジ部25が形
成されている。
【0025】前記内側ネジ部材30の先端部には、前記係
合雌ネジ部25と螺合するネジ部としての雄ネジ部31が形
成され、基端部には頭部32が形成されている。この頭部
32は、外側ボルト部材20の頭部22に形成された前記収容
凹部24に収容され、該収容凹部24内で回動させることが
できる形状に形成されており、周面にはローレット目な
どが刻まれて指先で回動することができるようにしてあ
る。また、該頭部32は収容凹部24に収容された状態で、
先端部が外側ボルト部材20の頭部22から突出する大きさ
としてある。なお、この頭部32の外形の形状を六角形に
して工具を用いて回動させるようにしたものでも構わな
い。そして、前記後述するように、被締結部材に形成さ
れた副ネジ部を形成する雌ネジ部に、前記雄ネジ部31が
螺合するものとしてある。すなわち、該雄ネジ部31は、
外側ボルト部材20の前記係合雌ネジ部25と螺合すること
にも被締結部材の雌ネジ部とも螺合し、係合雌ネジ部25
と螺合するために係止部としての機能を果すことにもな
る。
【0026】以上により構成された2段式ボルトを組み
立るには、外側ボルト部材20の頭部22側から内側ボルト
部材30を挿入する。内側ボルト部材30のネジ部31が外側
ボルト部材20の係合雌ネジ部25に当接したならば、ネジ
部31を係合雌ネジ部25に螺合させ、内側ボルト部材30ま
たは外側ボルト部材20を回動させて、内側ボルト部材30
を外側ボルト部材20に対して螺進させる。この螺進によ
りネジ部31を係合雌ネジ部25から離脱させれば、ネジ部
31が係合雌ネジ部25よりも外側ボルト部材20の先端側に
位置して、内側ボルト部材30が外側ボルト部材20に収納
されて一体となった状態となる。そして、以後は回動さ
せてネジ部31を係合雌ネジ部25に対して螺退させない限
り、内側ボルト部材30が外側ボルト部材20から離脱して
しまうことがない。
【0027】以上により構成された2段式ボルトを用い
た締結構造を、この2段式ボルトの作用と併せて、図2
〜図9に示す実施形態により説明する。なお、図2〜図
9はそれぞれ各別の実施形態を示している。
【0028】図2に示す実施形態は、機器や装置などの
被締結物としての筐体等の壁部40に被締結物である中空
のドアパネル41を連繋させる構造を示している。ドアパ
ネル41の周縁部は適宜に曲げ成形されて周壁部41a が形
成され、この周壁部41a の先端を壁部40に当接してある
ため、該壁部40とパネル部41b とは間隙Gが形成されて
いる。壁部40の適宜位置には、透孔40a が形成されてお
り、この透孔40a は外側ボルト部材20の雄ネジ部21を挿
通できる形状としてある。また、ドアパネル41のパネル
部41b の一部であってこのドアパネル41を壁部40に取り
付けた際に上記透孔40a に対向する部分には、雄ネジ部
21を挿通できる形状の挿通孔41c が形成されている。
【0029】また、壁部40の裏面にはブラケット42が取
り付けられている。このブラケット42は、断面ほぼコ字
形の両端部を外方に伸張させてフランジ部42a が形成さ
れ、このフランジ部42a で取付ネジ42b によって壁部40
に取り付けられている。また、コ字形の部分は壁部40か
ら適宜距離で離隔しており、そのほぼ中央部に内側ボル
ト部材30の前記雄ネジ部31と螺合する副ネジ部としての
副雌ネジ部43が形成されている。このブラケット42のコ
字形の内側部分に主ネジ部としての雌ネジ部が形成され
たナット44が収容されている。
【0030】そして、ドアパネル41を壁部40に沿って配
し、前記透孔40a と挿通孔41c とが重畳するように位置
させた状態で、外側ボルト部材20をその先端から座金45
を介して挿通41c に挿入し、該先端の雄ネジ部21を透孔
40a から壁部40の裏側に突出させて前記ナット44に螺合
させる。このナット44はブラケット42に収容されている
から、該ブラケット42によって回動が阻止された状態に
あり、したがって外側ボルト部材20を回動させると外側
ボルト部材20がナット44に対して螺進する。このため、
外側ボルト部材20の頭部22がドアパネル41を壁部40に押
圧して、該ドアパネル41が壁部40に取り付けられる。
【0031】次いで、内側ボルト部材30の雄ネジ部31を
ブラケット43の副雌ネジ部43に螺合させて回動させれ
ば、内側ボルト部材30の頭部32が収容凹部24の底面に当
接し、外側ボルト部材20を壁部40に押圧する力が作用す
る。このため、外側ボルト部材20の雄ネジ部21のネジ面
がナット44のネジ面に押圧されて、これらの間の摩擦力
が増加して、外側ボルト部材20とナット44とが緩んでし
まうことが防止される。なお、内側ボルト部材30で外側
ボルト部材20を押圧するため、ナット44が壁部40の裏面
から離れてしまう場合には、該ナット44または外側ボル
ト部材20を回動させて増し締めすればよい。そして、内
側ボルト部材30が副雌ネジ部43と螺合しているから、こ
れらの螺合状態が解除されない限り、外側ボルト部材20
は壁部30から離脱することがない。
【0032】図3に示す実施形態は図2に示した実施形
態の変形例で、図2に示す構造と同一の部分には同一の
符号を付してある。この実施形態では、主ネジ部を構成
するナット46が壁部40の裏面に溶着されている。また、
副ネジ部である副雌ネジ部47a が形成されたブラケット
47も壁部40の裏面に溶着されて取り付けられている。こ
のブラケット47は断面ほぼL字形の長腕の中央部に前記
副雌ネジ部47a が形成され、短腕の先端部に外方に伸張
させたフランジ部47b が形成され、このフランジ部47b
で壁部40に溶着されている。したがって、このブラケッ
ト47はいわゆる片持ち状態に取り付けられている。
【0033】この実施形態に係る締結構造による場合に
は、ナット46が溶着されているので、内側ボルト部材30
を締め付けて外側ボルト部材20を押圧した場合に、該ナ
ット46が壁部40から離隔することがないから、増し締め
を行なう必要がない。しかも、ブラケット47は片持ち状
態にあるため、該ブラケット47自体が復元力を有し、こ
の復元力が内側ボルト部材30を引く方向に作用するた
め、内側ボルト部材30の雄ネジ部31と副雌ネジ部47a と
の螺合状態が強固となり、内側ボルト部材30が緩むこと
が防止される。しかも、この力によって外側ボルト部材
20のナット46に押圧されて、螺合状態が強固となる。
【0034】図4に示す実施形態は図2に示した実施形
態の変形例で、図2に示す構造と同一の部分には同一の
符号を付してある。この実施形態では、締結部材である
ドアパネル41の前記挿通孔41c の代りに、外側ボルト部
材20の雄ネジ部21と螺合する通しネジ部41d が形成され
ている。したがって、外側ボルト部材20をドアパネル41
に貫通させる場合には、雄ネジ部21を通しネジ部41d に
螺合させ、外側ボルト部材20を回動させて通しネジ部41
d に対して螺進させて、雄ネジ部21をドアパネル41の裏
側に送り込む。そして、雄ネジ部21とナット44とを螺合
させればドアパネル41は壁部40に取り付けられ、内側ボ
ルト部材30の雄ネジ部31を副雌ネジ部43に螺合させて締
め付ける。
【0035】この実施形態に係る締結構造では、ドアパ
ネル41に通しネジ部41d が形成されているから、雄ネジ
部21を該通しネジ部41d を通過させた状態で外側ボルト
部材20はドアパネル41から離脱してしまうことがない。
このため、予めこの2段式ボルト11をドアパネル41に掛
止させた状態でドアパネル41の壁部40に対する取付作業
を行なうことができ、この作業性を向上させることがで
きる。
【0036】図5に示す実施形態は図3に示した実施形
態の変形例で、図3に示す構造と同一の部分には同一の
符号を付してある。また、この実施形態は、図4に示し
た実施形態の構造と同様に、ドアパネル41に通しネジ部
41d が形成されているものである。
【0037】斯かる構造による場合には、予めドアパネ
ル41にこの2段式ボルト11を取り付けた状態にして外側
ボルト部材20の雄ネジ部21をナット46に締め付けること
ができる。そして、このナット46は壁部40に溶着されて
いるから、内側ボルト部材30を副雌ネジ部47a に締め付
けた後に、増し締めを行なう必要がなく、また片持ち状
のブラケット47の復元力を受けて内側ボルト部材30が副
雌ネジ部47a に対して緩むことが防止される。
【0038】図6に示す実施形態は図2に示した実施形
態の変形例で、図2に示す構造と同一の部分には同一の
符号を付してある。この実施形態では、ドアパネル41に
ボス部48を取り付け、このボス部48に形成した通しネジ
部48a に外側ボルト部材20の雄ネジ部21が螺合できるよ
うにしてある。このボス部48は有底の円筒形に形成さ
れ、その底部をドアパネル41の外方に位置させ、この底
部の中央部に前記通しネジ部48a が形成されており、円
筒形の開放側がドアパネル41にかしめによって取り付け
られている。
【0039】この図6に示す実施形態は、ドアパネル41
の肉厚が小さく強度が小さいなどのように、外側ボルト
部材20を主ネジ部であるナット44に締め付けるとドアパ
ネル41が撓んでしまうおそれがある場合に適したもので
ある。すなわち、前記ボス部48を設けることによって、
外側ボルト部材20を締め付けた場合の力を該ボス部48を
受けることができて、ドアパネル41の撓みを防止するこ
とができる。
【0040】図7に示す実施形態は図3に示した実施形
態の変形例で、図3に示す構造と同一の部分には同一の
符号を付してある。また、この実施形態は、図3に示す
実施形態に図6に示す実施形態を結合した構造としたも
のである。すなわち、ドアパネル41にボス部48を設け
て、このボス部48に通しネジ部48a が形成されたもので
ある。
【0041】この図7に示す実施形態では、片持ち状の
ブラケット47の復元力によって内側ボルト部材30が緩む
ことが防止されると共に、この復元力はドアパネル41の
撓みの復元力に対して対抗するから、該ドアパネル41の
撓みは確実に防止される。
【0042】図8に示す実施形態は、被締結部材である
筐体などの壁部50に締結部材としてのドアパネル51を密
着させて取り付ける場合の2段式ボルト11を用いた締結
構造であり、特にドアパネル51の肉厚が小さい場合に適
したものである。なお、図2に示した実施形態と同一の
部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。こ
の構造では、前記間隙Gが形成されることがないから、
外側ボルト部材20の軸部23の長さを短くすることができ
る。この実施形態では、前記ドアパネル51に有底円筒形
のボス部52をかしめなどによって固定し、その底部に通
しネジ部52a が形成されている。このため、外側ボルト
部材20の軸部23の長さは、ボス部52の突出した先端面と
壁部50の裏面との間の距離とほぼ等しくしてある。な
お、壁部50にブラケット42を取り付けるための取付ネジ
53は、壁部50にドアパネル51を密着させるのに支障のな
いように皿ネジが用いられている。
【0043】この2段式ボルト11によって壁部50にドア
パネル51を取り付けるには、内側ボルト部材30を収納し
た外側ボルト部材20を回動させながら前記通しネジ部52
a に雄ネジ部21を通過させ、この雄ネジ部21をナット44
に螺合させて締め付ければ、外側ボルト部材20の頭部22
がボス部52の底板に当接し、該ボス部52を介してドアパ
ネル51を壁部50に押圧する。これにより、該ドアパネル
51が壁部50に密着させられる。次いで、内側ボルト部材
30の雄ネジ部31を副雌ネジ部43に螺合させて該内側ボル
ト部材30を締め付ければ、その頭部32が外側ボルト部材
20の頭部22の収容凹部24の底面に当接して該外側ボルト
部材20を壁部50側に押圧する。このとき、ナット44が壁
部50から離隔した場合には、外側ボルト部材20を増し締
めする。
【0044】そして、この締結構造による場合にも、内
側ボルト部材30の雄ネジ部31が副雌ネジ部43から外れな
い限り外側ボルト部材20の雄ネジ部21が緩むことがな
い。したがって、ドアパネル51を壁部50に密着させた状
態に維持することができる。
【0045】図9に示す実施形態は図8に示した実施形
態の変形例で、図8に示す構造と同一部分には同一の符
号を付してある。この実施形態では、主ネジ部を構成す
るナット55が壁部50の裏面に溶着されている。また、副
ネジ部である副雌ネジ部56aが形成されたブラケット56
も壁部50の裏面に溶着されており、しかも図3に示した
実施形態に係る構造と同様に、いわゆる片持ち状態に取
り付けられている。
【0046】また、ドアパネル51には有底円筒形のボス
部57が取り付けられており、その底板には外側ボルト部
材20の雄ネジ部を通過させることができる形状の挿通孔
57aが形成されている。
【0047】この図9に示す実施形態では、ブラケット
56の復元力が副雌ネジ部56a に螺合した内側ボルト部材
30を引き寄せる方向に作用するから、該内側ボルト部材
30が副雌ネジ部56a に対して緩むことが防止され、外側
ボルト部材20が緩むことも防止される。
【0048】以上に説明した図2〜図9に示す実施形態
では、外側ボルト部材20の係合雌ネジ部25を形成して係
合部とし、内側ボルト部材30の雄ネジ部31を係止部とし
たものを示したが、他の構造であっても構わない。たと
えば、係合雌ネジ部25の部分に内方に突出させて円形の
フランジ部を形成し、このフランジ部の一部に半径方向
に適宜な幅員で切込み部を形成し、内側ボルト部材の軸
部の一部にこの切込み部と合致する突起部を形成し、こ
の突起部が切込み部と重畳した場合にのみ該突起部がフ
ランジ部を通過できるように構成することもできる。な
お、内側ボルト部材の雄ネジ部の外径はこのフランジ部
の内径よりも小さくして、雄ネジ部が通過できるように
する。
【0049】また、いずれの実施形態も、ナット44、4
6、55によって主ネジ部を構成したものを示したため、
該主ネジ部は雌ネジによって構成されるものとなるが、
主ネジ部は雄ネジであっても構わない。この場合には、
主ネジ部となる雄ネジを円筒形の外周面に形成し、その
内径を内側ボルト部材の雄ネジ部の外径よりも大きくし
て該雄ネジ部が挿通できるようにする。他方、外側ボル
ト部材20の先端部には上記主ネジ部と螺合する雌ネジ部
が形成される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る2
段式ボルトによれば、外側ボルト部材によって被締結部
材と締結部材とを締結させて連繋させ、さらに内側ボル
ト部材を被締結部材に締め付けるから、該内側ボルト部
材が外れない限り外側ボルト部材が緩むことがない。し
たがって、被締結部材と締結部材とが離脱してしまうこ
とを防止することができる。
【0051】しかも、外側ボルト部材及び内側ボルト部
材を変形させることがなく、また被締結部材と締結部材
も変形することがない。このため、外側ボルト部材と内
側ボルト部材は着脱自在となり、必要に応じて被締結部
材と締結部材とを着脱することができる。
【0052】また、請求項2の発明に係る2段式ボルト
によれば、内側ボルト部材の雄ネジ部を係止部として利
用できるから、構造が簡単となり、内側ボルト部材に別
途係止部を加工する必要がない。
【0053】また、請求項3の発明に係る2段式ボルト
によれば、被締結部材に設ける主ネジ部が雌ネジとなり
ナットなどを利用することができて、特殊な加工を施す
必要がなく、構造を簡単にすることができる。
【0054】また、請求項5の発明に係る2段式ボルト
によれば、係合部や係止部を加工する必要がないから、
外側ボルト部材と内側ボルト部材の加工が簡便となる。
【0055】そして、請求項6の発明に係る2段式ボル
トを用いた締結構造によれば、被締結部材と締結部材と
の間に間隙が存する構造であっても確実に締結させて連
繋させることができる。
【0056】また、請求項7の発明に係る2段式ボルト
を用いた締結構造によれば、この2段式ボルトを予め締
結部材に係止させた状態としても不用意に脱落してしま
うこととがないから、この締結部材を被締結部材に締結
させる際の作業性を向上させることができる。
【0057】また、請求項8または請求項9の発明に係
る2段式ボルトを用いた締結構造によれば、締結部材が
例えば薄肉の板材などで形成されて強度が小さい場合で
あっても、締結部材を撓ませたりすることがなく確実に
被締結部材に締結して連繋させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る2段式ボルトの構造を示す、こ
の2段式ボルトを長手方向にそって切断した断面図であ
る。
【図2】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第1実施形態を示す断面図である。
【図3】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第2実施形態を示す断面図である。
【図4】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第3実施形態を示す断面図である。
【図5】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第4実施形態を示す断面図である。
【図6】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第5実施形態を示す断面図である。
【図7】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第6実施形態を示す断面図である。
【図8】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第7実施形態を示す断面図である。
【図9】この発明に係る2段式ボルトを用いた締結構造
の第8実施形態を示す断面図である。
【図10】従来の締結構造を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
11 2段式ボルト 20 外側ボルト部材 21 雄ネジ部(ネジ部) 22 頭部 23 軸部 24 収容凹部 25 係合雌ネジ部(係合部) 30 内側ボルト部材 31 雄ネジ部(ネジ部) 32 頭部 40 壁部(被締結物) 40a 透孔 41 ドアパネル(締結物) 41a 周壁部 41b パネル部 41c 挿通孔 41d 通しネジ部 42 ブラケット 42a フランジ部 42b 止ネジ 43 副雌ネジ部(副ネジ部) 44 ナット(主ネジ部) 45 座金 46 ナット(主ネジ部) 47 ブラケット 47a 副雌ネジ部(副ネジ部) 47b フランジ部 48 ボス部 48a 通しネジ部 50 壁部 51 ドアパネル 52 ボス部 52a 通しネジ部 53 取付ネジ 55 ナット(主ネジ部) 56 ブラケット 56a 副雌ネジ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状の外側ボルト部材と、 前記外側ボルト部の内側を貫通する内側ボルト部材とか
    らなり、 前記外側ボルト部材の一端部には頭部を形成し、他端部
    には被締結部材に設けられた主ネジ部と螺合するネジ部
    を形成すると共に、内部の適宜部分には係合部を形成
    し、 前記内側ボルト部材の一端部には、外側ボルト部材の前
    記頭部に係合する頭部を形成し、他端部には被締結部材
    に形成された副ネジ部と螺合するネジ部を形成すると共
    に、適宜位置には外側ボルト部材に形成した前記係合部
    と係脱自在な係止部を形成し、 前記係合部と前記係止部とは、所定の操作でこれらの係
    合が解除されて係止部を係合部が形成された部分を通過
    させることができることを特徴とする2段式ボルト。
  2. 【請求項2】 前記係合部を雌ネジ部で形成し、 前記内側ボルト部材の前記ネジ部の外径を頭部と該ネジ
    部との間の軸部の外径よりも大きくすると共に、該ネジ
    部を前記係合部である雌ネジ部と螺合する雄ネジ部で形
    成して前記係止部としたことを特徴とする請求項1に記
    載の2段式ボルト。
  3. 【請求項3】 前記外側ボルト部材に形成したネジ部は
    雄ネジ部であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の2段式ボルト。
  4. 【請求項4】 前記外側ボルト部材に形成したネジ部は
    雌ネジ部であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の2段式ボルト。
  5. 【請求項5】 中空状の外側ボルト部材と、 前記外側ボルト部の内側を貫通する内側ボルト部材とか
    らなり、 前記外側ボルト部材の一端部には頭部を形成し、他端部
    には被締結部材に設けられた主ネジ部と螺合するネジ部
    を形成し、 前記内側ボルト部材の一端部には、外側ボルト部材の前
    記頭部に係合する頭部を形成し、他端部には被締結部材
    に形成された副ネジ部と螺合するネジ部を形成したこと
    を特徴とする2段式ボルト。
  6. 【請求項6】 被締結部材には前記主ネジ部と副ネジ部
    を形成し、 締結部材には外側ボルト部材の前記ネジ部を貫通させる
    挿通孔を形成し、 前記内側ボルト部材を収納した外側ボルト部材のネジ部
    を前記挿通孔に貫通させて該外側ボルト部材のネジ部を
    前記主ネジ部と螺合させ、 前記内側ボルト部材のネジ部を前記副ネジ部に螺合させ
    て、締結部材を被締結部材とを連繋させることを特徴と
    する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載した2段
    式ボルトを用いた締結構造。
  7. 【請求項7】 被締結部材には前記主ネジ部と副ネジ部
    を形成し、 締結部材には外側ボルト部材の前記ネジ部と螺合する通
    しネジ部を形成し、 前記内側ボルト部材を収納した外側ボルト部材のネジ部
    を前記通しネジ部を通過させて該外側ボルト部材のネジ
    部を前記主ネジ部と螺合させ、 前記内側ボルト部材のネジ部を前記副ネジ部に螺合させ
    て、締結部材を被締結部材とを連繋させることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3または請求項5のいずれか
    に記載した2段式ボルトを用いた締結構造。
  8. 【請求項8】 被締結部材には前記主ネジ部と副ネジ部
    を形成し、 締結部材には外側ボルト部材の前記ネジ部を貫通させる
    挿通孔を有するボス部材を取り付け、 前記内側ボルト部材を収納した外側ボルト部材のネジ部
    を前記挿通孔に貫通させて該外側ボルト部材のネジ部を
    前記主ネジ部と螺合させ、 前記内側ボルト部材のネジ部を前記副ネジ部に螺合させ
    て、締結部材を被締結部材とを連繋させることを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載した2段
    式ボルトを用いた締結構造。
  9. 【請求項9】 被締結部材には前記主ネジ部と副ネジ部
    を形成し、 締結部材には外側ボルト部材の前記ネジ部と螺合する通
    しネジ部を有するボス部材を取り付け、 前記内側ボルト部材を収納した外側ボルト部材のネジ部
    を前記通しネジ部を通過させて該外側ボルト部材のネジ
    部を前記主ネジ部と螺合させ、 前記内側ボルト部材のネジ部を前記副ネジ部に螺合させ
    て、締結部材を被締結部材とを連繋させることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3または請求項5のいずれか
    に記載した2段式ボルトを用いた締結構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7400221B2 (en) 2005-01-07 2008-07-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Semi-coaxial cavity resonator, filter using the same, and communication apparatus using the same
JP2009511336A (ja) * 2005-10-12 2009-03-19 エアバス・フランス ナットシステムおよび同じシステムを具備した航空機エンジンの組み付け構造
KR102058675B1 (ko) * 2019-01-09 2019-12-24 (주)아모스아인스가구 테이블 지지각에 대한 프레임연결구의 이중 조립구조
CN112392835A (zh) * 2020-11-16 2021-02-23 浙江瑞昭科技股份有限公司 一种具有防松功能的紧固件

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