JP2821601B2 - 外壁パネルの固定装置 - Google Patents

外壁パネルの固定装置

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JP2821601B2 JP63264999A JP26499988A JP2821601B2 JP 2821601 B2 JP2821601 B2 JP 2821601B2 JP 63264999 A JP63264999 A JP 63264999A JP 26499988 A JP26499988 A JP 26499988A JP 2821601 B2 JP2821601 B2 JP 2821601B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、外壁パネルの固定装置であって、特に、
軸組フレームへ外壁パネルを固定して取付ける構造のも
のにおいて、これら軸組フレームと外壁パネルを予め一
体化させて現場へ搬入するいわゆる複合パネル構造に使
用するものに関する。
従来の技術 従来、第4図のような方形状の金属製軸組フレーム
(1)へ外壁パネル(2)を予め取付けた状態で現場へ
搬入することが考えられている。
第5図は、このような複合パネル(3)における外壁
パネル(2)の固定構造を示したものである。外壁パネ
ル(2)は、外側を開口したコの字形の鉄製枠材(4)
と、この枠材(4)の表裏両面に張付けた表面板(5)
(6)からなる。鉄製枠材(4)がコの字形であること
から、その開放部側である外壁パネル(2)の端面に凹
部(7)が形成されている。そして、この凹部(7)の
内側の片(8)が、軸組フレーム(1)の外側面側に当
接され、この軸組フレーム(1)の外側のフランジ(1
a)に差し込んで係止したボルト(9)を、前記内側の
片(8)の外方を通って前記凹部(7)側へ突出させる
とともに、その突出端を押えプレート(11)へ挿通した
後その先端にナット(12)を螺合させて、このナット
(12)の締付けによって、前記内片(8)を軸組フレー
ム(1)の外側面側へ押付け固定している。
そして、このように固定した状態で現場へ搬入し、建
込みを行なうが、現場で調整をする必要がある場合に
は、各外壁パネル(2)(2)における前記外側の片
(13)(13)間の隙間(14)より、第6図のように、先
端が直角に折れ曲がったスパナ状の工具(15)を差し込
み、その先端の係合部(16)を前記ナット(12)へ係合
させて、この工具(15)でナット(12)を回して緩め、
調整を行なうようにしている。
発明が解決しようとする課題 上記のように、従来においては、外壁パネル(2)の
調整を行なう場合、隙間(14)より工具(15)を差込ん
で、ナット(12)を回している。この場合、第5図で解
るように内片(8)よりも外片(13)の方が突出してお
り、そのため、前記ナット(12)の外方は外片(13)に
よって覆われていることから、工具(15)をナット(1
2)へ係合させるためには、どうしてもこのように直角
に折れ曲がったものが必要であった。そのため、まず隙
間(14)からの工具(15)の差し込みが面倒で、かつ、
ナット(12)の回動操作の際、前記外片(13)のために
工具(15)の回動範囲に大きな限界があり、極めて僅か
の角度しか回動操作できず、工具(15)のナット(12)
の係脱操作を繰り返し行なわなければならないことにな
り、その調整作業が非常に面倒で時間を要し、このため
に、従来においては、このような軸組フレーム(1)と
外壁パネル(2)の複合化を困難にする原因となってい
た。
この発明は、上記のような従来の欠点を解消して、外
壁パネル取付け後のナットの回動動作及びそのナットへ
の工具の係合動作を迅速に行なうことができるようにし
た、外壁パネルの固定装置を提供することを目的として
なされたものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この発明では、その端面に
凹部を形成した外壁パネルを軸組フレームの外側面側へ
当接し、その軸組フレームへ一端を係止した固定ボルト
の他端を、外壁パネルの前記凹部の内側の片外方を通っ
て、各外壁パネルにおける凹部の外側の片間の隙間方向
へ向けて傾斜状に突出させるとともに、この突出部へ螺
合した袋状ナットで前記内側の片部を軸組フレーム外側
面側へ押付け固定し、かつ、前記ナットの端面には、前
記の隙間より差し込まれる回動操作用工具の係合穴を設
けたことを特徴とする。
また上記ナットによる外壁パネルの固定に際して、固
定ボルトへ固定部材を取り付け、この固定部材を介して
外壁パネルの内側の片を押付けることが考えられる。
作用 上記この発明の構成によれば、固定用のボルトが各外
壁パネルにおける外側の片間の隙間方向に向けて傾斜状
に突出されており、そのため、工具をその隙間より斜め
方向に差し込んで、固定ボルトの先端のナットへ係合さ
せることによって、工具の取り外し及び係合を繰り返す
ことなく、速やかにナットの緩め或いは締付け作業を行
なうことができる。
実施例 この発明の実施例を示す第1図及び第2図において、
(21)は、L型に折り曲げられたこの発明の固定用ボル
トであり、その一端に雄ネジ部(22)が形成され、雄ネ
ジを形成していない他端側が軸組フレーム(1)への係
止部(23)とされて、第1図のように、その軸組フレー
ム(1)のフランジ(1a)に形成した係止穴(34)へ、
前記雄ネジ部(22)側を差し込んで係止されている。
(24)は、この発明の固定プレートであり、第1図で示
すように、この固定プレート(24)の一端側が、外壁パ
ネル(6)の内側の片(8)内側面へ当接されている。
固定プレート(24)の他端側には、ボルト挿通穴(25)
が形成され、この挿通穴(25)へ、前記内片(8)の外
方を通って突出する雄ネジ部(22)が挿通されている。
また、固定プレート(24)における前記ボルト挿通穴
(25)側の片(24b)の先端は、第1図のように、軸組
フレーム(1)側に略直角に折り曲げ(26)されてい
る。
(27)は、この雄ネジ部(22)へ捻じ込まれる袋状ナッ
トであり、その裏面側より一体に突出させた筒状部(2
8)が、前記挿通穴(25)へ挿入されるとともに、この
状態で、前記雄ネジ部(22)へ螺合されている。そし
て、前記先端折曲げ部(26)の端面を軸組フレーム
(1)へ当接し、この状態でナット(27)を締付けるこ
とによって、固定プレート(24)を介し、前記内側の片
(8)を軸組フレーム(1)側に押付け固定するように
している。その際、固定プレート(24)のボルト挿通穴
(25)側の片(24b)は、他方の片(24a)に対し、その
ボルト挿通穴(25)が、凹部(7)の外側の片(13)
(13)間の隙間(14)方向に向けて突出するよう、第1
図の如く軸組フレーム(1)側に向けて屈曲されてい
る。そして、同じく隙間(14)方向に対面する袋状ナッ
ト(27)の端面に、工具係止用の六角穴(29)が形成さ
れている。なお、図中(33)は、外壁パネル(2)を軸
組フレーム(1)との間に介在させた目地テープであ
る。
第1図に示す(30)は、その一端に握り部(31)を設
けたT字形の工具であり、その先端部に前記六角係合穴
(29)に係合する六角形の係合部(32)が形成されてお
り、その係合部(32)側を、前記隙間(14)より斜め方
向に差込んで六角係合穴(29)へ係合させ、この状態で
工具(30)を回転させることにより、前記ナット(27)
の緩め及び締付け動作を行なうことができる。
第3図は、上記軸組フレーム(1)側への折り曲げ部
(26)を、先端部の各コーナー部においてのみ形成した
ものを示している。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、各外壁パネルにお
ける外側の片間の隙間より工具を斜めに差込んでナット
を回動操作することができ、このため従来のように直角
に折れ曲がった工具で回動操作する場合に比較して、そ
の工具の差込み作業が容易であるのみならず、工具のナ
ットへの係脱を繰り返すことなく連続してナットを回動
させることができ、そのナットの回動作業を迅速に行な
うことができる。それゆえ、外壁パネルを予め軸組フレ
ームへ取付けて現場へ搬入する複合パネル構造において
も、その外壁パネルの現場での調整を容易に行なうこと
ができることとなり、かかる複合パネル化を促進して現
場作業の省力化を図ることができるという効果がある。
また、ナットは袋状としてその端面に工具係合穴を形成
しているので、そのナットへ工具を外嵌させる場合に比
較して、工具先端の径を小さくすることができるため、
前記隙間への差込み作業等が容易であり、或いは、予め
工具を挿入することを考慮して隙間を大きくしておく必
要がなく、したがって、外壁パネル間の目地隙間を小さ
く出来るので、外観が良好となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す外壁パネル固定部分の
要部横断平面図、第2図は固定ボルト、固定プレート及
びナットの分解斜視図、第3図は固定プレートの他の例
を示す斜視図、第4図は軸組フレームと外壁パネルから
なる複合パネルの分解斜視図、第5図は従来の外壁パネ
ルの固定構造を示す要部横断平面図、第6図は同じく従
来のナットの回動操作に用いる工具の斜視図である。 (1)…軸組フレーム、(2)…外壁パネル、(8)…
内側の片、(13)…外側の片、(14)…隙間、(21)…
固定ボルト、(24)…固定プレート、(27)…ナット、
(29)…係合穴、(30)…工具。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その端面に凹部を形成した外壁パネルを軸
    組フレームの外側面側へ当接し、その軸組フレームへ一
    端を係止した固定ボルトの他端を、外壁パネルの前記凹
    部の内側の片外方を通って、各外壁パネルにおける凹部
    の外側の片間の隙間方向へ向けて傾斜状に突出させると
    ともに、この突出部へ螺合した袋状ナットで前記内側の
    片部と軸組フレーム外側面側へ押付け固定し、かつ、前
    記ナットの端面には、前記の隙間より差し込まれる回動
    操作用工具の係合穴を設けたことを特徴とする外壁パネ
    ルの固定装置。
  2. 【請求項2】前記ボルトの他端側を固定プレートのボル
    ト挿通穴へ挿通して、この固定プレートを介して前記外
    壁パネルの内側の片を押付けるとともに、そのボルト挿
    通穴が前記外側の片間の隙間へ向くよう、この固定プレ
    ートを屈曲させたことを特徴とする請求項1記載の外壁
    パネルの固定装置。
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JPS5811007U (ja) * 1981-07-06 1983-01-24 積水ハウス株式会社 外壁パネルの固定金具

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