JP2517014Y2 - 基礎接続部の構造 - Google Patents
基礎接続部の構造Info
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- JP2517014Y2 JP2517014Y2 JP1905490U JP1905490U JP2517014Y2 JP 2517014 Y2 JP2517014 Y2 JP 2517014Y2 JP 1905490 U JP1905490 U JP 1905490U JP 1905490 U JP1905490 U JP 1905490U JP 2517014 Y2 JP2517014 Y2 JP 2517014Y2
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- nut
- positioning
- bolt
- connecting bolt
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプレキャストコンクリート製の基礎同士を接
続して布基礎を構築する場合の基礎接続部の構造に関す
るものである。
続して布基礎を構築する場合の基礎接続部の構造に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、プレキャストコンクリート製の基礎1の連結方
法としては第3図に示されるように現場にて各基礎1を
隣合うように並設し、各基礎1の側端面より突設された
連結ボルト2同士を連結ナット3にて連結し、各基礎1
を連結するという方法がとられている。そして、これら
のものにおいて、連結ナット3の両側には位置決めナッ
ト4a,4bを配置するようにしてあり、位置決めナット4a,
4bによって連結ナット3の回り止めを行い、連結ナット
3がむやみに移動して連結ボルト2同士の連結が外れた
りすることのないようにしてある。
法としては第3図に示されるように現場にて各基礎1を
隣合うように並設し、各基礎1の側端面より突設された
連結ボルト2同士を連結ナット3にて連結し、各基礎1
を連結するという方法がとられている。そして、これら
のものにおいて、連結ナット3の両側には位置決めナッ
ト4a,4bを配置するようにしてあり、位置決めナット4a,
4bによって連結ナット3の回り止めを行い、連結ナット
3がむやみに移動して連結ボルト2同士の連結が外れた
りすることのないようにしてある。
[考案が解決しようとする課題] ところで、位置決めナット4a,4bにて連結ナット3を
位置決めされた状態で固定するためには連結ナット3の
回転方向に対して位置決めナット4a,4bは逆回転させる
ように締め付ける必要がある。しかし上述のような従来
例にあっては、位置決めナット4a,4bは単に連結ボルト
2に螺合されているだけであるため、位置決めナット4
a,4bを工具にて回転しないように保持した状態で連結ナ
ット3を締め付ける必要があり、連結作業時には位置決
めナット4a,4bを保持する工具と、連結ナット3を保持
するための2つの工具が必要であった。また、位置決め
ナット4a,4bの位置を調整して連結ナット3の螺合時に
両連結ボルト2への嵌め合い長さを調整する必要があ
り、連結作業に手間がかかるという問題があった。
位置決めされた状態で固定するためには連結ナット3の
回転方向に対して位置決めナット4a,4bは逆回転させる
ように締め付ける必要がある。しかし上述のような従来
例にあっては、位置決めナット4a,4bは単に連結ボルト
2に螺合されているだけであるため、位置決めナット4
a,4bを工具にて回転しないように保持した状態で連結ナ
ット3を締め付ける必要があり、連結作業時には位置決
めナット4a,4bを保持する工具と、連結ナット3を保持
するための2つの工具が必要であった。また、位置決め
ナット4a,4bの位置を調整して連結ナット3の螺合時に
両連結ボルト2への嵌め合い長さを調整する必要があ
り、連結作業に手間がかかるという問題があった。
本考案は上記問題点を解決しようとするものであり、
その目的とするところは、1つの工具にて連結ナットに
よる連結を行うことができ、また、締め付けるだけで所
定の嵌め合い長さにて両連結ボルトへ連結ナットを螺合
することができ、連結作業に手間取るようなことのない
基礎接続部の構造を提供するにある。
その目的とするところは、1つの工具にて連結ナットに
よる連結を行うことができ、また、締め付けるだけで所
定の嵌め合い長さにて両連結ボルトへ連結ナットを螺合
することができ、連結作業に手間取るようなことのない
基礎接続部の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における基礎接続
部の構造は、隣合うように配置されたプレキャストコン
クリート製の基礎1の側端面より相対向するように連結
ボルト2を突設し、この両連結ボルト2を連結ナット3
にて連結して隣合う基礎1同士を連結するようにした基
礎連結部の構造において、各基礎1の側端面より突設さ
れた連結ボルト2に連結ナット3の両端を螺合し、一方
の連結ボルト2aに固着された位置決めナット4aに連結ナ
ット3の一方の端部3aを圧接し、他方の連結ボルト2bに
螺合された位置決めナット4bを連結ナット3の他方の端
部3bに圧接したものである。
部の構造は、隣合うように配置されたプレキャストコン
クリート製の基礎1の側端面より相対向するように連結
ボルト2を突設し、この両連結ボルト2を連結ナット3
にて連結して隣合う基礎1同士を連結するようにした基
礎連結部の構造において、各基礎1の側端面より突設さ
れた連結ボルト2に連結ナット3の両端を螺合し、一方
の連結ボルト2aに固着された位置決めナット4aに連結ナ
ット3の一方の端部3aを圧接し、他方の連結ボルト2bに
螺合された位置決めナット4bを連結ナット3の他方の端
部3bに圧接したものである。
[作用] 他方の連結ボルト2bより一方の連結ボルト2aに向けて
連結ナット3及び位置決めナット4bを螺合させ、一方の
連結ボルト2aに固着された位置決めナット4aに連結ナッ
ト3の一方の端部3aを圧接させることによって両連結ボ
ルト2a,2bは連結ナット3にて連結されるものであり、
さらに、他方の連結ボルト2bに設けた位置決めナット4b
を連結ナット3の他方の端部3bに圧接されるまで締め付
けることで連結ナット3は両位置決めナット4a,4bにて
位置決めされた状態で両連結ボルト2a,2bを連結する。
連結ナット3及び位置決めナット4bを螺合させ、一方の
連結ボルト2aに固着された位置決めナット4aに連結ナッ
ト3の一方の端部3aを圧接させることによって両連結ボ
ルト2a,2bは連結ナット3にて連結されるものであり、
さらに、他方の連結ボルト2bに設けた位置決めナット4b
を連結ナット3の他方の端部3bに圧接されるまで締め付
けることで連結ナット3は両位置決めナット4a,4bにて
位置決めされた状態で両連結ボルト2a,2bを連結する。
[実施例] 以下、本考案を図示された実施例によって詳述する。
プレキャストコンクリート製の基礎1の側端面からは
隣合うように並設された基礎1同士を連結することがで
きるように連結ボルト2を突設してあり、各基礎1はこ
の連結ボルト2同士を連結ナット3にて接続することに
よって連結することができるようにしてある。相対向す
るように突設された一方の連結ボルト2aの所定位置には
第1図に示されるように予め溶接等によって位置決めナ
ット4aを固着してあり、他方の連結ボルト2bには両連結
ボルト2a,2bを連結するための連結ナット3と、連結ナ
ット3の回り止めを行うための位置決めナット4bを螺合
してある。このとき、一方の連結ボルト2aに予め固着さ
れた位置決めナット4aの取付位置としては連結ナット3
の長さ寸法の約半分の寸法と同じ寸法分だけ位置決めナ
ット4aの位置よりも連結ボルト2aが突出する位置に取付
けてあり、連結ナット3を両連結ボルト2a,2bに亘って
連結した場合には両連結ボルト2a,2bへの連結ナット3
の嵌め合い長さがほぼ同じになるようにしてある。
隣合うように並設された基礎1同士を連結することがで
きるように連結ボルト2を突設してあり、各基礎1はこ
の連結ボルト2同士を連結ナット3にて接続することに
よって連結することができるようにしてある。相対向す
るように突設された一方の連結ボルト2aの所定位置には
第1図に示されるように予め溶接等によって位置決めナ
ット4aを固着してあり、他方の連結ボルト2bには両連結
ボルト2a,2bを連結するための連結ナット3と、連結ナ
ット3の回り止めを行うための位置決めナット4bを螺合
してある。このとき、一方の連結ボルト2aに予め固着さ
れた位置決めナット4aの取付位置としては連結ナット3
の長さ寸法の約半分の寸法と同じ寸法分だけ位置決めナ
ット4aの位置よりも連結ボルト2aが突出する位置に取付
けてあり、連結ナット3を両連結ボルト2a,2bに亘って
連結した場合には両連結ボルト2a,2bへの連結ナット3
の嵌め合い長さがほぼ同じになるようにしてある。
しかして、各基礎1の連結にあたっては、他方の連結
ボルト2bの先端と一方の連結ボルト2aの先端とを近接さ
せた状態で一方の端部3aが一方の連結ボルト2aに設けた
位置決めナット4aに当接されるまで他方の連結ボルト2b
より一方の連結ボルト2aに向けて連結ナット3を螺合さ
せ、次いで他方の連結ボルト2bに設けられた位置決めナ
ット4bを連結ナット3の他方の端部3bに当接されるまで
締め込むことで連結ナット3を回り止めした状態で固定
し、第2図に示されるように両連結ボルト2a,2bを連結
して各基礎1同士を連結するものである。このとき、一
方の連結ボルト2aに設けられた位置決めナット4aは予め
溶接等によって位置決めされた状態で固着されているた
め、連結ナット3は他方の連結ボルト2bから一方の連結
ボルト2aに向けて締め込んでいくだけでよく、つまり、
一方向に向けて締め込んでいくだけでよいものであり、
また、一方の連結ボルト2aに設けられた位置決めナット
4aは溶接等によって固着されているため、連結ナット3
が当接すると連結ナット3と共に回転するというような
ことがないものであり、1つの工具にて一方向より締め
込むだけでよいものであり、連結作業を簡単に行うこと
ができるものである。さらに、一方の連結ボルト2aに設
けられた位置決めナット4aは所定位置に固着されている
ため、位置決めナット4aに当接するように締め込むこと
で両連結ボルト2a,2bへの連結ナット3の嵌め合いを一
定に確保した状態で連結ナット3を配置することができ
るものである。
ボルト2bの先端と一方の連結ボルト2aの先端とを近接さ
せた状態で一方の端部3aが一方の連結ボルト2aに設けた
位置決めナット4aに当接されるまで他方の連結ボルト2b
より一方の連結ボルト2aに向けて連結ナット3を螺合さ
せ、次いで他方の連結ボルト2bに設けられた位置決めナ
ット4bを連結ナット3の他方の端部3bに当接されるまで
締め込むことで連結ナット3を回り止めした状態で固定
し、第2図に示されるように両連結ボルト2a,2bを連結
して各基礎1同士を連結するものである。このとき、一
方の連結ボルト2aに設けられた位置決めナット4aは予め
溶接等によって位置決めされた状態で固着されているた
め、連結ナット3は他方の連結ボルト2bから一方の連結
ボルト2aに向けて締め込んでいくだけでよく、つまり、
一方向に向けて締め込んでいくだけでよいものであり、
また、一方の連結ボルト2aに設けられた位置決めナット
4aは溶接等によって固着されているため、連結ナット3
が当接すると連結ナット3と共に回転するというような
ことがないものであり、1つの工具にて一方向より締め
込むだけでよいものであり、連結作業を簡単に行うこと
ができるものである。さらに、一方の連結ボルト2aに設
けられた位置決めナット4aは所定位置に固着されている
ため、位置決めナット4aに当接するように締め込むこと
で両連結ボルト2a,2bへの連結ナット3の嵌め合いを一
定に確保した状態で連結ナット3を配置することができ
るものである。
[考案の効果] 本考案の基礎接続部の構造は叙述のように各基礎の側
端面より突設された連結ボルトに連結ナットの両端を螺
合し、一方の連結ボルトに固着された位置決めナットに
連結ナットの一方の端部を圧接し、他方の連結ボルトに
螺合された位置決めナットを連結ナットの他方の端部に
圧接してあるので、連結ナットの締め付けは一方の連結
ボルトに設けた位置決めナットに向けて他方の連結ボル
トより連結ナットを締め込んでいくだけで両連結ボルト
への嵌め合い長さを確保した状態で取付けを行うことが
でき、連結ナットは1つの工具にて一方向に向けて締め
込んでいくだけで取付けることができるものであり、連
結作業を手間取ることなく簡単に行うことができるもの
である。
端面より突設された連結ボルトに連結ナットの両端を螺
合し、一方の連結ボルトに固着された位置決めナットに
連結ナットの一方の端部を圧接し、他方の連結ボルトに
螺合された位置決めナットを連結ナットの他方の端部に
圧接してあるので、連結ナットの締め付けは一方の連結
ボルトに設けた位置決めナットに向けて他方の連結ボル
トより連結ナットを締め込んでいくだけで両連結ボルト
への嵌め合い長さを確保した状態で取付けを行うことが
でき、連結ナットは1つの工具にて一方向に向けて締め
込んでいくだけで取付けることができるものであり、連
結作業を手間取ることなく簡単に行うことができるもの
である。
第1図は本考案の一実施例の連結前の状態を示す断面
図、第2図は連結状態を示す断面図、第3図は従来例の
断面図であって、1は基礎、2は連結ボルト、2aは一方
の連結ボルト、2bは他方の連結ボルト、3は連結ナッ
ト、3aは一方の端部、3bは他方の端部、4aは一方の位置
決めナット、4bは他方の位置決めナットである。
図、第2図は連結状態を示す断面図、第3図は従来例の
断面図であって、1は基礎、2は連結ボルト、2aは一方
の連結ボルト、2bは他方の連結ボルト、3は連結ナッ
ト、3aは一方の端部、3bは他方の端部、4aは一方の位置
決めナット、4bは他方の位置決めナットである。
Claims (1)
- 【請求項1】隣合うように配置されたプレキャストコン
クリート製の基礎の側端面より相対向するように連結ボ
ルトを突設し、この両連結ボルトを連結ナットにて連結
して隣合う基礎同士を連結するようにした基礎連結部の
構造において、各基礎の側端面より突設された連結ボル
トに連結ナットの両端を螺合し、一方の連結ボルトに固
着された位置決めナットに連結ナットの一方の端部を圧
接し、他方の連結ボルトに螺合された位置決めナットを
連結ナットの他方の端部に圧接して成る基礎接続部の構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1905490U JP2517014Y2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 基礎接続部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1905490U JP2517014Y2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 基礎接続部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03111639U JPH03111639U (ja) | 1991-11-15 |
JP2517014Y2 true JP2517014Y2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=31522192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1905490U Expired - Fee Related JP2517014Y2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 基礎接続部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517014Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-26 JP JP1905490U patent/JP2517014Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03111639U (ja) | 1991-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |