JPS6345443Y2 - - Google Patents

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JPS6345443Y2
JPS6345443Y2 JP14808682U JP14808682U JPS6345443Y2 JP S6345443 Y2 JPS6345443 Y2 JP S6345443Y2 JP 14808682 U JP14808682 U JP 14808682U JP 14808682 U JP14808682 U JP 14808682U JP S6345443 Y2 JPS6345443 Y2 JP S6345443Y2
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JP
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beams
bracket
plate
flange
bolt
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JP14808682U
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JPS5951904U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ユニツト建造物等における上下階の
梁の結合構造の改良に関するものであり、上階側
からの1人の作業員による下向き作業のみで、少
ない部品点数により、梁の結合を完結でき、しか
も結合構造自体を梁内部に納め得て、外面仕上構
造に影響を及ぼすことのない梁の結合構造を提供
することを目的としている。
従来、ユニツト建造物等において上下階の梁を
結合する1例として第9図に示されるように、上
階側の2本の並列する上側梁A,Bと下階側の2
本の並列する下側梁C,Dとを結合する場合を例
にとると、上側梁A,Bの上側に1枚のプレート
Eを配置し、上側梁A,Bと下側梁C,Dとの間
にも1枚のプレートFを配置し、更に下側梁C,
Dの下側に別の1枚のプレートGを配置し、これ
らのプレートE,F,Gを1本のボルトHとワツ
シヤI、ナツトJで螺締することにより、梁同士
の結合を行なつている。
上述の従来の結合構造では、上下階に各1名の
作業員を要し、使用する部品数も多く、またプレ
ートやボルト、ナツトが梁の上下面に露出するた
め、外表面の仕上材には、これらの露出するプレ
ートやボルト、ナツトとの干渉を避けるための切
欠きの形成等を要し、作業工数を増大させる欠点
もあつた。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載する
構成とすることにより、上階側に位置する1人の
作業員の下向き作業のみで結合を完結でき、使用
する部品数も少なく、しかも結合構造をすべて梁
内部に納め外部に露出する部分を無くし、従つて
外表面の仕上げ作業に全く影響を無くすることが
できたものである。
以下、図示例についてその構成を説明する。
第1図、第2図は本考案に係る結合構造の1例
を示しており、第3図、第4図は、本考案に使用
する結合具の1例を示している。
図示の実施例は、上階側の4本の梁、すなわち
並列する上側梁1,2,3,4と、これらと上下
同一位相で重なつて平行する4本の下側梁5,
6,7,8とが1個の結合具9で結合されてい
る。
勿論上側梁1と3の組および上側梁2と4の組
並びに下側梁5と7の組および下側梁6と8の組
はそれぞれ一体のものと考えるべきものであるの
で、以下、上側梁1と3の組は1で代表し、上側
梁2と4の組は2で代表し、下側梁5と7の組は
5で代表し、下側梁6と8の組は6で代表して現
わすものとする。
上側梁1と2とは、一定の間隔Wを上下フラン
ジ間に存して並列され、下側梁5,6も、同一間
隔Wを存して上側梁1,2と上下同一位相で重な
つて平行に配置されている。そして上側梁1,2
の下フランジ10,11の下面と、下側梁5,6
の上フランジ12,13との間には1枚のプレー
ト14が挾挿配置され、該プレート14の四隅に
固定され、下垂する4本のピン15群が下側梁
5,6の上フランジ12,13に穿設されている
小孔を貫いて該フランジ下面に突出部16,17
を突出させている。
上側梁1,2の下フランジ10,11の上面に
は、前記間隔Wより狭い幅wの上側ブラケツト1
8が、間隔W部分を横切つて上側梁1,2の下フ
ランジ10,11の上面に配置されている。
また前記上側ブラケツト18と同一幅wの下側
ブラケツト19が、同じく間隔W部分を横切つて
下側梁5,6の上フランジ12,13の下面に配
置されている。この下側ブラケツト19は、上フ
ランジ12,13の下面において、ピン15の突
出部16,17間に位置させられている。
上述のプレート14と上側ブラケツト18と下
側ブラケツト19とは、1本のボルト20と、下
側ブラケツト19の下面に溶着されたナツト21
との作用により、強固に螺締され、上側梁1,2
の下フランジ10,11と下側梁5,6の上フラ
ンジ12,13とを強固に固定している。
本考案に係る結合構造は上述の構造であるが、
使用されているボルト20のネジ部の長さは、後
述するように、非螺締時において、第7図に示さ
れるように上側ブラケツト18がプレート4の上
面に接したとき、下側ブラケツト19が、下側梁
5,6の上フランジ12,13の下面から突出す
るピン15の突出部16,17より下側に位置し
うる長さとされている。
また前記プレート14の上面と上側ブラケツト
18との間には、第5図、第6図に示されるよう
に、非螺締時において、プレート14の上面と上
側ブラケツト18の下縁との間に、上側梁1,2
の下フランジ10,11の厚さより長い間隔を存
して、上側ブラケツト18を仮保持する仮保持材
の一例たるバネ22が配置されている。
上述の実施例の梁の結合構造は、第5図ないし
第8図に示される手順によつて形成される。
まず、結合具9は、予め第3図に示されるよう
に組立状態としておく。この時、上側ブラケツト
18は、仮保持材の一例たるバネ22の弾性によ
りプレート14の上面より、上側梁1,2の下フ
ランジ10,11の厚さよりも高い位置とされ、
また上側ブラケツト18と下側ブラケツト19と
は、平行に配置しておく。
そして、第1工程として、下階側の下側梁5,
6を柱等に固定したのち、上階側から、第5図に
示されるように、下側梁5,6の上フランジ1
2,13の上面に、プレート14を載置し、ピン
15を該フランジ12,13に穿設されている小
孔に通し、フランジ下面に突出部16,17を突
出させ、プレート14の位置を固定する。このと
き、平行に配置されている結合具9の上側ブラケ
ツト18と下側ブラケツト19のうちの下側ブラ
ケツト19は、上フランジ12,13の間隔W部
分を通り、上フランジ12,13の下面側に位置
している。
次いで、第2工程として第6図に示されるよ
う、上階側の上側梁1,2を、下側梁5,6と平
行に配置し、プレート14を挾挿するよう下側梁
5,6に重ねる。このとき、結合具9の上側ブラ
ケツト18は、上側梁1,2の下フランジ10,
11の間隔W部分を通り、下フランジ10,11
の上面に突出して位置する。
続いて第3工程として、T型レンチ23を用
い、第7図に示すように、上側ブラケツト18側
のボルト20頭部を押し下げると、仮保持材たる
バネ22を圧縮させつつ上側ブラケツト18とボ
ルト20とが下降し、下側ブラケツト19は、下
側梁5,6の上フランジ12,13の下側へ下が
り、ピン15の突出部16,17の下側に位置す
る。このため、ボルト20の長さは、非螺締時に
おいて、上側ブラケツト18がプレート14の上
面に接したとき、下側ブラケツト19が、上記位
置を占めうる長さに選定されている。
続いて、T型レンチ23を、上述の押し込み状
態のまゝ、ボルト20をネジ込む方向に回転さ
せ、下側ブラケツト19が下側梁5,6のウエブ
24,25に当接するまで回転させたのち、T型
レンチ23による押圧を除く。然るときは、各部
材は第8図に示す状態となり、下側ブラケツト1
9は、ピン15の突出部16,17間において、
上フランジ12,13の下面に当接し、上側ブラ
ケツト18は、再び仮保持材の一例たるバネ22
の作用で下フランジ10,11の上面より上に位
置するに至る。勿論手指で上側ブラケツト18を
持ち上げてもよい。
この状態となつたのち、第4工程として、T型
レンチ23により、ボルト20をネジ込む方向に
回転させ、螺締を行なう。その際、上側ブラケツ
ト18は、その下縁が仮保持材により、プレート
4の上面に対し、上側梁1,2の下フランジ1
0,11の厚さより長い間隔を存した位置に仮保
持されているので、ボルト20の頭部とワツシヤ
ーとの間の摩擦により、ボルト20の回転方向に
旋回され、上側梁1,2のウエブ26,27に当
接して停止し、爾後螺締が進むに従い、遂に第2
図の状態となり梁の結合が完了するものである。
なお、図示実施例では、プレート14の上面と
上側ブラケツト18の下面との間に縮設されてい
る仮保持材の一例たるバネ22は、螺締の途中工
程において、常に、下側ブラケツト19を、下側
梁5,6の上フランジ12,13の下面に当接さ
せ、かつ上側ブラケツト18を上側梁1,2の下
フランジ10,11の上方に突出させて保持し、
T型レンチ23による諸操作をしやすくするため
に役立つものであり、梁の結合そのものに対して
は、振動等によるボルト20のゆるみの発生を若
干阻止するという副次的な役割を果たすものであ
る。
本考案に係る梁の結合構造は、以上説明した構
成であり、上階側からの1人の作業員によるT型
レンチを用いる下向きの簡単な作業のみで梁の結
合を完結できるので、作業を著しく簡単ならしめ
うる効果を奏する。
また部品数がプレートと上下のブラケツトとボ
ルト・ナツトと仮保持材のみで足り、取り扱い部
品数を減少させうる効果もある。
更には、結合構造がすべて梁の内部に納まるの
で、梁の外部に露出する結合部品が無く、外面仕
上構造に全く影響が無く、外面仕上作業を簡単な
らしめる効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の1例の平面図、第2図はその側
面図、第3図は第1図に示すものに使用されてい
る結合具の正面図、第4図は第3図に示すものの
拡大分解斜視図、第5図ないし第8図は結合工程
順に示した各部材の配置関係を示す側面図、第9
図は従来の結合構造を示す斜面図である。 1,2:上側梁、5,6:下側梁、9:結合
具、10,11:下フランジ、12,13:上フ
ランジ、14:プレート、15:ピン、16,1
7:突出部、18:上側ブラケツト、19:下側
ブラケツト、20:ボルト、22:仮保持材たる
バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定の間隔を存して並列する上側の2本の梁
    と、同一の間隔を存して並列する下側の2本の梁
    とが、上下に、同一位相で重なつて平行に配置さ
    れており、上側梁の下フランジの下面と、下側梁
    の上フランジの上面との間に、1枚のプレートが
    挾挿配置され、該プレートの四隅から下垂するピ
    ンが下側梁の上フランジを貫いて該フランジ下面
    に突出部を突出させられており、前記梁間の間隔
    より狭い幅の上側ブラケツトが、該間隔部分を横
    切つて上側梁の下フランジの上面に配置され、上
    側ブラケツトと同一幅の下側ブラケツトが該間隔
    部分を横切り、かつ前記ピンの突出部間に位置し
    て下側梁の上フランジの下面に配置され、上側ブ
    ラケツトとプレートと下側ブラケツトとの三者が
    ボルト・ナツトで螺締されていると共に、前記ボ
    ルトの長さは、非螺締時において、上側ブラケツ
    トがプレートの上面に接したとき、下側ブラケツ
    トが下側梁の上フランジ下面から突出するピンの
    突出部より下側に位置しうる長さとされ、また前
    記プレートの上面と上側ブラケツトとの間には、
    該プレートの上面と上側ブラケツトの下縁との間
    に、上側梁の下フランジの厚さより長い間幅を存
    して上側ブラケツトを非螺締時に仮保持できる仮
    保持材が配置されていることを特徴とする建造物
    の梁の結合構造。
JP14808682U 1982-09-30 1982-09-30 建造物の梁の結合構造 Granted JPS5951904U (ja)

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JP14808682U JPS5951904U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 建造物の梁の結合構造

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JPS5951904U JPS5951904U (ja) 1984-04-05
JPS6345443Y2 true JPS6345443Y2 (ja) 1988-11-25

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2502971Y2 (ja) * 1988-10-19 1996-06-26 ミサワホーム株式会社 プレハブ住宅等におけるユニット接合構造
JP2021046717A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 積水化学工業株式会社 上下階高さ調整方法および上下階高さ調整用治具

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JPS5951904U (ja) 1984-04-05

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