JP3230298B2 - ユニットの接合構造 - Google Patents

ユニットの接合構造

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場で製作された複数
のユニットを現場で組み立てて建物とする場合のユニッ
ト相互の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】隣り合せに配置される2つのユニット
と、各ユニットに載って建物の階上階となるユニットと
を接合するのに、上下のユニットの柱間に接合プレート
を介在し、下のユニットの柱の天端に設けたピンを接合
プレートと、上のユニットの柱の下端に設けた底板とに
貫通させ、これによってユニット相互の位置決めをする
接合構造が提案されている(実開昭60-35801号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、図3に示す
平面形状の建物10を構築しようとする場合、前記公報
に記載された接合構造では、接合部に集まるユニット1
2の全ての柱13を1枚の接合プレートで接合すること
から、ユニット12の位置によって、小さな正方形1
4、長方形15、L形16、大きな正方形17のように
異なる形状の接合プレートが必要となる。
【0004】本発明の目的は、ユニットの位置とは関係
なく、同一形状の接合手段を使用できるユニットの接合
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平方向へ伸
び、実質的に直交する2つの梁を各隅部に有し、水平方
向へ隣り合せに配置される2つのユニットの間隔をおい
て対向位置する2つの梁を接合し、これによって前記2
つのユニットを接合する構造であって、前記各ユニット
の各梁から、前記間隔の半分を超えないように水平に突
出された、複数の穴を有する接合金具と、接合すべき2
つの梁それぞれの前記接合金具の前記複数の穴のうち
なくとも1つを除く残りの穴に嵌入可能なピンと前記少
なくとも1つの穴に整合する穴とを有するピン付き金具
とを備える。
【0006】
【作用および効果】2つのユニットを水平方向へ隣り合
せに配置し、2つの接合金具の穴にピン付き金具のピン
を嵌入する。これによって、2つのユニットの位置決め
ができる。その後、ピンを嵌入してない穴にボルトを通
し、ボルトにナットをねじ込んで締め付け、接合が完了
する。
【0007】水平方向へ隣り合せに配置される2つのユ
ニットの梁にそれぞれ設けた接合金具とピン付き金具と
によって2つのユニットを接合するものであり、この接
合構造は、ユニットが建物において占める位置に関係な
く同じ構造とすることができる。また、ユニットが実質
的に直交する2つの梁を各隅部に有し、合計4つの梁を
有することと、各梁に接合金具が設けられていることか
ら、1つのユニットに関して水平方向で4つの向きに配
置される別のユニットとの接合が可能となる上、1種類
の接合金具を設けるだけでよく、接合金具を製作する際
の煩雑さがない。
【0008】ピン付き金具を、2つの接合金具の上に接
合金具をまたぐように載せ、ボルトとナットとによって
接合金具に固定することと、各接合金具をユニットの梁
に設けていることから、別のユニットの有無とは関係な
くピン付き金具を自由に着脱できる。従来の柱間にはさ
まれた接合プレートの場合、接合プレートの自由な着脱
ができなかったため、増築するには既設のユニットを一
旦取り外すなどの大掛りな作業を必要とし、増築が実質
的に不可能であった。しかし、本発明では、前記のよう
に別のユニットの有無とは関係なく接合金具とピン付き
金具との接合が可能であることから、増築が可能であ
る。
【0009】
【実施例】接合構造は、図1に示すように、水平方向へ
隣り合せに配置される2つのユニットのうちの一方のユ
ニット20の梁24と、梁24から間隔wをおいて位置
する他方のユニット22の梁26とを、接合金具28と
ピン付き金具30とによって接合し、これによって2つ
のユニット20、22を接合するものである。
【0010】ユニット20、22は工場において、柱3
2に梁24または梁26を取り付け、全体が直方体形ま
たは立方体形となるように形成される。柱32は正方形
断面を有する形鋼からなり、梁24、26は、2つのフ
ランジ34、35とウエブ36とを有するみぞ形鋼から
なる。
【0011】梁24、26は、図1に示す実施例では、
各ユニットにおいてウエブ36がユニットの内方とな
り、開口が外方となるようにフランジ34、35を上下
に配置して柱32に溶接されている。その結果、梁24
のフランジ34と梁26のフランジ34とは、間隔wを
おいて対向位置する。
【0012】2つの接合金具28は、2つの梁24、2
6の互いに対向する部分からそれぞれ他の梁に向けて間
隔wの半分を越えないように水平に突出されるもので、
複数の穴を有する。
【0013】図示の実施例では、接合金具28は、断面
がL字形を呈するように2つの辺で形成され、1つの辺
41に3つの穴38、39、40が設けられている。2
つの接合金具28は、一方の接合金具28の穴のある辺
41と、他方の接合金具28の穴のある辺41とが互い
に対向して位置し、しかも、穴のある辺41が上方のフ
ランジ34の上側面から互いに他の梁に向けて伸びるよ
うに、それぞれ梁24、26の上方のフランジ34とウ
エブ36とに溶接されている。
【0014】ピン付き金具30は、各接合金具28の前
記複数の穴の少なくとも1つを除く残りの穴に嵌入可能
なピン42と、前記少なくとも1つの穴に整合する穴4
3とを有する。
【0015】図示の実施例では、ピン付き金具30は平
板からなり、各接合金具28の2つの穴38、40にそ
れぞれ嵌入する2つのピン42と、各接合金具28の中
央の1つの穴39に整合する穴43とを各側部に備え
る。すなわち、合計4つのピン42と2つの穴43とを
有し、ピン42は下方へ向けて伸びている。
【0016】2つの接合金具28は、対向する梁24、
26それぞれの柱32との接合部分の可及的に近傍に位
置することが好ましい。したがって、図1とは反対側と
なる梁24、26それぞれの柱との接合部分の近傍にも
設けるようにする。建物が複数のユニットを水平方向へ
並べて構築される場合、前記した2つの接合金具28と
ピン付き金具30とによって隣り合せに位置する2つの
ユニットを接合できる。この場合、各ユニットの床梁に
接合金具を設ける必要はない。
【0017】建物が階上階のユニット50、52を備え
る場合、図1に示すように、下方となるユニットの柱3
2の天端46の中央から位置決めピン48を突出し、一
方、上方となるユニットの柱32の底板(図示せず)に
ピン48が嵌入可能な穴を開けると共に、さらに2つの
ユニット50、52の対向して位置する床梁54、56
に2つの接合金具58を取り付ける。ユニット50、5
2は、床梁の接合金具58を除いて前記ユニット20、
22と実質的に同じ構造であり、上の梁には、接合金具
28を取り付ける。
【0018】2つの接合金具58は、2つの梁54、5
6の互いに対向する部分からそれぞれ他の梁に向けて間
隔wの半分を越えないように水平に突出されるもので、
それぞれ3つの穴68、69、70を有し、各接合金具
58が前記接合金具28と重なり合うように形成する。
すなわち、ピン48が穴に嵌入するようにユニット50
をユニット20上に載せ、またユニット52をユニット
22上に載せてユニット50、52の位置決めをしたと
き、各接合金具58が接合金具28に対面し、かつ3つ
の穴68、69、70が接合金具28の3つの穴38、
39、40とそれぞれ整合するように形成する。接合金
具58は、断面形状がL字形を呈するものであるが、床
梁54、56の下方のフランジの下側面に溶接されてい
る。
【0019】ユニット50をユニット20の上に載せ、
さらにユニット52をユニット22の上に載せて位置決
めをした後、2つの接合金具58の上方にピン付き金具
30をもたらし、各側部にある2つのピン42を接合金
具58の穴68、70から接合金具28の穴38、40
に嵌入する。これにより、ユニット20、22に対する
ユニット50、52の水平方向の位置決めができる。そ
の後、接合金具58の穴69と接合金具28の穴39と
にボルト(図示せず)を通し、ナットをねじ込んで締め
付け、接合が完了する。
【0020】前記実施例では、接合金具28、58がL
字形を呈しているため、梁を柱に溶接する際、接合金具
に裏当て材の機能を兼ねさせることができる。
【0021】図2に示す実施例では、ユニット80の梁
84と、ユニット82の梁86とは、さらに上方のユニ
ット90の梁94と、ユニット92の梁96とは、各ユ
ニットにおいてウエブ100がユニットの外方となり、
上下のフランジ101、102の開口が内方となるよう
にフランジ101、102を上下に配置して柱104に
溶接されている。その結果、梁84のウエブ100と梁
86のウエブ100とは、間隔wをおいて対向位置す
る。上方のユニット90、92の梁94、96も同様に
間隔wをおいて対向位置する。
【0022】2つの接合金具108は、図示の実施例で
は、平板からなるもので、下方のユニットの梁の上方の
フランジ101に溶接され、2つの梁84、86の互い
に対向する部分からそれぞれ他の梁に向けて間隔wの半
分を越えないように水平に突出されており、3つの穴1
10、111、112を有する。
【0023】ピン付き金具120は、各接合金具108
の3つの穴のうちの2つ110、112に嵌入可能なピ
ン121と、中央の1つの穴111に整合する穴122
とを有する。
【0024】図2に示す実施例のその他の構造は、図1
に示したものと実質的に同じであり、ユニットを接合す
る仕方も同じである。
【0025】前記実施例では、接合金具が3つの穴を有
し、一方、ピン付き金具が2つのピンと1つの穴とを有
する。このようにすれば、2つのピンによるユニットの
回り止め作用が発現するため、ユニットの位置決めが一
層確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるユニットの接合構造の実施例の
斜視図で、ユニットを分解した状態で示している。
【図2】本発明にかかるユニットの接合構造の別の実施
例の斜視図で、ユニットを分解した状態で示している。
【図3】従来のユニットの接合構造に使用した接合プレ
ートに必要とされる形状を模式的に示した平面図であ
る。
【符号の説明】
20、22、50、52、80、82、90、92 ユ
ニット 24、26、54、56、84、86、94、96 梁 28、108 接合金具 30、120 ピン付き金具 42 ピン 38、39、40、43、110、111、112、1
22 穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向へ伸び、実質的に直交する2つ
    の梁を各隅部に有し、水平方向へ隣り合せに配置される
    2つのユニットの間隔をおいて対向位置する2つの梁を
    接合し、これによって前記2つのユニットを接合する構
    造であって、前記各ユニットの各梁から、 前記間隔の半分を超えない
    ように水平に突出された、複数の穴を有する接合金具
    と、接合すべき2つの梁それぞれの前記 接合金具の前記複数
    の穴のうち少なくとも1つを除く残りの穴に嵌入可能な
    ピンと、前記少なくとも1つの穴に整合する穴とを有す
    るピン付き金具とを備える、ユニットの接合構造。
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