JPS6112387Y2 - - Google Patents

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JPS6112387Y2
JPS6112387Y2 JP16697680U JP16697680U JPS6112387Y2 JP S6112387 Y2 JPS6112387 Y2 JP S6112387Y2 JP 16697680 U JP16697680 U JP 16697680U JP 16697680 U JP16697680 U JP 16697680U JP S6112387 Y2 JPS6112387 Y2 JP S6112387Y2
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wedge
angle
piece
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upright
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JP16697680U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、組立タンクの底に関するものであ
る。
多数の単位板を敷き詰めて、組立タンクの底を
作ることは、既に知られている。その場合の単位
板としては、直角四辺形の基板の周縁を同一方向
に折曲して、折曲部を接合縁とした浅い箱状体が
多く用いられた。この単位板を多数敷き詰めて底
とするときには、単位板の接合縁を下がわに向け
て架台上に置き、接合縁同志をボルト及びナツト
で結合するのが便利である。
第1図は、従来のタンク底の一部を示した斜視
図である。第1図において、1は単位板であり、
2は傾斜接合縁であり、3は直立接合縁であり、
4はコンクリート製架台であり、5はH形鋼から
なる架台であり、6は山形鋼からなる架台であ
る。
単位板1は、直角四辺形の基板の四周を折曲し
て、直角四辺形に対してほぼ135度の角度で起立
する傾斜接合縁2を設け、その先をさらに折曲し
て直角四辺形に対してほぼ90度の角度で起立する
直立接合縁3を設け、隣接する接合縁の端同志を
互いに連結して、浅い箱状体としたものである。
架台は、コンクリート製架台4が互いに平行に延
びている上に、さらにH形鋼からなる架台5が乗
せられ、架台5がその長手方向をコンクリート製
架台4の長手方向に合わせて置かれ、互いに固定
されて成るものである。また、架台としては、H
形鋼からなる架台5の間に、さらに山形鋼6がさ
しわたされることもあつた。この場合には、山形
鋼6の上面がH形鋼5の上面と面一にされた。
従来のタンク底は、単位板1における直立接合
縁3の先端が、架台におけるH形鋼5又は山形鋼
6の上面に、乗つているだけのものが多かつた。
しかし、直立接合縁3と架台とをアングル材で連
結することも知られていた。それは、例えば実開
昭53−36512号公報に記載されている。しかし、
今までに用いられて来た連結用のアングル材は、
第1図の番号7で示すように、架台5と接合縁3
との両方にボルトで固定されていた。また、アン
グル材7は、固定のための孔としてボルトを通す
だけの大きさの孔8を設けるか、又は一方を馬鹿
孔9とされた。
ところが、上に述べた場合、アングル材7を用
いる必要のないことがわかつた。それは、アング
ル材7において接合縁3に接するがわの片は、必
ずしも必要とされないからである。また、接合縁
3に接するがわの片は、単位板の接合縁に固定す
る必要がないからである。かくして、アングル材
7は楔片で足りることがわかつた。また、アング
ル材7を用いるとしても、架台に接するがわの片
上に穿設する孔は、稜線に対して斜めに延びる孔
とするのが、便利であることがわかつた。この考
案は、このような知見に基づいてなされたもので
ある。
この考案は、直角四辺形の基板の周縁を同一方
向に折曲し、折曲部を接合縁とした浅い箱状体を
単位板とし、単位板の接合縁を下がわに向けて架
台上に置き、こうして多数の単位板を敷き詰め、
接合縁同志を結合して底とした組立タンクの底に
おいて、架台上に係止具を固定し、係止具と接合
縁との間に楔状物を押し込んでなる組立タンクの
底に関するものである。
この考案を図面について説明すると、つぎのと
おりである。第2図は、この考案に係る組立タン
クの底の一部切欠斜視図である。第3図ないし第
6図は、この考案において用い得る楔状物の斜視
図である。
第2図において、1ないし6は第1図のものと
同じものを表わしている。10は、この考案にお
いて用いられる楔片であつて、楔状物の一つであ
る。11は係止具であり、係止具11はH形鋼か
らなる架台5、又は山形鋼からなる架台6の上面
に直立している。係止具11が直立する位置は、
直立接合縁3が乗る位置から側方に僅かにかたよ
つている。従つて、架台上に直立接合縁3が乗つ
たときには、直立接合縁3と係止具11との間に
若干の隙間が存在することになる。この隙間内に
楔片10が押し込まれる。こうして直立接合縁3
の移動が抑制される。とくに、楔片10と係止具
11とを直立接合縁3の両側に設けるときは、こ
れによつて直立接合縁3が架台上に固定されるこ
とになる。
この考案における楔状物は、番号10で示した
ものに限らない。第2図において、番号12で示
したものはアングル材であるが、これも楔状物と
して用いることができる。アングル材12は、そ
の一片上に稜線に向つて斜めに延びる長孔13を
設けたものである。長孔13内に係止具11を貫
通させ、長孔13の設けられた片を架台の上面に
沿わせ、アングル材12の長手方向を架台6の長
手方向に一致させて、アングル材12を摺動させ
ると、アングル材12の直立した片が架台6上で
幅方向に僅かに変位する。その結果、アングル材
12の直立片は楔片10と同様な働きとすること
となり、従つて楔状物として使用できる。
また、この考案における楔状物は、第2図にお
いて、番号14で示したアングル材であつてもよ
い。アングル材14は、アングル材12と同様
に、アングルの1片上に稜線に向つて斜めに延び
る長孔を2個平行に設けたものである。それぞれ
の長孔に係止具を通して同様に作用させることが
できる。
そのほか、楔状物としては、第3図ないし第6
図に示したような各種のものを用いることができ
る。第3図の楔状物15は、直立接合縁に接触す
べき部分を肉厚にし、長孔13の周縁を肉薄にし
たものである。第4図の楔状物16は、直立片1
7を設け、そこに切欠18を形成し、さらに直立
片17と水平片との間にリブ19を付設したもの
である。第5図の楔状物20は、アングル材14
の両端にリブ21を付設するとともに直立片上に
馬鹿孔22を穿設したものである。第4図の切欠
18及び第5図の馬鹿孔22は、直立接合縁を結
合するボルトの頭又はナツトを避けるためのもの
である。第6図の楔状物23は、水平片上に対称
な2個の長孔13を設けたもので、このうちの一
方の孔が実際に使われるだけで他の一方は予備孔
として設けたものである。
以上は、単位板を底として使用したとき、基板
が水平に位置して傾斜しないものを例に取つて説
明したが、基板が傾斜していても、この考案は全
く同様に使用することができる。また、上の説明
は、単位板がH形鋼又は山形鋼の上面上に位置す
る場合を例に取つたが、単位板がコンクリート製
架台の上に直接固定される場合にも、この考案を
全く同様に使用することができる。
係止具11は、これにネジを付設してボルトと
し、そこにナツトを嵌めて、楔片10、アングル
材12又は14を緊結するようにしてもよい。ま
た、楔状物としてアングル材12又は14のよう
にアングル状のものを用いたときには、直立する
片を接合縁に固定するために、そこにボルト孔を
穿設してもよいが、しかしその孔は必ずしも必要
でない。また、そのボルト孔は馬鹿孔であつても
よい。
この考案によれば、架台上に係止具を固定し、
係止具と接合縁との間に楔状物を押し込むことと
したから、簡単な操作により接合縁を架台上で固
定することができる。しかも架台面上での接合縁
の接触位置が中心からずれても、その固定が容易
である。その上に楔状物を無理に押し込んでいる
から、固定が確実である。従来のアングル材7を
用いた場合には、ボルトを通しナツトで緊結して
も、なおアングル材7の移動するおそれがあつた
が、この考案によれば、ナツトで緊結する必要が
ない程であり、ナツトで緊結すれば移動するおそ
れが全くなくなる。一般に単位板を組み合わせて
作つたタンクの底では、タンク内に水を入れる
と、水圧によつて側壁が外方へ拡がる、ととも
に、タンク底における単位板間の接合部が開き勝
ちとなり、従つて単位板の間から水もれを生じや
すいものであるが、この考案によつたタンクの底
では係止具と楔材とが単位板の間の開くのを抑制
するから、水もれが少ない。さらに、この考案に
よれば、底が架台上で横に移動するのを禁止され
るから、地震等の振動に対してもタンクが安定と
なる。この考案のタンク底は、上述のような利点
をもたらすので、実用上の価値が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、公知の組立タンクの底の一部切欠斜
視図である。第2図は、この考案に係る組立タン
クの底の一部切欠斜視図である。第3図ないし第
6図は、この考案において用いることのできる楔
状物の斜視図である。 1は単位板、2は傾斜接合縁、3は直立接合
縁、4はコンクリート製架台、5はH形鋼からな
る架台、6は山形鋼からなる架台、7はアングル
材、8はボルト孔、9は馬鹿孔、10は楔片、1
1は係止具、12はアングル材からなる楔状物、
13は長孔、14はアングル材からなる楔状物、
15,16,21,23は何れも楔状物である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の基板の周縁を同一方向に折曲し、
    折曲部を接合縁とした浅い箱状体を単位板とし、
    単位板の接合縁を下がわに向けて架台上に置き、
    こうして多数の単位板を敷き詰め、接合縁同志を
    結合して底とした組立タンクの底において、架台
    上に係止具を固定し、係止具と接合縁との間に楔
    状物を押し込んでなる組立タンクの底。
JP16697680U 1980-11-20 1980-11-20 Expired JPS6112387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16697680U JPS6112387Y2 (ja) 1980-11-20 1980-11-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16697680U JPS6112387Y2 (ja) 1980-11-20 1980-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5788792U JPS5788792U (ja) 1982-06-01
JPS6112387Y2 true JPS6112387Y2 (ja) 1986-04-17

Family

ID=29525616

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16697680U Expired JPS6112387Y2 (ja) 1980-11-20 1980-11-20

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JPS5788792U (ja) 1982-06-01

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