JP2917601B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP2917601B2
JP2917601B2 JP3192358A JP19235891A JP2917601B2 JP 2917601 B2 JP2917601 B2 JP 2917601B2 JP 3192358 A JP3192358 A JP 3192358A JP 19235891 A JP19235891 A JP 19235891A JP 2917601 B2 JP2917601 B2 JP 2917601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の摩擦係合要素に
対する供給油圧をそれぞれ電子制御してこれら摩擦係合
要素を選択的に係合させることにより、複数の変速段を
達成するようにした自動変速機の変速制御装置におい
て、車両の減速に伴うダウンシフトの際の変速ショック
を軽減するようにした変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機は、クラッチやブレー
キ等の摩擦係合要素に対して選択的に圧油を給排するこ
とにより、歯車変速装置内の任意の回転要素を変速機入
力軸に連結したり変速機ケーシングに対して固定し、変
速比の切替えを車両の運転状態に応じて自動的に行うよ
うにしたものである。
【0003】このような自動変速機においては、各種装
置や機器等の保護並びに快適な乗り心地維持のため、変
速時のショックが小さいことが要求される。そこで、摩
擦係合要素に対する圧油の圧力やその給排タイミング等
を適切に電子制御することにより、変速ショックの軽減
を企図した自動変速機が提案されている。
【0004】かかる従来の自動変速機の一例の概略構造
を表す図5に示すように、機関11のクランク軸12に
は、トルクコンバータ13のインペラ14が一体的に連
結されている。このトルクコンバータ13は、前記イン
ペラ14とタービン15とステータ16と一方向クラッ
チ17とを有し、ステータ16はこの一方向クラッチ1
7を介して変速機ケース18に結合され、この一方向ク
ラッチ17によってステータ16はクランク軸12と同
方向には回転するが、その逆方向の回転は許容されない
構造となっている。そして、タービン15に伝えられた
トルクは、このトルクコンバータ13の後部に配設され
た前進四段後進一段の変速段を達成する歯車変速装置の
入力軸(以下、これを変速機入力軸と呼称する)19に
伝達される。
【0005】この歯車変速装置は、三組のクラッチ2
0,21,22と二組のブレーキ23,24と一組の一方
向クラッチ25と一組のラビニヨ型遊星歯車機構26と
で構成されている。ラビニヨ型遊星歯車機構26は、リ
ングギヤ27とロングピニオンギヤ28とショートピニ
オンギヤ29とフロントサンギヤ30とリヤサンギヤ3
1と前記ピニオンギヤ28,29を回転自在に支持する
と共に変速機入力軸19に回転自在に嵌合されたキャリ
ア32とから構成されている。
【0006】前記リングギヤ27は変速機出力軸33に
連結され、フロントサンギヤ30はキックダウンドラム
34及びフロントクラッチ20を介して変速機入力軸1
9に連結され、更にリヤサンギヤ31はリヤクラッチ2
1を介して変速機入力軸19に連結されている。そし
て、キャリア32は相互に並列に配設されたローリバー
スブレーキ24と一方向クラッチ25とを介して変速機
ケース18に連結されると共にこの歯車変速装置の後端
に配設された四速クラッチ22を介して変速機入力軸1
9に連結されている。又、前記キックダウンドラム34
は、キックダウンブレーキ23によって変速機ケース1
8と一体的に連結可能となっており、ラビニヨ型遊星歯
車機構26を通ったトルクは、変速機出力軸33に固着
された駆動歯車35から図示しない駆動輪の駆動軸側へ
伝達される。
【0007】摩擦係合要素である前記各クラッチ20〜
22及びブレーキ23,24は、それぞれ係合用ピスト
ン装置或いはサーボ装置等を備えた油圧機器で構成され
ており、トルクコンバータ13のインペラ14に連結さ
れた油ポンプ36で発生する圧油によって、油圧制御装
置を介し操作されるようになっている。
【0008】なお、その詳細な構成や作用等は、例えば
特開昭58−46248号公報や特開昭58−5427
0号公報或いは特開昭61−31749号公報等で既に
周知の通りであり、図示しない車両の運転席に設けられ
た変速レバーの運転者によって選択された位置と車両の
運転状態とに応じて各摩擦係合要素の選択的係合が行わ
れ、種々の変速段が機関11の運転状態を制御する電子
制御ユニットからの指令に基づき、前記油圧制御装置を
介して自動的に達成される。
【0009】前記変速レバーによるセレクトパターン
は、P(駐車),R(後進),N(中立),D(前進三段
自動変速又は前進四段自動変速),2(前進二段自動変
速),L(第1速固定)となっている。そして、変速レ
バーをDレンジに選定した状態で図示しない補助スイッ
チ(オーバードライブスイッチ)を操作すると、前進三
段自動変速か或いは前進四段自動変速の選択を切り換え
ることができるようになっている。この変速レバーを上
記セレクトパターンの各レンジに保持した場合、それぞ
れの摩擦係合要素がどのように働くかについては、図6
に示す通りであり、図中の符号で○印は油圧作動によっ
て係合状態にあることを示すが、●印はLレンジを選択
した場合にのみ係合状態となることを示す。
【0010】このような自動変速機を搭載した車両の減
速に伴うダウンシフトを自動的に行う場合、従来は車速
と機関負荷(スロットル開度)とに基づくマップから所
定の変速段を読み出し、係合側の摩擦係合要素に対して
予め設定された係合油圧が供給されるように、油圧制御
弁を予め設定されたデューテイ率で駆動している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】複数の摩擦係合要素に
対する供給油圧をそれぞれ電子制御してこれら摩擦係合
要素を選択的に係合させることにより、複数の変速段を
達成するようにした図5及び図6に示す従来の自動変速
機においては、車両の減速度の如何にかかわらず、係合
側の摩擦係合要素に対して予め設定された係合油圧が供
給されるように、油圧制御弁を予め設定されたデューテ
ィ率で駆動している。
【0012】このため、ブレーキペダルの急激な踏込み
による車両の急制動時と、ブレーキペダルの踏込みを行
わないだけのゆるやかな減速の場合とで係合側の摩擦係
合要素に対する供給油圧に相違が発生する。
【0013】例えば、車両のゆるやかな減速に伴うダウ
ンシフトの際に、変速ショックが緩和されるように配慮
した場合、車両の急制動に伴うダウンシフトの際には、
機関回転速度の落ち込みが急激なため、係合側の摩擦係
合要素に対する供給油圧が低くなってしまい、係合側の
摩擦係合要素の係合遅れに伴う大きな変速ショックが発
生する。
【0014】逆に、車両の急制動に伴うダウンシフトの
際に、変速ショックが緩和されるように配慮した場合、
車両のゆるやかな減速に伴うダウンシフトの際には、機
関回転速度の落ち込みがほとんどない状態で係合側の摩
擦係合要素に高圧の圧油が供給されるため、係合側の摩
擦係合要素の係合が余りに早すぎてしまい、やはり大き
な変速ショックが発生する。
【0015】
【発明の目的】本発明は、複数の摩擦係合要素に対する
供給油圧をそれぞれ電子制御してこれら摩擦係合要素を
選択的に係合させることにより、複数の変速段を達成す
るようにした自動変速機において、車両の減速に伴うダ
ウンシフトの際の変速ショックを従来のものよりも緩和
し得るとともに、車両の急減速時の制動性を向上し得る
変速制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による自動変速機
の変速制御装置は、複数の摩擦係合要素に対する供給油
圧をそれぞれ電磁制御してこれら摩擦係合要素を選択的
に係合させることにより、複数の変速段を達成するよう
にした自動変速機の変速制御装置において、車両の減速
度を検出する減速度検出手段と、少なくとも車両の走行
状態又は運転操作状態に基づきダウンシフトの変速指令
を発する変速指令手段と、前記変速指令が発せられ前記
減速度が所定値より小さいときに、前記減速度に基づい
て前記供給油圧を設定する供給油圧設定手段と、前記変
速指令が発せられ前記減速度が前記所定値以上のとき
に、自動変速機の変速段を飛び越しダウンシフトさせる
ように前記変速指令を変更する変速指令変更手段と、を
具備したことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】車両の減速度が所定値より小さい減速状態での
ダウンシフトにおいて、車両の減速度が大きい場合に
、係合側の摩擦係合要素の係合遅れに伴う変速ショッ
クが発生しないように、係合側の摩擦係合要素に対する
供給油圧が高めに設定される。これにより、係合側の摩
擦係合要素が良好なタイミングで係合し、変速ショック
の少ないダウンシフトが行われる。
【0018】逆に、車両の減速度が小さい場合には、係
合側の摩擦係合要素の係合が早すぎてしまわないよう
に、係合側の摩擦係合要素に対する供給油圧が低めに設
定される。これにより、係合側の摩擦係合要素が良好な
タイミングで係合し、変速ショックの少ないダウンシフ
トが行われる。また、車両の減速度が所定値以上の急減
速状態でのダウンシフトにおいて、エンジンブレーキ効
果が良好に得られるように飛び越しダウンシフトが行わ
れる。これにより、エンジンブレーキの効きが大きい変
速段への変速が迅速に行われ、制動性が向上される。
【0019】
【実施例】本発明による自動変速機の変速制御装置を図
5及び図6に示す前進4段の自動変速機等が搭載された
車両に応用した一実施例について、以下に説明する。
【0020】本実施例では、変速機出力軸33の回転速
度の変化率α(rpm/sec2)に基づいて車両の減速度を
算出するようにしており、このため、変速機ケース18
の後端部には変速機出力軸33の回転速度を検出するた
めの回転速度センサ37が設けられている。この回転速
度センサ37による検出信号は、機関11の運転状態を
制御する電子制御ユニットに出力され、車両の減速度が
算出されるようになっている。
【0021】つまり、回転速度センサ37からの検出信
号に基づいて車両の減速度が算出され、係合側の摩擦係
合要素に対する係合油圧を制御する油圧制御弁の基本デ
ューティ率dBに対する補正デューティ率Δdをこの車
両の減速度の大きさに応じて図3に示す如きマップから
読み出し、最終的な油圧制御弁の目標デューティ率d O
を算出する。
【0022】ここで、油圧制御弁の目標デューティ率d
0 は、自動変速機油の油温T0 や機関回転速度NE 等に
基づいて予め設定された基本デューティ率dB のマップ
から基本デューティ率dB を読み出し、この基本デュー
ティ率dB と補正デューティ率Δdとを加算して下式の
通りに算出するようにしている。 d0 =dB +Δdなお、本実施例では油圧制御弁がノーマルクローズタイ
プの場合について説明してあるので、デューティ率が高
いほど係合側の摩擦係合要素への供給油圧は低くなる。
【0023】具体的には、変速機出力軸33の回転速度
の変化率(以下、車両の減速度と呼称する)αが予め設
定した最低閾値αSよりも小さい場合には、補正デュー
ティ率Δdを0%に設定し、逆に最高閾値αLよりも大
きな場合には補正デューティ率Δdを−10%に設定す
る。又、この車両の減速度αが最低閾値αSよりも大き
く且つ最高閾値αLよりも小さな場合には、補正デュー
ティ率Δdを−10・α/(αL−αS)%に設定する。
【0024】従って、変速機出力軸の回転速度N O の変
化状態と油圧制御弁の目標デューティ率d0 との関係を
表す図4に示すように、変速機出力軸の回転速度N O
図中、実線で示すようにゆるやかに下降する小さな減速
度の場合には、油圧制御弁の目標デューティ率d0 が図
中、実線で示す如く通常の変化となるが、変速機出力軸
の回転速度N O が図中、二点鎖線で示すように急激に下
降する大きな減速度の場合には、油圧制御弁の目標デュ
ーティ率d0 が図中、二点鎖線で示す如く通常の目標デ
ューティ率d0 よりも低めに設定され、より高圧の圧油
が係合側の摩擦係合要素側に供給される。なお、本発明
によると、変速機出力軸の回転速度N O が図中、破線で
示すように一定割合では下降しないような減速度の場合
でも、油圧制御弁の目標デューティ率d0 は図中、破線
で示す如く常に適正に設定される。
【0025】更に、車両の減速度αが大きな場合、本実
施例では4速の変速段からのダウンシフトの変速パター
ンを4速→3速→2速から4速→3速→1速に変え、エ
ンジンブレーキの効きが良くなるように配慮している。
【0026】このような本実施例の制御の流れを図1及
び図2に示す。S1にて車両の走行速度の低下に伴い、
4速から3速への変速指令が発せられると、S2にて回
転速度センサ37からの検出信号に基づいて車両の減速
度αが算出される。そして、S3にてこの車両の減速度
αが最低閾値αS よりも小さいか否かを判定する。
【0027】このS3のステップにて車両の減速度αが
最低閾値αS未満である、即ち、車両の減速度αが非常
にゆるやかであると判断した場合には、S4にて補正デ
ューティ率Δdを0%に設定し、S5にて車両の減速に
伴う4速から3速への停止前制御を行う。
【0028】又、前記S3のステップにて車両の減速度
αが最低閾値αS以上であると判断した場合には、S6
にて車両の減速度αが最低閾値αSと最高閾値αLとの間
にあるか否かを判定する。そして、このS6のステップ
にて車両の減速度αが最低閾値αSと最高閾値αLとの間
にある、即ち車両の減速度αが中位であると判断した場
合には、S7にて補正デューティ率Δdを−10・α/
L−αS)%に設定し、S5のステップに移行する。
【0029】前記S6のステップにて車両の減速度αが
最低閾値αS と最高閾値αL との間にはない、即ち車両
の減速度αは最高閾値αL 以上であり、車両の減速度α
が非常に大きいと判断した場合には、S8にて補正デュ
ーティ率Δdを−10%に設定し、S5のステップに移
行する。
【0030】このS5のステップにて4速から3速への
車両の減速に伴う停止前制御を行った後、S9にて車両
の走行速度の更なる低下に伴い、3速から2速への変速
指令が発せられると、S10にて再び車両の減速度αが
算出される。そして、S11にてこの車両の減速度αが
最低閾値αSよりも小さいか否かを判定する。
【0031】このS11のステップにて車両の減速度α
が最低閾値αS未満である、即ち、車両の減速度αが非
常にゆるやかであると判断した場合には、S12にて補
正デューティ率Δdを0%に設定し、S13にて車両の
減速に伴う3速から2速への停止前制御を行う。
【0032】なお、この3速から2速への停止前制御を
行った後、必要に応じて車両のクリープを抑制するクリ
ープ制御が行われる。
【0033】又、前記S11のステップにて車両の減速
度αが最低閾値αS以上であると判断した場合には、S
14にて車両の減速度αが最低閾値αSと最高閾値αL
の間にあるか否かを判定する。そして、このS14のス
テップにて車両の減速度αが最低閾値αSと最高閾値αL
との間にある、即ち車両の減速度αが中位であると判断
した場合には、S15にて補正デューティ率Δdを−10
・α/(αL−αS)%に設定し、S13のステップに移行
する。
【0034】前記S14のステップにて車両の減速度α
が最低閾値αS と最高閾値αL との間にはない、即ち車
両の減速度αは最高閾値αL 以上であり、車両の減速度
αが非常に大きいと判断した場合には、S16にて3速
から1速への変速指令が発せられ、S17にて車両の減
速に伴う3速から1速への停止前制御を行う。これによ
り、急減速に伴うエンジンブレーキのききが通常の場合
よりも大幅に改善される。
【0035】この場合、1速における係合側摩擦係合要
素となるリヤクラッチ21は、図6からも明らかなよう
に3速においても係合状態となっており、フロントクラ
ッチ20及び4速クラッチ22の開放後に機能する一方
向クラッチ25の作用で3速から1速への変速が達成さ
れるため、補正デューティ率Δdや油圧制御弁の目標デ
ューティ率dOを設定する必要はない。
【0036】なお、前述した場合と同様に、この3速か
ら1速への停止前制御を行った後、必要に応じて車両の
クリープを抑制するクリープ制御が行われる。
【0037】又、本実施例では車両の減速度を変速機出
力軸33の回転速度の変化率αに基づいて算出するよう
にしたが、トルクコンバータ13のタービン15と一体
の変速機入力軸19の回転速度の変化率や加速度センサ
(Gセンサ)等に基づいて算出するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】本発明の自動変速機の変速制御装置によ
ると、車両の減速度が所定値より小さい減速状態でのダ
ウンシフトにおいて、供給油圧設定手段が車両の減速度
に基づいて摩擦係合要素に対する供給油圧を設定する
うにしたので、車両の減速度が大きいほど、係合側の摩
擦係合要素に対する供給油圧が高めに設定される結果、
係合側の摩擦係合要素が良好なタイミングで係合する。
逆に、車両の減速度が小さいほど、係合側の摩擦係合要
素に対する供給油圧が低めに設定される結果、係合側の
摩擦係合要素が良好なタイミングで係合し、何れの場合
にも変速ショックの少ないダウンシフトが行われる。
【0039】又、車両の減速度が所定値以上の急減速状
態でのダウンシフトにおいて、変速パターンを通常の場
合に対して飛び越しダウンシフトするように変更し、エ
ンジンブレーキが効きやすくなるようにしたので、車両
の急制動時における安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と共に本発明による自動変速機の変速制御
装置の一実施例の制御の流れを表すフローチャートであ
る。
【図2】図1と共に本発明による自動変速機の変速制御
装置の一実施例の制御の流れを表すフローチャートであ
る。
【図3】本実施例における車両の減速度と補正デューテ
ィ率との関係を表すマップである。
【図4】本実施例における変速機出力軸の回転速度と目
標デューティ率との関係の一例を表すグラフである。
【図5】本発明の対象となった前進四段の自動変速機の
概略構造を表すスケルトン図である。
【図6】各摩擦係合要素の係合状態と変速段との関係を
表す作動エレメント図である。
【符号の説明】
11は機関、13はトルクコンバータ、15はタービ
ン、19は変速機入力軸、20はフロントクラッチ、2
1はリヤクラッチ、22は4速クラッチ、23はキック
ダウンブレーキ、24はローリバースブレーキ、26は
ラビニヨ型遊星歯車機構、33は変速機出力軸、36は
油ポンプ、37は回転速度センサ、αは車両の減速度、
αS は最低閾値、αL は最高閾値、d0 は油圧制御弁の
目標デューティ率、T0 は自動変速機油の油温、d B
基本デューティ率、Δd補正デューティ率である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧 高弘 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−42260(JP,A) 特開 昭59−40052(JP,A) 特開 平2−46360(JP,A) 特開 平2−190661(JP,A) 特開 昭60−30854(JP,A) 特開 昭63−203950(JP,A) 特開 平2−31064(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦係合要素に対する供給油圧を
    それぞれ電磁制御してこれら摩擦係合要素を選択的に係
    合させることにより、複数の変速段を達成するようにし
    た自動変速機の変速制御装置において、 車両の減速度を検出する減速度検出手段と、 少なくとも車両の走行状態又は運転操作状態に基づきダ
    ウンシフトの変速指令を発する変速指令手段と、 前記変速指令が発せられ前記減速度が所定値より小さい
    ときに、前記減速度に基づいて前記供給油圧を設定する
    供給油圧設定手段と、 前記変速指令が発せられ前記減速度が前記所定値以上の
    ときに、自動変速機の変速段を飛び越しダウンシフトさ
    せるように前記変速指令を変更する変速指令変更手段
    と、 を具備したことを特徴とする自動変速機の変速制御装
    置。
JP3192358A 1991-07-31 1991-07-31 自動変速機の変速制御装置 Expired - Fee Related JP2917601B2 (ja)

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