JP2915351B2 - ビ−ズ状物縫着装置及びビ−ズ状物縫着装置に用いる送り具及びビ−ズ状物を有する装飾体 - Google Patents

ビ−ズ状物縫着装置及びビ−ズ状物縫着装置に用いる送り具及びビ−ズ状物を有する装飾体

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JP2915351B2
JP2915351B2 JP8200467A JP20046796A JP2915351B2 JP 2915351 B2 JP2915351 B2 JP 2915351B2 JP 8200467 A JP8200467 A JP 8200467A JP 20046796 A JP20046796 A JP 20046796A JP 2915351 B2 JP2915351 B2 JP 2915351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビ−ズ状物縫着装
置及びビ−ズ状物縫着装置に用いる送り具及びビ−ズ状
物を有する装飾体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビ−ズを例えば婦人服の飾りにつ
けているが、その場合には、大抵、糸でビ−ズを一個ず
つ縫いつけている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ビ−ズ
を布地に縫着するには、手作業に頼っているのが一般的
であり、ビ−ズを一定の間隔で縫着するのにずいぶん手
間がかかっていた。また、布地にビ−ズを取付ける際、
ビ−ズが転がり易いため貫通孔の位置決めが難しく、そ
れ故、機械化も難しかった。
【0004】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、ビ−ズを布地等の基材に簡単かつ確実に縫着でき
る装置を提供することを目的とする。また、他の目的
は、ビ−ズを糸に通して所定間隔に保持した装飾体ある
いはビ−ズを帯状基材に縫着してなる装飾体を提供して
縫製作業の簡素化と能率アップを図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、以下のようなビ−ズ状物縫着装置及びビ−ズ状物縫
着装置に用いる送り具及びビ−ズ状物を有する装飾体を
創作した。ここで、本明細書においてビ−ズ状物とは、
ビーズ、数珠、真珠等の孔のあいた塊状の物をいう。
【0006】請求項1の発明は、ミシン本体と、ビ−ズ
状物を収容する容器と、その容器内のビ−ズ状物を針体
に通す装置と、前記針体を通って案内されたビ−ズ状物
を前記ミシン本体に一個ずつ供給する供給装置とを備え
ビ−ズ状物縫着装置において、前記供給装置は、前記
針体の直下位置と前記ミシン本体の針棒に装着されたミ
シン針の直下位置との間を往復動可能に形成されビ−ズ
状物を送る送り具と、前記ミシン本体のルーパに連結す
る牽引部材と、その牽引部材と前記送り具を所定のタイ
ミングで係脱せしめる係脱手段とを備えているビ−ズ状
物縫着装置である。
【0007】
【0008】ここで、ルーパとは、縫に必要な下糸環を
作り、上糸環に作用して縫を構成させるか、または糸を
持たずに上糸環のみに作用して縫を構成させるためのミ
シン部品をいう。上記のビ−ズ状物縫着装置では、供給
装置の送り具が係脱手段と牽引部材を介してルーパに連
動する。ルーパはミシン本体の針棒等の動きに同調して
いるから、ビ−ズ状物がミシン針の動作に機械的に同調
して所定のタイミングで供給されることになり、したが
って、信頼性が高く、この種の縫着装置に適した構成で
ある。なお、ルーパに牽引させる方式であるから送り具
の駆動機構が簡素化され、装置がコンパクトになる。
【0009】上記のミシン本体に二重環縫ができるもの
を使用して、布地等の基材の縁部に二重環縫の飾り縫い
を施すときにビ−ズ状物を所定の編目に編み込んでいく
ことができる。また、布地等の基材を使用せずに上糸と
下糸とを二重環縫の編目形式に編み、所定の編目位置に
ビ−ズ状物を編み込んだ紐状の装飾体を簡単に製造する
ことができる。なお、二重環縫とは、ルーパにより操作
される下糸によって、上糸とのカラミ合イを構成する縫
方式をいう。
【0010】
【0011】
【0012】また、請求項の発明は、ミシン本体の針
に装着されたミシン針の直下位置に離接可能に形成さ
れる送り具であって、ビ−ズ状物を載置する受台と、こ
の受台から上向きに出没可能に形成され突出状態におい
てビ−ズ状物の貫通孔に係合可能な支持部材とを有して
なり、前記受台が前記針棒の直下に位置したときに前記
支持部材を没入状態にさせて前記ビ−ズ状物を解放する
解放手段を備えることを特徴とする。
【0013】したがって、ビ−ズ状物は送り具の受台に
載置されるときに貫通孔に支持部材が係合することによ
って所定の姿勢に支持される一方、その受台がミシン針
直下に位置したときに支持部材が貫通孔から離脱する
ことによって解放される。すなわち、解放手段が支持部
材を介してビ−ズ状物を解放したときにビ−ズ状物の貫
通孔にミシン針が挿通するので、ビ−ズ状物の支持/解
放がスムーズに切替えられて縫着が確実になされる。
【0014】また、請求項の発明は、上糸と下糸を二
重環縫の編目形式に編んで紐状に形成するに際し、その
上糸によりビ−ズ状物を所定の編目位置に編み込んでな
るビ−ズ状物を有する装飾体である。
【0015】上記の装飾体のビ−ズ状物は、二重環縫の
編目形式に編んだ上糸と下糸により所定間隔で保持され
ている。この編目形式は元々婦人服等の縁飾りに多用さ
れるものであるから意匠性が高く、ビ−ズ状物は上記編
目に編み込まれた所定の間隔とされて位置がずれ難く、
かつ全体として適度な伸縮性が付与された状態となるの
で、服飾や手芸その他の用途に好適である。
【0016】また、請求項の発明は、基材の縁部に二
重環縫の編目形式による飾り縫いが施され、かつ、その
飾り縫いは上糸と下糸が当該基材を外れた位置で絡み合
ってなる紐状部分を有しており、この紐状部分において
その上糸によりビ−ズ状物が所定の編目位置に編み込ま
れているビ−ズ状物を有する装飾体である。
【0017】上記の装飾体は、例えば婦人服等の布地
に、ビ−ズ状物を有する二重環縫の飾り縫いが表から見
えるように取付けて使用する。したがって、例えばビ−
ズ状物のついた飾り縫いを布地に付加することが専用ミ
シン等を用いなくても簡単にできるようになり、またビ
−ズ状物を布地の縁部に一個ずつ直接縫着するのに比べ
て工数が大幅に削減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図1
〜図19に基づいて説明する。図1はビ−ズ状物縫着装
置を示す斜視図である。図1に示すように、ビ−ズ状物
縫着装置は、大別すると、ミシン本体1、ビ−ズを針体
に通すビ−ズ通し装置10、その針体を把持する第1把
持装置20及び第2把持装置40、針体にて案内された
ビ−ズを支持してミシン本体1の針棒直下位置に一個ず
つ供給する供給装置50、にて構成される。以下、順に
説明する。
【0019】ミシン本体1は、二重環縫の飾り縫いをす
るための工業用ミシンとして知られているピコ縫いミシ
ンを利用する。このピコ縫いミシンを使用して1本針/
2本糸で二重環縫いをする場合の編目形式の例が図19
(a)に示され、その二重環縫にて布地や皮革等の基材
に縁飾りを施した様子が同図(b)に示される。同図
中、T1 ,T2 は糸、Cは布地である。この例では、6
の編目で縁飾りの1つの略半円形部分D0 が形成されて
おり、かつ、その6の編目ごとに、すなわち半円の両端
部分が布地Cに縫いつけられている。なお、縁飾りを形
成する編目の数や布地Cに縫いつける編目の位置、ある
いは基材の材質・形状は特に制限を受けるものではな
い。
【0020】上記のミシン本体1は、図4に概略示すよ
うに、送り金2を駆動する第1軸3と、ルーパ4を駆動
する第2軸5とを有している。送り金2はその本体下端
部2aが図示省略のリンク機構を介して支持されてお
り、同図に矢印で示したような所定の布送り運動をす
る。また、送り金2の側方に隣接する位置にはミシン本
体1aのフレーム1aに固定された針板6が備えられ、
本例の針板6には布送り方向に延びる4本の切欠溝(ス
リット)が形成されている。図中、7aは押さえ、7b
はミシン針、7cは針棒である。また、8は貫通孔を有
するビーズ押さえ板であり、ミシン針7bが針板6の最
も外側の溝位置(図15に示す溝位置)に対応する位
置関係になったときに挿通するようにフレーム1aに取
付けられている。なお、針棒7cはそのストロークごと
にミシン針7bが通る針板6の溝位置(〜)を順次
変えるために(図15参照)、布送り方向にほぼ直交す
る面内で揺動する。
【0021】他方、第2軸5にはルーパ台4aが、第2
軸5に直交する軸5a回りに回動自在な状態で装着さ
れ、ルーパ台4aのアーム4bは連結ピン4c及びアー
ム4dを介して支軸4eに接続されており、ルーパ台4
aに取付けられたルーパ4が、図4に矢印で示したよう
な往復運動をしつつ、前記した針棒7cとミシン針7b
の揺動に対応して第2軸5の軸方向(布送り方向に直交
する方向)にルーパ台4aと共に前進/後退をするよう
に形成されている。
【0022】そして、図1参照、糸T1 (上糸)は上糸
案内1b及び天びん9を経由してミシン針7bに通さ
れ、糸T2 (下糸)は下糸案内1cを経由してルーパ4
に通されている。なお、このミシン本体1は、ピコ縫い
ミシンが有する糸の操作機構、布地の送り機構、ルーパ
の駆動機構及びこれらの機構を駆動する動力伝導機構等
の基本的構成を変更したものではないので、ミシン本体
1(ピコ縫いミシン)についてのこれ以上の説明は省略
する。ただし、上記の二重環縫でビ−ズを縫着する様
子、及び供給装置50と直接関連する機構部分について
は後述する。
【0023】次に、ビ−ズ通し装置10について説明す
る。図2はビ−ズ通し装置10の斜視図である。図1及
び図2に示すように、ビ−ズBを収容する容器11が、
ミシン本体1に取付けられた取付フレーム12の上部に
備えてあり、取付フレーム12の第1支持部12aの上
面には容器11の出口をふさぐ位置に配置されてスライ
ド可能な移送部材13が設けられ、第1支持部12aの
先端部の下側にはシュート14が取付けられている。こ
の移送部材13は図示省略の駆動手段に接続されて所定
のタイミングで往復駆動され、容器11から出てビ−ズ
受け穴13aにはまり込むビ−ズBを一個ずつ前方へ移
送してシュート14上へ落とすようになっている。その
ビ−ズBはシュート14を転がってシュート前端部の貫
通孔14aから落下する。なお、必要に応じて容器や移
送部材を増設し、かつその移送部材を適宜に制御するこ
とによって容器ごとに色や形の異なる複数種類のビ−ズ
を、所望の順列で送り出すことができる。
【0024】貫通孔14aの下方には、取付フレーム1
2の第2支持部12bに回動自在に支持された略円筒状
の案内体15が配置されている。ビ−ズBを1個ずつ通
す大きさの内径を有する案内体15は、本例ではベルト
16a、プーリー16b、図示省略のモータに接続され
る駆動軸16cからなる駆動機構により回転駆動される
ようになっており、貫通孔14aを通って落下してくる
ビ−ズBを貫通させて所定位置に案内するとともに案内
体15の内周面に接触するビ−ズBに対して回転力を与
える。
【0025】また、案内体15の下方位置に取付フレー
ム12の第3支持部12cが略水平に延びていて、その
第3支持部12cには案内体15の内径とほぼ同じ大き
さの貫通部、本例では貫通孔12dが形成されている。
この貫通孔12dの周縁部には断面略三角形の3本の柱
状部17が、ビ−ズBとの間及び隣合う柱状部17相互
間に所定の隙間を有する状態でビ−ズBを三方からはさ
む位置に立設されている。すなわち、案内体15及び/
又は柱状部17にてビ−ズBを外側へこぼさないように
ガイドするガイド手段が構成される。なお、案内体15
は静止させておいてもガイド手段として機能する。
【0026】そして、詳しくは後述するが、鉛直上向き
に支持された上針体18aの先端が貫通孔12dのほぼ
中心に位置していて、案内体15を通ったビ−ズBが上
針体18aの上に落下するようになっている。また、第
3支持部12cには貫通孔12dの周縁部に回転体19
a,19b,19cが略鉛直軸線回りに回動自在に軸支
されていて、各回転体9a〜9cは、前記駆動軸16c
に一対の平歯車16dを介して駆動されるプーリー16
eに掛装されたベルト16fにより回転駆動されてい
る。回転体19a,19bにはゴム・樹脂・皮革等の弾
性材や軟質材で形成された棒状の接触子19dが、回転
体19cには同様の材料で形成された星形の接触子19
eが取付けられている。略水平面内で回転するこれらの
接触子19d,19eは互いに隣接する柱状部17間の
隙間から内側に突き出し、図5及び図8参照、上針体1
8a上のビ−ズBの周面に間欠的に接触してそのビ−ズ
Bを回転させるようになっている。なお、各接触子19
d,19eの形状・材質は、本例に限定されるものでは
なく、例えばブラシの毛を用いるなど他の適宜なものを
選定しても良い。
【0027】上記の回転体19a〜19cの接触子19
d,19e及び補助的には案内体15にてビ−ズBを回
転させる回転手段が構成されており、回転するビ−ズB
はごく短時間にその貫通孔の開口位置が上針体18aの
先端と合致する。なお、上記の回転体の数量と配置及び
接触子形状を適宜に設定することによりビ−ズBを上針
体18aの先端から外れ落ちないようにガイドすること
ができるので、前記柱状部17を省くことが可能であ
る。すなわち、その場合の回転手段はガイド手段を兼ね
ていることになる。
【0028】次に、ビ−ズBが上針体18aに外嵌した
状態で落下(通過)できるように、上針体18aを把持
している第1把持装置20について説明する。先ず、針
体18について説明する。針体18は、上針体18aと
下針体18bとを柔軟部材、具体的には糸状部材18c
で連結したものである。上下の針体18a,18bは線
状部材、本例では所定長さの鋼線とされ、その先端は丸
めて滑らかにしてある。また、第1把持装置20は、取
付フレーム12の第4支持部12eに上下方向に並べて
取付けられた把持具21(21a〜21d)で構成され
る。
【0029】次に、上記の把持具21について、主に図
6及び図7を参照して説明する。基台22は上面中央部
が大きく切り欠かれていて、支軸22aにより前後方向
に延びる左右2本の把持アーム23,23が開閉動自在
に取付けられている。把持アーム23は前記貫通孔12
d(図1参照)に対応する開き状態になり得る略半円形
状の切欠23aが先端部に形成され、中央部には次述す
るカム部材25と摺接するカム面となる略矩形の切欠凹
部23bが形成されている。なお、切欠23aの中央部
には、把持アーム23が閉じ状態になったときに上針体
18aがちょうどはまり込んで把持されるようにV字溝
23cが設けてある。この把持アーム23はスプリング
24にて常に閉じ方向に付勢されている。図3中、24
aはスプリング24の一端を支持する固定部材である。
【0030】カム部材25は、基台22の裏面に取付け
られた支持部材22bの支軸22cにて回動自在に支持
されている。カム部材25の本体部分は略トラック形状
に形成されていて、上端部には基台22の側方に突出す
る略へ字状のアーム25aが設けられ、下端部には連結
座25bが突設されている。この連結座25bは、基台
22の裏面に沿って前後方向にスライド可能に設けられ
た押付部材26にリンク27を介して連結され、押付部
材26が、回動するカム部材25に従動して往復動する
ように構成されている。図7中、26aは押付部材26
の前端部に形成されたV字状の当接部、26bは押付部
材26をスライド自在に支持する支持部、28は押付部
材26を前方に付勢するように押付部材26と基台22
の間に取付けられたスプリングである。
【0031】そして、カム部材25のアーム25aの先
端に駆動レバー31(次述する)が摺接してカム部材2
5を約90°回動させた後、駆動レバー31は一旦アー
ム25aから離れるようになっている。図6には、カム
部材25の本体が左右の把持アーム23,23の切欠凹
部23bの底面(カム面)を押し広げるとともに、押付
部材26が後退した状態が示されている。他方、図7で
は、カム部材25の本体が把持アーム23の切欠凹部2
3bの底面(カム面)から離れており、左右の把持アー
ム23,23はスプリング24の作用で閉じ状態になる
とともに、押付部材26がスプリング28とリンク27
の作用で前進した状態が示されている。このとき、上針
体18aは左右の把持アーム23,23と押付部材26
とで三方からはさみつけられるようにして把持されるの
で安定性が良く、上針体18aが揺れ動くことが防止さ
れる。
【0032】上記の駆動レバー31は、図2に示すよう
に、把持具21に沿って配置された駆動軸32に回転方
向に略90°ずつずらした位置関係で、前記カム部材2
5のアーム25aの先端に対して離接できるように取付
けられている。したがって、駆動軸32が図示省略のモ
ータ等の駆動手段により回転すると、各カム部材25が
作動して把持具21a〜21d(具体的には把持アーム
23と押付部材26)が、図9に示したように一つずつ
(イ)〜(ニ)のように順次開閉動作をし、一の把持具
が解放状態に切替わっても他の把持具よって上針体18
aが把持されているようになっている。しかして、ビー
ズBは把持具21a〜21dにて支持された上針体18
aを簡単に通過することができる。なお、図8及び図9
においては、押付部材26の図示が省略されている。
【0033】ビーズ通し装置10と第1把持装置20は
上述のように構成されている。そして、上針体18aを
通過したビーズBは、上針体18aの下端に連結されて
いる糸状部材18cを経由して下針体18bに導かれ
る。下針体18bは第2把持装置40(図3参照)にて
ビーズBを通過させることができるように把持されてい
る。図3において、41は駆動レバー、42は駆動軸で
あり図外のモータにて回転駆動される。また、43は把
持アーム、45aはカム部材のアームである。また、4
6(46a〜46d)は把持具である。この第2把持装
置40は、前述の第1把持装置20と同様の構成であ
り、ミシン本体1に対する取付位置及び姿勢が異なるの
みであるので細部の説明は省略する。なお、糸状部材1
8cが柔軟であるから針体18の上下両端の位置のずれ
を吸収することができ、このため把持装置20と把持装
置40の取付け(位置決め)が容易になる。
【0034】次に、ビ−ズBを供給する供給装置50つ
いて説明する。供給装置50は、図1及び図4に示すよ
うに、送り具51と、送り具51をミシン本体1の駆動
機構に連動させる連動機構71とからなる。この送り具
51は、ミシン本体1のフレーム1aに取付けられたガ
イドレール52に棒状のスライド体53が水平方向にス
ライド可能に支持され、スライド体53の後端にスライ
ド体53を引き戻す方向に付勢できる復帰スプリング5
3aが取付けられてなる概略構成である。そのスライド
体53はビーズ支持部54と、係止部55と、被牽引部
56を有している。ビーズ支持部54は、図10及び図
11に拡大して示すように、スライド体53の先端にビ
−ズBがはまり込む大きさの凹部54aが形成され、凹
部54aの底部に設けられた貫通孔から支持部材54b
の針状先端部が略鉛直上向きに出没する構成である。そ
して、スライド体53は、図12参照、ビーズ支持部5
4にて支持したビ−ズBをビーズ押さえ板8と針板6と
で上下から挟まれた所定の位置に移送するようにスライ
ドの方向及びストロークが設定されている。
【0035】前記支持部材54bは柔軟で弾力のある材
料(本例ではナイロン)で先端部がビ−ズBの貫通孔に
挿通可能な針状に形成されたものであり、支持部材54
bの後端は、スライド体53の下面に沿ってスライド自
在に設けられたスライド駒54cに一体に接続され、ス
ライド駒54cはスプリング54dにて支持部材54b
の先端部を凹部54aの貫通孔から突出させるように前
方に付勢されている。図11及び図12中、53bはス
ライド駒54cをスライド自在に支持する、スライド体
53に取付けられたレールであり、53cは支持部材5
4bの変位する方向を規制するガイドである。
【0036】上記のスライド駒54cには、後述する連
動機構71の第1突片73bを介して押動操作がなされ
る当接片54eが垂設されていて、スプリング54dの
力に抗して当接片54eが押動されるとスライド駒54
cと共に支持部材54bが変位し、支持部材54bの先
端が凹部54aの貫通孔内にほぼ没入するようになって
いる(図12及び図13(c)参照)。これが本発明で
いう解放手段の構成である。この解放手段は、上述のよ
うに、スライド駒54cが支持部材54bを水平方向に
押し引きすることによって支持部材54bの針状先端部
を凹部54aから略鉛直上向きに出没させている。した
がって、ビーズ支持部54とその下方の針板6及び送り
金2との間の距離(図12に示すH寸法)が比較的短く
て済み、送り具51及びそのまわりの構成がコンパクト
になる。そして、ビーズBが布等に近接した位置に供給
されるため、スムーズな縫着が可能となる。
【0037】また、前記係止部55は、スライド体53
の先端近傍位置に設けられた水平支軸55aにて係止部
材55bが回動自在に支持されて構成される。係止部材
55bは、ミシン本体1のフレーム1aに固定された固
定片75に係止させる係止爪55cと係止解除爪55d
とが形成され、係止部材55bの後端部には、係止爪5
5cが押し下げられたときに伸びて係止部材55bを復
帰させるように作用するスプリング55eが取付けられ
ている。
【0038】また、被牽引部56は、スライド体53の
下面側に設けられた水平支軸56aにて被牽引部材56
bが回動自在に支持されてなり、被牽引部材56bの後
端部には先端の係合爪56cを下方に位置変位させるよ
うに被牽引部材56bを付勢するスプリング56dが取
付けられている。また、スライド体53の側部に第1レ
バー56eが垂直軸線回りに回動可能に設けられ、被牽
引部材56bの後端部と第1レバー56eとはリンク5
6fにて連結されていて、第1レバー56eがスライド
体53の前端から後端に向かう力で押動操作されると被
牽引部材56bの後端部が押し下げられて係合爪56c
が持ち上がるようになっている。なお、このリンク56
fに代えて、ワイヤで被牽引部材56bと第1レバー5
6eの後端部同士を連結し、そのワイヤの中間部は適宜
位置に設けたプーリに掛けておき、第1レバー56eが
押動操作されると係合爪56cが持ち上がるように構成
しても良い。さらに、スライド体53には、係合爪56
cを持ち上げた状態の被牽引部材56bに対し離接可能
な第2レバー57aが設けられ、第2レバー57aはス
プリング57bにて被牽引部材56bと係合する位置に
付勢されていて、係合爪56cが持ち上がった状態にあ
るときにその係合爪56cに係合してその状態を保持で
きるように形成されている。
【0039】一方、ミシン本体1のフレーム1aに取付
けられたレバー61の先端が第2レバー57aに近接配
置され、レバー61は支点61aで回動自在に支持され
るとともに後端にはスプリング61bが取付けられ、か
つ支点61aとスプリング取付け位置との中間位置に水
平操作捍62が取付けられている。この水平操作捍62
には略水平方向に伸びる案内溝(本例では長穴)62a
が形成され、その案内溝62aに、第2軸5に取付けら
れた当接部材72が差し込まれて案内溝62aに沿って
位置変位できるように構成されている。すなわち、当接
部材72が第2軸5の軸方向移動に従動して案内溝62
aの端部に当接すると水平操作捍62が前方に引っ張ら
れ、レバー61が、係合爪56cを持ち上げた状態に保
持している第2レバー57aを回動させて第2レバー5
7aと被牽引部材56bとの係合を解除せしめ、その結
果、スプリング56dの作用により被牽引部材56bが
回動して係合爪56cが下方に位置変位するようになっ
ている。
【0040】次に、連動機構71について説明する。図
4参照、前記ルーパ台4aにピン72a及び連結ピース
72bを介して牽引部材73が連結され、牽引部材73
には第1係合部73aと、前記第1〜第3突片73b〜
73dが設けられている。そして、第3突片73dが、
ミシン本体1のフレーム1aに取付けられて略水平に延
びる固定レール74の案内溝74aに係合していて、牽
引部材73がルーパ台4a及びルーパ4に従動して略水
平方向に移動可能とされている。
【0041】本発明でいう係脱手段は、牽引部材73と
被牽引部56及び係止部55にて構成される。すなわ
ち、第1係合部73aが被牽引部材56bの係合爪56
cに係脱可能に形成され、第2突片73cは係止部材5
5bの係止解除爪55dをはね上げ可能に形成され、第
3突片73dは第1レバー56eを押動可能に形成さ
れ、その第1レバー56eはリンク56fを介して被牽
引部材56bを操作可能に接続されている。
【0042】また、ミシン本体1のフレーム1aには固
定片75が取付てあり、係止部材55bの先端が固定片
75に当接した後、スライド体53がさらに前進する
と、係止部材55bはスプリング55eの力に抗して回
動し、係止爪55cが固定片75に係合するため、スラ
イド体53はその位置から後退することができなくな
る。なお、ルーパ4が反転して係止解除爪55dが第2
突片73cにてはね上げられると、その係合が解除され
てスライド体53が後退可能になる。
【0043】次に、上記のように構成された縫着装置の
作用について説明する。ここで説明する例は、図16に
示す二重環縫の編目形式によりビーズBを縫着し、図1
5に示すような縁飾りを形成するものである。さて、容
器11に所定のビーズBを入れるとともに、ミシン本体
1の準備を整え、上糸T1 は上糸案内1b、天びん9等
を経てミシン針7bに通し、下糸T1は下糸案内1c等
を経てルーパ4に通した後、縫着装置を起動する。先
ず、ビーズ通し装置10を説明すると、往復駆動されて
いる移送部材13によって容器11内のビーズBが所定
の間隔で1個ずつシュート14上に移送される。そのビ
ーズBは回転する案内体15内を落下し、上針体18a
に載置された状態になり、図5及び図8参照、その位置
で接触子19d,19eから回転力が付与されて回転す
る。
【0044】この方法によると回転するビーズBの貫通
孔の開口が極めて短時間に上針体18aに合致し、その
ビーズBは上針体18aに外嵌した状態で落下する。こ
のとき、図9の(イ)〜(ニ)に示すように、上針体1
8aを支持する第1把持装置20の把持具21(21a
〜21d)は交互に開閉動作をしているので、ビーズB
は上針体18aを簡単に通過することができ、糸状部材
18cを通って下針体18bの下端部、すなわちスライ
ド体53の上面の所定位置に達する。なお、下針体18
bは、第1把持装置20と同じように作用する第2把持
装置40にて支持されていてビーズBを通過させる。
【0045】次に、供給装置50について説明する。供
給装置50は、連動機構71を介してミシン本体1のル
ーパ4や針棒7c等に同調するように駆動される。ここ
で、予め、ミシン本体1の関連する部位の動きについて
説明する。図14はタイミングチャートを示す図であ
り、この場合は同図の最上段に示した6編目が1ブロッ
クで、以降はその繰り返しとなる。同図B及びCに示す
ように、針棒7c、すなわちミシン針7bが上下動する
と、それに同調してルーパ4がルーパ台4aと一体で軸
5aを中心にして往復回動(左右揺動)する。また、針
棒7cは6回の上下動でミシン針7bを針板6の4本の
溝〜に順番に通すために布送り方向にほぼ直交する
面内で揺動し、同図A及びD参照、針棒7cの揺動に同
調してルーパ4がルーパ台4aと一体で第2軸5の軸方
向に前進/後退する。
【0046】そして、供給装置50のスライド体53
は、図14のEで示されるパターンで前進/後退をする
が、図13(a)に示す状態がタイミングチャート左端
Sに対応している。同図において、スライド体53は後
退した待機位置にあり、凹部54aから突出している支
持部材54bの先端部は下針体18bの直下に位置し、
凹部54a内に落下したビーズBが支持部材54bに外
嵌して転げ落ちないように支持されていて、針棒7cは
ほぼ最下端位置(下死点)にある。このとき、図16の
編目形式において対応する位置はS0 である。また、牽
引部材73は、被牽引部材56bと係合状態にある。
【0047】さて、この状態からルーパ4が、図4に示
す略左方向に揺動し始めるとその動きに同調して針棒7
cが上昇する。そして、図13(b)に示すように、牽
引部材73の第1係合部73aが被牽引部材56bの係
合爪56cに係合しているので、牽引部材73に引っ張
られてスライド体53が前進し、ルーパ4がほぼ左端ま
で揺動すると係止部材55bの係止爪55cが固定片7
5に係止し、スライド体53はその位置から後退するこ
とができなくなる。この間、後続のビーズB’はスライ
ド体53の上に落下するが、スライド体53に対して相
対的に摺動するのみである。
【0048】次に、ルーパ4が反転して右方向に揺動し
始めるとその動きに同調して針棒7cが下降し、牽引部
材73が右方向に移動する。スライド体53は、上述し
たように係止爪55cが固定片75に係止して停止して
いるので、図13(c)に示すように、第1係合部73
aが係合爪56cから離隔し、その分、第1突片73b
がスライド駒54の当接片54eを押し、支持部材54
bがビーズBの貫通孔から下方向に抜け出し(図12及
び図14のF参照)、これと入れ代わってミシン針7b
がビーズBに挿通する。そして次の瞬間には第2突片7
3cが係止部材55bの係止解除55dをはね上げるた
め、図13(d)に示すように、スライド体53は復帰
スプリング53aの作用で係合爪56cが第1係合部7
3aと当接する位置まで引き戻され、ミシン針7bが挿
通しているビーズBは残って凹部54aから解放される
ことになる。その後、スライド駒54cにはスプリング
54dの力が作用し、支持部材54bの先端が凹部54
a内で上向きに突出する状態に押し戻される。
【0049】引き続いてルーパ4が揺動して右端までく
ると、図13(e)に示すように、針棒7cが最下端位
置(下死点)まで下降する。このとき、ルーパ4は第2
軸5の軸方向に最も後退した位置にあり(図14のD参
照)、スライド体53も待機位置に後退する(図14の
E参照)。ほぼこの時点で第3突片73dが第1レバー
56eを押動し、第1レバー56eはリンク56fを介
して被牽引部材56bをスプリング56dの力に抗して
回動せしめ、係合爪56cが持ち上げられる。係合爪5
6cが持ち上げられると、第2レバー57aがスプリン
グ57bの作用で被牽引部材56bに係合して係合爪5
6cが下がらないように被牽引部材56bを保持する。
係合爪56cの上下動のタイミングは図14のGに示さ
れる。なお、後続のビーズB’は凹部54a内に落下し
て支持部材54bの先端部に外嵌する。
【0050】このようにして図14の編目1のステップ
が終わり、ビーズBの貫通孔へ上糸T1 が差し込まれて
ビーズBが半分逢いつけられた状態になる。ただし、図
16参照、ビーズBの逢着(編込み)は編目1と編目2
とでなされることになる。そして、ルーパ4が再度反転
して左方向に揺動するときには、上述したように牽引部
材73と被牽引部材56bとの係合が外れているので、
スライド体53は牽引されず待機位置に留まる一方、針
棒7cがルーパ4に同調して最上端位置(上死点)まで
上昇する。
【0051】以下、編目2〜編目6を形成するステップ
は、ビーズBが供給されない通常の二重環縫いである
(図14のタイミングチャート参照)。そして、その間
に、ルーパ4の前進動作に基づいて被牽引部材56bが
牽引可能状態に戻される。具体的には、図4参照、ルー
パ4が第2軸5と共に所定量前進すると、当接部材72
が案内溝62aの端部に当接し、レバー61を回動させ
て第2レバー57aを被牽引部材56bとの係合から外
し、それと同時にスプリング56dが作用して被牽引部
材56bを回動させる結果、係合爪56cが下方に位置
変位する。この場合、ルーパ4の揺動と共に前後にスラ
イドする牽引部材73は、第2軸5が所定の位置まで後
退していないので、図13(f)に概略を示すように、
第1係合部73aが係合爪56cに係合する前に反転す
るようになっており、両者が係合するのは図14のタイ
ミングチャート左端Sのタイミング、すなわち、次のサ
イクルの編目1のステップが始まる図13(a)の状態
においてである。なお、本例では、ルーパ4と第2軸5
の前後動により牽引部材73と被牽引部材56bの係脱
を制御しているが、これを他の機構に変えることもでき
る。要は図14のEに示すスライド体53の動きを実現
させる手段であれば良い。
【0052】以上、詳細に説明したように動作するビ−
ズ状物縫着装置によって、ビ−ズBの縫着が極めて高速
かつ確実になされる。しかも、供給装置50はミシン本
体1のルーパ台4aに従動し、ルーパ4及び針棒7cと
機械的に同調する構成とされているので、作動が安定
し、実用性の高い装置となる。
【0053】上記のビ−ズ状物縫着装置によって、ビー
ズBを布地Cに縫着した様子が図15に示される。同図
(a)は表から見た状態、(b)は裏から見た状態であ
る。この場合は、針板6の溝位置及びをミシン針7
bが通ったときに布地Cに縫い目ができるようにしてい
るが、これに限らず、布地Cの針板6に対する相対位置
は適宜に設定し得る。例えば、針板6の溝位置をミシ
ン針7bが通ったときにのみ布地Cに縫い込むようにし
て二重環縫いの編目形式による飾り縫いにより縁飾りを
形成し、6の編目からなる1ブロック略半円形状の縁飾
りD2 の中間位置にビーズBを編み込んだ装飾体W2
例が図18に示されている。なお、この図では、布地C
として帯状のテープ材を使用した例を示している。この
ようにテープ材を使用した装飾体W2 は取扱に便利で、
服地等に対する縫着が容易になる。
【0054】また、上記のビ−ズ状物縫着装置によっ
て、布地Cを用いず、糸T1 ,T2 を二重環縫いの編目
形式に編むとともに所定の編み目位置にビーズBを編み
込んで紐状の装飾体W1 を形成した例が図17に示され
る。この装飾体W1 はビーズBが所定の間隔に保持され
て位置がずれ難く、かつ全体として適度な伸縮性を有し
ているので使い易く、服飾や手芸その他の用途に好適で
ある。こうしてできた上述の装飾体W1 ,W2 等は一般
的に利用し易い形態であり、ビーズBを一つずつ縫着す
る手間が省け、専用の工業ミシン等がなくても衣服等に
ビーズのついた縁飾り等を設けることが可能になり、さ
らに、衣服の縁飾り以外にも様々な用途に利用できるの
で便利である。なお、前述したように、色や形の異なる
ビーズBを交互に、あるいは所望の配列で縫着すること
も簡単にでき、さらに意匠性を高めることもできる。
【0055】ところで、本実施形態においては、糸の数
は2本としたが、2本以上で二重環縫をする場合もあ
る。また、ミシン本体1はピコ縫いミシンを利用した
が、本発明はミシンの型式・種類に特に制限を受けるも
のではない。なお、上記の実施形態の他、当業者の知識
に基づき、種々の変更を加えた態様で本発明を実施し得
ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビ−ズ状物を布地等の基材に簡単かつ確実に縫着するこ
とができ、縫製作業の簡素化と能率アップを図ることが
可能になるという効果がある。
【0057】また、ビ−ズ状物を糸に通して所定間隔に
保持した紐状の装飾体あるいはビ−ズを基材に縫着して
なる装飾体を効率良く製作し、かつ比較的安価に提供す
ることが可能である。これらの装飾体は衣服の縁飾りと
して利用する他、様々な装飾用途に使用することができ
るので利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る縫着装置の斜視図であ
る。
【図2】ビ−ズ通し装置と第1把持装置を示す斜視図で
ある。
【図3】第2把持装置を示す斜視図である。
【図4】供給装置を説明する分解斜視図である。
【図5】ビ−ズ通し装置の作用を説明する斜視図であ
る。
【図6】把持具を示す斜視図である。
【図7】把持具を裏面側から見た斜視図である。
【図8】ビ−ズ通し装置と第1把持装置の作用を説明す
る断面図である。
【図9】第1及び第2把持装置の作用を説明する図であ
る。
【図10】ビーズ支持部を説明する要部拡大斜視図であ
る。
【図11】図10のI−I視図である。
【図12】図10のII−II線断面図であり、支持部
材が没入した状態を示す。
【図13】供給装置の作用を説明する断面図である。
【図14】タイミングチャートを示す図である。
【図15】二重環縫いの縁飾りによりビーズが縫着され
た様子を示し、(a)は上面図、(b)は下面図であ
る。
【図16】ビーズを有する二重環縫いの編目形式を説明
する図である。
【図17】ビ−ズを有する装飾体を示す図である。
【図18】ビ−ズを有する装飾体の別例を示す図であ
る。
【図19】(a)は二重環縫いの編目形式の一例を説明
する図であり、(b)はその二重環縫にて布地に縁飾り
を施した一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ミシン本体 4 ルーパ 7b ミシン針 7c 針棒 10 ビ−ズ通し装置 11 容器 18a 上針体 18c 下針体 20 第1把持装置 40 第2把持装置 50 供給装置 51 送り具 54 ビーズ支持部 54b 支持部材 55 係止部 56 被牽引部 73 牽引部材 B ビーズ C 布地 T1 上糸 T2 下糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−117861(JP,A) 特開 平1−139095(JP,A) 特開 平4−100957(JP,A) 特開 平8−38766(JP,A) 特開 平3−103283(JP,A) 特開 平7−229044(JP,A) 特開 昭57−128246(JP,A) 実開 昭63−50892(JP,U) 実開 昭59−193876(JP,U) 実開 平1−174197(JP,U) 特公 平6−104950(JP,B2) 特公 昭53−350(JP,B2) 実公 昭55−13113(JP,Y2) 岡登貞治・蜂須賀年子編「手芸の事 典」(昭42−6−10)東京堂出版p. 258−259 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 1/00 - 97/12 D05C 7/00 - 7/08 D05C 17/00 D04D 1/04 D04D 5/00 B44C 1/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン本体と、ビ−ズ状物を収容する容
    器と、その容器内のビ−ズ状物を針体に通す装置と、前
    記針体を通って案内されたビ−ズ状物を前記ミシン本体
    に一個ずつ供給する供給装置とを備えたビ−ズ状物縫着
    装置において、前記供給装置は、前記針体の直下位置と
    前記ミシン本体の針棒に装着されたミシン針の直下位置
    との間を往復動可能に形成されビ−ズ状物を送る送り具
    と、前記ミシン本体のルーパに連結する牽引部材と、そ
    の牽引部材と前記送り具を所定のタイミングで係脱せし
    める係脱手段とを備えているビ−ズ状物縫着装置。
  2. 【請求項2】 ミシン本体の針棒に装着されたミシン針
    直下位置に離接可能に形成される送り具であって、ビ
    −ズ状物を載置する受台と、この受台から上向きに出没
    可能に形成され突出状態においてビ−ズ状物の貫通孔に
    係合可能な支持部材とを有してなり、前記受台が前記
    シン針の直下に位置したときに前記支持部材を没入状態
    にさせて前記ビ−ズ状物を解放する解放手段を備えるこ
    とを特徴とするビ−ズ状物縫着装置に用いる送り具。
  3. 【請求項3】 上糸と下糸を二重環縫の編目形式に編ん
    で紐状に形成するに際し、その上糸によりビ−ズ状物を
    所定の編目位置に編み込んでなるビ−ズ状物を有する装
    飾体。
  4. 【請求項4】 基材の縁部に二重環縫の編目形式による
    飾り縫いが施され、かつ、その飾り縫いは上糸と下糸が
    当該基材を外れた位置で絡み合ってなる紐状部分を有し
    ており、この紐状部分においてその上糸によりビ−ズ状
    物が所定の編目位置に編み込まれているビ−ズ状物を有
    する装飾体。
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