JP2906067B2 - 空気入りスタッドレスタイヤ - Google Patents

空気入りスタッドレスタイヤ

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0041Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
    • B60C11/005Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気入りスタッドレスタイヤに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、氷雪路上を走行する際に使用する空気入りタイ
ヤは、トレッド部にスパイクを埋め込んだいわゆるスパ
イクタイヤが使用されていた。このスパイクタイヤは、
硬い氷雪路面で駆動・制動する際にスパイクを走行面に
食い込ませることにより駆動力や制動力を発生させるも
のである。しかしスパイクが路面を削って損傷し、また
その削り滓が粉塵公害を発生させるという問題を有する
ため、近時、いわゆるスタッドレスタイヤの開発が急が
れている。
従来使用されているスタッドレスタイヤは、トレッド
部のゴムに低温下でも柔軟な特性を有し、かつトレッド
面に第4図に示すようなブロックパターンを有するもの
が使われていた。即ち、スタッドレスタイヤ1のトレッ
ド面に、周方向の主溝21とタイヤ幅方向の主溝22とに囲
まれたブロック4を形成し、そのブロック4に、タイヤ
幅方向に薄いカーフ6を複数設けて、複数の小ブロック
8を形成したものが使用されている。
このようなタイヤが、第5図のように硬い氷雪路面を
R方向に進行中に制動すると、各小ブロック8は撓み、
そのエッジ部10を氷雪路面12に引っ掛けることにより制
動力を発生する。したがって、第6図のようにカーフ6
の数を増せば、エッジ部10が増えるので、更にエッジ効
果が高まり、いわゆる氷上性能を向上させることができ
る。
しかし、ブロック自体が柔軟なゴムから成るため、ブ
ロック剛性が不足しがちであり、その結果として偏摩耗
を発生し易く、かつ耐摩耗性もよくないという問題があ
った。特にエッジ効果を増すためカーフの数を増やすほ
ど、この傾向が高くなるという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は、以上の問題に着目して成されたものであ
り、氷雪上を走行する際に駆動時と制動時とのいずれに
対しても有効にタイヤが路面を掴む力を増大させること
ができるスタッドレスタイヤを提供することを目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するための本発明のスタッドレスタ
イヤの構成は、トレッド部に主溝によって区分されたブ
ロックパターンを基調とするトレッドパターンを有し、
ブロックにタイヤ幅方向のカーフを設けた空気入りスタ
ッドレスタイヤにおいて、前記トレッド部をJIS硬度Hs
が54〜62の表層ゴム部とJIS硬度Hsが68〜78のベースゴ
ム部とから構成すると共に、前記ブロックにおける前記
ベースゴム部と表層ゴム部との界面を前記主溝深さより
もトレッド面側で、かつ主溝深さの50%よりもタイヤケ
ーシング寄りで、かつ前記カーフの深さよりもトレッド
面側に位置させものである。
このように高硬度のゴムをベースゴム部とし、その上
の柔軟な表層ゴム部を放置したことにより、トレッド表
面を柔軟に保ちつつ、ブロック剛性を高めることができ
る。そのため、カーフ本数を増やすことが可能となり、
氷上性能を向上することができる。
本発明においてJIS硬度Hsとは、室温(25℃)で測定
されたときの値をいう。
前記ベースゴム部のJIS硬度Hsが68より小さくなる
と、本発明による剛性アップの効果が不十分になり、従
来の単層のトレッドゴムと本質的に変わらなくなる。ま
たHsが78より大きくなると耐クラック性が低下するので
好ましくない。また表層ゴム部の硬度Hsが62を越えると
凝着効果が十分に発揮されなくなるので、十分な駆動・
制動力が得られなくなる。また余り硬度Hsが低くなると
ベース部との硬度差が大きくなり、ブロック全体の剛性
を高める効果が減殺されるので、54以上にする。
スタッドレスタイヤは、少なくとも主溝深さ50%が摩
耗するまで氷雪走行機能を有することが求められる。し
たがってベースゴム部と表層ゴム部との境界は、主溝深
さの50%位置よりタイヤケーシング側で、かつカーフの
深さよりもトレッド面側になっている必要がある。
〔実施例〕
以下添付の図面を対照して一実施例により本発明を具
体的に説明する。
第1図、第2図に示すスタッドレスタイヤ1におい
て、トレッド部14は、JIS硬度Hsが68〜78の高硬度トレ
ッドゴムを使用したベースゴム部16とJIS硬度Hsが45〜6
2の柔軟なトレッドゴムから成る表層ゴム部18とで構成
されている。20はタイヤケーシング部(ベルト層のみ図
示)である。
上記トレッド部14には、タイヤ周方向を互いに斜めに
交差する主溝23と、ショルダー部にタイヤ幅方向に設け
た主溝24とに区分された多数のブロック4が形成されて
いる。各ブロック4は、タイヤ幅方向に複数のカーフ6
が主溝に抜けるように形成され、複数の小ブロック8を
形成している。
第1図において、Aは主溝深さを、Bはカーフ深さ
を、またCの表層ゴム部18の厚さを示す。Cは、トレッ
ド表面22からベースゴム部16と表層ゴム部18との境界面
(いわゆるプラットホームの位置に合致)24迄の距離を
表している。その境界面24が主溝23の深さAの50%より
タイヤケーシング部20側で、かつカーフ6の深さよりも
トレッド面側になっている。カーフ6は、深さが主溝深
さの50%を越えるように形成されている。即ち、表層ゴ
ム部18の厚さCは(C>0.5×A)の関係を有し、ま
た、カーフ深さBは(B>0.5×A)の関係を有してい
る。
次に、上述したスタッドレスタイヤ1の動作について
説明する。制動時には、第5図,第6図と同様にブロッ
ク4は、進行方向Rに対し前倒し状となる。しかし、ベ
ースゴム部16によって小ブロック8の剛性が向上してい
るので、氷雪路面12からの摩擦力に対する効力が大とな
り、各小ブロック8のエッジ部10によるエッジ効果が増
大するために氷上性能が向上する。
即ち、第3図に示す発明と第6図に示す従来例とを比
較すると、いずれも小ブロック8の幅及び数が同じであ
り、しかもタイヤ表層部のゴム硬度が同じであっても、
本発明の小ブロック8は、ベースゴム部16により第6図
に示す従来例よりもブロック剛性が高くなる。したがっ
て、エッジ部10が氷雪路面12に食い込み、より高い制動
力を得ることができ、しかも耐偏摩耗、耐摩耗性が向上
する。以上は制動時の動作で説明したが、駆動時の場合
も同様に駆動力を向上すると共に耐偏摩耗性、耐摩耗性
を向上する。
以上のとおり、ブロック4をベースゴム部16と表層ゴ
ム部18との2層構造とすることによって、カーフの数を
従来より10〜30%増加させることができる。
スタッドレスタイヤ1のブロックパターンは、第2図
に示すように、トレッドのセンターラインに対し線対称
であり、かつ任意のラジアル方向ラインに対しても線対
象である、いわゆる双方向特性を持つことが好ましい。
このよう双方向性パターンにすれば、駆動時、制動時の
いずれに対しても良好な排水性を発揮することができる
ようになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明のスタッドレスタイヤは、
トレッド表面を柔軟に保ちつつ、ブロック剛性を高める
ことがきるためにカーフ本数の増加が可能となり、氷上
性能を一層向上させることができ、また、前記のとおり
ブロック剛性を高めることができるので、耐偏摩耗性及
び耐摩耗性を向上させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるスタッドレスタイヤを
第2図のI−I矢線で示す部分断面図、第2図は同スタ
ッドレスタイヤトレッドパターンを示す部分展開図、第
3図は本発明による作用の説明図である。第4図は従来
のスタッドレスタイヤのトレッドパターンを示す部分展
開図、第5図及び第6図はそれぞれ従来のタイヤの作用
の説明図である。 1……スタッドレスタイヤ、21,22,23,24……主溝、4
……ブロック、6……カーフ、8……小ブロック、14…
…トレッド部、16……ベース部、18……表層部、20……
ケーシング部、22……トレッド面、24……界面。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 11/00 B60C 11/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部に主溝によって区分されたブロ
    ックパターンを基調とするトレッドパターンを有し、ブ
    ロックにタイヤ幅方向のカーフを設けた空気入りスタッ
    ドレスタイヤにおいて、 前記トレッド部をJIS硬度Hsが54〜62の表層ゴム部とJIS
    硬度Hsが68〜78のベースゴム部とから構成すると共に、
    前記ブロックにおける前記ベースゴム部と表層ゴム部と
    の界面を前記主溝深さよりもトレッド面側で、かつ主溝
    深さの50%よりもタイヤケーシング寄りで、かつ前記カ
    ーフの深さよりもトレッド面側に位置させた空気入りス
    タッドレスタイヤ。
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