JP2920811B2 - スタッドレスタイヤ - Google Patents
スタッドレスタイヤInfo
- Publication number
- JP2920811B2 JP2920811B2 JP5177670A JP17767093A JP2920811B2 JP 2920811 B2 JP2920811 B2 JP 2920811B2 JP 5177670 A JP5177670 A JP 5177670A JP 17767093 A JP17767093 A JP 17767093A JP 2920811 B2 JP2920811 B2 JP 2920811B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- layer
- tread
- cap
- siping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/0041—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
- B60C11/005—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレッド面にスタッド
を必要とせずに、良好な氷雪路面上の走行性能を備えた
スタッドレスタイヤに関する。
を必要とせずに、良好な氷雪路面上の走行性能を備えた
スタッドレスタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、氷雪路面上を走行する自動車にお
いては、トレッドにスタッドを埋め込んで成るスパイク
タイヤが多く用いられていた。ところが、スパイクタイ
ヤは消雪時の道路を走行する際に、路面をスタッド先端
で削るという問題があり、近年はスパイクタイヤの使用
を禁止する傾向にある。そこで、トレッド面にスタッド
を設けることなく氷雪路面上の走行性能を向上させたス
タッドレスタイヤが多く用いられるようになり、このよ
うなスタッドレスタイヤは、氷雪路面上の走行性能を向
上させるために、トレッド部に柔らかい配合のゴムが用
いられるとともに、トレッドパターンを構成するブロッ
クの表面に多数のサイピングが設けられている。
いては、トレッドにスタッドを埋め込んで成るスパイク
タイヤが多く用いられていた。ところが、スパイクタイ
ヤは消雪時の道路を走行する際に、路面をスタッド先端
で削るという問題があり、近年はスパイクタイヤの使用
を禁止する傾向にある。そこで、トレッド面にスタッド
を設けることなく氷雪路面上の走行性能を向上させたス
タッドレスタイヤが多く用いられるようになり、このよ
うなスタッドレスタイヤは、氷雪路面上の走行性能を向
上させるために、トレッド部に柔らかい配合のゴムが用
いられるとともに、トレッドパターンを構成するブロッ
クの表面に多数のサイピングが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスタッドレスタイヤにおいては、過度に柔らかいゴ
ムをトレッド部に用いる、或いは多すぎるサイピングを
設けると、却って氷雪路面上の走行性能を劣化せしめる
ばかりでなく、耐摩耗性及び耐偏摩耗性が低下すること
が経験的に知られていた。また、トレッドパターン及び
ブロック表面に設けるサイピングの数は試行錯誤により
経験的に設定されており、理論的に解明されていないた
め、例えば、タイヤサイズの異なるスタッドレスタイヤ
においては、それぞれ個々のタイヤについて経験的に解
明したトレッドパターン及びサイピングの数を決定しな
くてはならず、氷雪路面上の走行性能を確保するに十分
なブロック剛性を得られる適切なトレッドパターン及び
サイピンク数を定めることが困難であった。特に、最近
は、スパイクタイヤの装着禁止に伴って、スタッドレス
タイヤの走行によって磨かれた氷雪路面、或いは日中に
表面が溶けてより滑りやすくなった氷雪路面(所謂ミラ
ーバーン)を走行する必要があり、スタッドレスタイヤ
の氷雪路面上の走行性能の向上が一層要求されてきてい
る。
来のスタッドレスタイヤにおいては、過度に柔らかいゴ
ムをトレッド部に用いる、或いは多すぎるサイピングを
設けると、却って氷雪路面上の走行性能を劣化せしめる
ばかりでなく、耐摩耗性及び耐偏摩耗性が低下すること
が経験的に知られていた。また、トレッドパターン及び
ブロック表面に設けるサイピングの数は試行錯誤により
経験的に設定されており、理論的に解明されていないた
め、例えば、タイヤサイズの異なるスタッドレスタイヤ
においては、それぞれ個々のタイヤについて経験的に解
明したトレッドパターン及びサイピングの数を決定しな
くてはならず、氷雪路面上の走行性能を確保するに十分
なブロック剛性を得られる適切なトレッドパターン及び
サイピンク数を定めることが困難であった。特に、最近
は、スパイクタイヤの装着禁止に伴って、スタッドレス
タイヤの走行によって磨かれた氷雪路面、或いは日中に
表面が溶けてより滑りやすくなった氷雪路面(所謂ミラ
ーバーン)を走行する必要があり、スタッドレスタイヤ
の氷雪路面上の走行性能の向上が一層要求されてきてい
る。
【0004】本発明の目的は、氷雪路面上の走行性能を
向上させたスタッドレスタイヤを提供することである。
向上させたスタッドレスタイヤを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のスタッドレスタイヤは、トレッドの内部に配
設されたベルトのタイヤ半径方向外側に位置するトレッ
ドゴム層を、外側のキャップ層と、内側のベース層とで
形成し、トレッドゴム層の厚さd1とキャップ層の厚さ
d2との間に0.15<d2/d1<0.60が成立す
るとともに、キャップ層ゴム硬度CAP Hsとベース
層ゴム硬度BASEHsが、0℃において、50≦CA
P Hs≦60、60≦BASEHs≦75の範囲であ
り、トレッドゴム層の平均ゴム硬度Av(Hs)が式 Av(Hs)={(CAP Hs)×d1/d2}+
{(BASEHs)×(1−d1/d2)} で演算され、0℃において、52<Av(Hs)<63
の範囲であるタイヤであって、タイヤ全体におけるブロ
ックに設けられたサイピングの断面積の総和である総和
サイピング断面積m及びブロックの近似体積Wにおい
て、0.6<m/W<1.2の範囲のブロック単位体積
当たりのサイピング断面積密度を有するものである。な
お、上記ゴム硬度は、JIS K6253の「タイプA
デュロメータ」を用いて測定する。」
に本発明のスタッドレスタイヤは、トレッドの内部に配
設されたベルトのタイヤ半径方向外側に位置するトレッ
ドゴム層を、外側のキャップ層と、内側のベース層とで
形成し、トレッドゴム層の厚さd1とキャップ層の厚さ
d2との間に0.15<d2/d1<0.60が成立す
るとともに、キャップ層ゴム硬度CAP Hsとベース
層ゴム硬度BASEHsが、0℃において、50≦CA
P Hs≦60、60≦BASEHs≦75の範囲であ
り、トレッドゴム層の平均ゴム硬度Av(Hs)が式 Av(Hs)={(CAP Hs)×d1/d2}+
{(BASEHs)×(1−d1/d2)} で演算され、0℃において、52<Av(Hs)<63
の範囲であるタイヤであって、タイヤ全体におけるブロ
ックに設けられたサイピングの断面積の総和である総和
サイピング断面積m及びブロックの近似体積Wにおい
て、0.6<m/W<1.2の範囲のブロック単位体積
当たりのサイピング断面積密度を有するものである。な
お、上記ゴム硬度は、JIS K6253の「タイプA
デュロメータ」を用いて測定する。」
【0006】
【作用】d2 /d1 ≦0.15の場合、キャップ層の厚さd
2 がトレッドゴム層の厚さd1に対して過小であり、キ
ャップ層を設けたことによる効果が小さい。また、d2
/d1 ≧0.60の場合は、キャップ層の厚さd2 がトレッ
ドゴム層の厚さd1 に対して過大である、即ちベース層
の厚さが過小であり、ベース層を設けたことによる効果
が小さい。トレッドゴム層の平均ゴム硬度Av(Hs)≦52
の場合は、トレッドゴム層のゴムが柔らかすぎ、氷雪路
面上の走行性能を劣化せしめるばかりでなく、耐摩耗性
及び耐偏摩耗性が低下する。また、Av(Hs)≧63の場合
は、トレッドゴム層のゴムが硬すぎて、氷雪路面上にお
ける制動性能並びに加速性能が低下する。m/W≦0.6
では、ブロック内に設けられたサイピングが少なく、ブ
ロック表面と氷雪路面との接触面積の増加が不十分であ
り、上述のサイピングを設けた効果が得られず、また、
m/W≧1.2 では、サイピングが多すぎ、ブロックの剛
性が不足して十分な氷雪路面上の走行性能を得ることが
できない。
2 がトレッドゴム層の厚さd1に対して過小であり、キ
ャップ層を設けたことによる効果が小さい。また、d2
/d1 ≧0.60の場合は、キャップ層の厚さd2 がトレッ
ドゴム層の厚さd1 に対して過大である、即ちベース層
の厚さが過小であり、ベース層を設けたことによる効果
が小さい。トレッドゴム層の平均ゴム硬度Av(Hs)≦52
の場合は、トレッドゴム層のゴムが柔らかすぎ、氷雪路
面上の走行性能を劣化せしめるばかりでなく、耐摩耗性
及び耐偏摩耗性が低下する。また、Av(Hs)≧63の場合
は、トレッドゴム層のゴムが硬すぎて、氷雪路面上にお
ける制動性能並びに加速性能が低下する。m/W≦0.6
では、ブロック内に設けられたサイピングが少なく、ブ
ロック表面と氷雪路面との接触面積の増加が不十分であ
り、上述のサイピングを設けた効果が得られず、また、
m/W≧1.2 では、サイピングが多すぎ、ブロックの剛
性が不足して十分な氷雪路面上の走行性能を得ることが
できない。
【0007】
【実施例】実施例を図を参照して説明する。図1におい
て、スタッドレスタイヤ1は、環状のトレッド2と、ト
レッド2の両端からタイヤ半径方向内側に延びる一対の
サイドウォール3と、サイドウォール3の内端に形成さ
れたビード部4と、ビード部4内に埋設されたビードコ
ア5と、トレッド2及びサイドウォール3を貫通して延
設され両端がビードコア5周りに巻き上げられたカーカ
ス6と、トレッド2の内部でカーカス6のタイヤ半径方
向外側に配設された環状のベルト7とを備えている。ト
レッド2は、ベルト7のタイヤ半径方向外側即ち接地面
側のトレッドゴム層21が、外側即ち接地面側のキャップ
層22と、内側即ちベルト7側のベース層23とから形成さ
れている。
て、スタッドレスタイヤ1は、環状のトレッド2と、ト
レッド2の両端からタイヤ半径方向内側に延びる一対の
サイドウォール3と、サイドウォール3の内端に形成さ
れたビード部4と、ビード部4内に埋設されたビードコ
ア5と、トレッド2及びサイドウォール3を貫通して延
設され両端がビードコア5周りに巻き上げられたカーカ
ス6と、トレッド2の内部でカーカス6のタイヤ半径方
向外側に配設された環状のベルト7とを備えている。ト
レッド2は、ベルト7のタイヤ半径方向外側即ち接地面
側のトレッドゴム層21が、外側即ち接地面側のキャップ
層22と、内側即ちベルト7側のベース層23とから形成さ
れている。
【0008】図2において、ベルト7の外側面からトレ
ッド2の接地面までの距離であるトレッドゴム層21の
厚さd1と、ブロックにおけるキャップ層22の厚さd
2とが0.15<d2/d1<0.60 が成立し、キャップ層22のキャップ層ゴム硬度CAP
Hsと、ベース層23のベース層ゴム硬度BASEH
sとが、0℃において、 50≦CAP Hs≦60 60≦BASEHs≦75 の範囲にあり、キャップ層ゴム硬度CAP Hsと、ベ
ース層ゴム硬度BASEHsと、キャップ層22のトレ
ッドゴム層21内への配合割合d2/d1とによって定
まり、次式 Av(Hs)={(CAP Hs)×d1/d2}+
{(BASEHs)×(1−d1/d2)} で算出されるトレッドゴム層21の平均ゴム硬度Av
(Hs)が、0℃において、 52<Av(Hs)<63 の範囲にある。なお、上記ゴム硬度は、従来タイヤのゴ
ムの硬度測定に一般に使用されているJIS K625
3の「タイプAデュロメータ」を用いて測定する。
ッド2の接地面までの距離であるトレッドゴム層21の
厚さd1と、ブロックにおけるキャップ層22の厚さd
2とが0.15<d2/d1<0.60 が成立し、キャップ層22のキャップ層ゴム硬度CAP
Hsと、ベース層23のベース層ゴム硬度BASEH
sとが、0℃において、 50≦CAP Hs≦60 60≦BASEHs≦75 の範囲にあり、キャップ層ゴム硬度CAP Hsと、ベ
ース層ゴム硬度BASEHsと、キャップ層22のトレ
ッドゴム層21内への配合割合d2/d1とによって定
まり、次式 Av(Hs)={(CAP Hs)×d1/d2}+
{(BASEHs)×(1−d1/d2)} で算出されるトレッドゴム層21の平均ゴム硬度Av
(Hs)が、0℃において、 52<Av(Hs)<63 の範囲にある。なお、上記ゴム硬度は、従来タイヤのゴ
ムの硬度測定に一般に使用されているJIS K625
3の「タイプAデュロメータ」を用いて測定する。
【0009】d2 /d1 ≦0.15の場合は、キャップ層22
の厚さd2 がトレッドゴム層21の厚さd1 に対して過小
であり、キャップ層21を設けたことによる効果が小さ
い。また、d2 /d1 ≧0.60の場合は、キャップ層22の
厚さd2 がトレッドゴム層21の厚さd1 に対して過大で
ある、即ちベース層23の厚さが過小であり、ベース層23
を設けたことによる効果が小さい。トレッドゴム層21の
平均ゴム硬度Av(Hs)≦52の場合は、トレッドゴム層21
のゴムが柔らかすぎ、氷雪路面上の走行性能を低下せし
めるばかりでなく、耐摩耗性及び耐偏摩耗性が低下す
る。また、Av(Hs)≧63の場合は、トレッドゴム層21の
ゴムが硬すぎて、氷雪路面上における制動性能並びに加
速性能が低下する。
の厚さd2 がトレッドゴム層21の厚さd1 に対して過小
であり、キャップ層21を設けたことによる効果が小さ
い。また、d2 /d1 ≧0.60の場合は、キャップ層22の
厚さd2 がトレッドゴム層21の厚さd1 に対して過大で
ある、即ちベース層23の厚さが過小であり、ベース層23
を設けたことによる効果が小さい。トレッドゴム層21の
平均ゴム硬度Av(Hs)≦52の場合は、トレッドゴム層21
のゴムが柔らかすぎ、氷雪路面上の走行性能を低下せし
めるばかりでなく、耐摩耗性及び耐偏摩耗性が低下す
る。また、Av(Hs)≧63の場合は、トレッドゴム層21の
ゴムが硬すぎて、氷雪路面上における制動性能並びに加
速性能が低下する。
【0010】図3において、トレッド2の赤道面にタイ
ヤ周方向に延びる中央縦溝8と、中央縦溝8の両側で周
方向に延びる中間縦溝9及び外側縦溝10が設けられ、一
方のトレッド端2aから他方のトレッド端2aまでタイ
ヤ幅方向に延びる横溝11が設けられており、中央縦溝8
と中間縦溝9と横溝11とで中央ブロック12が、中間縦溝
9と外側縦溝10と横溝11とで中間ブロック13が、外側縦
溝10とトレッド端2aと横溝11でショルダーブロック14
が形成される。なお、中間縦溝9は、周方向に一直線上
ではなく、幅方向にずらして形成されているため、中間
縦溝9と横溝11との交差部において、ブロック12及び13
のエッジが周方向直線上に位置せず、互いにずれて配置
され、雪面、氷面上にエッジがくいこむ効果が増し、グ
リップ性能を向上させている。
ヤ周方向に延びる中央縦溝8と、中央縦溝8の両側で周
方向に延びる中間縦溝9及び外側縦溝10が設けられ、一
方のトレッド端2aから他方のトレッド端2aまでタイ
ヤ幅方向に延びる横溝11が設けられており、中央縦溝8
と中間縦溝9と横溝11とで中央ブロック12が、中間縦溝
9と外側縦溝10と横溝11とで中間ブロック13が、外側縦
溝10とトレッド端2aと横溝11でショルダーブロック14
が形成される。なお、中間縦溝9は、周方向に一直線上
ではなく、幅方向にずらして形成されているため、中間
縦溝9と横溝11との交差部において、ブロック12及び13
のエッジが周方向直線上に位置せず、互いにずれて配置
され、雪面、氷面上にエッジがくいこむ効果が増し、グ
リップ性能を向上させている。
【0011】中央ブロック12に中央縦溝8と中間縦溝9
に両端が連通するサイピング15が、中間ブロック7に中
間縦溝9と外側縦溝10に両端が連通するサイピング16
が、ショルダーブロック14に外側縦溝10とトレッド端2
aに両端が連通するサイピング17がそれぞれ3〜5本
(本実施例では4本)設けられており、それ以外のサイ
ピング或いは切込みを設けることはない。これらのサイ
ピングにより、ブロック表面と氷雪路面との接触面積を
増加させて、氷雪路面上のグリップ性能を向上させると
ともに、氷雪路面を掘り起こす効果により、氷雪路面上
のトラクション性能を向上させている。また、サイピン
グが縦溝に連通しないと、上述のサイピングの効果が大
幅に減少するものであるから、各サイピングは少なくと
も一端が縦溝に連通する。
に両端が連通するサイピング15が、中間ブロック7に中
間縦溝9と外側縦溝10に両端が連通するサイピング16
が、ショルダーブロック14に外側縦溝10とトレッド端2
aに両端が連通するサイピング17がそれぞれ3〜5本
(本実施例では4本)設けられており、それ以外のサイ
ピング或いは切込みを設けることはない。これらのサイ
ピングにより、ブロック表面と氷雪路面との接触面積を
増加させて、氷雪路面上のグリップ性能を向上させると
ともに、氷雪路面を掘り起こす効果により、氷雪路面上
のトラクション性能を向上させている。また、サイピン
グが縦溝に連通しないと、上述のサイピングの効果が大
幅に減少するものであるから、各サイピングは少なくと
も一端が縦溝に連通する。
【0012】図4はサイピングに沿ったブロックの断面
図で、個別サイピング断面積mNを周辺部に網目を施し
た部分として示しており、タイヤ全体でサイピングをn
本設けたもの(N=1〜n)とすると、タイヤ全体にお
ける総和サイピング断面積mは、 m=m1+m2+m3+・・・+mn となる。ブロックの近似体積Wは、タイヤ外径D、平均
主溝深さp、トレッドの接地面におけるブロックのラン
ド比L及び接地幅TWの積として求められる。即ち、 W=D・p・L・TW・π なお、平均主溝深さpは、縦溝及び横溝から成るq本
(上記実施例では6本)の主溝のそれぞれの深さp
M(但し、M=1〜q)の平均値であり、 p=(p1+p2+p3+・・・+pq)/q で算出される。上記算出された総和サイピング断面積m
とブロックの近似体積Wを、 0.6<m/W<1.2 の範囲に定めることにより、氷雪路面上の走行性能を向
上させることができる。
図で、個別サイピング断面積mNを周辺部に網目を施し
た部分として示しており、タイヤ全体でサイピングをn
本設けたもの(N=1〜n)とすると、タイヤ全体にお
ける総和サイピング断面積mは、 m=m1+m2+m3+・・・+mn となる。ブロックの近似体積Wは、タイヤ外径D、平均
主溝深さp、トレッドの接地面におけるブロックのラン
ド比L及び接地幅TWの積として求められる。即ち、 W=D・p・L・TW・π なお、平均主溝深さpは、縦溝及び横溝から成るq本
(上記実施例では6本)の主溝のそれぞれの深さp
M(但し、M=1〜q)の平均値であり、 p=(p1+p2+p3+・・・+pq)/q で算出される。上記算出された総和サイピング断面積m
とブロックの近似体積Wを、 0.6<m/W<1.2 の範囲に定めることにより、氷雪路面上の走行性能を向
上させることができる。
【0013】m/W≦0.6 では、ブロック内に設けられ
たサイピングが少なく、ブロック表面と氷雪路面との接
触面積の増加が不十分であり、上述のサイピングを設け
た効果が得られず、また、m/W≧1.2 では、サイピン
グが多すぎ、ブロックの剛性が不足して十分な氷雪路面
上の走行性能を得ることができない。なお、総和サイピ
ング断面積mを適正な値にするためには、個別サイピン
グ断面積mN を大きくとる必要があり、また、サイピン
グはブロックの軸方向長さより長くすることが上記の効
果を向上させるために望ましいから、図3に示すよう
に、波形或いはジグザグ状に形成することが望ましい。
たサイピングが少なく、ブロック表面と氷雪路面との接
触面積の増加が不十分であり、上述のサイピングを設け
た効果が得られず、また、m/W≧1.2 では、サイピン
グが多すぎ、ブロックの剛性が不足して十分な氷雪路面
上の走行性能を得ることができない。なお、総和サイピ
ング断面積mを適正な値にするためには、個別サイピン
グ断面積mN を大きくとる必要があり、また、サイピン
グはブロックの軸方向長さより長くすることが上記の効
果を向上させるために望ましいから、図3に示すよう
に、波形或いはジグザグ状に形成することが望ましい。
【0014】また、中央ブロック12と中間ブロック13の
各周方向ブロック列において、1つおきに各ブロック1
2,13は、タイヤ回転軸方向外側に、上記各溝8,9,1
0,11よりも浅く形成された副溝12a,13aを介して、
周方向を長辺、回転軸方向を短辺とする副ブロック18,
19を備えており、副ブロック18と19とは互いに周方向に
ブロック1個ずつずれて配設されている。副ブロック1
8,19を設けたことにより、氷雪路面上の走行性能を向
上させるとともに、トレッドパターンの横剛性を高くし
て、操縦安定性を向上させることができる。
各周方向ブロック列において、1つおきに各ブロック1
2,13は、タイヤ回転軸方向外側に、上記各溝8,9,1
0,11よりも浅く形成された副溝12a,13aを介して、
周方向を長辺、回転軸方向を短辺とする副ブロック18,
19を備えており、副ブロック18と19とは互いに周方向に
ブロック1個ずつずれて配設されている。副ブロック1
8,19を設けたことにより、氷雪路面上の走行性能を向
上させるとともに、トレッドパターンの横剛性を高くし
て、操縦安定性を向上させることができる。
【0015】次に、本発明を適用したタイヤである実施
例と、諸条件が異なるタイヤである比較例とによる実験
結果について述べる。実施例1は、0℃において、キャ
ップ層ゴム硬度CAP Hs=55、ベース層ゴム硬度BASEHs=
65、平均ゴム硬度Av(Hs)=58とし、トレッドゴム層の
配分割合であるd2 /d1 =0.70、総和サイピング断面
積m=1300cm2 、ブロックの近似体積W=1870cm2 、m
/W=0.7 としたものである。実施例2は、総和サイピ
ング断面積m=2100cm2 のみが異なり、他の諸元を実施
例1と同じとし、m/W=1.1 としたものである。実施
例3は、0℃において、キャップ層ゴム硬度CAP Hs=5
5、ベース層ゴム硬度BASEHs=65、平均ゴム硬度Av(H
s)=60とし、トレッドゴム層の配分割合であるd2 /
d1 =0.50、総和サイピング断面積m=2100cm2 、ブロ
ックの近似体積W=1870cm2 、m/W=1.1 としたもの
である。実施例4は、総和サイピング断面積m=2600cm
2 のみが異なり、他の諸元を実施例3と同じとし、m/
W=1.4 としたものである。
例と、諸条件が異なるタイヤである比較例とによる実験
結果について述べる。実施例1は、0℃において、キャ
ップ層ゴム硬度CAP Hs=55、ベース層ゴム硬度BASEHs=
65、平均ゴム硬度Av(Hs)=58とし、トレッドゴム層の
配分割合であるd2 /d1 =0.70、総和サイピング断面
積m=1300cm2 、ブロックの近似体積W=1870cm2 、m
/W=0.7 としたものである。実施例2は、総和サイピ
ング断面積m=2100cm2 のみが異なり、他の諸元を実施
例1と同じとし、m/W=1.1 としたものである。実施
例3は、0℃において、キャップ層ゴム硬度CAP Hs=5
5、ベース層ゴム硬度BASEHs=65、平均ゴム硬度Av(H
s)=60とし、トレッドゴム層の配分割合であるd2 /
d1 =0.50、総和サイピング断面積m=2100cm2 、ブロ
ックの近似体積W=1870cm2 、m/W=1.1 としたもの
である。実施例4は、総和サイピング断面積m=2600cm
2 のみが異なり、他の諸元を実施例3と同じとし、m/
W=1.4 としたものである。
【0016】比較例1は、総和サイピング断面積m=75
0 cm2 のみが異なり、他の諸元を実施例1と同じとし、
m/W=0.4 としたものである。比較例2は、総和サイ
ピング断面積m=2600cm2 のみが異なり、他の諸元を実
施例1と同じとし、m/W=1.4 としたものである。比
較例3は、総和サイピング断面積m=3000cm2 のみが異
なり、他の諸元を実施例1と同じとし、m/W=1.6 と
したものである。比較例4は、0℃において、キャップ
層ゴム硬度CAP Hs=63、ベース層ゴム硬度BASEHs=65、
平均ゴム硬度Av(Hs)=64とし、トレッドゴム層の配分
割合であるd2 /d1 =0.52、総和サイピング断面積m
=2100cm2 、ブロックの近似体積W=1870cm2 、m/W
=1.1 としたものである。比較例5は、総和サイピング
断面積m=2600cm2 のみが異なり、他の諸元を比較例4
と同じとし、m/W=1.4 としたものである。比較例6
は、0℃において、キャップ層ゴム硬度CAP Hs=55、ベ
ース層ゴム硬度BASEHs=65、平均ゴム硬度Av(Hs)=57
とし、トレッドゴム層の配分割合であるd2 /d1 =0.
80、総和サイピング断面積m=2100cm2 、ブロックの近
似体積W=1870cm2 、m/W=1.1 としたものである。
0 cm2 のみが異なり、他の諸元を実施例1と同じとし、
m/W=0.4 としたものである。比較例2は、総和サイ
ピング断面積m=2600cm2 のみが異なり、他の諸元を実
施例1と同じとし、m/W=1.4 としたものである。比
較例3は、総和サイピング断面積m=3000cm2 のみが異
なり、他の諸元を実施例1と同じとし、m/W=1.6 と
したものである。比較例4は、0℃において、キャップ
層ゴム硬度CAP Hs=63、ベース層ゴム硬度BASEHs=65、
平均ゴム硬度Av(Hs)=64とし、トレッドゴム層の配分
割合であるd2 /d1 =0.52、総和サイピング断面積m
=2100cm2 、ブロックの近似体積W=1870cm2 、m/W
=1.1 としたものである。比較例5は、総和サイピング
断面積m=2600cm2 のみが異なり、他の諸元を比較例4
と同じとし、m/W=1.4 としたものである。比較例6
は、0℃において、キャップ層ゴム硬度CAP Hs=55、ベ
ース層ゴム硬度BASEHs=65、平均ゴム硬度Av(Hs)=57
とし、トレッドゴム層の配分割合であるd2 /d1 =0.
80、総和サイピング断面積m=2100cm2 、ブロックの近
似体積W=1870cm2 、m/W=1.1 としたものである。
【0017】次に、実験結果を表1及び表2に示す。な
お、制動試験は時速40kmからのロック制動距離、加速試
験は停止位置から50m通過に要する時間を計測し、表1
においては比較例3を、表2においては比較例6を100
とした指数で示しており、指数が大きいほど性能が良好
であることを示す。 〔表1〕 比較例1 実施例1 実施例2 比較例2 比較例3 CAP Hs(0℃) 55 ← ← ← ← BASEHs(0℃) 65 ← ← ← ← d2 /d1 0.70 ← ← ← ← Av(Hs)(0℃) 58 ← ← ← ← m(cm2) 750 1300 2100 2600 3000 W(cm2) 1870 ← ← ← ← m/W 0.4 0.7 1.1 1.4 1.6 〔性能試験〕 雪上制動指数 95 107 104 101 100 氷上制動指数 97 105 108 99 100 表1の結果を図5のグラフに示す。上記実験結果から、
m/Wの最適領域が、0.6 <m/W<1.2 であることが
判明する。
お、制動試験は時速40kmからのロック制動距離、加速試
験は停止位置から50m通過に要する時間を計測し、表1
においては比較例3を、表2においては比較例6を100
とした指数で示しており、指数が大きいほど性能が良好
であることを示す。 〔表1〕 比較例1 実施例1 実施例2 比較例2 比較例3 CAP Hs(0℃) 55 ← ← ← ← BASEHs(0℃) 65 ← ← ← ← d2 /d1 0.70 ← ← ← ← Av(Hs)(0℃) 58 ← ← ← ← m(cm2) 750 1300 2100 2600 3000 W(cm2) 1870 ← ← ← ← m/W 0.4 0.7 1.1 1.4 1.6 〔性能試験〕 雪上制動指数 95 107 104 101 100 氷上制動指数 97 105 108 99 100 表1の結果を図5のグラフに示す。上記実験結果から、
m/Wの最適領域が、0.6 <m/W<1.2 であることが
判明する。
【0018】 〔表2〕 実施例3 比較例4 実施例4 比較例5 比較例6 CAP Hs(0℃) 55 63 55 63 55 BASEHs(0℃) 65 65 65 65 65 d2 /d1 0.50 0.52 0.50 0.52 0.80 Av(Hs)(0℃) 60 64 60 64 57 m(cm2) 2100 2100 2600 2600 2100 W(cm2) 1870 ← ← ← ← m/W 1.1 1.1 1.4 1.4 1.1 〔性能試験〕 雪上制動指数 108 94 101 91 100 氷上制動指数 105 95 106 92 100 雪上加速指数 104 95 104 93 100 氷上加速指数 104 92 106 94 100 表2の結果を図6及び図7に示す。
【0019】上記実験結果から、トレッドゴム層の平均
ゴム硬度Av(Hs)が過大であるタイヤ(比較例4と5)
よりも、本発明を適用したタイヤ(実施例3と4)の氷
雪路面上における制動性能(図6a参照)並びに加速性
能(図6b参照)が良好であることが明らかである。ま
た、平均ゴム硬度Av(Hs)が本発明の範囲内であるタイ
ヤ(実施例3と4)並びに範囲外であるタイヤ(比較例
4と5)において、m/Wが1.1 を超えると氷雪路面上
の制動性能並びに加速性能が低下することが判る。さら
に、図7では、m/W=1.1 (本発明の範囲内)である
タイヤ(実施例3及び比較例4と6)において、トレッ
ドゴム層の平均ゴム硬度Av(Hs)が60(実施例3)で最
高の性能を有し、本発明の範囲の下限値付近(比較例
4)及び上限値付近(比較例6)では氷雪路面上の制動
性能(図7a参照)並びに加速性能(図7b参照)が低
下している。
ゴム硬度Av(Hs)が過大であるタイヤ(比較例4と5)
よりも、本発明を適用したタイヤ(実施例3と4)の氷
雪路面上における制動性能(図6a参照)並びに加速性
能(図6b参照)が良好であることが明らかである。ま
た、平均ゴム硬度Av(Hs)が本発明の範囲内であるタイ
ヤ(実施例3と4)並びに範囲外であるタイヤ(比較例
4と5)において、m/Wが1.1 を超えると氷雪路面上
の制動性能並びに加速性能が低下することが判る。さら
に、図7では、m/W=1.1 (本発明の範囲内)である
タイヤ(実施例3及び比較例4と6)において、トレッ
ドゴム層の平均ゴム硬度Av(Hs)が60(実施例3)で最
高の性能を有し、本発明の範囲の下限値付近(比較例
4)及び上限値付近(比較例6)では氷雪路面上の制動
性能(図7a参照)並びに加速性能(図7b参照)が低
下している。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら以下に述べる効果を奏する。トレッドゴム層の厚さd
1 とキャップ層の厚さd2 との間に0.15<d2 /d1<
0.60が成立するとともに、キャップ層ゴム硬度CAP Hs
と、ベース層ゴム硬度BASEHsと、トレッドゴム層の平均
ゴム硬度Av(Hs)を、0℃において、50≦CAP Hs≦60、
60≦BASEHs≦75、52<Av(Hs)<63の範囲としたことに
より、トレッドゴムの硬さを適正に保ち、氷雪路面上の
走行性能を確保している。また、タイヤ全体におけるブ
ロックに設けられたサイピングの断面積の総和サイピン
グ断面積m及びブロックの近似体積Wにおいて、0.6 <
m/W<1.2 の範囲としたことにより、ブロックの剛性
を適正に保ち、ブロック表面と氷雪路面との接触面積を
増加させ、氷雪路面上のグリップ性能を向上させるとと
もに、氷雪路面を掘り起こす効果により、氷雪路面上の
トラクション性能を向上させている。
ら以下に述べる効果を奏する。トレッドゴム層の厚さd
1 とキャップ層の厚さd2 との間に0.15<d2 /d1<
0.60が成立するとともに、キャップ層ゴム硬度CAP Hs
と、ベース層ゴム硬度BASEHsと、トレッドゴム層の平均
ゴム硬度Av(Hs)を、0℃において、50≦CAP Hs≦60、
60≦BASEHs≦75、52<Av(Hs)<63の範囲としたことに
より、トレッドゴムの硬さを適正に保ち、氷雪路面上の
走行性能を確保している。また、タイヤ全体におけるブ
ロックに設けられたサイピングの断面積の総和サイピン
グ断面積m及びブロックの近似体積Wにおいて、0.6 <
m/W<1.2 の範囲としたことにより、ブロックの剛性
を適正に保ち、ブロック表面と氷雪路面との接触面積を
増加させ、氷雪路面上のグリップ性能を向上させるとと
もに、氷雪路面を掘り起こす効果により、氷雪路面上の
トラクション性能を向上させている。
【図1】 本発明の実施例の断面図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
【図3】 本発明の実施例のトレッド展開図である。
【図4】 本発明を適用したブロックのサイピングに沿
った断面図である。
った断面図である。
【図5】 表1の結果を示すグラフである。
【図6】 表2の結果を示すグラフである。
【図7】 表2の結果を示すグラフである。
1 スタッドレスタイヤ、2 トレッド、7 ベルト、
21 トレッドゴム 22 キャップ層、23 ベース層、2a トレッド端 8 中央縦溝、9 中間縦溝、10 外側縦溝、11 横
溝、12 中央ブロック 13 中間ブロック、14 ショルダーブロック、15,16,
17 サイピング
21 トレッドゴム 22 キャップ層、23 ベース層、2a トレッド端 8 中央縦溝、9 中間縦溝、10 外側縦溝、11 横
溝、12 中央ブロック 13 中間ブロック、14 ショルダーブロック、15,16,
17 サイピング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−169723(JP,A) 特開 昭63−219404(JP,A) 実開 昭61−15605(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 11/00,11/12,11/11
Claims (1)
- 【請求項1】 トレッドの内部に配設されたベルトのタ
イヤ半径方向外側に位置するトレッドゴム層を、外側の
キャップ層と、内側のベース層とで形成し、トレッドゴ
ム層の厚さd1とキャップ層の厚さd2との間に0.1
5<d2/d1<0.60が成立するとともに、キャッ
プ層ゴム硬度CAP Hsとベース層ゴム硬度BASE
Hsが、0℃において、50≦CAP Hs≦60、6
0≦BASEHs≦75の範囲であり、トレッドゴム層
の平均ゴム硬度Av(Hs)が式 Av(Hs)={(CAP Hs)×d1/d2}+
{(BASEHs)×(1−d1/d2)} で演算され、0℃において、52<Av(Hs)<63
の範囲であるタイヤであって、タイヤ全体におけるブロ
ックに設けられたサイピングの断面積の総和である総和
サイピング断面積m及びブロックの近似体積Wにおい
て、0.6<m/W<1.2の範囲のブロック単位体積
当たりのサイピング断面積密度を有することを特徴とす
るスタッドレスタイヤ。なお、上記ゴム硬度は、JIS
K6253の「タイプAデュロメータ」を用いて測定
する。」
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177670A JP2920811B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | スタッドレスタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177670A JP2920811B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | スタッドレスタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079816A JPH079816A (ja) | 1995-01-13 |
JP2920811B2 true JP2920811B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16035060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5177670A Expired - Fee Related JP2920811B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | スタッドレスタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920811B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6408911B1 (en) | 1995-06-08 | 2002-06-25 | Bridgestone Corporation | Studless pneumatic tire including block-shaped island portions each having sipes |
JP4578842B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2010-11-10 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP4220542B2 (ja) * | 2006-10-25 | 2009-02-04 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5693124B2 (ja) * | 2010-10-04 | 2015-04-01 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
CN113103827B (zh) * | 2021-04-15 | 2023-03-31 | 安徽佳通乘用子午线轮胎有限公司 | 一种具有胎冠高耐久性能的全钢轮胎 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6115605U (ja) * | 1984-07-02 | 1986-01-29 | 住友ゴム工業株式会社 | スノ−用タイヤ |
JPS63219404A (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2906067B2 (ja) * | 1989-11-29 | 1999-06-14 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りスタッドレスタイヤ |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5177670A patent/JP2920811B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH079816A (ja) | 1995-01-13 |
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