JP2883318B2 - Isdn端末装置 - Google Patents

Isdn端末装置

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JP2883318B2
JP2883318B2 JP9134515A JP13451597A JP2883318B2 JP 2883318 B2 JP2883318 B2 JP 2883318B2 JP 9134515 A JP9134515 A JP 9134515A JP 13451597 A JP13451597 A JP 13451597A JP 2883318 B2 JP2883318 B2 JP 2883318B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDNを伝送路
として用いてデータ伝送を行うISDN端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDN(サービス統合デジタル
通信網)が整備されつつあり、このISDNを使用して
データをやりとりするデータ端末装置も徐々に実用され
るようになってきている。
【0003】このISDNは、将来的には、従前のPS
TN(公衆電話回線網)を代替するものであるが、その
代替が完全に終了するまでは、ISDNとPSTNの双
方が使用されることになる。また、この場合、ISDN
とPSTNの相互乗り入れが考えられており、ISDN
に接続されているデータ端末装置と、PSTNに接続さ
れている同種のデータ端末装置がデータをやりとりする
ことが可能である。
【0004】ところで、ISDNやPSTNなど、オー
プンな公衆網にデータ端末装置を接続すると、不必要な
着呼に応答して、被害をこうむることがある。
【0005】例えば、電話機などでは、いたずら電話や
不要なセールス電話などで悩まされたり不快な思いをす
ることがあり、あるいは、ファクシミリ装置では、不要
なダイレクトメールが送付されたり、いやがらせの画像
が送られてきて、資源が無駄になったり、無人運転のフ
ァクシミリ装置を使用できないなどの不都合を生じるこ
とがある。
【0006】一方、ISDNにおいては、着呼時に着信
端末が受信する呼設定メッセージのなかに、発信端末の
電話番号をあらわす発番号情報要素が含まれているため
に、この発番号情報要素を用いることで着信応答する相
手端末を制限することができる。
【0007】すなわち、あらかじめ着信応答する相手端
末の発番号を全て登録しておき、未登録の発番号をもつ
呼設定メッセージを受信したときには、その着呼を無視
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方法では、着信応答する全ての相手端末の発番
号を登録するために、相手端末の数が多くなると、その
登録作業が煩雑になるという不都合を生じる。また、登
録する発番号の数が増えると、それだけ発番号の誤登録
の危険性が高くなり、誤登録された相手端末からの着信
に応答するという不都合を生じることがある。
【0009】さらに、相手端末の発番号が変更された場
合、その更新の作業が必要であるという不都合も生じ
る。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、着信応答する相手端末を適切に制限する
ことができ、また、そのための操作が容易なISDN端
末装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ISDNを伝
送路として用いてデータ伝送を行うISDN端末装置に
おいて、発サブアドレスを設定入力する発サブアドレス
設定入力手段と、着呼時の相手先を制限する選択受信モ
ードをユーザが手動でオンオフ設定する選択受信モード
設定手段と、選択受信モード設定時に着呼許可する相手
先を指定するための発サブアドレスを登録する受信選択
発サブアドレス登録手段を備え、発呼側では、発呼時に
上記発サブアドレス設定入力手段により設定入力された
発サブアドレスを呼設定メッセージに挿入し、着呼側で
は、ユーザが上記選択受信モード設定手段を操作して、
選択受信モードがオン設定されているとき、着呼検出し
たのちに受信した呼設定メッセージに、上記受信選択発
サブアドレス登録手段に登録されている発サブアドレス
が含まれているときに限り、それ以降の伝送手順処理を
実行する一方、ユーザが上記選択受信モード設定手段を
操作して、選択受信モードがオフ設定されているとき、
発サブアドレスに基づく着信拒否判定を行わないように
したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ4ファクシミリ装置を示している。
【0014】同図において、システム制御部1は、この
グループ4ファクシミリ装置全体の制御処理を実行する
ものであり、システムメモリ2は、このシステム制御部
1が実行する制御処理プログラムやその制御処理プログ
ラムに必要な種々のデータなどを記憶するものである。
パラメータメモリ3は、このグループ4ファクシミリ装
置に固有な各種の情報、例えば、短縮ダイアル情報や、
選択受信モード設定時に参照する発サブアドレスなどを
記憶するためのものである。
【0015】スキャナ4は、送信原稿を所定の解像度で
読み取るためのものであり、プロッタ5は、画像を所定
の解像度で記録出力するためのものである。
【0016】操作表示部6は、このファクシミリ装置を
操作するためのものであり、符号化復号化部7は、画信
号を符号化圧縮するとともに、圧縮されている画情報を
元の画信号に復号化するためのものである。
【0017】画像蓄積装置8は、符号化圧縮された状態
の画情報を蓄積するためのものであり、グループ4伝送
制御部9は、グループ4ファクシミリ装置の伝送制御手
順処理を実行するためのものであり、ISDN回線制御
部10は、ISDNの基本インタフェース機能の回線制
御処理を実現するためのものであり、ISDNインタフ
ェース回路11は、このグループ4ファクシミリ装置を
ISDNに接続するためのものである。
【0018】ここで、ISDN回線制御部10はISD
Nのレイヤ3の回線制御機能を実現し、ISDNインタ
フェース回路11はISDNのレイヤ1,2の回線制御
機能を実現している。
【0019】システム制御部1、システムメモリ2、パ
ラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表示
部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、および、グ
ループ4ファクシミリ伝送制御部9は、システムバス1
2を介して相互に必要な種々の情報をやりとりしてい
る。
【0020】また、グループ4ファクシミリ伝送制御部
9、ISDN回線制御部10、および、ISDNインタ
フェース回路11は、ローカルバス13を用いてDチャ
ネル(信号チャネル)上の信号をやりとりするととも
に、ローカルバス14を用いてBチャネル(情報チャネ
ル)上の情報をやりとりしている。また、このローカル
バス13,14は、システムバス12にも接続されてお
り、ISDN回線制御部10およびISDNインタフェ
ース回路11は、ローカルバス13,14およびシステ
ムバス12介して、システム制御部1と必要な種々の情
報のやりとりを行う。
【0021】図2は、操作表示部6の操作面の一例を示
している。
【0022】同図において、スタートキー6aは、ファ
クシミリ装置の送信動作および受信動作を開始させるた
めのものであり、ストップキー6bは、ファクシミリ装
置の動作を停止させるためのものである。
【0023】テンキー6cは、電話番号や短縮ダイアル
などの数値情報を操作入力するためのものであり、選択
受信モードキー6dは、着信応答する相手端末を制限す
る選択受信モードを設定するためのものである。
【0024】発サブアドレスキー6eは、選択受信モー
ド時に相手端末を制限するための発サブアドレス、ある
いは、発信時に呼設定メッセージ(後述)に含める発サ
ブアドレスを登録するためのものである。
【0025】エンターキー6fは、テンキー6cを用い
て入力した数値情報を確定し、内部に取り込むタイミン
グを設定するためのものである。
【0026】液晶表示器6gは、ファクシミリ装置から
オペレータへの操作ガイダンスメッセージや、使用料金
などの種々の表示情報を表示出力するためのものであ
る。
【0027】ここで、このグループ4ファクシミリ装置
などのISDN端末装置が行なう基本的なデータ伝送手
順を説明する。
【0028】図3に示すように、発端末は、まず、呼設
定メッセージSETUPをISDNに送出して着端末と
の呼設定を要求し、ISDNは、指定された着端末に呼
設定メッセージSETUPを送出して発呼する。また、
ISDNは、呼設定状況を通知するための呼設定受付メ
ッセージCALL_PROCを発端末に送出する。
【0029】着端末は、着信検出するとISDNに呼出
メッセージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセ
ージALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始
したことを通知する。
【0030】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセー
ジCONNを発端末に送出して着端末が呼を受け付けた
ことを通知する。
【0031】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送のた
めの情報チャネルが確立する。
【0032】これにより、発端末と着端末との相互間で
のデータ伝送が、おのおのの伝送機能に設定された伝送
制御手順により実行される。例えば、グループ4ファク
シミリ装置では、グループ4ファクシミリ伝送制御手順
に基づいたデータ伝送が行なわれる。
【0033】そして、データ伝送を終了すると、発端末
が切断メッセージDISCをISDNに送出して情報チ
ャネルの解放を要求し、ISDNが切断メッセージDI
SCを着端末に送出して情報チャネルの復旧を通知す
る。
【0034】これにより、着端末がチャネル切断完了を
通知する解放メッセージRELをISDNに応答する
と、ISDNから発端末に解放メッセージRELが送出
される。
【0035】発端末は、チャネル解放が完了すると解放
完了メッセージREL_COMPをISDNに送出して
その旨を通知し、それにより、ISDNは解放完了メッ
セージREL_COMPを着端末に送出して、情報チャ
ネルの解放が成立し、発端末と着端末との間に設定され
ていた情報チャネルが完全に解放される。
【0036】このようにして、発端末と着端末との間に
情報チャネルが設定され、データ伝送が行なわれ、情報
チャネルが解放される。
【0037】さて、呼設定用のおのおののメッセージ
は、図4(a)に示すように、レイヤ3呼制御メッセー
ジを規定するプロトコル仕様(フォーマット、シーケン
スなど)を識別するためのプロトコル識別子、そのメッ
セージがどの呼に関与するもとであるかを識別するため
の呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別するため
のメッセージタイプ、おのおののメッセージに必ず付加
される必須情報要素、および、おのおののメッセージに
必要に応じて付加される付加情報要素からなる。なお、
必須情報要素は、メッセージタイプに応じて0,1,ま
たは複数個が設定されており、付加情報要素は、その状
況に応じて0,1または複数個が配置される。
【0038】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「経過識別
子」、「発番号」、「発サブアドレス」、「着番号」、
「着サブアドレス」、「低位レイヤ整合性」、および、
「高位レイヤ整合性」などの情報要素をもつ。
【0039】なお、呼設定メッセージSETUPの付加
情報要素は、そのときの状況に応じて、さらに多くの情
報要素が含まれる場合がある。
【0040】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0041】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0042】「経過識別子」情報要素は、呼の生起中に
発生したイベント、例えば、呼がISDNエンド・エン
ドでないこと、着端末が非ISDNであること、発端末
が非ISDN端末であることなどを表示するためのもの
である。
【0043】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
アドレス(番号)をあらわし、「発サブアドレス」情報
要素は、同一発番号を用いる複数の端末装置を識別する
ためのものである。ただし、本発明では、この「発サブ
アドレス」情報要素を、選択受信モード時に着信応答す
る発端末を識別するために使用している。
【0044】「着番号」情報要素は、着端末のISDN
アドレスをあらわし、「着サブアドレス」情報要素は、
同一着番号を用いる複数の端末装置を識別するためのも
のである。
【0045】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用するためのものであり、基
本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さら
に、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、さらに細
かい内容が含まれる。
【0046】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、グルー
プ2/グループ3ファクシミリ、グループ4ファクシミ
リ、ミックスモード、テレテックス、ビデオテックス、
テレックス、あるいは、メッセージ・ハンドリング・シ
ステムのいずれを端末機能として備えているのかを表示
するためのものである。
【0047】以上の構成で、このグループ4ファクシミ
リ装置のオペレータは、選択受信モードを設定したとき
に識別情報として用いる発サブアドレスを、あらかじめ
グループ4ファクシミリ装置に登録する。
【0048】この登録操作は、例えば、次のようにして
行う。
【0049】すなわち、グループ4ファクシミリ装置が
待機状態になっているとき、選択受信モードキー6dと
発サブアドレスキー6eを同時に押して、選択受信モー
ド時に識別情報として用いる発サブアドレスの登録状態
をセットする。
【0050】これにより、システム制御部1は、発サブ
アドレス登録のためのガイダンスメッセージを液晶表示
器6gに表示し、これにより、オペレータは、テンキー
6cを操作して、40桁までの発サブアドレスを入力
し、正しい発サブアドレスを入力すると、エンターキー
6fを押して、その入力した発サブアドレスを確定す
る。
【0051】これによって、システム制御部1は、その
ときに入力された発サブアドレスの情報を、受信選択発
サブアドレスとしてパラメータメモリ3に登録する。
【0052】この状態で、ISDN回線制御部10は、
着呼して、発端末からのレイヤ3起動要求を受けると、
第5図に示した処理を実行して、グループ4ファクシミ
リ伝送処理を行う。
【0053】すなわち、そのときにISDNインタフェ
ース回路11より入力したメッセージの「プロトコル識
別子」情報要素を取り出して、レイヤ3の呼制御メッセ
ージであるかどうかを調べる(判断101)。
【0054】判断101の結果がYESになるときに
は、「呼番号」情報要素を取り込み(処理102)、
「メッセージタイプ」情報要素の内容が呼設定メッセー
ジSETUPであるかどうかを調べる(判断103)。
【0055】判断103の結果がYESになるときに
は、「伝達能力」情報要素の内容を取り出して、自端末
に設定されている伝達能力に合致するかどうかを調べ
(判断104)、判断104の結果がYESになるとき
には、そのときに自端末が受信選択モードが設定されて
いるかどうかを調べる(判断105)。
【0056】ここで、あらかじめ操作表示部6の選択受
信モードキー6dがオンされていて、選択受信モードが
設定されているときには、判断105の結果がYESに
なり、これにより、「発サブアドレス」情報要素までの
情報要素を取り出して、それぞれの情報要素に対応した
処理を実行する(処理106)。
【0057】そして、「発サブアドレス」情報要素が含
まれているかどうかを調べ(判断107)、判断107
の結果がYESになるときには、ISDN回線制御部1
0は、システム制御部1より自端末に登録されている受
信選択発サブアドレスの読み出しを要求し、それによっ
て、システム制御部1より通知された内容と、このとき
に受信した呼設定メッセージSETUPに含まれていた
「発サブアドレス」情報要素の内容が一致するかどうか
を調べる(判断108)。
【0058】判断108の結果がYESになるときに
は、「低位レイヤ整合性」情報要素までの情報要素を取
り出して、それぞれの情報要素に対応した処理を実行す
る(処理109)。
【0059】そして、「低位レイヤ整合性」情報要素が
含まれているかどうかを調べ(判断110)、判断11
0の結果がYESになるときには、その「低位レイヤ整
合性」情報要素の内容が、自端末の低位レイヤ整合性と
一致し、通信可能性があるかどうかを調べる(判断11
1)。
【0060】判断111の結果がYESになるときに
は、「高位レイヤ整合性」情報要素が含まれているかど
うかを調べ(判断112)、判断112の結果がYES
になるときには、その「高位レイヤ整合性」情報要素の
内容が、自端末の高位レイヤ整合性と一致し、通信可能
性があるかどうかを調べる(判断113)。
【0061】判断113の結果がYESになるときに
は、状況に応じて、呼び出しメッセージALERTある
いは応答メッセージCONNを送出し(処理114)、
後続の処理に移行する。
【0062】また、プロトコル識別子が一致せず、判断
101の結果がNOになるときには、その着呼を無視し
(処理115)、着呼待機状態に復帰する。
【0063】このような着呼の無視は、伝達能力が合致
しないで判断104の結果がNOになるとき、選択受信
モードが設定されているにもかかわらず呼設定メッセー
ジSETUPに発サブアドレスが含まれていなくて判断
107の結果がNOになるとき、選択受信モードが設定
されている場合で、呼設定メッセージSETUPに発サ
ブアドレスが含まれているもののその発サブアドレスが
受信選択発サブアドレスとして登録されているものに一
致せずに判断108の結果がNOになるとき、低位レイ
ヤ整合性が一致せずに判断111の結果がNOになると
き、および、高位レイヤ整合性が一致せずに判断113
の結果がNOになるときにも行われ、それ以降の着信動
作が行われない。
【0064】このようにして、着信動作の途中で無視状
態に移行した場合、ISDNは、一定時間を経過しても
着端末より規定の応答信号が得られないので、その時点
で呼設定動作を中断し、その旨を発端末に通知する。
【0065】それにより、発端末からの通信が中断され
る。
【0066】また、ISDNインタフェース回路11よ
り最初に入力したメッセージが呼設定メッセージSET
UP以外で、判断103の結果がNOになるときには、
解放メッセージRELを送出して(処理116)、着呼
待機状態に移行する。
【0067】また、選択受信モードが設定されていない
ときで、判断105の結果がNOになるときには、「伝
達能力」情報要素の次から、「低位レイヤ整合性」情報
要素までの情報要素を取り出して、それぞれの情報要素
に対応した処理を実行し(処理117)、判断110に
移行する。
【0068】また、判断110の結果がNOの場合に
は、判断111をスキップして判断112に移行し、判
断112の結果がNOの場合には、判断113をスキッ
プして処理114に移行する。
【0069】このようにして、本実施例では、選択受信
モードが設定されている場合には、発端末より受信した
呼設定メッセージSETUPに「発サブアドレス」情報
要素が含まれていないことを検出したとき、および、
「発サブアドレス」情報要素が含まれているものの、自
端末に登録されている受信選択発サブアドレスに一致し
ないときに、その時点で着信動作を中断し、それ以降の
応答信号を出力しないので、規定の発サブアドレスを知
らない発信人が設定した画情報伝送の画情報を受信しな
い。
【0070】すなわち、このグループ4ファクシミリ装
置のオペレータは、あらかじめ発信人となりうるグルー
プ4ファクシミリ装置のオペレータに設定する発サブア
ドレスを通知しておく。
【0071】そして、このグループ4ファクシミリ装置
に対して画情報伝送を行う場合、発端末のオペレータ
は、送信原稿をスキャナ4に設定し、操作表示部6のテ
ンキー6cから着端末のISDNアドレスを操作入力
し、そのときの伝送機能を設定入力する。
【0072】それとともに、発呼開始操作に先立ち、操
作表示部6の発サブアドレスキー6eをオンして発サブ
アドレス登録モードを設定し、液晶表示器6gに表示さ
れるガイダンスメッセージに従って、着端末より通知さ
れている発サブアドレスを操作入力する。
【0073】そして、スタートキー6aをオンして、画
情報伝送を開始させる。
【0074】これにより、発端末では、呼設定メッセー
ジSETUPに、そのときに操作入力された発サブアド
レスを含めた状態で、ISDNに送出する。
【0075】その結果、着端末には、規定の発サブアド
レスが挿入された呼設定メッセージSETUPが送出さ
れるので、着端末が正常に着信動作し、それにより、グ
ループ4ファクシミリ画情報伝送を行うことができる。
【0076】ところで、例えば、閉域接続するグループ
4ファクシミリ装置の全てに同一の受信選択発サブアド
レスを設定することにより、ISDNが提供するサービ
スを利用せずに閉域接続機能を実現することができる。
【0077】なお、上述した実施例では、ISDNを伝
送路として用いるグループ4ファクシミリ装置につい
て、本発明を適用しているが、それ以外のIS− DN
端末装置、例えば、電話機などにも、同様にして本発明
を適用することができる。
【0078】また、上述した実施例では、受信選択発サ
ブアドレスの桁数を40桁に制限しているが、この桁数
の制限は、ISDNに依存する。また、その制限数内で
あれば、桁数は限定されない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ISDNを伝送路として用いてデータ伝送を行うISD
N端末装置において、発サブアドレスを設定入力する発
サブアドレス設定入力手段と、着呼時の相手先を制限す
る選択受信モードをユーザが手動でオンオフ設定する選
択受信モード設定手段と、選択受信モード設定時に着呼
許可する相手先を指定するための発サブアドレスを登録
する受信選択発サブアドレス登録手段を備え、発呼側で
は、発呼時に上記発サブアドレス設定入力手段により設
定入力された発サブアドレスを呼設定メッセージに挿入
し、着呼側では、ユーザが上記選択受信モード設定手段
を操作して、選択受信モードがオン設定されていると
き、着呼検出したのちに受信した呼設定メッセージに、
上記受信選択発サブアドレス登録手段に登録されている
発サブアドレスが含まれているときに限り、それ以降の
伝送手順処理を実行する一方、ユーザが上記選択受信モ
ード設定手段を操作して、選択受信モードがオフ設定さ
れているとき、発サブアドレスに基づく着信拒否判定を
行わないようにしたので、ただ1つの識別情報を登録す
ることで、着信応答する相手端末を制限することがで
き、操作が非常に簡単になる。また、相手端末の発番号
が変更になった場合でも、着信端末側の更新操作が不要
なので、使い勝手が非常に良好になるという効果を得
る。また、選択受信モードのオンオフをユーザが任意に
設定することができるので、かかる選択受信モードの使
い勝手が大幅に向上するという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ4ファクシ
ミリ装置の一例を示すブロック図。
【図2】操作表示部の一例を示す概略図。
【図3】ISDNにおける伝送手順の一例を示すタイミ
ングチャート。
【図4】呼設定用メッセージの基本形式、および、呼設
定用のメッセージの情報要素の一例を示す概略図。
【図5】着信動作時の処理例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ 6 操作表示部 6c テンキー 6d 選択受信キー 6e 発サブアドレスキー 10 ISDN回線制御部 11 ISDNインタフェース回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDNを伝送路として用いてデータ伝
    送を行うISDN端末装置において、 発サブアドレスを設定入力する発サブアドレス設定入力
    手段と、 着呼時の相手先を制限する選択受信モードをユーザが手
    動でオンオフ設定する選択受信モード設定手段と、 選択受信モード設定時に着呼許可する相手先を指定する
    ための発サブアドレスを登録する受信選択発サブアドレ
    ス登録手段を備え、 発呼時には、上記発サブアドレス設定入力手段により設
    定入力された発サブアドレスを呼設定メッセージに挿入
    し、 着呼時には、ユーザが上記選択受信モード設定手段を操
    作して、選択受信モードがオン設定されているとき、着
    呼検出したのちに受信した呼設定メッセージに、上記受
    信選択発サブアドレス登録手段に登録されている発サブ
    アドレスが含まれているときに限り、それ以降の伝送手
    順処理を実行する一方、ユーザが上記選択受信モード設
    定手段を操作して、選択受信モードがオフ設定されてい
    るとき、発サブアドレスに基づく着信拒否判定を行わな
    いことを特徴とするISDN端末装置。
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