JP2743272B2 - Isdn端末装置 - Google Patents

Isdn端末装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ISDNを伝送路として用いてデータ伝送を行
うISDN端末装置に関する。
[従来の技術] 近年、ISDN(サービス統合デジタル通信網)が整備さ
れつつあり、このISDNを使用してデータをやりとりする
データ端末装置も徐々に実用されるようになってきてい
る。
このISDNは、将来的には、従前のPSTN(公衆電話回線
網)を代替するものであるが、その代替が完全に終了す
るまでは、ISDNとPSTNの双方が使用されることになる。
また、この場合、ISDNとPSTNの相互乗り入れが考えられ
ており、ISDNに接続されているデータ端末装置と、PSTN
に接続されている同種のデータ端末装置がデータをやり
とりすることが可能である。
ところで、ISDNやPSTNなど、オープンな公衆網にデー
タ端末装置を接続すると、不必要な着呼に応答して、被
害をこうむることがある。
例えば、電話機などでは、いたずら電話や不要なセー
ルス電話などで悩まされたり不快な思いをすることがあ
り、あるいは、ファクシミリ装置では、不要なダイレク
トメールが送付されたり、いやがらせの画像が送られて
きて、資源が無駄になったり、無人運転のファクシミリ
装置を使用できないなどの不都合を生じることがある。
一方、ISDNにおいては、着呼時に着信端末が受信する
呼設定メッセージのなかに、発信端末の電話番号をあら
わす発番号情報要素が含まれているために、この発番号
情報要素を用いることで着信応答する相手端末を制限す
ることができる。
すなわち、あらかじめ着信応答する相手端末の発番号
を全て登録しておき、未登録の発番号をもつ呼設定メッ
セージを受信したときには、その着呼を無視する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来方法では、着信応答す
る全ての相手端末の発番号を登録するために、相手端末
の数が多くなると、その登録作業が煩雑になるという不
都合を生じる。また、登録する発番号の数が増えると、
それだけ発番号の誤登録の危険性が高くなり、誤登録さ
れた相手端末からの着信に応答するという不都合を生じ
ることがある。
さらに、相手端末の発番号が変更された場合、その更
新の作業が必要であるという不都合も生じる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、着信応答する相手端末を適切に制限することがで
き、また、そのための操作が容易なISDN端末装置を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ISDNを伝送路として用いてデータ伝送を行
うISDN端末装置において、発サブアドレスを設定入力す
る発サブアドレス設定入力手段と、着呼許可する相手先
を指定するための発サブアドレスを登録する受信選択発
サブアドレス登録手段と、受信した呼設定メッセージに
発サブアドレスが含まれていないことを検出する判断手
段を備え、発呼時には、上記発サブアドレス設定入力手
段により設定入力された発サブアドレスを呼設定メッセ
ージに挿入し、着呼時には、着呼検出したのちに受信し
た呼設定メッセージに上記受信選択発サブアドレス登録
手段に登録されている発サブアドレスが含まれていると
きには、それ以降の伝送手順処理を実行する一方、着呼
検出したのちに受信した呼設定メッセージに上記受信選
択発サブアドレス登録手段に登録されている発サブアド
レスが含まれていないとき、または、上記判断手段が受
信した呼設定メッセージに発サブアドレスが含まれてい
ないことを検出しているときには、受信拒否し、それ以
降の伝送手順処理を実行しないようにしたものである。
[作用] したがって、ただ1つの識別情報を登録することで、
着信応答する相手端末を制限することができるので、そ
のための操作が非常に簡単になる。また、相手端末の発
番号が変更になった場合でも、着信端末側の更新操作が
不要なので、使い勝手が非常に良好になる。
[実施例] 以下添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細
に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるグループ4ファ
クシミリ装置を示している。
同図において、システム制御部1は、このグループ4
ファクシミリ装置全体の制御装置を実行するものであ
り、システムメモリ2は、このシステム制御部1が実行
する制御処理プログラムやその制御処理プログラムに必
要な種々のデータなどを記憶するものである。パラメー
タメモリ3は、このグループ4ファクシミリ装置に固有
な各種の情報、例えば、短縮ダイアル情報や、選択受信
モード設定時に参照する発サブアドレスなどを記憶する
ためのものである。
スキャナ4は、送信原稿を所定の解像度で読み取るた
めのものであり、プロッタ5は、画像を所定の解像度で
記録出力するためのものである。
操作表示部6は、このファクシミリ装置を操作するた
めのものであり、符号化復号化部7は、画信号を符号化
圧縮するとともに、圧縮されている画情報を元の画信号
に復号化するためのものである。
画像蓄積装置8は、符号化圧縮された状態の画情報を
蓄積するためのものであり、グループ4伝送制御部9
は、グループ4ファクシミリ装置の伝送制御手順処理を
実行するためのものであり、ISDN回線制御部10は、ISDN
の基本インタフェース機能の回線制御処理を実現するた
めのものであり、ISDNインタフェース回路11は、このグ
ループ4ファクシミリ装置をISDNに接続するためのもの
である。
ここで、ISDN回線制御部10はISDNのレイヤ3の回線制
御機能を実現し、ISDNインタフェース回路11はISDNのレ
イヤ1,2の回線制御機能を実現している。
システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメ
モリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表示部6、符号
化復号化部7、画像蓄積装置8、および、グループ4フ
ァクシミリ伝送制御部9は、システムバス19を介して相
互に必要な種々の情報をやりとりしている。
また、グループ4ファクシミリ伝送制御部9、ISDN回
線制御部10、および、ISDNインタフェース回路11は、ロ
ーカルバス13を用いてDチャネル(信号チャネル)上の
信号をやりとりするとともに、ローカルバス14を用いて
Bチャネル(情報チャネル)上の情報をやりとりしてい
る。また、このローカルバス13,14は、システムバス12
にも接続されており、ISDN回線制御部10およびISDNイン
タフェース回路11は、ローカルバス13,14およびシステ
ムバス12介して、システム制御部1と必要な種々の情報
のやりとりを行う。
第2図は、操作表示部6の操作面の一例を示してい
る。
同図において、スタートキー6aは、ファクシミリ装置
の送信動作および受信動作を開始させるためのものであ
り、ストップキー6bは、ファクシミリ装置の動作を停止
させるためのものである。
テンキー6cは、電話番号や短縮ダイアルなどの数値情
報を操作入力するためのものであり、選択受信モードキ
ー6dは、着信応答する相手端末を制限する選択受信モー
ドを設定するためのものである。
発サブアドレスキー6eは、選択受信モード時に相手端
末を制限するための発サブアドレス、あるいは、発信時
に呼設定メッセージ(後述)に含める発サブアドレスを
登録するためのものである。
エンターキー6fは、テンキー6cを用いて入力した数値
情報を確定し、内部に取り込むタイミングを設定するた
めのものである。
液晶表示器6gは、ファクシミリ装置からオペレータへ
の操作ガイダンスメッセージや、使用料金などの種々の
表示情報を表示出力するためのものである。
ここで、このグループ4ファクシミリ装置などのISDN
端末装置が行なう基本的なデータ伝送手順を説明する。
第3図に示すように、発端末は、まず、呼設定メッセ
ージSETUPをISDNに送出して着端末との呼設定を要求
し、ISDNは、指定された着端末に呼設定メッセージSETU
Pを送出して発呼する。また、ISDN、呼設定状況を通知
するための呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
着端末は、着信検出するとISDNに呼出メッセージALER
Tを送出し、ISDNは呼出メッセージALERTを発端末に送出
して着端末の呼出を開始したことを通知する。
着端末は、着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末に送出し
て着端末が呼を受け付けたことを通知する。
また、ISDNは、着端末に応答確認メッセージCONN_ACK
を送出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末
と着端末の間にデータ伝送のための情報チャネルが確立
する。
これにより、発端末と着端末との相互間でのデータ伝
送が、おのおのの伝送機能に設定された伝送制御手順に
より実行される。例えば、グループ4ファクシミリ装置
では、グループ4ファクシミリ伝送制御手順に基づいた
データ伝送が行なわれる。
そして、データ伝送を終了すると、発端末が切断メッ
セージDISCをISDNに送出して情報チャネルの解放を要求
し、ISDNが切断メッセージDISCを着端末に送出して情報
チャネルの復旧を通知する。
これにより、着端末がチャネル切断完了を通知する解
放メッセージRELをISDNに応答すると、ISDNから発端末
に解放メッセージRELが送出される。発端末は、チャネ
ル解放が完了すると解放完了メッセージREL_COMPをISDN
に送出してその旨を通知し、それにより、ISDNは解放完
了メッセージREL_COMPを着端末に送出して、情報チャネ
ルの解放が成立し、発端末と着端末との間に設定されて
いた情報チャネルが完全に解放される。
このようにして、発端末と着端末との間に情報チャネ
ルが設定され、データ伝送が行なわれ、情報チャネルが
解放される。
さて、呼設定用のおのおののメッセージは、第4図
(a)に示すように、レイヤ3呼制御メッセージを規定
するプロトコル仕様(フォーマット、シーケンスなど)
を識別するためのプロトコル識別子、そのメッセージが
どの呼に関与するもとであるかを識別するための呼番
号、それぞれのメッセージの内容を識別するためのメッ
セージタイプ、おのおののメッセージに必ず付加される
必須情報要素、および、おのおののメッセージに必要に
応じて付加される付加情報要素からなる。なお、必須情
報要素は、メッセージタイプに応じて0,1,または複数個
が設定されており、付加情報要素は、その状況に応じて
0,1または複数個が配置される。
呼設定メッセージSETUPは、同図(b)に示すよう
に、必須情報要素として「伝達能力」をもち、付加情報
要素としては、例えば、「経過識別子」、「発番号」、
「発サブアドレス」、「着番号」、「着サブアドレ
ス」、「低位レイヤ整合性」、および、「高位レイヤ整
合性」などの情報要素をもつ。
なお、呼設定メッセージSETUPの付加情報要素は、そ
のときの状況に応じて、さらに多くの情報要素が含まれ
る場合がある。
これらの情報要素の概略について説明する。
「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の内容が、音
声、非制限デジタル情報、制限デジタル情報、3.1KHzオ
ーディオ、7KHzオーディオ、あるいは、ビデオのいずれ
かであるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が
回線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送
モード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報
の転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロ
トコルをあらわす情報などからなる。
「経過識別子」情報要素は、呼の生起中に発生したイ
ベント、例えば、呼がISDNエンド・エンドでないこと、
着端末が非ISDNであること、発端末が非ISDN端末である
ことなどを表示するためのものである。
「発番号」情報要素は、発端末のISDNアドレス(番
号)をあらわし、「発サブアドレス」情報要素は、同一
発番号を用いる複数の端末装置を識別するためのもので
ある。ただし、本発明では、この「発サブアドレス」情
報要素を、選択受信モード時に着信応答する発端末を識
別するために使用している。
「着番号」情報要素は、着端末のISDNアドレスをあら
わし、「着サブアドレス」情報要素は、同一着番号を用
いる複数の端末装置を識別するためのものである。
「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との通信
可能性検査に使用するためのものであり、基本的な内容
は「伝達能力」情報要素と同一である。さらに、この
「低位レイヤ整合性」情報要素には、さらに細かい内容
が含まれる。
「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との整合
性検査に使用するためのものであり、グループ2/グルー
プ3ファクシミリ、グループ4ファクシミリ、ミックス
モード、テレテックス、ビデオテックス、テレックス、
あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムのいず
れかを端末機能として備えているのかを表示するための
ものである。
以上の構成で、このグループ4ファクシミリ装置のオ
ペレータは、選択受信モードを設定したときに識別情報
として用いる発サブアドレスを、あらかじめグループ4
ファクシミリ装置に登録する。
この登録操作は、例えば、次のようにして行う。
すなわち、グループ4ファクシミリ装置が待機状態に
なっているとき、選択受信モードキー6dと発サブアドレ
スキー6eを同時に押して、選択受信モード時に識別情報
として用いる発サブアドレスの登録状態をセットする。
これにより、システム制御部1は、発サブアドレス登
録のためのガイダンスメッセージを液晶表示器6gに表示
し、これにより、オペレータは、テンキー6cを操作し
て、40桁までの発サブアドレスを入力し、正しい発サブ
アドレスを入力すると、エンターキー6fを押して、その
入力した発サブアドレスを確定する。
これによって、システム制御部1は、そのときに入力
された発サブアドレスの情報を、受信選択発サブアドレ
スとしてパラメータメモリ3に登録する。
この状態で、ISDN回線制御部10は、着呼して、発端末
からのレイヤ3起動要求を受けると、第5図に示した処
理を実行して、グループ4ファクシミリ伝送処理を行
う。
すなわち、そのときにISDNインタフェース回路11より
入力したメッセージの「プロトコル識別子」情報要素を
取り出して、レイヤ3の呼制御メッセージであるかどう
かを調べる(判断101)。
判断101の結果がYESになるときには、「呼番号」情報
要素を取り込み(処理102)、「メッセージタイプ」情
報要素の内容が呼設定メッセージSETUPであるかどうか
を調べる(判断103)。
判断103の結果がYESになるときには、「伝達能力」情
報要素の内容を取り出して、自端末に設定されている伝
達能力に合致するかどうかを調べ(判断104)、判断104
の結果がYESになるときには、そのときに自端末が受信
選択モードが設定されているかどうかを調べる(判断10
5)。
ここで、あらかじめ操作表示部6の選択受信モードキ
ー6dがオンされていて、選択受信モードが設定されてい
るときには、判断105の結果がYESになり、これにより、
「発サブアドレス」情報要素までの情報要素を取り出し
て、それぞれの情報要素に対応した処理を実行する(処
理106)。
そして、「発サブアドレス」情報要素が含まれている
かどうかを調べ(判断107)、判断107の結果がYESにな
るときには、ISDN回線制御部10は、システム制御部1よ
り自端末に登録されている受信選択発サブアドレスの読
み出しを要求し、それによって、システム制御部1より
通知された内容と、このときに受信した呼設定メッセー
ジSETUPに含まれていた「発サブアドレス」情報要素の
内容が一致するかどうかを調べる(判断108)。
判断108の結果がYESになるときには、「低位レイヤ整
合性」情報要素までの情報要素を取り出して、それぞれ
の情報要素に対応した処理を実行する(処理109)。
そして、「低位レイヤ整合性」情報要素が含まれてい
るかどうかを調べ(判断110)、判断110の結果がYESに
なるときには、その「低位レイヤ整合性」情報要素の内
容が、自端末の低位レイヤ整合性と一致し、通信可能で
あるかどうかを調べる(判断111)。
判断111の結果がYESになるときには、「高位レイヤ整
合性」情報要素が含まれているかどうかを調べ(判断11
2)、判断112の結果がYESになるときには、その「高位
レイヤ整合性」情報要素の内容が、自端末の高位レイヤ
整合性と一致し、通信可能性があるかどうかを調べる
(判断113)。
判断113の結果がYESになるときには、状況に応じて、
呼び出しメッセージALERTあるいは応答メッセージCONN
を送出し(処理114)、後続の処理に移行する。
また、プロトコル識別子が一致せず、判断101の結果
がNOになるときには、その着呼を無視し(処理115)、
着呼待機状態に復帰する。
このような着呼の無視は、伝達能力が合致しないで判
断104の結果がNOになるとき、選択受信モードが設定さ
れているにもかかわらず呼設定メッセージSETUPに発サ
ブアドレスが含まれていなくて判断107の結果がNOにな
るとき、選択受信モードが設定されている場合で、呼設
定メッセージSETUPに発サブアドレスが含まれているも
ののその発サブアドレスが受信選択発サブアドレスとし
て登録されているものに一致せずに判断108の結果がNO
になるとき、低位レイヤ整合性が一致せずに判断111の
結果がNOになるとき、および、高位レイヤ整合性が一致
せずに判断113の結果がNOになるときにも行われ、それ
以降の着信動作が行われない。
このようにして、着着信動作の途中で無視状態に移行
した場合、ISDNは、一定時間を経過しても着端末より規
定の応答信号が得られないなので、その時点で呼設定動
作を中断し、その旨を発端末に通知する。
それにより、発端末からの通信が中断される。
また、ISDNインタフェース回路11より最初に入力した
メッセージが呼設定メッセージSETUP以外で、判断103の
結果がNOになるときには、解放メッセージRELを送出し
て(処理116)、着呼待機状態に移行する。
また、選択受信モードが設定されていないときで、判
断105の結果がNOになるときには、「伝達能力」情報要
素の次から、「低位レイヤ整合性」情報要素までの情報
要素を取り出して、それぞれの情報要素に対応した処理
を実行し(処理117)、判断110に移行する。
また、判断110の結果がNOの場合には、判断111をスキ
ップして判断112に移行し、判断112の結果がNOの場合に
は、判断113をスキップして処理114に移行する。
このようにして、本実施例では、選択受信モードが設
定されている場合には、発端末より受信した呼設定メッ
セージSETUPに「発サブアドレス」情報要素が含まれて
いないことを検出したとき、および、「発サブアドレ
ス」情報要素が含まれているものの、自端末に登録され
ている受信選択発サブアドレスに一致しないときに、そ
の時点で着信動作を中断し、それ以降の応答信号を出力
しないので、規定の発サブアドレスを知らない発信人が
設定した画情報伝送の画情報を受信しない。
すなわち、このグループ4ファクシミリ装置のオペレ
ータは、あらかじめ発信人となりうるグループ4ファク
シミリ装置のオペレータに設定する発サブアドレスを通
知しておく。
そして、このグループ4ファクシミリ装置に対して画
情報伝送を行う場合、発端末のオペレータは、送信原稿
をスキャナ4に設定し、操作表示部6のテンキー6cから
着端末のISDNアドレスを操作入力し、そのときの伝送機
能を設定入力する。
それとともに、発呼開始操作に先立ち、操作表示部6
の発サブアドレスキー6eをオンして発サブアドレス登録
モードを設定し、液晶表示器6gに表示されるガイダンス
メッセージに従って、着端末より通知されている発サブ
アドレスを操作入力する。
そして、スタートキー6aをオンして、画情報伝送を開
始させる。
これにより、発端末では、呼設定メッセージSETUP
に、そのときに操作入力された発サブアドレスを含めた
状態で、ISDNに送出する。
その結果、着端末には、規定の発サブアドレスが挿入
された呼設定メッセージSETUPが送出されるので、着端
末が正常に着信動作し、それにより、グループ4ファク
シミリ画情報伝送を行うことができる。
ところで、例えば、閉域接続するグループ4ファクシ
ミリ装置の全てに同一の受信選択発サブアドレスを設定
することにより、ISDNが提供するサービスを利用せずに
閉域接続機能を実現することができる。
なお、上述した実施例では、ISDNを伝送路として用い
るグループ4ファクシミリ装置について、本発明を適用
しているが、それ以外のISDN端末装置、例えば、電話機
などにも、同様にして本発明を適用することができる。
また、上述した実施例では、受信選択発サブアドレス
の桁数を40桁に制限しているが、この桁数の制限は、IS
DNに依存する。また、その制限数内であれば、桁数は限
定されない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ISDNを伝送路
として用いてデータ伝送を行うISDN端末装置において、
発サブアドレスを設定入力する発サブアドレス設定入力
手段と、着呼許可する相手先を指定するための発サブア
ドレスを登録する受信選択発サブアドレス登録手段と、
受信した呼設定メッセージに発サブアドレスが含まれて
いないことを検出する判断手段を備え、発呼時には、上
記発サブアドレス設定入力手段により設定入力された発
サブアドレスを呼設定メッセージに挿入し、着呼時に
は、着呼検出したのちに受信した呼設定メッセージに上
記受信選択発サブアドレス登録手段に登録されている発
サブアドレスが含まれているときには、それ以降の伝送
手順処理を実行する一方、着呼検出したのちに受信した
呼設定メッセージに上記受信選択発サブアドレス登録手
段に登録されている発サブアドレスが含まれていないと
き、または、上記判断手段が受信した呼設定メッセージ
に発サブアドレスが含まれていないことを検出している
ときには、受信拒否し、それ以降の伝送手順処理を実行
しないようにしたので、ただ1つの識別情報を登録する
ことで、着信応答する相手端末を制限することができ、
操作が非常に簡単になるという効果を得る。また、相手
端末の発番号が変更になった場合でも、着信端末側の更
新操作が不要なので、使い勝手が非常に良好になるとい
う効果も得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるグループ4ファクシ
ミリ装置の一例を示すブロック図、第2図は操作表示部
の一例を示す概略図、第3図はISDNにおける伝送手順の
一例を示すタイミングチャート、第4図(a)は呼設定
用メッセージの基本形式を示す概略図、同図(b)は呼
設定用のメッセージの情報要素の一例を示す概略図、第
5図は着信動作時の処理例を示すフローチャートであ
る。 1……システム制御部、2……システムメモリ、3……
パラメータメモリ、6……操作表示部、6c……テンキ
ー、6d……選択受信キー、6e……発サブアドレスキー、
10……ISDN回線制御部、11……ISDNインタフェース回
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDNを伝送路として用いてデータ伝送を行
    うISDN端末装置において、 発サブアドレスを設定入力する発サブアドレス設定入力
    手段と、 着呼許可する相手先を指定するための発サブアドレスを
    登録する受信選択発サブアドレス登録手段と、 受信した呼設定メッセージに発サブアドレスが含まれて
    いないことを検出する判断手段を備え、 発呼時には、上記発サブアドレス設定入力手段により設
    定入力された発サブアドレスを呼設定メッセージに挿入
    し、 着呼時には、着呼検出したのちに受信した呼設定メッセ
    ージに上記受信選択発サブアドレス登録手段に登録され
    ている発サブアドレスが含まれているときには、それ以
    降の伝送手順処理を実行する一方、着呼検出したのちに
    受信した呼設定メッセージに上記受信選択発サブアドレ
    ス登録手段に登録されている発サブアドレスが含まれて
    いないとき、または、上記判断手段が受信した呼設定メ
    ッセージに発サブアドレスが含まれていないことを検出
    しているときには、受信拒否し、それ以降の伝送手順処
    理を実行しないことを特徴とするISDN端末装置。
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