JP3845223B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の端末機能または複数の発呼パラメータを備えた通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ISDNを伝送路として用いるISDNファクシミリ装置は、グループ4ファクシミリ端末機能とグループ3ファクシミリ端末機能を備え、例えば、発呼時、相手端末の端末機能にあわせたいずれかの端末機能を選択的に使用している。
【0003】
また、このようなISDNファクシミリ装置では、最初にグループ4ファクシミリ端末機能を選択した状態で発呼動作した際、相手端末が応答しない等の理由により接続が失敗した場合に、網から通知される切断メッセージ中の理由表示情報要素の値に基づき、グループ3ファクシミリ端末機能を選択した状態に切り換えて、再発呼動作を行うようにしている。
【0004】
このような端末機能の切換動作は、フォールバック機能と呼ばれ、それにより、例えば、発呼操作したユーザが相手端末の装置機能を間違えていた場合でも、適切に通信動作を行えることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来装置では、次のような不具合を生じていた。
【0006】
すなわち、網から応答される理由表示情報要素の値に応じてフォールバックするとき、フォールバック可能な理由表示情報要素の値が国によって異なり、また、規格の変更や理由表示情報要素の利用状況(頻度)等が原因となって、フォールバックする理由表示情報要素の値を変更する必要が出てくることがあり、フォールバック条件を迅速に変更する必要があり、手間がかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、通信動作のフォールバックを適切に行えるようにした通信端末装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、接続された他の通信装置へ第1または第2の機能に基づいて情報を送信する送信手段と、前記第1の機能に基づいて情報を送信する際に、自装置に関する呼設定手順の状態をあらわす状態値に応じて、前記他の通信装置との間における自装置の呼設定手順が呼接続完了以前の状態か否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段の判断結果に応じて、前記第2の機能に基づいて情報を送信する機能フォールバック手段を備えたものである。
【0009】
また、前記第1の機能はグループ4ファクシミリ伝送機能であり、前記第2の機能はグループ3ファクシミリ伝送機能である。
【0010】
また、接続された他の通信装置へ複数の発呼パラメータの一つに基づいて発呼する発呼手段と、前記複数の発呼パラメータの一つに基づいて発呼する際に、自装置に関する呼設定手順の状態をあらわす状態値に応じて、前記他の通信装置との間における自装置の呼設定手順が呼接続完了以前の状態か否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段の判断結果に応じて、前記複数のパラメータの他に基づいて発呼する発呼パラメータフォールバック手段を備えたものである。
【0011】
また、前記複数の発呼パラメータは、伝達能力をあらわす「3.1KHzオーディオ」および「通話」を少なくとも含む。
【0012】
また、前記自装置に関する呼設定手順の状態をあらわす状態値は、TTC標準JT−Q931に規定されたDチャネルレイヤ3における呼設定手順のステートをあらわす状態値である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施例にかかるISDNファクシミリ装置を示している。このISDNファクシミリ装置は、ISDNを伝送路として用いるとともに、グループ3ファクシミリ装置機能、グループ4ファクシミリ装置機能、および、通話機能を備えている。
【0022】
同図において、制御部1は、このISDNファクシミリ装置の動作制御処理、グループ3ファクシミリ伝送手順処理、上位レイヤのグループ4ファクシミリ伝送手順処理、および、通話手順処理を実行するものであり、システムメモリ2は、制御部1が実行する処理プログラムおよびその処理プログラムを実行するために必要な各種データを記憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するものである。
【0023】
パラメータメモリ3は、このISDNファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであり、バッテリバックアップされたSRAM(スタティック型ランダム・アクセス・メモリ)などデータを書き換え可能な不揮発性の半導体記憶装置からなる。
【0024】
キャラクタジェネレータ4は、種々のフォントデータを発生するためのものであり、時計回路5は、現在時刻情報を得るためのものであり、スキャナ6は、原稿画像をグループ4ファクシミリ装置機能に設定されている解像度で読み取るためのものであり、プロッタ7は、画像をグループ4ファクシミリ装置機能に設定されている解像度で記録出力するものである。
【0025】
操作表示部8は、このISDNファクシミリ装置を操作するためのものであり、各種の操作キー、および、オペレータへのガイダンス情報等を表示するための液晶表示器などの各種の表示装置からなる。
【0026】
符号化復号化部9は、画信号を所定の符号化方式(MH,MR,MMRなど)で符号化圧縮するとともに、符号化圧縮された状態の画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画素密度変換部10は、スキャナ6およびプロッタ7の画像の画素密度と相手先の端末装置が伝送可能な画像の画素密度が相違する場合にそれらの画素密度を相互に変換するためのものである。
【0027】
画像蓄積装置11は、送信画信号、送信画情報、受信画情報および受信画信号などの種々の情報を蓄積するためのものである。
【0028】
ISDNインタフェース回路12は、ISDNと物理的に接続するためのものであり、レイヤ1信号制御部13は、ISDNのレイヤ1の信号処理機能およびDチャネル(信号チャネル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号の統合/分離機能を備えたものである。
【0029】
Dチャネル伝送制御部14は、Dチャネルを用いてISDNと行なう呼制御処理などの伝送制御処理を行なうためのものであり、CODEC15は、ISDNのBチャネルを用いてアナログ信号を伝送するためのアナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうためのものである。
【0030】
Bチャネル伝送制御部16は、ISDNのBチャネル(情報チャネル)を用いたグループ4ファクシミリ伝送制御処理のうちレイヤ2,3,4,5の伝送制御処理を行なうためのものである。
【0031】
グループ3ファクシミリモデム17は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、主に画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0032】
切換器18は、CODEC15を、グループ3ファクシミリモデム17、通話のためのハンドセット19、または、呼出音などを出力するためのスピーカ20のいずれかに切換接続するためのものである。
【0033】
制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、キャラクタジェネレータ4,時計回路5、スキャナ6、プロッタ7、操作表示部8、符号化復号化部9、画素密度変換部10、画像蓄積装置11、レイヤ1信号制御部13、Dチャネル伝送制御部14、CODEC15、Bチャネル伝送制御部16、グループ3ファクシミリモデム17、および、切換器18は、内部バス21に接続されており、これらの各要素間における各種情報のやりとりは、主としてこの内部バス21を介して行なわれる。また、ハンドセット19のフック状態をあらわすフック信号FSは、内部バス21を介して制御部1に加えられている。
【0034】
図2(a)は、ISDNに接続されている電話端末が、ISDNとの間で行う呼制御手順の一例について示している。ISDNファクシミリ装置も、呼制御手順については、本手順と同様な手順を実行する。
【0035】
すなわち、発端末は、まず、転送モードとして回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定された着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するための呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に送出する。
【0036】
着端末は、着信検出すると、自端末が着信可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッセージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始したことを通知する。
【0037】
着端末は、ユーザがハンドセットを取り上げて着信応答すると応答メッセージCONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末に送出して着端末が呼を受け付けたことを通知する。
【0038】
また、ISDNは、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送(通話)のためのBチャネルが確立し、発端末のユーザと着端末のユーザとの間で、Bチャネルを用いた通話動作が適宜に実行される。
【0039】
そして、通話が終了して発端末のユーザが先にハンドセットを戻してオンフックすると、発端末が切断メッセージDISCをISDNに送出してBチャネルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージRELを発端末に送出してBチャネルの復旧を通知する。一方、着端末には、ISDNが切断メッセージDISCを送出してBチャネルの解放を要求し、着端末が解放メッセージRELをISDNに送出してBチャネルの復旧を通知する。
【0040】
これにより、発端末は、チャネル切断完了を通知する解放完了メッセージREL_COMPをISDNに応答し、発端末とISDNとの間のBチャネルが解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メッセージREL_COMPを着端末に送出して、ISDNと着端末との間のBチャネルが解放される。それにより、発端末と着端末との間に設定されていたBチャネルが完全に解放される。
【0041】
このようにして、発端末と着端末との間にBチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0042】
また、着端末が着信応答できないときには、同図(b)に示すように、着端末は、ISDNより呼設定メッセージSETUPを受信すると、着信応答できない理由を含む解放完了メッセージREL_COMPをISDNに応答する。
【0043】
これにより、ISDNは、そのときに着端末から受信した解放完了メッセージREL_COMPに含まれた理由を含めた解放メッセージRELを発端末に送出し、それにより、発端末は解放完了メッセージREL_COMPを応答して、呼を解放する。
【0044】
また、ISDNが発端末からの発呼を拒否するときには、同図(c)に示すように、その拒否の理由を含む解放完了メッセージREL_COMPを発端末に応答する。これにより、発端末は、その呼を解放する。
【0045】
なお、発端末が開始した呼接続が切断される場合、切断メッセージDISCが発端末に応答され、切断/解放手順が開始される場合もある。
【0046】
また、ISDNの呼設定用のおのおののメッセージは、図3(a)に示すように、レイヤ3呼制御メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッセージに必要に応じて付加される付加情報要素からなる。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて0,1または複数個が設定されており、付加情報要素は、その状況に応じて0,1または複数個が配置される。
【0047】
呼設定メッセージSETUPは、同図(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、「発サブアドレス」、「着番号」、「着サブアドレス」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をもつ。
【0048】
また、切断メッセージDISCや解放完了メッセージREL_COMPは、同図(c)に示すように、必須情報要素としては、例えば、「理由表示」をもち、付加情報要素としては、例えば、「表示」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をもつ。
【0049】
これらの情報要素の概略について説明する。
【0050】
「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あるいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などからなる。
【0051】
「発番号」情報要素は、発端末のISDN番号をあらわし、「発サブアドレス」情報要素は、発端末側の端末識別などの用途に用いられるものであり、「着番号」情報要素は、着端末のISDN番号をあらわす。「着サブアドレス」情報要素は、「着サブアドレス」情報要素は、着端末側の端末識別などの用途に用いられるものである。
【0052】
「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さらに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細かい内容が含まれる。
【0053】
「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との整合性検査に使用するためのものであり、例えば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グループ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュアル、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムなどの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えているのかを表示する。
【0054】
「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈されることなくトランスペアレントに転送されて相手ユーザに伝達される。
【0055】
「理由表示」情報要素は、その情報要素を含むメッセージ(この場合、切断メッセージDISCまたは解放完了メッセージREL_COMP)が生成された理由や呼設定手順中に発生したエラーの理由などをあらわす診断情報などを通知するためのものである。
【0056】
「表示」情報要素は、ISDNからユーザに対する種々の表示情報をあらわすためのものである。
【0057】
図4は、このISDNファクシミリ装置が呼接続に関して実行する処理の一例を示している。
【0058】
まず、端末機能をグループ4ファクシミリ装置機能に設定した状態で、上述した呼設定メッセージSETUPを作成してISDNへ送出し、宛先へ発呼する(処理101)。
【0059】
そして、ISDNよりメッセージを受信するかどうかを監視する(判断102)。ISDNよりメッセージを受信できない場合で、判断102の結果がNOになるときには、それが、所定のタイマT303(TTC標準JT−Q931参照)の1回目のタイムアウトであるかどうかを調べる(判断103)。
【0060】
ここで、ISDNよりメッセージを受信した場合で、判断102の結果がYESになるときには、その受信したメッセージが切断メッセージDISCかあるいは解放完了メッセージREL_COMPであったかどうかを調べる(判断104)。
【0061】
適切な呼接続が可能な場合で、判断104の結果がNOになるときには、それ以降は、所定の発呼処理を継続して実行し、そのときに設定された情報チャネルを用い、グループ4ファクシミリ装置機能を使用した画情報通信動作を実行する(図示略)。
【0062】
一方、切断メッセージDISCかあるいは解放完了メッセージREL_COMPを受信した場合で、判断104の結果がYESになるときには、受信したメッセージに「理由表示」情報要素が含まれていたかどうかを調べる(判断105)。
【0063】
例えば、ISDNの特異性などが原因となって「理由表示」情報要素が付加されていなかった場合で、判断105の結果がYESになるときには、このISDNファクシミリ装置に強制フォールバックモードが設定されているかどうかを調べる(判断106)。ここで、強制フォールバックモードとは、グループ4ファクシミリ装置機能を用いて発呼動作したときに呼接続動作が失敗した場合、そのときの「理由表示」情報要素の値に関わらず、必ず(強制的に)グループ3ファクシミリ装置機能へ切り換えて再発呼動作を実行するモードである。
【0064】
判断106の結果がNOになるときには、このISDNファクシミリ装置に設定されているフォールバック条件が、理由表示値であるか、あるいは、TTC標準JT−Q931に規定されたDチャネルレイヤ3における呼設定手順のステートをあらわす状態値であるかを判断する(判断107)。
【0065】
フォールバック条件がステートの状態値である場合、そのときのステートの状態値が、呼接続完了以前のステートをあらわす値、すなわち、空状態をあらわす状態番号「0」、発呼状態をあらわす状態番号「1」、分割発呼状態をあらわす状態番号「2」、発呼受付状態をあらわす状態番号「3」、あるいは、呼出通知状態をあらわす状態番号「4」のいずれかであって、フォールバックステートに設定されている状態値であるかどうかを調べる(判断108)。
【0066】
判断108の結果がNOになるときには、フォールバックせず、したがって、端末機能をグループ4ファクシミリ装置機能に再設定した状態で、再発呼待機状態へ移行し(処理109)、所定の再発呼手順処理を実行する。
【0067】
また、判断107でフォールバック条件が理由表示値である場合、その内容が特定の理由をあらわす内容であるかどうかを調べる(判断110)。ここで特定の理由とは、「#16:正常終了」などがある。
【0068】
そして、判断110の結果がYESになるときには、同一端末機能での再発呼動作へ移行するため、処理109へ移行し、また、判断110の結果がNOになるときには、フォールバック動作を行うために、端末機能をグループ3ファクシミリ装置機能に設定した状態で、所定のフォールバック手順処理を実行し(処理111)、次の発呼手順処理へと進む。
【0069】
また、フォールバック条件がステートである場合で、そのときのステートの状態値が呼接続完了以前のステートをあらわす値であり、判断108の結果がYESになるときには、判断110へ移行し、その内容を検査し、その検査結果に従った処理を実行する。すなわち、この場合、フォールバックするステートであっても、理由表示値の内容によって、G3FAXへのフォールバック手順またはG4FAXでの再発呼手順のいずれかが起動される。
【0070】
また、そのときに強制フォールバックモードが設定されている場合で、判断106の結果がYESになるときには、処理111へ移行し、所定のフォールバック手順の処理を実行する。
【0071】
また、受信したメッセージに「理由表示」情報要素が含まれていない場合で、判断105の結果がNOになるときには、処理111へ移行し、所定のフォールバック手順の処理を実行する。
【0072】
一方、上述したように、ISDNよりメッセージを受信できない場合で、判断102の結果がNOになるときには、それが、所定のタイマT303(TTC標準JT−Q931参照)の1回目のタイムアウトであるかどうかを調べる(判断103)。
【0073】
2回目以降のタイムアウトであり、判断103の結果が結果がNOになるときには、解放完了メッセージREL_COMPをISDNへ送出してそのときの呼接続動作を自端末より切断する(処理112)。このとき、呼切断の要因が、自端末側のタイムアウトであることが判明しており、また、呼設定手順のステートをあらわす状態値は、発呼状態をあらわす状態番号「1」となるので、判断106へ移行し、それ以降の処理を実行する。
【0074】
また、通信中に何らかの原因で呼切断された場合には、切断メッセージDISCを受信したときのステートの状態値が通信中状態をあらわす状態番号「10」となるので、この場合、判断108の結果がNOとなり、処理109へ移行するので、同一端末機能での再発呼動作が行われる。
【0075】
また、何らかの要因によりISDNの交換機がリセットされた場合には、交換機側で記憶している端末終端点識別子TEIもリセットされてしまう。このような状態の時にISDNファクシミリ装置から発呼動作する場合、ISDNファクシミリ装置では既に割り当てられている端末終端点識別子TEIを使用して発呼するが、その端末終端点識別子TEIの値は、ISDNの交換機では未知の値と判断されるので、Dチャネルレイヤ2が正常に起動せず、そのときの発呼動作が失敗する。
【0076】
この場合、Dチャネルレイヤ3は、起動前なので、空状態をあらわす状態番号「0」となり、したがって、本実施例では、フォールバック手順が実行されるので、新しく発呼動作が実行され、適切な再発呼動作を行うことができる。
【0077】
このようにして、本実施例では、ISDNの特異性や規格の変更、あるいは、理由表示情報要素の利用状況(頻度)等に影響されず、フォールバック手順を起動することができるので、適切な再発呼動作が可能となり、通信動作を適切に実行することができる。
【0078】
また、フォールバックする条件をDチャネルレイヤ3のステートの状態値により判断するので、理由表示情報要素の値に依存せずに、呼接続完了以前の全ての呼切断に対してフォールバック手順を起動することができ、ユーザに端末属性を意識させることなく、接続不能となる状況を最大限に回避することができ、端末の利便性が向上する。
【0079】
ところで、上述した実施例では、グループ4ファクシミリ装置機能からグループ3ファクシミリ装置機能へフォールバックする場合について説明したが、例えば、グループ3ファクシミリ装置機能を使用する場合でも、「伝達能力」情報要素の値が「3.1KHzオーディオ」で、「高位レイヤ整合性」情報要素の値が「G3ファクシミリ」の発呼パラメータを使用する場合と、「伝達能力」情報要素の値が「通話」の発呼パラメータを使用する場合の2通りがある。このように発呼パラメータについても同一通信機能で2通りある場合には、それぞれの発呼パラメータの間にフォールバックの関係があるので、上述した実施例と同様の処理により、呼接続動作を制御することができる。
【0080】
また、上述した実施例では、ISDNを伝送路として用いるとともに、グループ3ファクシミリ装置機能、グループ4ファクシミリ装置機能、および、通話機能を備えたISDNファクシミリ装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、フォールバックの関係にある複数の端末機能または複数の発呼パラメータを備えたISDN通信端末装置であれば、それ以外の装置についても同様にして適用することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ISDNの特異性や規格の変更、あるいは、理由表示情報要素の利用状況(頻度)等に影響されず、フォールバック手順を起動することができるので、適切な再発呼動作が可能となり、通信動作を適切に実行することができるという効果を得る。
【0082】
また、フォールバックする条件をDチャネルレイヤ3のステートの状態値により判断するので、理由表示情報要素の値に依存せずに、呼接続完了以前の全ての呼切断に対してフォールバック手順を起動することができ、ユーザに端末属性を意識させることなく、接続不能となる状況を最大限に回避することができ、端末の利便性が向上するという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるISDNファクシミリ装置の構成を示したブロック図。
【図2】ISDNに接続されている端末が、ISDNとの間で行う呼制御手順の一例について示したタイミングチャート。
【図3】ISDNの呼設定用のおのおののメッセージの信号形式の一例を示した概略図。
【図4】このISDNファクシミリ装置が呼接続に関して実行する処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 制御部
2 システムメモリ
Claims (5)
- 接続された他の通信装置へ第1または第2の機能に基づいて情報を送信する送信手段と、
前記第1の機能に基づいて情報を送信する際に、自装置に関する呼設定手順の状態をあらわす状態値に応じて、前記他の通信装置との間における自装置の呼設定手順が呼接続完了以前の状態か否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段の判断結果に応じて、前記第2の機能に基づいて情報を送信する機能フォールバック手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 前記第1の機能はグループ4ファクシミリ伝送機能であり、前記第2の機能はグループ3ファクシミリ伝送機能であることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
- 接続された他の通信装置へ複数の発呼パラメータの一つに基づいて発呼する発呼手段と、
前記複数の発呼パラメータの一つに基づいて発呼する際に、自装置に関する呼設定手順の状態をあらわす状態値に応じて、前記他の通信装置との間における自装置の呼設定手順が呼接続完了以前の状態か否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段の判断結果に応じて、前記複数のパラメータの他に基づいて発呼する発呼パラメータフォールバック手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 前記複数の発呼パラメータは、伝達能力をあらわす「3.1KHzオーディオ」および「通話」を少なくとも含むことを特徴とした請求項3記載の通信端末装置。
- 前記自装置に関する呼設定手順の状態をあらわす状態値は、TTC標準JT−Q931に規定されたDチャネルレイヤ3における呼設定手順のステートをあらわす状態値であることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の通信端末装置。
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