JP2928300B2 - Isdn端末装置の伝送制御方法 - Google Patents

Isdn端末装置の伝送制御方法

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JP2928300B2
JP2928300B2 JP1332595A JP33259589A JP2928300B2 JP 2928300 B2 JP2928300 B2 JP 2928300B2 JP 1332595 A JP1332595 A JP 1332595A JP 33259589 A JP33259589 A JP 33259589A JP 2928300 B2 JP2928300 B2 JP 2928300B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、データ伝送機能および通話機能を備えたIS
DN端末装置の伝送制御方法に関する。
[従来の技術] ISDN(デジタルサービス総合通信網)では、種々の端
末装置を1つのユーザ・網インタフェースに接続するこ
とができ、また、その基本インタフェースでは、2つの
情報チャネルを同時に使用することができる。さらに、
基本インタフェースを受動バス形式で構成すると、同時
に8台までの端末装置を同一ユーザ・網インタフェース
に接続することができる。
そこで、この機能を用いると、例えば、グループ4フ
ァクシミリ装置で画情報伝送を実行しているときに、電
話端末で同一宛先(同一対地)を呼び出し、画情報伝送
と通話を同時平行して行うことができる。
また、例えば、グループ4ファクシミリ装置による画
情報伝送を終了したのちに、同一通信パスを用いて電話
端末を用いた通話に切り換えるような付加サービスが提
供される予定である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来方法では、次のような
不都合を生じていた。
すなわち、前者の方法では、同一対地の情報チャネル
に空きがない場合には、電話端末を発呼できずに通話で
きないという不都合を生じる。
また、後者の方法では、その付加サービスを受けるた
めの加入契約および別料金が必要になるという不都合を
生じる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、データ伝送機能と通話機能を連続して実行でき、ま
たは、同時平行して実行できるISDN端末装置の制御方法
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、データ伝送機能および通話機能を備えたIS
DN端末装置の伝送制御方法において、同時通話モードの
要求を操作入力するための入力手段を備え、呼設定手順
中に相手端末装置が備える通信モードを示す端末モード
情報を受信し保存するとともに、データ伝送機能による
画情報の通信中に上記入力手段により同時通話モードの
要求が操作入力されると、保存した上記端末モード情報
に基づいて相手端末装置が同時通話モードを備えている
か否かを判断し、相手端末装置が同時通話モードを備え
ていないと判断された場合にはユーザに対して同時通話
モードへの設定が不可である旨を通知する一方、相手端
末装置が同時通話モードを備えていると判断された場合
には相手端末装置に同時通話モードへの移行を指示する
とともに自端末装置を同時通話モードへ設定させるよう
にしたものである。
また、データ伝送機能および通話機能を備えたISDN端
末装置の伝送制御方法において、同時通話モードの要求
を操作入力するための入力手段と、情報チャネルの伝送
速度よりも小さいデータ変換レートを備えたコーデック
を備え、呼設定手順中に相手端末装置が備える通信モー
ドを示す端末モード情報を受信し保存するとともに、デ
ータ伝送機能による画情報の通信中に上記入力手段によ
り同時通話モードの要求が操作入力されると、保存した
上記端末モード情報に基づいて相手端末装置が同時通話
モードを備えているか否か判断し、相手端末装置が同時
通話モードを備えていないと判断された場合にはユーザ
に対して同時通話モードへの設定が不可である旨を通知
する一方、相手端末装置が同時通話モードを備えている
と判断された場合には相手端末装置に同時通話モードへ
の移行を指示するとともに情報チャネルをデータ伝送機
能と上記コーデックを用いた通話機能に時分割的に割り
当てるようにしたものである。また、情報チャネルが前
記データ伝送機能と前記コーデックを用いた通話機能に
時分割的に割り当てられている状態で、通話が終了する
と、その時点で、情報チャネルの時分割的割り当て状態
を解除し、その情報チャネルを全て上記データ伝送機能
に割り当てるようにしたものである。
[作用] したがって、ユーザにより同時通話モードが指定され
ると、相手端末が同時通話モードを備えている場合に限
り、同時通話モードの通信ができるとともに、相手端末
が同時通話モードを備えていない場合には、その旨がエ
ラー表示されて同時通話モードが受け付けらないので、
適切に同時通話モードを用いることができる。
また、同時通話モードは、情報チャネルの伝送速度よ
りも小さいデータ変換レートを備えたコーデックデータ
を用い、情報チャネルをデータ伝送機能とコーデックを
用いた通話機能に時分割的に割り当てることで実現した
ので、1つの情報チャネルを用いて適切に同時通話モー
ドを実現することができる。また、データ伝送終了前に
同時通話が終了した場合には、情報チャネルの全てをデ
ータ伝送に割り当てるので、データ伝送効率が向上す
る。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるファクシミリ装
置を示している。このファクシミリ装置は、ISDNを伝送
路として用いるとともに、グループ3ファクシミリ装置
機能、グループ4ファクシミリ装置機能、および、通話
機能を備えている。
同図において、制御部1は、このファクシミリ装置の
動作制御処理、グループ3ファクシミリ伝送手順処理、
上位レイヤのグループ4ファクシミリ伝送手順処理、お
よび、通話手順処理を実行するものであり、システムメ
モリ2は、制御部1が実行する処理プログラムおよびそ
の処理プログラムを実行するために必要な各種データを
記憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成する
ものである。
パラメータメモリ3は、このファクシミリ装置に固有
な各種の情報を記憶するためのものであり、バッテリバ
ックアップされたSRAM(スタティック型ランダム・アク
セス・メモリ)などデータを書き換え可能な不揮発性の
半導体記憶装置からなる。
時計回路4は、現在時刻情報を得るためのものであ
り、スキャナ5は、原稿画像をグループ4ファクシミリ
装置に設定されている解像度で読み取るためのものであ
り、プロッタ6は、画像をグループ4ファクシミリ装置
に設定されている解像度で記録出力するためのものであ
る。
操作表示部7は、このファクシミリ装置を操作するた
めのものであり、各種の操作キー、および、オペレータ
へのガイダンス情報等を表示するための液晶表示器など
の各種の表示装置からなる。
符号化復合化部8は、画信号を所定の符号化方式で符
号化圧縮するとともに、符号化圧縮された状態の画情報
を元の画信号に復合化するためのものであり、画素密度
変換部9は、スキャナ5およびプロッタ6の画像の画素
密度と相手先の端末装置が伝送可能な画像の画素密度が
相違する場合にそれらの画素密度を相互に変換するため
のものである。
画像蓄積装置10は、送信画信号、送信画情報、受信画
情報および受信画信号などの種々の情報を蓄積するため
のものである。
ISDNインタフェース回路11は、ISDNと物理的に接続す
るためのものであり、レイヤ1信号制御部12は、ISDNの
レイヤ1の信号処理機能およびDチャネル(信号チャネ
ル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号
の統合/分離機能を備えたものである。
Dチャネル伝送制御部13は、Dチャネルを用いてISDN
を行なう呼制御処理などの伝送制御処理を行なうための
ものであり、CODEC14は、ISDNのBチャネルを用いてア
ナログ信号を伝送するためのアナログ信号/デジタルデ
ータの信号変換処理を行なうためのものである。また、
このCODEC14は、通常の通話時に使用される64Kbpsのデ
ータ変換レートの変換機能と、32Kbpsのデータ変換レー
トの2つの動作モードを備えている。
Bチャネル伝送制御部15は、ISDNのBチャネル(情報
チャネル)を用いたグループ4ファクシミリ伝送制御処
理のうちレイヤ2,3,4,5の伝送制御処理を行なうための
ものである。
この場合、レイヤ1信号制御部12およびDチャネル伝
送制御部13は、同一のLSI装置により実現されている。
また、レイヤ1信号制御部12は、CODEC14およびBチャ
ネル伝送制御部15に対してデータ転送のための基準とな
る転送クロックCP1,CP2を出力するとともに、2つのB
チャネルを任意の組み合わせで割り当てる。さらに、レ
イヤ1信号制御部12は、後述のように、データ伝送中に
通話要求されたときには、CODEC14の送受信データと、
Bチャネル伝送制御部15の送受信データを時分割的に扱
う動作モードも備えている(同時通話モード)。
グループ3ファクシミリモデム16は、グループ3ファ
クシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝
送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21
モデム)、および、主に画情報をやりとりするための高
速モデム機能(V.29モデム、V.27terモデム)を備えて
いる。
切換器17は、CODEC14を、グループ3ファクシミリモ
デム16、通話のためのハンドセット18、または、呼出音
などを出力するためのスピーカ19のいずれかに切換接続
するためのものである。
制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、
時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、
符号化復合化部8、画素密度変換部9、画像蓄積装置1
0、レイヤ1信号制御部12、Dチャネル伝送制御部13、C
ODEC14、Bチャネル伝送制御部15、グループ3ファクシ
ミリモデム18、および、切換器17は、内部バス20に接続
されており、これらの各要素間における各種情報のやり
とりは、主としてこの内部バス20を介して行なわれる。
また、ハンドセット18のフック状態をあらわすフック信
号FSは、内部バス20を介して制御部1に加えられてい
る。
第2図は、操作表示部7の一例を示している。
同図において、スタートキー7aは、このファクシミリ
装置の送受信動作などの開始を指令入力するためのもの
であり、ストップキー7bは、このファクシミリ装置の動
作の停止を指令入力するためのものであり、テンキー7c
は、電話番号などの数値情報を操作入力するためのもの
である。
機能キー7dは、ワンタッチダイアルキー7eへの宛先登
録処理などの各種の機能の実行を選択するためのもので
あり、ワンタッチダイアルキー7eは、1回のキー操作
で、目的の宛先の電話番号(ISDNアドレス)を入力する
ためのものである。
会話予約キー7fは、ファクシミリ伝送機能による画情
報伝送に続いて、同じ宛先端末に対して通話要求する会
話予約モードを指定するためのものであり、通話キー7g
は、画情報伝送中にハンドセット18を用いて相手端末の
オペレータと通話する同時通話モードを指定するための
ものである。
液晶表示器7hは、このファクシミリ装置から、オペレ
ータに対する種々のメッセージを表示するためのもので
あり、YESキー7iは、液晶表示器7hに表示したガイダン
スメッセージなどに肯定的に回答する操作を行うための
ものであり、NOキー7jは、液晶表示器7hに表示したガイ
ダンスメッセージなどに否定的に回答する操作を行うた
めのものである。
ここで、このファクシミリ装置などのISDN端末が、デ
ータ伝送時にISDNとの間で行なう呼設定/呼解放手順に
ついて説明する。
すなわち、第3図に示すように、発端末は、まず、使
用する端末機能を設定するとともに、着端末を宛先に指
定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送出して着端末
との呼設定を要求し、ISDNは、指定された着端末に発端
末の識別情報(ISDNアドレス)および端末機能を設定し
た呼設定メッセージSETUPを送出して発呼する。また、I
SDNは、呼設定状況を通知するための呼設定受付メッセ
ージCALL_PROCを発端末に送出する。
着端末は、着信検出すると、自端末が着信可能な状態
になっているときには、ISDNに呼出メッセージALERTを
所定間隔で連続して送出し、ISDNは呼出メッセージALER
Tを発端末に送出して着端末の呼出を開始したことを通
知する。
着端末は、着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末に送出し
て着端末が呼を受け付けたことを通知する。
また、ISDNは、着端末に応答確認メッセージCONN_ACK
を送出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末
と着端末の間にデータ伝送のための情報チャネル(Bチ
ャネル)が確立する。
これにより、発端末と着端末との相互間で、情報チャ
ネルを用いたデータ伝送が、おのおのの端末の伝送機能
に設定された伝送制御手順により実行される。
そして、データ伝送を終了すると、発端末が切断メッ
セージDISCをISDNに送出して情報チャネルの解放を要求
し、ISDNが切断メッセージDISCを着端末に送出して情報
チャネルの復旧を通知する。
これにより、着端末がチャネル切断完了を通知する解
放メッセージRELをISDNに応答すると、ISDNから発端末
に解放メッセージRELが送出される。発端末は、チャネ
ル解放が完了すると解放完了メッセージREL_COMPをISDN
に送出してその旨を通知し、それにより、ISDNは解放完
了メッセージREL_COMPを着端末に送出して、情報チャネ
ルの解放が成立し、発端末と着端末との間に設定されて
いた情報チャネルが完全に解放される。
このようにして、発端末と着端末との間に情報チャネ
ルが設定されて、データ伝送が行なわれ、データ伝送が
終了すると、情報チャネルが解放される。
また、切断メッセージDISCは、着端末側から送出し
て、呼解放手順を開始することもできる。
また、Bチャネルによるデータ伝送中に相手端末との
間では、例えば、ユーザ情報メッセージUSER_INFOをや
りとりすることができる。
また、ISDNの呼設定用のおのおののメッセージは、第
4図(a)に示すように、レイヤ3呼制御メッセージを
規定するプロトコル仕様(フォーマット、シーケンスな
ど)を識別するためのプロトコル識別子、そのメッセー
ジがどの呼に関与するものであるかを識別するための呼
番号、それぞれのメッセージの内容を識別するためのメ
ッセージタイプ、おのおののメッセージに必ず付加され
る必須情報要素、および、おのおののメッセージに必要
に応じて付加される付加情報要素からなる。なお、必須
情報要素は、メッセージタイプに応じて0,1,または複数
個が設定されており、付加情報要素は、その状況に応じ
て0,1または複数個が配置される。
呼設定メッセージSETUPは、同図(b)に示すよう
に、必須情報要素として「伝達能力」をもち、付加情報
要素としては、例えば、「発番号」、「着番号」、「着
サブアドレス」、「抵抗レイヤ整合性」、「高位レイヤ
整合性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素
をもつ。
また、ユーザ情報メッセージUSER_INFOは、必須情報
要素として「ユーザ・ユーザ」情報要素をもつ。また、
応答メッセージCONNは、付加情報要素として「ユーザ・
ユーザ」情報要素をもつ。
これらの情報要素の概略について説明する。
「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の内容が、音
声、非制限デジタル情報、制限デジタル情報、3.1KHzオ
ーディオ、7KHzオーディオ、あるいは、ビデオのいずれ
かであるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が
回線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送
モード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報
の転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロ
トコルをあらわす情報などからなる。
「発番号」情報要素は、発端末のISDN番号をあらわ
し、「着番号」情報要素は、着端末のISDN番号をあらわ
す。「着サブアドレス」情報要素は、着側で同一の宅内
配線(受動バス)に接続される8つまでの端末のうちの
目的のものを識別するためのものである。
「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との通信
可能性検査に使用するためのものであり、基本的な内容
は「伝達能力」情報要素と同一である。さらに、この
「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細かい内容が
含まれる。
「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との整合
性検査に使用するためのものであり、例えば、グループ
2/グループ3ファクシミリ、グループ4ファクシミリ、
ミックスモード、テレテックス、ビデオテックス、テレ
ックス、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システ
ムなどの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えてい
るのかを表示する。
「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間の情報の伝
達に用いるためのものであり、この「ユーザ・ユーザ」
情報要素の内容は、ISDNによって解釈されることなくト
ランスペアレントに転送されて相手ユーザに伝達され
る。
さて、このファクシミリ装置では、グループ4ファク
シミリ伝送機能を用いたデータ伝送を終了したのちに、
その同じ情報チャネルの通信パスを利用して、ハンドセ
ット18を用いた通話を行う会話予約モードと、グループ
4ファクシミリ伝送機能を用いたデータ伝送中に、同じ
宛先と通話を行う同時通話モードの2つの通信モードを
備えている。
ここで、同時通話モードを行うときには、64Kbpsのデ
ータ伝送速度をもつBチャネルを用いて、2系統の伝送
データをやりとりするために、本実施例では、グループ
4ファクシミリ伝送機能のデータ伝送速度および通話機
能のデータ伝送速度をそれぞれ32Kbpsに設定し、それら
の2系統のデータを重畳してBチャネル上の64Kbpsの伝
送データを形成している。
この場合、同時通話モード時には、レイヤ1信号制御
部12からCODEC14およびBチャネル伝送制御部15に加え
る転送クロックの周期を、32Kbpsのデータ伝送速度に対
応した周期に変更するとともに、レイヤ1信号制御部12
は、次のようにして、CODEC14およびBチャネル伝送制
御部15が送受信する2系統の32Kbpsのデータを、1つの
Bチャネル上の64Kbpsのデータに統合/分離する。
すなわち、ISDNに送出する送信データについては、第
5図(a)〜(c)に示すように、CODEC14から出力さ
れる送信データTCと、Bチャネル伝送制御部15から出力
される送信データTDを、それぞれ1バイト(=8ビッ
ト)ずつ切り出し、それらの1バイト分の送信データC1
と送信データD1を4ビット(=1ニブル)ずつの2つの
ニブルデータに分割する。
そして、送信データD1の上位ニブルデータD1a、送信
データC1の上位ニブルデータC1a、送信データD1の下位
ニブルデータD1b、送信データC1の下位ニブルデータC1b
をこの順序で配置して、Bチャネル上の送信データTSを
形成する。
このようにして、32Kbpsのデータ伝送速度(データ密
度)の2バイト分の送信データC1,D1を、64Kbpsのデー
タ密度の2バイト分の送信データTSに変換している。
また、Bチャネル上の受信データRSを受信すると、そ
の連続する2バイト分のデータを、4つのニブルデータ
に分割し、それによって得られた最初のニブルデータと
3番目のニブルデータをそれぞれ上位ニブルデータおよ
び下位ニブルデータに配置してBチャネル伝送制御部15
の受信データSDを形成し、また、2番目のニブルデータ
と4番目のニブルデータをそれぞれ上位ニブルデータお
よび下位ニブルデータに配置してCODEC14の受信データS
Cを形成する。
このようにして、2バイト分の64Kbpsの受信データRS
を、2バイト分の32Kbpsの受信データSD,SCにそれぞれ
変換している。
これにより、1つのBチャネルを用いて、Bチャネル
伝送制御部15によるデータ伝送と、CODEC14によるデー
タ伝送を同時に行うことができる。
なお、2系統の32Kbpsのデータを、1系統の64Kbpsの
データに統合/分離する方法としては、本実施例で用い
ている方法以外にも種々考えられ、それらのいずれの方
法を用いても本発明を実現できる。
このファクシミリ装置の送信時の処理例を第7図
(a),(b)に示す。
オペレータが送信原稿をスキャナ5にセットして、宛
先の指定、伝送モードなどを操作入力するとともに、ス
タートキー7aオンして、送信操作を終了すると(処理10
1)、そのときに指定された宛先に対して、呼設定メッ
セージSETUPを送出して、宛先を発呼する(処理102)。
このとき、呼設定メッセージSETUPの「ユーザ・ユー
ザ」情報要素には、同時通話モードを設定可能であるこ
とを通知するための情報が付加される。また、会話予約
キー7fが操作されて会話予約が指定されているときに
は、会話予約モードを指定するための情報も、呼設定メ
ッセージSETUPの「ユーザ・ユーザ」情報要素に付加さ
れる。
これにより、発呼された端末装置が着信応答して、応
答メッセージCONNが送出されて、応答メッセージCONNを
受信すると(処理103)、その応答メッセージCONNの
「ユーザ・ユーザ」情報要素に含まれている端末モード
をあらわす情報を保存する(処理104)。なお、このと
き、端末モードの1つに同時通話モードが設定されてい
るときには、例えば、「画情報伝送中に、同時通話でき
ます。」というメッセージを液晶表示器7hに表示しても
よい。
そして、そのときに会話予約が設定されているかどう
かを判定し(判断105)、判断105の結果がYESになると
きには、保存している相手端末の端末モード情報に基づ
いて、相手端末が会話予約モードを備えているかどうか
を調べる(判断106)。
判断106の結果がYESになるときには、会話予約フラグ
をセットする(処理107)。また、判断106の結果がNOに
なるときには、例えば、「会話予約できません。」とい
うガイダンスメッセージを液晶表示器7hに表示して(処
理108)、会話予約フラグをリセットする(処理109)。
また、会話予約が設定されていないで、判断105の結果
がNOになるときには処理109に移行して、会話予約フラ
グをリセットする。
このようにして送信準備が整うと、グループ4ファク
シミリ伝送手順処理を実行する(処理110)。このと
き、オペレータがハンドセット18を取り上げてオフフッ
クしたのちに、通話キー7gがオンされて通話要求がなさ
れたか、あるいは、相手端末から受信したユーザ情報メ
ッセージUSER_INFOによって、同時通話モードが指令さ
れたかを調べながら(判断111,112)、グループ4ファ
クシミリ伝送が終了するまで待つ(判断113のNOグルー
プ)。
ここで、オペレータにより通話キー7gがオンされて判
断111の結果がYESになるときには、保存している相手端
末の端末モード情報に基づいて、相手端末が同時通話モ
ードを備えているかどうかを調べる(判断114)。
判断114の結果がYESになるときには、同時通話を指令
する情報を「ユーザ・ユーザ」情報要素にセットしたユ
ーザ情報メッセージUSER_INFOを送出して、相手端末に
同時通話を実行することを指令する(処理115)。
そして、CODEC14を32Kbpsの変換モードに設定すると
ともに、レイヤ1信号制御部12に同時通話モードを設定
した状態で(処理116)、オペレータがハンドセット18
を戻してオンフックするか、あるいは、相手端末よりオ
ンフックしたことが通知されることを監視している(判
断117,118)。
これにより、上述したように、レイヤ1信号制御部12
は、CODEC14とBチャネル伝送制御部15の双方によるデ
ータ伝送を平行して行い、それによって、Bチャネル伝
送制御部15は、32Kbpsの伝送速度でデータ伝送を開始
し、また、ハンドセット18を用いた通話を行うことがで
きる。
また、判断114の結果がNOになる時には、例えば、
「同時通話モードは使用できません。」というエラーメ
ッセージを液晶表示器7hに表示する(処理122)。
また、相手端末から同時通話モードが指令されて、判
断112の結果がYESになるときには、オペレータ呼出音を
発生する処理140を、オペレータがハンドセット18を取
り上げるまで繰返し実行し(判断141のNOループ)、オ
ペレータがハンドセット18を取り上げてオフフック検出
すると、処理116に移行して、同時通話を実行する。
同時通話中に、オンフックを検出して、判断117の結
果がYESになると、オンフック検出したことをあらわす
情報を「ユーザ・ユーザ」情報要素にセットしたユーザ
情報メッセージUSER_INFOを送出して、相手端末にオン
フック検出したことを通知したのちに(処理119)、レ
イヤ1信号制御部12を通常動作モードに再設定し(処理
120)、相手端末との間で信号を再同期する(処理12
1)。
これにより、Bチャネル伝送制御部15は、64Kbpsの伝
送速度でデータ伝送を継続する。
また、相手端末からオンフック検出したことを通知す
るユーザ情報メッセージUSER_INFOを受信して、判断118
の結果がYESになるときには、処理120に移行する。
さて、グループ4ファクシミリ伝送処理が終了して、
判断113の結果がYESになると、そのときにオンフックし
ているか、あるいは、相手端末からオンフック通知する
ユーザ情報メッセージUSER_INFOを受信するかどうかを
調べる(判断123,124)。
判断123の結果がYESになるときには、さらに、そのと
きに同時通話モードによる通話が終了したのかどうかを
調べる(判断125)。
判断125の結果がYESになるときには、ユーザ情報メッ
セージUSER_INFOにより、オンフック検出したことを相
手端末に通知して(処理126)、そのときに会話予約フ
ラグがセットされているかどうかを調べる(処理12
7)。
判断127の結果がYESになるときには、通話開始を指令
する情報を「ユーザ・ユーザ」情報要素にセットしたユ
ーザ情報メッセージUSER_INFOを送出して、相手端末に
会話予約開始を指令する(処理128)。
そして、オペレータがハンドセット18を取り上げてオ
フフック検出するまで、オペレータ呼び出しを行う(処
理129、判断130の処理ループ)。
オフフックして、判断130の結果がYESになると、CODE
C14を64Kbpsの変換モードに設定した状態で、信号同期
を行い(処理131)、それ以降は、オペレータがハンド
セット18を戻してオンフックするか、あるいは、ISDNか
ら切断メッセージDISCを受信するのを監視する(判断13
2,133のNOループ)。
オペレータがオフフックして、判断132の結果がYESに
なるときには、切断メッセージDISCを送出したのちに
(処理134)、呼解放手順を実行して(処理135)、一連
の送信時動作を終了する。
また、相手端末のオペレータが先にオフフックした場
合で、ISDNより切断メッセージDISCを受信し、判断133
の結果がYESになるときには、処理135に移行して、呼解
放手順を実行する。
また、判断124の結果がYESになるときには、同時通話
モードの通話がグループ4ファクシミリ伝送終了後にま
で継続されていて、それが終了した場合なので、即処理
135に移行して、呼解放手順を実行する。
また、判断127の結果がNOになるときには、通常のグ
ループ4ファクシミリ伝送のみが実行されて、それが終
了した場合、あるいは、同時通話モードの通話が終了し
た場合なので、処理135に移行して、呼解放手順を実行
する。
第8図(a),(b)は着信検出時の処理例を示して
いる。
ISDNより呼設定メッセージSETUPを受信すると、その
内容を解析して(処理201)、発呼端末の機能が自端末
と一致するかどうかを調べ(判断202)、判断202の結果
がNOになる時には、その着呼を無視して(処理203)、
着信応答しない。
判断202の結果がYESになるときには、受信した呼設定
メッセージSETUPの「ユーザ・ユーザ」情報要素に含ま
れている端末モードをあらわす情報を保存し(処理20
4)、自端末に装備されている端末モードをあらわす情
報を「ユーザ・ユーザ」情報要素にセットした応答メッ
セージCONNを送出する(処理205)。
なお、このとき、呼設定メッセージSETUPの「ユーザ
・ユーザ」情報要素に含まれている端末モードとして、
同時通話モードが設定されているときには、例えば、
「画情報伝送中に、同時通話できます。」というメッセ
ージを液晶表示器7hに表示してもよい。
このようにして通信パスが確立すると、グループ4フ
ァクシミリ伝送手順処理を実行する(処理206)。この
とき、オペレータがハンドセット18を取り上げてオフフ
ックしたのちに、通話キー7gがオンされて通話要求がな
されたか、あるいは、相手端末から同時通話モードが指
令されたかを調べながら(判断207,208)、グループ4
ファクシミリ伝送が終了するまでグループ4ファクシミ
リ伝送手順(処理206)を実行する(判断209のNOルー
プ)。
ここで、オペレータにより通話キー7gがオンされて判
断207の結果がYESになるときには、保存している相手端
末の端末モード情報に基づいて、相手端末が同時通話モ
ードを備えているかどうかを調べる(判断211)。
判断211の結果がYESになるときには、ユーザ情報メッ
セージUSER_INFOを送出して相手端末に同時通話を実行
することを指令する(処理212)。
そして、CODEC14を32Kbpsの変換モードに設定すると
ともに、レイヤ1信号制御部12に同時通話モードを設定
した状態で(処理213)、オペレータがハンドセット18
を戻してオンフックするか、あるいは、相手端末よりオ
ンフックしたことが通知されることを監視している(判
断214,215)。
これにより、上述したように、レイヤ1信号制御部12
は、CODEC14とBチャネル伝送制御部15の双方によるデ
ータ伝送を平行して行い、それによって、Bチャネル伝
送制御部15は、32Kbpsの伝送速度のデータ伝送を行い、
また、ハンドセット18を用いた通話を行うことができ
る。
また、判断211の結果がNOになる時には、例えば、
「同時通話モードは使用できません。」というエラーメ
ッセージを液晶表示器7hに表示する(処理219)。
また、相手端末より同時通話モードが指定されて、判
断208の結果がYESになるときには、オペレータがハンド
セット18を取り上げてオフフック検出するまで、オペレ
ータ呼出音を繰返し出力し(処理240、判断241の処理ル
ープ)、オペレータがハンドセット18を取り上げて判断
241の結果がYESになると、処理213に移行して、同時通
話モードを開始する。
同時通話モード実行中にオンフックを検出して、判断
214の結果がYESになると、ユーザ情報メッセージUSER_I
NFOを送出して相手端末にオンフック検出したことを通
知したのちに(処理216)、レイヤ1信号制御部12を通
常動作モードに再設定し(処理217)、相手端末との間
で信号を再同期する(処理218)。
これにより、Bチャネル伝送制御部15は、64Kbpsの伝
送速度でデータ伝送を継続する。
また、相手端末からオンフック検出したことを通知す
るユーザ情報メッセージUSER_INFOを受信して、判断215
の結果がYESになるときには、処理217に移行する。
さて、グループ4ファクシミリ伝送処理が終了して、
判断209の結果がYESになると、そのときにオンフックし
ているか、あるいは、相手端末からオンフック通知する
ユーザ情報メッセージUSER_INFOを受信するかどうかを
調べる(処理220,212)。
判断220の結果がYESになるときには、さらに、そのと
きに同時通話モードによる通話が終了した状態であるか
どうかを調べる(判断222)。
判断222の結果がYESになるときには、同時通話モード
が行われていない場合なので、相手端末から会話予約の
ための通話指示が指令されているかどうかを調べる(判
断224)。
判断224の結果がYESになるときには、オペレータがハ
ンドセットを取り上げてオフフック検出するまで、オペ
レータ呼び出しを行う(処理225、判断226の処理ルー
プ)。
オフフックして、判断226の結果がYESになると、CODE
C14を64Kbpsの変換モードに設定した状態で、信号同期
を行い(処理227)、それ以降は、オペレータがハンド
セット18を戻してオンフックするか、あるいは、ISDNか
ら切断メッセージDISCを受信するのを監視する(判断22
8,229のNOループ)。
オペレータがオフフックして、判断228の結果がYESに
なるときには、切断メッセージDISCを送出したのちに
(処理230)、呼解放手順を実行して(処理231)、一連
の送信時動作を終了する。
また、相手端末のオペレータが先にオフフックした場
合で、ISDNより切断メッセージDISCを受信し、判断229
の結果がYESになるときには、処理230に移行して、呼解
放手順を実行する。
また、判断221の結果がYESになるとき、および、処理
223を実行したときには、同時通話モードの通話がグル
ープ4ファクシミリ伝送終了後にまで継続されていて、
それが終了した場合なので、即処理231に移行して、呼
解放手順を実行する。
また、判断224の結果がNOになるときには、通常のグ
ループ4ファクシミリ伝送のみが実行されて、それが終
了し、さらに、会話予約が要求されなかった場合なの
で、処理231に移行して、呼解放手順を実行する。
したがって、画情報送信時に、会話予約キー7fを操作
して、会話予約モードを設定しておくと、画情報伝送終
了時にオペレータ呼び出しがなされ、それにより、ハン
ドセット18を取り上げると、相手端末のオペレータを呼
び出せた場合に、その相手オペレータと通話することが
できる。
また、画情報伝送中に、通話キー6gをオンすると、相
手端末でオペレータ呼び出しがなされ、それによって呼
び出された相手オペレータがハンドセット18を取り上げ
ると、双方のオペレータによる同時通話が行われる。
このようにして、本実施例では、画情報伝送後の相手
オペレータとの通話を、画情報伝送で使用した通信パス
を利用して実行できるので、自端末側あるいは相手端末
側に空きチャネルがなくて通話できないというような事
態を防止できる。
また、画情報伝送中に相手オペレータを呼び出し、画
情報伝送と通話を同時に実行することができるので、通
話のための時間を大幅に短縮できる。
ところで、上述した実施例では、ISDNのDチャネルの
ユーザ情報メッセージUSER_INFOを用いて、会話予約お
よび同時通話モードの設定のための手順を実行している
が、この手順のための信号は、これに限ることはない。
例えば、グループ4ファクシミリ伝送手順において伝
送中にやりとり可能な信号の割込みパケット信号ITなど
を用いることができる。
また、送受信端末間の端末モードの交渉を行うための
信号としては、上述した実施例における呼設定メッセー
ジSETUPと応答メッセージCONNの他に、グループ4ファ
クシミリ手順開始時にやりとりする発呼パケットCRと着
呼パケットCA、または、セッションレイヤの開始時にや
りとりするセッション開始コマンドCSSおよびセッショ
ン開始肯定レスポンスRSSPなどを用いることができる。
また、上述した実施例では、ISDNファクシミリ装置に
本発明を適用したが、通話機能とデータ伝送機能をとも
に備えたISDN端末装置であれば、それ以外の装置にも、
本発明を同様にして適用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、データ伝送機
能および通話機能を備えたISDN端末装置の伝送制御方法
において、同時通話モードの要求を操作入力するための
入力手段を備え、呼設定手順中に相手端末装置が備える
通信モードを示す端末モード情報を受信し保存するとと
もに、データ伝送機能による画情報の通信中に上記入力
手段により同時通話モードの要求が操作入力されると、
保存した上記端末モード情報に基づいて相手端末装置が
同時通話モードを備えているか否か判断し、相手端末装
置が同時通話モードを備えていないと判断された場合に
はユーザに対して同時通話モードへの設定が不可である
旨を通知する一方、相手端末装置が同時通話モードを備
えていると判断された場合には相手端末装置に同時通話
モードへの移行を指示するとともに自端末装置を同時通
話モードへ設定させるようにしたので、ユーザにより同
時通話モードが指定されると、相手端末が同時通話モー
ドを備えている場合に限り、同時通話モードの通信がで
きるとともに、相手端末が同時通話モードを備えていな
い場合には、その旨がエラー表示されて同時通話モード
が受け付けらないので、適切に同時通話モードを用いる
ことができるという効果を得る。
また、データ伝送機能および通話機能を備えたISDN端
末装置の伝送制御方法において、同時通話モードの要求
を操作入力するための入力手段と、情報チャネルの伝送
速度よりも小さいデータ変換レートを備えたコーデック
を備え、呼設定手順中に相手端末装置が備える通信モー
ドを示す端末モード情報を受信し保存するとともに、デ
ータ伝送機能による画情報の通信中に上記入力手段によ
り同時通話モードの要求が操作入力されると、保存した
上記端末モード情報に基づいて相手端末装置が同時通話
モードを備えているか否か判断し、相手端末装置が同時
通話モードを備えていないと判断された場合にはユーザ
に対して同時通話モードへの設定が不可である旨を通知
する一方、相手端末装置が同時通話モードを備えている
と判断された場合には相手端末装置に同時通話モードへ
の移行を指示するとともに情報チャネルをデータ伝送機
能と上記コーデックを用いた通話機能に時分割的に割り
当てるようにしたので、1つの情報チャネルを用いて適
切に同時通話モードを実現することができるという効果
も得る。また、情報チャネルが前記データ伝送機能と前
記コーデックを用いた通話機能に時分割的に割り当てら
れている状態で、通話が終了すると、その時点で、情報
チャネルの時分割的割り当て状態を解除し、その情報チ
ャネルを全て上記データ伝送機能に割り当てるようにし
たので、データ伝送終了前に同時通話が終了した場合に
は、情報チャネルの全てをデータ伝送に割り当てるの
で、データ伝送効率が向上するという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示すブロック図、第2図は操作表示部の一例を示す概略
図、第3図はISDNを用いた伝送手順の一例を示すタイム
チャート、第4図(a)は呼設定用メッセージの形式を
示す概略図、同図(b)は呼設定メッセージに含まれる
情報要素の一例を示す概略図、第5図は同時通話モード
時の送信データの統合処理の一例を示すタイムチャー
ト、第6図は同時通話モード時の受信データの分離処理
の一例を示すタイムチャート、第7図(a),(b)は
送信時の処理例を示すフローチャート、第8図(a),
(b)は着信時の処理例を示すフローチャートである。 1……制御部、2……システムメモリ、3……パラメー
タメモリ、12……レイヤ1信号制御部、14……CODEC、1
5……Bチャネル伝送制御部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ伝送機能および通話機能を備えたIS
    DN端末装置の伝送制御方法において、 同時通話モードの要求を操作入力するための入力手段を
    備え、 呼設定手順中に相手端末装置が備える通信モードを示す
    端末モード情報を受信し保存するとともに、 データ伝送機能による画情報の通信中に上記入力手段に
    より同時通話モードの要求が操作入力されると、保存し
    た上記端末モード情報に基づいて相手端末装置が同時通
    話モードを備えているか否か判断し、相手端末装置が同
    時通話モードを備えていないと判断された場合にはユー
    ザに対して同時通話モードへの設定が不可である旨を通
    知する一方、相手端末装置が同時通話モードを備えてい
    ると判断された場合には相手端末装置に同時通話モード
    への移行を指示するとともに自端末装置を同時通話モー
    ドへ設定させることを特徴とするISDN端末装置の伝送制
    御方法。
  2. 【請求項2】データ伝送機能および通話機能を備えたIS
    DN端末装置の伝送制御方法において、 同時通話モードの要求を操作入力するための入力手段
    と、 情報チャネルの伝送速度よりも小さいデータ変換レート
    を備えたコーデックを備え、 呼設定手順中に相手端末装置が備える通信モードを示す
    端末モード情報を受信し保存するとともに、 データ伝送機能による画情報の通信中に上記入力手段に
    より同時通話モードの要求が操作入力されると、保存し
    た上記端末モード情報に基づいて相手端末装置が同時通
    話モードを備えているか否か判断し、相手端末装置が同
    時通話モードを備えていないと判断された場合にはユー
    ザに対して同時通話モードへの設定が不可である旨を通
    知する一方、相手端末装置が同時通話モードを備えてい
    ると判断された場合には相手端末装置に同時通話モード
    への移行を指示するとともに情報チャネルをデータ伝送
    機能と上記コーデックを用いた通話機能に時分割的に割
    り当てることを特徴とするISDN端末装置の伝送制御方
    法。
  3. 【請求項3】情報チャネルが前記データ伝送機能と前記
    コーデックを用いた通話機能に時分割的に割り当てられ
    ている状態で、通話が終了すると、その時点で、情報チ
    ャネルの時分割的割り当て状態を解除し、その情報チャ
    ネルを全て上記データ伝送機能に割り当てることを特徴
    とする請求項2記載のISDN端末装置の伝送制御方法。
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