JPH07154764A - テレビ会議通信装置の制御方法 - Google Patents

テレビ会議通信装置の制御方法

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JPH07154764A
JPH07154764A JP5319277A JP31927793A JPH07154764A JP H07154764 A JPH07154764 A JP H07154764A JP 5319277 A JP5319277 A JP 5319277A JP 31927793 A JP31927793 A JP 31927793A JP H07154764 A JPH07154764 A JP H07154764A
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personal computer
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JP5319277A
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Inventor
Seiji Nagao
征司 長尾
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部端末装置を接続/切り離しした場合で
も、それまでに実行していた通信モードを継続すること
ができるテレビ会議通信装置の制御方法を提供すること
を目的としている。 【構成】 外部通信端末として接続されるオプション端
末の使用状況が変化した場合、その変化後の仕様状況を
複数バイト拡張メッセージ処理機能を用いて通知するよ
うにしたので、その時点での通信モードを継続・保持す
ることができ、例えば、通信中の映像が途切れるような
不都合は生じない。また、相手端末の外部通信端末の使
用状況を表示するようにしているので、ユーザは、現
在、どの外部通信端末を利用できるのかを明確に確認す
ることができ、テレビ会議セッションの運営を円滑に実
行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オプション端末として
少なくとも1つ以上のデータ通信端末を接続可能なテレ
ビ会議通信装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CCITT勧告H.320で規
定されているテレビ会議通信機能などを備え、遠隔地間
で映像と音声をやりとりして会議通信を実現するテレビ
会議通信装置が提案されている。とくに、近年では、回
線としてISDNを用いた通信アプリケーションとし
て、テレビ会議通信装置が重要視されており、徐々に普
及しつつある。
【0003】また、このようなテレビ会議通信装置で
は、テレビ会議通信の補助のために、テレライティング
端末、グループ4/グループ3ファクシミリ端末、およ
び、静止画通信端末などのテレマティーク端末装置、お
よび、パーソナルコンピュータなどのデータ通信端末装
置を、外部端末装置として接続できるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなテレビ会議
通信装置では、例えば、外部端末装置として新たにパー
ソナルコンピュータを接続して、このパーソナルコンピ
ュータの通信機能を利用しようとする場合には、それま
でに相手端末との間で設定していたデータ通信モード
を、一旦、初期状態に戻した(リセット)後に、端末機
能として新たにパーソナルコンピュータを含めた状態に
再設定し、その後に、パーソナルコンピュータによるデ
ータ通信機能を利用する必要があった。
【0005】このようにして、従来では、新たに外部端
末装置を接続して、その外部端末装置の機能を利用しよ
うとした場合に、それまでに継続して実行していた音声
と映像による通信モードを一旦解消して、音声のみの通
信モードにリセットし、その後に、新たに接続した外部
端末装置の機能を含めた通信能力に再設定しているの
で、その再設定が完了するまでの間、映像出力ができな
くなり、テレビ会議通信を円滑に行えないという不都合
を生じる。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、外部端末装置を接続/切り離しした場合で
も、それまでに実行していた通信モードを継続すること
ができるテレビ会議通信装置の制御方法を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、オプション端
末として少なくとも1つ以上のデータ通信端末を接続可
能なテレビ会議通信装置の制御方法において、上記1つ
以上のデータ通信端末の使用可能状況を、複数バイト拡
張メッセージ処理機能を用いて通知するようにしたもの
である。
【0008】また、オプション端末として少なくとも1
つ以上のデータ通信端末を接続可能なテレビ会議通信装
置の制御方法において、上記1つ以上のデータ通信端末
の使用可能状況を、複数バイト拡張メッセージ処理機能
を用いて通知する一方、上記複数バイト拡張メッセージ
処理機能により相手端末から通知されたデータ通信端末
の使用可能状況を、表示出力するようにしたものであ
る。
【0009】また、前記複数バイト拡張メッセージ処理
機能による前記1つ以上のデータ通信端末の使用可能状
況の通知は、1つの通信セッションが継続中に上記使用
可能状況が変化するたびに行なうようにするとよい。
【0010】また、前記複数バイト拡張メッセージ処理
機能による前記1つ以上のデータ通信端末の使用可能状
況の通知は、1つの通信セッションが継続中に上記使用
可能状況が変化するたびに行なう一方、相手端末から通
知される上記使用可能状況が変化すると、その変化後の
内容をあらわす表示内容に、前記表示出力する内容を変
更するようにするとよい。
【0011】また、前記データ通信端末には、少なくと
も1つ以上のテレマティーク端末が含まれる。
【0012】
【作用】したがって、外部通信端末として接続されるオ
プション端末の使用状況が変化した場合、その変化後の
仕様状況を複数バイト拡張メッセージ処理機能を用いて
通知するようにしたので、その時点での通信モードを継
続・保持することができ、例えば、通信中の映像が途切
れるような不都合は生じない。また、相手端末の外部通
信端末の使用状況を表示するようにしているので、ユー
ザは、現在、どの外部通信端末を利用できるのかを明確
に確認することができ、テレビ会議セッションの運営を
円滑に実行することができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例にかかるテレビ
会議通信装置の一例を示している。ここで、このテレビ
会議通信装置は、CCITT勧告H.320で規定され
ているテレビ会議通信機能を備え、また、伝送回線とし
てISDNを用いるものである。それとともに、このテ
レビ会議通信装置には、外部端末として、テレライティ
ング装置、パーソナルコンピュータ、および、グループ
3/グループ4ファクシミリ装置が接続されている。
【0015】同図において、システム制御部1は、この
テレビ会議通信端末装置の各部の動作制御、および、情
報チャネル(Bチャネル)におけるテレビ会議通信制御
手順処理などの実行するためのものであり、ROM(リ
ード・オンリ・メモリ)2は、システム制御部1が実行
する制御処理プログラムの一部やこのプログラムを実行
するときに参照する種々のデータなどを記憶するための
ものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3
は、システム制御部1のワークエリアなどを構成するも
のである。
【0016】時計回路4は、現在時刻情報を出力するた
めのものであり、画像処理部5は、例えば、画像の縮小
/拡大処理、撮影画面の静止画化処理、静止画像の符号
化/復号化処理(JPEG方式)、画像の統計的処理な
ど、このテレビ会議通信端末装置が提供する装置機能の
ために必要な種々の画像処理を実行するためのものであ
る。
【0017】磁気ディスク装置6は、システム制御部1
が実行する他の制御プログラムやアプリケーションプロ
グラムなどのプログラムデータ、または、その他の種々
のデータを保存するためのものであり、操作表示部7
は、このテレビ会議通信端末装置を操作するためのもの
である。
【0018】テレライティング装置8は、テレライティ
ング装置機能を備えた外部通信装置であり、パーソナル
コンピュータ9は、所定のデータ処理機能、および、デ
ータ通信機能を備えたものであり、グループ3/グルー
プ4ファクシミリ装置10は、グループ3ファクシミリ
符号化/復号化機能、グループ3ファクシミリ通信機
能、グループ4ファクシミリ符号化/復号化機能、およ
び、グループ4ファクシミリ通信機能を備えたものであ
る。
【0019】スキャナ11は、所定の解像度で原稿画像
を読取入力するためのものであり、プロッタ12は、所
定の解像度で画像を記録出力するためのものである。
【0020】音声入出力装置13は、相手端末との間で
音声情報をやりとりして、ユーザ間の会話を実現するた
めのものであり、音声CODEC14は、音声入出力装
置13から入力したアナログ音声信号を対応するデジタ
ル音声データに変換するとともに、受信したデジタル音
声データを対応するアナログ音声信号に変換して、音声
入出力装置13に出力するものである。音声制御部15
は、音声入出力装置13の動作を制御するためのもので
ある。
【0021】ビデオカメラ装置16は、自端末側の参加
者などの様子を撮影するものであり、ビデオCODEC
17は、ビデオカメラ装置16から出力されるNTSC
型式のビデオ信号を対応するデジタルデータのビデオデ
ータに変換し、そのビデオデータを所定のCIF形式ま
たはQCIF型式のビデオデータに変換し、さらに、C
CITT勧告H.261の符号化方式で符号化圧縮して
ビデオ情報を形成するとともに、符号化圧縮された状態
のビデオ情報を元のCIFまたはQCIF型式のビデオ
データに変換し、そのビデオデータを対応するアナログ
信号のビデオ信号に変換し、そのビデオ信号をNTSC
型式のビデオ信号に変換するものである。
【0022】ビデオCODEC17によって、変換され
て形成されたビデオ信号は、表示制御部18に出力され
ている。また、ビデオカメラ装置16から出力されるビ
デオ信号は、表示制御部18にも加えられている。表示
制御部18は、ビデオモニタ装置19の表示画面の内容
を制御するためのものである。また、ビデオカメラ制御
部20は、ビデオカメラ装置16のカメラアングルを制
御するためのものである。
【0023】ISDNインタフェース制御部21は、こ
のテレビ会議通信端末装置をISDNに接続するととも
に、レイヤ1の信号処理機能、Dチャネル(信号チャネ
ル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号
の統合/分離機能を備えたものである。
【0024】Dチャネル伝送制御部22は、信号チャネ
ルで行う呼制御手順機能、および、多重呼制御機能を備
えたものであり、多重化/分離制御部23は、CCIT
T勧告H.221に準拠したデータ多重化/分離機能、
および、データのフレーム同期機能を備えたものであ
り、その分離側の接続端には、デジタル音声データ、デ
ジタルビデオデータ、および、汎用データが加えられて
おり、また、多重化側の接続端は、ISDNインタフェ
ース制御部21に接続されている。
【0025】切換回路24は、テレライティング装置
8、パーソナルコンピュータ9、および、グループ3/
グループ4ファクシミリ装置10のいずれかを、多重化
/分離制御部23の汎用データ入出力端に接続するため
のものである。
【0026】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、画像処理部5、磁気ディスク装置
6、操作表示部7、音声CODEC14、音声制御部1
5、ビデオCODEC17、表示制御部18、ビデオカ
メラ制御部20、Dチャネル伝送制御部22、および、
多重化/分離装置23は、システムバス25に接続され
ており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主
としてこのシステムバス25を介して行われる。
【0027】また、多重化/分離装置23と音声COD
EC14との間で音声データのやりとりが行われ、多重
化/分離装置23とビデオCODEC17との間でビデ
オデータのやりとりが行われている。
【0028】また、テレライティング装置8、パーソナ
ルコンピュータ9、および、グループ3/グループ4フ
ァクシミリ装置10もシステムバス25に接続され、例
えば、データ送信要求、データ受信要求、および、デー
タ通信終了通知など、データ通信制御に関する制御情報
や、装置接続通知などの動作状況情報のやりとりが、こ
のシステムバス25を介してなされる。
【0029】また、テレライティング装置8、パーソナ
ルコンピュータ9、および、グループ3/グループ4フ
ァクシミリ装置10は、それぞれ独立した所定の伝送制
御手順に基づいて、相手端末との間でデータ通信動作を
実行する。
【0030】さて、このテレビ会議通信端末装置では、
Bチャネルにおいては、CCITT勧告H.221で規
定されるマルチフレーム形式でデータをやりとりする。
【0031】図2に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0032】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図3に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0033】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocatio
n Signal)BASを構成する。また、サブチャ
ネルSCH8の第17オクテット〜第80オクテットの
第8ビットの部分には、その一部に、データを暗号化す
るためのキー情報などをやりとりするための暗号チャネ
ルのデータがセットされることがある(オプション)。
【0034】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図4に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0035】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0036】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0037】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0038】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されている情報チャネルの
うち、そのフレームを運んでいる情報チャネルの接続さ
れた順番をあらわすコネクション番号を表示するために
用いられる。また、第15フレームの第1オクテットの
ビットRは、将来の勧告のために確保(予約)されてお
り、通常は、0がセットされる。
【0039】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0040】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0041】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0042】また、ビットレート割当信号BASは、図
5に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0043】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図6に示すように、第1オク
テットから第80オクテットのオクテット順序に送出さ
れ、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送出
される。
【0044】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0045】また、このテレビ会議通信端末装置では、
通常、2つの情報チャネルを用いて、データ伝送を行っ
ており、そのときの伝送手順の一例を図7に示す。な
お、この伝送手順は、CCITT勧告H.242および
CCITT勧告H.320に従う。
【0046】まず、発呼端末が宛先端末を発呼して信号
チャネル上で呼設定手順を行い、1つの情報チャネル
(以下、第1チャネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャネル上でPCM音声データ
(A則またはμ則、64Kbps)をセットしたフレー
ムデータをやりとりしながらフレーム同期を行ない(フ
レームモード)、フレーム同期が確立すると、相互に能
力BASデータおよびコマンドBASデータをやりとり
し(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝送モー
ドを決定して、2つ目の情報チャネルを確保するための
付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0047】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から互いに共通で最も機能の高いモードを選
択し(フェーズB1−3)、発呼端末からその選択した
動作モードで着呼端末に機能を動作させるよう端末機能
を指定するBASコマンドを送信して、発呼端末と着呼
端末の装置機能に共通するパラメータを設定する(フェ
ーズB2)。これにより、第1チャネルでは、そのとき
に選択した伝送モードに対応した、例えば、音声データ
(16Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ
(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェー
ズC)。
【0048】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目の情報チャネル(以下、第2チ
ャネルという)について信号チャネル上で呼設定手順を
行い(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第
2チャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビッ
ト割当信号BASのみを含むフレームデータをやりとり
してフレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し
(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第
2チャネル間の同期を確立する(フェーズCB1−1
2)。
【0049】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB3)。
【0050】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、例えば、2つの情
報チャネルを用いて、音声データ、動画データ、およ
び、汎用データが、それぞれ56Kbps,62.4K
bps、および、6.4Kbpsの伝送速度が割り当て
られてデータ伝送される(図8参照)。
【0051】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、信号チャネルの呼切断解放手順により第2チ
ャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0052】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで、例え
ば、音声データと動画データが合計62.4Kbpsの
伝送速度で伝送されており、さらに、一方の端末のオペ
レータが通話終了する場合は動画データの伝送を終了
し、この動画データの伝送容量を含めて、全ての第1チ
ャネルの伝送容量を音声伝送に使用するためにモード0
Fに切り換え(フェーズD2)、この後、信号チャネル
の呼切断解放手順により第1チャネルの呼を解放できる
状態になっている。
【0053】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、信号チャネル上で呼切断解放手順が実行
されて(フェーズE)、2つの端末間のテレビ会議通信
が終了する。
【0054】このように、テレビ会議通信端末装置で
は、最初に1つの情報チャネル(第1チャネル)を確保
してフレームモードを確立した後に、この第1チャネル
で音声データと動画データの伝送速度の割り当てを行な
って過渡的なモードでデータ伝送を行ないつつ、同時に
互いに2つ目の情報チャネル(第2チャネル)の設定が
可能ならば、信号チャネルの呼設定手順により第2チャ
ネルを確保する。そして、過渡的なモードで伝送してい
る第1チャネルと、新たに確保した第2チャネルをチャ
ネル同期させ、そのチャネル同期が確立した時点で、音
声データと動画データの伝送速度の割り当てを再設定
し、増大した情報チャネルの伝送容量を活用するため
に、音声データおよび動画データの符号化則(符号化方
式)を変更して、より高品質な音声データおよび動画デ
ータのやりとりを行なうようにしている。
【0055】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、この
場合では、まず、音声データおよび動画データの各符号
化則を、第1チャネルの62.4Kbpsの伝送容量に
最適化する方式に設定して第1チャネルのみの伝送モー
ドに変更する一方、第2チャネルでは、第1チャネルと
の同期状態を停止するとともに、ユーザデータが空き伝
送状態になっているモード0Fに移行した後に、信号チ
ャネルの呼切断解放手順を実行して、呼を切断/解放す
る。また、第1チャネルは、音声データと動画データの
2種類のメディア伝送から、音声データだけの伝送モー
ドであるモード0Fへ変更した後、信号チャネルの呼切
断解放手順により、呼を切断/解放する。なお、第1チ
ャネルは、音声データと動画データの2種類のメディア
伝送へモードを切り換えずに、モード0Fへ直接モード
変更した後に、呼切断/解放することもできる。また、
呼切断解放手順で得た課金情報などは、チャネル毎に管
理する。
【0056】さて、本実施例では、図7に示した伝送制
御手順を一部拡張して、外部端末であるテレライティン
グ装置8、パーソナルコンピュータ9、および、グルー
プ3/グループ4ファクシミリ装置10を適宜に接続/
切り離しできるようにしている。
【0057】まず、発端末は、第1チャネルを確立する
ために、目的の着端末を宛先に指定した呼設定メッセー
ジSETUPをISDNに送出して着端末との呼設定を
要求し、これにより、ISDNは、呼設定状況を通知す
るための呼設定受付メッセージCALL_PROCを発
端末に送出するとともに、指定された着端末に呼設定メ
ッセージSETUPを送出して発呼する。
【0058】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のための情報チャネル(Bチャネ
ル)、すなわち、第1チャネルが確立する。
【0059】このようにして、第1チャネルが確立する
と、この第1チャネル上で発端末と着端末との間で、上
述したようなフレーム同期が行われ、そのフレーム同期
が確立すると、複数バイト拡張(MBE)メッセージ処
理機能を利用して、オプション端末機能の能力交換が行
われる。
【0060】この場合の複数バイト拡張メッセージとし
ては、例えば、図10(a)に示したように、パーソナ
ルコンピュータ通信(PC)を低速度データ(LSD)
モードでデータ通信速度が1200bpsで実行する能
力をあらわす1バイトのデータ(PC,LSD,120
0)、テレライティング通信(TW)を低速度データ
(LSD)モードでデータ通信速度が300bpsで実
行する能力をあらわす1バイトのデータ(TW,LS
D,300)、グループ3/グループ4ファクシミリ通
信(G3/G4FAX)を低速度データ(LSD)モー
ドでデータ通信速度が9600bpsで実行する能力を
あらわす1バイトのデータ(G3/G4FAX,LS
D,9600)が交換される。
【0061】また、この複数バイト拡張メッセージの最
初のデータ「NS−cap」は、このメッセージが非標
準の能力表示のためのものであることをあらわす1バイ
トデータであり、2つの目の「N=7」は、後に続くデ
ータの長さが7バイトであることをあらわす1バイトデ
ータであり、「国番号」は、自端末が設置されている場
所の国をあらわす所定の2バイトデータであり、「提供
者番号」は、自端末装置の製造者をあらわす所定の2バ
イトデータである。なお、「提供者番号」は、通常は、
端末間で機能の互換性(とくに、非標準機能)を判別す
るために用いられる。
【0062】このようにして、相手端末との間でオプシ
ョン端末機能の能力交換を行うと、システム制御部1
は、そのときに相手端末との間で利用可能なオプション
端末機能の一覧を、図11(a)に示したように、ビデ
オモニタ装置19の画面、あるいは、操作表示部7の表
示画面に表示出力して、自端末のユーザに、そのときの
テレビ会議通信セッションで利用可能なオプション端末
機能を通知する。
【0063】次いで、発端末は、第2チャネルを確立す
るために、再度、着端末を宛先に指定した呼設定メッセ
ージSETUPをISDNに送出して着端末との呼設定
を要求し、これにより、ISDNは、呼設定状況を通知
するための呼設定受付メッセージCALL_PROCを
発端末に送出するとともに、指定された着端末に呼設定
メッセージSETUPを送出して発呼する。
【0064】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のための情報チャネル(Bチャネ
ル)、すなわち、第2チャネルが確立する。
【0065】このようにして、第2チャネルが確立する
と、この第2チャネル上で発端末と着端末との間で、上
述したようなフレーム同期が行われ、そのフレーム同期
が確立すると、第1チャネルと第2チャネル間の同期を
確立する。
【0066】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し、この場合には、「ビデオ・オン」を指定するB
ASコマンドを送出する。これにより、発端末と着端末
との間では、音声データと映像(ビデオ)データのやり
とりが行われ、基本的なテレビ会議通信セッションが開
始される。
【0067】このようにして、音声データと映像データ
の相互伝送によるテレビ会議通信が実行されている状態
で、発端末のユーザがパーソナルコンピュータ9による
データ通信を実行するとき、このときには、ユーザは、
自端末の操作表示部7を操作してパーソナルコンピュー
タ9によるデータ通信要求を入力するか、あるいは、パ
ーソナルコンピュータ9を操作して、テレビ会議通信装
置に対して、データ通信要求を発行する。
【0068】これにより、発端末は、例えば、図10
(b)に示したようなBASコマンドを送出して、着端
末に対し、パーソナルコンピュータ9によるデータ通信
開始を指示する。この場合、発端末が送出するBASコ
マンドには、パーソナルコンピュータ9によるデータ通
信開始を指示する1バイトデータ(PCデータ送信開
始)が含まれる。なお、このBASコマンドの最初のデ
ータ「NS−comm」は、このメッセージが非標準の
BASコマンドであることをあらわす1バイトデータで
あり、2つの目の「N=5」は、後に続くデータの長さ
が5バイトであることをあらわす1バイトデータであ
り、「国番号」は、自端末が設置されている場所の国を
あらわす所定の2バイトデータであり、「提供者番号」
は、自端末装置の製造者をあらわす所定の2バイトデー
タである。
【0069】このようにして、発端末からBASコマン
ドを受信すると、着端末は、切換回路4によってパーソ
ナルコンピュータ9を選択し、パーソナルコンピュータ
9のデータ通信動作を起動するとともに、1200bp
sのLSDの汎用データチャネルを設定する。
【0070】それとともに、発端末は、切換回路4によ
ってパーソナルコンピュータ9を選択し、パーソナルコ
ンピュータ9のデータ通信動作を起動するとともに、1
200bpsのLSDの汎用データチャネルを設定す
る。
【0071】したがって、これ以降では、発端末と着端
末との間では、音声データと映像データの相互伝送によ
るテレビ会議通信が実行されるとともに、パーソナルコ
ンピュータ9によるデータ伝送が実行される。また、こ
の場合、テレビ会議通信と、パーソナルコンピュータ9
によるデータ伝送とは、独立して実行される。
【0072】そして、発端末でのデータ送信動作が終了
すると、ユーザは、自端末の操作表示部7を操作してパ
ーソナルコンピュータ9によるデータ通信終了を入力す
るか、あるいは、パーソナルコンピュータ9を操作し
て、テレビ会議通信装置に対して、データ通信終了を発
行する。
【0073】これにより、発端末は、例えば、図10
(c)に示したようなBASコマンドを送出して、着端
末に対し、パーソナルコンピュータ9によるデータ通信
終了を指示する。この場合、発端末が送出するBASコ
マンドには、パーソナルコンピュータ9によるデータ通
信終了を指示する1バイトデータ(PCデータ送信停
止)が含まれる。
【0074】このようにして、発端末からBASコマン
ドを受信すると、着端末は、パーソナルコンピュータ9
のデータ通信動作を終了する。また、発端末は、パーソ
ナルコンピュータ9のデータ通信動作を終了する。
【0075】したがって、これ以降では、これ以降で
は、発端末と着端末との間では、音声データと映像デー
タの相互伝送によるテレビ会議通信が実行される。
【0076】次に、発端末のユーザが、例えば、それ以
降は使用しないために、パーソナルコンピュータ9の電
源をオフすると、例えば、パーソナルコンピュータ9が
有効に接続されている状態ではオン状態を維持している
信号がオフ状態に変化するので、システム制御部1は、
パーソナルコンピュータ9が機能しなくなったことを検
出する。
【0077】このようにして、発端末のシステム制御部
1がパーソナルコンピュータ9の機能を利用できなくな
ったことを検出すると、発端末は、例えば、図10
(d)に示したようなBASコマンドを送出して、着端
末に対し、パーソナルコンピュータ9のデータ通信機能
が削除されたことを通知する。この場合、発端末が送出
するBASコマンドには、パーソナルコンピュータ9に
よるデータ通信機能が削除されたことを示す1バイトデ
ータ(PC,LSD,1200,削除)が含まれる。な
お、このBASコマンドの最初のデータ「MBE関連
値」は、「NS−cap」を除く、適宜なMBE関連の
1バイトデータであり、2つの目の「N=1」は、後に
続くデータの長さが5バイトであることをあらわす1バ
イトデータである。
【0078】これにより、着端末は、それ以降、パーソ
ナルコンピュータ9によるデータ通信が実行できなくな
ったことを判別するとともに、例えば、図11(b)に
示すように、最初に表示していた画面の表示項目のう
ち、パーソナルコンピュータ9を表示する項目を網掛け
表示して、パーソナルコンピュータ9によるデータ通信
が実行できなくなったことをユーザに表示する。
【0079】このようにして、本実施例では、オプショ
ン端末機能が削除されたことを、MBE関連のBASコ
マンドで通知しているので、そのときに実行している音
声データおよび映像データのデータ通信を中断する必要
がない。
【0080】したがって、ユーザは、テレビ会議通信セ
ッションを継続した状態で、オプション端末機能の削除
を行うことができる。
【0081】また、一旦削除したオプション端末機能を
再接続した場合、あるいは、別のオプション端末装置を
追加接続した場合も、同様にして、MBE関連のBAS
コマンドを使用することで、テレビ会議通信セッション
を継続した状態で行うことができ、テレビ会議通信の使
い勝手が大幅向上する。
【0082】例えば、このテレビ会議通信装置に、さら
に、静止画通信装置を接続した場合、その旨をMBE関
連のBASコマンドで通知する。そして、相手端末に
は、図11(c)に示したように、使用できるオプショ
ン端末機能として「静止画」の項目を追加表示する。な
お、当然のことながら、この追加表示は、自端末も同じ
機能(この場合には、静止画通信装置)を備えている場
合にのみ有効である。
【0083】また、一旦削除したオプション端末機能を
再接続した場合には、網掛け表示した表示項目を、網掛
け解除表示した元の表示属性に戻して、その項目の機能
が使用可能になったことを表示する。
【0084】このようにして、本実施例では、そのとき
に使用できるオプション端末機能を一覧表示しているの
で、ユーザは、使用可能なオプション端末機能を明確に
認識することができる。
【0085】図12は、第1チャネルが確立し、オプシ
ョン端末機能の能力交換を実行した後で、オプション端
末機能の項目を表示するときのシステム制御部1の処理
例を示している。
【0086】まず、相手端末から通知されたオプション
端末機能を読み込んで(処理101)、そのオプション
端末機能と、自端末のオプション端末機能のうち一致す
るものを判定し(処理102)、その判定結果得られた
オプション端末機能を一覧表示する情報を形成して、表
示制御部18にスーパーインポーズデータとして出力し
(処理103)、オプション端末機能の項目一覧をビデ
オモニタ装置19に表示出力する(処理104)。
【0087】図13は、ユーザがパーソナルコンピュー
タ9によるデータ通信動作を要求したときに、システム
制御部1が実行する処理例を示している。
【0088】まず、パーソナルコンピュータ9によるデ
ータ通信要求が入力される(処理201)、上述したよ
うなパーソナルコンピュータ9によるデータ通信開始を
指示するBASコマンドを作成し(処理202)、その
BASコマンドを送出して、相手端末に対し、パーソナ
ルコンピュータ9によるデータ通信開始を指示する(処
理203)。
【0089】そして、システム制御部1は、切換回路4
によってパーソナルコンピュータ9を選択し、パーソナ
ルコンピュータ9のデータ通信動作を起動するととも
に、1200bpsのLSDの汎用データチャネルを設
定する(処理204,205)。
【0090】したがって、これ以降では、音声データと
映像データの相互伝送によるテレビ会議通信とは独立し
て、パーソナルコンピュータ9によるデータ伝送が実行
される。
【0091】システム制御部1は、この状態で、パーソ
ナルコンピュータ9からデータ通信終了が通知されるま
で待機する(判断206のNOループ)。そして、デー
タ通信動作が終了し、その旨が通知されて判断206の
結果がYESになると、上述したようなパーソナルコン
ピュータ9によるデータ通信終了を指示するBASコマ
ンドを作成し(処理207)、そのBASコマンドを送
出して、相手端末に対し、パーソナルコンピュータ9に
よるデータ通信終了を指示する(処理208)。それと
ともに、システム制御部1は、パーソナルコンピュータ
9のデータ通信動作を終了して(処理209)、一連の
動作を終了する。
【0092】なお、他のオプション端末機能、テレライ
ティング装置8およびグループ3/グループ4ファクシ
ミリ装置10が選択されたときには、その選択された装
置について、この図13と同様の処理を実行する。
【0093】図14は、例えば、オプション端末装置の
動作状態/使用状況が変化したことを検出したときに、
システム制御部1が実行する処理例を示している。
【0094】まず、この処理では、システム制御部1
は、オプション端末の動作状態/使用状況が変化したこ
とを監視している(判断301のNOループ)。オプシ
ョン端末の動作状態/使用状況が変化した場合で、判断
301の結果がYESになると、その変化した内容を判
別する(処理302)。
【0095】次に、判別した変化内容を通知するための
BAS能力値/BASコマンドを作成し(処理30
3)、そのBAS信号を送出する(処理304)。そし
て、自端末に表示しているオプション端末機能の項目の
表示内容を変更して(処理305)、この処理を終了す
る。
【0096】図15(a),(b)は、相手端末から受
信したBAS信号に対応した動作を実行するときの処理
例を示している。
【0097】まず、受信したBAS信号の内容を解析し
(処理401)、それが、オプション端末機能の変更を
あらわすものであるかどうかを調べる(判断402)。
判断402の結果がYESになるときには、機能の削除
であるかどうかを調べる(判断403)。
【0098】判断403の結果がYESになるときに
は、指定されたオプション端末機能を、利用できる端末
機能の一覧リスト(システム制御部1が内部的に保持し
ている)から、登録解除し(処理404)、それ以降
は、そのオプション端末機能が自端末で選択できない状
態にする。
【0099】それとともに、ビデオモニタ装置19にス
ーパーインポーズ表示している項目表示内容のうち、指
定されたオプション端末機能の項目表示属性を「網掛
け」表示属性に変更する(処理405)。
【0100】また、指定された内容が機能の追加の場合
であり、判断403の結果がNOになるときには、その
ときに指定されたオプション端末機能を、使用できる端
末機能の一覧リストに登録し(処理406)、そのオプ
ション端末機能を自端末のユーザが選択可能な状態にす
る。
【0101】次いで、そのオプション端末機能の追加が
一旦削除した機能の再登録であるかどうかを調べる(判
断407)。判断407の結果がYESになるときに
は、ビデオモニタ装置19にスーパーインポーズ表示し
ている項目表示内容のうち、指定されたオプション端末
機能の項目表示属性を「網掛け解除」表示属性に変更す
る(処理408)。また、判断407の結果がNOにな
るときには、ビデオモニタ装置19にスーパーインポー
ズ表示している項目表示内容に、指定されたオプション
端末機能の項目を追加する(処理409)。
【0102】また、そのときのBAS信号が、オプショ
ン端末機能の変更をあらわすものではなく、判断402
の結果がNOになるときには、オプション端末機能の変
更であるかどうかを調べる(判断410)。
【0103】判断410の結果がYESになるときに
は、そのときに指定されたオプション端末機能に対応し
た装置を、切換回路24により選択するとともに、汎用
データチャネルの速度をそのときのオプション端末機能
に対応したデータ伝送速度に変更し(処理411)、そ
のときに指定されたオプション端末機能に対応した装置
の通信動作を起動する(処理412)。そして、その状
態で、その通信動作が終了することを監視し(判断41
3のNOループ)、通信動作が終了すると、この処理を
終了する。
【0104】なお、上述した実施例では、オプション端
末装置として、パーソナルコンピュータ、テレライティ
ング装置、および、グループ3/グループ4ファクシミ
リ装置を適用した場合について説明したが、それ以外の
オプション端末装置、例えば、静止画通信装置やミクス
トモード端末装置などを適用した場合についても、本発
明を同様にして適用することができる。その場合には、
さらに、多くの装置機能を利用したテレビ会議通信セッ
ションが可能となる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部通信端末として接続されるオプション端末の使用状
況が変化した場合、その変化後の仕様状況を複数バイト
拡張メッセージ処理機能を用いて通知するようにしたの
で、その時点での通信モードを継続・保持することがで
き、例えば、通信中の映像が途切れるような不都合は生
じない。また、相手端末の外部通信端末の使用状況を表
示するようにしているので、ユーザは、現在、どの外部
通信端末を利用できるのかを明確に確認することがで
き、テレビ会議セッションの運営を円滑に実行すること
ができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるテレビ会議通信装置
を示したブロック図。
【図2】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図3】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図4】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図5】ビットレート割当信号の一例を示す概略図。
【図6】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図7】CCITT勧告H.242の一般的な手順例を
示したタイムチャート。
【図8】2つの情報チャネルを確保して、フレームモー
ドのデータ転送を実行しているときに、音声データ、汎
用データ、および、動画データの伝送速度の割り当ての
一例を示した概略図。
【図9】図1の装置の伝送制御手順の一例を示したタイ
ムチャート。
【図10】BAS信号(BASコマンド、BAS能力
値)の一例を示した概略図。
【図11】オプション端末機能の項目表示の一例を示し
た概略図。
【図12】第1チャネルが確立し、オプション端末機能
の能力交換を実行した後で、オプション端末機能の項目
を表示するときの処理例を示したフローチャート。
【図13】ユーザがパーソナルコンピュータによるデー
タ通信動作を要求したときに、システム制御部が実行す
る処理例を示してたフローチャート。
【図14】オプション端末装置の動作状態/使用状況が
変化したことを検出したときに、システム制御部が実行
する処理例を示したフローチャート。
【図15】、相手端末から受信したBAS信号に対応し
た動作を実行するときの処理例を示したフローチャー
ト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オプション端末として少なくとも1つ以
    上のデータ通信端末を接続可能なテレビ会議通信装置の
    制御方法において、 上記1つ以上のデータ通信端末の使用可能状況を、複数
    バイト拡張メッセージ処理機能を用いて通知することを
    特徴とするテレビ会議通信装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 オプション端末として少なくとも1つ以
    上のデータ通信端末を接続可能なテレビ会議通信装置の
    制御方法において、 上記1つ以上のデータ通信端末の使用可能状況を、複数
    バイト拡張メッセージ処理機能を用いて通知する一方、 上記複数バイト拡張メッセージ処理機能により相手端末
    から通知されたデータ通信端末の使用可能状況を、表示
    出力することを特徴とするテレビ会議通信装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記複数バイト拡張メッセージ処理機能
    による前記1つ以上のデータ通信端末の使用可能状況の
    通知は、1つの通信セッションが継続中に上記使用可能
    状況が変化するたびに行われることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のテレビ会議通信装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記複数バイト拡張メッセージ処理機能
    による前記1つ以上のデータ通信端末の使用可能状況の
    通知は、1つの通信セッションが継続中に上記使用可能
    状況が変化するたびに行われる一方、 相手端末から通知される上記使用可能状況が変化する
    と、その変化後の内容をあらわす表示内容に、前記表示
    出力する内容を変更することを特徴とする請求項2記載
    のテレビ会議通信装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記データ通信端末は、少なくとも1つ
    以上のテレマティーク端末が含まれることを特徴とする
    請求項1または請求項2または請求項3または請求項4
    記載のテレビ会議通信装置の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189594A (ja) * 2011-03-31 2016-11-04 株式会社リコー 伝送管理システム及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189594A (ja) * 2011-03-31 2016-11-04 株式会社リコー 伝送管理システム及びプログラム
JP2018170769A (ja) * 2011-03-31 2018-11-01 株式会社リコー 伝送管理システム、伝送システム、プログラム、プログラム提供システム、及びメンテナンスシステム

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