JPH07111643A - テレビ会議通信端末の制御方法 - Google Patents

テレビ会議通信端末の制御方法

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JPH07111643A
JPH07111643A JP5243598A JP24359893A JPH07111643A JP H07111643 A JPH07111643 A JP H07111643A JP 5243598 A JP5243598 A JP 5243598A JP 24359893 A JP24359893 A JP 24359893A JP H07111643 A JPH07111643 A JP H07111643A
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terminal
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video
camera device
video camera
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JP5243598A
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Koji Oka
浩二 岡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相手端末のビデオカメラ装置を遠隔操作する
ときの操作性を向上できるテレビ会議通信端末の制御方
法を提供することを目的としている。 【構成】 相手端末のビデオカメラ装置を遠隔操作する
ときには、動画情報の情報量が少ない情報源フォーマッ
トを用いるので、ビデオカメラ装置の撮影画面と、自端
末のモニタ装置の表示画面との時間遅れが少なくなり、
ビデオカメラ装置を遠隔操作するときのユーザの遠隔操
作とカメラアングルの変化のリアルタイム性を向上する
ことができ、相手端末のビデオカメラ装置を遠隔操作す
るときの操作性を向上できる。また、遠隔操作中は、相
手端末のビデオカメラ装置の撮影画面を、より小さい画
面に表示されている精細な映像を確認して行うことがで
きるので、ユーザのカメラアングルの確認が容易であ
る。また、遠隔操作内容を表示画面にスーパーインポー
ズしているので、遠隔操作時のユーザの操作がより確実
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相手端末に設置されて
いるビデオカメラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信
端末の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CCITT勧告H.320で規
定されているテレビ会議通信機能などを備え、遠隔地間
で映像と音声をやりとりして会議通信を実現するテレビ
会議通信装置が提案されている。とくに、近年では、回
線としてISDNを用いた通信アプリケーションとし
て、テレビ会議通信装置が重要視されており、徐々に普
及しつつある。
【0003】また、このようなテレビ会議通信装置に
は、自端末のビデオモニタ装置に表示している相手端末
のビデオカメラ装置の撮影画面を、自端末側のユーザが
相手端末側で任意に操作できるように、相手端末のビデ
オカメラ装置を遠隔操作する機能を備えたものも実用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0005】すなわち、相手端末との間でやりとりして
いるビデオ情報は、所定の符号化圧縮方式によって符号
化圧縮された状態になっているため、ビデオ情報の符号
化処理(相手端末側)と復号化処理(自端末側)のため
に、相手端末のビデオカメラ装置での撮影画面と、自端
末のビデオモニタ装置の表示画面との間には、例えば、
1秒程度の時間遅れを生じる(CCITT勧告H.26
1のCIFフォーマットの場合)。したがって、自端末
のユーザは、相手端末のビデオカメラ装置の1秒前の画
面を見ていることになる。
【0006】一方、相手端末のビデオカメラ装置を遠隔
操作するための操作信号は、ほぼ伝送遅延時間のみの時
間遅れで相手端末に受信されるから、自端末のユーザの
操作は、ほほリアルタイムに相手端末のビデオカメラ装
置のカメラアングルに反映する。
【0007】このため、自端末のビデオモニタ装置の表
示画面が所望のカメラアングルになったところで操作を
停止すると、その停止した時点でユーザが見ている画面
は、相手端末のビデオカメラ装置の1秒前の画面である
から、その操作を停止した時点から、さらに1秒程度カ
メラアングルが操作方向に変化し、ユーザの所望のカメ
ラアングルにならないという事態を生じる。
【0008】このようにして、ビデオカメラ装置を遠隔
操作するときに、ユーザの遠隔操作とカメラアングルの
変化の関係にリアルタイム性が欠けるので、操作性が悪
いという不都合を生じていた。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、相手端末のビデオカメラ装置を遠隔操作する
ときの操作性を向上できるテレビ会議通信端末の制御方
法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、相手端末に設
置されているビデオカメラ装置を遠隔操作可能なテレビ
会議通信端末の制御方法において、少なくとも2種類の
情報源フォーマットの動画情報を処理可能な動画COD
EC手段を備え、相手端末から自端末のビデオカメラ装
置の遠隔操作情報を受信すると、その遠隔操作情報に対
応して上記ビデオカメラ装置を操作制御するとともに、
上記動画CODEC手段の情報源フォーマットとして情
報量がより少ない情報源フォーマットを選択するように
したものである。
【0011】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末のビデ
オカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォーマ
ットを元の状態に復旧するようにしたものである。
【0012】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作情報
が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマットを
元の状態に復旧するようにしたものである。
【0013】また、前記2種類の情報源フォーマットと
しては、CCITT勧告H.261に規定されているC
IFおよびQCIFを用いることができる。
【0014】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択する一方、相手端末にビデオカメ
ラ装置の遠隔操作情報を送出した端末は、相手端末から
受信した動画情報を、表示画面に設けた小領域画面に表
示するようにしたものである。
【0015】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末のビデ
オカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォーマ
ットを元の状態に復旧する一方、相手端末にビデオカメ
ラ装置の遠隔操作情報を送出した端末は、その遠隔操作
情報を送出している期間は、相手端末から受信した動画
情報を、表示画面に設けた小領域画面に表示するように
したものである。
【0016】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作情報
が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマットを
元の状態に復旧する一方、相手端末にビデオカメラ装置
の遠隔操作情報を送出した端末は、その遠隔操作情報を
送出している期間は、相手端末から受信した動画情報
を、表示画面に設けた小領域画面に表示するようにした
ものである。
【0017】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択する一方、相手端末にビデオカメ
ラ装置の遠隔操作情報を送出した端末は、そのときの遠
隔操作内容を、表示画面の所定領域に表示するようにし
たものである。
【0018】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末のビデ
オカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォーマ
ットを元の状態に復旧する一方、相手端末にビデオカメ
ラ装置の遠隔操作情報を送出した端末は、そのときの遠
隔操作内容を、表示画面の所定領域に表示するようにし
たものである。
【0019】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作情報
が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマットを
元の状態に復旧する一方、相手端末にビデオカメラ装置
の遠隔操作情報を送出した端末は、そのときの遠隔操作
内容を表示画面の所定領域に表示するようにしたもので
ある。
【0020】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択する一方、相手端末にビデオカメ
ラ装置の遠隔操作情報を送出した端末は、相手端末から
受信した動画情報を、表示画面に設けた小領域画面に表
示するとともに、そのときの遠隔操作内容を、その小領
域画面の近傍の所定領域に表示するようにしたものであ
る。
【0021】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末のビデ
オカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォーマ
ットを元の状態に復旧する一方、相手端末にビデオカメ
ラ装置の遠隔操作情報を送出した端末は、その遠隔操作
情報を送出している期間は、相手端末から受信した動画
情報を表示画面に設けた小領域画面に表示するととも
に、そのときの遠隔操作内容を、その小領域画面の近傍
の所定領域に表示するようにしたものである。
【0022】また、相手端末に設置されているビデオカ
メラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方
法において、少なくとも2種類の情報源フォーマットの
動画情報を処理可能な動画CODEC手段を備え、相手
端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報を受
信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオカメ
ラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODEC手
段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない情報
源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作情報
が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマットを
元の状態に復旧する一方、相手端末にビデオカメラ装置
の遠隔操作情報を送出した端末は、その遠隔操作情報を
送出している期間は、相手端末から受信した動画情報を
表示画面に設けた小領域画面に表示するとともに、その
ときの遠隔操作内容を、その小領域画面の近傍の所定領
域に表示するようにしたものである。
【0023】
【作用】したがって、相手端末のビデオカメラ装置を遠
隔操作するときには、動画情報の情報量が少ない情報源
フォーマットを用いるので、ビデオカメラ装置の撮影画
面と、自端末のモニタ装置の表示画面との時間遅れが少
なくなり、これにより、ビデオカメラ装置を遠隔操作す
るときのユーザの遠隔操作とカメラアングルの変化のリ
アルタイム性を向上することができ、相手端末のビデオ
カメラ装置を遠隔操作するときの操作性を向上できる。
また、遠隔操作中は、相手端末のビデオカメラ装置の撮
影画面を、より小さい領域の画面に表示されている精細
な映像を確認して行うことができるので、ユーザのカメ
ラアングルの確認が容易である。また、そのときの遠隔
操作内容を表示画面にスーパーインポーズしているの
で、遠隔操作時のユーザの操作が、より確実になる。
【0024】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例にかかるビデオ
会議通信端末装置の一例を示している。このテレビ会議
通信端末装置は、CCITT勧告H.320で規定され
ているテレビ会議通信機能を備え、また、伝送回線とし
てISDNを用いるものである。
【0026】同図において、システム制御部1は、この
テレビ会議通信端末装置の各部の動作制御、および、情
報チャネル(Bチャネル)におけるテレビ会議通信制御
手順処理などの実行するためのものであり、ROM(リ
ード・オンリ・メモリ)2は、システム制御部1が実行
する制御処理プログラムの一部やこのプログラムを実行
するときに参照する種々のデータなどを記憶するための
ものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3
は、システム制御部1のワークエリアなどを構成するも
のである。
【0027】時計回路4は、現在時刻情報を出力するた
めのものであり、画像処理部5は、例えば、画像の縮小
/拡大処理、撮影画面の静止画化処理、静止画像の符号
化/複合化処理(JPEG方式)、画像の統計的処理な
ど、このテレビ会議通信端末装置が提供する装置機能の
ために必要な種々の画像処理を実行するためのものであ
る。
【0028】磁気ディスク装置6は、システム制御部1
が実行する他の制御プログラムやアプリケーションプロ
グラムなどのプログラムデータ、または、その他の種々
のデータを保存するためのものであり、操作表示部7
は、このテレビ会議通信端末装置を操作するためのもの
である。この操作表示部7には、自端末のビデオカメラ
装置のカメラアングルの操作、例えば、カメラアングル
を左右方向に振る「パン(右、左)」、上下方向に振る
「ティルト(上、下)」、倍率を変化する「ズーム(イ
ン(対象の画面比率を大きくする)、アウト(対象の画
面比率を小さくする))」、および、焦点位置を変化す
る「フォーカス(イン(対象に焦点を合わせる)、アウ
ト(対象から焦点を外す))」のためのビデオカメラ操
作キーや、操作対象を自端末と相手端末に切り換えるた
めの操作キーを含む。
【0029】音声入出力装置8は、相手端末との間で音
声情報をやりとりして、ユーザ間の会話を実現するため
のものであり、音声CODEC9は、音声入出力装置8
から入力したアナログ音声信号を対応するデジタル音声
データに変換するとともに、受信したデジタル音声デー
タを対応するアナログ音声信号に変換して、音声入出力
装置8に出力するものである。音声制御部10は、音声
入出力装置8の動作を制御するためのものである。
【0030】ビデオカメラ装置11は、自端末側の参加
者などの様子を撮影するものであり、ビデオCODEC
12は、ビデオカメラ装置11から出力されるNTSC
型式のビデオ信号を対応するデジタルデータのビデオデ
ータに変換し、そのビデオデータを所定のCIF形式
(後述)またはQCIF型式(後述)のビデオデータに
変換し、さらに、CCITT勧告H.261の符号化方
式で符号化圧縮してビデオ情報を形成するとともに、符
号化圧縮された状態のビデオ情報を元のCIFまたはQ
CIF型式のビデオデータに変換し、そのビデオデータ
を対応するアナログ信号のビデオ信号に変換し、そのビ
デオ信号をNTSC型式のビデオ信号に変換するもので
ある。
【0031】ビデオCODEC12によって、変換され
て形成されたビデオ信号は、表示制御部13に出力され
ている。また、ビデオカメラ装置11から出力されるビ
デオ信号は、表示制御部13にも加えられている。表示
制御部13は、ビデオモニタ装置14の表示画面の内容
を制御するためのものである。また、ビデオカメラ制御
部15は、ビデオカメラ装置11のカメラアングルを制
御するためのものである。
【0032】ISDNインタフェース制御部16は、こ
のテレビ会議通信端末装置をISDNに接続するととも
に、レイヤ1の信号処理機能、Dチャネル(信号チャネ
ル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号
の統合/分離機能を備えたものである。
【0033】Dチャネル伝送制御部17は、信号チャネ
ルで行う呼制御手順機能、および、多重呼制御機能を備
えたものであり、多重化/分離制御部18は、CCIT
T勧告H.221に準拠したデータ多重化/分離機能、
および、データのフレーム同期機能を備えたものであ
り、その分離側の接続端には、デジタル音声データ、デ
ジタルビデオデータ、および、汎用データ(ビデオカメ
ラ遠隔操作信号など)が加えられており、また、多重化
側の接続端は、ISDNインタフェース制御部16に接
続されている。
【0034】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、画像処理部5、磁気ディスク装置
6、操作表示部7、音声CODEC10、音声制御部1
0、ビデオCODEC12、表示制御部13、ビデオカ
メラ制御部15、Dチャネル伝送制御部15、および、
多重化/分離装置18は、システムバス19に接続され
ており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主
としてこのシステムバス19を介して行われる。
【0035】また、多重化/分離装置18と音声COD
EC9との間で音声データのやりとりが行われ、多重化
/分離装置18とビデオCODEC12との間でビデオ
データのやりとりが行われている。
【0036】このテレビ会議通信端末装置では、ビデオ
モニタ装置14の表示画面は、そのときの動作状態によ
り、複数の表示態様が適宜に設定される。
【0037】この表示態様としては、図2(a)に示す
ように、ビデオモニタ装置14に1つの画面が表示され
る表示態様(以下、フルモードという)、同図(b)に
示すように、ビデオモニタ装置14の画面左下の位置に
1つの小さな画面I(以下、子画面Iという)が重ねて
表示される表示態様(以下、PIP(Picturei
n Picture)モードaという)、同図(c)に
示すように、ビデオモニタ装置14の画面右下の位置に
1つの小さな画面II(以下、子画面IIという)が重
ねて表示される表示態様(以下、PIPモードbとい
う)、および、図3に示すように、子画面Iと子画面I
Iがそれぞれ表示される表示態様(以下、PIPモード
cという)がある。
【0038】フルモードは、例えば、相手端末と接続し
ていない状態で自端末のビデオカメラ装置11で撮影し
て得たビデオ信号の内容を表示するとき、相手端末と接
続している状態で、相手端末から受信したビデオデータ
の内容を表示するときに用いられる。
【0039】PIPモードaは、例えば、相手端末と接
続している状態で、全体画面(以下、親画面という)に
相手端末から受信したビデオデータの内容を表示し、子
画面Iに自端末のビデオカメラ装置11で撮影して得た
ビデオ信号の内容を表示するときに用いられる。
【0040】PIPモードbは、例えば、相手端末と接
続している状態で、親画面と、子画面IIにそれぞれ相
手端末から受信したビデオデータの内容を表示するとき
に用いられる。また、このとき、親画面の表示を消すこ
ともできる(この場合には、例えば、単色の背景色で親
画面を表示することが好ましい。)。
【0041】PIPモードcは、例えば、相手端末と接
続している状態で、親画面と、子画面IIにそれぞれ相
手端末から受信したビデオデータの内容を表示し、子画
面Iに自端末のビデオカメラ装置11で撮影して得たビ
デオ信号の内容を表示するときに用いられる。なお、こ
の場合にも、親画面の表示を消すことができる。
【0042】ここで、PIPモードbとPIPモードc
は、主として、相手端末のビデオカメラ装置11を遠隔
操作するときに用いられる。また、子画面Iと子画面I
Iは、それぞれ表示位置を適宜に移動することもでき
る。また、子画面Iと子画面IIを同時に表示すると
き、子画面Iと子画面IIを区別できるように、それぞ
れの画面の枠を異なる表示属性(色、パターンなど)で
表示するようにしてもよい。
【0043】次に、CCITT勧告H.261で規定さ
れている動画情報について説明する。このCCITT勧
告H.261では、動画情報として、CIFとQCIF
の2種類のフォーマットが定められている。
【0044】CIF(Common Intermed
iate Format;共通中間フォーマット)形式
は、動画情報の基本フォーマットであり、このCIF
は、1秒間に29.97フレームの画面を表示し、1つ
のフレーム(画像フレーム)を288ラインで構成し、
1ラインを360画素から構成する。
【0045】そして、そのフレームを、図4(a)に示
すように12個のGOB(Group Of Bloc
k)に分割し、おのおののGOBを、同図(b)に示す
ように、11×3の33個のマクロブロックに分割す
る。さらに、1つのマクロブロックを2×2の4つのブ
ロックに分割する。したがって、1つのブロックは、8
画素×8ラインから構成され、1つのマクロブロック
は、16画素×16ラインから構成される。
【0046】QCIF(Quater CIF)形式
は、このCIF形式の画素数を1/4に減少したもので
ある。この場合、同図(c)に示すように、1つのフレ
ームは、3つのGOBに分割される。
【0047】このようにして、QCIF形式は、CIF
形式の1/4の画素数で1フレームを構成するので、Q
CIF形式の動画情報の1フレーム当たりの情報量は、
CIF形式の動画情報の1フレーム当たりの情報量のほ
ぼ1/4になる。
【0048】したがって、QCIF形式の動画情報をや
りとりしているとき、動画情報の符号化処理および復号
化処理に要する時間(以下、ビデオCODEC遅延時間
という)は、CIF形式の動画情報をやりとりしている
ときに動画情報の符号化処理および復号化処理に要する
時間の約1/4になる。
【0049】さて、このテレビ会議通信端末装置では、
Bチャネルにおいては、CCITT勧告H.221で規
定されるマルチフレーム形式でデータをやりとりする。
【0050】図5に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0051】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図6に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0052】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocatio
n Signal)BASを構成する。また、サブチャ
ネルSCH8の第17オクテット〜第80オクテットの
第8ビットの部分には、その一部に、データを暗号化す
るためのキー情報などをやりとりするための暗号チャネ
ルのデータがセットされることがある(オプション)。
【0053】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図7に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0054】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0055】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0056】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0057】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されている情報チャネルの
うち、そのフレームを運んでいる情報チャネルの接続さ
れた順番をあらわすコネクション番号を表示するために
用いられる。また、第15フレームの第1オクテットの
ビットRは、将来の勧告のために確保(予約)されてお
り、通常は、0がセットされる。
【0058】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0059】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0060】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0061】また、ビットレート割当信号BASは、図
8に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0062】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図9に示すように、第1オク
テットから第80オクテットのオクテット順序に送出さ
れ、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送出
される。
【0063】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0064】また、このテレビ会議通信端末装置では、
通常、2つの情報チャネルを用いて、データ伝送を行っ
ており、そのときの伝送手順の一例を図10に示す。な
お、この伝送手順は、CCITT勧告H.242および
CCITT勧告H.320に従う。
【0065】まず、発呼端末が宛先端末を発呼して信号
チャネル上で呼設定手順を行い、1つの情報チャネル
(以下、第1チャネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャネル上でPCM音声データ
(A則またはμ則、64Kbps)をセットしたフレー
ムデータをやりとりしながらフレーム同期を行ない(フ
レームモード)、フレーム同期が確立すると、相互に能
力BASデータおよびコマンドBASデータをやりとり
し(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝送モー
ドを決定して、2つ目の情報チャネルを確保するための
付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0066】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から互いに共通で最も機能の高いモードを選
択し(フェーズB1−3)、発呼端末からその選択した
動作モードで着呼端末に機能を動作させるよう端末機能
を指定するBASコマンドを送信して、発呼端末と着呼
端末の装置機能に共通するパラメータを設定する(フェ
ーズB2)。これにより、第1チャネルでは、そのとき
に選択した伝送モードに対応した、例えば、音声データ
(16Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ
(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェー
ズC)。
【0067】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目の情報チャネル(以下、第2チ
ャネルという)について信号チャネル上で呼設定手順を
行い(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第
2チャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビッ
ト割当信号BASのみを含むフレームデータをやりとり
してフレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し
(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第
2チャネル間の同期を確立する(フェーズCB1−1
2)。
【0068】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB3)。
【0069】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、例えば、2つの情
報チャネルを用いて、音声データ、動画データ、およ
び、汎用データが、それぞれ56Kbps,64Kbp
s、および、6.4Kbpsの伝送速度が割り当てられ
てデータ伝送される(図11参照)。
【0070】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、信号チャネルの呼切断解放手順により第2チ
ャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0071】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タと動画データが合計62.4Kbpsの伝送速度で伝
送されており、さらに、一方の端末のオペレータが通話
終了する場合は動画データの伝送を終了し、この動画デ
ータの伝送容量を含めて、全ての第1チャネルの伝送容
量を音声伝送に使用するためにモード0Fに切り換え
(フェーズD2)、この後、信号チャネルの呼切断解放
手順により第1チャネルの呼を解放できる状態になって
いる。
【0072】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、信号チャネル上で呼切断解放手順が実行
されて(フェーズE)、2つの端末間のテレビ会議通信
が終了する。
【0073】このように、テレビ会議通信端末装置で
は、最初に1つの情報チャネル(第1チャネル)を確保
してフレームモードを確立した後に、この第1チャネル
で音声データと動画データの伝送速度の割り当てを行な
って過渡的なモードでデータ伝送を行ないつつ、同時に
互いに2つ目の情報チャネル(第2チャネル)の設定が
可能ならば、信号チャネルの呼設定手順により第2チャ
ネルを確保する。そして、過渡的なモードで伝送してい
る第1チャネルと、新たに確保した第2チャネルをチャ
ネル同期させ、そのチャネル同期が確立した時点で、音
声データと動画データの伝送速度の割り当てを再設定
し、増大した情報チャネルの伝送容量を活用するため
に、音声データおよび動画データの符号化則(符号化方
式)を変更して、より高品質な音声データおよび動画デ
ータのやりとりを行なうようにしている。
【0074】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、ま
ず、音声データおよび動画データの各符号化則を第1チ
ャネルの62.4Kbpsの伝送容量に最適化する方式
に設定して第1チャネルのみの伝送モードに変更すると
ともに、第2チャネルは、第1チャネルとの同期状態を
停止するとともに、ユーザデータが空き伝送状態になっ
ているモード0Fに移行し、信号チャネルの呼切断解放
手順により呼を切断/解放する。また、第1チャネル
は、音声データと動画データの2種類のメディア伝送か
ら、音声データだけの伝送モードであるモード0Fへ変
更した後、信号チャネルの呼切断解放手順により、呼を
切断/解放する。なお、第1チャネルは、音声データと
動画データの2種類のメディア伝送へモードを切り換え
ずに、モード0Fへ直接モード変更した後に、呼切断/
解放することもできる。また、呼切断解放手順で得た課
金情報などは、チャネル毎に管理する。
【0075】また、本実施例では、汎用データとして、
相手端末側のビデオカメラ装置11を操作するためのビ
デオカメラ遠隔操作信号をやりとりする。
【0076】このビデオカメラ遠隔操作信号には、例え
ば、ビデオカメラ装置11の操作の開始を要求するため
の開始要求コマンド、実行中の動作の継続を要求するた
めの継続要求コマンド、および、実行中の動作の停止を
要求するための停止要求コマンドがある。
【0077】開始要求コマンドは、図12(a)に示す
ように、3バイトのデータからなり、その第1バイトに
は、そのビデオカメラ遠隔操作信号が開始要求コマンド
であることを表示するための所定のビットパターンがセ
ットされ、第2バイトには、開始要求する操作内容をあ
らわす操作種別データがセットされ、第3バイトの下位
4ビットには、操作時間を指定するためのタイマ値がセ
ットされる。
【0078】継続要求コマンドは、同図(b)に示すよ
うに、2バイトのデータからなり、その第1バイトに
は、そのビデオカメラ遠隔操作信号が継続要求コマンド
であることを表示するための所定のビットパターンがセ
ットされ、第2バイトには、継続要求する操作内容をあ
らわす操作種別データがセットされる。
【0079】停止要求コマンドは、同図(c)に示すよ
うに、2バイトのデータからなり、その第1バイトに
は、そのビデオカメラ遠隔操作信号が停止要求コマンド
であることを表示するための所定のビットパターンがセ
ットされ、第2バイトには、停止要求する操作内容をあ
らわす操作種別データがセットされる。
【0080】ここで、操作種別データの第8ビットはパ
ン操作を指定するためのビットに割り当てられ、第7ビ
ットはパン操作の方向を指定するためのビット(データ
0が左;データ1が右)に割り当てられ、第6ビットは
チルト操作を指定するためのビットに割り当てられ、第
5ビットはチルト操作の方向を指定するためのビット
(データ0が下;データ1が上)に割り当てられ、第4
ビットはズーム操作を指定するためのビットに割り当て
られ、第3ビットはズーム操作の方向を指定するための
ビット(データ0がアウト;データ1がイン)に割り当
てられ、第2ビットはフォーカス操作を指定するための
ビットに割り当てられ、第1ビットはフォーカス操作の
方向を指定するためのビット(データ0がアウト;デー
タ1がイン)に割り当てられている。
【0081】図13および図14は、相手端末と接続し
ている状態で、操作表示部7のビデオカメラ操作キーが
操作されたときの処理例を示している。
【0082】まず、ビデオカメラ操作キーが操作された
かどうかを監視しており(判断101のNOループ)、
いずれかのビデオカメラ操作キーが操作されて判断10
1の結果がYESになるときには、そのときに操作対象
として自端末側のテレビカメラ装置11が選択されたか
どうかを調べる(判断102)。
【0083】判断102の結果がYESになるときに
は、そのときに子画面Iを表示するPIPモードaにな
っているかどうかを調べ(判断103)、判断103の
結果がNOになるときには、子画面復旧フラグをセット
した後に(処理104)、表示制御部13に対して、子
画面Iを表示するPIPモードaを指示する(処理10
5)。
【0084】そして、そのときに操作されたビデオカメ
ラ操作キーに対応した内容のビデオカメラ操作信号をビ
デオカメラ制御部15に出力して、操作されたビデオカ
メラ操作キーの操作を行わせ(処理106)、この処理
106を、同一のキー操作が継続している期間繰り返し
実行する(判断107のYESループ)。
【0085】同一のキー操作が終了して、判断107の
結果がNOになると、ビデオカメラ制御部15に対する
ビデオカメラ操作信号の出力を停止してビデオカメラ装
置11の操作を停止する(処理108)。
【0086】そして、そのときに子画面復旧フラグがセ
ットされているかどうかを調べ(判断109)、判断1
09の結果がYESになるときには、表示制御部13に
対して、子画面Iの表示を終了することを指示して(処
理110)、判断101に戻る。また、判断109の結
果がNOになるときには、即判断101に戻る。
【0087】また、相手端末のビデオカメラ装置11の
操作が指定された場合で、判断102の結果がNOにな
るときには、そのときに操作されたビデオカメラ操作キ
ーに対応した内容の上述した開始要求コマンドを相手端
末に送出し(処理111)、子画面IIを表示するよう
に表示制御部13に指示する(処理112)。
【0088】それとともに、そのときに開始要求コマン
ドにセットしたタイマ値の値をタイマT1にセットして
(処理113)、タイマT1をスタートさせ(処理11
4)、タイマT1がタイムアウトするまで同一のキー操
作が継続しているかどうかを監視する(判断115,1
16)。
【0089】タイマT1がタイムアウトするまで同一の
キー操作が継続した場合で、判断116の結果がYES
になるときには、そのときに操作されているビデオカメ
ラ操作キーに対応した内容の上述した継続要求コマンド
を相手端末に送出し(処理117)、処理114に戻っ
て、タイマT1を再スタートする。
【0090】また、タイマT1がタイムアウトする前の
時点で、キー操作が終了した場合で、判断115の結果
がNOになるときには、そのときに操作されたビデオカ
メラ操作キーに対応した内容の上述した停止要求コマン
ドを相手端末に送出し(処理118)、子画面IIの消
去を表示制御部13に指示して(処理119)、処理1
01に戻る。
【0091】図15および図16は、相手端末からテレ
ビカメラ操作信号を受信したときの処理例を示してい
る。
【0092】まず、ビデオカメラ操作信号を受信してい
ないときには(判断201の結果がNO)、そのときに
動作中フラグがセットされているかどうかを調べ(判断
202)、判断202の結果がNOになるときには、判
断201に戻る。また、判断202の結果がYESにな
るときには、タイマT1(後述)がタイムアウトしてい
るかどうかを調べ(判断203)、判断203の結果が
NOになるときには、判断201に戻る。
【0093】いずれかのビデオカメラ操作信号を受信し
たときで、判断201の結果がYESになるときには、
そのビデオカメラ操作信号が開始要求コマンドであるか
どうかを調べる(判断204)。判断204の結果がY
ESになるときには、自端末から相手端末に送出する動
画情報のフォーマットをCIF形式からQCIF形式に
切り換え(処理205)、この状態で、その開始要求コ
マンドで指定されたビデオカメラ操作に対応した内容の
ビデオカメラ操作信号をビデオカメラ制御部15に出力
して、指定されたビデオカメラ操作を開始する(処理2
06)。
【0094】そして、その開始要求コマンドのタイマ値
で指定された値をタイマT1にセットして(処理20
7)、タイマT1をスタートし(処理208)、ビデオ
カメラ操作が動作中であることをあらわす動作中フラグ
をセットして(処理209)、判断201に戻る。
【0095】判断204の結果がNOになるときには、
受信したビデオカメラ操作信号が継続要求コマンドであ
るかどうかを調べる(判断210)。判断210の結果
がYESになるときには、動作中フラグがセットされて
いるかどうかを調べ(判断211)、判断211の結果
がYESになっているときには、タイマT1を再スター
トし(処理212)、判断201に戻る。
【0096】また、判断210の結果がNOになると
き、および、判断211の結果がNOになるときには、
受信したビデオカメラ操作信号が停止要求コマンドであ
るかどうかを調べる(判断213)。判断213の結果
がYESになるときには、動作中フラグがセットされて
いるかどうかを調べる(判断214)。判断214の結
果がYESになるときには、そのときに出力しているカ
メラ操作信号の出力を停停止してビデオカメラ装置11
の操作を停止し(処理215)、自端末から相手端末に
送出する動画情報のフォーマットをQCIF形式からC
IF形式に復帰し(処理216)、動作中フラグをリセ
ットし(処理217)、タイマT1をストップして(処
理218)、判断201に戻る。また、判断213の結
果がNOになるとき、および、判断214の結果がNO
になるときには、判断201に戻る。
【0097】また、判断203の結果がYESになると
きには、1回の操作動作が終了したので、処理215に
移行し、ビデオカメラ装置11の操作を終了する。
【0098】したがって、テレビ会議通信端末装置のユ
ーザが操作表示部7を操作して、自端末のビデオカメラ
装置11のカメラアングルを操作しようとするとき、ビ
デオモニタ装置14の表示画面に子画面Iが表示され、
その子画面Iに自端末のビデオカメラ装置11の撮影画
面が表示されるので、ユーザは、この子画面Iの表示内
容を見ながら、自端末のビデオカメラ装置11のカメラ
アングルを操作することができる。
【0099】また、相手端末のビデオカメラ装置11の
カメラアングルを操作するときには、操作表示部7を相
手端末モードに設定し、所望のビデオカメラ操作キーを
押す。これにより、相手端末にはそのときのビデオカメ
ラ操作キーに対応した内容の開始要求コマンドが送出さ
れる。
【0100】相手端末では、この開始要求コマンドを受
信すると、送信するビデオデータの形式をCIF形式か
らQCIF形式に切り換えるとともに、そのときに受信
した開始要求コマンドの内容に対応したビデオカメラ装
置11のカメラアングル操作を実行する。
【0101】一方、自端末のビデオモニタ装置14に
は、子画面IIが表示されて、この子画面IIに、相手
端末から送られてくるビデオデータに対応した画面が表
示される。また、同一内容が、ビデオモニタ装置14の
親画面にも表示される。
【0102】したがって、自端末のユーザは、小さな子
画面IIに表示される画素密度の高い画面と、親画面に
表示される画素密度の粗い画面の双方を見ながら、相手
端末のビデオカメラ装置11のカメラアングルを操作す
ることができる。
【0103】ここで、上述したように、QCIF形式の
動画情報にかかるビデオCODEC遅延時間は、CIF
形式の動画情報にかかるビデオCODEC遅延時間の約
1/4の時間なので、ほぼ0.25秒程度の時間とな
る。
【0104】したがって、ユーザがカメラアングルの操
作を停止してから、0.25秒後に実際のカメラアング
ルが固定され、その間、ユーザの操作方向にカメラアン
グルが惰性で変化するが、その時間が十分に短いので、
ユーザは、ほぼ所望のカメラアングルに操作することが
できる。
【0105】また、所望のカメラアングルになるまで繰
り返し操作したとしても、操作の惰性の時間が非常に短
いので、最適な操作のコツをつかみやすく、相手端末の
ビデオカメラ装置11のカメラアングルを、容易に遠隔
操作することができる。
【0106】図18および図19、相手端末と接続して
いる状態で、操作表示部7のビデオカメラ操作キーが操
作されたときの他の処理例を示している。
【0107】まず、ビデオカメラ操作キーが操作された
かどうかを監視しており(判断301のNOループ)、
いずれかのビデオカメラ操作キーが操作されて判断30
1の結果がYESになるときには、そのときに操作対象
として自端末側のテレビカメラ装置11が選択されたか
どうかを調べる(判断302)。
【0108】判断302の結果がYESになるときに
は、そのときに子画面Iを表示するPIPモードaにな
っているかどうかを調べ(判断303)、判断303の
結果がNOになるときには、子画面復旧フラグをセット
した後に(処理304)、表示制御部13に対して、子
画面Iを表示するPIPモードaを指示する(処理30
5)。
【0109】そして、そのときに操作されたビデオカメ
ラ操作キーに対応した内容のビデオカメラ操作信号をビ
デオカメラ制御部15に出力して、操作されたビデオカ
メラ操作キーの操作を行わせ(処理306)、この処理
306を、同一のキー操作が継続している期間繰り返し
実行する(判断307のYESループ)。
【0110】同一のキー操作が終了して、判断307の
結果がNOになると、ビデオカメラ制御部15に対する
ビデオカメラ操作信号の出力を停止してビデオカメラ装
置11の操作を停止する(処理308)。
【0111】そして、そのときに子画面復旧フラグがセ
ットされているかどうかを調べ(判断309)、判断3
09の結果がYESになるときには、表示制御部13に
対して、子画面Iの表示を終了することを指示して(処
理310)、判断301に戻る。また、判断309の結
果がNOになるときには、即判断301に戻る。
【0112】また、相手端末のビデオカメラ装置11の
操作が指定された場合で、判断302の結果がNOにな
るときには、そのときに操作されたビデオカメラ操作キ
ーに対応した内容の上述した開始要求コマンドを相手端
末に送出し(処理311)、子画面IIを表示するよう
に表示制御部13に指示する(処理312)。
【0113】それとともに、そのときに開始要求コマン
ドにセットしたタイマ値の値をタイマT1にセットして
(処理313)、タイマT1をスタートさせ(処理31
4)、タイマT1がタイムアウトするまで同一のキー操
作が継続しているかどうかを監視する(判断315,3
16)。
【0114】タイマT1がタイムアウトするまで同一の
キー操作が継続した場合で、判断316の結果がYES
になるときには、そのときに操作されているビデオカメ
ラ操作キーに対応した内容の上述した継続要求コマンド
を相手端末に送出し(処理317)、処理314に戻っ
て、タイマT1を再スタートする。
【0115】また、タイマT1がタイムアウトする前の
時点で、キー操作が終了した場合で、判断315の結果
がNOになるときには、そのときに操作されたビデオカ
メラ操作キーに対応した内容の上述した停止要求コマン
ドを相手端末に送出し(処理318)、所定のタイマT
2をスタートする(処理319)。
【0116】そして、タイマT2がタイムアウトするま
での間に、キー操作がされることを監視する(判断32
0,321)。タイマT2がタイムアウトした場合で、
判断320の結果がYESになるときには、ユーザが断
続的な操作を実行しなかった場合なので、子画面IIの
消去を表示制御部13に指示して(処理322)、処理
301に戻る。
【0117】ユーザが断続的な操作をした場合で、タイ
マT2がタイムアウトする前に、キー操作を検出して、
判断321の結果がYESになるときには、その操作が
自端末のビデオカメラ装置11に対するものであるかど
うかを調べる(判断323)。判断323の結果がYE
Sになるときには、子画面IIの消去を表示制御部13
に指示して(処理322)、判断303に戻る。また、
判断323の結果がNOになるときには、タイマT2を
ストップし(処理325)、そのままの表示状態で、処
理311に戻る。
【0118】図19および図20は、相手端末からテレ
ビカメラ操作信号を受信したときの他の処理例を示して
いる。
【0119】まず、ビデオカメラ操作信号を受信してい
ないときには(判断401の結果がNO)、そのときに
動作中フラグがセットされているかどうかを調べ(判断
402)、判断402の結果がYESになるときには、
タイマT1(後述)がタイムアウトしているかどうかを
調べ(判断403)、判断403の結果がNOになると
きには、判断401に戻る。
【0120】また、判断402の結果がNOになるとき
には、タイマT2(後述)がタイムアウトしているかど
うかを調べ(判断404)、判断404の結果がYES
になるときには、自端末から相手端末に送出する動画情
報のフォーマットをQCIF形式からCIF形式に切り
換え(処理405)、判断401に戻る。また、判断4
04の結果がNOになるときには、判断401に戻る。
【0121】いずれかのビデオカメラ操作信号を受信し
たときで、判断401の結果がYESになるときには、
そのビデオカメラ操作信号が開始要求コマンドであるか
どうかを調べる(判断406)。判断404の結果がY
ESになるときには、タイマT2をストップし(処理4
07)、自端末から相手端末に送出する動画情報のフォ
ーマットをCIF形式からQCIF形式に切り換え(処
理408)、この状態で、その開始要求コマンドで指定
されたビデオカメラ操作に対応した内容のビデオカメラ
操作信号をビデオカメラ制御部15に出力して、指定さ
れたビデオカメラ操作を開始する(処理409)。
【0122】そして、その開始要求コマンドのタイマ値
で指定された値をタイマT1にセットして(処理41
0)、タイマT1をスタートし(処理411)、ビデオ
カメラ操作が動作中であることをあらわす動作中フラグ
をセットして(処理412)、判断401に戻る。
【0123】判断406の結果がNOになるときには、
受信したビデオカメラ操作信号が継続要求コマンドであ
るかどうかを調べる(判断413)。判断413の結果
がYESになるときには、動作中フラグがセットされて
いるかどうかを調べ(判断414)、判断414の結果
がYESになっているときには、タイマT1を再スター
トし(処理415)、判断401に戻る。
【0124】また、判断413の結果がNOになると
き、および、判断414の結果がNOになるときには、
受信したビデオカメラ操作信号が停止要求コマンドであ
るかどうかを調べる(判断416)。判断416の結果
がYESになるときには、動作中フラグがセットされて
いるかどうかを調べる(判断417)。判断417の結
果がYESになるときには、そのときに出力しているカ
メラ操作信号の出力を停停止してビデオカメラ装置11
の操作を停止し(処理418)、動作中フラグをリセッ
トし(処理419)、タイマT1をストップし(処理4
20)、所定のタイマT2をスタートして(処理42
1)、判断401に戻る。また、判断416の結果がN
Oになるとき、および、判断417の結果がNOになる
ときには、判断401に戻る。
【0125】また、判断403の結果がYESになると
きには、1回の操作動作が終了したので、処理418に
移行し、ビデオカメラ装置11の操作を終了する。
【0126】したがって、この場合には、ビデオカメラ
操作キーの操作がタイマT2の期間未満で、繰り返し操
作されたときには、操作側端末のビデオモニタ装置14
に子画面IIが継続して表示されるとともに、その表示
内容がQCIF形式のままで保持されるので、ユーザが
断続的な操作を繰り返すたびに子画面IIがあらわれた
り消えたりする事態が解消され、相手端末のビデオカメ
ラ装置11を遠隔操作するときの操作性がより向上す
る。
【0127】ところで、ビデオカメラ装置を操作してい
るときに表示する画面に、そのときの操作内容などを表
示する図形文字の文字列などをスーパーインポーズして
表示すると、操作しているユーザが、自分の操作内容を
明確に認識することができ、ビデオカメラ装置の操作性
が向上する。
【0128】例えば、図21(a)に示すように、相手
端末側のビデオカメラ装置11を操作するときには、そ
の内容を表示している子画面II’の表示枠の上位置
に、スーパーインポーズ領域SIaを設け、このスーパ
ーインポーズ領域SIaに、そのときの操作内容を表示
する。ここで、子画面II’は、QCIFの画素数に対
応した画面の大きさに設定されている。すなわち、QC
IF形式の画像は、その1フレーム当たりの画素数がC
IFの画素数の1/4に設定されているので、子画面I
I’は、画面全体の1/4の表示領域を占める。
【0129】また、相手端末側のビデオカメラ装置11
を操作するとき、子画面IIを表示しないモードを設定
することもできる。この場合には、同図(b)に示した
ように、画面の適宜な位置にスーパーインポーズ領域S
Ibを設け、そのスーパーインポーズ領域SIbに、そ
のときの操作内容を表示することもできる。
【0130】また、自端末側のビデオカメラ装置11を
操作するときに、同図(c)に示したように、その内容
を表示している子画面Iの表示枠の上位置に、スーパー
インポーズ領域SIcを設け、このスーパーインポーズ
領域SIcに、そのときの操作内容を表示する。
【0131】図22、図23、および、図24は、相手
端末と接続している状態で、操作表示部7のビデオカメ
ラ操作キーが操作されたときの、さらに他の処理例を示
している。
【0132】まず、ビデオカメラ操作キーが操作された
かどうかを監視しており(判断501のNOループ)、
いずれかのビデオカメラ操作キーが操作されて判断50
1の結果がYESになるときには、そのときに操作対象
として自端末側のテレビカメラ装置11が選択されたか
どうかを調べる(判断502)。
【0133】判断502の結果がYESになるときに
は、そのときに子画面Iを表示するPIPモードaにな
っているかどうかを調べ(判断504)、判断504の
結果がNOになるときには、子画面復旧フラグをセット
した後に(処理505)、表示制御部13に対して、子
画面Iを表示するPIPモードaを指示するとともに
(処理506)、そのときの操作内容項目を表示するた
めの表示データを形成し、その表示データを、子画面I
に対応した所定のスーパーインポーズ領域SIcに表示
することを指示する(処理507)。
【0134】また、判断504の結果がNOになるとき
には、そのときの操作内容項目を表示するための表示デ
ータを形成し、その表示データを、そのときに表示中の
子画面Iに対応した所定のスーパーインポーズ領域SI
cに表示することを指示する(処理508)。
【0135】そして、そのときに操作されたビデオカメ
ラ操作キーに対応した内容のビデオカメラ操作信号をビ
デオカメラ制御部15に出力して、操作されたビデオカ
メラ操作キーの操作を行わせ(処理509)、この処理
509を、同一のキー操作が継続している期間繰り返し
実行する(判断510のYESループ)。
【0136】同一のキー操作が終了して、判断510の
結果がNOになると、ビデオカメラ制御部15に対する
ビデオカメラ操作信号の出力を停止してビデオカメラ装
置11の操作を停止し(処理511)、所定のタイマT
2をスタートする(処理512)。
【0137】そして、タイマT2がタイムアウトするま
での間に、キー操作がされることを監視する(判断51
3,514)。タイマT2がタイムアウトした場合で、
判断513の結果がYESになるときには、ユーザが断
続的な操作を実行しなかった場合なので、そのときに子
画面復旧フラグがセットされているかどうかを調べ(判
断515)、判断515の結果がYESになるときに
は、表示制御部13に対して、子画面Iおよびスーパー
インポーズ領域SIcの表示を終了することを指示して
(処理516)、判断501に戻る。また、判断517
の結果がNOになるときには、表示制御部13に対し
て、スーパーインポーズ領域SIcの表示を終了するこ
とを指示して(処理517)、判断501に戻る。
【0138】ユーザが断続的な操作をした場合で、タイ
マT2がタイムアウトする前に、キー操作を検出して、
判断514の結果がYESになるときには、タイマT2
をストップし(処理518)、その操作が自端末のビデ
オカメラ装置11に対するものであるかどうかを調べる
(判断519)。判断519の結果がYESになるとき
には、判断506に戻る。
【0139】また、相手端末のビデオカメラ装置11の
操作が指定された場合で、判断502の結果がNOにな
るとき、または、判断519の結果がNOになるときに
は、そのときに操作されたビデオカメラ操作キーに対応
した内容の上述した開始要求コマンドを相手端末に送出
し(処理520)、そのときに、自端末に、子画面II
の表示が設定されているかどうかを調べる(判断52
1)。判断521の結果かYESになるときには、子画
面IIを表示するように表示制御部13に指示するとと
もに(処理522)、そのときの操作内容項目を表示す
るための表示データを形成し、その表示データを、子画
面IIに対応した所定のスーパーインポーズ領域SIa
に表示することを指示する(処理523)。
【0140】また、判断521の結果がNOになるとき
には、そのときの操作内容項目を表示するための表示デ
ータを形成し、その表示データを、上述した所定のスー
パーインポーズ領域SIbに表示することを指示する
(処理524)。
【0141】それとともに、そのときに開始要求コマン
ドにセットしたタイマ値の値をタイマT1にセットして
(処理525)、タイマT1をスタートさせ(処理52
6)、タイマT1がタイムアウトするまで同一のキー操
作が継続しているかどうかを監視する(判断527,5
28)。
【0142】タイマT1がタイムアウトするまで同一の
キー操作が継続した場合で、判断528の結果がYES
になるときには、そのときに操作されているビデオカメ
ラ操作キーに対応した内容の上述した継続要求コマンド
を相手端末に送出し(処理529)、処理526に戻っ
て、タイマT1を再スタートする。
【0143】また、タイマT1がタイムアウトする前の
時点で、キー操作が終了した場合で、判断527の結果
がNOになるときには、タイマT1をストップし(処理
530)、そのときに操作されたビデオカメラ操作キー
に対応した内容の上述した停止要求コマンドを相手端末
に送出し(処理531)、所定のタイマT2をスタート
する(処理532)。
【0144】そして、タイマT2がタイムアウトするま
での間に、キー操作がされることを監視する(判断53
4,535)。タイマT2がタイムアウトした場合で、
判断534の結果がYESになるときには、ユーザが断
続的な操作を実行しなかった場合なので、そのとき、自
端末に、子画面IIの表示が設定されているかどうかを
調べる(判断536)。判断536の結果かYESにな
るときには、表示制御部13に対し、子画面Iとスーパ
ーポーズ領域SIaの表示を消去するように指令して
(処理537)、判断501に戻る。また、判断536
の結果がNOになるときには、表示制御部13に対し、
スーパーポーズ領域SIbの表示を消去するように指令
して(処理537)、判断501に戻る。
【0145】ユーザが断続的な操作をした場合で、タイ
マT2がタイムアウトする前に、キー操作を検出して、
判断535の結果がYESになるときには、その操作が
自端末のビデオカメラ装置11に対するものであるかど
うかを調べる(判断539)。判断539の結果がYE
Sになるときには、そのとき、自端末に、子画面IIの
表示が設定されているかどうかを調べる(判断54
0)。判断540の結果かYESになるときには、表示
制御部13に対し、子画面Iとスーパーポーズ領域SI
aの表示を消去するように指令して(処理541)、判
断504に戻る。また、判断540の結果がNOになる
ときには、表示制御部13に対し、スーパーポーズ領域
SIbの表示を消去するように指令して(処理54
2)、判断504に戻る。
【0146】また、判断539の結果がNOになるとき
には、タイマT2をストップし(処理543)、そのま
まの表示状態で、処理520に戻る。
【0147】したがって、この実施例では、ビデオカメ
ラ装置11の操作内容を、画面上にスーパーインポーズ
表示しているので、ユーザがビデオカメラ装置11のア
ングルを操作するときの補助となり、ユーザの操作が容
易になる。
【0148】また、この場合、自端末のビデオカメラ装
置11のアングル操作時にも、ビデオカメラ操作キーの
操作が短期間で、繰り返し操作されると、子画面Iが継
続して表示されるので、自端末のビデオカメラ装置11
を操作するときの操作性がより向上する。
【0149】なお、上述した実施例では、ビデオカメラ
装置を遠隔操作する操作側からのみ操作信号を送出し、
操作される側から確認信号などを送出していないが、こ
の確認信号のやりとりを行うようにすることもできる。
また、ビデオカメラ操作信号の信号形式は、上述したも
のに限ることはない。
【0150】また、本発明は、上述した実施例の装置と
異なる構成のテレビ会議通信端末装置についても同様に
して適用することができる。また、上述した実施例で
は、動画情報のフォーマットおよびビデオCODECの
形式として、CCITT勧告H.261のものを用いて
いるが、このフォーマットはこれに限ることはない。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相手端末のビデオカメラ装置を遠隔操作するときには、
動画情報の情報量が少ない情報源フォーマットを用いる
ので、ビデオカメラ装置の撮影画面と、自端末のモニタ
装置の表示画面との時間遅れが少なくなり、これによ
り、ビデオカメラ装置を遠隔操作するときのユーザの遠
隔操作とカメラアングルの変化のリアルタイム性を向上
することができ、相手端末のビデオカメラ装置を遠隔操
作するときの操作性を向上できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるテレビ会議通信端末
装置の一例を示したブロック図。
【図2】画面表示の一例を示した概略図。
【図3】画面表示の他の例を示した概略図。
【図4】CIF形式およびQCIF形式の説明のための
概略図。
【図5】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図6】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図7】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図8】ビットレート割当信号の一例を示す概略図。
【図9】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図10】CCITT勧告H.242の一般的な手順例
を示したタイムチャート。
【図11】2つの情報チャネルを確保して、フレームモ
ードのデータ転送を実行しているときに、音声データ、
汎用データ、および、動画データの伝送速度の割り当て
の一例を示した概略図。
【図12】ビデオカメラ操作信号の信号形式を示した概
略図。
【図13】ビデオカメラ装置を遠隔操作するときの処理
例の一部を示したフローチャート。
【図14】ビデオカメラ装置を遠隔操作するときの処理
例の他の部分を示したフローチャート。
【図15】他の端末から遠隔操作されるときの処理例の
一部を示したフローチャート。
【図16】他の端末から遠隔操作されるときの処理例の
他の部分を示したフローチャート。
【図17】ビデオカメラ装置を遠隔操作するときの他の
処理例の一部を示したフローチャート。
【図18】ビデオカメラ装置を遠隔操作するときの他の
処理例の他の部分を示したフローチャート。
【図19】他の端末から遠隔操作されるときの他の処理
例の一部を示したフローチャート。
【図20】他の端末から遠隔操作されるときの他の処理
例の他の部分を示したフローチャート。
【図21】画面表示のさらに他の例を示した概略図。
【図22】ビデオカメラ装置を遠隔操作するときの他の
処理例の一部を示したフローチャート。
【図23】ビデオカメラ装置を遠隔操作するときの他の
処理例の他の部分を示したフローチャート。
【図24】ビデオカメラ装置を遠隔操作するときの他の
処理例のさらに他の部分を示したフローチャート。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択することを特徴とするテレビ
    会議通信端末の制御方法。
  2. 【請求項2】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末の
    ビデオカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォ
    ーマットを元の状態に復旧することを特徴とするテレビ
    会議通信端末の制御方法。
  3. 【請求項3】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作
    情報が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマッ
    トを元の状態に復旧することを特徴とするテレビ会議通
    信端末の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記2種類の情報源フォーマットは、C
    CITT勧告H.261に規定されているCIFおよび
    QCIFであることを特徴とする請求項1または請求項
    2または請求項3記載のテレビ会議通信端末の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、相手端末から受信した動画情報を、表示画面に
    設けた小領域画面に表示することを特徴とするテレビ会
    議通信端末の制御方法。
  6. 【請求項6】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末の
    ビデオカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォ
    ーマットを元の状態に復旧する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、その遠隔操作情報を送出している期間は、相手
    端末から受信した動画情報を、表示画面に設けた小領域
    画面に表示することを特徴とするテレビ会議通信端末の
    制御方法。
  7. 【請求項7】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作
    情報が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマッ
    トを元の状態に復旧する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、その遠隔操作情報を送出している期間は、相手
    端末から受信した動画情報を、表示画面に設けた小領域
    画面に表示することを特徴とするテレビ会議通信端末の
    制御方法。
  8. 【請求項8】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、そのときの遠隔操作内容を、表示画面の所定領
    域に表示することを特徴とするテレビ会議通信端末の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 相手端末に設置されているビデオカメラ
    装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法に
    おいて、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末の
    ビデオカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォ
    ーマットを元の状態に復旧する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、そのときの遠隔操作内容を、表示画面の所定領
    域に表示することを特徴とするテレビ会議通信端末の制
    御方法。
  10. 【請求項10】 相手端末に設置されているビデオカメ
    ラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法
    において、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作
    情報が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマッ
    トを元の状態に復旧する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、そのときの遠隔操作内容を、表示画面の所定領
    域に表示することを特徴とするテレビ会議通信端末の制
    御方法。
  11. 【請求項11】 相手端末に設置されているビデオカメ
    ラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法
    において、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、相手端末から受信した動画情報を、表示画面に
    設けた小領域画面に表示するとともに、そのときの遠隔
    操作内容を、その小領域画面の近傍の所定領域に表示す
    ることを特徴とするテレビ会議通信端末の制御方法。
  12. 【請求項12】 相手端末に設置されているビデオカメ
    ラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法
    において、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの自端末の
    ビデオカメラ装置の遠隔操作が終了すると、情報源フォ
    ーマットを元の状態に復旧する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、その遠隔操作情報を送出している期間は、相手
    端末から受信した動画情報を表示画面に設けた小領域画
    面に表示するとともに、そのときの遠隔操作内容を、そ
    の小領域画面の近傍の所定領域に表示することを特徴と
    するテレビ会議通信端末の制御方法。
  13. 【請求項13】 相手端末に設置されているビデオカメ
    ラ装置を遠隔操作可能なテレビ会議通信端末の制御方法
    において、 少なくとも2種類の情報源フォーマットの動画情報を処
    理可能な動画CODEC手段を備え、 相手端末から自端末のビデオカメラ装置の遠隔操作情報
    を受信すると、その遠隔操作情報に対応して上記ビデオ
    カメラ装置を操作制御するとともに、上記動画CODE
    C手段の情報源フォーマットとして情報量がより少ない
    情報源フォーマットを選択し、相手端末からの遠隔操作
    情報が所定時間受信できなくなると、情報源フォーマッ
    トを元の状態に復旧する一方、 相手端末にビデオカメラ装置の遠隔操作情報を送出した
    端末は、その遠隔操作情報を送出している期間は、相手
    端末から受信した動画情報を表示画面に設けた小領域画
    面に表示するとともに、そのときの遠隔操作内容を、そ
    の小領域画面の近傍の所定領域に表示することを特徴と
    するテレビ会議通信端末の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100382564C (zh) * 2003-04-28 2008-04-16 商之器科技股份有限公司 数字医疗影像的同步传输方法

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CN100382564C (zh) * 2003-04-28 2008-04-16 商之器科技股份有限公司 数字医疗影像的同步传输方法

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