JPH0715525A - マルチメディア通信端末装置 - Google Patents

マルチメディア通信端末装置

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JPH0715525A
JPH0715525A JP5178579A JP17857993A JPH0715525A JP H0715525 A JPH0715525 A JP H0715525A JP 5178579 A JP5178579 A JP 5178579A JP 17857993 A JP17857993 A JP 17857993A JP H0715525 A JPH0715525 A JP H0715525A
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JP
Japan
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data
channel
transmission
frame
bas
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JP5178579A
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Koji Oka
浩二 岡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ種別に好適なプロトコルを用いてデー
タ伝送が可能なマルチメディア通信端末装置を提供する
ことを目的としている。 【構成】 送信側と受信側で、コネクションごとに使用
するプロトコルを設定することができるので、データ種
別に好適なデータ伝送が実現でき、データ伝送効率が向
上するとともに、付加的な機能を利用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの通信回線を用い
て、属性が異なる複数のデータを、おのおの異なるコネ
クションでやりとりするマルチメディア通信端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1つの通信回線を用いて、属性が
異なる複数のデータを、おのおの異なるコネクションで
やりとりするマルチメディア通信端末装置が提案されて
いる。このマルチメディア通信端末装置としては、例え
ば、CCITT勧告H.221のフレーム構造を用い、
CCITT勧告H.242の伝送手順によりデータ伝送
を行うものなどが実用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0004】すなわち、CCITT勧告H.242で
は、データ受信側は、送信側で使用するプロトコルが判
別できず、このために、無手順によるデータ伝送を行う
しかなかった。このために、従来、データ伝送効率の良
好な特定のプロトコルを利用したデータ伝送ができず、
効率的なデータ伝送ができないという不都合を生じるこ
とがあった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、データ種別に好適なプロトコルを用いてデー
タ伝送が可能なマルチメディア通信端末装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つの通信回
線を用いて、属性が異なる複数のデータを、おのおの異
なるコネクションでやりとりするマルチメディア通信端
末装置において、おのおののコネクションで用いるプロ
トコルを、相手端末との間で交渉して決定するようにし
たものである。
【0007】
【作用】したがって、送信側と受信側で、コネクション
ごとに使用するプロトコルを設定することができるの
で、データ種別に好適なデータ伝送が実現でき、データ
伝送効率が向上するとともに、付加的な機能を利用する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例にかかるマルチ
メディア通信端末装置の一例を示している。ここで、こ
のマルチメディア通信端末装置は、テレビ会議装置機
能、グループ4ファクシミリ装置機能、テレライティン
グ装置機能、および、通話機能を備えている。
【0010】同図において、システム制御部1は、この
マルチメディア通信端末装置の各部の動作制御、およ
び、情報チャネル(Bチャネル)における上位レイヤの
伝送制御手順処理などの実行するためのものであり、プ
リンタ2は、例えば、レーザビームプリンタ装置など、
高画質で画像を記録出力するためのものであり、スキャ
ナ3は、原稿画像を所定の解像度で読み取り入力するも
のであり、磁気ディスク装置4は、システム制御部1が
実行する制御プログラムや、その他の種々のデータを保
存するためのものである。
【0011】液晶表示装置5およびタッチパネル装置6
は、このマルチメディア通信端末装置のテレライティン
グ装置機能の操作表示部を構成するものであり、液晶表
示装置制御部7は、液晶表示装置5に表示する画面の内
容を制御するためのものであり、タッチパネル制御部8
は、タッチパネル装置6が操作入力されたときの操作座
標を入力するためのものである。
【0012】音声入出力装置9は、相手端末との間で音
声情報をやりとりして、ユーザ間の会話を実現するため
のものであり、音声CODEC10は、音声入出力装置
9から入力したアナログ音声信号を対応するデジタル音
声データに変換するとともに、受信したデジタル音声デ
ータを対応するアナログ音声信号に変換して、音声入出
力装置9に出力するものである。
【0013】ビデオカメラ装置11は、自端末側の参加
者などの様子を撮影するものであり、ビデオCODEC
12は、ビデオカメラ装置11から出力されるNTSC
型式のビデオ信号を対応するデジタルデータのビデオデ
ータに変換し、そのビデオデータを所定のCIF型式の
ビデオデータに変換し、さらに、CCITT勧告H.2
61の符号化方式で符号化圧縮してビデオ情報を形成す
るとともに、符号化圧縮された状態のビデオ情報を元の
CIF型式のビデオデータに変換し、そのビデオデータ
を対応するアナログ信号のビデオ信号に変換し、そのビ
デオ信号をNTSC型式のビデオ信号に変換するもので
ある。
【0014】このようにして、ビデオCODEC12に
よって、変換されて形成されたビデオ信号は、ビデオモ
ニタ装置13に出力され、これにより、例えば、相手端
末側の様子がビデオモニタ装置13に表示出力される。
【0015】ISDNインタフェース制御部14は、こ
のマルチメディア通信端末装置をISDNに接続すると
ともに、レイヤ1の信号処理機能、Dチャネル(信号チ
ャネル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の
信号の統合/分離機能を備えたものである。
【0016】Dチャネル伝送制御部15は、信号チャネ
ルで行う呼制御手順機能、および、多重呼制御機能を備
えたものであり、多重化/分離制御部16は、CCIT
T勧告H.221に準拠したデータ多重化/分離機能、
および、データのフレーム同期機能を備えたものであ
り、その分離側の接続端には、デジタル音声データ、デ
ジタルビデオデータ、および、汎用データが加えられて
おり、また、多重化側の接続端は、ISDNインタフェ
ース制御部14に接続されている。
【0017】LAPB制御部17は、汎用データをLA
PB手順でやとりとするためのものであり、LAPF制
御部18は、汎用データをLAPF手順でやりとりする
ためのものである。
【0018】また、符号化復号化部19は、スキャナ3
で読み取り入力した画像データを所定のグループ4ファ
クシミリ符号化方式で符号化圧縮するとともに、符号化
圧縮された状態の画情報を元の画像データに復号化する
ためのものであり、画像処理部20は、画像データの変
倍処理や、解像度変換処理などを行うためのものであ
る。
【0019】これらのシステム制御部1、プリンタ2、
スキャナ3、磁気ディスク装置4、液晶表示装置制御部
7、タッチパネル制御部8、音声CODEC10、ビデ
オCODEC12、Dチャネル伝送制御部15、LAP
B制御部17、LAPF制御部18、符号化復号化部1
9、および、画像処理部20は、システムバス21に接
続されており、これらの各要素間でのデータのやりとり
は、主としてこのシステムバス21を介して行われる。
【0020】さて、このマルチメディア通信端末装置で
は、Bチャネルにおいては、TTC標準JT−H.22
1(CCITT勧告H.221に対応した国内規格)で
規定されるマルチフレーム形式でデータをやりとりす
る。
【0021】図2に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0022】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図3順に配置したそれぞれのビット位置は、サブチ
ャネルSCH1〜SCH8を構成している。
【0023】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocatio
n Signal)BASを構成する。また、サブチャ
ネルSCH8の第17オクテット〜第80オクテットの
第8ビットの部分には、その一部に、データを暗号化す
るためのキー情報などをやりとりするための暗号チャネ
ルのデータがセットされることがある(オプション)。
【0024】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図4に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0025】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0026】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0027】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0028】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されている情報チャネルの
うち、そのフレームを運んでいる情報チャネルの接続さ
れた順番をあらわすコネクション番号を表示するために
用いられる。また、第15フレームの第1オクテットの
ビットRは、将来の勧告のために確保(予約)されてお
り、通常は、0がセットされる。
【0029】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0030】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0031】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0032】また、ビットレート割当信号BASは、図
5に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0033】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図6に示すように、第1オク
テットから第80オクテットのオクテット順序に送出さ
れ、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送出
される。
【0034】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0035】また、このマルチメディア通信端末装置で
は、通常、2つの情報チャネルを用いて、データ伝送を
行っており、そのときの伝送手順の一例を図7に示す。
なお、この伝送手順は、TTC標準JT−H.242
(CCITT勧告H.242に対応した国内規格)およ
び標準JT−H.320(CCITT勧告H.320に
対応した国内規格)に従う。
【0036】まず、発呼端末が宛先端末を発呼して信号
チャネル上で呼設定手順を行い、1つの情報チャネル
(以下、第1チャネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャネル上でPCM音声データ
(A則またはμ則、64Kbps)をセットしたフレー
ムデータをやりとりしながらフレーム同期を行ない(フ
レームモード)、フレーム同期が確立すると、相互に能
力BASデータおよびコマンドBASデータをやりとり
し(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝送モー
ドを決定して、2つ目の情報チャネルを確保するための
付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0037】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から互いに共通で最も機能の高いモードを選
択し(フェーズB1−3)、発呼端末からその選択した
動作モードで着呼端末に機能を動作させるよう端末機能
を指定するBASコマンドを送信して、発呼端末と着呼
端末の装置機能に共通するパラメータを設定する(フェ
ーズB2)。これにより、第1チャネルでは、そのとき
に選択した伝送モードに対応した、例えば、音声データ
(16Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ
(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェー
ズC)。
【0038】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目の情報チャネル(以下、第2チ
ャネルという)について信号チャネル上で呼設定手順を
行い(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第
2チャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビッ
ト割当信号BASのみを含むフレームデータをやりとり
してフレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し
(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第
2チャネル間の同期を確立する(フェーズCB1−1
2)。
【0039】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB3)。
【0040】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つの情報チャネ
ルを用いて、音声データおよび動画データが、それぞれ
48Kbpsおよび76.8Kbpsの伝送速度が割り
当てられてデータ伝送される。
【0041】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、信号チャネルの呼切断解放手順により第2チ
ャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0042】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タと動画データが合計62.4Kbpsの伝送速度で伝
送されており、さらに、一方の端末のオペレータが通話
終了する場合は動画データの伝送を終了し、この動画デ
ータの伝送容量を含めて、全ての第1チャネルの伝送容
量を音声伝送に使用するためにモード0Fに切り換え
(フェーズD2)、この後、信号チャネルの呼切断解放
手順により第1チャネルの呼を解放できる状態になって
いる。
【0043】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、信号チャネル上で呼切断解放手順が実行
されて(フェーズE)、2つの端末間のマルチメディア
伝送が終了する。
【0044】このように、マルチメディア通信端末装置
では、最初に1つの情報チャネル(第1チャネル)を確
保してフレームモードを確立した後に、この第1チャネ
ルで音声データと動画データの伝送速度の割り当てを行
なって過渡的なモードでデータ伝送を行ないつつ、同時
に互いに2つ目の情報チャネル(第2チャネル)の設定
が可能ならば、信号チャネルの呼設定手順により第2チ
ャネルを確保する。そして、過渡的なモードで伝送して
いる第1チャネルと、新たに確保した第2チャネルをチ
ャネル同期させ、そのチャネル同期が確立した時点で、
音声データと動画データの伝送速度の割り当てを再設定
し、増大した情報チャネルの伝送容量を活用するため
に、音声データおよび動画データの符号化則(符号化方
式)を変更して、より高品質な音声データおよび動画デ
ータのやりとりを行なうようにしている。
【0045】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、ま
ず、音声データおよび動画データの各符号化則を第1チ
ャネルの62.4Kbpsの伝送容量に最適化する方式
に設定して第1チャネルのみの伝送モードに変更すると
ともに、第2チャネルは、第1チャネルとの同期状態を
停止するとともに、ユーザデータが空き伝送状態になっ
ているモード0Fに移行し、信号チャネルの呼切断解放
手順により呼を切断/解放する。また、第1チャネル
は、音声データと動画データの2種類のメディア伝送か
ら、音声データだけの伝送モードであるモード0Fへ変
更した後、信号チャネルの呼切断解放手順により、呼を
切断/解放する。なお、第1チャネルは、音声データと
動画データの2種類のメディア伝送へモードを切り換え
ずに、モード0Fへ直接モード変更した後に、呼切断/
解放することもできる。また、呼切断解放手順で得た課
金情報などは、チャネル毎に管理する。
【0046】さて、本実施例では、TTC標準JT−
H.221に規定されていない独自機能を備えており、
その独自機能を指定するためのBAS能力/BASコマ
ンドの値として、図8に示したような非標準BAS値が
設定されている。
【0047】したがって、図1に示したマルチメディア
通信端末装置では、上述した呼設定手順中で、最初に図
9(a)に示したようなBASコマンドを交換して、標
準的な機能を通知する初期能力情報交換を行い、次に、
同図(b)に示したようなBASコマンドを交換して、
非標準的な機能まで通知する2次能力情報交換を行っ
て、相互に自端末に装備されている機能を通知し合う。
【0048】ここで、2つの端末Xと端末Yの間で、上
述したような呼設定手順が終了して、2つの情報チャネ
ルが確立した状態で、コードデータをMLP(マルチ・
レイヤ・プロトコル)を使って伝送速度が6.4Kbp
sでやりとりする場合、そのデータ伝送に先立ち、端末
Xと端末Yとの間で図10に示すようなBASコマンド
の交換が行われて、使用するプロトコルの取り決めがな
される。
【0049】また、そのデータ伝送が終了すると、その
データ伝送のためのコネクションを終了するためのBA
Sコマンドが交換される。
【0050】また、端末Xから端末Yに対して、LAP
B手順を用い、データ伝送速度が64KbpsのHSD
(ハイ・スピード・データ)で、静止画データを伝送す
る場合には、図11に示したようなBASコマンドを交
換して、使用する伝送機能を取り決めた後に、静止画デ
ータの送信動作を実行する。
【0051】また、その送信動作を終了すると、そのデ
ータ伝送のためのコネクションを終了するためのBAS
コマンドが交換される。
【0052】また、端末Xと端末Yとの間で、テレライ
ティング通信とグループ4ファクシミリ通信を同時に行
うときには、図12に示すようにして、LAPF手順を
用い、MLP−6.4Kbpsのプロトコルが取り決め
られ、その後に、それぞれのコネクションが設定され
て、テレライティング通信動作とグループ4ファクシミ
リ通信動作が並行して実行される。
【0053】また、その送信動作を終了すると、そのデ
ータ伝送のためのコネクションを終了するためのBAS
コマンドが交換される。
【0054】このようにして、本実施例では、実際のデ
ータ伝送に先立って、使用するプロトコルを取り決める
ようにしているので、そのときのデータ伝送形態に対応
した最適なデータ伝送動作を行うことができ、データ伝
送効率が向上する。
【0055】なお、本発明は、上述した実施例の装置以
外のマルチメディア通信端末装置についても、同様にし
て適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側と受信側で、コネクションごとに使用するプロト
コルを設定することができるので、データ種別に好適な
データ伝送が実現でき、データ伝送効率が向上するとと
もに、付加的な機能を利用することができるという効果
を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるマルチメディア通信
端末装置の一例を示したブロック図。
【図2】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図3】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図4】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図5】ビットレート割当信号の一例を示す概略図。
【図6】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図7】TTC勧告JT−H.242(CCITT勧告
H.242に対応した国内規格)の一般的な手順例を示
したタイムチャート。
【図8】非標準BAS値の一例を示した概略図。
【図9】呼設定手順時に交換するBAS能力値の一例を
示した概略図。
【図10】2つの情報チャネルを確保して、フレームモ
ードのデータ転送を実行しているときに、図1のマルチ
メディア通信端末装置が実行するデータ通信動作の一例
を示したフローチャート。
【図11】2つの情報チャネルを確保して、フレームモ
ードのデータ転送を実行しているときに、図1のマルチ
メディア通信端末装置が実行するデータ通信動作の他の
例を示したフローチャート。
【図12】2つの情報チャネルを確保して、フレームモ
ードのデータ転送を実行しているときに、図1のマルチ
メディア通信端末装置が実行するデータ通信動作のさら
に他の例を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 16 多重化/分離制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの通信回線を用いて、属性が異なる
    複数のデータを、おのおの異なるコネクションでやりと
    りするマルチメディア通信端末装置において、 おのおののコネクションで用いるプロトコルを、相手端
    末との間で交渉して決定することを特徴とするマルチメ
    ディア通信端末装置。
JP5178579A 1993-06-28 1993-06-28 マルチメディア通信端末装置 Pending JPH0715525A (ja)

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