JP3397246B2 - 音声処理装置 - Google Patents

音声処理装置

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JP3397246B2
JP3397246B2 JP21234392A JP21234392A JP3397246B2 JP 3397246 B2 JP3397246 B2 JP 3397246B2 JP 21234392 A JP21234392 A JP 21234392A JP 21234392 A JP21234392 A JP 21234392A JP 3397246 B2 JP3397246 B2 JP 3397246B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ音声信号と、
デジタル網でやりとりするデジタル音声信号を相互に変
換する音声処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCITT(国際電信電話諮問委員会)
勧告H.320およびTTC勧告JT−H.320で規
定されている狭帯域テレビ電話・電話会議システムとそ
の端末装置(オーディオビジュアル端末装置)は、音
声、映像(動画)、文書および画像(静止画)などの複
数のメディアを扱うマルチメディア通信を、ISDNを
伝送路として用いて実現できる。
【0003】また、このマルチメディア通信のために、
ISDNを介してやりとりする伝送データのフレーム構
造、および、符号化アルゴリズムは、CCITT勧告
H.221により規定されている。
【0004】この勧告H.221によれば、音声チャネ
ルには、伝送レートが8Kbps単位で割り当てられ、
音声データの伝送速度は、8,16,24,32,4
8,56,64Kbpsのいずれかをとることができ
る。
【0005】このように、複数の伝送速度の音声データ
を取り扱う端末装置では、それらの音声データを形成す
るための音声CODEC機能が必要となる。例えば、6
4,56,48,16Kbpsの伝送速度の音声データ
を取り扱う端末装置では、CCITT勧告G.711,
G.722、および、草案AV.254でそれぞれ規定
されている音声CODEC機能を備えた音声処理装置を
設ける必要がある。
【0006】このように、CCITT勧告G.711,
G.722、および、草案AV.254の音声CODE
C機能を実現する音声処理装置の一例を図16に示す。
【0007】同図において、選択回路1は、勧告G.7
11の音声CODEC機能を備えた音声CODEC装置
2のアナログ接続端、勧告G.722の音声CODEC
機能を備えた音声CODEC装置3のアナログ接続端、
および、草案AV.254の音声CODEC機能を備え
た音声CODEC装置4のアナログ接続端のいずれかを
選択するものであり、選択回路1が選択したアナログ接
続端は、入力アナログ音声信号AAIを増幅するアンプ
5の出力端、および、出力アナログ音声信号AAOを出
力するアンプ6の入力端に接続されている。
【0008】また、選択回路7は、音声CODEC装置
2のデジタル接続端、音声CODEC装置3のデジタル
接続端、および、音声CODEC装置4のデジタル接続
端のいずれかを選択するものであり、選択回路7が選択
したデジタル接続端は、多重化/分離装置などの次段装
置(図示略)のデジタル音声信号接続端に接続される。
ここで、デジタル接続端には、音声CODEC装置2,
3,4からは、次段装置に出力する送信デジタル音声信
号TXDが出力され、次段装置からは受信デジタル音声
信号RXD、入出力データの同期をとるためのデータク
ロックCLK、および、フレーム同期をとるためのフレ
ーム同期信号FSCが出力される。
【0009】音声CODEC装置2において、アンプ2
aは、入力アナログ音声信号AAIを増幅するものであ
り、アンプ2bは、出力アナログ音声信号AAOを出力
するためのものであり、アナログ/デジタル変換器2c
は、アンプ2aの出力信号を所定のサンプリングレート
でサンプリングして、所定の変換規則で、かつ、所定ビ
ット数の入力デジタル信号SPIaに変換するものであ
り、デジタル/アナログ変換器2dは、出力デジタル信
号SPOaを所定の変換規則で、かつ、所定の変換周期
で対応する出力アナログ音声信号AAOに変換するもの
である。
【0010】エコーキャンセラ回路2eは、入力デジタ
ル信号SPIaから出力デジタル信号SPOaの成分を
除去するためのものであり、処理回路2fは、エコーキ
ャンセラ回路2eの演算結果に基づいて送信デジタル音
声信号TXDaを形成するとともに受信デジタル音声信
号RXDaに基づいて上記出力デジタル信号SPOaを
形成する勧告G.711の音声CODEC機能演算を実
行するものである。
【0011】音声CODEC装置3において、アンプ3
aは、入力アナログ音声信号AAIを増幅するものであ
り、アンプ3bは、出力アナログ音声信号AAOを出力
するためのものであり、アナログ/デジタル変換器3c
は、アンプ3aの出力信号を所定のサンプリングレート
でサンプリングして、所定の変換規則で、かつ、所定ビ
ット数の入力デジタル信号SPIbに変換するものであ
り、デジタル/アナログ変換器3dは、出力デジタル信
号SPObを所定の変換規則で、かつ、所定の変換周期
で対応する出力アナログ音声信号AAOに変換するもの
である。
【0012】エコーキャンセラ回路3eは、入力デジタ
ル信号SPIbから出力デジタル信号SPObの成分を
除去するためのものであり、処理回路3fは、エコーキ
ャンセラ回路3eの演算結果に基づいて送信デジタル音
声信号TXDbを形成するとともに受信デジタル音声信
号RXDbに基づいて上記出力デジタル信号SPObを
形成する勧告G.722の音声CODEC機能演算を実
行するものである。
【0013】音声CODEC装置4において、アンプ4
aは、入力アナログ音声信号AAIを増幅するものであ
り、アンプ4bは、出力アナログ音声信号AAOを出力
するためのものであり、アナログ/デジタル変換器4c
は、アンプ4aの出力信号を所定のサンプリングレート
でサンプリングして、所定の変換規則で、かつ、所定ビ
ット数の入力デジタル信号SPIcに変換するものであ
り、デジタル/アナログ変換器4dは、出力デジタル信
号SPOcを所定の変換規則で、かつ、所定の変換周期
で対応する出力アナログ音声信号AAOに変換するもの
である。
【0014】エコーキャンセラ回路4eは、入力デジタ
ル信号SPIcから出力デジタル信号SPOcの成分を
除去するためのものであり、処理回路4fは、エコーキ
ャンセラ回路4eの演算結果に基づいて送信デジタル音
声信号TXDcを形成するとともに受信デジタル音声信
号RXDcに基づいて上記出力デジタル信号SPOcを
形成する草案A.254の音声CODEC機能演算を実
行するものである。
【0015】以上の構成で、勧告G.711の音声CO
DEC機能を用いるときには、選択回路1により音声C
ODEC装置2のアナログ側接続端を接続するととも
に、選択回路7により、音声CODEC装置2のデジタ
ル側接続端を選択する。
【0016】これにより、入力アナログ音声信号AAI
は、選択回路1を介して音声CODEC装置2に入力さ
れ、音声CODEC装置2により勧告G.711の音声
CODEC機能の送信デジタル音声信号TXDaに変換
され、クロック信号CLKおよびフレーム同期信号FS
Cに同期したタイミングで、選択回路7を介し、送信デ
ジタル音声信号TXDとして次段装置に出力される。
【0017】また、次段装置より出力される勧告G.7
11の受信デジタル音声信号RXDは、クロック信号C
LKおよびフレーム同期信号FSCに同期したタイミン
グで音声CODEC装置2に入力され、音声CODEC
装置2により対応する出力アナログ音声信号AAOに変
換されて、選択回路1を介して出力される。
【0018】また、勧告G.722の音声CODEC機
能を用いるときには、選択回路1により音声CODEC
装置3のアナログ側接続端を接続するとともに、選択回
路7により、音声CODEC装置3のデジタル側接続端
を選択する。
【0019】これにより、入力アナログ音声信号AAI
は、選択回路1を介して音声CODEC装置3に入力さ
れ、音声CODEC装置3により勧告G.722の音声
CODEC機能の送信デジタル音声信号TXDbに変換
され、クロック信号CLKおよびフレーム同期信号FS
Cに同期したタイミングで、選択回路7介し、送信デジ
タル音声信号TXDとして次段装置に出力される。
【0020】また、次段装置より出力される勧告G.7
22の受信デジタル音声信号RXDは、クロック信号C
LKおよびフレーム同期信号FSCに同期したタイミン
グで音声CODEC装置3に入力され、音声CODEC
装置3により対応する出力アナログ音声信号AAOに変
換されて、選択回路1を介して出力される。
【0021】また、草案AV.254の音声CODEC
機能を用いるときには、選択回路1により音声CODE
C装置4のアナログ側接続端を接続するとともに、選択
回路7により、音声CODEC装置4のデジタル側接続
端を選択する。
【0022】これにより、入力アナログ音声信号AAI
は、選択回路1を介して音声CODEC装置4に入力さ
れ、音声CODEC装置4により草案AV.254の音
声CODEC機能の送信デジタル音声信号TXDcに変
換され、クロック信号CLKおよびフレーム同期信号F
SCに同期したタイミングで、選択回路7介し、送信デ
ジタル音声信号TXDとして次段装置に出力される。
【0023】また、次段装置より出力される草案AV.
254の受信デジタル音声信号RXDは、クロック信号
CLKおよびフレーム同期信号FSCに同期したタイミ
ングで音声CODEC装置4に入力され、音声CODE
C装置4により対応する出力アナログ音声信号AAOに
変換されて、選択回路1を介して出力される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、必要な音声CODEC機能毎に、独
立した音声CODEC装置を設けてそれらを選択的に用
いているので、音声処理装置の構成が大きくなるととも
に、コストが高くなるという不都合を生じていた。
【0025】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、複数の音声CODEC機能を備え、小型で安
価な音声処理装置を提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ音声
信号と、デジタル網でやりとりするデジタル音声信号を
相互に変換する音声処理装置において、入力アナログ音
声信号を対応する入力デジタル信号に変換するアナログ
/デジタル変換器と、出力デジタル信号を対応する出力
アナログ音声信号に変換するデジタル/アナログ変換器
と、上記入力デジタル信号から上記出力デジタル信号の
成分を除去するエコーキャンセラ機能演算を実行するエ
コーキャンセラ演算手段と、このエコーキャンセラ演算
手段の演算結果に基づいて送信デジタル音声信号を形成
するとともに受信デジタル音声信号に基づいて上記出力
デジタル信号を形成する音声CODEC機能演算を実行
する音声CODEC演算手段と、上記エコーキャンセラ
演算手段の出力データを上記音声CODEC演算手段へ
出力するためのバッファ手段と、複数種類のエコーキャ
ンセラ機能演算のためのエコーキャンセラ演算プログラ
ムデータ、および、複数種類の音声CODEC機能演算
のための音声CODEC演算プログラムデータを格納し
た記憶手段と、指定された動作モードに対応したエコー
キャンセラ演算プログラムデータを読み出して上記エコ
ーキャンセラ演算手段に与えるとともに、その動作モー
ドに対応した音声CODEC演算プログラムデータを上
記記憶手段より読み出して、上記音声CODEC演算手
段に与える制御手段を備えたものである。
【0027】また、前記エコーキャンセラ演算手段と、
前記音声CODEC演算手段と、前記制御手段を同一の
半導体集積回路装置に組み込むようにしたものである。
また、前記アナログ/デジタル変換器と、前記デジタル
/アナログ変換器と、前記エコーキャンセラ演算手段
と、前記音声CODEC演算手段と、前記制御手段が同
一の半導体集積回路装置に組みこむようにしたものであ
る。
【0028】
【作用】したがって、1組のエコーキャンセラ演算手段
および音声CODEC演算手段を用いて、複数の音声C
ODEC機能を実現できるので、複数の音声CODEC
機能を備えた音声処理装置を小型でかつ安価に提供する
ことができる。また、エコーキャンセラ演算手段と、音
声CODEC演算手段と、制御手段を同一の半導体集積
回路装置に組み込むことで、音声処理装置をより小型に
構成することができる。また、さらに、アナログ/デジ
タル変換器と、デジタル/アナログ変換器と、エコーキ
ャンセラ演算手段と、前記音声CODEC演算手段と、
制御手段を同一の半導体集積回路装置に組み込むこと
で、音声処理装置をより小型に構成することができる。
また、量産効果が大きくなり、音声処理装置のコストを
格段に縮小することができる。
【0029】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明の一実施例にかかる音声処
理装置を示している。なお、この実施例では、CCIT
T勧告G.711,G.722、および、草案AV.2
54の音声CODEC機能を実現している。
【0031】同図において、マイクなどから入力される
入力アナログ音声信号AAIは、アンプ10を介してア
ナログ/デジタル変換器11に加えられており、アナロ
グ/デジタル変換器11は、入力アナログ音声信号AA
Iを、所定のサンプリングレートでサンプリングして、
所定の変換規則で所定ビット数のデジタル信号に変換す
るものであり、その変換結果の信号は、入力デジタル信
号SPIとして、エコーキャンセラ処理部12に加えら
れている。
【0032】デジタル/アナログ変換器13は、出力デ
ジタル信号SPOを所定の変換周期で対応するアナログ
信号に変換するものであり、その変換結果の信号は、ア
ンプ14を介し、出力アナログ音声信号AAOとしてス
ピーカなどに出力される。
【0033】エコーキャンセラ演算部12は、入力デジ
タル信号SPIから出力デジタル信号SPOの成分を除
去するエコーキャンセラ機能演算を実行するものであ
り、処理演算部15は、エコーキャンセラ演算部12の
演算結果に基づいて送信デジタル音声信号TXDを形成
するとともに、受信デジタル音声信号RXDに基づいて
出力デジタル信号SPOを形成する音声CODEC機能
演算を実行するものである。また、送信デジタル音声信
号TXDは、多重化/分離装置などの次段装置(図示
略)の送信デジタル音声信号入力端に加えられ、受信デ
ジタル音声信号RXDは、次段装置の受信デジタル音声
信号出力端から出力される。また、音声CODEC演算
部15には、次段装置から出力されるクロック信号CL
Kおよびフレーム同期信号FSCが加えられており、音
声CODEC演算部15は、このクロック信号CLKお
よびフレーム同期信号FSCに同期して、送信デジタル
音声信号TXDの送信動作および受信デジタル音声信号
RXDの受信動作を行なう。
【0034】また、この実施例では、エコーキャンセラ
演算部12および音声CODEC演算部15は、エコー
キャンセラ演算部12および音声CODEC演算部15
のそれぞれの演算機能を実現するための2つのデジタル
信号処理ユニット(DSP)をコアとして備えた同一の
半導体集積回路装置16に組み込まれており、この半導
体集積回路装置16には、勧告G.711,G.72
2、および、草案AV.254について、エコーキャン
セラ演算部12がそれぞれ実行する演算処理のプログラ
ムデータ、および、勧告G.711,G.722、およ
び、草案AV.254について、音声CODEC演算部
15がそれぞれ実行するプログラムデータを記憶したR
OM(リード・オンリ・メモリ)17が接続されてい
る。
【0035】なお、アナログ/デジタル変換器11は、
勧告G.711,G.722、および、草案AV.25
4の音声CODEC機能演算に必要なサンプリングレー
トのうち、最も高速なサンプリングレートでサンプリン
グ動作を行なうとともに、勧告G.711,G.72
2、および、草案AV.254の音声CODEC機能演
算に必要な1ワード当たりのビット数のうち最も大きい
ものよりも少なくとも大きいビット数(例えば、16ビ
ット)のデジタル信号を形成する。
【0036】それとともに、デジタル/アナログ変換器
13は、勧告G.711,G.722、および、草案A
V.254の音声CODEC機能演算に必要な1ワード
当たりのビット数のうち最も大きいものよりも少なくと
も大きいビット数(例えば、16ビット)のデジタル信
号を入力可能なものである。また、デジタル/アナログ
変換器13の変換周期は、勧告G.711,G.72
2、および、草案AV.254の音声処理の音声品質に
必要な適宜な値を設定できる。
【0037】半導体集積回路装置16の構成例を図2に
示す。
【0038】同図において、デジタル信号処理ユニット
(DSP)19は、音声CODEC演算部15の演算処
理、および、この半導体集積回路16の内部動作の制御
処理を実行するためのものであり、ROM20は、デジ
タル信号処理ユニット19が実行する半導体集積回路1
6の内部動作の制御処理の制御プログラムを記憶するも
のであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)21
は、デジタル信号処理ユニット19が実行する音声CO
DEC演算部15の演算処理の処理プログラムを記憶す
るとともに、デジタル信号処理ユニット19のワークエ
リアを構成するものである。
【0039】デジタル信号処理ユニット22は、エコー
キャンセラ演算部12の演算処理を実行するものであ
り、RAM23は、このデジタル信号処理ユニット22
が実行するエコーキャンセラ演算部12の演算処理の処
理プログラムを記憶するとともに、デジタル信号処理ユ
ニット22のワークエリアを構成するものである。
【0040】FIFOバッファ24は、デジタル信号処
理ユニット23とデジタル信号処理ユニット24の間の
データの受け渡しを行なうためのものであり、パラレル
/シリアル変換部25は、音声CODEC演算部15の
演算処理を実行するデジタル信号処理ユニット19と、
次段装置との間で、クロック信号CLKおよびフレーム
同期信号FSCに同期した状態で、送信デジタル音声信
号TXDおよび受信デジタル音声信号RXDのやりとり
を行なうためのものである。
【0041】入出力バッファ26は、エコーキャンセラ
演算部12の演算処理を実行するデジタル信号処理ユニ
ット22と、アナログ/デジタル変換器11およびデジ
タル/アナログ変換器13との間で、入力デジタル信号
SPIおよび出力デジタル信号SPOのやりとりを行な
うためのものである。
【0042】上位制御装置インタフェース回路27は、
上位制御装置との間で、種々のデータをやりとりするた
めのものであり、外部ROMインタフェース回路28
は、この半導体集積回路装置16の外部に接続されるR
OM17からデータを読み出すためのものである。
【0043】また、これらのデジタル信号処理ユニット
19、ROM20、デジタル信号処理ユニット22、上
位制御装置インタフェース回路27、および、外部RO
Mインタフェース回路28は内部バス29に接続されて
おり、これらの各要素間のデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス29を介して行われている。
【0044】以上の構成で、上位制御装置より勧告G.
711の動作モードが指定されると、デジタル信号演算
部19は、外部ROMインタフェース回路28を介し、
ROM17から勧告G.711について音声CODEC
演算部15が実行するプログラムデータを読み出してR
AM21に保存するとともに、デジタル信号演算ユニッ
ト22に対してプログラムデータの読み込みを指令した
状態で、ROM17から勧告G.711についてエコー
キャンセラ演算部12が実行するプログラムデータを読
み出してデジタル信号演算ユニット22に転送する。こ
れにより、デジタル信号演算ユニット22は、勧告G.
711についてエコーキャンセラ演算部12が実行する
プログラムデータをRAM23に保存する。
【0045】このようにして、デジタル信号演算部19
の動作モードが勧告G.711音声CODEC演算モー
ドになるとともに、デジタル信号演算部22の動作モー
ドが勧告G.711のエコーキャンセラ演算モードにな
る。
【0046】これにより、これ以降は、パラレル/シリ
アル変換部25を介して入力される受信デジタル音声信
号RXDは、勧告G.711の音声CODEC演算処理
を実施しているデジタル信号処理ユニット19の入力タ
イミングでサンプリングされる。それにより、デジタル
信号処理ユニット19は、その入力した受信デジタル音
声信号RXDに対応して勧告G.711の音声CODE
C演算処理を実行し、対応する出力データを形成すると
ともに、その出力データを出力デジタル信号SPOのビ
ット数に調整し、その出力デジタル信号SPOをFIF
Oバッファ24のうち、デジタル信号処理ユニット22
に出力するポートに出力する。
【0047】これにより、デジタル信号処理ユニット2
2は、FIFOバッファ24を介して入力した出力デジ
タル信号SPOを、適宜なタイミングで入出力バッファ
26を介してデジタル/アナログ変換器13に出力す
る。それによって、デジタル/アナログ変換器13は、
適宜な変換周期で出力デジタル信号SPOを入力して、
対応するアナログ信号を形成し、これにより、出力アナ
ログ音声信号AAOがスピーカなどに出力される。
【0048】一方、入力アナログ音声信号AAIは、ア
ナログ/デジタル変換器11により、所定のサンプリン
グレートでサンプリングされて、所定ビット数の入力デ
ジタル信号SPIに変換され、この入力デジタル信号S
PIは、半導体集積回路装置16の入出力バッファ26
に順次加えられている。
【0049】デジタル信号処理ユニット22は、FIF
Oバッファ24を介してデジタル信号処理ユニット19
から入力した出力デジタル信号SPOと、入出力バッフ
ァ26から入力した入力デジタル信号SPIに基づい
て、所定のエコーキャンセラ演算処理を実行し、それに
より形成した出力データを、FIFOバッファ24のう
ち、デジタル信号処理ユニット19に出力するポートに
出力する。
【0050】デジタル信号処理ユニット19は、FIF
Oバッファ24に記憶されているデジタル信号処理ユニ
ット22からの転送データを1つ取り出して、その取り
出したデータに基づいて、勧告G.711の音声COD
EC演算処理を実行し、それにより形成した出力データ
を、パラレル/シリアル変換部25を介して、受信デジ
タル音声信号RXDとして次段装置に出力する。
【0051】このようにして、勧告G.711の動作モ
ードの音声処理処理動作が行われる。
【0052】また、上位制御装置より、勧告G.722
動作モードが指定されたときには、デジタル信号演算部
19は、外部ROMインタフェース回路28を介し、R
OM17から勧告G.722について音声CODEC演
算部15が実行するプログラムデータを読み出してRA
M21に保存するとともに、デジタル信号演算ユニット
22に対してプログラムデータの読み込みを指令した状
態で、ROM17から勧告G.722についてエコーキ
ャンセラ演算部12が実行するプログラムデータを読み
出してデジタル信号演算ユニット22に転送し、これに
より、デジタル信号演算ユニット22は、勧告G.72
2についてエコーキャンセラ演算部12が実行するプロ
グラムデータをRAM23に保存する。
【0053】このようにして、デジタル信号演算部19
の動作モードが勧告G.722音声CODEC演算モー
ドになるとともに、デジタル信号演算部22の動作モー
ドが勧告G.722エコーキャンセラ演算モードにな
る。これ以降は、上述と同様にして、勧告G.722の
動作モードの音声処理処理動作が行われる。
【0054】また、上位制御装置より、草案AV.25
4動作モードが指定されたときには、デジタル信号演算
部19は、外部ROMインタフェース回路28を介し、
ROM17から草案AV.254について音声CODE
C演算部15が実行するプログラムデータを読み出して
RAM21に保存するとともに、デジタル信号演算ユニ
ット22に対してプログラムデータの読み込みを指令し
た状態で、ROM17から草案AV.254についてエ
コーキャンセラ演算部12が実行するプログラムデータ
を読み出してデジタル信号演算ユニット22に転送す
る。これにより、デジタル信号演算ユニット22は、草
案AV.254についてエコーキャンセラ演算部12が
実行するプログラムデータをRAM23に保存する。
【0055】このようにして、デジタル信号演算部19
の動作モードが草案AV.254音声CODEC演算モ
ードになるとともに、デジタル信号演算部22の動作モ
ードが草案AV.254エコーキャンセラ演算モードに
なる。これ以降は、上述と同様にして、草案AV.25
4の動作モードの音声処理処理動作が行われる。
【0056】以上のようにして、本実施例では、CCI
TT勧告G.711,G.722、および、草案AV.
254の音声CODEC機能を、1つの音声処理装置で
実現しているので、これらの複数の音声CODEC機能
を備えた音声処理装置を小型に、かつ、安価に実現でき
る。
【0057】また、音声CODEC演算部15およびエ
コーキャンセラ演算部12をそれぞれ実現するデジタル
信号処理ユニット19,22を、同一の半導体集積回路
装置16に組み込んでいるので、音声処理装置をより小
型化できる。
【0058】図3は、本発明の他の実施例にかかる音声
処理装置を示している。なお、同図において、図1およ
び図2と同一部分および相当する部分は、同一符号を付
している。
【0059】この実施例では、図2に示したデジタル信
号処理ユニット19,22よりも処理能力の大きな1つ
のデジタル信号処理ユニット30を用いて、上述した実
施例のエコーキャンセラ演算部12、音声CODEC演
算部15、および、半導体集積回路装置16の内部制御
処理の処理機能を実現している。
【0060】また、このようにして、1つのデジタル信
号処理ユニット30により、エコーキャンセラ演算部1
2および音声CODEC演算部15の処理機能を実現し
ているので、このデジタル信号処理ユニット30をコア
とし、アンプ10,14、アナログ/デジタル変換器1
1、および、デジタル/アナログ変換器13を周辺ユニ
ットとして構成した半導体集積回路装置31を実現する
ことができる。
【0061】このようにして、本実施例では、1つの半
導体集積回路装置31により、CCITT勧告G.71
1,G.722、および、草案AV.254の音声CO
DEC機能を実現することができるので、これらの複数
の音声CODEC機能を実現できる音声処理装置をより
小型に構成することができる。
【0062】ところで、上述した実施例では、CCIT
T勧告G.711,G.722、および、草案AV.2
54の音声CODEC機能を備えた音声処理装置につい
て、本発明を適用したが、さらに多くの音声CODEC
機能を備えた音声処理装置についても、本発明を同様に
して適用することができる。
【0063】また、上述した実施例では、エコーキャン
セラ演算部12および音声CODEC演算部15の処理
プログラムデータを記憶したROM17を外付けするよ
うにしているが、これらの処理プログラムが確定したと
きには、ROM17を含めて半導体集積回路装置に組み
込むことができ、複数の音声CODEC機能を実現でき
る音声処理装置を、さらに、小型に構成することができ
る。
【0064】図4は、図3に示した音声処理装置を利用
し、ISDNを伝送路として用いるISDN電話端末を
示している。なお、同図において、図3と同一部分およ
び相当する部分には、同一符号を付している。
【0065】同図において、制御部35は、このISD
N電話端末の動作を制御するものであり、ROM36
は、制御部35が実行する処理プログラムなどのデータ
を記憶するものであり、RAM37は、制御部35のワ
ークエリアをなすとともに、必要なデータを保持するも
のである。
【0066】操作表示部38は、このISDN電話端末
を操作するための各種操作キーや、オペレータに対する
各種メッセージを表示するための表示器などからなる。
【0067】ISDNインタフェース回路39は、この
ISDN電話端末をISDNに接続するためのものであ
り、レイヤ1信号制御部40は、ISDNのレイヤ1の
信号処理機能およびDチャネル(信号チャネル)の信号
と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号の統合/分
離機能を備えたものであり、呼が確立されているBチャ
ネルの受信データ(受信デジタル音声信号)RXD、ク
ロック信号CLKおよびフレーム同期信号FSCは、図
3の半導体集積回路装置31からなる音声処理装置32
に加えられており、音声処理装置32から出力される送
信データ(送信デジタル音声信号)TXDは、出力デー
タとしてレイヤ1信号制御部40に加えられている。D
チャネル伝送制御部41は、Dチャネルを用いてISD
Nと行なう呼制御処理などの伝送制御処理を行なうため
のものである。
【0068】ハンドセット42は、通話するためのもの
であり、そのマイクから出力される信号は、入力アナロ
グ音声信号AAIとして音声処理装置32に加えられて
いる。また、ハンドセット42を取り上げなくとも通話
できるオンフック通話機能のためのマイク43が設けら
れており、このマイク43から出力される信号は、入力
アナログ音声信号AAIとして音声処理装置32に加え
られている。
【0069】また、音声処理装置32から出力される出
力アナログ音声信号AAOは、ハンドセット42のスピ
ーカに加えられるとともに、スピーカ44にも加えられ
ている。トーン発生部45は、呼び出し音などのトーン
信号を出力するものであり、その出力信号は、スピーカ
44に加えられている。
【0070】また、これらの制御部35、ROM36、
RAM37、操作表示部38、音声処理装置32、Dチ
ャネル伝送制御部41、トーン発生部45は、内部バス
46に加えられており、これらの各要素間のデータのや
りとりは、この内部バス46を介して行われている。ま
た、ハンドセット42のフック状態をあらわすフック信
号HSは、内部バス46を介して制御部35に加えられ
ている。
【0071】図5は、ISDNに接続されている端末装
置が、ISDNとの間で行う回線交換モードでの呼制御
手順の一例について示している。
【0072】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0073】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0074】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセー
ジCONNを発端末に送出して着端末が呼を受け付けた
ことを通知する。
【0075】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送のた
めの情報チャネル(Bチャネル)が確立する。
【0076】これにより、発端末と着端末との相互間
で、情報チャネルを用いたデータ伝送が、おのおのの端
末の伝送機能に設定された伝送制御手順により実行され
る。
【0077】そして、データ伝送を終了すると、発端末
が切断メッセージDISCをISDNに送出して情報チ
ャネルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージR
ELを発端末に送出して情報チャネルの復旧を通知す
る。一方、着端末には、ISDNが切断メッセージDI
SCを送出して情報チャネルの解放を要求し、着端末が
解放メッセージRELをISDNに送出して情報チャネ
ルの復旧を通知する。
【0078】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間の情報チャネル
が解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メ
ッセージREL_COMPを着端末に送出して、ISD
Nと着端末との間の情報チャネルが解放される。それに
より、発端末と着端末との間に設定されていた情報チャ
ネルが完全に解放される。
【0079】このようにして、発端末と着端末との間に
情報チャネルが設定されて、データ伝送が行われ、デー
タ伝送が終了すると、情報チャネルが解放される。
【0080】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図6(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0081】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「着サブアドレス」、「低位レイヤ整合
性」、「高位レイヤ整合性」、および、「ユーザ・ユー
ザ」などの情報要素をもつ。
【0082】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0083】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0084】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
【0085】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細
かい内容が含まれる。
【0086】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、グループ2/グループ3ファクシミリ、グループ4
ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、ビデオ
テックス、テレックス、あるいは、メッセージ・ハンド
リング・システムなどの端末機能のうち、いずれの端末
機能を備えているのかを表示する。
【0087】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0088】以上の構成で、図4のISDN電話端末が
発呼時に行なう処理例を図7に示す。
【0089】まず、ダイアリングなどの一連の発呼操作
が行われると、制御部35は、自端末で使用する音声C
ODEC機能をあらわす動作モードを音声処理装置32
に設定し(処理101)、指定された宛先を発呼する呼
設定メッセージSETUPをISDNに送出する(処理
102)。
【0090】次いで、呼設定受付メッセージCALL_
PROCを受信して(処理103)、着端末から応答メ
ッセージCONNを受信する(処理104)。これによ
り、情報チャネルが確立すると、発端末と着端末のオペ
レータによる通話が行われるので、それ以降は、自端末
のオペレータが先にオンフックするか、あるいは、着端
末のオペレータが先にオンフックしてISDNから切断
メッセージDISCを受信するまで待つ(判断105,
106のNOループ)。
【0091】オンフックを検出して、判断105の結果
がYESになると、切断メッセージDISCを送出し
(処理107)、ISDNから解放メッセージRELを
受信し(処理108)、ISDNに解放完了メッセージ
REL_COMPを送出して(処理109)、一連の通
話動作を終了する。
【0092】また、切断メッセージDISCを受信し
て、判断106の結果がYESになるときには、解放メ
ッセージRELをISDNに送出し(処理110)、I
SDNより解放完了メッセージREL_COMPを受信
して(処理111)、一連の通話動作を終了する。
【0093】図8は、図3に示したISDN電話端末の
着呼時の処理例を示している。
【0094】まず、着呼時に受信した呼設定メッセージ
SETUPの情報要素を解析して(処理201)、発端
末との間で通信ができるかどうかを調べ(判断20
2)、判断202の結果がNOになるときには、その着
呼を無視する(処理203)。
【0095】判断202の結果がYESになるときに
は、その受信した呼設定メッセージSETUPの情報要
素の解析結果で判明した音声処理モードを、音声処理装
置32に設定し(処理204)、呼出メッセージALE
RTをISDNに送出するとともに(処理205)、ト
ーン発生部45からの呼出音の出力動作を開始して自端
末のオペレータの呼び出しを開始して(処理206)、
オペレータがハンドセット42を取り上げてオフフック
状態になるまで待つ(判断207のNOループ)。
【0096】オペレータがハンドセット42を取り上げ
てオフフック状態になり、判断207の結果がYESに
なると、トーン発生部45からの呼出音の出力動作を終
了して(処理208)、応答メッセージCONNをIS
DNに送出し(処理209)、ISDNから応答確認メ
ッセージCONN_ACKを受信する(処理210)。
【0097】このようにして、情報チャネルが確立する
と、発端末と着端末のオペレータによる通話が行われる
ので、それ以降は、自端末のオペレータが先にオンフッ
クするか、あるいは、発端末のオペレータが先にオンフ
ックしてISDNから切断メッセージDISCを受信す
るまで待つ(判断211,212のNOループ)。
【0098】オンフックを検出して、判断211の結果
がYESになると、切断メッセージDISCを送出し
(処理213)、ISDNから解放メッセージRELを
受信し(処理214)、ISDNに解放完了メッセージ
REL_COMPを送出して(処理215)、一連の通
話動作を終了する。
【0099】また、切断メッセージDISCを受信し
て、判断212の結果がYESになるときには、解放メ
ッセージRELをISDNに送出し(処理216)、I
SDNより解放完了メッセージREL_COMPを受信
して(処理217)、一連の通話動作を終了する。
【0100】このようにして、本実施例では、発呼時お
よび着呼時とも、呼設定が完了する以前に、音声処理装
置32の動作モードを設定する。
【0101】図9は、図3に示した音声処理装置を利用
し、ISDNを伝送路として用いるISDN電話端末を
示している。なお、同図において、図3および図4と同
一部分、および、相当する部分には、同一符号を付して
いる。
【0102】同図において、制御部50は、このISD
Nテレビ電話端末の動作を制御するものであり、ROM
51は、制御部50が実行する処理プログラムなどのデ
ータを記憶するものであり、RAM52は、制御部50
のワークエリアをなすとともに、各種のデータを記憶す
るためのものである。
【0103】多重化/分離制御装置54は、レイヤ1信
号制御部40が分離して出力する情報チャネルの受信デ
ータRXDに多重化されている音声データおよびビデオ
データを分離してそれぞれ音声処理装置32および動画
CODEC装置55に出力するとともに、音声処理装置
32および動画CODEC装置55からそれぞれ入力し
た音声データおよびビデオデータを所定形式のフレーム
データに組み込み、その組み込んだ送信データTXDを
レイヤ1信号制御部40に出力するものである。
【0104】動画CODEC装置55は、所定の変換規
則にしたがってビデオ信号とビデオデータを相互に変換
するものであり、この動画CODEC装置55から出力
される出力ビデオ信号はビデオモニタ装置56に加えら
れている。また、映像を入力するためのビデオカメラ装
置57から出力されるビデオ信号は、動画CODEC装
置55のビデオ信号入力端に加えられている。
【0105】これらの制御部50、ROM51、RAM
52、操作表示部53、音声処理装置32、Dチャネル
伝送制御部41、トーン発生部45、多重化/分離制御
装置54、および、動画CODEC装置55は、内部バ
ス58に接続されており、これらの各要素間のデータの
やりとりは、主としてこの内部バス58を介して行われ
る。
【0106】さて、上述したISDNテレビ電話端末の
ようなAV端末装置では、Bチャネルにおいては、TT
C標準JT−H.221で規定されるマルチフレーム形
式でデータをやりとりする。
【0107】図10に示すように、1つのマルチフレー
ムMFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SM
F8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1
〜SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されて
いる。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16
個のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0108】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図11に示すように、80オクテットのデータから
なり、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞ
れのビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を
構成している。
【0109】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。すなわち、サブチ
ャネルSCH8は、第17オクテット〜第80オクテッ
トの第8ビットに割り当てられており、この部分は、応
用チャネルAC(Application Chann
el)と呼ばれることもある。また、サブチャネルSC
H8の第17〜第24オクテットには、データを暗号化
するためのキー情報などをやりとりするための暗号チャ
ネルのデータがセットされることがある(オプショ
ン)。
【0110】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM1〜FLM16に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図12に示すよ
うに、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0111】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0112】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0113】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0114】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されている情報チャネルの
うち、そのフレームを運んでいる情報チャネルの接続さ
れた順番をあらわすコネクション番号を表示するために
用いられる。また、第15フレームの第1オクテットの
ビットRは将来の勧告のために確保(予約)されてお
り、0がセットされる。
【0115】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0116】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0117】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0118】また、ビットレート割当信号BASは、図
13に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0119】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図14に示すように、第1オ
クテットから第80オクテットのオクテット順序に送出
され、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送
出される。
【0120】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0121】図15は、2つの情報チャネルを用いて、
AV端末装置間で音声データと動画データをやりとりす
るときの伝送手順の一例を示している。なお、この伝送
手順は、TTC標準JT−H.242および標準JT−
H.320に従う。
【0122】まず、発呼端末が宛先端末を発呼して信号
チャネル上で呼設定手順を行い、1つの情報チャネル
(以下、第1チャネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャネル上でデジタル音声デー
タ(A則またはμ則、64Kbps;勧告G.711)
をセットしたフレームデータをやりとりしながらフレー
ム同期を行ない(フレームモード)、フレーム同期が確
立すると、相互に能力BASデータおよびコマンドBA
Sデータをやりとりし(フェーズB1−1)、そのとき
に使用する伝送モードを決定して、2つ目の情報チャネ
ルを確保するための付加呼設定要求を開始する(フェー
ズB1−2)。
【0123】したがって、フェーズAからフェーズB1
−2までは、発呼端末および宛先端末とも勧告G.71
1の動作モードを自端末の音声処理装置32に設定す
る。
【0124】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から互いに共通で最も機能の高いモードを選
択し(フェーズB1−3)、発呼端末からその選択した
動作モードで着呼端末に機能を動作させるよう端末機能
を指定するBASコマンドを送信して、発呼端末と着呼
端末の装置機能に共通するパラメータを設定する(フェ
ーズB2)。これにより、第1チャネルでは、そのとき
に選択した伝送モードに対応した、例えば、音声データ
(16Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ
(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェー
ズC)。
【0125】したがって、フェーズCでは、フェーズB
1−3で選択した動作モードに従って、音声処理装置3
2の動作モードを設定する。
【0126】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目の情報チャネル(以下、第2チ
ャネルという)について信号チャネル上で呼設定手順を
行い(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第
2チャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビッ
ト割当信号BASのみを含むフレームデータをやりとり
してフレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し
(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第
2チャネル間の同期を確立する(フェーズCB1−1
2)。
【0127】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB3)。
【0128】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つの情報チャネ
ルを用いて、音声データおよび動画データが、それぞれ
48Kbpsおよび76.8Kbpsの伝送速度が割り
当てられてデータ伝送される。
【0129】したがって、第2チャネルの初期化が終了
して、2つの情報チャネルを用いたデータ伝送が行われ
るときには、そのときの伝送モードに対応した動作モー
ドを、音声処理装置32に設定する。
【0130】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、信号チャネルの呼切断解放手順により第2チ
ャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0131】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タと動画データが合計62.4Kbpsの伝送速度で伝
送されており、さらに、一方の端末のオペレータが通話
終了する場合は動画データの伝送を終了し、この動画デ
ータの伝送容量を含めて、全ての第1チャネルの伝送容
量を音声伝送に使用するためにモード0Fに切り換え
(フェーズD2)、この後、信号チャネルの呼切断解放
手順により第1チャネルの呼を解放できる状態になって
いる。
【0132】したがって、このようにして、チャネル解
放動作が進むにつれて、音声データの伝送速度が変化す
ると、それに伴って音声処理装置32の動作モードを切
り換える。
【0133】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、信号チャネル上で呼切断解放手順が実行
されて(フェーズE)、2つの端末間のAV伝送が終了
する。
【0134】このように、AV端末では、最初に1つの
情報チャネル(第1チャネル)を確保してフレームモー
ドを確立した後に、2つ目の情報チャネル(第2チャネ
ル)を確保してフレームモードを確立し、2つの情報チ
ャネルで同期されたフレームモードが確立されると、音
声データおよび動画データのやりとりを行なう。
【0135】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、ま
ず、音声データおよび動画データの各符号化則を第1チ
ャネルの62.4Kbpsの伝送容量に最適化する方式
に設定して第1チャネルのみの伝送モードに変更すると
ともに、第2チャネルは、第1チャネルとの同期状態を
停止するとともに、ユーザデータが空き伝送状態になっ
ているモード0Fに移行し、信号チャネルの呼切断解放
手順により呼を切断/解放する。また、第1チャネル
は、音声データと動画データの2種類のメディア伝送か
ら、音声データだけの伝送モードであるモード0Fへ変
更した後、信号チャネルの呼切断解放手順により、呼を
切断/解放する。なお、第1チャネルは、音声データと
動画データの2種類のメディア伝送へモードを切り換え
ずに、モード0Fへ直接モード変更した後に、呼切断/
解放することもできる。また、呼切断解放手順で得た課
金情報などは、チャネル毎に管理する。
【0136】このようにして、ISDNテレビ電話端末
では、伝送状態が変化し、音声データの伝送速度が変化
するにつれて、音声処理装置32の動作モードが適宜変
更される。
【0137】ところで、上述した実施例では、本発明に
かかる音声処理装置をISDN電話端末、および、IS
DNテレビ電話端末に適用しているが、この音声処理装
置はそれ以外のISDN端末装置についても、同様にし
て適用することができる。
【0138】また、本発明にかかる音声処理装置は、単
機能のISDN電話端末から、多機能なISDNテレビ
電話端末まで汎用的に使用することができるので、量産
効果が大きく、装置コストを大幅に低減することができ
る。それに伴って、ISDN端末装置のコストを大幅に
引き下げることができる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1組のエコーキャンセラ演算手段および音声CODEC
演算手段を用いて、複数の音声CODEC機能を実現で
きるので、複数の音声CODEC機能を備えた音声処理
装置を小型でかつ安価に提供することができる。また、
エコーキャンセラ演算手段と、音声CODEC演算手段
と、制御手段を同一の半導体集積回路装置に組み込むこ
とで、音声処理装置をより小型に構成することができ
る。また、さらに、アナログ/デジタル変換器と、デジ
タル/アナログ変換器と、エコーキャンセラ演算手段
と、前記音声CODEC演算手段と、制御手段を同一の
半導体集積回路装置に組み込むことで、音声処理装置を
より小型に構成することができる。また、量産効果が大
きくなり、音声処理装置のコストを格段に縮小すること
ができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる音声処理装置を示し
たブロック図。
【図2】半導体集積回路装置の構成例を示すブロック
図。
【図3】本発明の他の実施例にかかる音声処理装置を示
したブロック図
【図4】図3の音声処理装置を使用したISDN電話端
末を示すブロック図。
【図5】ISDN端末がISDNとの間で行なう呼制御
手順の一例を示すタイムチャート。
【図6】ISDNの呼設定用信号の信号形式を例示した
概略図。
【図7】図4の装置の発呼時の動作例を示すフローチャ
ート。
【図8】図4の装置の着呼時の動作例を示すフローチャ
ート。
【図9】図3の音声処理装置を使用したISDNテレビ
電話端末を示すブロック図。
【図10】情報チャネルでやりとりするデータのフレー
ム形式の一例を示す概略図。
【図11】フレームデータの信号形式の一例を示す概略
図。
【図12】フレーム同期信号の一例を示す概略図。
【図13】ビット割当信号の一例を示す概略図。
【図14】フレームデータの送出順序を例示した概略
図。
【図15】オーディオビジュアル端末が実行する伝送手
順の一例を示したタイムチャート。
【図16】複数種類の音声CODEC機能を備えた音声
処理装置の従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
11 アナログ/デジタル変換器 12 エコーキャンセラ演算部 13 デジタル/アナログ変換器 15 音声CODEC演算部 16,31 半導体集積回路装置 17,20 ROM(リード・オンリ・メモリ) 19,22,30 デジタル信号処理ユニット 21,23 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 24 FIFOバッファ 25 パラレル/シリアル変換部 26 入出力バッファ 28 外部ROMインタフェース回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ音声信号と、デジタル網でやり
    とりするデジタル音声信号を相互に変換する音声処理装
    置において、 入力アナログ音声信号を対応する入力デジタル信号に変
    換するアナログ/デジタル変換器と、 出力デジタル信号を対応する出力アナログ音声信号に変
    換するデジタル/アナログ変換器と、 上記入力デジタル信号から上記出力デジタル信号の成分
    を除去するエコーキャンセラ機能演算を実行するエコー
    キャンセラ演算手段と、 このエコーキャンセラ演算手段の演算結果に基づいて送
    信デジタル音声信号を形成するとともに受信デジタル音
    声信号に基づいて上記出力デジタル信号を形成する音声
    CODEC機能演算を実行する音声CODEC演算手段
    と、 上記エコーキャンセラ演算手段の出力データを上記音声
    CODEC演算手段へ出力するためのバッファ手段と、 複数種類のエコーキャンセラ機能演算のためのエコーキ
    ャンセラ演算プログラムデータ、および、複数種類の音
    声CODEC機能演算のための音声CODEC演算プロ
    グラムデータを格納した記憶手段と、 指定された動作モードに対応したエコーキャンセラ演算
    プログラムデータを読み出して上記エコーキャンセラ演
    算手段に与えるとともに、その動作モードに対応した音
    声CODEC演算プログラムデータを上記記憶手段より
    読み出して、上記音声CODEC演算手段に与える制御
    手段を備えたことを特徴とする音声処理装置。
  2. 【請求項2】 前記エコーキャンセラ演算手段と、前記
    音声CODEC演算手段と、前記制御手段が同一の半導
    体集積回路装置に組み込まれたことを特徴とする請求項
    1記載の音声処理装置。
  3. 【請求項3】 前記アナログ/デジタル変換器と、前記
    デジタル/アナログ変換器と、前記エコーキャンセラ演
    算手段と、前記音声CODEC演算手段と、前記制御手
    段が同一の半導体集積回路装置に組み込まれたことを特
    徴とする請求項1記載の音声処理装置。
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