JPH07170334A - 遠隔会議通信端末の制御方法 - Google Patents

遠隔会議通信端末の制御方法

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JPH07170334A
JPH07170334A JP5342067A JP34206793A JPH07170334A JP H07170334 A JPH07170334 A JP H07170334A JP 5342067 A JP5342067 A JP 5342067A JP 34206793 A JP34206793 A JP 34206793A JP H07170334 A JPH07170334 A JP H07170334A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い勝手を向上できる遠隔会議通信端末の制
御方法を提供することを目的としている。 【構成】 自動着信動作する相手端末と、手動着信動作
する相手端末を適宜に設定することができるので、ユー
ザの使い勝手が向上する。また、着信動作したときの自
端末の初期状態を設定することができるので、例えば、
着信後の最初に音声ミュートしたり、画面オフしたり、
画面フリーズすることを適宜に設定することができるの
で、装置の使い勝手が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも遠隔会議通
信機能、ファクシミリ通信機能、および、文書蓄積機能
を備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して遠隔会議
通信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、遠隔会議通信機能、ファクシミリ
通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積した会議
資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッションを行う
遠隔会議通信端末が実用されている。
【0003】このような遠隔会議通信端末では、着信検
出したときの動作としては、ユーザを呼び出す手動着信
動作と、自動的に着信応答する自動着信応答動作の2種
類があり、通常、おのおのの遠隔会議通信端末では、こ
れらのいずれかの動作を実行するように設定することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0005】すなわち、手動着信動作を設定した場合、
発端末側のユーザが発呼動作するときに、着端末側のユ
ーザが自端末に待機している必要があり、事前の打ち合
わせ等をしておく必要があり、運用上不便であった。
【0006】また、自動着信応答動作を設定した場合、
着端末側の準備が整っていない状態で着信したとき、準
備のための繁雑な会場の様子を撮影した画面が相手端末
で表示されたり、不要な音声が送られるなどの不便があ
った。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、使い勝手を向上できる遠隔会議通信端末の制
御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも遠
隔会議通信機能、ファクシミリ通信機能、および、文書
蓄積機能を備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して
遠隔会議通信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御
方法において、自動着信応答する相手端末の宛先情報を
1つ以上記憶した記憶手段を備え、着信検出時に受信し
た呼設定メッセージに含まれる発番号情報要素の内容
が、上記記憶手段に登録されているいずれかの宛先情報
に一致したときには、着信動作する一方、上記発番号情
報要素の内容が、上記記憶手段に登録されているいずれ
の宛先情報とも一致しないときには、オペレータ呼び出
し動作を行うようにしたものである。
【0009】また、少なくとも遠隔会議通信機能、ファ
クシミリ通信機能、文書蓄積機能、および、文書記録出
力を備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して遠隔会
議通信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御方法に
おいて、自動着信応答する相手端末の宛先情報、およ
び、発サブアドレスの値を1つ以上記憶した記憶手段を
備え、着信検出時に受信した呼設定メッセージに発サブ
アドレス情報要素が含まれ、かつ、この呼設定メッセー
ジに含まれる発番号情報要素および上記発サブアドレス
の内容が、上記記憶手段に登録されているいずれかの宛
先情報および発サブアドレスの値に一致したときには、
着信動作する一方、着信検出時に受信した呼設定メッセ
ージに発サブアドレス情報要素が含まれないか、あるい
は、上記呼設定メッセージに含まれる発番号情報要素ま
たは上記発サブアドレスの内容が、上記記憶手段に登録
されている宛先情報および発サブアドレスのいずれの値
とも一致しないときには、オペレータ呼び出し動作を行
うようにしたものである。
【0010】また、少なくとも遠隔会議通信機能、ファ
クシミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積
した会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッショ
ンを行う遠隔会議通信端末の制御方法において、自動着
信応答する相手端末の識別情報を1つ以上記憶した記憶
手段を備え、着信検出時に受信した呼設定メッセージに
ユーザ・ユーザ情報要素が含まれ、かつ、そのユーザ・
ユーザ情報要素に含まれる識別情報が、上記記憶手段に
登録されているいずれかの識別情報の値に一致したとき
には、着信動作する一方、着信検出時に受信した呼設定
メッセージにユーザ・ユーザ情報要素が含まれないか、
あるいは、呼設定メッセージに含まれていたユーザ・ユ
ーザ情報要素に含まれた識別情報が、上記記憶手段に登
録されているいずれの識別情報とも一致しないときに
は、オペレータ呼び出し動作を行うようにしたものであ
る。
【0011】また、少なくとも遠隔会議通信機能、ファ
クシミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積
した会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッショ
ンを行う遠隔会議通信端末の制御方法において、自動着
信応答する相手端末の宛先情報とその相手端末から発呼
されたときの初期動作状態をあらわす初期状態情報から
なる応答識別情報を1つ以上記憶した記憶手段を備え、
着信検出時に受信した呼設定メッセージに含まれる発番
号情報要素の内容が、上記記憶手段に登録されているい
ずれかの応答識別情報の宛先情報に一致したときには、
着信動作するとともに、その応答識別情報に含まれる初
期状態情報に対応した状態に端末内部状態を設定する一
方、上記発番号情報要素の内容が、上記記憶手段に登録
されているいずれの応答識別情報の宛先情報とも一致し
ないときには、オペレータ呼び出し動作を行うようにし
たものである。
【0012】また、少なくとも遠隔会議通信機能、ファ
クシミリ通信機能、文書蓄積機能、および、文書記録出
力を備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して遠隔会
議通信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御方法に
おいて、自動着信応答する相手端末の宛先情報と発サブ
アドレスの値からなる発側識別情報と、その相手端末か
ら発呼されたときの初期動作状態をあらわす初期状態情
報からなる応答識別情報を1つ以上記憶した記憶手段を
備え、着信検出時に受信した呼設定メッセージに発サブ
アドレス情報要素が含まれ、かつ、この呼設定メッセー
ジに含まれる発番号情報要素および上記発サブアドレス
の内容が、上記記憶手段に登録されているいずれかの応
答識別情報に含まれる発側識別情報の宛先情報および発
サブアドレスの値に一致したときには、着信動作すると
ともに、その応答識別情報に含まれる初期状態情報に対
応した状態に端末内部状態を設定する一方、着信検出時
に受信した呼設定メッセージに発サブアドレス情報要素
が含まれないか、あるいは、上記呼設定メッセージに含
まれる発番号情報要素または上記発サブアドレスの内容
が、上記記憶手段に登録されているいずれの応答識別情
報に含まれる宛先情報および発サブアドレスの値とも一
致しないときには、オペレータ呼び出し動作を行うよう
にしたものである。
【0013】また、少なくとも遠隔会議通信機能、ファ
クシミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積
した会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッショ
ンを行う遠隔会議通信端末の制御方法において、自動着
信応答する相手端末の識別情報と、その相手端末から発
呼されたときの初期動作状態をあらわす初期状態情報か
らなる応答識別情報を1つ以上記憶した記憶手段を備
え、着信検出時に受信した呼設定メッセージにユーザ・
ユーザ情報要素が含まれ、かつ、そのユーザ・ユーザ情
報要素に含まれる識別情報が、上記記憶手段に登録され
ているいずれかの応答識別情報に含まれる値に一致した
ときには、着信動作するとともに、その応答識別情報に
含まれる初期状態情報に対応した状態に端末内部状態を
設定する一方、着信検出時に受信した呼設定メッセージ
にユーザ・ユーザ情報要素が含まれないか、あるいは、
呼設定メッセージに含まれていたユーザ・ユーザ情報要
素に含まれた識別情報が、上記記憶手段に登録されてい
るいずれの応答識別情報の値とも一致しないときには、
オペレータ呼び出し動作を行うようにしたものである。
【0014】また、少なくとも遠隔会議通信機能、ファ
クシミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積
した会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッショ
ンを行う遠隔会議通信端末の制御方法において、相手端
末の識別情報とその相手端末から発呼されたときの初期
動作状態をあらわす初期状態情報からなる応答識別情報
を1つ以上記憶した記憶手段を備え、着信応答後に最初
の情報チャネルで通知されたビット割当信号に相手端末
の識別情報が含まれ、かつ、その識別情報の値が、上記
記憶手段に登録されているいずれかの応答識別情報の識
別情報に一致したときには、その応答識別情報に含まれ
る初期状態情報に対応した状態に端末内部状態を設定す
る一方、着信応答後に最初の情報チャネルで通知された
ビット割当信号に相手端末の識別情報が含まれないか、
あるいは、ビット割当信号に含まれた識別情報の値が、
上記記憶手段に登録されているいずれの応答識別情報の
識別情報にも一致しないときには、端末内部状態を所定
の状態に設定するようにしたものである。
【0015】また、少なくとも遠隔会議通信機能、ファ
クシミリ通信機能、文書蓄積機能、および、文書記録出
力を備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して遠隔会
議通信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御方法に
おいて、着信検出時に、自端末が操作状態であるときに
は、着信検出した旨、および、相手端末の識別情報を表
示出力する一方、着信検出時に、自端末が操作状態でな
いときには、自動着信動作するようにしたものである。
【0016】
【作用】したがって、自動着信動作する相手端末と、手
動着信動作する相手端末を適宜に設定することができる
ので、ユーザの使い勝手が向上する。また、着信動作し
たときの自端末の初期状態を設定することができるの
で、例えば、着信後の最初に音声ミュートしたり、画面
オフしたり、画面フリーズすることを適宜に設定するこ
とができるので、装置の使い勝手が向上する。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例にかかる遠隔会
議通信システムを示している。
【0019】この場合、遠隔会議通信セッションには、
ISDNに接続された2つの遠隔会議通信装置AGC
1、AGC2が参加しており、したがって、この場合、
この遠隔会議通信セッションの接続態様は、1対1のポ
イント・ツー・ポイント接続である。
【0020】また、おのおのの遠隔会議通信装置AGC
1,AGC2は、遠隔会議通信システム装置SAGC
と、この遠隔会議通信システム装置SAGCに接続され
るビデオモニタ/ビデオカメラ装置TVMC、および、
グループ3ファクシミリ装置G3Fから構成されてい
る。ここで、このグループ3ファクシミリ装置G3F
は、原稿画像の入力手段、および、文書等の画像の記録
手段としても用いられている。
【0021】図2は、遠隔会議通信システム装置SAG
Cの一例を示している。
【0022】同図において、システム制御部1は、この
遠隔会議通信システム装置SAGCの各部の制御処理、
ファクシミリ通信機能、テレライティング通信機能、遠
隔会議通信機能、および、会議資料などの文書情報を保
存する文書保存機能などの制御処理を行なうためのもの
であり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行
する制御プログラムや、その制御プログラムを実行する
ために必要な各種パラメータなどのデータを記憶すると
ともに、システム制御部1が実行時に使用するワークエ
リアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、こ
の遠隔会議通信システム装置SAGCに固有な種々の情
報を記憶するためのものである。
【0023】DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)
制御装置4は、システム制御部1を介在しないで、シス
テム制御部1の周辺装置間で高速にデータをやりとりす
るためのものであり、割込制御部5は、多数発生する割
込信号のシステム制御部1への出力を制御するためのも
のである。
【0024】符号化復号化部6は、所定の符号化方式
(例えば、グループ4ファクシミリ機能に対応した符号
化方式など)で画像データを符号化圧縮するとともに、
符号化圧縮された状態の画情報を元の画像データに復号
化するためのものであり、画像処理部7は、画像データ
の解像度変換や変倍処理などの種々の画像処理を実行す
るためのものである。
【0025】キーボード装置8は、この遠隔会議通信シ
ステム装置SAGCに文字コードデータを入力するため
のものであり、磁気ディスク装置9は、各種の文書情報
などを大量に保存するためのものである。
【0026】タッチパネル装置10は、テレライティン
グ機能のための手書き入力データを入力したり、この遠
隔会議通信システム装置SAGCの動作を操作するため
のものであり、タッチパネル制御部11は、タッチパネ
ル装置10から発生する手書き入力データを所定形式の
データとして取り込むためのものである。
【0027】液晶表示装置12は、会議資料原稿画像な
どのイメージ情報や、その他の会議情報を表示するとと
もに、この遠隔会議通信システム装置SAGCの操作の
ためのメニューなどを表示するためのものであり、表示
制御部13は、この液晶表示装置12に表示する画面の
内容を制御するためのものである。
【0028】アナログ回線インタフェース14は、外付
けのグループ3ファクシミリ装置G3Fを接続するため
のものであり、グループ3ファクシミリモデム15は、
グループ3ファクシミリ装置G3Fとの間でデータをや
りとりするための変復調処理を実行するためのものであ
る。
【0029】シリアルインタフェース16は、この遠隔
会議通信システム装置SAGCを、例えば、テレビ会議
通信装置などの外部装置に接続するためのものである。
【0030】通信制御部17は、ISDNに接続して、
Dチャネル(信号チャネル)における呼制御機能と、B
チャネル(情報チャネル)におけるファクシミリ通信機
能、テレライティング通信機能、および、遠隔会議通信
機能の下位レイヤの通信制御機能を行なうためのもので
ある。ビデオモニタ・ビデオカメラ装置TVMCは、こ
の通信制御部17に接続される。また、この通信制御部
17には、相手端末との間の通話のためのマイク・スピ
ーカ18が接続されている。
【0031】これらのシステム制御部1、システムメモ
リ2、パラメータメモリ3、DMA制御装置4、割込制
御部5、符号化復号化部6、画像処理部7、キーボード
装置8、磁気ディスク装置9、タッチパネル制御部1
1、表示制御部13、アナログ回線インタフェース1
4、グループ3ファクシミリモデム15、シリアルイン
タフェース16、および、および、通信制御部17は、
それぞれシステムバス19に接続されており、これらの
各要素間のデータ伝送は、主としてこのシステムバス1
9を介して行なわれる。
【0032】図3は、通信制御部17の一例を示してい
る。
【0033】同図において、ISDNインタフェース回
路21は、ISDNに接続するとともに、ISDNのレ
イヤ1の信号処理機能およびDチャネルの信号と2つの
Bチャネルの信号の統合/分離機能を備えたものであ
り、Dチャネルの信号はDチャネル伝送制御装置22と
やりとりし、また、2つのBチャネルの信号は多重化/
分離装置23とやりとりしている。
【0034】LAPDチャネル伝送制御装置22は、D
チャネルのレイヤ2の信号処理機能を実現するためのも
のである。多重化/分離装置23は、Bチャネルを用い
てやりとりする音声、動画、および、汎用データなどの
複数のメディアのデータを多重化し、CCITT勧告
H.221に規定されているフレームデータを形成して
回線側に送出するとともに、受信したフレームデータに
多重化されている複数のメディアのデータを分離するも
のである。この多重化/分離装置23は、音声データを
音声CODEC装置24とやりとりし、また、2チャネ
ルの汎用データをLAPB制御装置25,26とやりと
りし、動画データを外部接続されるビデオモニタ・ビデ
オカメラ装置TVMCとの間でやりとりしている。な
お、この多重化/分離装置23は、勧告H.221の機
能を使わないときには、ISDNインタフェース回路2
1で分離されている2つのBチャネルを、2つのLAP
B制御装置25,26に任意の態様で接続するセレクタ
として作用する。
【0035】音声CODEC装置24は、ISDNのB
チャネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのア
ナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうた
めのものである。
【0036】グループ3ファクシミリモデム装置27
は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するた
めのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低
速モデム機能(V.21モデム)、および、主に画情報
をやりとりするための高速モデム機能(V.33モデ
ム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備
えている。
【0037】切換器28は、音声CODEC装置24
を、マイク・スピーカ18あるいはグループ3ファクシ
ミリモデム装置27のいずれか一方に接続するためのも
のである。また、この切換器28および多重化/分離装
置23の動作は、システム制御部1により制御される。
【0038】図4は、この遠隔会議通信システム装置S
AGCが実行する各種通信機能における通信プロトコル
の階層構造(プロトコルスタック)の一例を示してい
る。
【0039】また、この遠隔会議通信システム装置SA
GCは、図5に示すように、テレビ会議通信装置TVG
Cの外付け端末として機能することができる(図4参
照)。この場合、テレビ会議通信装置TVGCとは、シ
リアルインタフェース16を介して接続し、テレビ会議
通信セッションにおけるテレライティング機能やバルク
転送機能などを実現する。
【0040】図6は、ISDNに接続されている端末装
置が、ISDNとの間で行う回線交換モードでの呼制御
手順の一例について示している。
【0041】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0042】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0043】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセー
ジCONNを発端末に送出して着端末が呼を受け付けた
ことを通知する。
【0044】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送のた
めの情報チャネル(Bチャネル)が確立する。
【0045】これにより、発端末と着端末との相互間
で、情報チャネルを用いたデータ伝送が、おのおのの端
末の伝送機能に設定された伝送制御手順により実行され
る。
【0046】そして、データ伝送を終了すると、発端末
が切断メッセージDISCをISDNに送出して情報チ
ャネルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージR
ELを発端末に送出して情報チャネルの復旧を通知す
る。一方、着端末には、ISDNが切断メッセージDI
SCを送出して情報チャネルの解放を要求し、着端末が
解放メッセージRELをISDNに送出して情報チャネ
ルの復旧を通知する。
【0047】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間の情報チャネル
が解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メ
ッセージREL_COMPを着端末に送出して、ISD
Nと着端末との間の情報チャネルが解放される。それに
より、発端末と着端末との間に設定されていた情報チャ
ネルが完全に解放される。
【0048】このようにして、発端末と着端末との間に
情報チャネルが設定されて、データ伝送が行われ、デー
タ伝送が終了すると、情報チャネルが解放される。
【0049】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図7(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0050】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「発サブアドレス」、「着番号」、「着サブアドレ
ス」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合性」、
および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をもつ。
【0051】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0052】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0053】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「発サブアドレス」情報要素は、発端
末(または発ユーザ)に設定されるサブアドレスの値を
示し、「着番号」情報要素は、着端末のISDN番号を
あらわし、「着サブアドレス」情報要素は、着端末(ま
たは着ユーザ)に設定されるサブアドレスの値を示す。
ここで、サブアドレスとは、ユーザが任意に設定するこ
とができる所定桁数のデータ(例えば、英数文字列)で
ある。
【0054】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細
かい内容が含まれる。
【0055】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムな
どの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えているの
かを表示する。
【0056】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0057】さて、この遠隔会議通信システム装置SA
GCでは、Bチャネルにおいては、CCITT勧告H.
221で規定されるマルチフレーム形式でデータをやり
とりする。
【0058】図8に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0059】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図9に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0060】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocatio
n Signal)BASを構成する。また、サブチャ
ネルSCH8の第17オクテット〜第80オクテットの
第8ビットの部分には、その一部に、データを暗号化す
るためのキー情報などをやりとりするための暗号チャネ
ルのデータがセットされることがある(オプション)。
【0061】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図10に示すよ
うに、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0062】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0063】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0064】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0065】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されている情報チャネルの
うち、そのフレームを運んでいる情報チャネルの接続さ
れた順番をあらわすコネクション番号を表示するために
用いられる。また、第15フレームの第1オクテットの
ビットRは、将来の勧告のために確保(予約)されてお
り、通常は、0がセットされる。
【0066】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0067】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0068】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0069】また、ビットレート割当信号BASは、図
11に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0070】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図12に示すように、第1オ
クテットから第80オクテットのオクテット順序に送出
され、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送
出される。
【0071】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0072】また、この遠隔会議通信システム装置SA
GCでは、通常、2つの情報チャネルを用いて、データ
伝送を行っており、そのときの伝送手順の一例を図13
に示す。なお、この伝送手順は、CCITT勧告H.2
42、および、CCITT勧告H.320に従う。
【0073】まず、発呼端末が宛先端末を発呼して信号
チャネル上で呼設定手順を行い、1つの情報チャネル
(以下、第1チャネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャネル上でPCM音声データ
(A則またはμ則、64Kbps)をセットしたフレー
ムデータをやりとりしながらフレーム同期を行ない(フ
レームモード)、フレーム同期が確立すると、相互に能
力BASデータおよびコマンドBASデータをやりとり
し(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝送モー
ドを決定して、2つ目の情報チャネルを確保するための
付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0074】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から互いに共通で最も機能の高いモードを選
択し(フェーズB1−3)、発呼端末からその選択した
動作モードで着呼端末に機能を動作させるよう端末機能
を指定するBASコマンドを送信して、発呼端末と着呼
端末の装置機能に共通するパラメータを設定する(フェ
ーズB2)。これにより、第1チャネルでは、そのとき
に選択した伝送モードに対応した、例えば、音声データ
(16Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ
(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェー
ズC)。
【0075】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目の情報チャネル(以下、第2チ
ャネルという)について信号チャネル上で呼設定手順を
行い(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第
2チャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビッ
ト割当信号BASのみを含むフレームデータをやりとり
してフレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し
(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第
2チャネル間の同期を確立する(フェーズCB1−1
2)。
【0076】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB3)。
【0077】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、例えば、2つの情
報チャネルを用いて、音声データ、動画データ、およ
び、汎用データが、それぞれ56Kbps,62.4K
bps、および、6.4Kbpsの伝送速度が割り当て
られてデータ伝送される。
【0078】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、信号チャネルの呼切断解放手順により第2チ
ャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0079】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで、例え
ば、音声データと動画データが合計62.4Kbpsの
伝送速度で伝送されており、さらに、一方の端末のオペ
レータが通話終了する場合は動画データの伝送を終了
し、この動画データの伝送容量を含めて、全ての第1チ
ャネルの伝送容量を音声伝送に使用するためにモード0
Fに切り換え(フェーズD2)、この後、信号チャネル
の呼切断解放手順により第1チャネルの呼を解放できる
状態になっている。
【0080】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、信号チャネル上で呼切断解放手順が実行
されて(フェーズE)、2つの端末間のテレビ会議通信
が終了する。
【0081】このように、遠隔会議通信システム装置S
AGCでは、最初に1つの情報チャネル(第1チャネ
ル)を確保してフレームモードを確立した後に、この第
1チャネルで音声データと動画データの伝送速度の割り
当てを行なって過渡的なモードでデータ伝送を行ないつ
つ、同時に互いに2つ目の情報チャネル(第2チャネ
ル)の設定が可能ならば、信号チャネルの呼設定手順に
より第2チャネルを確保する。そして、過渡的なモード
で伝送している第1チャネルと、新たに確保した第2チ
ャネルをチャネル同期させ、そのチャネル同期が確立し
た時点で、音声データと動画データの伝送速度の割り当
てを再設定し、増大した情報チャネルの伝送容量を活用
するために、音声データおよび動画データの符号化則
(符号化方式)を変更して、より高品質な音声データお
よび動画データのやりとりを行なうようにしている。
【0082】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、この
場合では、まず、音声データおよび動画データの各符号
化則を、第1チャネルの62.4Kbpsの伝送容量に
最適化する方式に設定して第1チャネルのみの伝送モー
ドに変更する一方、第2チャネルでは、第1チャネルと
の同期状態を停止するとともに、ユーザデータが空き伝
送状態になっているモード0Fに移行した後に、信号チ
ャネルの呼切断解放手順を実行して、呼を切断/解放す
る。また、第1チャネルは、音声データと動画データの
2種類のメディア伝送から、音声データだけの伝送モー
ドであるモード0Fへ変更した後、信号チャネルの呼切
断解放手順により、呼を切断/解放する。なお、第1チ
ャネルは、音声データと動画データの2種類のメディア
伝送へモードを切り換えずに、モード0Fへ直接モード
変更した後に、呼切断/解放することもできる。また、
呼切断解放手順で得た課金情報などは、チャネル毎に管
理する。
【0083】さて、本実施例では、着信検出時に、自動
応答する相手端末を識別するための応答識別情報を形成
して保存している。ここで、応答識別情報は、呼設定メ
ッセージSETUPの「ユーザ・ユーザ」情報要素にセ
ットされるユーザ識別情報(ユーザID)で相手端末を
識別するためのユーザ応答識別情報と、呼設定メッセー
ジSETUPの「発番号」情報要素および「発サブアド
レス」情報要素で相手端末を識別するための端末応答識
別情報からなる。
【0084】ユーザ応答識別情報は、例えば、図14
(a)に示すように、ユーザを識別するためのユーザ識
別情報と、その相手端末に着信応答するときの初期動作
状態を指定するための音声ミュート情報、ビデオオフ情
報、および、画面フリーズ情報からなる。
【0085】また、端末応答識別情報は、同図(b)に
示すように、相手端末を識別するためのISDN番号お
よびサブアドレスと、その相手端末に着信応答するとき
の初期動作状態を指定するための音声ミュート情報、ビ
デオオフ情報、および、画面フリーズ情報からなる。ま
た、端末応答識別情報には、ISDN番号のみを含むも
の、サブアドレスのみを含むもの、あるいは、ISDN
番号およびサブアドレスの両方を含むものがある。
【0086】ここで、音声ミュート情報は、自端末から
の音声情報を相手端末に送出しない音声ミュートモード
を設定するか否かを指定するフラグデータであり、ビデ
オオフ情報は、自端末からの動画情報を相手端末に送出
しないビデオオフモードを設定するか否かを指定するフ
ラグデータであり、画面フリーズ情報は、最初の1画面
に送信画面を固定する画面フリーズモードを設定するか
否かを指定するフラグデータである。
【0087】これらのユーザ応答識別情報、および、端
末応答識別情報は、適宜な数だけ形成されて、例えば、
パラメータメモリ3に保存される。また、これらのユー
ザ応答識別情報、および、端末応答識別情報は、ユーザ
によって適宜に操作登録される。
【0088】図15〜図18は、この遠隔会議通信シス
テム装置SAGCの着信検出時の処理例を示している。
【0089】まず、着信検出すると、そのときに網から
受信した呼設定メッセージSETUPの内容を解析して
(処理101)、相手端末と接続できるかどうかを調べ
(判断102)、判断102の結果がNOになるときに
は、その着呼を無視して(処理103)、この動作を終
了する。
【0090】また、判断102の結果がYESになると
きには、そのときに自端末側でなんらかの操作を実行し
ているかどうかを調べる(判断104)。判断104の
結果がNOになるときには、そのときに受信した呼設定
メッセージSETUPに「ユーザ・ユーザ」情報要素が
含まれているかどうかを調べる(判断105)。
【0091】判断105の結果がYESになるときに
は、その「ユーザ・ユーザ」情報要素からユーザ識別情
報を取り出して(処理106)、そのユーザ識別情報の
内容が、上述したいずれかのユーザ応答識別情報に登録
されているかどうかを調べ(判断107)、判断107
の結果がYESになるときには、自動着信動作するため
に、応答メッセージCONNを送出する(処理10
8)。
【0092】また、判断105の結果がNOになるとき
には、呼設定メッセージSETUPの「発番号」情報要
素の内容を取り出して(処理109)、その値が、上述
したいずれかの端末応答識別情報に登録されているかど
うかを調べ(判断110)、判断110の結果がYES
になるときには、処理108に移行して、自動着信動作
のために応答メッセージCONNを送出する。
【0093】また、判断110の結果がNOになるとき
には、呼設定メッセージSETUPに「発サブアドレ
ス」情報要素が含まれているかどうかを調べ(判断11
1)、判断111の結果がYESになるときには、その
「発サブアドレス」情報要素の値を取り出して(処理1
12)、その値が、上述したいずれかの端末応答識別情
報に登録されているかどうかを調べ(判断113)、判
断113の結果がYESになるときには、処理108に
移行して、自動着信動作のために応答メッセージCON
Nを送出する。
【0094】このようにして、自動着信動作するときに
は、応答メッセージCONNを送出した後に応答確認メ
ッセージCONN_ACKを受信して(処理114)、
第1チャネルを確立し(処理115)、第1チャネル上
でのフレーム同期を実行し(処理116)、システム内
部状態を所定の状態に設定する(処理117)。
【0095】次に、そのときの自動着信動作のために用
いたユーザ応答識別情報または端末応答識別情報を読み
出し(処理118)、音声ミュート情報がオン状態にセ
ットされているかどうかを調べ(判断119)、判断1
19の結果がYESになるときには、自端末からの送信
音声をオフし(処理120)、音声ミュート状態である
ことを自端末に表示する(処理121)。ここで、音声
ミュート動作は、この場合のように、自端末からの送信
音声をオフする以外に、送信音声のレベルを最低値に設
定したり、あるいは、所定のBASコマンドで相手端末
側に受信音声の音声ミュートを指令することでも実現で
きる。また、判断119の結果がNOになるときには、
処理120および処理121を実行しない。
【0096】次に、ビデオオフ情報がオン状態にセット
されているかどうかを調べる(判断122)。判断12
2の結果がYESになるときには、自端末からの動画送
信をオフするとともに(処理123)、所定のBASコ
マンドにより、相手端末にビデオオフを通知し(処理1
24)、ビデオオフ状態であることを自端末に表示する
(処理125)。
【0097】また、判断122の結果がNOになるとき
には、画面フリーズ情報がオン状態にセットされている
かどうかを調べる(判断126)。判断126の結果が
YESになるときには、そのときの1画面分の動画情報
をサンプリングし(処理127)、そのサンプリングし
た画面のみを送信する画面フリーズモードを自端末が和
に設定し(処理128)、画面フリーズ状態であること
を自端末に表示する(処理129)。ここで、画面フリ
ーズ動作は、この場合のように自端末から送出する画面
を固定する以外に、所定のBASコマンドで相手端末に
画面フリーズを指令することでも実現できる。また、判
断126の結果がNOになるときには、処理127〜処
理129を実行しない。
【0098】このようにして、あらかじめその相手端末
に対応して設定された初期動作状態に、自端末の状態を
セットすると、相手端末からの付加呼の発呼動作により
付加呼設定動作を実行して(処理130)、第2チャネ
ルを確立し(処理131)、第2チャネルのフレーム同
期を確立する(処理132)。
【0099】このようにして、2つのチャネルが確立
し、それぞれのフレーム同期が確立すると、それらのチ
ャネル間の同期を形成して(処理133)、2チャネル
によるデータ通信状態に移行する。
【0100】この状態で、遠隔会議通信セッションが開
始されるまで待機し(判断134のNOループ)、遠隔
会議通信セッションが開始されて、判断134の結果が
YESになると、そのときに音声ミュート状態になって
いるかどうかを調べ(判断135)、判断135の結果
がYESになるときには、音声送信をオンして音声ミュ
ート状態を解除するとともに(処理136)、自端末に
表示していた音声ミュート状態表示を終了する(処理1
37)。
【0101】また、ビデオオフ状態になっているかどう
かを調べ(判断138)、判断138の結果がYESに
なるときには、動画送信をオンするとともに(処理13
9)、BASコマンドにより相手端末にビデオオンを通
知し(処理140)、自端末に表示していたビデオオフ
状態表示を終了する(処理141)。
【0102】また、判断138の結果がNOになるとき
には、画面フリーズ状態になっているかどうかを調べ
(判断142)、判断142の結果がYESになるとき
には、通常の動画送信モードをセットするとともに(処
理143)、自端末に表示していた画面フリーズ状態表
示を終了する(処理144)。
【0103】このようにして、初期動作状態として、音
声ミュート、ビデオオフ、または、画面フリーズがセッ
トされているときには、遠隔会議通信セッションが開始
されると、それらの状態が解除され、それ以降は、通常
の遠隔会議通信処理が実行される。
【0104】また、ユーザが自端末の操作中で判断10
4の結果がYESになるとき、呼設定メッセージSET
UPに含まれていた「ユーザ・ユーザ」情報要素のユー
ザ識別情報の値が登録値でなく、判断107の結果がN
Oになるとき、および、呼設定メッセージSETUPに
含まれていた「発番号」情報要素、および、「発サブア
ドレス」情報要素の内容がいずれも登録値ではなくて、
判断113の結果がNOになるとき、および、「発番
号」情報要素の内容が登録値でなく、かつ、「発サブア
ドレス」情報要素が含まれていない場合で、判断111
の結果がNOになるときには、手動着信動作を実行す
る。
【0105】すなわち、まず、呼出メッセージALER
Tを網に送出して(処理145)、オペレータが着信応
答操作するか、あるいは、着信無視操作するまで、オペ
レータ呼び出し動作を実行する(処理146、判断14
7,148のNOループ)。また、このオペレータ呼び
出し動作では、相手端末のISDN番号、サブアドレス
(ある場合)、端末機能(例えば、「伝達能力」情報要
素や「高位レイヤ整合性」情報要素の内容など)を表示
出力するとよい。
【0106】ここで、オペレータが着信無視操作した場
合で、判断148の結果がYESになるときには、所定
の呼切断解放手順を実行して(処理149)、そのとき
の着呼を拒否する。
【0107】また、オペレータが着信応答操作した場合
で、判断147の結果がYESになるときには、応答メ
ッセージCONNを送出し(処理150)、応答確認メ
ッセージCONN_ACKを受信して(処理151)、
第1チャネルを確立し(処理152)、第1チャネル上
でのフレーム同期を実行する(処理153)。なお、こ
の着信応答操作時に、音声ミュート、ビデオオフ、画面
フリーズなどの動作状態を設定できるようにしてもよ
い。
【0108】次いで、相手端末からの付加呼の発呼動作
により付加呼設定動作を実行して(処理154)、第2
チャネルを確立し(処理155)、第2チャネルのフレ
ーム同期を確立する(処理156)。
【0109】このようにして、2つのチャネルが確立
し、それぞれのフレーム同期が確立すると、それらのチ
ャネル間の同期を形成して(処理157)、2チャネル
によるデータ通信状態に移行する。
【0110】以上のように、本実施例では、呼設定メッ
セージSETUPに含まれる情報要素に基づいて、相手
端末に対して自動着信動作するか否かを設定するととも
に、自動着信動作したときには、自端末側の初期動作状
態を適宜に設定できるようにしているので、例えば、会
議準備が整うまで、相手端末に対して音声も映像も出力
しないように設定することができ、遠隔会議通信セッシ
ョンの運用を適切に行うことができる。
【0111】ところで、上述した実施例では、自動着信
動作する相手端末を制限するとともに、自動着信したと
きの自端末の初期動作状態を設定できるようにしている
が、これを、自動着信動作したときの自端末の初期動作
状態を設定できるようにするだけでも、遠隔会議通信セ
ッションを円滑に運営できる。
【0112】その場合、例えば、図14(a)と同様の
ユーザ応答識別情報を設定し、最初のチャネル上でやり
とりするBAS能力値で、発端末側が自端末ユーザに設
定されているユーザ識別情報を着端末側に通知し、着端
末では、そのBAS能力値に設定されたユーザ識別情報
に対応して、自端末の初期動作状態を設定するとよい。
【0113】この場合の着端末側の処理例を図19〜図
22に示す。
【0114】まず、着信検出すると、そのときに網から
受信した呼設定メッセージSETUPの内容を解析して
(処理201)、相手端末と接続できるかどうかを調べ
(判断202)、判断202の結果がNOになるときに
は、その着呼を無視して(処理203)、この動作を終
了する。
【0115】また、判断202の結果がYESになると
きには、そのときに自端末側でなんらかの操作を実行し
ているかどうかを調べる(判断204)。判断104の
結果がNOになるときには、自動着信動作するために、
応答メッセージCONNを送出し(処理205)、応答
確認メッセージCONN_ACKを受信して(処理20
6)、第1チャネルを確立し(処理207)、第1チャ
ネル上でのフレーム同期を実行し(処理208)、シス
テム内部状態を所定の状態に設定する(処理209)。
【0116】そして、そのときに受信したBAS能力値
の内容を解析して(処理210)、ユーザ識別情報が含
まれているかどうかを調べる(判断211)。判断21
1の結果がYESになるときには、そのユーザ識別情報
の値が、ユーザ応答識別情報に登録されているかどうか
を調べる(判断212)。
【0117】判断212の結果がYESになるときに
は、そのときのユーザ応答識別情報を読み出し(処理2
13)、音声ミュート情報がオン状態にセットされてい
るかどうかを調べ(判断214)、判断214の結果が
YESになるときには、自端末からの送信音声をオフし
(処理215)、音声ミュート状態であることを自端末
に表示する(処理216)。ここで、音声ミュート動作
は、この場合のように、自端末からの送信音声をオフす
る以外に、送信音声のレベルを最低値に設定したり、あ
るいは、所定のBASコマンドで相手端末側に受信音声
の音声ミュートを指令することでも実現できる。また、
判断214の結果がNOになるときには、処理215お
よび処理216を実行しない。
【0118】次に、ビデオオフ情報がオン状態にセット
されているかどうかを調べる(判断217)。判断21
7の結果がYESになるときには、自端末からの動画送
信をオフするとともに(処理218)、所定のBASコ
マンドにより、相手端末にビデオオフを通知し(処理2
19)、ビデオオフ状態であることを自端末に表示する
(処理220)。
【0119】また、判断217の結果がNOになるとき
には、画面フリーズ情報がオン状態にセットされている
かどうかを調べる(判断221)。判断221の結果が
YESになるときには、そのときの1画面分の動画情報
をサンプリングし(処理222)、そのサンプリングし
た画面のみを送信する画面フリーズモードを自端末が和
に設定し(処理223)、画面フリーズ状態であること
を自端末に表示する(処理224)。ここで、画面フリ
ーズ動作は、この場合のように自端末から送出する画面
を固定する以外に、所定のBASコマンドで相手端末に
画面フリーズを指令することでも実現できる。また、判
断221の結果がNOになるときには、処理222〜処
理224を実行しない。
【0120】このようにして、あらかじめその相手端末
に対応して設定された初期動作状態に、自端末の状態を
セットすると、相手端末からの付加呼の発呼動作により
付加呼設定動作を実行して(処理225)、第2チャネ
ルを確立し(処理226)、第2チャネルのフレーム同
期を確立する(処理227)。
【0121】このようにして、2つのチャネルが確立
し、それぞれのフレーム同期が確立すると、それらのチ
ャネル間の同期を形成して(処理228)、2チャネル
によるデータ通信状態に移行する。
【0122】この状態で、遠隔会議通信セッションが開
始されるまで待機し(判断229のNOループ)、遠隔
会議通信セッションが開始されて、判断229の結果が
YESになると、そのときに音声ミュート状態になって
いるかどうかを調べ(判断230)、判断230の結果
がYESになるときには、音声送信をオンして音声ミュ
ート状態を解除するとともに(処理231)、自端末に
表示していた音声ミュート状態表示を終了する(処理2
32)。
【0123】また、ビデオオフ状態になっているかどう
かを調べ(判断233)、判断233の結果がYESに
なるときには、動画送信をオンするとともに(処理23
4)、BASコマンドにより相手端末にビデオオンを通
知し(処理235)、自端末に表示していたビデオオフ
状態表示を終了する(処理236)。
【0124】また、判断233の結果がNOになるとき
には、画面フリーズ状態になっているかどうかを調べ
(判断237)、判断237の結果がYESになるとき
には、通常の動画送信モードをセットするとともに(処
理238)、自端末に表示していた画面フリーズ状態表
示を終了する(処理239)。
【0125】このようにして、初期動作状態として、音
声ミュート、ビデオオフ、または、画面フリーズがセッ
トされているときには、遠隔会議通信セッションが開始
されると、それらの状態が解除され、それ以降は、通常
の遠隔会議通信処理が実行される。
【0126】また、BAS能力値にユーザ識別情報が含
まれていない場合で判断211の結果がNOになると
き、および、含まれていたユーザ識別情報が登録値では
ない場合で判断222の結果がNOになるときには、処
理225に進み、それ以降の動作を実行する。すなわ
ち、これらの場合には、自端末の初期動作状態として、
音声ミュートせず、ビデオオフせず、画面フリーズさせ
ない。
【0127】また、ユーザが自端末の操作中で判断20
4の結果がYESになるときには、手動着信動作を実行
する。
【0128】すなわち、まず、呼出メッセージALER
Tを網に送出して(処理240)、オペレータが着信応
答操作するか、あるいは、着信無視操作するまで、オペ
レータ呼び出し動作を実行する(処理241、判断24
2,243のNOループ)。また、このオペレータ呼び
出し動作では、相手端末のISDN番号、サブアドレス
(ある場合)、端末機能(例えば、「伝達能力」情報要
素や「高位レイヤ整合性」情報要素の内容など)を表示
出力するとよい。
【0129】ここで、オペレータが着信無視操作した場
合で、判断243の結果がYESになるときには、所定
の呼切断解放手順を実行して(処理249)、そのとき
の着呼を拒否する。
【0130】また、オペレータが着信応答操作した場合
で、判断242の結果がYESになるときには、応答メ
ッセージCONNを送出し(処理245)、応答確認メ
ッセージCONN_ACKを受信して(処理246)、
第1チャネルを確立し(処理247)、第1チャネル上
でのフレーム同期を実行する(処理248)。なお、こ
の着信応答操作時に、音声ミュート、ビデオオフ、画面
フリーズなどの自端末の初期動作状態の設定操作を行わ
せてもよい。
【0131】次いで、相手端末からの付加呼の発呼動作
により付加呼設定動作を実行して(処理249)、第2
チャネルを確立し(処理250)、第2チャネルのフレ
ーム同期を確立する(処理251)。
【0132】このようにして、2つのチャネルが確立
し、それぞれのフレーム同期が確立すると、それらのチ
ャネル間の同期を形成して(処理252)、2チャネル
によるデータ通信状態に移行する。
【0133】ところで、上述した実施例では、応答識別
情報に登録されている相手端末から発呼されたときに、
その登録内容に応じた初期動作状態に自端末機能をセッ
トするようにしているが、この初期動作状態のセット
は、次のように設定することもできる。
【0134】例えば、全ての着呼に対して自動着信動作
し、そのときの相手端末が登録端末である場合には、音
声ミュート、ビデオオフ、画面フリーズせず、相手端末
が登録端末以外の場合には、強制的に音声ミュート、ビ
デオオフ、画面フリーズする。あるいは、応答識別情報
に登録されている相手端末から発呼されると、強制的に
音声ミュート、ビデオオフ、画面フリーズし、それ以外
の場合には、音声ミュート、ビデオオフ、画面フリーズ
しない。また、この強制的にセットするモードとして、
システムで1種類の状態(例えば、音声ミュートし、か
つ、ビデオオフせず、かつ、画面フリーズしない)を設
定しておくこともできる。
【0135】また、上述した実施例では、ポイント・ツ
ー・ポイント接続により、遠隔会議通信セッションを行
う場合について説明したが、例えば、多地点接続機能
(MCU)を利用したマルチポイント接続により遠隔会
議通信セッションを行う場合についても、本発明を同様
にして適用することができる。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動着信動作する相手端末と、手動着信動作する相手端
末を適宜に設定することができるので、ユーザの使い勝
手が向上する。また、着信動作したときの自端末の初期
状態を設定することができるので、例えば、着信後の最
初に音声ミュートしたり、画面オフしたり、画面フリー
ズすることを適宜に設定することができるので、装置の
使い勝手が向上するという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる遠隔会議通信システ
ムを例示した概略図。
【図2】遠隔会議通信システム装置の一例を示したブロ
ック図。
【図3】通信制御部の一例を示したブロック図。
【図4】図2の装置のプロトコルスタックの一例を示し
た概略図。
【図5】遠隔会議通信システムの他の例を示した概略
図。
【図6】ISDNを伝送路として用いる端末間の呼制御
手順の基本的な一例を示したタイムチャート。
【図7】呼設定用信号の形式の一例を示した概略図。
【図8】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図9】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図10】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図11】ビットレート割当信号の一例を示す概略図。
【図12】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図13】CCITT勧告H.242の一般的な手順例
を示したタイムチャート。
【図14】応答識別情報の一例を示した概略図。
【図15】着信時の処理の一例の一部を示したフローチ
ャート。
【図16】着信時の処理の一例の他の部分を示したフロ
ーチャート。
【図17】着信時の処理の一例のさらに他の部分を示し
たフローチャート。
【図18】着信時の処理の一例の残りの部分を示したフ
ローチャート。
【図19】着信時の処理の他の例の一部を示したフロー
チャート。
【図20】着信時の処理の他の例の他の部分を示したフ
ローチャート。
【図21】着信時の処理の他の例のさらに他の部分を示
したフローチャート。
【図22】着信時の処理の他の例の残りの部分を示した
フローチャート。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積した
    会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッションを
    行う遠隔会議通信端末の制御方法において、 自動着信応答する相手端末の宛先情報を1つ以上記憶し
    た記憶手段を備え、 着信検出時に受信した呼設定メッセージに含まれる発番
    号情報要素の内容が、上記記憶手段に登録されているい
    ずれかの宛先情報に一致したときには、着信動作する一
    方、 上記発番号情報要素の内容が、上記記憶手段に登録され
    ているいずれの宛先情報とも一致しないときには、オペ
    レータ呼び出し動作を行うことを特徴とする遠隔会議通
    信端末の制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、文書蓄積機能、および、文書記録出力を
    備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して遠隔会議通
    信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御方法におい
    て、 自動着信応答する相手端末の宛先情報、および、発サブ
    アドレスの値を1つ以上記憶した記憶手段を備え、 着信検出時に受信した呼設定メッセージに発サブアドレ
    ス情報要素が含まれ、かつ、この呼設定メッセージに含
    まれる発番号情報要素および上記発サブアドレスの内容
    が、上記記憶手段に登録されているいずれかの宛先情報
    および発サブアドレスの値に一致したときには、着信動
    作する一方、 着信検出時に受信した呼設定メッセージに発サブアドレ
    ス情報要素が含まれないか、あるいは、上記呼設定メッ
    セージに含まれる発番号情報要素または上記発サブアド
    レスの内容が、上記記憶手段に登録されている宛先情報
    および発サブアドレスのいずれの値とも一致しないとき
    には、オペレータ呼び出し動作を行うことを特徴とする
    遠隔会議通信端末の制御方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積した
    会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッションを
    行う遠隔会議通信端末の制御方法において、 自動着信応答する相手端末の識別情報を1つ以上記憶し
    た記憶手段を備え、 着信検出時に受信した呼設定メッセージにユーザ・ユー
    ザ情報要素が含まれ、かつ、そのユーザ・ユーザ情報要
    素に含まれる識別情報が、上記記憶手段に登録されてい
    るいずれかの識別情報の値に一致したときには、着信動
    作する一方、 着信検出時に受信した呼設定メッセージにユーザ・ユー
    ザ情報要素が含まれないか、あるいは、呼設定メッセー
    ジに含まれていたユーザ・ユーザ情報要素に含まれた識
    別情報が、上記記憶手段に登録されているいずれの識別
    情報とも一致しないときには、オペレータ呼び出し動作
    を行うことを特徴とする遠隔会議通信端末の制御方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積した
    会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッションを
    行う遠隔会議通信端末の制御方法において、 自動着信応答する相手端末の宛先情報とその相手端末か
    ら発呼されたときの初期動作状態をあらわす初期状態情
    報からなる応答識別情報を1つ以上記憶した記憶手段を
    備え、 着信検出時に受信した呼設定メッセージに含まれる発番
    号情報要素の内容が、上記記憶手段に登録されているい
    ずれかの応答識別情報の宛先情報に一致したときには、
    着信動作するとともに、その応答識別情報に含まれる初
    期状態情報に対応した状態に端末内部状態を設定する一
    方、 上記発番号情報要素の内容が、上記記憶手段に登録され
    ているいずれの応答識別情報の宛先情報とも一致しない
    ときには、オペレータ呼び出し動作を行うことを特徴と
    する遠隔会議通信端末の制御方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、文書蓄積機能、および、文書記録出力を
    備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して遠隔会議通
    信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御方法におい
    て、 自動着信応答する相手端末の宛先情報と発サブアドレス
    の値からなる発側識別情報と、その相手端末から発呼さ
    れたときの初期動作状態をあらわす初期状態情報からな
    る応答識別情報を1つ以上記憶した記憶手段を備え、 着信検出時に受信した呼設定メッセージに発サブアドレ
    ス情報要素が含まれ、かつ、この呼設定メッセージに含
    まれる発番号情報要素および上記発サブアドレスの内容
    が、上記記憶手段に登録されているいずれかの応答識別
    情報に含まれる発側識別情報の宛先情報および発サブア
    ドレスの値に一致したときには、着信動作するととも
    に、その応答識別情報に含まれる初期状態情報に対応し
    た状態に端末内部状態を設定する一方、 着信検出時に受信した呼設定メッセージに発サブアドレ
    ス情報要素が含まれないか、あるいは、上記呼設定メッ
    セージに含まれる発番号情報要素または上記発サブアド
    レスの内容が、上記記憶手段に登録されているいずれの
    応答識別情報に含まれる宛先情報および発サブアドレス
    の値とも一致しないときには、オペレータ呼び出し動作
    を行うことを特徴とする遠隔会議通信端末の制御方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積した
    会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッションを
    行う遠隔会議通信端末の制御方法において、 自動着信応答する相手端末の識別情報と、その相手端末
    から発呼されたときの初期動作状態をあらわす初期状態
    情報からなる応答識別情報を1つ以上記憶した記憶手段
    を備え、 着信検出時に受信した呼設定メッセージにユーザ・ユー
    ザ情報要素が含まれ、かつ、そのユーザ・ユーザ情報要
    素に含まれる識別情報が、上記記憶手段に登録されてい
    るいずれかの応答識別情報に含まれる値に一致したとき
    には、着信動作するとともに、その応答識別情報に含ま
    れる初期状態情報に対応した状態に端末内部状態を設定
    する一方、 着信検出時に受信した呼設定メッセージにユーザ・ユー
    ザ情報要素が含まれないか、あるいは、呼設定メッセー
    ジに含まれていたユーザ・ユーザ情報要素に含まれた識
    別情報が、上記記憶手段に登録されているいずれの応答
    識別情報の値とも一致しないときには、オペレータ呼び
    出し動作を行うことを特徴とする遠隔会議通信端末の制
    御方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、および、文書蓄積機能を備え、蓄積した
    会議資料文書情報を参照して遠隔会議通信セッションを
    行う遠隔会議通信端末の制御方法において、 相手端末の識別情報とその相手端末から発呼されたとき
    の初期動作状態をあらわす初期状態情報からなる応答識
    別情報を1つ以上記憶した記憶手段を備え、 着信応答後に最初の情報チャネルで通知されたビット割
    当信号に相手端末の識別情報が含まれ、かつ、その識別
    情報の値が、上記記憶手段に登録されているいずれかの
    応答識別情報の識別情報に一致したときには、その応答
    識別情報に含まれる初期状態情報に対応した状態に端末
    内部状態を設定する一方、 着信応答後に最初の情報チャネルで通知されたビット割
    当信号に相手端末の識別情報が含まれないか、あるい
    は、ビット割当信号に含まれた識別情報の値が、上記記
    憶手段に登録されているいずれの応答識別情報の識別情
    報にも一致しないときには、端末内部状態を所定の状態
    に設定することを特徴とする遠隔会議通信端末の制御方
    法。
  8. 【請求項8】 少なくとも遠隔会議通信機能、ファクシ
    ミリ通信機能、文書蓄積機能、および、文書記録出力を
    備え、蓄積した会議資料文書情報を参照して遠隔会議通
    信セッションを行う遠隔会議通信端末の制御方法におい
    て、 着信検出時に、自端末が操作状態であるときには、着信
    検出した旨、および、相手端末の識別情報を表示出力す
    る一方、 着信検出時に、自端末が操作状態でないときには、自動
    着信動作することを特徴とする遠隔会議通信端末の制御
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013180A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Kabushiki Kaisha Audio-Technica 会議用音声システム
WO2010081490A1 (en) * 2009-01-16 2010-07-22 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Signalling messages in a communications network node to communicate a called address string
US8212854B2 (en) 2006-03-31 2012-07-03 Cisco Technology, Inc. System and method for enhanced teleconferencing security

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