JPH08307845A - テレビ会議通信端末装置の制御方法 - Google Patents

テレビ会議通信端末装置の制御方法

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JPH08307845A
JPH08307845A JP7135732A JP13573295A JPH08307845A JP H08307845 A JPH08307845 A JP H08307845A JP 7135732 A JP7135732 A JP 7135732A JP 13573295 A JP13573295 A JP 13573295A JP H08307845 A JPH08307845 A JP H08307845A
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JP7135732A
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Naoki Tsunoda
直規 角田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ会議通信端末装置の使い勝手を向上で
きるテレビ会議通信端末装置の制御方法を提供すること
を目的としている。 【効果】 本発明によれば、動画表示画面に、自端末で
入力した文字情報がスーパーインポーズされて表示され
るので、文字情報を入力しているユーザ以外のユーザ
が、その入力された文字情報の内容、例えば、文字情報
通信の内容を確認することができ、通信会議セッション
を円滑に進行させることができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも音声情報お
よび動画情報を含む複数種類の情報の入出力機能を備え
るとともに、少なくとも音声情報および動画情報を含む
複数種類の情報をやりとりして所定の通信会議セッショ
ンを実行するテレビ会議通信端末装置の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビ会議通信端末装置では、
会議セッションを実行中、自端末側のビデオモニタ装置
には、相手端末で撮影されて受信した動画情報または自
端末で撮影して相手端末に送出している動画情報が表示
されている。
【0003】一方、テレビ会議通信端末装置には、装置
動作を制御するための操作表示装置が設けられている。
この操作表示装置としては、例えば、液晶表示装置の表
示画面にタッチパネル装置のタッチセンサを張り付けて
構成したテレライティング装置や、一般的なパーソナル
コンピュータ装置などが用いられている。そして、ユー
ザがテレビ会議通信端末装置を操作するときには、この
操作表示装置の表示画面を見て操作内容を確認しながら
行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0005】すなわち、1つのテレビ会議通信端末装置
が行っている会議セッションに、複数のメンバーが参加
している場合、あるメンバーが操作表示装置を操作する
とその操作内容を他のメンバーが見ることが困難であ
り、テレビ会議通信端末装置の使い勝手が悪くなるとい
う不都合を生じていた。
【0006】本発明は、かかる実情の鑑みてなされたも
のであり、テレビ会議通信端末装置の使い勝手を向上で
きるテレビ会議通信端末装置の制御方法を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも音
声情報および動画情報を含む複数種類の情報の入出力機
能を備えるとともに、少なくとも音声情報および動画情
報を含む複数種類の情報をやりとりして所定の通信会議
セッションを実行するテレビ会議通信端末装置の制御方
法において、文字情報を入力する文字情報入力手段と、
上記文字情報を画像情報に変換する変換手段と、上記変
換手段が変換出力した画像情報を自端末で表示する動画
表示画面に合成するスーパーインポーズ手段を備え、上
記文字情報入力手段から入力した文字情報を上記変換手
段によって画像情報に変換し、その変換後の画像情報を
上記スーパーインポーズ手段に与え、自端末の動画表示
画面に上記文字情報入力手段から入力した文字情報を合
成表示するようにしたものである。
【0008】また、少なくとも音声情報および動画情報
を含む複数種類の情報の入出力機能を備えるとともに、
少なくとも音声情報および動画情報を含む複数種類の情
報をやりとりして所定の通信会議セッションを実行する
テレビ会議通信端末装置の制御方法において、文字情報
を入力する文字情報入力手段と、文字情報を画像情報に
変換する変換手段と、上記変換手段が変換出力した画像
情報を自端末で表示する動画表示画面に合成するスーパ
ーインポーズ手段を備え、上記文字情報入力手段から入
力した文字情報を相手端末に送出する一方、相手端末よ
り文字情報を受信すると、その受信文字情報を上記変換
手段によって画像情報に変換し、その変換後の画像情報
を上記スーパーインポーズ手段に与え、自端末の動画表
示画面に相手端末から受信した文字情報を合成表示する
ようにしたものである。
【0009】また、少なくとも音声情報および動画情報
を含む複数種類の情報の入出力機能を備えるとともに、
少なくとも音声情報および動画情報を含む複数種類の情
報をやりとりして所定の通信会議セッションを実行する
テレビ会議通信端末装置の制御方法において、文字情報
を入力する文字情報入力手段と、上記文字情報を画像情
報に変換する変換手段と、上記変換手段が変換出力した
画像情報を自端末で表示する動画表示画面に合成するス
ーパーインポーズ手段を備え、上記文字情報入力手段か
ら入力した文字情報を上記変換手段によって画像情報に
変換し、その変換後の画像情報を上記スーパーインポー
ズ手段に与えるとともに、上記文字情報入力手段から入
力した文字情報を相手端末に送出する一方、相手端末よ
り文字情報を受信すると、その受信文字情報を上記変換
手段によって画像情報に変換し、その変換後の画像情報
を上記スーパーインポーズ手段に与え、自端末の動画表
示画面に上記文字情報入力手段から入力した文字情報お
よび相手端末から受信した文字情報を合成表示するよう
にしたものである。
【0010】また、少なくとも音声情報および動画情報
を含む複数種類の情報の入出力機能を備えるとともに、
少なくとも音声情報および動画情報を含む複数種類の情
報をやりとりして所定の通信会議セッションを実行する
テレビ会議通信端末装置の制御方法において、文字情報
を入力する文字情報入力手段と、上記文字情報を画像情
報に変換する変換手段と、上記変換手段が変換出力した
画像情報を自端末で表示する動画表示画面に合成する第
1のスーパーインポーズ手段と、上記変換手段が変換出
力した画像情報を相手端末に送出する動画情報に合成す
る第2のスーパーインポーズ手段を備え、上記文字情報
入力手段から入力した文字情報を上記変換手段によって
画像情報に変換し、その変換後の画像情報を上記第1の
スーパーインポーズ手段に与え、自端末の動画表示画面
に上記文字情報入力手段から入力した文字情報を合成表
示する一方、上記変換後の画像情報を上記第2のスーパ
ーインポーズ手段に与え、相手端末に送出する動画情報
の表示画面に上記文字情報入力手段から入力した文字情
報を合成するようにしたものである。
【0011】
【作用】したがって、動画表示画面に、自端末で入力し
た文字情報がスーパーインポーズされて表示されるの
で、文字情報を入力しているユーザ以外のユーザが、そ
の入力された文字情報の内容、例えば、文字情報通信の
内容を確認することができ、通信会議セッションを円滑
に進行させることができる。
【0012】また、動画表示画面に、相手端末から受信
した文字情報がスーパーインポーズされて表示されるの
で、例えば、テレライティング装置を操作しているユー
ザ以外のユーザが、その受信した文字情報の内容を確認
することができ、通信会議セッションを円滑に進行させ
ることができる。
【0013】また、動画表示画面に、自端末で入力した
文字情報、および、相手端末から受信した文字情報がス
ーパーインポーズされて表示されるので、例えば、テレ
ライティング装置を操作しているユーザ以外のユーザ
が、文字情報通信の内容を確認することができ、通信会
議セッションを円滑に進行させることができる。
【0014】また、動画表示画面に、自端末で入力した
文字情報がスーパーインポーズされて表示されるととも
に、相手端末に送出する動画情報に、同じ文字情報をス
ーパーインポーズしているので、例えば、相手端末に送
出している文字情報を、相手端末側の参加メンバー全員
に提示することができ、通信会議セッションを円滑に進
行させることができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例にかかるテレビ
会議通信端末装置を示している。このテレビ会議通信端
末装置は、ISDNの基本インタフェースを伝送路とし
て用いるものであり、音声情報の通信機能、動画情報の
通信機能、静止画情報の通信機能、ファクシミリ通信機
能、テレライティング機能、および、これらの通信機能
の多重化通信機能を備え、また、ISDNの基本インタ
フェースに接続し、2つの情報チャネル(Bチャネル)
を用いたデータ通信が可能である。
【0017】同図において、システム制御部1は、この
テレビ会議通信端末装置の各部の制御処理、テレビ会議
通信の上位レイヤの処理、このテレビ会議通信端末装置
が備えている各種のアプリケーションプログラムの実行
処理、および、ユーザからのヘルプ要求に対応したヘル
プ表示処理などの各種制御処理を実行するものであり、
ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、システム制御
部1が実行する制御処理プログラムの一部や、制御処理
プログラムを実行するために必要な各種のデータなどを
記憶するものであり、RAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)3は、システム制御部1のワークエリアなどを構
成するものである。
【0018】時計回路4は、現在日時情報を出力するた
めのものであり、スキャナ5は、所定の解像度で原稿画
像を読取入力するためのものであり、プロッタ6は、所
定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、符
号化復号化部7は、スキャナ5が読み取って得た画信号
をグループ4ファクシミリ機能の符号化方式で符号化圧
縮するとともに、符号化された画情報を元の画信号に復
号化するためのものであり、画像処理部8は、画像デー
タの変倍処理や解像度変換処理などの各種画像処理を実
行するものであり、磁気ディスク装置9は、システムソ
フトウェア、複数のアプリケーションプログラム、およ
び、多数のユーザデータなどを記憶するためのものであ
り、キャラクタジェネレータ10は、液晶表示装置(後
述)の表示画面等に図形文字を表示するとき、その図形
文字を構成するドット集合(フォント)のデータを発生
するものである。
【0019】液晶表示装置11は、テレライティング通
信機能における表示装置として用いられるとともに、ユ
ーザがこのテレビ会議通信端末装置を操作するときの表
示部として用いられるものであり、LCD表示制御部1
2は、液晶表示装置11の表示内容を制御するためのも
のである。
【0020】タッチパネル装置13は、液晶表示装置1
1の表示画面に設けられて、タッチ操作された座標デー
タや、タッチ状態データなどを出力するものであり、タ
ッチパネル制御部14は、タッチパネル装置13の動作
を制御するものである。
【0021】音声入出力装置15は、通話のための音声
をマイク入力するとともにスピーカ出力するためのもの
であり、音声入出力装置15からマイク入力されたアナ
ログ音声信号は音声CODEC16に出力され、また、
音声入出力装置15からスピーカ出力するアナログ音声
信号は、音声CODEC16から出力されて音声入出力
装置15に加えられている。
【0022】音声CODEC16は、ISDNのBチャ
ネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのアナロ
グ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうための
ものである。また、音声制御部17は、音声入出力装置
15の動作を制御するためのものである。
【0023】ビデオカメラ装置18は、このテレビ会議
通信端末装置のユーザ側の映像を撮影するためのもので
あり、このビデオカメラ装置18から出力される動画信
号V1は、動画CODEC19の映像信号入力端に加え
られるとともに、表示制御部20の動画信号入力端に加
えられている。ビデオカメラ制御部21は、ビデオカメ
ラ装置18の撮影オン/オフ、ズームイン/ズームアウ
ト、および、パンなどの動作を制御するためのものであ
る。
【0024】動画CODEC19は、ビデオカメラ装置
18から入力したアナログNTSC形式の動画信号V1
を対応するデジタルデータの動画データに変換し、その
動画データを所定のCIF形式の動画データに変換し、
さらに、TTC標準JT−H.261の符号化方式で符
号化圧縮して動画情報を形成するとともに、符号化圧縮
された状態の動画情報を元のCIF形式の動画データに
変換し、その動画データをNTSC形式の動画データに
変換し、その動画データをデジタル/アナログ変換して
アナログNTSC形式の動画信号に変換するものであ
る。この動画CODEC19から出力される動画信号V
2は表示制御部20に加えられている。
【0025】表示制御部20は、ビデオモニタ装置22
に表示する画面の表示内容を制御するものであり、シス
テム制御部1からの指令により、ビデオカメラ装置18
から入力する動画信号V1、または、動画CODEC1
9から入力する動画信号V2のいずれかの表示画面を構
成するとともに、その表示画面に適宜な文字情報をスー
パーインポーズする。
【0026】ISDNインタフェース回路23は、IS
DNに接続するとともに、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能およびDチャネルの信号と2つのBチャネルの信
号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャネルの
信号はDチャネル伝送制御部24とやりとりし、また、
2つのBチャネルの信号は多重化/分離装置25とやり
とりしている。
【0027】Dチャネル伝送制御部24は、Dチャネル
のレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2つの
Bチャネルを呼接続/解放するための呼制御処理機能を
備えたものである。
【0028】多重化/分離装置25は、Bチャネルを用
いてやりとりする音声、動画、および、汎用データ(文
字通信データやテレライティング通信データなどのその
他のデータ)などの複数のメディアのデータを多重化
し、TTC標準JT−H.221に規定されているフレ
ームデータを形成して回線側に送出するとともに、受信
したフレームデータに多重化されている複数のメディア
のデータを分離するものである。この多重化/分離装置
25は、音声データを音声CODEC16との間でやり
とりし、動画データを動画CODEC19との間でやり
とりし、また、汎用データをシステム制御部1との間で
やりとりしている。
【0029】また、外部インタフェース回路26は、パ
ーソナルコンピュータ装置(図示略)等の外部装置と接
続して、例えば、任意の文字情報等の種々の情報をやり
とりするためのものである。
【0030】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、符号化
復号化部7、画像処理部8、磁気ディスク装置9、キャ
ラクタジェネレータ10、LCD表示制御部12、タッ
チパネル制御部14、音声CODEC16、音声制御部
17、動画CODEC19、表示制御部20、ビデオカ
メラ制御部21、Dチャネル伝送制御部24、多重化/
分離装置25、および外部インタフェース回路26は、
内部バス27に接続されており、これらの各要素間のデ
ータのやりとりは、主として、内部バス27を介して行
われる。
【0031】図2は、表示制御部20の一例を示してい
る。
【0032】同図において、切換器31は、ビデオカメ
ラ装置18から加えられる動画信号V1または動画CO
DEC19から加えられる動画信号V2のいずれか一方
を切り換えてスーパーインポーズ回路32に加えるため
のものである。
【0033】スーパーインポーズ回路32は、バッファ
メモリ33に記憶されているスーパーインポーズ用のデ
ータを、加えられている動画信号V1または動画信号V
2の1画面中に、そのスーパーインポーズ用のデータの
記憶アドレスに対応した1画面分の表示領域において合
成表示するものであり、その出力信号は、ビデオモニタ
装置22に加えられている。
【0034】また、切換器31は、システム制御部1か
ら加えられる選択信号SELによりその切り換え動作が
制御され、また、スーパーインポーズ回路32は、シス
テム制御部1から加えられる制御信号SC1により、ス
ーパーインポーズ動作を行うか(スーパーインポーズオ
ン)あるいは行わずに動画信号V1または動画信号V2
を直接出力する(スーパーインポーズオフ)かの動作の
切り換えが制御される。また、バッファメモリ33に
は、システム制御部1よりスーパーインポーズ用データ
が保存される。また、このスーパーインポーズ用データ
は、スーパーインポーズ画像を構成するドット毎に表示
色を透過色(背景色)あるいは指定カラーに指定する値
をとる。また、背景色に指定されたドットについては、
いわゆる「ハーフダウン」色の表示態様となる。
【0035】さて、テレビ会議通信端末装置では、Bチ
ャネルにおいては、TTC標準JT−H.221で規定
されるマルチフレーム形式でデータをやりとりする。
【0036】図3に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0037】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図4に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0038】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。また、サブチャネ
ルSCH8の第17〜第24オクテットには、データを
暗号化するためのキー情報などをやりとりするための暗
号チャネルのデータがセットされることがある(オプシ
ョン)。
【0039】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図5に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0040】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15の第2オクテットには、「0011011
1」なる8ビットのデータパターンからなる水平同期信
号が配置され、奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM11の第1オクテットには、「001011」な
る6ビットのデータパターンからなる垂直同期信号が配
置されている。
【0041】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0042】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0043】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されているBチャネルのう
ち、そのフレームを運んでいるBチャネルの接続された
順番をあらわすコネクション番号を表示するために用い
られる。また、第15フレームの第1オクテットのビッ
トRは、将来の勧告のために確保(予約)されており、
その値には0がセットされる。
【0044】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0045】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0046】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0047】また、ビットレート割当信号BASは、図
6に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15の第2
オクテットには、直前のフレームで送出した能力BAS
あるいはBASコマンドの値を誤り訂正するための二重
誤り訂正符号が配置される。
【0048】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図7に示すように、第1オク
テットから第80オクテットのオクテット順序に送出さ
れ、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送出
される。
【0049】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0050】図8は、テレビ会議通信端末装置などのオ
ーディオビジュアル端末がBチャネルを用いてデータ伝
送するときに実行する伝送制御手順として適用するTT
C標準JT−H.242の一般的な手順例を示してい
る。なお、この場合、2つのBチャネルを用いて、端末
間で音声データ、汎用データ、および、動画データをや
りとりするときの伝送手順の一例を示している。
【0051】まず、発呼端末が宛先端末へ発呼してDチ
ャネル上で呼設定手順を行い、1つのBチャネル(以
下、第1チャネルという)を確保し(フェーズA)、そ
の設定した第1チャネル上でPCM音声データ(A則ま
たはμ則、64Kbps)をセットしたフレームデータ
をやりとりしながらフレーム同期を行ない(フレームモ
ード)、フレーム同期が確立すると、相互に能力BAS
データおよびコマンドBASデータをやりとりし(フェ
ーズB1−1)、そのときに使用する伝送モードを決定
して、2つ目のBチャネルを確保するための付加呼設定
要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0052】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から、原則として、互いに共通で最も機能の
高いモードを選択し(フェーズB1−3)、発呼端末か
らその選択した動作モードで着呼端末に受信機能を動作
させるよう端末の受信機能を指定するBASコマンドを
送信して、もしこの場合、発呼端末が送信したBASコ
マンドと異なるモードのBASコマンドを受信した場合
には、受信したBASコマンドを再度送信し、送信モー
ドを受信モードに一致させ、発呼端末と着呼端末の装置
機能に共通するパラメータを設定する(フェーズB
2)。これにより、第1チャネルでは、そのときに選択
した伝送モードに対応した、例えば、音声データ(16
Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ(4
6.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェーズ
C)。
【0053】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目のBチャネル(以下、第2チャ
ネルという)についてDチャネル上で呼設定手順を行い
(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第2チ
ャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビット割
当信号BASのみを含むフレームデータをやりとりして
フレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し(フェ
ーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第2チャ
ネル間の同期を確立する(フェーズCB1−12)。
【0054】2つのBチャネルの同期が完了すると、発
呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを設
定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝送
モードを切り換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB2)。なお、送信したB
ASコマンドと異なるモードのBASコマンドを受信し
た場合には、受信したBASコマンドを再度送信し、送
信モードを受信モードに一致するよう伝送モードを切り
換え、共通パラメータを設定する。
【0055】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つのBチャネル
を用いて、例えば、音声データ、汎用データ、および、
動画データが、それぞれ56Kbps、6.4Kbp
s、および、62.4Kbpsの伝送速度が割り当てら
れてデータ伝送される(図9参照)。
【0056】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、Dチャネルの呼切断解放手順により第2チャ
ネルの呼を解放できる状態になっている。
【0057】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タが56Kbpsの伝送速度で伝送されており、動画デ
ータの伝送は停止され、さらに、一方の端末のオペレー
タが通話終了する場合はモード0Fに切り換え(フェー
ズD2)、この後、Dチャネルの呼切断解放手順により
第1チャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0058】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、Dチャネル上で呼切断解放手順が実行さ
れて(フェーズE)、2つの端末間のオーディオビジュ
アル伝送が終了する。
【0059】このように、テレビ会議通信端末装置など
のオーディオビジュアル端末では、最初に1つのBチャ
ネル(第1チャネル)を確保してフレームモードを確立
した後に、この第1チャネルで音声データと動画データ
の伝送速度の割り当てを行なって過渡的なモードでデー
タ伝送を行ないつつ、同時に互いに2つ目のBチャネル
(第2チャネル)の設定が可能ならば、Dチャネルの呼
設定手順により第2チャネルを確保する。そして、過渡
的なモードで伝送している第1チャネルと、新たに確保
した第2チャネルをチャネル同期させ、そのチャネル同
期が確立した時点で、音声データと動画データの伝送速
度の割り当てを再設定し、増大したBチャネルの伝送容
量を活用して、より高品質な音声データおよび動画デー
タのやりとりを行なうようにしている。
【0060】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た状態で伝送路を使用していたモードから、第1チャネ
ルだけを使用するモードへ変更する必要がある。そこ
で、まず、音声データは56Kbpsの伝送速度のまま
保持するとともに、動画データの伝送を停止して第1チ
ャネルのみの伝送モードに変更する一方、第2チャネル
は、第1チャネルとの同期状態を停止するとともに、ユ
ーザデータが空き伝送状態になっているモード0Fに移
行し、Dチャネルの呼切断解放手順により呼を切断/解
放する。また、第1チャネルは、モード0Fへ変更した
後、Dチャネルの呼切断解放手順により、呼を切断/解
放する。また、呼切断解放手順で得た課金情報などは、
チャネル毎に管理する。
【0061】また、図1に示したようなテレビ会議通信
端末装置では、上述した通信処理を実現するためのプロ
トコルスタックが、それぞれのアプリケーション毎に独
立して構成されており、その一例を図10に示す。
【0062】同図において、Dチャネルを用いて呼制御
手順を実行する処理では、Q921,Q931のプロト
コルスタックが用いられる。また、Bチャネルを用いて
実行されるC&I制御処理、テレライティング(TW)
制御処理、汎用データ伝送(BULK)制御処理、およ
び、グループ4ファクシミリ伝送(G4FAX)制御処
理は、それぞれ対応する装置機能の勧告または標準に定
められているプロトコルスタックが用いられる。
【0063】図11は、図1に示したと同じ構成のテレ
ビ会議通信端末装置TA,TBが、C&I通信のための
データをやりとりしているときのタイムチャートを示し
ている。
【0064】同図において、会議通信端末装置TA,T
Bは、C&I通信のためのプロトコルスタックを形成し
て、そのユーザデータに必要な会議制御情報をセット
し、それらの会議制御情報を相互にやりとりしている。
【0065】以上の構成で、会議通信セッションの実行
時、ユーザは、テキスト画面のスーパーインポーズを指
定することができる。
【0066】ユーザがスーパーインポーズ開始を指令す
ると、液晶表示装置11の表示画面(すなわち、タッチ
パネル装置13のタッチ操作画面)TPには、図12
(a)に示すように、文字入力のための入力ガイドグリ
ットGGが表示され、ユーザがこの入力ガイドグリット
GGのおのおのの升の中に文字を手書き入力すると、そ
の手書き入力座標軌跡等に基づいて周知の文字認識処理
が適用され、手書き入力された文字が判定される。そし
て、判定後の升の中には、判定結果で得られた文字をキ
ャラクタジェネレータ10から発生させたフォントデー
タで表示した内容が表示される。また、おのおのの升の
中に表示された文字が、入力したものと異なった場合に
は、ユーザは適宜な取り消し操作を行い、文字単位に入
力文字の修正を行うことができる。1行分の文字の入力
を終了すると、ユーザは、改行操作を行い、1行分の文
字入力が終了しその内容が確定したことをシステムに通
知する。
【0067】このようにして、1行分の文字が入力され
ると、入力された1行分の文字列のおのおのの文字を表
示するためのビットマップデータを、その文字の文字コ
ードに対応してキャラクタジェネレータ10から読み出
したフォントデータに基づいて作成し、そのビットマッ
プデータの1ビットずつについて、データの値
(「1」、「0」)に従った透過色データまたは指定カ
ラーデータが、そのビットの表示位置に対応したアドレ
スでバッファメモリ33に保存される。
【0068】そして、スーパーインポーズ回路32にス
ーパーインポーズオンを指令すると、図12(b)に示
すように、スーパーインポーズ回路32によりバッファ
メモリ33の保存領域に対応したスーパーインポーズ領
域ASがビデオモニタ装置22の表示画面MNに形成さ
れ、そのスーパーインポーズ領域ASに、入力された文
字列が表示される。
【0069】図13は、ユーザ操作によりスーパーイン
ポーズの開始および終了等が指令された場合の処理例を
示している。
【0070】まず、ユーザ操作がされることを監視して
おり(判断101のNOループ)、ユーザ操作がなされ
て判断101の結果がYESになると、操作内容がスー
パーインポーズ開始操作であるか、スーパーインポーズ
終了操作であるかを判定する(判断102,103)。
【0071】スーパーインポーズ開始操作がされた場合
で、判断102の結果がYESになるときには、所定の
スーパーインポーズ処理(処理104)を実行し、ま
た、スーパーインポーズ終了操作がされた場合で、判断
103の結果がYESになるときには、スーパーインポ
ーズ回路32にスーパーインポーズオフを指令するスー
パーインポーズ終了処理(処理105)を実行する。
【0072】また、ユーザ操作内容がスーパーインポー
ズ開始操作でも、スーパーインポーズ終了操作でもない
場合で、判断103の結果がNOになるときには、その
ときの指定された操作内容に対応した処理(処理10
6)を実行する。
【0073】図14は、スーパーインポーズ処理(処理
104)の一例を示している。
【0074】まず、上述したようなガイドグリットGG
を液晶表示装置11に表示する文字入力画面を表示し
(処理201)、ユーザがガイドグリットGGの升の中
に手書き入力した文字を判定入力するとともに判定結果
の文字を同じ升内に表示し、さらに、必要に応じた入力
修正を行う文字入力処理(処理202)を実行し、この
文字入力処理202で入力された文字を所定の入力バッ
ファに順次保存する(処理203)。また、ユーザが所
定の改行操作を行ったかどうかを調べ(判断204)、
判断204の結果がNOになるときには、処理201に
戻り、次の文字入力動作を行う。
【0075】また、ユーザが改行操作を行った場合で、
判断204の結果がYESになるときには、1行分の文
字入力が確定した場合である。したがって、そのときに
入力された1行分の文字情報について、入力された1行
分の文字列のおのおのの文字を表示するためのビットマ
ップデータを、その文字の文字コードに対応してキャラ
クタジェネレータ10から読み出したフォントデータに
基づいて作成する(処理205)。
【0076】次いで、そのビットマップデータの1ビッ
トを取り出して(処理206)、そのビットのデータが
「0」であるかどうかを調べ(判断207)、判断20
7の結果がYESになるときには、そのビットのデータ
として透過データ(透過色データ)をセットするととも
に(処理208)、判断207の結果がNOになるとき
には、そのビットのデータとして指定カラーデータ(表
示色データ)をセットし(処理209)、そのセットさ
れた透過データまたは指定カラーデータを、そのときに
選択したビットデータの位置に対応した表示位置のアド
レスのバッファメモリ33に保存する(処理210)。
【0077】このようにして、1ビット分のデータの保
存を終了すると、1行分の全ビットについてデータの変
換が終了したかどうかを調べ(判断211)、判断21
1の結果がNOになるときには、処理206に戻り、次
のビットのデータについての変換処理を実行する。
【0078】また、1行分の全ビットについてデータ変
換が終了した場合で、判断211の結果がYESになる
ときには、スーパーインポーズ回路32に表示更新を指
令し(処理212)、これにより、ビデオモニタ装置2
2に表示しているスーパーインポーズ領域ASの表示内
容を最新の内容に更新させる。
【0079】このようにして、1行分の処理を終了する
と、スーパーインポーズ終了が指令されているかどうか
を調べ(判断213)、判断213の結果がNOになる
ときには、処理201に戻り、次の表示行についての処
理を行う。また、スーパーインポーズ終了が指令され
て、判断213の結果がYESになると、この処理を終
了する。
【0080】このようにして、本実施例では、ユーザに
よりスーパーインポーズ開始が指令されると、文字入力
画面を表示してユーザに手書きで文字入力を行わせ、1
行単位にスーパーインポーズ内容を更新表示しているの
で、例えば、この手書き入力内容を相手端末に送出して
いる場合には、操作しているユーザ以外のユーザが、手
書き入力内容を確認することができ、その結果、通信会
議セッションの進行を円滑に行うことができる。
【0081】ところで、上述した実施例では、自端末側
で手書き入力された文字を、自端末側のビデオモニタ装
置22にスーパーインポーズ表示しているが、相手端末
側のビデオモニタ装置22にスーパーインポーズ表示さ
せるようにすることができれば、自端末で表示している
スーパーインポーズ情報の内容を相手端末のユーザにも
見せることができるので、より便利である。
【0082】この場合、ユーザがスーパーインポーズ開
始を指令すると、相手端末に対して、スーパーインポー
ズ開始する旨を会議制御情報として通知するとともに、
液晶表示装置11の表示画面(すなわち、タッチパネル
装置13のタッチ操作画面)TPには、図15(a)に
示すように、文字入力のための入力ガイドグリットGG
が表示され、ユーザがこの入力ガイドグリットGGのお
のおのの升の中に文字を手書き入力すると、その手書き
入力座標軌跡等に基づいて周知の文字認識処理が適用さ
れ、手書き入力された文字が判定される。そして、判定
後の升の中には、判定結果で得られた文字をキャラクタ
ジェネレータ10から発生させたフォントデータで表示
した内容が表示される。また、おのおのの升の中に表示
された文字が、入力したものと異なった場合には、ユー
ザは適宜な取り消し操作を行い、文字単位に入力文字の
修正を行うことができる。1行分の文字の入力を終了す
ると、ユーザは、改行操作を行い、1行分の文字入力が
終了しその内容が確定したことをシステムに通知する。
【0083】このようにして、1行分の文字が入力され
ると、その入力された1行分の文字情報を、汎用データ
通信チャネルを用いて相手端末に送出する。それととも
に、そのときに入力された1行分の文字列のおのおのの
文字を表示するためのビットマップデータを、その文字
の文字コードに対応してキャラクタジェネレータ10か
ら読み出したフォントデータに基づいて作成し、そのビ
ットマップデータの1ビットずつについて、データの値
(「1」、「0」)に従った透過色データまたは指定カ
ラーデータが、そのビットの表示位置に対応したアドレ
スでバッファメモリ33に保存される。
【0084】そして、スーパーインポーズ回路32にス
ーパーインポーズオンを指令すると、図15(b)に示
すように、スーパーインポーズ回路32によりバッファ
メモリ33の保存領域に対応したスーパーインポーズ領
域ASaが自端末側のビデオモニタ装置22の表示画面
MNaに形成され、そのスーパーインポーズ領域ASa
に、入力された文字列が表示される。
【0085】一方、相手端末では、対向端末からスーパ
ーインポーズ開始が指令されると、汎用データ通信チャ
ネルを介して受信した1行分の文字情報の確認を行う。
その確認がされると、そのときに受信した1行分の文字
列のおのおのの文字を表示するためのビットマップデー
タを、その文字の文字コードに対応してキャラクタジェ
ネレータ10から読み出したフォントデータに基づいて
作成し、そのビットマップデータの1ビットずつについ
て、データの値(「1」、「0」)に従った透過色デー
タまたは指定カラーデータが、そのビットの表示位置に
対応したアドレスでバッファメモリ33に保存される。
【0086】そして、スーパーインポーズ回路32にス
ーパーインポーズオンを指令すると、図15(c)に示
すように、スーパーインポーズ回路32によりバッファ
メモリ33の保存領域に対応したスーパーインポーズ領
域ASbが相手端末側のビデオモニタ装置22の表示画
面MNbに形成され、そのスーパーインポーズ領域AS
bに、入力された文字列が表示される。
【0087】図16は、この場合において、ユーザ操作
によりスーパーインポーズの開始および終了等が指令さ
れた場合の処理例を示している。
【0088】まず、ユーザ操作がされることを監視して
おり(判断301のNOループ)、ユーザ操作がなされ
て判断301の結果がYESになると、操作内容がスー
パーインポーズ開始操作であるか、スーパーインポーズ
終了操作であるかを判定する(判断302,303)。
【0089】スーパーインポーズ開始操作がされた場合
で、判断302の結果がYESになるときには、スーパ
ーインポーズ開始を指令する会議制御情報を相手端末に
送出するとともに(処理304)、所定のスーパーイン
ポーズ処理(処理305)を実行する。
【0090】また、スーパーインポーズ終了操作がされ
た場合で、判断303の結果がYESになるときには、
スーパーインポーズ終了を指令する会議制御情報を相手
端末に送出するとともに(処理306)、スーパーイン
ポーズ回路32にスーパーインポーズオフを指令するス
ーパーインポーズ終了処理(処理307)を実行する。
【0091】また、ユーザ操作内容がスーパーインポー
ズ開始操作でも、スーパーインポーズ終了操作でもない
場合で、判断303の結果がNOになるときには、その
ときの指定された操作内容に対応した処理(処理30
8)を実行する。
【0092】図17は、スーパーインポーズ処理(処理
305)の一例を示している。
【0093】まず、上述したようなガイドグリットGG
を液晶表示装置11に表示する文字入力画面を表示し
(処理401)、ユーザがガイドグリットGGの升の中
に手書き入力した文字を判定入力するとともに判定結果
の文字を同じ升内に表示し、さらに、必要に応じた入力
修正を行う文字入力処理(処理402)を実行し、この
文字入力処理402で入力された文字を所定の入力バッ
ファに順次保存する(処理403)。また、ユーザが所
定の改行操作を行ったかどうかを調べ(判断404)、
判断404の結果がNOになるときには、処理401に
戻り、次の文字入力動作を行う。
【0094】また、ユーザが改行操作を行った場合で、
判断404の結果がYESになるときには、1行分の文
字入力が確定した場合である。したがって、そのときに
入力された1行分の文字情報を、汎用データ通信チャネ
ルを介して相手端末に送出し(処理405)、次いで、
入力された1行分の文字列のおのおのの文字を表示する
ためのビットマップデータを、その文字の文字コードに
対応してキャラクタジェネレータ10から読み出したフ
ォントデータに基づいて作成する(処理406)。
【0095】そして、そのビットマップデータの1ビッ
トを取り出して(処理407)、そのビットのデータが
「0」であるかどうかを調べ(判断408)、判断40
8の結果がYESになるときには、そのビットのデータ
として透過データ(透過色データ)をセットするととも
に(処理409)、判断408の結果がNOになるとき
には、そのビットのデータとして指定カラーデータ(表
示色データ)をセットし(処理410)、そのセットさ
れた透過データまたは指定カラーデータを、そのときに
選択したビットデータの位置に対応した表示位置のアド
レスのバッファメモリ33に保存する(処理411)。
【0096】このようにして、1ビット分のデータの保
存を終了すると、1行分の全ビットについてデータの変
換が終了したかどうかを調べ(判断412)、判断41
2の結果がNOになるときには、処理407に戻り、次
のビットのデータについての変換処理を実行する。
【0097】また、1行分の全ビットについてデータ変
換が終了した場合で、判断412の結果がYESになる
ときには、スーパーインポーズ回路32に表示更新を指
令し(処理413)、これにより、ビデオモニタ装置2
2に表示しているスーパーインポーズ領域ASaの表示
内容を最新の内容に更新させる。
【0098】このようにして、1行分の処理を終了する
と、スーパーインポーズ終了が指令されているかどうか
を調べ(判断414)、判断414の結果がNOになる
ときには、処理401に戻り、次の表示行についての処
理を行う。また、スーパーインポーズ終了が指令され
て、判断414の結果がYESになると、この処理を終
了する。
【0099】図18は、相手端末から会議制御情報を受
信した場合に実行する処理例を示している。
【0100】まず、会議制御情報を受信することを監視
しており(判断501のNOループ)、会議制御情報を
受信して判断501の結果がYESになると、制御内容
がスーパーインポーズ開始であるか、スーパーインポー
ズ終了であるかを判定する(判断502,503)。
【0101】制御内容がスーパーインポーズ開始の場合
で、判断502の結果がYESになるときには、所定の
受信情報スーパーインポーズ処理(処理504)を実行
し、また、制御内容がスーパーインポーズ終了の場合
で、判断503の結果がYESになるときには、スーパ
ーインポーズ回路32にスーパーインポーズオフを指令
するスーパーインポーズ終了処理(処理505)を実行
する。
【0102】また、制御内容がスーパーインポーズ開始
でも、スーパーインポーズ終了でもない場合で、判断5
03の結果がNOになるときには、そのときに受信した
会議情報に対応した処理(処理506)を実行する。
【0103】図19は、受信情報スーパーインポーズ処
理(処理504)の一例を示している。
【0104】まず、汎用データ通信チャネルを監視し
て、1行分の文字情報を受信するかどうかを監視し(判
断601)、1行分の文字情報を受信して判断601の
結果がYESになるときには、その受信した文字情報を
保存し(処理602)、そのときに保存した1行分の文
字情報について、1行分の文字列のおのおのの文字を表
示するためのビットマップデータを、その文字の文字コ
ードに対応してキャラクタジェネレータ10から読み出
したフォントデータに基づいて作成する(処理60
3)。
【0105】次いで、そのビットマップデータの1ビッ
トを取り出して(処理604)、そのビットのデータが
「0」であるかどうかを調べ(判断605)、判断60
5の結果がYESになるときには、そのビットのデータ
として透過データ(透過色データ)をセットするととも
に(処理606)、判断605の結果がNOになるとき
には、そのビットのデータとして指定カラーデータ(表
示色データ)をセットし(処理607)、そのセットさ
れた透過データまたは指定カラーデータを、そのときに
選択したビットデータの位置に対応した表示位置のアド
レスのバッファメモリ33に保存する(処理608)。
【0106】このようにして、1ビット分のデータの保
存を終了すると、1行分の全ビットについてデータの変
換が終了したかどうかを調べ(判断609)、判断60
9の結果がNOになるときには、処理604に戻り、次
のビットのデータについての変換処理を実行する。
【0107】また、1行分の全ビットについてデータ変
換が終了した場合で、判断609の結果がYESになる
ときには、スーパーインポーズ回路32に表示更新を指
令し(処理610)、これにより、ビデオモニタ装置2
2に表示しているスーパーインポーズ領域ASbの表示
内容を最新の内容に更新させる。
【0108】このようにして、1行分の処理を終了する
と、スーパーインポーズ終了の会議制御情報を受信して
いるかどうかを調べ(判断611)、判断611の結果
がNOになるときには、判断601に戻り、次の1行分
の文字情報の受信を行う。また、スーパーインポーズ終
了の会議制御情報を受信している場合で、判断611の
結果がYESになると、この処理を終了する。
【0109】このようにして、本実施例では、ユーザに
よりスーパーインポーズ開始が指令されると、文字入力
画面を表示してユーザに手書きで文字入力を行わせ、1
行単位にスーパーインポーズ内容を更新表示するととも
に、自端末側で手書き入力された文字を、相手端末側の
ビデオモニタ装置22にスーパーインポーズ表示させる
ようにするようにしているので、自端末で表示している
スーパーインポーズ情報の内容を相手端末のユーザも確
認することができ、通信会議セッションをより円滑に行
うことができる。
【0110】ところで、上述した各実施例では、一方の
端末が、スーパーインポーズ入力した情報を相手端末に
も表示させているが、双方の端末でスーパーインポーズ
入力した情報を相互に表示させることができれば、より
自由度の大きな通信動作を実現することができる。
【0111】その場合、いずれかの端末のユーザがスー
パーインポーズ開始を指令すると、相手端末に対して、
スーパーインポーズ開始する旨を会議制御情報として通
知する。
【0112】それにより、一方の端末の液晶表示装置1
1の表示画面(すなわち、タッチパネル装置13のタッ
チ操作画面)TPaには、図20(a)に示すように、
文字入力のための入力ガイドグリットGGaが表示され
るとともに、他方の端末の液晶表示装置11の表示画面
TPbには、同図(b)に示すように、文字入力のため
の入力ガイドグリットGGbが表示される。
【0113】そして、ユーザがこの入力ガイドグリット
GGa,GGbのおのおのの升の中に文字を手書き入力
すると、その手書き入力座標軌跡等に基づいて周知の文
字認識処理が適用され、手書き入力された文字が判定さ
れる。そして、判定後の升の中には、判定結果で得られ
た文字をキャラクタジェネレータ10から発生させたフ
ォントデータで表示した内容が表示される。また、おの
おのの升の中に表示された文字が、入力したものと異な
った場合には、ユーザは適宜な取り消し操作を行い、文
字単位に入力文字の修正を行うことができる。1行分の
文字の入力を終了すると、ユーザは、改行操作を行い、
1行分の文字入力が終了しその内容が確定したことをシ
ステムに通知する。
【0114】このようにして、1行分の文字が入力され
ると、その入力された1行分の文字情報を、汎用データ
通信チャネルを用いて相手端末に送出する。それととも
に、そのときに入力された1行分の文字列のおのおのの
文字を表示するためのビットマップデータを、その文字
の文字コードに対応してキャラクタジェネレータ10か
ら読み出したフォントデータに基づいて作成し、そのビ
ットマップデータの1ビットずつについて、データの値
(「1」、「0」)に従った透過色データまたは指定カ
ラーデータが、そのビットの自端末側表示位置に対応し
たアドレスでバッファメモリ33に保存される。
【0115】そして、一方の端末の表示画面MNaに
は、図20(c)に示すように、自端末側で入力された
文字情報が自端末スーパーインポーズ領域AS1aに表
示されるとともに、他方の端末の表示画面MNbには、
同図(d)に示すように、自端末側で入力された文字情
報が自端末スーパーインポーズ領域AS2aに表示され
る。
【0116】一方、一方の端末および他方の端末では、
それぞれ汎用データ通信チャネルを介して受信した1行
分の文字情報の確認を行う。その確認がされると、その
ときに受信した1行分の文字列のおのおのの文字を表示
するためのビットマップデータを、その文字の文字コー
ドに対応してキャラクタジェネレータ10から読み出し
たフォントデータに基づいて作成し、そのビットマップ
データの1ビットずつについて、データの値(「1」、
「0」)に従った透過色データまたは指定カラーデータ
が、そのビットの相手端末側表示位置に対応したアドレ
スでバッファメモリ33に保存される。
【0117】そして、表示画面MNaには、図20
(c)に示すように、受信した文字情報が相手端末スー
パーインポーズ領域AS1bに表示されるとともに、他
方の端末の表示画面MNbには、同図(d)に示すよう
に、受信した文字情報が相手端末スーパーインポーズ領
域AS2bに表示される。
【0118】この場合のスーパーインポーズ処理の一例
を図21に示す。
【0119】まず、上述したようなガイドグリットGG
を液晶表示装置11に表示する文字入力画面を表示し
(処理701)、ユーザがガイドグリットGGの升の中
に手書き入力した文字を判定入力するとともに判定結果
の文字を同じ升内に表示し、さらに、必要に応じた入力
修正を行う文字入力処理(処理702)を実行し、この
文字入力処理702で入力された文字を所定の入力バッ
ファに順次保存する(処理703)。また、ユーザが所
定の改行操作を行ったかどうかを調べ(判断704)、
判断704の結果がNOになるときには、処理701に
戻り、次の文字入力動作を行う。
【0120】また、ユーザが改行操作を行った場合で、
判断704の結果がYESになるときには、1行分の文
字入力が確定した場合である。したがって、そのときに
入力された1行分の文字情報を、汎用データ通信チャネ
ルを介して相手端末に送出し(処理705)、次いで、
入力された1行分の文字列のおのおのの文字を表示する
ためのビットマップデータを、その文字の文字コードに
対応してキャラクタジェネレータ10から読み出したフ
ォントデータに基づいて作成する(処理706)。
【0121】そして、そのビットマップデータの1ビッ
トを取り出して(処理707)、そのビットのデータが
「0」であるかどうかを調べ(判断708)、判断70
8の結果がYESになるときには、そのビットのデータ
として透過データ(透過色データ)をセットするととも
に(処理709)、判断708の結果がNOになるとき
には、そのビットのデータとして指定カラーデータ(表
示色データ)をセットし(処理710)、そのセットさ
れた透過データまたは指定カラーデータを、そのときに
選択したビットデータの位置に対応する自端末スーパー
インポーズ領域における表示位置のアドレスの、バッフ
ァメモリ33に保存する(処理711)。
【0122】このようにして、1ビット分のデータの保
存を終了すると、1行分の全ビットについてデータの変
換が終了したかどうかを調べ(判断712)、判断71
2の結果がNOになるときには、処理707に戻り、次
のビットのデータについての変換処理を実行する。
【0123】また、1行分の全ビットについてデータ変
換が終了した場合で、判断712の結果がYESになる
ときには、スーパーインポーズ回路32に表示更新を指
令し(処理713)、これにより、ビデオモニタ装置2
2に表示しているスーパーインポーズ領域ASaの表示
内容を最新の内容に更新させる。
【0124】このようにして、1行分の処理を終了する
と、スーパーインポーズ終了が指令されているかどうか
を調べ(判断714)、判断714の結果がNOになる
ときには、処理701に戻り、次の表示行についての処
理を行う。また、スーパーインポーズ終了が指令され
て、判断714の結果がYESになると、この処理を終
了する。
【0125】図22は、この場合の受信情報スーパーイ
ンポーズ処理の処理例を示している。
【0126】まず、汎用データ通信チャネルを監視し
て、1行分の文字情報を受信するかどうかを監視し(判
断801)、1行分の文字情報を受信して判断801の
結果がYESになるときには、その受信した文字情報を
保存し(処理802)、そのときに保存した1行分の文
字情報について、1行分の文字列のおのおのの文字を表
示するためのビットマップデータを、その文字の文字コ
ードに対応してキャラクタジェネレータ10から読み出
したフォントデータに基づいて作成する(処理80
3)。
【0127】次いで、そのビットマップデータの1ビッ
トを取り出して(処理804)、そのビットのデータが
「0」であるかどうかを調べ(判断805)、判断80
5の結果がYESになるときには、そのビットのデータ
として透過データ(透過色データ)をセットするととも
に(処理806)、判断805の結果がNOになるとき
には、そのビットのデータとして指定カラーデータ(表
示色データ)をセットし(処理807)、そのセットさ
れた透過データまたは指定カラーデータを、そのときに
選択したビットデータの位置に対応する相手端末スーパ
ーインポーズ領域の表示位置のアドレスの、バッファメ
モリ33に保存する(処理808)。
【0128】このようにして、1ビット分のデータの保
存を終了すると、1行分の全ビットについてデータの変
換が終了したかどうかを調べ(判断809)、判断80
9の結果がNOになるときには、処理804に戻り、次
のビットのデータについての変換処理を実行する。
【0129】また、1行分の全ビットについてデータ変
換が終了した場合で、判断809の結果がYESになる
ときには、スーパーインポーズ回路32に表示更新を指
令し(処理810)、これにより、ビデオモニタ装置2
2に表示しているスーパーインポーズ領域ASbの表示
内容を最新の内容に更新させる。
【0130】このようにして、1行分の処理を終了する
と、スーパーインポーズ終了の会議制御情報を受信して
いるかどうかを調べ(判断811)、判断811の結果
がNOになるときには、判断801に戻り、次の1行分
の文字情報の受信を行う。また、スーパーインポーズ終
了の会議制御情報を受信している場合で、判断811の
結果がYESになると、この処理を終了する。
【0131】このようにして、本実施例では、ビデオモ
ニタ装置24を見ながら、相互に手書き入力した情報を
確認することができるので、スーパーインポーズ機能を
より有効に活用することができ、通信会議セッションを
より円滑に行うことができる。
【0132】図23は、本発明の他の実施例にかかるテ
レビ会議通信端末装置を示している。なお、同図におい
て図1と同一部分および相当する部分には、同一符号を
付している。
【0133】同図において、システム制御部1は、この
テレビ会議通信端末装置の各部の制御処理、テレビ会議
通信の上位レイヤの処理、このテレビ会議通信端末装置
が備えている各種のアプリケーションプログラムの実行
処理、および、ユーザからのヘルプ要求に対応したヘル
プ表示処理などの各種制御処理を実行するものであり、
ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、システム制御
部1が実行する制御処理プログラムの一部や、制御処理
プログラムを実行するために必要な各種のデータなどを
記憶するものであり、RAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)3は、システム制御部1のワークエリアなどを構
成するものである。
【0134】時計回路4は、現在日時情報を出力するた
めのものであり、スキャナ5は、所定の解像度で原稿画
像を読取入力するためのものであり、プロッタ6は、所
定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、符
号化復号化部7は、スキャナ5が読み取って得た画信号
をグループ4ファクシミリ機能の符号化方式で符号化圧
縮するとともに、符号化された画情報を元の画信号に復
号化するためのものであり、画像処理部8は、画像デー
タの変倍処理や解像度変換処理などの各種画像処理を実
行するものであり、磁気ディスク装置9は、システムソ
フトウェア、複数のアプリケーションプログラム、およ
び、多数のユーザデータなどを記憶するためのものであ
り、キャラクタジェネレータ10は、液晶表示装置(後
述)の表示画面等に図形文字を表示するとき、その図形
文字を構成するドット集合(フォント)のデータを発生
するものである。
【0135】液晶表示装置11は、テレライティング通
信機能における表示装置として用いられるとともに、ユ
ーザがこのテレビ会議通信端末装置を操作するときの表
示部として用いられるものであり、LCD表示制御部1
2は、液晶表示装置11の表示内容を制御するためのも
のである。
【0136】タッチパネル装置13は、液晶表示装置1
1の表示画面に設けられて、タッチ操作された座標デー
タや、タッチ状態データなどを出力するものであり、タ
ッチパネル制御部14は、タッチパネル装置13の動作
を制御するものである。
【0137】音声入出力装置15は、通話のための音声
をマイク入力するとともにスピーカ出力するためのもの
であり、音声入出力装置15からマイク入力されたアナ
ログ音声信号は音声CODEC16に出力され、また、
音声入出力装置15からスピーカ出力するアナログ音声
信号は、音声CODEC16から出力されて音声入出力
装置15に加えられている。
【0138】音声CODEC16は、ISDNのBチャ
ネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのアナロ
グ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうための
ものである。また、音声制御部17は、音声入出力装置
15の動作を制御するためのものである。
【0139】ビデオカメラ装置18は、このテレビ会議
通信端末装置のユーザ側の映像を撮影するためのもので
あり、このビデオカメラ装置18から出力される動画信
号V1は、表示制御部20の動画信号入力端に加えられ
ているとともに、スーパーインポーズ回路35を介して
動画CODEC19の映像信号入力端に加えられてい
る。ビデオカメラ制御部21は、ビデオカメラ装置18
の撮影オン/オフ、ズームイン/ズームアウト、およ
び、パンなどの動作を制御するためのものである。ま
た、スーパーインポーズ回路35は、バッファメモリ3
6に記憶されているスーパーインポーズ用のデータを、
加えられている動画信号V1の1画面中に、そのスーパ
ーインポーズ用のデータの記憶アドレスに対応した1画
面分の表示領域において合成表示するものである。ま
た、スーパーインポーズ回路35は、システム制御部1
により、スーパーインポーズ動作を行うか(スーパーイ
ンポーズオン)あるいは行わずに動画信号V1を直接出
力する(スーパーインポーズオフ)かの動作の切り換え
が制御される。また、バッファメモリ36には、システ
ム制御部1よりスーパーインポーズ用データが保存され
る。また、このスーパーインポーズ用データは、スーパ
ーインポーズ画像を構成するドット毎に表示色を透過色
(背景色)あるいは指定カラーに指定する値をとる。ま
た、背景色に指定されたドットについては、いわゆる
「ハーフダウン」色の表示態様となる。
【0140】動画CODEC19は、スーパーインポー
ズ回路35から入力したアナログNTSC形式の動画信
号を対応するデジタルデータの動画データに変換し、そ
の動画データを所定のCIF形式の動画データに変換
し、さらに、TTC標準JT−H.261の符号化方式
で符号化圧縮して動画情報を形成するとともに、符号化
圧縮された状態の動画情報を元のCIF形式の動画デー
タに変換し、その動画データをNTSC形式の動画デー
タに変換し、その動画データをデジタル/アナログ変換
してアナログNTSC形式の動画信号に変換するもので
ある。この動画CODEC19から出力される動画信号
V2は、表示制御部20に加えられている。
【0141】表示制御部20は、ビデオモニタ装置22
に表示する画面の表示内容を制御するものであり、シス
テム制御部1からの指令により、ビデオカメラ装置18
から入力する動画信号V1、または、動画CODEC1
9から入力する動画信号V2のいずれかの表示画面を構
成するとともに、その表示画面に適宜な文字情報をスー
パーインポーズする。
【0142】ISDNインタフェース回路23は、IS
DNに接続するとともに、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能およびDチャネルの信号と2つのBチャネルの信
号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャネルの
信号はDチャネル伝送制御部24とやりとりし、また、
2つのBチャネルの信号は多重化/分離装置25とやり
とりしている。
【0143】Dチャネル伝送制御部24は、Dチャネル
のレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2つの
Bチャネルを呼接続/解放するための呼制御処理機能を
備えたものである。
【0144】多重化/分離装置25は、Bチャネルを用
いてやりとりする音声、動画、および、汎用データ(文
字通信データやテレライティング通信データなどのその
他のデータ)などの複数のメディアのデータを多重化
し、TTC標準JT−H.221に規定されているフレ
ームデータを形成して回線側に送出するとともに、受信
したフレームデータに多重化されている複数のメディア
のデータを分離するものである。この多重化/分離装置
25は、音声データを音声CODEC16との間でやり
とりし、動画データを動画CODEC19との間でやり
とりし、また、汎用データをシステム制御部1との間で
やりとりしている。
【0145】また、外部インタフェース回路26は、パ
ーソナルコンピュータ装置(図示略)等の外部装置と接
続して、例えば、任意の文字情報等の種々の情報をやり
とりするためのものである。
【0146】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、符号化
復号化部7、画像処理部8、磁気ディスク装置9、キャ
ラクタジェネレータ10、LCD表示制御部12、タッ
チパネル制御部14、音声CODEC16、音声制御部
17、動画CODEC19、表示制御部20、ビデオカ
メラ制御部21、Dチャネル伝送制御部24、多重化/
分離装置25、外部インタフェース回路26、スーパー
インポーズ回路35、および、バッファメモリ36は、
内部バス27に接続されており、これらの各要素間のデ
ータのやりとりは、主として、内部バス27を介して行
われる。
【0147】本実施例で、ユーザがスーパーインポーズ
開始を指令すると、液晶表示装置11の表示画面(すな
わち、タッチパネル装置13のタッチ操作画面)TPに
は、図24(a)に示すように、文字入力のための入力
ガイドグリットGGが表示され、ユーザがこの入力ガイ
ドグリットGGのおのおのの升の中に文字を手書き入力
すると、その手書き入力座標軌跡等に基づいて周知の文
字認識処理が適用され、手書き入力された文字が判定さ
れる。そして、判定後の升の中には、判定結果で得られ
た文字をキャラクタジェネレータ10から発生させたフ
ォントデータで表示した内容が表示される。また、おの
おのの升の中に表示された文字が、入力したものと異な
った場合には、ユーザは適宜な取り消し操作を行い、文
字単位に入力文字の修正を行うことができる。1行分の
文字の入力を終了すると、ユーザは、改行操作を行い、
1行分の文字入力が終了しその内容が確定したことをシ
ステムに通知する。
【0148】このようにして、1行分の文字が入力され
ると、入力された1行分の文字列のおのおのの文字を表
示するためのビットマップデータを、その文字の文字コ
ードに対応してキャラクタジェネレータ10から読み出
したフォントデータに基づいて作成し、そのビットマッ
プデータの1ビットずつについて、データの値
(「1」、「0」)に従った透過色データまたは指定カ
ラーデータが、そのビットの表示位置に対応したアドレ
スでバッファメモリ33およびバッファメモリ36に保
存される。
【0149】そして、スーパーインポーズ回路32およ
びスーパーインポーズ回路35にスーパーインポーズオ
ンを指令すると、図12(b)に示すように、スーパー
インポーズ回路32によりバッファメモリ33の保存領
域に対応したスーパーインポーズ領域ASがビデオモニ
タ装置22の表示画面MNaに形成され、そのスーパー
インポーズ領域ASに、入力された文字列が表示され
る。それとともに、相手端末のビデオモニタ装置22の
表示画面MNbには、自端末側でスーパーインポーズさ
れた文字列が同じ表示領域に表示された態様の動画が表
示される。
【0150】このようにして、本実施例では、自端末で
スーパーインポーズ表示している内容が、相手端末で表
示されるので、相互の端末のユーザが同じスーパーイン
ポーズ表示内容を確認することができ、テレビ会議通信
端末装置の使い勝手が大幅に向上する。
【0151】この場合のスーパーインポーズ処理の一例
を図25(a),(b)に示す。
【0152】まず、上述したようなガイドグリットGG
を液晶表示装置11に表示する文字入力画面を表示し
(処理901)、ユーザがガイドグリットGGの升の中
に手書き入力した文字を判定入力するとともに判定結果
の文字を同じ升内に表示し、さらに、必要に応じた入力
修正を行う文字入力処理(処理902)を実行し、この
文字入力処理902で入力された文字を所定の入力バッ
ファに順次保存する(処理903)。また、ユーザが所
定の改行操作を行ったかどうかを調べ(判断904)、
判断904の結果がNOになるときには、処理901に
戻り、次の文字入力動作を行う。
【0153】また、ユーザが改行操作を行った場合で、
判断904の結果がYESになるときには、1行分の文
字入力が確定した場合である。したがって、そのときに
入力された1行分の文字情報について、入力された1行
分の文字列のおのおのの文字を表示するためのビットマ
ップデータを、その文字の文字コードに対応してキャラ
クタジェネレータ10から読み出したフォントデータに
基づいて作成する(処理905)。
【0154】次いで、そのビットマップデータの1ビッ
トを取り出して(処理906)、そのビットのデータが
「0」であるかどうかを調べ(判断907)、判断90
7の結果がYESになるときには、そのビットのデータ
として透過データ(透過色データ)をセットするととも
に(処理908)、判断907の結果がNOになるとき
には、そのビットのデータとして指定カラーデータ(表
示色データ)をセットし(処理909)、そのセットさ
れた透過データまたは指定カラーデータを、そのときに
選択したビットデータの位置に対応した表示位置のアド
レスのバッファメモリ33に保存する(処理910)。
【0155】また、このときにユーザにより画面合成モ
ードが指定されているかどうかを調べ(判断911)、
判断911の結果がYESになるときには、そのセット
された透過データまたは指定カラーデータを、そのとき
に選択したビットデータの位置に対応した表示位置のア
ドレスのバッファメモリ36に保存する(処理91
2)。ここで、画面合成モードとは、自端末のスーパー
インポーズ表示内容を、相手端末に送出する動画画面に
も合成する動作モードをいう。
【0156】このようにして、1ビット分のデータの保
存を終了すると、1行分の全ビットについてデータの変
換が終了したかどうかを調べ(判断913)、判断91
3の結果がNOになるときには、処理906に戻り、次
のビットのデータについての変換処理を実行する。
【0157】また、1行分の全ビットについてデータ変
換が終了した場合で、判断913の結果がYESになる
ときには、スーパーインポーズ回路32に表示更新を指
令し(処理914)、これにより、ビデオモニタ装置2
2に表示しているスーパーインポーズ領域ASの表示内
容を最新の内容に更新させる。
【0158】また、このときにユーザにより画面合成モ
ードが指定されているかどうかを調べ(判断915)、
判断915の結果がYESになるときには、スーパーイ
ンポーズ回路35に表示更新を指令し(処理916)、
これにより、相手端末に送出している動画画面のスーパ
ーインポーズ内容を更新させる。
【0159】このようにして、1行分の処理を終了する
と、スーパーインポーズ終了が指令されているかどうか
を調べ(判断917)、判断917の結果がNOになる
ときには、処理901に戻り、次の表示行についての処
理を行う。また、スーパーインポーズ終了が指令され
て、判断917の結果がYESになると、この処理を終
了する。
【0160】ところで、上述した各実施例では、液晶表
示装置11およびタッチパネル装置13から構成される
手書き入力装置(画面表示入力装置)を用いて、文字情
報を入力しているが、この文字情報の入力手段は、これ
に限ることはない。例えば、外部インタフェース回路2
6を介して接続されたパーソナルコンピュータ装置よ
り、文字情報を入力することができる。
【0161】この場合、例えば、パーソナルコンピュー
タ装置では、1行単位に文字情報を適宜に形成し、ユー
ザから改行キーが操作された時点で、その1行分の文字
情報を確定させ、その確定した分の1行分の文字情報を
テレビ会議通信端末装置に対して送信する。
【0162】この1行分の文字情報は、外部インタフェ
ース回路26を介してテレビ会議通信端末装置に入力さ
れて、適宜なデータバッファに一時的に保存される。次
いで、その保存した1行分の文字情報のおのおのの文字
を表示するためのビットマップデータを、その文字の文
字コードに対応してキャラクタジェネレータ10から読
み出したフォントデータに基づいて作成し、そのビット
マップデータの1ビットずつについて、データの値
(「1」、「0」)に従った透過色データまたは指定カ
ラーデータが、そのビットの表示位置に対応したアドレ
スでバッファメモリ33に保存される。
【0163】そして、スーパーインポーズ回路32にス
ーパーインポーズオンを指令すると、スーパーインポー
ズ回路32によりバッファメモリ33の保存領域に対応
したスーパーインポーズ領域がビデオモニタ装置22の
表示画面に形成され、そのスーパーインポーズ領域に、
保存された文字列が表示される。
【0164】また、このようにしてパーソナルコンピュ
ータ装置から受信して保存した文字情報を相手端末に送
信するときも、上述した実施例と同様の処理を適用する
ことができる。
【0165】なお、上述した実施例では、文字認識処理
機能によって入力された文字情報をビデオモニタ装置の
画面にスーパーインポーズする場合について説明してい
るが、テレライティングアプリケーションでやりとりし
ている情報をビデオモニタ装置の画面にスーパーインポ
ーズする事もできる。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動画表示画面に、自端末で入力した文字情報がスーパー
インポーズされて表示されるので、文字情報を入力して
いるユーザ以外のユーザが、その入力された文字情報の
内容、例えば、文字情報通信の内容を確認することがで
き、通信会議セッションを円滑に進行させることができ
るという効果を得る。
【0167】また、動画表示画面に、相手端末から受信
した文字情報がスーパーインポーズされて表示されるの
で、例えば、テレライティング装置を操作しているユー
ザ以外のユーザが、その受信した文字情報の内容を確認
することができ、通信会議セッションを円滑に進行させ
ることができるという効果を得る。
【0168】また、動画表示画面に、自端末で入力した
文字情報、および、相手端末から受信した文字情報がス
ーパーインポーズされて表示されるので、例えば、テレ
ライティング装置を操作しているユーザ以外のユーザ
が、文字情報通信の内容を確認することができ、通信会
議セッションを円滑に進行させることができるという効
果を得る。
【0169】また、動画表示画面に、自端末で入力した
文字情報がスーパーインポーズされて表示されるととも
に、相手端末に送出する動画情報に、同じ文字情報をス
ーパーインポーズしているので、例えば、相手端末に送
出している文字情報を、相手端末側の参加メンバー全員
に提示することができ、通信会議セッションを円滑に進
行させることができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるテレビ会議通信端末
装置を示したブロック図。
【図2】図1の装置の表示制御部の一例を示した概略部
分斜視図。
【図3】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図4】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図5】フレーム同期信号の一例を示す概略図。
【図6】ビット割当信号の一例を示す概略図。
【図7】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図8】TTC勧告JT−H.242の一般的な手順例
を示したタイムチャート。
【図9】2つのBチャネルを用いたデータ伝送における
音声データ、汎用データ、および、動画データに対する
伝送容量の割り当ての一例を示した概略図。
【図10】図1の装置の各通信機能に対応した制御処理
で適用されるプロトコルスタックの構成の一例を示した
概略図。
【図11】C&I情報のやりとりの一例を示したタイム
チャート。
【図12】テキスト画面のスーパーインポーズ動作の一
例を説明するための概略図。
【図13】ユーザ操作によりスーパーインポーズの開始
および終了等が指令された場合の処理の一例を示したフ
ローチャート。
【図14】スーパーインポーズ処理の一例を示したフロ
ーチャート。
【図15】テキスト画面のスーパーインポーズ動作の他
の例を説明するための概略図。
【図16】ユーザ操作によりスーパーインポーズの開始
および終了等が指令された場合の処理の他の例を示した
フローチャート。
【図17】スーパーインポーズ処理の他の例を示したフ
ローチャート。
【図18】相手端末から会議制御情報を受信した場合に
実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図19】受信情報スーパーインポーズ処理の一例を示
したフローチャート。
【図20】テキスト画面のスーパーインポーズ動作のさ
らに他の例を説明するための概略図。
【図21】スーパーインポーズ処理のさらに他の例を示
したフローチャート。
【図22】受信情報スーパーインポーズ処理の他の例を
示したフローチャート。
【図23】本発明の他の実施例にかかるテレビ会議通信
端末装置を示したブロック図。
【図24】テキスト画面のスーパーインポーズ動作の別
な例を説明するための概略図。
【図25】スーパーインポーズ処理の別な例を示したフ
ローチャート。
【符号の説明】
32,35 スーパーインポーズ回路 33,36 バッファメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも音声情報および動画情報を含
    む複数種類の情報の入出力機能を備えるとともに、少な
    くとも音声情報および動画情報を含む複数種類の情報を
    やりとりして所定の通信会議セッションを実行するテレ
    ビ会議通信端末装置の制御方法において、 文字情報を入力する文字情報入力手段と、 上記文字情報を画像情報に変換する変換手段と、 上記変換手段が変換出力した画像情報を自端末で表示す
    る動画表示画面に合成するスーパーインポーズ手段を備
    え、 上記文字情報入力手段から入力した文字情報を上記変換
    手段によって画像情報に変換し、その変換後の画像情報
    を上記スーパーインポーズ手段に与え、自端末の動画表
    示画面に上記文字情報入力手段から入力した文字情報を
    合成表示することを特徴とするテレビ会議通信端末装置
    の制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも音声情報および動画情報を含
    む複数種類の情報の入出力機能を備えるとともに、少な
    くとも音声情報および動画情報を含む複数種類の情報を
    やりとりして所定の通信会議セッションを実行するテレ
    ビ会議通信端末装置の制御方法において、 文字情報を入力する文字情報入力手段と、 文字情報を画像情報に変換する変換手段と、 上記変換手段が変換出力した画像情報を自端末で表示す
    る動画表示画面に合成するスーパーインポーズ手段を備
    え、 上記文字情報入力手段から入力した文字情報を相手端末
    に送出する一方、相手端末より文字情報を受信すると、
    その受信文字情報を上記変換手段によって画像情報に変
    換し、その変換後の画像情報を上記スーパーインポーズ
    手段に与え、自端末の動画表示画面に相手端末から受信
    した文字情報を合成表示することを特徴とするテレビ会
    議通信端末装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも音声情報および動画情報を含
    む複数種類の情報の入出力機能を備えるとともに、少な
    くとも音声情報および動画情報を含む複数種類の情報を
    やりとりして所定の通信会議セッションを実行するテレ
    ビ会議通信端末装置の制御方法において、 文字情報を入力する文字情報入力手段と、 上記文字情報を画像情報に変換する変換手段と、 上記変換手段が変換出力した画像情報を自端末で表示す
    る動画表示画面に合成するスーパーインポーズ手段を備
    え、 上記文字情報入力手段から入力した文字情報を上記変換
    手段によって画像情報に変換し、その変換後の画像情報
    を上記スーパーインポーズ手段に与えるとともに、上記
    文字情報入力手段から入力した文字情報を相手端末に送
    出する一方、相手端末より文字情報を受信すると、その
    受信文字情報を上記変換手段によって画像情報に変換
    し、その変換後の画像情報を上記スーパーインポーズ手
    段に与え、自端末の動画表示画面に上記文字情報入力手
    段から入力した文字情報および相手端末から受信した文
    字情報を合成表示することを特徴とするテレビ会議通信
    端末装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも音声情報および動画情報を含
    む複数種類の情報の入出力機能を備えるとともに、少な
    くとも音声情報および動画情報を含む複数種類の情報を
    やりとりして所定の通信会議セッションを実行するテレ
    ビ会議通信端末装置の制御方法において、 文字情報を入力する文字情報入力手段と、 上記文字情報を画像情報に変換する変換手段と、 上記変換手段が変換出力した画像情報を自端末で表示す
    る動画表示画面に合成する第1のスーパーインポーズ手
    段と、 上記変換手段が変換出力した画像情報を相手端末に送出
    する動画情報に合成する第2のスーパーインポーズ手段
    を備え、 上記文字情報入力手段から入力した文字情報を上記変換
    手段によって画像情報に変換し、その変換後の画像情報
    を上記第1のスーパーインポーズ手段に与え、自端末の
    動画表示画面に上記文字情報入力手段から入力した文字
    情報を合成表示する一方、上記変換後の画像情報を上記
    第2のスーパーインポーズ手段に与え、相手端末に送出
    する動画情報の表示画面に上記文字情報入力手段から入
    力した文字情報を合成することを特徴とするテレビ会議
    通信端末装置の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2352917A (en) * 1999-05-12 2001-02-07 Nec Corp Television conference system with user-defined background image or setting.
KR20010084973A (ko) * 2001-06-20 2001-09-07 서두석 문자 메시지 처리 및 송수신 기능을 갖는 영상 전화 단말장치
JP2002034011A (ja) * 2000-07-17 2002-01-31 Mayumi Hirozawa 多機能パソコンfaxテレビフォン

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