JPH09219749A - 多地点制御装置 - Google Patents

多地点制御装置

Info

Publication number
JPH09219749A
JPH09219749A JP8046859A JP4685996A JPH09219749A JP H09219749 A JPH09219749 A JP H09219749A JP 8046859 A JP8046859 A JP 8046859A JP 4685996 A JP4685996 A JP 4685996A JP H09219749 A JPH09219749 A JP H09219749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conference
video
group
terminal devices
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8046859A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoharu Nishiyama
清春 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8046859A priority Critical patent/JPH09219749A/ja
Publication of JPH09219749A publication Critical patent/JPH09219749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グループ会議を適切に行えるようにした多地
点制御装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 全ての端末が参加する全体会議と、特定
の複数の端末のみが参加する排他的なグループ会議を適
宜に使い分けることができるので、テレビ会議通信の利
用性を大幅に向上することができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のテレビ会議
通信端末装置と呼を確立し、それらの複数のテレビ会議
通信端末装置が運用する多地点間テレビ会議セッション
を実現するための多地点制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDNに接続される端末装置と
して、音声情報、動画情報およびその他の制御情報等を
やりとりして、テレビ会議通信セッションを実現するテ
レビ会議通信端末装置が注目を集めている。
【0003】さらに、複数のテレビ会議通信端末装置と
呼を確立し、これらの複数のテレビ会議通信端末装置に
おいて多地点間テレビ会議セッションを実現するための
多地点制御装置に関する提案も種々されている。
【0004】この多地点制御装置を用いると、3つ以上
のテレビ会議通信端末装置間でのテレビ会議通信セッシ
ョンを行うことができ、それにより、テレビ会議通信端
末装置の活用性が向上するとともに、種々の新しいサー
ビスが提供されることが期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の多地点制御装置では、次のような不都合を生
じていた。
【0006】例えば、テレビ会議通信セッションに参加
している複数のテレビ会議通信端末装置の間で、特定の
話題についての排他的な会議(以下、グループ会議とい
う)を行いたいという要求が発生した場合、従来では、
一旦そのテレビ会議通信セッションを終了し、そのグル
ープ会議に参加したい複数のユーザが、あらためてテレ
ビ会議通信セッションを開始する必要があり、かかるグ
ループ会議を実行するための手間がかかるという不都合
を生じる。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、グループ会議を適切に行えるようにした多地
点制御装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のテレビ
会議通信端末装置と呼を確立し、それらの複数のテレビ
会議通信端末装置が運用する多地点間テレビ会議セッシ
ョンを実現するための多地点制御装置において、指定さ
れた複数のテレビ通信会議端末装置を1グループとし、
上記指定された複数のテレビ通信会議端末装置のみが排
他的に参加できるグループ会議通信機能を備えたもので
ある。
【0009】また、複数のテレビ会議通信端末装置と呼
を確立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運
用する多地点間テレビ会議セッションを実現するための
多地点制御装置において、指定された複数のテレビ通信
会議端末装置を1グループとし、上記指定された複数の
テレビ通信会議端末装置のみが排他的に参加できるグル
ープ会議通信機能を備え、上記グループ会議に参加する
上記複数のテレビ会議通信端末装置から受信した映像情
報を縮小するとともに同一画面に分割配置した送信画面
映像情報を形成し、その送信画面映像情報を、上記グル
ープ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信端末装置
に送出するグループ会議映像処理手段を備えたものであ
る。
【0010】また、複数のテレビ会議通信端末装置と呼
を確立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運
用する多地点間テレビ会議セッションを実現するための
多地点制御装置において、指定された複数のテレビ通信
会議端末装置を1グループとし、上記指定された複数の
テレビ通信会議端末装置のみが排他的に参加できるグル
ープ会議通信機能を備え、上記グループ会議に参加する
上記複数のテレビ会議通信端末装置から受信した映像情
報を縮小するとともに同一画面に分割配置した送信画面
映像情報を形成し、その送信画面映像情報を、上記グル
ープ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信端末装置
に送出するグループ会議映像処理手段と、上記グループ
会議に参加する上記複数のテレビ会議通信端末装置から
受信した音声情報のうち、それぞれ送出先の上記テレビ
会議通信端末装置以外の音声情報をミキシングした混合
音声を形成し、その混合音声をそれぞれ上記グループ会
議に参加する上記複数のテレビ会議通信端末装置にそれ
ぞれ送出するグループ会議音声処理手段を備えたもので
ある。
【0011】また、複数のテレビ会議通信端末装置と呼
を確立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運
用する多地点間テレビ会議セッションを実現するための
多地点制御装置において、指定された複数のテレビ通信
会議端末装置を1グループとし、上記指定された複数の
テレビ通信会議端末装置のみが排他的に参加できるグル
ープ会議通信機能を備え、上記グループ会議に参加する
上記複数のテレビ会議通信端末装置から受信した音声情
報のうち最大レベルを検出する音声レベル検出手段と、
上記音声レベル検出手段が最大レベルとして検出した音
声情報の送信元より受信した映像情報と、音声情報を、
上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信
端末装置に送出する送信情報制御手段を備えたものであ
る。
【0012】また、複数のテレビ会議通信端末装置と呼
を確立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運
用する多地点間テレビ会議セッションを実現するための
多地点制御装置において、指定された複数のテレビ通信
会議端末装置を1グループとし、上記指定された複数の
テレビ通信会議端末装置のみが排他的に参加できるグル
ープ会議通信機能を備え、上記グループ会議に参加する
上記複数のテレビ会議通信端末装置から受信した音声情
報のうち最大レベルを検出する第1の音声レベル検出手
段と、上記第1の音声レベル検出手段が最大レベルとし
て検出した音声情報の送信元より受信した映像情報と、
音声情報を、上記グループ会議に参加する上記複数のテ
レビ会議通信端末装置に送出する第1の送信情報制御手
段と、上記グループ会議に参加していない上記複数のテ
レビ会議通信端末装置から受信した音声情報のうち最大
レベルを検出する第2の音声レベル検出手段と、上記グ
ループ会議に参加している上記複数のテレビ会議通信端
末装置から不参加の会議セッションの参照が指定される
と、上記第2の音声レベル検出手段が最大レベルとして
検出した音声情報の送信元より受信した映像情報と、音
声情報を、上記不参加の会議セッションの参照を指定し
たテレビ会議通信端末装置に送出する第2の送信情報制
御手段を備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例にかかる多地点
テレビ会議通信システムの一例を示している。
【0015】同図において、ISDNに接続された複数
のテレビ会議端末装置T1〜Tnは、ISDNに接続さ
れた多地点制御装置MCUを介して相互接続され、多地
点テレビ会議通信セッションを行う。この場合、おのお
ののテレビ会議通信端末装置T1〜Tnは、多地点テレ
ビ会議通信セッションの開始に先立って、個別に多地点
制御装置MCUを発呼して呼接続する。
【0016】図2は、本発明の一実施例にかかるテレビ
会議通信端末装置を示している。このテレビ会議通信端
末装置は、ISDNの基本インタフェースを伝送路とし
て用いるものであり、音声情報の通信機能、動画情報の
通信機能、静止画情報の通信機能、ファクシミリ通信機
能、テレライティング機能、および、これらの通信機能
の多重化通信機能を備え、また、ISDNの基本インタ
フェースに接続し、2つの情報チャネル(Bチャネル)
を用いたデータ通信が可能である。
【0017】同図において、システム制御部1は、この
テレビ会議通信端末装置の各部の制御処理、テレビ会議
通信の上位レイヤの処理、このテレビ会議通信端末装置
が備えている各種のアプリケーションプログラムの実行
処理、および、ユーザからのヘルプ要求に対応したヘル
プ表示処理などの各種制御処理を実行するものであり、
ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、システム制御
部1が実行する制御処理プログラムの一部や、制御処理
プログラムを実行するために必要な各種のデータなどを
記憶するものであり、RAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)3は、システム制御部1のワークエリアなどを構
成するものである。
【0018】時計回路4は、現在日時情報を出力するた
めのものであり、スキャナ5は、所定の解像度で原稿画
像を読取入力するためのものであり、プロッタ6は、所
定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、符
号化復号化部7は、スキャナ5が読み取って得た画信号
をグループ4ファクシミリ機能の符号化方式で符号化圧
縮するとともに、符号化された画情報を元の画信号に復
号化するためのものであり、画像処理部8は、画像デー
タの変倍処理や解像度変換処理などの各種画像処理を実
行するものであり、磁気ディスク装置9は、システムソ
フトウェア、複数のアプリケーションプログラム、およ
び、多数のユーザデータなどを記憶するためのものであ
る。
【0019】操作表示部10は、テレライティング通信
機能における操作表示装置として用いられるとともに、
ユーザがこのテレビ会議通信端末装置を操作するときの
操作表示部として用いられるものである。
【0020】音声入出力装置11は、通話のための音声
をマイク入力するとともにスピーカ出力するためのもの
であり、音声入出力装置11からマイク入力されたアナ
ログ音声信号は音声CODEC12に出力され、また、
音声入出力装置11からスピーカ出力するアナログ音声
信号は、音声CODEC12から出力されて音声入出力
装置11に加えられている。
【0021】音声CODEC12は、ISDNのBチャ
ネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのアナロ
グ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうための
ものである。また、音声制御部13は、音声入出力装置
14の動作を制御するためのものである。
【0022】ビデオカメラ装置14は、このテレビ会議
通信端末装置のユーザ側の映像を撮影するためのもので
あり、このビデオカメラ装置14から出力される動画信
号は、動画CODEC15の映像信号入力端に加えられ
るとともに、表示制御部16の動画信号入力端に加えら
れている。ビデオカメラ制御部17は、ビデオカメラ装
置14の撮影オン/オフ、ズームイン/ズームアウト、
および、パンなどの動作を制御するためのものである。
【0023】動画CODEC15は、ビデオカメラ装置
14から入力したアナログNTSC形式の動画信号を対
応するデジタルデータの動画データに変換し、その動画
データを所定のCIF形式の動画データに変換し、さら
に、TTC標準JT−H.261の符号化方式で符号化
圧縮して動画情報を形成するとともに、符号化圧縮され
た状態の動画情報を元のCIF形式の動画データに変換
し、その動画データをNTSC形式の動画データに変換
し、その動画データをデジタル/アナログ変換してアナ
ログNTSC形式の動画信号に変換するものである。
【0024】書画カメラ装置18は、静止画像を撮影す
るためのものであり、この書画カメラ装置18から出力
されるアナログNTSC信号(静止画信号)は、静止画
CODEC19に加えられている。
【0025】静止画CODEC19は、書画カメラ装置
18から加えられる静止画信号を、アナログ/デジタル
変換した後、所定の符号化方式(例えば、JPEG方
式)で符号化圧縮するとともに、圧縮された状態の静止
画情報を元の静止画信号に復号化するものであり、書画
カメラ装置18から入力した静止画信号あるいは復号化
して得た静止画信号を表示制御部16の静止画信号入力
端に出力している。書画カメラ制御部20は、書画カメ
ラ装置18の撮影オン/オフやズームイン/ズームアウ
トなどの動作を制御するためのものである。
【0026】表示制御部16は、ビデオモニタ装置21
に表示する画面の表示内容を制御するものであり、シス
テム制御部1からの指令により、ビデオカメラ装置14
または動画CODEC15から入力する動画信号の表示
画面情報、および、静止画CODEC19から加えられ
る静止画信号の表示画面情報を形成し、それらの表示画
面情報を適宜に組み合わせた態様で、ビデオモニタ装置
21の表示画面を構成する。
【0027】ISDNインタフェース回路22は、IS
DNに接続するとともに、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能およびDチャネルの信号と2つのBチャネルの信
号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャネルの
信号はDチャネル伝送制御部23とやりとりし、また、
2つのBチャネルの信号は多重化/分離装置27とやり
とりしている。
【0028】Dチャネル伝送制御部23は、Dチャネル
のレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2つの
Bチャネルを呼接続/解放するための呼制御処理機能を
備えたものである。
【0029】多重化/分離装置24は、Bチャネルを用
いてやりとりする音声、動画、および、汎用データ(静
止画データなどのその他のデータ)などの複数のメディ
アのデータを多重化し、TTC標準JT−H.221に
規定されているフレームデータを形成して回線側に送出
するとともに、受信したフレームデータに多重化されて
いる複数のメディアのデータを分離するものである。こ
の多重化/分離装置24は、音声データを音声CODE
C12との間でやりとりし、動画データを動画CODE
C15との間でやりとりし、また、汎用データをシステ
ム制御部1との間でやりとりしている。
【0030】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、符号化
復号化部7、画像処理部8、磁気ディスク装置9、操作
表示部10、音声CODEC12、音声制御部13、動
画CODEC15、表示制御部16、ビデオカメラ制御
部17、書画カメラ制御部20、Dチャネル伝送制御部
23、および、多重化/分離装置24は、内部バス25
に接続されており、これらの各要素間のデータのやりと
りは、主として、内部バス25を介して行われる。
【0031】図3は、多地点制御装置MCUの概略構成
を示している。
【0032】同図において、n個のISDNインタフェ
ース回路IN1〜INnは、多地点制御装置MCUをI
SDNに接続するためのものであり、この場合、多地点
制御装置MCUは、n個の基本インタフェースの回線を
引き入れている。また、ISDNインタフェース回路I
N1〜INnは、ISDNのレイヤ1の信号処理機能お
よびDチャネルの信号と2つのBチャネルの信号の統合
/分離機能を備えたものであり、Dチャネルの信号は呼
制御処理部DP1〜DPnとそれぞれやりとりし、ま
た、2つのBチャネルの送信信号および受信信号は、そ
れぞれ多重化ユニットMT1〜MTnおよび分離ユニッ
トDM1〜DMnとの間でやりとりしている。
【0033】呼制御処理部DP1〜DPnは、Dチャネ
ルのレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2つ
のBチャネルを呼接続/解放するための呼制御処理機能
を備えたものである。
【0034】多重化ユニットMT1〜MTnは、Bチャ
ネルを用いてやりとりする音声、ビデオ、および、汎用
データ(静止画データなどのその他のデータ)などの複
数のメディアのデータを多重化し、TTC標準JT−
H.221に規定されているフレームデータを形成して
回線側に送出するものであり、分離ユニットDM1〜D
Mnは、受信したフレームデータに多重化されている複
数のメディアのデータを分離するものである。
【0035】また、この多重化ユニットMT1〜MTn
は、多重化する音声データDAO1〜DAOnをそれぞ
れ音声データ処理ユニットAPUより入力し、ビデオデ
ータをDVO1〜DVOnをそれぞれビデオデータ処理
ユニットVPUより入力し、汎用データPVO1〜PV
Onをそれぞれ汎用データ処理ユニットPPCより入力
している。
【0036】また、分離ユニットDM1〜DMnは、分
離した音声データDAI1〜DAInをそれぞれ音声デ
ータ処理ユニットAPUに出力し、ビデオデータをDV
I1〜DVInをそれぞれビデオデータ処理ユニットV
PUに出力し、汎用データPVI1〜PVInをそれぞ
れ汎用データ処理ユニットPPCに出力している。
【0037】音声データ処理ユニットAPUは、分離ユ
ニットDM1〜DMnより入力した音声データDAI1
〜DAInに基づき、それぞれの多重化ユニットMT1
〜MTnに出力する音声データDAO1〜DAOnを形
成するものである。このとき、基本的には、送出する先
の多重化ユニットMT1〜MTnに対応する分離ユニッ
トDM1〜DMnより入力した音声データDAI1〜D
AInを除いた他の音声データDAI1〜DAInをミ
キシングした状態で、それぞれの音声データDAO1〜
DAOnを形成する。
【0038】ビデオデータ処理ユニットVPUは、分離
ユニットDM1〜DMnより入力したビデオデータDV
I1〜DVInに基づき、それぞれの多重化ユニットM
T1〜MTnに出力するビデオデータDVO1〜DVO
nを形成するものである。また、ビデオ処理ユニットV
PUは、会議セッションが全体会議モード(後述)にな
っている場合には、このとき、システム制御部SCUよ
り通知された最大音声レベル端末に対応した分離ユニッ
トDM1〜DMnより入力したビデオデータDVI1〜
DVInを選択して、その選択したビデオデータDVI
1〜DVInを、それぞれのビデオデータDVO1〜D
VOnとして出力する。
【0039】汎用データ処理ユニットPPCは、分離ユ
ニットDM1〜DMnより入力した汎用データDPI1
〜DPInに基づき、それぞれの多重化ユニットMT1
〜MTnに出力する汎用データDPO1〜DPOnを形
成するものである。例えば、1つのテレビ会議端末装置
が他のテレビ会議端末装置に対してファクシミリ画像デ
ータを送信する場合には、その送信元のテレビ会議端末
装置より入力した汎用データを、他のテレビ会議端末装
置にそれぞれ送信する。
【0040】システム制御部SCUは、呼制御処理部D
P1〜DPn、多重化ユニットMT1〜MTn、分離ユ
ニットDM1〜DMn、音声データ処理ユニットAP
U、ビデオデータ処理ユニットVPU、および、汎用デ
ータ処理ユニットPPCと種々の制御情報をやりとり
し、これらの各要素の動作を制御するものである。ま
た、保守用コンソール装置CONは、この多地点制御装
置MCUの保守作業のための種々の操作を行うためのも
のである。
【0041】さて、テレビ会議端末装置T1〜Tnは、
Bチャネルにおいては、TTC標準JT−H.221で
規定されるマルチフレーム形式でデータをやりとりして
おり、したがって、テレビ会議端末装置T1〜Tnと多
地点制御装置MCUとの間のデータのやりとりも、この
TTC標準JT−H.221で規定されるマルチフレー
ム形式で行われている。
【0042】図4に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0043】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図5に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0044】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。また、サブチャネ
ルSCH8の第17〜第24オクテットには、データを
暗号化するためのキー情報などをやりとりするための暗
号チャネルのデータがセットされることがある(オプシ
ョン)。
【0045】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図6に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0046】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15の第2オクテットには、「0011011
1」なる8ビットのデータパターンからなる水平同期信
号が配置され、奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM11の第1オクテットには、「001011」な
る6ビットのデータパターンからなる垂直同期信号が配
置されている。
【0047】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0048】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0049】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されているBチャネルのう
ち、そのフレームを運んでいるBチャネルの接続された
順番をあらわすコネクション番号を表示するために用い
られる。また、第15フレームの第1オクテットのビッ
トRは、将来の勧告のために確保(予約)されており、
その値には0がセットされる。
【0050】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0051】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0052】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0053】また、ビットレート割当信号BASは、図
7に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15の第2
オクテットには、直前のフレームで送出した能力BAS
あるいはBASコマンドの値を誤り訂正するための二重
誤り訂正符号が配置される。
【0054】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図8に示すように、第1オク
テットから第80オクテットのオクテット順序に送出さ
れ、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送出
される。
【0055】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0056】図9は、テレビ会議端末装置T1〜Tn
と、多地点制御装置MCUとの間で行われる伝送制御手
順として適用されるTTC標準JT−H.242の一般
的な手順例を示している。なお、この場合、2つのBチ
ャネルを用いて、端末間で音声データ、汎用データ、お
よび、動画データをやりとりするときの伝送手順の一例
を示している。
【0057】まず、発呼端末(この場合は、テレビ会議
端末装置T1〜Tn)が宛先端末(この場合は、多地点
制御装置MCU)へ発呼してDチャネル上で呼設定手順
を行い、1つのBチャネル(以下、第1チャネルとい
う)を確保し(フェーズA)、その設定した第1チャネ
ル上でPCM音声データ(A則またはμ則、64Kbp
s)をセットしたフレームデータをやりとりしながらフ
レーム同期を行ない(フレームモード)、フレーム同期
が確立すると、相互に能力BASデータおよびコマンド
BASデータをやりとりし(フェーズB1−1)、その
ときに使用する伝送モードを決定して、2つ目のBチャ
ネルを確保するための付加呼設定要求を開始する(フェ
ーズB1−2)。
【0058】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から、原則として、互いに共通で最も機能の
高いモードを選択し(フェーズB1−3)、発呼端末か
らその選択した動作モードで着呼端末に受信機能を動作
させるよう端末の受信機能を指定するBASコマンドを
送信して、もしこの場合、発呼端末が送信したBASコ
マンドと異なるモードのBASコマンドを受信した場合
には、受信したBASコマンドを再度送信し、送信モー
ドを受信モードに一致させ、発呼端末と着呼端末の装置
機能に共通するパラメータを設定する(フェーズB
2)。これにより、第1チャネルでは、そのときに選択
した伝送モードに対応した、例えば、音声データ(16
Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ(4
6.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェーズ
C)。
【0059】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目のBチャネル(以下、第2チャ
ネルという)についてDチャネル上で呼設定手順を行い
(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第2チ
ャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビット割
当信号BASのみを含むフレームデータをやりとりして
フレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し(フェ
ーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第2チャ
ネル間の同期を確立する(フェーズCB1−12)。
【0060】2つのBチャネルの同期が完了すると、発
呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを設
定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝送
モードを切り換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB2)。なお、送信したB
ASコマンドと異なるモードのBASコマンドを受信し
た場合には、受信したBASコマンドを再度送信し、送
信モードを受信モードに一致するよう伝送モードを切り
換え、共通パラメータを設定する。
【0061】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つのBチャネル
を用いて、テレビ会議端末装置T1〜Tnと多地点制御
装置MCUの間で、例えば、音声データ、および、動画
データが、それぞれ56Kbps、および、68.8K
bpsの伝送速度が割り当てられてデータ伝送される
(図10参照)。
【0062】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、Dチャネルの呼切断解放手順により第2チャ
ネルの呼を解放できる状態になっている。
【0063】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タが56Kbpsの伝送速度で伝送されており、動画デ
ータの伝送は停止され、さらに、一方の端末のオペレー
タが通話終了する場合はモード0Fに切り換え(フェー
ズD2)、この後、Dチャネルの呼切断解放手順により
第1チャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0064】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、Dチャネル上で呼切断解放手順が実行さ
れて(フェーズE)、2つの端末間のオーディオビジュ
アル伝送が終了する。
【0065】このように、テレビ会議端末装置T1〜T
nと多地点制御装置MCUとの間では、最初に1つのB
チャネル(第1チャネル)を確保してフレームモードを
確立した後に、この第1チャネルで音声データと動画デ
ータの伝送速度の割り当てを行なって過渡的なモードで
データ伝送を行ないつつ、同時に互いに2つ目のBチャ
ネル(第2チャネル)の設定が可能ならば、Dチャネル
の呼設定手順により第2チャネルを確保する。そして、
過渡的なモードで伝送している第1チャネルと、新たに
確保した第2チャネルをチャネル同期させ、そのチャネ
ル同期が確立した時点で、音声データと動画データの伝
送速度の割り当てを再設定し、増大したBチャネルの伝
送容量を活用して、より高品質な音声データおよび動画
データのやりとりを行なうようにしている。
【0066】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た状態で伝送路を使用していたモードから、第1チャネ
ルだけを使用するモードへ変更する必要がある。そこ
で、まず、音声データは56Kbpsの伝送速度のまま
保持するとともに、動画データの伝送を停止して第1チ
ャネルのみの伝送モードに変更する一方、第2チャネル
は、第1チャネルとの同期状態を停止するとともに、ユ
ーザデータが空き伝送状態になっているモード0Fに移
行し、Dチャネルの呼切断解放手順により呼を切断/解
放する。また、第1チャネルは、モード0Fへ変更した
後、Dチャネルの呼切断解放手順により、呼を切断/解
放する。
【0067】さて、本実施例にかかる多地点制御装置M
CUでは、テレビ会議通信セッションとして、全てのテ
レビ会議通信端末装置が参加する全体会議モードと、特
定の複数のテレビ会議通信端末のみが参加するグループ
会議モードを設定することができる。
【0068】例えば、図11に示すように、テレビ会議
通信セッションの開始時点では全体会議モードで会議通
信を行い、全ての参加者の間で開始時における所定の会
議開始時要件処理等を行い、次いで、特定の話題に参加
するグループ会議を2つ設け、希望者はそれぞれのグル
ープ会議に参加する。おのおののグループ会議では、そ
れぞれのグループ会議に属する端末間で排他的なテレビ
会議通信セッションが実行され、他のグループ会議の参
加端末およびいずれのグループ会議にも参加していない
端末からは、そのグループ会議の内容を参照することが
できない。
【0069】このとき、いずれのグループ会議にも参加
しないユーザは、非グループ会議に参加することにな
る。この非グループ会議は排他的なものではなく、した
がって、非グループ会議の会議内容は、2つのグループ
会議の参加端末から適宜に参照することができる。これ
により、例えば、参加中のグループ会議から抜ける際に
は、ユーザは、非グループ会議の会議内容を参照しなが
らそのタイミングを図ることができる。
【0070】そして、それぞれのグループ会議を終了す
ると、再度全体会議モードへと移行する。ここでは、全
ての端末が参加して終了時における所定の会議終了時要
件処理等を実行し、一連のテレビ会議通信セッションを
終了する。
【0071】また、各グループ会議を実行している状態
で、全体のテレビ会議通信セッションを終了することも
できる。また、各端末は、適宜なタイミングでこのテレ
ビ会議通信セッションに参加できるとともに、テレビ会
議通信セッションへの参加を終了することができる。ま
た、おのおのの端末は、適宜なタイミングでグループ会
議に参加できるとともに、参加中のグループ会議から抜
けることができる。
【0072】このようにして、本実施例では、全ての端
末が参加する全体会議と、特定の複数の端末のみが参加
する排他的なグループ会議を適宜に使い分けることがで
きるので、テレビ会議通信の利用性を大幅に向上するこ
とができる。
【0073】さて、このような全体会議モードと、グル
ープ会議モードを適宜に使い分けできるようにするため
に、本実施例では、次のように映像情報および音声情報
を処理する。なお、以下の例示では、9個の端末a,
B,C,D,E,F,G,H,Iがテレビ会議通信セッ
ションに参加している場合について説明する。
【0074】映像情報については、全体会議モードで
は、図12(a)に示すように、参加している端末A,
B,C,D,E,F,G,H,Iからの受信映像を、そ
れぞれ縦方向と横方向に1/3ずつ縮小し、その縮小画
像を1つの画面中に分割配置した態様の映像情報を形成
し、この映像情報を、全ての端末端末A,B,C,D,
E,F,G,H,Iに対して送信する。
【0075】また、端末B,C,Fがグループ会議に参
加している場合には、同図(b)に示したように、グル
ープ会議に参加している端末B,C,Fについては、同
図(a)に示した画面のうち、参加している端末B,
C,Fにかかる映像部分のみを抽出して端末B,C,F
にそれぞれ送信し、それ以外の端末A,D,E,G,
H,Iについては、同図(c)に示したように、グルー
プ会議に参加してない端末A,D,E,G,H,Iにか
かる映像部分のみを抽出して端末A,D,E,G,H,
Iにそれぞれ送信する。ここで、各映像画面において、
有効な映像が映し出されない斜線で示した部分(以下、
背景部分という)は、特定の色の単色表示などの映像を
適用することができる。
【0076】一方、音声情報は、グループ会議に参加し
ている端末B,C,Fについては、他の端末から受信し
た音声情報をミキシングした後の音声情報を送信する。
例えば、端末Bについては、端末C,Fからそれぞれ受
信した音声情報をミキシングし、その後の音声情報を送
信する。同様に、端末Cについては、端末B,Fからそ
れぞれ受信した音声情報をミキシングし、その後の音声
情報を送信する。同様に、端末Fについては、端末B,
Cからそれぞれ受信した音声情報をミキシングし、その
後の音声情報を送信する。
【0077】また、グループ会議に参加していない端末
A,D,E,G,H,Iについては、送出先の端末より
受信した音声情報以外の音声情報をミキシングし、その
ミキシング後の音声情報をその端末に送出する。
【0078】例えば、端末Aについては、端末D,E,
G,H,Iからそれぞれ受信した音声情報をミキシング
し、その後の音声情報を端末Aに送信する。また、端末
Dについては、端末A,E,G,H,Iからそれぞれ受
信した音声情報をミキシングし、その後の音声情報を端
末Dに送信する。また、端末Eについては、端末A,
D,G,H,Iからそれぞれ受信した音声情報をミキシ
ングし、その後の音声情報を端末Eに送信する。また、
端末Gについては、端末A,D,E,H,Iからそれぞ
れ受信した音声情報をミキシングし、その後の音声情報
を端末Gに送信する。また、端末Hについては、端末
A,D,E,G,Iからそれぞれ受信した音声情報をミ
キシングし、その後の音声情報を端末Hに送信する。ま
た、端末Iについては、端末A,D,E,G,H,から
それぞれ受信した音声情報をミキシングし、その後の音
声情報を端末Iに送信する。
【0079】図13は、本実施例にかかる音声データ処
理ユニットAPUの構成例を示している。
【0080】同図において、音声コーデック(CODE
C)AC1〜ACnは、テレビ会議端末装置T1〜Tn
からそれぞれ受信した音声データDAI1〜DAInを
対応するアナログ音声信号に変換するとともに、音声ミ
キサMX1〜MXnから出力される送信音声信号PA1
〜PAnを、対応する音声データDAO1〜DAOnに
変換して出力するものであり、その変換後のアナログ音
声信号QA1〜QAnは、それぞれの音声コーデックA
C1〜ACnに加えられる送信音声信号PA1〜PAn
を形成するもの以外の全ての音声ミキサMX2〜MXn
に加えられるとともに、音声レベル判定部DLAに加え
られている。
【0081】音声レベル判定部DLAは、音声切換制御
部AEXより通知されたグループ分け情報に基づいて、
おのおののグループ毎に、そのグループに属する端末に
対応したアナログ音声信号QA1〜QAnのうちの最大
値のものを判定するものであり、そのグループ毎の判定
結果は、音声切換制御部AEXに通知される。
【0082】音声切換制御部AEXは、システム制御部
SCUより通知されたグループ分け情報を音声レベル判
定部DLAに通知するとともに、音声レベル判定部DL
Aより通知されたグループ毎の音声レベル最大値の端末
の情報をシステム制御部SCUに通知する。また、音声
切換制御部AEXは、システム制御部SCUより通知さ
れたグループ分け情報に基づき、音声ミキサMX1〜M
Xnに出力するミキシング選択情報MA1〜MAnを形
成する。
【0083】ここで、ミキシング選択情報MA1〜MA
nは、例えば、上述したように、同一グループに属し、
かつ、対応する端末を除いた端末の音声情報を選択する
旨の情報である。この場合、上述したようなグループ分
けに従えば、音声コーデックAC1が端末Aに対応して
いる場合には、端末D,E,G,H,Iを選択する旨を
あらわす内容が、ミキシング選択情報MA1にセットさ
れる。それにより、音声ミキサMX1は、アナログ音声
信号QA4,QA5,QA7,QA8,QA9を選択し
てミキシングし、送信音声信号PA1を形成する。これ
によって、端末Aには、端末D,E,G,H,Iからそ
れぞれ送信された音声情報をミキシングした後の音声情
報が出力される。
【0084】図14は、本実施例にかかるビデオデータ
処理ユニットVPUの構成例を示している。
【0085】同図において、動画復号器VD1〜VDn
は、テレビ会議端末装置T1〜Tnからそれぞれ受信し
たビデオデータDVI1〜DVInに基づいて、動画デ
ータPV1〜PVnを形成するものであり、その動画デ
ータPV1〜PVnは、それぞれ画像縮小合成部PSZ
に加えられている。
【0086】画像縮小合成部PSZは、入力される動画
データPV1〜PVnの数に応じて、それぞれ動画デー
タPV1〜PVnを縦横同一縮小率で縮小し、それによ
って得た縮小動画データPVaを、画像メモリPMMの
対応するアドレス領域にそれぞれ保存するものである。
【0087】例えば、図12(a)に示すように、端末
A,B,C,D,E,F,G,H,Iの9個のテレビ会
議端末装置からの動画データPV1〜PV9を処理する
場合には、まず、それぞれの動画データPV1〜PV9
を縦横1/3ずつの画素に間引き、その間引いた後の動
画データPV1〜PV9を、図のA,B,C,D,E,
F,G,H,Iに示した表示領域に対応した画像メモリ
PMMのアドレス領域にそれぞれ保存する。
【0088】ここで、この場合、動画データPVは、そ
れぞれCIF形式の画像データとして取り扱うので、1
画面は、1ラインあたり360画素で、1画面あたり2
88ラインの画像ラインからなる。よって、1つの縮小
画面が占める領域は、120画素でかつ96ラインに相
当する領域となる。
【0089】画像メモリPMMから読み出された動画デ
ータPVbは、画像切換器VVSのそれぞれの切り換え
ユニットVS1〜VSnの一方の切換接続端に加えられ
ている。また、切り換えユニットVS1〜VSnの他方
の切換接続端には、画面の背景部分に対応した所定の画
像データを発生するための固定電源ESaの出力電圧が
加えられている。また、切り換えユニットVS1〜VS
nの切り換え出力は、それぞれ動画符号器VE1〜VE
nに加えられている。
【0090】動画符号器VE1〜VEnは、加えられる
動画データを、所定の符号化方式で符号化圧縮するもの
であり、その出力は、ビデオデータDVO1〜DVOn
として、それぞれ次段装置に出力されている。
【0091】画像切換制御部CVXは、システム制御部
SCUより加えられるグループ分け情報SS1に基づい
て、切り換えユニットVS1〜VSnの切換接続端を、
一方と他方で切換えるものである。また、この画像切換
制御部CVXの動作は、画像メモリPMMから読み出さ
れる動画データPVbの水平同期信号SYXおよび垂直
同期信号SYYに同期している。
【0092】例えば、上述したように、端末A,B,
C,D,E,F,G,H,Iの9つの端末が会議に参加
している場合、上述した全体会議モードでは、全ての切
り換えユニットVS1〜VSnが一方の切換接続端を選
択し、それにより、全ての端末端末A,B,C,D,
E,F,G,H,Iに対して、同一画面の映像が送出さ
れる。
【0093】また、端末A,B,C,D,E,F,G,
H,Iのうちの、端末B,C,Fがグループ会議を実行
している場合、切り換えユニットVS2,VS3,VS
6については、垂直アドレスがb0〜b1の場合でかつ
水平アドレスがa0〜a1の場合には他方の切換接続端
を選択し、垂直アドレスがb0〜b1の場合でかつ水平
アドレスがa1〜a3の場合には一方の切換接続端を選
択し、垂直アドレスがb1〜b2の場合でかつ水平アド
レスがa0〜a2の場合には他方の切換接続端を選択
し、垂直アドレスがb1〜b2の場合でかつ水平アドレ
スがa2〜a3の場合には一方の切換接続端を選択し、
垂直アドレスがb2〜b3の場合には水平アドレスの全
ての領域にわたって他方の切換接続端を選択する。
【0094】それにより、端末B,C,Fについては、
図12(b)に示したような画面構成の映像情報が送出
されて、それぞれの端末B,C,Fで表示される。
【0095】また、切り換えユニットVS1,VS4,
VS5,VS7,VS8,VS9については、垂直アド
レスがb0〜b1の場合でかつ水平アドレスがa0〜a
1の場合には一方の切換接続端を選択し、垂直アドレス
がb0〜b1の場合でかつ水平アドレスがa1〜a3の
場合には他方の切換接続端を選択し、垂直アドレスがb
1〜b2の場合でかつ水平アドレスがa0〜a2の場合
には一方の切換接続端を選択し、垂直アドレスがb1〜
b2の場合でかつ水平アドレスがa2〜a3の場合には
他方の切換接続端を選択し、垂直アドレスがb2〜b3
の場合には水平アドレスの全ての領域にわたって一方の
切換接続端を選択する。
【0096】それにより、端末A,D,E,G,H,I
については、図12(c)に示したような画面構成の映
像情報が送出されて、それぞれの端末A,D,E,G,
H,Iで表示される。
【0097】このようにして、本実施例では、グループ
会議および非グループ会議に送出する映像画面を、非常
に簡単な構成により形成しているので、装置コストを大
幅に低減することができる。また、特定のグループに参
加している端末の映像情報および音声情報は、そのグル
ープに参加していない端末には送出されないので、排他
的なグループ会議通信が可能となる。
【0098】図15は、多地点制御装置MCUが実行す
る概略処理の一例を示している。
【0099】まず、会議開始時の所定の開始手順処理を
実行して、会議開催の準備処理を終了すると(処理10
1)、上述したように、全参加端末により議事進行する
全体会議モードの処理(処理102)の状態となる。こ
れにより、全ての端末に対して、同一の映像が送出され
るとともに、音声情報については、ある端末について、
自端末以外の他の端末が送出した音声がミキシングされ
た状態の音声情報が送出される。
【0100】この状態で、いずれかの端末がグループ会
議を開始することを指令するか、あるいは、会議終了が
通知されるまで待つ(判断103,104のNOルー
プ)。いずれかの端末がグループ会議の開始を指令した
場合で、判断103の結果がYESになるときには、多
地点制御装置MCUは、グループ会議セッションのため
の準備処理を行った後に(処理106)、グループ会議
の参加端末については排他的な取り扱いをするグループ
会議モードの処理に移行する(処理107)。
【0101】このグループ会議モードの処理中、グルー
プ会議に参加していない端末からグループ会議への参加
要請があるか、グループ会議の参加端末からグループ会
議より脱退する要請があるか、グループ会議の終了が通
知されるまで待つ(判断108,109,110のNO
ループ)。このグループ会議モードの処理では、上述し
たように、グループ会議に参加している端末について
は、映像情報および音声情報を排他的に取り扱い、参加
していない端末については、そのような取り扱いをしな
い処理を実行する。
【0102】ここで、グループ会議に参加していない端
末からグループ会議への参加要請があった場合で、判断
108の結果がYESになるときには、その参加要請が
あった端末について指定されたグループ会議に参加させ
るためのグループ参加端末追加処理を実行して(処理1
11)、判断108に戻る。
【0103】また、グループ会議の参加端末からグルー
プ会議より脱退する要請があった場合で、判断109の
結果がYESになるときには、その脱退要請があった端
末についてグループ会議から削除して、非グループ会議
に参加させる処理を実行して(処理112)、判断10
8に戻る。
【0104】また、グループ会議の終了が通知された場
合で、判断110の結果がYESになるときには、グル
ープ会議を終了して全体会議モードに移行するための処
理を実行した後(処理113)、処理102に戻り、再
度、全体会議モードへと移行する。
【0105】なお、グループ会議は、複数グループにつ
いて設定することができる。その場合、複数のグループ
会議の映像および音声は、それぞれ他のグループ会議に
参加している端末およびグループ会議に参加していない
端末から参照することができない。
【0106】ところで、上述した実施例では、全体会議
の際に表示していた映像の一部を切り取った態様で、グ
ループ会議に参加している端末に送出する映像情報、お
よび、グループ会議に参加していない端末に送出する映
像情報の2種類の映像情報を形成している。
【0107】しかしながら、各端末は、自端末以外の参
加端末から送出される映像情報があれば十分であり、例
えば、自端末で受信する映像には、自端末から送信した
映像が含まれていないようにすることが好ましい場合が
ある。
【0108】例えば、上述したように、端末A,B,
C,D,E,F,G,H,Iのうちの、端末B,C,F
がグループ会議を実行している場合、それぞれの端末端
末A,B,C,D,E,F,G,H,Iで受信される映
像画面が、図16(a),(b),(c),(d),
(e),(f),(g),(i)に示したようなもので
あることが好ましい場合がある。
【0109】また、この場合、グループ会議の参加端末
が3つであり、それぞれの参加端末について送信される
映像画面に含まれる画面数が2なので、画面を4分割
し、それぞれにグループ会議の他の参加端末から送信さ
れる映像画面を映し出すことにより、より大きな画面で
グループ会議を実行することができる。したがって、よ
りテレビ会議通信の利用性が向上する。
【0110】また、グループ会議の参加端末のうち、例
えば、端末Bが、グループ会議に参加していない非グル
ープ会議の状態を要求した場合、多地点制御装置MCU
は、非グループ会議の参加端末のうち、音声レベルが最
大で話者検出された端末、例えば、端末Gから受信した
映像を、その時点で端末Bに送出している映像画面の空
き画面に合成し、図17に示したような映像画面を端末
Bに送出する。それとともに、多地点制御装置MCU
は、その話者検出された端末Gからの受信音声に、端末
Bへと送出する音声情報の内容を切換える。また、端末
Bから非グループ会議の状態の要求が解除された場合に
は、元のグループ会議の映像情報および音声情報に、端
末Bに送出する映像情報および音声情報の内容を復帰す
る。
【0111】この場合のビデオデータ処理ユニットVP
Uの一例を図18に示す。なお、同図において、図14
と同一部分および相当する部分には、同一符号を付して
いる。
【0112】同図において、動画復号器VD1〜VDn
は、テレビ会議端末装置T1〜Tnからそれぞれ受信し
たビデオデータDVI1〜DVInに基づいて、動画デ
ータPV1〜PVnを形成するものであり、その動画デ
ータPV1〜PVnは、それぞれフレームメモリMF1
〜MFnに加えられている。
【0113】フレームメモリMF1〜MFnは、入力さ
れる動画データPV1〜PVnを1フレーム分記憶する
ものであり、それぞれ図19に示すように、360画素
×288ラインに相当する動画データPV1〜PVnを
記憶可能な記憶データ構成を備えている。ここで、1画
面は、縦方向および横方向にそれぞれ12分割して形成
した144個のサブフレームからなり、本実施例では、
動画データPV1〜PVnの縮小処理は、このサブフレ
ーム単位に行う。
【0114】フレームメモリMF1〜MFnから読み出
される動画データPS1〜PSnは、画像データ切換部
VGXに加えられている。この画像データ切換部VGX
は、入力される動画データPS1〜PSnのうち、それ
ぞれ端末に送出する画面を構成するサブフレームの画像
データを、それぞれの画面の配置領域に応じたアドレス
に配置して、合成された1フレーム分の動画データSV
1〜SVnを形成するものであり、その動画データSV
1〜SVnは、動画符号器VE1〜VEnにそれそれ出
力される。
【0115】例えば、上述したように、参加端末が端末
A,B,C,D,E,F,G,H,Iの9個の場合に
は、画像データ切換部VGXは、図20に示したよう
に、9×9のスイッチング/アドレス変換手段(図に白
丸で表示)からなる。
【0116】したがって、図12(a)に示したよう
に、全ての端末A,B,C,D,E,F,G,H,Iの
映像を1つの画面に納めるために、1つの画面を9分割
した場合には、図21(a)に示すように、1つの分割
画面には、おのおのの元の画面を構成するサブフレーム
を縦横方向にそれぞれ1/3に間引いた4×4の16個
のサブフレームからなる画面が配置される。
【0117】また、例えば、図16(f)に示すよう
に、画面を4分割して端末B,Cから受信した画面を2
つの分割画面に配置する際には、図21(b)に示すよ
うに、おのおの元の画面を構成するサブフレームを縦横
方向にそれぞれ1/2に間引いた6×6の36個のサブ
フレームからなる画面が配置される。
【0118】そして、おのおのの分割画面は、それぞれ
の端末の画面が配置される画面領域に定義され、それぞ
れの端末の分割画面を構成するサブフレームのデータに
より、合成画面の1フレーム分の動画データが形成され
る。なお、1画面中、いずれの端末の画面も配置されな
い画面領域(図16(a)〜(i)では斜線で示され
る)には、特定の色をあらわすデータが配置される。
【0119】動画符号器VE1〜VEnは、加えられる
動画データSV1〜SVnを、所定の符号化方式で符号
化圧縮するものであり、その出力は、ビデオデータDV
O1〜DVOnとして、それぞれ次段装置に出力されて
いる。
【0120】画像切換制御部CVYは、システム制御部
SCUより加えられるグループ分け情報SS3に基づい
て、画像データ切換部VGXのデータ切換動作を制御す
るための制御信号SS4を形成するものであり、その制
御信号SS4は、画像データ切換部VGXに出力されて
いる。
【0121】このように、本実施例では、グループ毎
に、そのグループに属している端末のうち、送信先の端
末以外から受信した映像情報を縮小するとともに、適宜
に配置した画面を構成し、その画面に応じた映像情報を
送信するようにしているので、参加端末の数に応じて画
面構成が非常に柔軟なものとなり、より効果的にテレビ
会議通信を行うことができる。
【0122】ところで、上述した各実施例では、各端末
に送信する映像として、複数の端末からの受信映像を縮
小して分割画面にそれぞれ配置した合成画面の映像を形
成しているが、これに代えて、1つの端末からの受信映
像のみからなる映像を用いることができる。
【0123】この場合には、音声データ処理ユニットA
PUの音声レベル判定部DLAが出力するグループ毎の
最大音声レベルの端末情報により示される端末(以下、
話者端末という)から受信した映像情報を、同一グルー
プ内の他の端末に送信し、その話者端末については、直
前に話者端末であった端末より受信した映像情報を送信
するようにするとよい。また、この場合の音声情報は、
上述した実施例と同様に、同一グループ内の他の端末か
らの受信音声情報のミキシング後の音声情報を用いるこ
とができる。
【0124】この場合でも、上述した各実施例と同様
に、グループ会議を排他的に取り扱うことができ、ま
た、特に必要な話者映像のみを各端末に送信するように
しているので、画面サイズを有効に利用することがで
き、効果的なグループ会議が可能になる。また、この場
合には、動画の画面縮小処理を必要としないので、装置
コストを大幅に低減できるとともに、装置を小型化する
ことができる。
【0125】さらに、当然のことながら、ユーザからの
指定により、画面分割と、画面切換のいずれかの動作モ
ードを選択できるようにすることもできる。この場合に
は、ユーザの希望に応じたテレビ会議通信セッションを
運用することができるので、使い勝手が大幅に向上す
る。
【0126】ところで、上述した実施例では、映像画面
を縦横同率で縮小して、4分割画面および9分割画面を
構成しているが、本実施例では、このような画面構成を
取ることにより、映像情報の縮小手段を間引きにより実
現することができ、その装置および処理をより簡単なも
のとすることができ、装置コストを大幅に低減すること
ができる。
【0127】この場合、参加端末数に応じて映像画面を
分割し、その分割領域の大きさに合わせてに縦方向およ
び横方向の縮小率を設定することも可能であるが、その
場合には、画像の縮小処理の負担が非常に大きくなり、
特に会議参加可能端末数を多くする場合に、装置構成が
あまりに複雑になり、高価な装置となるという事態を生
じるおそれがある。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
全ての端末が参加する全体会議と、特定の複数の端末の
みが参加する排他的なグループ会議を適宜に使い分ける
ことができるので、テレビ会議通信の利用性を大幅に向
上することができるという効果を得る。
【0129】また、特定のグループに参加している端末
の映像情報および音声情報は、そのグループに参加して
いない端末には送出されないので、排他的なグループ会
議通信が可能となるという効果を得る。また、グループ
会議および非グループ会議に送出する映像画面を、非常
に簡単な構成により形成しているので、装置コストを大
幅に低減することができるという効果も得る。
【0130】また、グループ毎に、そのグループに属し
ている端末のうち、送信先の端末以外から受信した映像
情報を縮小するとともに、適宜に配置した画面を構成
し、その画面に応じた映像情報を送信するようにしてい
るので、参加端末の数に応じて画面構成が非常に柔軟な
ものとなり、より効果的にテレビ会議通信を行うことが
できるという効果も得る。
【0131】また、特に必要な話者映像のみを各端末に
送信するようにしているので、画面サイズを有効に利用
することができ、効果的なグループ会議が可能になると
いう効果を得る。また、動画の画面縮小処理を必要とし
ないので、装置コストを大幅に低減できるとともに、装
置を小型化することができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる多地点テレビ会議通
信システムの一例を示したブロック図。
【図2】本発明の一実施例にかかるテレビ会議通信端末
装置を示したブロック図。
【図3】多地点制御装置の概略構成を示したブロック
図。
【図4】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図5】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図6】フレーム同期信号の一例を示す概略図。
【図7】ビット割当信号の一例を示す概略図。
【図8】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図9】TTC勧告JT−H.242の一般的な手順例
を示したタイムチャート。
【図10】2つのBチャネルを用いたデータ伝送におけ
る音声データ、汎用データ、および、動画データに対す
る伝送容量の割り当ての一例を示した概略図。
【図11】テレビ会議通信セッションの進行状況の一例
を説明するためのタイムチャート。
【図12】グループ会議の際の画面構成の一例を説明す
るための概略図。
【図13】本発明の一実施例にかかる音声データ処理ユ
ニットの構成の一例を示したブロック図。
【図14】本発明の一実施例にかかるビデオデータ処理
ユニットの構成の一例を示したブロック図。
【図15】多地点制御装置の処理例を示したフローチャ
ート。
【図16】グループ会議の際の画面構成の他の例を説明
するための概略図。
【図17】画面構成のさらに他の例を説明するための概
略図。
【図18】本発明の他の実施例にかかるビデオデータ処
理ユニットの構成の一例を示したブロック図。
【図19】フレームメモリのデータ構成の一例を示した
概略図。
【図20】画像データ切換部の一例を示した概略図。
【図21】分割画面中に配置するサブフレームの態様を
説明するための概略図。
【符号の説明】
MCU 多地点制御装置 APU 音声データ処理ユニット VPU ビデオデータ処理ユニット AC1〜ACn 音声コーデック DLA 音声レベル判定部 MX1〜MXn 音声ミキサ AEX 音声切換制御部 VD1〜VDn 動画復号器 PSZ 画像縮小合成部 PMM 画像メモリ VVS 画像切換器 VS1〜VSn 切り換えユニット VE1〜VEn 動画符号器 CVX,CVY 画像切換制御部 MF1〜MFn フレームメモリ VGX 画像データ切換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のテレビ会議通信端末装置と呼を確
    立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運用す
    る多地点間テレビ会議セッションを実現するための多地
    点制御装置において、 指定された複数のテレビ通信会議端末装置を1グループ
    とし、上記指定された複数のテレビ通信会議端末装置の
    みが排他的に参加できるグループ会議通信機能を備えた
    ことを特徴とする多地点制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のテレビ会議通信端末装置と呼を確
    立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運用す
    る多地点間テレビ会議セッションを実現するための多地
    点制御装置において、 指定された複数のテレビ通信会議端末装置を1グループ
    とし、上記指定された複数のテレビ通信会議端末装置の
    みが排他的に参加できるグループ会議通信機能を備え、 上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信
    端末装置から受信した映像情報を縮小するとともに同一
    画面に分割配置した送信画面映像情報を形成し、その送
    信画面映像情報を、上記グループ会議に参加する上記複
    数のテレビ会議通信端末装置に送出するグループ会議映
    像処理手段を備えたことを特徴とする多地点制御装置。
  3. 【請求項3】 複数のテレビ会議通信端末装置と呼を確
    立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運用す
    る多地点間テレビ会議セッションを実現するための多地
    点制御装置において、 指定された複数のテレビ通信会議端末装置を1グループ
    とし、上記指定された複数のテレビ通信会議端末装置の
    みが排他的に参加できるグループ会議通信機能を備え、 上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信
    端末装置から受信した映像情報を縮小するとともに同一
    画面に分割配置した送信画面映像情報を形成し、その送
    信画面映像情報を、上記グループ会議に参加する上記複
    数のテレビ会議通信端末装置に送出するグループ会議映
    像処理手段と、 上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信
    端末装置から受信した音声情報のうち、それぞれ送出先
    の上記テレビ会議通信端末装置以外の音声情報をミキシ
    ングした混合音声を形成し、その混合音声をそれぞれ上
    記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信端
    末装置にそれぞれ送出するグループ会議音声処理手段を
    備えたことを特徴とする多地点制御装置。
  4. 【請求項4】 複数のテレビ会議通信端末装置と呼を確
    立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運用す
    る多地点間テレビ会議セッションを実現するための多地
    点制御装置において、 指定された複数のテレビ通信会議端末装置を1グループ
    とし、上記指定された複数のテレビ通信会議端末装置の
    みが排他的に参加できるグループ会議通信機能を備え、 上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信
    端末装置から受信した音声情報のうち最大レベルを検出
    する音声レベル検出手段と、 上記音声レベル検出手段が最大レベルとして検出した音
    声情報の送信元より受信した映像情報と、音声情報を、
    上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信
    端末装置に送出する送信情報制御手段を備えたことを特
    徴とする多地点制御装置。
  5. 【請求項5】 複数のテレビ会議通信端末装置と呼を確
    立し、それらの複数のテレビ会議通信端末装置が運用す
    る多地点間テレビ会議セッションを実現するための多地
    点制御装置において、 指定された複数のテレビ通信会議端末装置を1グループ
    とし、上記指定された複数のテレビ通信会議端末装置の
    みが排他的に参加できるグループ会議通信機能を備え、 上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会議通信
    端末装置から受信した音声情報のうち最大レベルを検出
    する第1の音声レベル検出手段と、 上記第1の音声レベル検出手段が最大レベルとして検出
    した音声情報の送信元より受信した映像情報と、音声情
    報を、上記グループ会議に参加する上記複数のテレビ会
    議通信端末装置に送出する第1の送信情報制御手段と、 上記グループ会議に参加していない上記複数のテレビ会
    議通信端末装置から受信した音声情報のうち最大レベル
    を検出する第2の音声レベル検出手段と、 上記グループ会議に参加している上記複数のテレビ会議
    通信端末装置から不参加の会議セッションの参照が指定
    されると、上記第2の音声レベル検出手段が最大レベル
    として検出した音声情報の送信元より受信した映像情報
    と、音声情報を、上記不参加の会議セッションの参照を
    指定したテレビ会議通信端末装置に送出する第2の送信
    情報制御手段を備えたことを特徴とする多地点制御装
    置。
JP8046859A 1996-02-09 1996-02-09 多地点制御装置 Pending JPH09219749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046859A JPH09219749A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 多地点制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046859A JPH09219749A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 多地点制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09219749A true JPH09219749A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12759074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8046859A Pending JPH09219749A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 多地点制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09219749A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020064457A (ko) * 2001-02-01 2002-08-09 주식회사 씨캐스트 수직/분산적 화상회의 방법
JP2006279715A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nec Corp 同報通信システム、サーバ、同報通信方法、及びそのプログラム
US7679638B2 (en) 2005-01-27 2010-03-16 Polycom, Inc. Method and system for allowing video-conference to choose between various associated video conferences
US7679640B2 (en) * 2005-01-27 2010-03-16 Polycom, Inc. Method and system for conducting a sub-videoconference from a main videoconference
US7756675B2 (en) 2000-10-06 2010-07-13 Sony Corporation Group-determination-table generating device and method
JP2014183321A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Ricoh Co Ltd 通信システム、通信装置及び通信プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7756675B2 (en) 2000-10-06 2010-07-13 Sony Corporation Group-determination-table generating device and method
KR20020064457A (ko) * 2001-02-01 2002-08-09 주식회사 씨캐스트 수직/분산적 화상회의 방법
US7679638B2 (en) 2005-01-27 2010-03-16 Polycom, Inc. Method and system for allowing video-conference to choose between various associated video conferences
US7679640B2 (en) * 2005-01-27 2010-03-16 Polycom, Inc. Method and system for conducting a sub-videoconference from a main videoconference
JP2006279715A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nec Corp 同報通信システム、サーバ、同報通信方法、及びそのプログラム
JP2014183321A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Ricoh Co Ltd 通信システム、通信装置及び通信プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5936662A (en) Video conference control system using an integrated services digital network
JPH10150647A (ja) ビデオ会議システム
JPH0522321A (ja) 多地点テレビ会議システム、および、テレビ電話・会議端末
JPH0522322A (ja) 多地点テレビ会議システム、および、テレビ電話・会議端末
EP0669764A1 (en) Multipoint video teleconferencing apparatus and system using the same
US5917470A (en) Communication conference method and communication conference terminal
NO320115B1 (no) Anordning og fremgangsmate for a generere CP-bilder.
JPH09219749A (ja) 多地点制御装置
JPH09214923A (ja) 多地点テレビ会議システム及びテレビ会議付加情報表示方法
JPH07162831A (ja) テレビ会議通信装置の制御方法
JPH08307845A (ja) テレビ会議通信端末装置の制御方法
JPH08289274A (ja) テレビ会議通信端末装置の制御方法
JPH0865649A (ja) マルチメディア端末装置
JPH1066070A (ja) 多地点通信を考慮したテレビ会議システム
JP3383447B2 (ja) 会議通信端末装置
JPH09331510A (ja) 多地点制御装置およびテレビ会議通信端末装置
JP3328370B2 (ja) テレビ会議通信装置の制御方法
JPH08205113A (ja) テレビ会議通信端末装置およびその制御方法
JPH1042265A (ja) テレビ会議通信端末装置
JPH08274961A (ja) 画像伝送方法及び装置並びに解像度制御装置
JPH09233199A (ja) テレビ会議通信端末装置および多地点制御装置
JPH09331407A (ja) テレビ会議通信端末装置および多地点制御装置
JPH07298240A (ja) 多地点間テレビ会議システム
JPH1028260A (ja) 映像データ伝送方法および多地点テレビ会議装置
JPH0746553A (ja) 画像通信装置及びシステム