JPH09214923A - 多地点テレビ会議システム及びテレビ会議付加情報表示方法 - Google Patents

多地点テレビ会議システム及びテレビ会議付加情報表示方法

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JPH09214923A
JPH09214923A JP8019608A JP1960896A JPH09214923A JP H09214923 A JPH09214923 A JP H09214923A JP 8019608 A JP8019608 A JP 8019608A JP 1960896 A JP1960896 A JP 1960896A JP H09214923 A JPH09214923 A JP H09214923A
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JP8019608A
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Yasuyuki Nishioka
靖幸 西岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各端末の有する付加情報を各端末に通知し
て、画像情報と共に各種付加情報を表示するテレビ会議
付加情報表示方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 デジタル通信網に接続される複数のテレ
ビ会議端末から成る多地点テレビ会議システムであっ
て、複数のテレビ会議端末の少なくとも1つのテレビ会
議端末3は、他のテレビ会議端末5〜7から送られてく
るフレームデータ中に特定識別情報としての付加情報を
格納しているときに画像情報にフレームデータから解凍
・逆多重化した付加情報を付加する多重化制御部を有す
ることにより、各端末5〜7の有する付加情報を各端末
5〜7に通知して、画像情報と共に各種付加情報を表示
することのできる多地点テレビ会議システムが得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信網に
接続される複数のテレビ会議端末から成る多地点テレビ
会議システム及びそのシステムにおいて付加情報を表示
するテレビ会議付加情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多地点テレビ会議システムとして
は、ITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部
門)H.320にて提案されているものがある。また、
このような多地点テレビ会議システムにおける情報の表
示方法としては、特開平05−022322号公報に記
載されたようなものがある。図7(a)、(b)は上記
公報に記載された従来システムにおける情報表示方法を
示す情報表示図である。図7(a)において、モニタ画
面301は議長端末側のモニタ画面であり、画像情報、
制御情報302等を表示する。また、図7(b)におい
て、モニタ画面303は同様に議長端末側のモニタ画面
であり、画像情報、制御情報304等を表示する。制御
情報302は、画像切換要求端末が端末Bであり、その
端末Bは端末Cの画面表示を要求していることを示し、
制御情報304は、途中退席要求端末が端末Cであるこ
とを示している。これらの制御情報は、会議の制御を行
う議長役の端末(議長端末)に知らせる情報であり、通
常は議長端末のみに表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多地点テレビ会議システムおよび情報表示方法で
は、制御情報以外の情報(例えば時刻情報)を表示した
り、さらに各端末が有する情報を各端末に知らせること
ができなかった。
【0004】このテレビ会議付加情報表示方法および多
地点テレビ会議システムでは、各端末の有する付加情報
を各端末に通知して、画像情報と共に各種付加情報を表
示することができることが要求されている。
【0005】本発明は、各端末の有する付加情報を各端
末に通知して、画像情報と共に各種付加情報を表示する
ことのできる多地点テレビ会議システム、および、各端
末の有する付加情報を各端末に通知して、画像情報と共
に各種付加情報を表示するテレビ会議付加情報表示方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の多地点テレビ会議システムは、デジタル通信
網に接続される複数のテレビ会議端末から成る多地点テ
レビ会議システムであって、複数のテレビ会議端末の少
なくとも1つのテレビ会議端末は、他のテレビ会議端末
から送られてくるフレームデータ中に特定識別情報とし
ての付加情報を格納しているときに画像情報にフレーム
データから解凍・逆多重化した付加情報を付加する多重
化制御部を有するように構成したものである。
【0007】これにより、各端末の有する付加情報を各
端末に通知して、画像情報と共に各種付加情報を表示す
ることのできる多地点テレビ会議システムが得られる。
【0008】また、本発明のテレビ会議付加情報表示方
法は、ITU−T勧告H.221に規定するフレームデ
ータの特定領域に特定識別情報としての付加情報を格納
してVTS端末からMCU端末へ送信し、付加情報を格
納したITU−T勧告H.221規定のフレームデータ
を受信したときに画像情報とフレームデータから解凍・
逆多重化した付加情報とを合成して表示し、合成した画
像情報と付加情報とをVTS端末へ送信してVTS端末
側で表示させるように構成したものである。
【0009】これにより、画像情報と共に各種付加情報
を表示し、各端末の有する付加情報を各端末に通知する
テレビ会議付加情報表示方法が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、デジタル通信網に接続される複数のテレビ会議端末
から成る多地点テレビ会議システムであって、複数のテ
レビ会議端末の少なくとも1つのテレビ会議端末は、他
のテレビ会議端末から送られてくるフレームデータ中に
特定識別情報としての付加情報を格納しているときに画
像情報にフレームデータから解凍・逆多重化した付加情
報を付加する多重化制御部を有することとしたものであ
り、受信フレームデータから分離された付加情報は画像
情報に付加されるという作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、他のテレビ会議端末は、ITU−T勧
告H.221に規定するフレームデータ中の特定領域
に、画像情報に付加する付加情報を格納して送信する多
重化制御部を有することとしたものであり、付加情報は
フレームデータ中の特定領域に格納して送信されるとい
う作用を有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、多重化制御部は、地点名、現地時刻、
端末担当者名等の付加情報をフレームデータ中の特定領
域に格納して送信することとしたものであり、地点名、
現地時刻、端末担当者名等の付加情報がフレームデータ
中の特定領域に格納して送信されるという作用を有す
る。
【0013】請求項4に記載の発明は、ITU−T勧告
H.221に規定するフレームデータの特定領域に特定
識別情報としての付加情報を格納してVTS端末からM
CU端末へ送信し、付加情報を格納したITU−T勧告
H.221規定のフレームデータを受信したときに画像
情報とフレームデータから解凍・逆多重化した付加情報
とを合成して表示し、合成した画像情報と付加情報とを
VTS端末へ送信してVTS端末側で表示させることと
したものであり、付加情報はフレームデータの特定領域
に格納され又は合成情報として送信され、受信側で付加
情報は解凍・逆多重化されて画像情報と共に表示される
という作用を有する。以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を用いて説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態による多地点テレビ会議システムを示すブロック
図である。本実施の形態は、ITU−T勧告H.320
に従う多地点テレビ会議制御ユニットであるMCU(Mu
ltipoint Control Unit)端末と3地点のVTS(Video
Teleconference System)端末がISDN回線により接続
され、合計4地点で会議を行う場合を想定したものであ
る。
【0015】ここで、VTSとは日本語でテレビ会議シ
ステムと呼ばれ、相手から送信されてくる音声、映像情
報を出力、一方こちらの音声、映像情報を送信する機能
を持ち、双方のコミュニケーション(会議)を行うこと
を目的とする。MCUは、複数のVTS端末から送信さ
れる音声、映像を制御して、どの音声をどのVTS端末
に送信するか、どの映像をどのVTS端末に送信するか
を決める機能を持ち、複数のVTS端末がコミュニケー
ションできるようにすることを目的とする。本発明の一
実施の形態のMCUはVTSの機能を合わせもつ。
【0016】図1において、カメラ1、8、10、12
は映像情報、音声情報を入力し、モニタ2、9、11、
13は映像情報、音声情報を出力する。
【0017】MCU端末3は、カメラ1から入力される
映像情報、音声情報をデジタル符号化し、符号化された
情報を圧縮・多重化し、逆に、符号化された情報を解凍
・逆多重化し、モニタ2に映像情報、音声情報を出力
し、また、会議を行う際の入力映像、入力音声の切換制
御を行う。ISDN網4はデジタルデータを伝送するた
めのものである。
【0018】VTS端末5、6、7は、カメラ8、1
0、12から入力される映像情報、音声情報をデジタル
符号化し、符号化された情報を圧縮・多重化し、逆に、
符号化された情報を解凍・逆多重化し、モニタ9、1
1、13に映像情報、音声情報を出力する。
【0019】本実施の形態では、図1に示すように、会
議に参加する端末のうちの1つの端末すなわちMCU端
末3が多地点テレビ会議制御機能を持ち、各端末3、5
〜7はスター型と呼ばれる接続形態で接続されている。
【0020】図2と図3は、図1に示したMCU端末と
VTS端末の一例を示すブロック図である。図2におい
て、MCU端末3は、音声切換制御部31、カメラ制御
部32、映像切換制御部33、画面制御部34、データ
ポート制御部35、メイン制御部36およびブロック3
7、42、43から成り、カメラ1から入力される映像
情報、音声情報をデジタル符号化し、符号化された情報
を圧縮・多重化し、逆に、符号化された情報を解凍・逆
多重化し、モニタ2に映像情報、音声情報を出力し、ま
た、会議を行う際の入力映像、入力音声の切換制御を行
う。
【0021】音声切換制御部31は音声の入力・出力源
を選択し、カメラ制御部32はカメラ1を制御し、映像
切換制御部33は映像の入力・出力源を選択し、画面制
御部34はモニタ2の表示を制御し、データポート制御
部35はLSD(低速データ)を制御し、メイン制御部
36は上記各制御を管理する。ブロック37は、TA
(ターミナルアダプタ)制御部38、多重化制御部3
9、動画コーデック制御部40および音声コーデック制
御部41から成り、符号化された情報を圧縮・多重化
し、逆に、符号化された情報を解凍・逆多重化する。
【0022】TA制御部38は通信を制御し、多重化制
御部39は多重化・逆多重化を制御し、動画コーデック
制御部40は映像情報を圧縮・解凍し、音声コーデック
制御部41は音声情報を圧縮・解凍する。ブロック4
2、43はブロック37と同一構成である。ターミナル
アダプタ(TA)44、45、46はISDN基本イン
タフェースとMCU端末3のRS422/449、V.
35、X.15などのインタフェースとを接続し、IS
DN網4はデジタルデータを伝送するためのものであ
る。
【0023】ここで、多重化・逆多重化はITU−T
H221に規定され、多重化とは音声データ、映像デー
タ、コマンドや通信に必要な情報をフレームと呼ばれる
データ構造に変換することであり、逆多重化とはフレー
ムから音声データ、映像データ、コマンドや通信情報を
取り出すことである。分離は逆多重化と同じ意味であ
る。また、圧縮・解凍はITU−T H261に規定さ
れ、解凍とは圧縮された情報を元の情報(冗長性の高い
情報)に復元することであり伸長ともいわれ、圧縮と
は、音声・映像情報が高い冗長性を持ち、そのまま情報
を送信すると効率が悪いため、削減可能な情報を削減し
て冗長性を低くすることである。
【0024】図3において、VTS端末5は、カメラ制
御部51、画面制御部52、データポート制御部53、
メイン制御部54およびブロック55から成り、カメラ
8から入力される映像情報、音声情報をデジタル符号化
し、符号化された情報を圧縮・多重化し、逆に、符号化
された情報を解凍・逆多重化し、モニタ9に映像情報、
音声情報を出力する。カメラ制御部51はカメラ8を制
御し、画面制御部52はモニタ9の表示を制御し、デー
タポート制御部53はLSD(低速データ)を制御し、
メイン制御部54は上記各制御を管理する。
【0025】ブロック55は、TA制御部56、多重化
制御部57、動画コーデック制御部59および音声コー
デック制御部60から成り、符号化された情報を圧縮・
多重化し、逆に、符号化された情報を解凍・逆多重化す
る。ターミナルアダプタ(TA)58はISDN基本イ
ンタフェースとVTS端末5のRS422/449、
V.35、X.15などのインタフェースとを接続す
る。なお、VTS端末6、7もVTS端末5と同様の構
成である。
【0026】図4(a)は本実施の形態におけるフレー
ムデータを示すデータ図、図4(b)は6400bps
のLSDを示すデータ図、図4(c)は4800bps
のLSDを示すデータ図である。図4(a)に示すIT
U−T勧告H.221の規定によるフレームデータ10
1は通信のひとまとりのデータで、サブチャネル1〜サ
ブチャネル8とFAS(Frame Alignment Signal、フレ
ーム同期信号)102とBAS(Bit-rate Allocation
Signal、ビットレート割当て信号)103とから構成さ
れている。FAS102はフレーム同期信号の作用を行
うもので、このフレーム同期信号によりオクテット単位
(8ビットを1つのまとまりとする単位)を構成するこ
とができる。BAS103はビットレート割当て信号の
作用を行うもので、フレームデータ101中にどのよう
なタイプのデータが多重化されているかを示す符号であ
る。
【0027】すなわち、サブチャネル1からサブチャネ
ル8は、BAS103の符号により、オーディオ、LS
D、MLP(マルチレイヤプロトコル)、HSD(高速
データ)、ビデオがどのように占有するかが決定され
る。また、図4(a)において、横方向の“1”〜
“8”はビット番号、縦方向の“1”〜“80”はオク
テット番号である。図4(b)に示す6400bpsの
LSD104は、BAS103により、サブチャネル8
のオクテット番号“17”から“80”までを占有し、
各VTS端末の情報を格納する作用を行うものであり、
コマンド105とデータ106とから構成されている。
図4(c)に示す4800bpsのLSD107は、B
AS103により、サブチャネル8のオクテット番号
“33”から“80”までを占有し、各VTS端末の情
報を格納する作用を行うものであり、コマンド108と
データ109とから構成されている。
【0028】図5(a)はMCU端末3とVTS端末5
〜7との間のフレームデータ101A、101Bの流れ
を示すフレームデータ説明図であり、図5(b)はVT
S端末5〜7からMCU端末3へ送られるフレームデー
タを示すフレームデータ図、図5(c)はMCU端末3
からVTS端末5〜7へ送られるフレームデータを示す
フレームデータ図である。
【0029】図5(a)において、回線41〜43はM
CU端末3とVTS端末5〜7とを接続する。また、図
5(b)において、VTS端末からMCU端末3へ送信
するフレームデータ101Aはオーディオデータ11
0、ビデオデータ111、FAS102、BAS103
およびLSD112から成り、図5(c)において、M
CU端末3からVTS端末5〜7へ送信するフレームデ
ータ101Bはオーディオデータ113、ビデオデータ
114、FAS102およびBAS103から成る。
【0030】図6(a)はモニタ2に表示された映像情
報(ビデオデータ)の4分割マルチ画面を示す画面図で
あり、図6(b)、(c)は各VTS端末から送られて
きた映像情報のシングル画面を示す画面図である。図6
(a)においては、映像情報に基づく画像203、20
5、207、209に、特定識別情報としての付加情報
に基づく時刻表示202、204、206、208が付
加されている。
【0031】即ち、図6(a)においては付加情報は時
刻情報であり、このような特定識別情報を格納するフレ
ームデータをMCU端末3がVTS端末5〜7から受信
することにより、図6(a)に示すような時刻情報の表
示が可能となる。また、図6(b)においては画像に人
名211が付加表示され、図6(c)においては画像に
参加県名213、担当県名214が付加表示されてい
る。
【0032】以上のような構成、機能を有する多地点テ
レビ会議システムについて、付加情報を格納する領域を
確保する動作、制御動作、付加情報の出力を実現する動
作などについて説明する。なお、通信における動作は、
ITU−T勧告H.320、H.221、H.242、
H.243、H.261に規定されているので、説明は
省略する。
【0033】まず、ISDN網4に接続されているVT
S端末5〜7のうちのいずれかの端末から、または複数
のVTS端末5〜7からMCU端末3へ、ITU−T勧
告H.320の接続手順に従って、呼設定メッセージに
より電話番号、通信速度などを宣言する。この宣言がM
CU端末3に伝わると、MCU端末3はVTS端末5〜
7と接続され、通信を開始する。この場合、逆に、MC
U端末3から1つ又は複数のVTS端末5〜7へITU
−T勧告H.320の接続手順に従って呼設定メッセー
ジにより電話番号、通信速度などを宣言することにより
VTS端末と接続してもよい。
【0034】次に、各VTS端末は、ITU−T勧告
H.320に従う能力交換シーケンスにより、MCU端
末3が上述したような能力、つまり図4、図5に示すよ
うなフレームデータを送受信する能力を有することを確
認する。
【0035】一方、MCU端末3は、上記能力交換シー
ケンスにより、自分が上述したような能力を有すること
を宣言する。さらに、VTS端末5〜7が上述したよう
な能力を有する場合には、上記とは逆にVTS端末が宣
言し、MCU端末3が確認する動作を上記能力交換シー
ケンスで行う。
【0036】もし、上記能力交換シーケンスにおいて、
上述したような能力が無いことが確認されたときは、通
常のITU−T勧告H.320に従う端末として動作す
る。能力交換シーケンス後、コマンド送信に移行する。
ここで、通常の設定のほかに、BAS103符号によっ
て、LSDの6400bpsを確保する。LSD領域は
サブチャネル8から占有していく。上記LSD領域をコ
マンドとデータに分けて、付加情報を格納する。コマン
ド領域には予めきめたコマンドを格納し、このコマンド
によりデータがどのように処理されるかが決定される。
【0037】次に、制御動作について、VTS端末、M
CU端末の順に説明する。VTS端末5の場合、メイン
制御部54からTA制御部56に対して発信コマンドが
送られ、TA制御部56はTA58を介して相手MCU
端末3との接続を試みる。ITU−T勧告H.320接
続手順に従って各シーケンスが終わると、通信データを
図4(a)に示すようなITU−T勧告H.221に従
ったフレームデータと呼ばれるまとまりとして受信す
る。フレームデータ内にはBAS103が格納される。
【0038】このBAS103は、フレームデータ中に
どのようなタイプのデータが多重化されているかを示す
符号で、この符号によりオーディオデータ、ビデオデー
タ、その他のデータなどの処理の分岐が行われる。この
処理は多重化制御部57によって行われる。多重化制御
部57によって識別されたオーディオデータはITU−
T勧告G.711、G.722、G.728に示される
圧縮形式により圧縮されたデータであるため、音声コー
デック制御部60により解凍される。また、ビデオデー
タはITU−T勧告H.261に示される圧縮形式によ
り圧縮されたデータであるため、動画コーデック制御部
59により解凍される。これらのデータはそれぞれモニ
タ9に出力される。
【0039】逆に、相手端末つまりMCU端末3へフレ
ームデータを送信するときは、上記説明と逆の手順で行
う。すなわち、カメラから入力される映像信号、音声信
号は、動画コーデック制御部59、音声コーデック制御
部60に送られ、ITU−T勧告H.261、G.71
1、G.722、G.728に示される圧縮形式により
圧縮され、多重化制御部57によりフレーム形式のデー
タにされ、TA制御部56における制御により相手端末
へ送信される。なお、上述したように、VTS端末6、
7もVTS端末5と同様の構成であり、同様の動作を行
う。
【0040】MCU端末3の場合、メイン制御部36か
らTA制御部38に対して発信コマンドが送られ、TA
制御部38はTA44を介して相手VTS端末との接続
を試みる。相手VTS端末は、ブロック37、TA44
の場合はVTS端末5、ブロック42、TA45の場合
はVTS端末6、ブロック43、TA46の場合はVT
S端末7となる。
【0041】ITU−T勧告H.320の接続手順に従
って各シーケンスが終わると、通信データを図4(a)
に示すようなITU−T勧告H.221に従ったフレー
ムデータと呼ばれるまとまりとして受信する。フレーム
データ内にはBAS103が格納される。このBAS1
03は、フレームデータ中にどのようなタイプのデータ
が多重化されているかを示す符号で、この符号によりオ
ーディオデータ、ビデオデータ、その他のデータなどの
処理の分岐が行われる。この処理は多重化制御部39に
よって行われる。多重化制御部39によって識別された
オーディオデータはITU−T勧告G.711、G.7
22、G.728に示される圧縮形式により圧縮された
データであるため、音声コーデック制御部41により解
凍される。
【0042】また、ビデオデータはITU−T勧告H.
261に示される圧縮形式により圧縮されたデータであ
るため、動画コーデック制御部40により解凍される。
これらのデータはそれぞれ、音声切換制御部31、映像
切換制御部33を通してモニタ2に出力される。
【0043】逆に、相手VTS端末5、6又は7へフレ
ームデータを送信するときは、上記説明と逆の手順で行
う。すなわち、カメラ1から入力される映像信号、音声
信号は、音声切換制御部31、映像切換制御部33を通
して動画コーデック制御部40、音声コーデック制御部
41に送られ、ITU−T勧告H.320に示される圧
縮形式により圧縮され、多重化制御部39によりフレー
ム形式のデータにされ、TA制御部38における制御に
より相手VTS端末5、6又は7へ送信される。
【0044】次に、付加情報の出力を実現する方法につ
いて説明する。上記多重化制御部39の処理において、
BAS103の符号によりフレームLSDの領域(図4
(a)〜(c)参照)の内容を取り出し、LSDのなか
のコマンドを識別し、コマンドが表示コマンドの場合に
はデータ部分は表示情報であるので、このデータ部分を
取り出し、画面制御部34に対して、メイン制御部36
から、上記データ部分と共に画面への合成コマンドを送
る。
【0045】画面制御部34にて合成された画面はメイ
ン制御部36における画面制御切換にてマルチ画面また
はシングル画面としてモニタ2に表示したり、相手VT
S端末5、6又は7へ送信する。“8:00”という時
刻情報を表示する場合、“8:00”という文字データ
を映像情報と合成し、図4(c)に示すような映像情報
(ビデオデータ)を作成し、この映像情報をデジタル符
号化して相手VTS端末5、6又は7へ送信する。VT
S端末5、6、7とMCU端末3との間のフレームデー
タの流れは図5(a)に示されている。
【0046】次に、付加情報の例について説明する。会
議に参加するすべてのVTS端末が設定されている場所
が日本国内である場合や外国を含めても比較的狭い範囲
である場合は、すべてのVTS端末の時刻が略同一であ
るが、日本と比較的遠い外国とで会議を行う場合、ある
いは、同一国内であってもアメリカのように標準時刻が
1つの国の中で複数存在するような国内で会議を行う場
合、すべてのVTS端末が略同一時刻であるとは限らな
い。すなわち、自分の時刻が相手の時刻でない場合であ
る。しかもテレビ会議はほとんど室内で行われるので、
モニタに映る背景ではそれぞれの端末の時刻を伺い知る
ことはできない。通常、会議が行われる際には、時刻と
いう情報は極めて重要であり、しかも、本実施の形態に
おけるような4地点のテレビ会議では4つの時刻情報を
把握しなければならない。
【0047】VTS端末5が9:30、VTS端末6が
13:05、VTS端末7が18:50、MCU端末3
が23:35とすると、マルチ画面では、図6(a)に
示すような時刻付加情報の表示となる。このような表示
を行うと、各地点の時刻が画面に対応しているため、会
議参加者にとって非常にわかりやすくなる。また、3地
点以上のテレビ会議では、マルチ画面またはシングル画
面での映像表示が行われるが、マルチ画面の場合、どの
画面にどの人が表示されているかがわかりにくく、さら
に、ボイスアクティブ(話し手検出による画面切換)や
議長端末によるシングル画面の切換えが行われると、い
ま映っている映像が誰なのかわからなくなってしまうと
いう不具合がある。この場合、付加情報を地名情報にす
ると、“福岡県”などのような表示(図6(c)参照)
が端末から送られてくる映像情報の出力表示とともに表
示されるため、現在の映像がどの端末であるか一目瞭然
となる。
【0048】なお、上記実施の形態においては、付加情
報の領域としてLSD領域を使用したが、MLP領域ま
たはHSD領域を確保し、同様なコマンドとデータを伝
送することも可能である。また、データの大きさに合わ
せてLSD300〜14400bpsを使い分けするこ
とも可能である。映像の領域を大きくとるためにLSD
300bpsのような小さい領域しか占有できない場合
は、幾つかのフレームを束ねることにより同じ大きさの
領域を確保することもできる。
【0049】さらに、付加情報としては各端末の時刻情
報、地名情報、利用者名情報、端末名情報などの文字デ
ータを示したが、文字以外の形態(例えば郵便マーク
等)の情報であっても同様に実施可能である。さらに、
MCU端末3とVTS端末5〜7とが回線接続され、合
計4地点で構成した例で説明したが、2つ以上の端末が
参加するテレビ会議システムについても同様に実施可能
である。さらに、ISDNのユーザ網インタフェースの
基本インタフェース(2B+D)を使用した場合につい
て説明したが、一次群インタフェースでも同様に可能で
ある。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、各V
TS端末5〜7の付加情報がMCU端末3へ送られるの
で、各VTS端末5〜7が持つ情報や各端末3、5〜7
へ送りたい情報を簡単に送ることができる。さらに、M
CU端末3が本実施の形態による端末であれば、VTS
端末5〜7が従来の端末であっても、VTS端末は付加
情報を受け取ることができる。例えば、VTS端末5が
従来の端末(付加情報をMCU端末に送ることのできな
い端末)であり、VTS端末6、7が本実施の形態のV
TS端末であるなら、VTS端末5からの付加報告はV
TS端末6、7に表示されないが、VTS端末6、7の
付加情報はVTS端末5に表示される。すなわち、接続
される端末のうち1つ以上が本実施の形態の付加情報を
送ることができれば、他の端末にはその情報が表示され
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の多地点テレビ会議
システムによれば、例えば議長端末で画像情報に時刻等
の付加情報を付加することができるので、各端末の有す
る付加情報を各端末に通知して、画像情報と共に各種付
加情報を表示することができるという有利な効果が得ら
れる。
【0052】また、本発明のテレビ会議付加情報表示方
法によれば、各VTS端末から付加情報を送信して、M
CU端末で画像情報と付加情報とを合成して表示し、合
成した付加情報を各VTS端末へ送信して表示させるよ
うにしたので、各端末の有する付加情報を各端末に通知
して、画像情報と共に各種付加情報を表示することがで
きるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による多地点テレビ会議
システムを示すブロック図
【図2】図1のMCU端末を示すブロック図
【図3】図1のVTS端末を示すブロック図
【図4】(a)本実施の形態におけるフレームデータを
示すデータ図 (b)6400bpsのLSDを示すデータ図 (c)4800bpsのLSDを示すデータ図
【図5】(a)MCU端末とVTS端末との間のフレー
ムデータの流れを示すフレームデータ説明図 (b)VTS端末からMCU端末へ送られるフレームデ
ータを示すフレームデータ図 (c)MCU端末からVTS端末へ送られるフレームデ
ータを示すフレームデータ図
【図6】(a)モニタに表示された映像情報(ビデオデ
ータ)の4分割マルチ画面を示す画面図 (b)各VTS端末から送られてきた映像情報のシング
ル画面を示す画面図 (c)各VTS端末から送られてきた映像情報のシング
ル画面を示す画面図
【図7】(a)従来システムにおける情報表示方法を示
す情報表示図 (b)従来システムにおける情報表示方法を示す情報表
示図
【符号の説明】
1、8、10、12 カメラ 2、9、11、13 モニタ 3 MCU端末 4 ISDN網 5〜7 VTS端末 31 音声切換制御部 32、51 カメラ制御部 33 映像切換制御部 34、52 画面制御部 35、53 データポート制御部 36、54 メイン制御部 37、42、43、55 ブロック 38、56 TA制御部 39、57 多重化制御部 40、59 動画コーデック制御部 41、60 音声コーデック制御部 44〜46、58 ターミナルアダプタ(TA) 402、404、406 回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル通信網に接続される複数のテレビ
    会議端末から成る多地点テレビ会議システムであって、
    前記複数のテレビ会議端末の少なくとも1つのテレビ会
    議端末は、他のテレビ会議端末から送られてくるフレー
    ムデータ中に特定識別情報としての付加情報を格納して
    いるときに画像情報に前記フレームデータから解凍・逆
    多重化した前記付加情報を付加する多重化制御部を有す
    る多地点テレビ会議システム。
  2. 【請求項2】前記他のテレビ会議端末は、ITU−T勧
    告H.221に規定するフレームデータ中の特定領域
    に、画像情報に付加する付加情報を格納して送信する多
    重化制御部を有する請求項1記載の多地点テレビ会議シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記多重化制御部は、地点名、現地時刻、
    端末担当者名等の付加情報を前記フレームデータ中の特
    定領域に格納して送信する請求項2記載の多地点テレビ
    会議システム。
  4. 【請求項4】ITU−T勧告H.221に規定するフレ
    ームデータの特定領域に特定識別情報としての付加情報
    を格納してVTS端末からMCU端末へ送信し、前記付
    加情報を格納した前記ITU−T勧告H.221規定の
    フレームデータを受信したときに画像情報と前記フレー
    ムデータから解凍・逆多重化した付加情報とを合成して
    表示し、前記合成した画像情報と付加情報とを前記VT
    S端末へ送信して前記VTS端末側で表示させるテレビ
    会議付加情報表示方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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