JP2862923B2 - Isdn端末装置の伝送制御方法 - Google Patents

Isdn端末装置の伝送制御方法

Info

Publication number
JP2862923B2
JP2862923B2 JP1317761A JP31776189A JP2862923B2 JP 2862923 B2 JP2862923 B2 JP 2862923B2 JP 1317761 A JP1317761 A JP 1317761A JP 31776189 A JP31776189 A JP 31776189A JP 2862923 B2 JP2862923 B2 JP 2862923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
information
isdn
transmission
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1317761A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03179956A (ja
Inventor
満視 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1317761A priority Critical patent/JP2862923B2/ja
Publication of JPH03179956A publication Critical patent/JPH03179956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2862923B2 publication Critical patent/JP2862923B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ISDNを伝送路として用いるISDN端末装置の
伝送制御方法に関する。
[従来の技術] ISDNの基本インタフェースには、データ伝送のために
使用される情報チャネル(Bチャネル)が2つと、主に
呼接続のための信号(メッセージ)のやりとりを行うた
めの信号チャネル(Dチャネル)が1つ多重化されてい
る。
また、基本インタフェースの端末装置側の接続を受動
バス構成にすると、同一基本インタフェースに最大8台
のISDN端末装置を接続することができ、これらのISDN端
末装置により2つの情報チャネルを任意に使用すること
ができる。
このようにして、1つの基本インタフェースに複数の
ISDN端末装置を接続できるため、網から発呼のために送
出される呼設定メッセージには、「伝達能力」情報要
素、「高位レイヤ整合性」情報要素、および、「低位レ
イヤ整合性」情報要素など、発端末側の端末機能を通知
する情報要素が含まれており、着呼側の端末は、受信し
た呼設定メッセージに含まれるそれらの情報要素を参照
して、自端末がその呼を受け付けることができるかどう
かを判定し、受け付けることができる端末のみが、それ
以降の呼設定手順を実行するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来方法では、次のような
不都合を生じていた。
すなわち、同一の基本インタフェースに、例えば、複
数台のグループ4ファクシミリ装置が接続されている場
合など、端末規格が同一の装置が複数接続されている場
合、それらの複数のISDN端末装置が全て着呼可能な状態
になるので、おのおののISDN端末装置が適宜なタイミン
グで着呼受付をあらわす応答メッセージを網に送出す
る。
このとき、網は、最初に受信した応答メッセージのみ
を有効として、それ以外の応答メッセージを無効とす
る。そして、無効にした応答メッセージを送出したISDN
端末に対しては、解放メッセージを送出して呼設定動作
を行わないように指令する。
一方、グループ4ファクシミリ装置には、その装置機
能に応じて、複数のクラスが設定されており、上位クラ
スの装置は、下位クラスの装置に対してデータ伝送を行
うことができる。
そこで、同一インタフェースに上位クラスと下位クラ
スの装置が混在して接続されている場合、グループ4フ
ァクシミリ装置からの発呼を通知する呼設定メッセージ
を受けると、それらの全てのグループ4ファクシミリ装
置が着呼応答して応答メッセージを送出する。
ここで、たまたま、下位クラスの装置が上位クラスの
装置よりも早いタイミングで応筈メッセージを送出する
ように、装置特性が構成されている場合には、その下位
クラスの装置が既に呼接続中でない限り、その宛先を発
呼したときには、下位クラスの装置との間で常に呼接続
がされるので、発端末が上位クラスの装置であっても、
下位クラスの装置との間でデータ伝送が行われ、発端末
のオペレータが意図したデータ伝送ができないという不
都合を生じることがあった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、目的の装置と呼接続できるようにした、ISDN端末装
置の伝送制御方法を堤供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、発端末は、呼設定メッセージのユーザ・ユ
ーザ情報要素に使用する伝送モードをあらわす情報をセ
ットし、着端末は、受信した呼設定メッセージにユーザ
・ユーザ情報要素が含まれているときにはそれにセット
されている伝送モード情報を取り出し、その伝送モード
情報の内容を自端末が使用可能である場合にはその判定
直後に応答メッセージを送出し、伝送モード情報の内容
を自端末が使用可能でない場合にはその判定から一定時
間を経過した時点で応答メッセージを送出するようにし
たものである。
[作用] したがって、同一インタフェースに同一装置規格の複
数の端末装置が接続されている場合でも、発端末の伝送
モードを使用可能な端末が先に応答するので、例えば、
上位クラスと下位クラスの端末装置が接続されている場
合でも、上位クラスの装置と呼接続することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるファクシミリ装
置を示している。このファクシミリ装置は、ISDNを伝送
路として用いるとともに、グループ3ファクシミリ装置
機能およびグループ4ファクシミリ装置機能の両方を備
えている。
同図において、制御部1は、このファクンミリ装置の
動作制御処理、グループ3ファクシミリ伝送手順処理、
上位レイヤのグループ4ファクシミリ伝送手順処理、お
よび、通話手順処理を実行するものであり、システムメ
モリ2は、制御部1が実行する処理プログラムおよびそ
の処理プログラムを実行するために必要な各種データを
記億するとともに、制御部1のワークエリアを構成する
ものである。パラメータメモリ3は、このファクシミリ
装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであり、
バッテリバックアップされたSRAM(スタティック型ラン
ダム・アクセス・メモリ)などデータを書き換え可能な
不揮発性の半導体記憶装置からなる。
キャラクタジェネレータ4は、画像に付加する図形文
字や送信票を構成する図形文字の画像データを発生する
ためのものであり、時計回路5は、現在時刻情報を得る
ためのものである。
スキャナ6は、原稿画像をグループ4ファクシミリ装
置に設定されている解像度で読み取るためのものであ
り、プロッタ7は、画像をグループ4ファクシミリ装置
に設定されている解像度で記録出力するものである。
操作表示部8は、このファクシミリ装置を操作するた
めのものであり、各種の操作キー、および、オペレータ
へのガイダンス情報等を表示するための液晶表示器など
の各種の表示装置からなる。
符号化復号化部9は、画信号を所定の符号化方式で符
号化圧縮するとともに、符号化圧縮された状態の画情報
を元の画信号に復号化するためのものであり、画素密度
変換部10は、スキャナ4およびプロッタ5の画像の画素
密度と相手先の端末装置が伝送可能な画像の画素密度が
相違する場合にそれらの画素密度を相互に変換するため
のものである。
画像蓄積装置11は、送信画信号、送信画情報、受信画
情報および受信画信号などの種々の情報を蓄積するため
のものである。
ISDNインタフェース回路12は、ISDNと物理的に接続す
るためのものであり、レイヤ1信号制御部13は、ISDNの
レイヤ1の信号処理機能およびDチャネル(信号チャネ
ル)の信号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号
の統合/分離機能を備えたものである。
Dチャネル伝送制御部14は、Dチャネルを用いてISDN
と行なう呼制御処理などの伝送制御処理を行なうための
ものであり、CODFC15は、ISDNのBチャネルを用いてア
ナログ信号を伝送するためのアナログ信号/デジタルデ
ータの信号変換処理を行なうためのものである。
Bチャネル伝送制御部16は、ISDNのBチャネル(情報
チャネル)を用いたグループ4ファクシミリ伝送制御処
理のうちレイヤ2,3,4,5の伝送制御処理を行なうための
ものである。
なお、この場合、レイヤ1信号制御部13およびDチャ
ネル伝送制御部14は、同一のLSI装置により実現されて
いる。また、レイヤ1信号制御部13は、CODEC15および
Bチャネル伝送制御部16に対して、2つのBチャネルを
任意の組み合わせで割り当てる。
グループ3ファクシミリモデム17は、グループ3ファ
クシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝
送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21
モデム)、および、主に画情報をやりとりするための高
速モデム機能(V.29モデム、V.27terモデム)を備えて
いる。
切換器18は、CODFC15を、グループ3ファクシミリモ
デム17、通話のためのハンドセット19、または、呼出音
などを出力するためのスピーカ20のいずれかに切換接続
するためのものである。
制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、キ
ャラクタジェネレータ4、時計回路5、スキャナ6、プ
ロッタ7、操作表示部8、符号化復号化部9、画素密度
変換部10、画像蓄積装置11、Dチャネル伝送制御部14、
CODEC15、Bチャネル伝送制御部16、グループ3ファク
シミリモデム17、および、切換器18は、内部バス21に接
続されており、これらの各要素間における各種情報のや
りとりは、主としてこの内部バス21を介して行なわれ
る。また、ハンドセット19のフック状態をあらわすフッ
ク信号FSは、内部バス21を介して制御部1に加えられて
いる。
ここで、このファクシミリ装置などのISDN端末が、デ
ータ伝送時にISDNとの間で行なう呼設定/呼解放手順に
ついて説明する。
すなわち、第2図に示すように、発端末は、まず、使
用する端末機能を設定するとともに、着端末を宛先に指
定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送出して着端末
との呼設定を要求し、ISDNは、指定された着端末に発端
末の識別情報(ISDNアドレス)および端末機能を設定し
た呼設定メッセージSETUPを送出して発呼する。また、I
SDNは、呼設定状況を通知するための呼設定受付メッセ
ージCALL−PROCを発端末に送出する。
着端末は、着信検出すると、自端末が着信可能な状態
になっているときには、ISDNに呼出メッセージALERTを
所定間隔で連続して送出し、ISDNは呼出メッセージALER
Tを発端末に送出して着端末の呼出を開始したことを通
知する。
着端末は、着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末に送出し
て着端末が呼を受け付けたことを通知する。
また、ISDNは、着端末に応答確認メッセージCONN_ACK
を送出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末
と着端末の間にデータ伝送のための情報チャネル(Bチ
ャネル)が確立する。
これにより、発端末と着端末との相互間で、情報チャ
ネルを用いたデータ伝送が、おのおのの端末の伝送機能
に設定された伝送制御手順により実行される。
そして、データ伝送を終了すると、発端末が切断メッ
セージDISCをISDNに送出して情報チャネルの解放を要求
し、ISDNが切断メッセージDISCを着端末に送出して情報
チャネルの復旧を通知する。
これにより、着端末がチャネル切断完了を通知する解
放メッセージRELをISDNに応答すると、ISDNから発端末
に解放メッセージRELが送出される。発端末は、チャネ
ル解放が完了すると解放完了メッセージRBL_COMPをISDN
に送出してその旨を通知し、それにより、ISDNは解放完
了メッセージRBL_COMPを着端末に送出して、情報チャネ
ルの解放が成立し、発端末と着端末との間に設定されて
いた情報チャネルが完全に解放される。
このようにして、発端末と着端末との間に情報チャネ
ルが設定されて、データ伝送が行なわれ、データ伝送が
終了すると、情報チャネルが解放される。
また、ISDNの呼設定用のおのおののメッセージは、第
3図(a)に示すように、レイヤ3呼制御メッセージを
規定するプロトコル仕様(フォーマット、シーケンスな
ど)を識別するためのプロトコル識別子、そのメッセー
ジがどの呼に関与するものであるかを識別するための呼
番号、それぞれのメッセージの内容を識別するためのメ
ッセージタイプ、おのおののメッセージに必ず付加され
る必須情報要素、および、おのおののメッセージに必要
に応じて付加される付加情報要素からなる。なお、必須
情報要素は、メッセージタイプに応じて0,1,または複数
個が設定されており、付加情報要素は、その状況に応じ
て0,1または複数個が配置される。
呼設定メッセージSETUPは、同図(b)に示すよう
に、必須情報要素として「伝達能力」をもち、付加情報
要素としては、例えば、「発番号」、「着番号」、「低
位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合性」、および、
「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をもつ。
これらの情報要素の概略について説明する。
「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の内容が音
声、非制限デジタル情報、制限デジタル情報、3.1KHzオ
ーディオ、7KHzオーディオ、あるいは、ビデオのいずれ
かであるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が
回線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送
モード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報
の転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロ
トコルをあらわす情報などからなる。
「発番号」情報要素は、発端末のISDN番号をあらわ
し、「着番号」情報要素は、着端末のISDN番号をあらわ
す。
「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との通信
可能性検査に使用するためのものであり、基本的な内容
は「伝達能力」情報要素と同一である。
さらに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、よ
り細かい内容が含まれる。
「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との整合
性検査に使用するためのものであリ、グループ2/グルー
プ3ファクシミリ、グループ4ファクシミリ、ミックス
モード、テレテックス、ビデオテックス、テレックス、
あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムのいず
れを端末機能として備えているのかを表示する。
「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間の情報の伝
達に用いるためのものであり、この「ユーザ・ユーザ」
情報要素の内容は、ISDNにより解釈されることなくトラ
ンスペアレントに転送されて相手ユーザに伝達される。
第4図は、送信時に実行する処理例を示している。
オペレータがスキャナ6に送信原稿をセットし、宛先
を操作入力するとともに使用する伝送機能を設定入力し
て、送信開始を指令入力すると(処理101)、そのとき
に設定入力された伝送機能を伝送モードとして判定し
(処理102)、そのときにスキャナ6にセットされてい
る送信原稿の画像を読み取り、それによって得た画信号
を符号化復号化部9で符号化し、それによって得た画情
報を画像蓄積装置11に蓄積する(処理103)。
このようにして、送信準備が整うと、「ユーザ・ユー
ザ」情報要素に、処理102で判定した伝送モードをあら
わす情報をセットした状態で、宛先を発呼する呼設定メ
ッセージSETUPをISDNに送出する(処理104)。
これにより、ISDNとの間で呼設定手順を実行して(処
理105)、相手端末との間で情報チャネルの通信パスを
確立し(処理106)、その確立した通信パスを用いて所
定のグループ4ファクシミリ手順を実行し、画像蓄積装
置11に蓄積している画情報を宛先に送信する(処理10
7)。
このようにして、画情報伝送を終了すると、ISDNとの
間で呼解放手順を実行して(処理108)、一連の画情報
送信処理を終了する。
第5図は、着信検出時の処理例を示している。
ISDNから呼設定メッセージSBTUPを受信して、着信検
出すると、その呼設定メッセージSETUPの内容を参照し
て、発端末と端末機能が一致するかどうかを判断し(判
断201)、判断201の結果がNOになるときにはその着呼を
無視する(処理202)。
判断201の結果がYESになるときには、そのときに受信
した呼設定メッセージSETUPに「ユーザ・ユーザ」情報
要素が含まれているかどうかを調べ(判断203)、判断2
03の結果がYESになるときには、その「ユーザ・ユー
ザ」情報要素に伝送モードをあらわす情報が含まれてい
て、その伝送モードを使用可能かどうかを調べる(判断
204)。
判断204の結果がYBSになるときには、直後に応答メッ
セージCONNをISDNに送出し(処理205)、それ以降の呼
設定手順を実行して(処理206)、相手端末との間で情
報チャネルによる通信パスを確立する(処理207)。
そして、その確立した通信パスを用いて所定のグルー
プ4ファクシミリ手順を実行し、画情報伝送を行う(処
理208)。この場合、呼設定メッセージSETUPの「ユーザ
・ユーザ」情報要素に含まれていた伝送モード情報の内
容に応じた伝送モードが使用される。
このようにして、画情報伝送を終了すると、ISDNとの
間で呼解放手順を実行して(処理209)、一連の着信検
出時の処理を終了する。
また、「ユーザ・ユーザ」情報要素に含まれていた伝
送モード情報を使用できない場合で、判断204の結果がN
Oになるときには、一定時間経過するまで待った後に
(処理210)、呼設定手順を実行し(処理211)、それに
よって通信パスが確立したときには(処理212)、その
通信パスを用いて所定のグループ4ファクシミリ手順を
実行し、画情報伝送を行う(処理208)。
そして、画情報伝送を終了すると、ISDNとの間で呼解
放手順を実行して(処理214)、一連の着信検出時の処
理を終了する。
また、呼設定メッセージSETUPに「ユーザ・ユーザ」
情報要素が含まれていない場合で、判断203の結果がNO
になるときには、処理211に移行して、それ以降の処理
を実行し、相手端末との間で画情報伝送動作を行う。
このようにして、呼設定メッセージSETUPを受信する
と、それに「ユーザ・ユーザ」情報要素が含まれている
とき、その「ユーザ・ユーザ」情報要素にセットされて
いる伝送モードを使用可能な場合には、その判定直後に
応答メッセージCONNを応答して呼設定手順を開始する。
また、「ユーザ・ユーザ」情報要素にセットされてい
る伝送モードを使用できない場合には、その判定直後か
ら一定時間を経過した時点で、呼設定手順を開始してい
る。
したがって、発端末の伝送モードを使用可能な端末装
置が先に着信応答するため、ISDNはその端末装置を着端
末と判定し、発端末との間の通信パスを設定する。
これにより、「伝達能力」情報要素、「高位レイヤ整
合性」情報要素、および、「低位レイヤ整合性」情報要
素が同一であり、かつ、発端末の伝送モードを使用可能
な端末が、その発端末との間で画情報伝送を行うことが
できる。
なお、「ユーザ・ユーザ」情報要素が含まれていない
場合には、通常の着信検出時の動作を行う。
以上の構成で、例えば、第6図に示すように、ISDNの
網終端装置NTaに2つのグループ4ファクシミリ装置GF
A,GFBが接続され、網終端装置NTbに2つのグループ4フ
ァクシミリ装置GFC,GFDが接続されている場合で、グル
ープ4ファクシミリ装置GFAがグループ4ファクシミリ
装置GFCを発呼する場合について説明する。
この場合、グループ4ファクシミリ装置GFA,GFB,GFC
は、400(画素/25.4mm)の読み取り/記録解像度を備え
たクラス3装置であり、グループ4ファクシミリ装置GF
Dは200(画素/25.4mm)の読み取り/記録解像度を備え
たクラス1装置である。
第7図に示すように、グループ4ファクシミリ装置GF
Aは、「ユーザ・ユーザ」情報要素に、伝送データ情報
として400(画索/25.4mm)の解像度を指定する情報をセ
ットした状態で、網終端装置NTbのISDNアドレスの端末
を発呼する呼設定メッセージSETUPをISDNに送出し、ISD
Nは、網終端装置NTbより、呼設定メッセージSETUPを放
送形式で端末側に送出する。
これにより、グループ4ファクシミリ装置GFC,GFD
は、それぞれその呼設定メッセージSBTUPを受信し、そ
の情報要素の内容を判定する。
この場合には、「ユーザ・ユーザ」情報要素に、400
(画素/25.4mm)の解像度を指定する情報がセットされ
ているので、グループ4ファクシミリ装置GFCが伝送モ
ード一致となり、グループ4ファクシミリ装置GFDは伝
送モード不一致となる。
そこで、グループ4ファクシミリ装置GFCは、その判
定直後に応答メッセージCONNをISDNに送出し、グループ
4ファクシミリ装置GFDは、その判定から時間Taを経過
した時点で応答メッセージCONNをISDNに送出する。
これによって、ISDNは、それ以降は、グループ4ファ
クシミリ装置GFCに対して呼設定手順を実行し、発端末
であるグループ4ファクシミリ装置GFAとの間に通信パ
スを形成し、その結果、グループ4ファクンミリ装置GF
Aとグループ4ファクシミリ装置GFCとの間でデータ伝送
が実行される。
一方、ISDNは、グループ4ファクシミリ装置GFDより
応答メッセージCONNを受信すると、呼を復旧させるため
に、そのグループ4ファクシミリ装置GFDには、解放メ
ッセージRELを送出する。
これにより、グループ4ファクシミリ装置GFDは、解
放完了メッセージREL_COMPを送出して、着信検出時の動
作を終了する。
このようにして、この場合には、伝送モードが同一の
グループ4ファクシミリ装置GFAとグループ4ファクシ
ミリ装置GFCとの間に通信パスが確立するとともに、伝
送モードが不一致のグループ4ファクシミリ装置GFD
は、呼復旧状態になるので、発端末のオペレータが意図
した伝送機能を用いた画情報伝送が実行される。
以上説明したように、本実施例では、同一ユーザ・網
インタフェースに同じ規格でかつ伝送機能が異なる複数
の装置が接続されていても、発端末と同一の伝送機能の
装置との間で通信パスが確立するので、発端末のオペレ
ータが意図したデータ伝送を適切に行うことができる。
なお、上述した実施例では、グルーブ4ファクシミリ
装置に本発明を適用したが、それ以外の装置にも、本発
明を同様にして適用することができる。
また、上述した実施例では、ISDNの基本インタフェー
スに接続される装置に本発明を適用したが、それ以外の
ISDNのインタフェースに接続される装置にも、本発明を
同様にして適用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、同一インタフ
ェースに同一装置規格の複数の端末装置が接続されてい
る場合でも、発端末の伝送モードを使用可能な端末が先
に応答するので、その端末が着端末として判別されてそ
れ以降の呼接続が行われ、それによって、発端末のオペ
レータが意図したデータ伝送を確実に実行できるという
効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示すブロック図、第2図はISDNにおける呼制御手順の一
例を示すタイムチャート、第3図(a)は呼設定用メッ
セージの形式を示す概略図、同図(b)は呼設定メッセ
ージの情報要素の一例を示す概略図、第4図は発信時の
処理例を示すフローチャート、第5図は着信検出時の処
理例を示すフローチャート、第6図は本発明の伝送例を
説明するためのモデル図、第7図は第6図のモデルによ
る伝送手順の一例を示すタイムチャートである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDNを伝送路として用いるISDN端末装置の
    伝送制御方法において、発端末は、呼設定メッセージの
    ユーザ・ユーザ情報要素に使用する伝送モードをあらわ
    す情報をセットし、着端末は、受信した呼設定メッセー
    ジにユーザ・ユーザ情報要素が含まれているときにはそ
    れにセットされている伝送モード情報を取り出し、その
    伝送モード情報の内容を自端末が使用可能である場合に
    はその判定直後に応答メッセージを送出し、伝送モード
    情報の内容を自端末が使用可能でない場合にはその判定
    から一定時間を経過した時点で応答メッセージを送出す
    ることを特徴とするISDN端末装置の伝送制御方法。
JP1317761A 1989-12-08 1989-12-08 Isdn端末装置の伝送制御方法 Expired - Fee Related JP2862923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1317761A JP2862923B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 Isdn端末装置の伝送制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1317761A JP2862923B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 Isdn端末装置の伝送制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03179956A JPH03179956A (ja) 1991-08-05
JP2862923B2 true JP2862923B2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=18091750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1317761A Expired - Fee Related JP2862923B2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 Isdn端末装置の伝送制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2862923B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03179956A (ja) 1991-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0417458A (ja) Isdn端末装置の伝送制御方法
JP3169221B2 (ja) Isdn端末装置の伝送制御方法
US5365517A (en) ISDN Terminal equipment
JP2782096B2 (ja) データ通信装置
JP3034555B2 (ja) Isdnファクシミリ装置
JP2862923B2 (ja) Isdn端末装置の伝送制御方法
JP2781240B2 (ja) Isdnファクシミリ装置
JPH0410752A (ja) Isdn端未装置の伝送制御方法
JP3845223B2 (ja) 通信端末装置
JP3187407B2 (ja) Isdn端末装置の制御方法
JP2895532B2 (ja) Isdnファクシミリ装置
JP2804548B2 (ja) データ端末装置の制御方法
JP3135621B2 (ja) Isdnファクシミリ装置
JP2743272B2 (ja) Isdn端末装置
JP3298684B2 (ja) Isdn通信端末装置
JP3025522B2 (ja) ファクシミリ装置の伝送制御方式
JP3220273B2 (ja) テレライティング装置の制御方法
JP2756984B2 (ja) データ端末装置の制御方法
JPH05199320A (ja) Isdn端末装置
JP2928300B2 (ja) Isdn端末装置の伝送制御方法
JP3236678B2 (ja) 静止画会議装置の制御方法および静止画会議通信システム
JPH03169141A (ja) Isdn端末装置の伝送制御方法
JPH03297268A (ja) Isdn端末装置の伝送制御方式
JPH0522473A (ja) Isdn端末装置
JP2966032B2 (ja) Isdn端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees