JP3452230B2 - 信号処理装置およびisdn端末装置 - Google Patents

信号処理装置およびisdn端末装置

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JP3452230B2
JP3452230B2 JP24525295A JP24525295A JP3452230B2 JP 3452230 B2 JP3452230 B2 JP 3452230B2 JP 24525295 A JP24525295 A JP 24525295A JP 24525295 A JP24525295 A JP 24525295A JP 3452230 B2 JP3452230 B2 JP 3452230B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理装置、お
よび、ISDN基本インタフェースに接続され、アナロ
グ信号による通信機能を備えたISDN端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ISDN等のデジタル網では、音声通話
等のアナログ信号を用いたアナログ通信を実現するに
は、アナログ信号をデジタル信号に一旦変換している。
そして、この変換方式としては、良好な音質を実現する
ことのできるPCM方式が採用されている。
【0003】また、一般的に、デジタル網を用いたアナ
ログ通信は、アナログ網のような信号劣化等が原理的に
は生じないため、高品位の通信が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0005】すなわち、例えば、電源が不安定な場合に
は、アナログ信号とデジタル信号を相互に変換するアナ
ログ/デジタル変換器およびデジタル/アナログ変換器
からノイズが発生する場合があり、音質が著しく劣化す
るという事態を生じることがある。なお、かかるノイズ
は、アナログ/デジタル変換器およびデジタル/アナロ
グ変換器から直接発生するため、通常のノイズフィルタ
等では、かかるノイズを除去することができない。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、アナログ信号に重畳するノイズ成分を効果的
に除去することができる信号処理装置およびISDN端
末装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理対象のア
ナログ信号を対応するデジタル信号に変換する第1のア
ナログ/デジタル変換器と、無信号レベルに対応したア
ナログ信号を対応するデジタル信号に変換する第2のア
ナログ/デジタル変換器と、上記第1のアナログ/デジ
タル変換器の出力から、上記第2のアナログ/デジタル
変換器の出力を減算する演算手段を備え、上記演算手段
の出力を上記処理対象のアナログ信号に対応したデジタ
ル信号として出力するようにしたものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】また、ISDN基本インタフェースに接続
され、アナログ信号による通信機能を備えたISDN端
末装置において、送信アナログ信号を対応するデジタル
信号に変換する第1のアナログ/デジタル変換器と、無
信号レベルに対応したアナログ信号を対応するデジタル
信号に変換する第2のアナログ/デジタル変換器と、上
記第1のアナログ/デジタル変換器の出力から、上記第
2のアナログ/デジタル変換器の出力を減算する第1の
演算手段と、上記第1のアナログ/デジタル変換器の出
力信号または上記第1の演算手段の出力信号のいずれか
一方を選択する第1の選択手段と、受信デジタル信号を
対応するアナログ信号に変換する第1のデジタル/アナ
ログ変換器と、論理的無信号に対応したデジタル信号を
対応するアナログ信号に変換する第2のデジタル/アナ
ログ変換器と、上記第1のデジタル/アナログ変換器の
出力から、上記第2のデジタル/アナログ変換器の出力
を減算する第2の演算手段と、上記第1のデジタル/ア
ナログ変換器の出力信号または上記第2の演算手段の出
力信号のいずれか一方を選択する第2の選択手段と、上
記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号のノイズ
レベルが所定値以上になっていることを検出する検出手
段と、上記第1の選択手段の出力信号または上記受信デ
ジタル信号のいずれか一方を上記第1のデジタル/アナ
ログ変換器に加える切換手段を備え、電源投入時、上記
第1の選択手段により上記第1の演算手段の出力信号を
選択させるとともに、上記切換手段により上記第1の選
択手段の出力信号を上記第1のデジタル/アナログ変換
器に加えたとき、上記検出手段がノイズレベルが所定値
以上であることを検出しているときには、それ以降、上
記第1の演算手段の出力信号を上記送信アナログ信号に
対応した送信デジタル信号として出力するとともに、上
記第2の演算手段の出力信号を上記受信デジタル信号に
対応した受信アナログ信号として出力する一方、上記検
出手段がノイズレベルが所定値以上であることを検出し
ていないときには、それ以降、上記第1のアナログ/デ
ジタル変換器の出力信号を上記送信アナログ信号に対応
した送信デジタル信号として出力するとともに、上記第
1のデジタル/アナログ変換器の出力信号を上記受信デ
ジタル信号に対応した受信アナログ信号として出力する
ようにしたものである。
【0012】また、ISDN基本インタフェースに接続
され、アナログ信号による通信機能を備えたISDN端
末装置において、送信アナログ信号を対応するデジタル
信号に変換する第1のアナログ/デジタル変換器と、無
信号レベルに対応したアナログ信号を対応するデジタル
信号に変換する第2のアナログ/デジタル変換器と、上
記第1のアナログ/デジタル変換器の出力から、上記第
2のアナログ/デジタル変換器の出力を減算する第1の
演算手段と、上記第1のアナログ/デジタル変換器の出
力信号または上記第1の演算手段の出力信号のいずれか
一方を選択する第1の選択手段と、受信デジタル信号を
対応するアナログ信号に変換する第1のデジタル/アナ
ログ変換器と、論理的無信号に対応したデジタル信号を
対応するアナログ信号に変換する第2のデジタル/アナ
ログ変換器と、上記第1のデジタル/アナログ変換器の
出力から、上記第2のデジタル/アナログ変換器の出力
を減算する第2の演算手段と、上記第1のデジタル/ア
ナログ変換器の出力信号または上記第2の演算手段の出
力信号のいずれか一方を選択する第2の選択手段と、上
記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号のノイズ
レベルが所定値以上になっていることを検出する検出手
段と、上記第1の選択手段の出力信号または上記受信デ
ジタル信号のいずれか一方を上記第1のデジタル/アナ
ログ変換器に加える切換手段を備え、呼設定時、上記第
1の選択手段により上記第1の演算手段の出力信号を選
択させるとともに、上記切換手段により上記第1の選択
手段の出力信号を上記第1のデジタル/アナログ変換器
に加えたとき、上記検出手段がノイズレベルが所定値以
上であることを検出しているときには、それ以降、上記
第1の演算手段の出力信号を上記送信アナログ信号に対
応した送信デジタル信号として出力するとともに、上記
第2の演算手段の出力信号を上記受信デジタル信号に対
応した受信アナログ信号として出力する一方、上記検出
手段がノイズレベルが所定値以上であることを検出して
いないときには、それ以降、上記第1のアナログ/デジ
タル変換器の出力信号を上記送信アナログ信号に対応し
た送信デジタル信号として出力するとともに、上記第1
のデジタル/アナログ変換器の出力信号を上記受信デジ
タル信号に対応した受信アナログ信号として出力するよ
うにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例にかかるISD
N電話装置の構成を示している。
【0015】同図において、制御部1は、このISDN
電話装置の動作制御等の各種処理を実行するものであ
り、ROM(リード・オンリ・メモリ)2は、制御部1
が実行する制御プログラム等のデータを記憶するもので
あり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)3は、制
御部1のワークエリア等を構成するためのものである。
また、RAM3の一部の領域は、不揮発性に構成され
て、このISDN電話端末装置に固有の種々のデータ
(例えば、短縮ダイアルデータ等)を記憶するパラメー
タメモリに構成される場合もある。
【0016】操作部4は、テンキー等、このISDN電
話装置を操作するためのものであり、表示部5は、液晶
表記装置等、ユーザに種々の情報を表示出力するための
ものである。
【0017】ISDNインタフェース回路6は、ISD
Nと物理的に接続するとともに、ISDNのレイヤ1の
信号処理機能およびDチャネル(信号チャネル)の信号
とBチャネル(情報チャネル)の信号の統合/分離機能
を備えたものである。Dチャネル側の信号のやりとり
は、Dチャネル伝送制御部7との間で行われ、また、B
チャネル側の信号のやりとりは、音声CODEC8との
間で行われる。
【0018】Dチャネル伝送制御部7は、Dチャネルを
用いてISDNと行なう呼制御処理などの伝送制御処理
を行なうためのものであり、音声CODEC8は、IS
DNのBチャネルを用いてアナログ信号を伝送するため
のアナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行な
うためのものである。
【0019】ハンドセット9は、通話のためのものであ
り、その入出力信号は、音声CODEC8との間でやり
とりされている。また、ハンドセット9のフック状態を
あらわすフック信号FSは、制御部1に加えられてい
る。
【0020】これらの制御部1、ROM2、RAM3、
操作部4、表示部5、Dチャネル伝送制御部7、音声C
ODEC8、および、ハンドセット部9は、内部バス1
0に接続されており、これらの各要素間のデータのやり
とりは、主としてこの内部バス10を介して行われてい
る。
【0021】また、ISDN基本インタフェースに端末
を接続するときの形態は、図2(a)に示すように、電
話器TA等の端末装置を、網を終端する接続器DSUに
直接接続するポイント・ツー・ポイント接続形態と、同
図(b)に示すように、受動バスBRに複数の端末T
A,TB,TCを接続する受動バス接続形態の2種類が
ある。
【0022】ポイント・ツー・ポイント接続形態で接続
されている場合、端末TAの電源は、ISDN交換機E
Xから供給される電源を用いることができる。かかる給
電方式を局給電方式という。
【0023】また、受動バス接続形態で接続されている
場合、各端末TA,TB,TCの電源は、ローカルな商
用電源から供給される。ただし、受動バスBRに接続さ
れている端末のうちの1つのみは、局給電で電源供給を
受けることができる場合がある。
【0024】図3は、音声CODEC8の要部を示して
いる。
【0025】同図において、ハンドセット9から加えら
れる送信アナログ信号TXは、切換器21の常閉接点2
1bに加えられている。切換器21の常開接点21a
は、接地レベルに接続されており、切換器21のコモン
接点21cの出力信号は、アナログ/デジタル変換器2
2のアナログ信号入力端に加えられている。
【0026】アナログ/デジタル変換器22は、入力ア
ナログ信号を所定のデジタル信号に変換するものであ
り、その出力信号D1は、演算器23の入力端Aおよび
切換器24の常閉接点24bに加えられている。
【0027】アナログ/デジタル変換器25は、アナロ
グ/デジタル変換器22と同一構成で同一特性を備える
ものであり、そのアナログ信号入力端には、接地レベル
が加えられている。また、このアナログ/デジタル変換
器25の出力信号D2は、演算器23の入力端Bに加え
られている。また、アナログ/デジタル変換器22とア
ナログ/デジタル変換器25は、その動作特性が同一と
なるように熱カップリング等の処理がなされている。
【0028】演算器23は、入力端Aに加えられている
信号D1から、入力端Bに加えられている信号D2を減
じる減算演算を実行するものであり、その出力端の出力
信号D3は、切換器24の常開接点24aに加えられて
いる。
【0029】切換器24のコモン接点24cの出力信号
D4は、符号化部26に加えられている。符号化部26
は、この音声CODEC8の音声符号化方式で入力した
信号D4を対応するデジタル符号に変換するものであ
り、その出力信号D5は、切換器27のコモン接点27
cに加えられている。
【0030】切換器27の常閉接点27bから出力され
る信号は、送信デジタル信号TDとしてISDNインタ
フェース6に出力される。また、切換器27の常開接点
27aは、切換器28の常開接点28aに接続されてい
る。
【0031】ISDNインタフェース6から出力される
受信デジタル信号RDは、切換器28の常閉接点28b
に加えられている。切換器28のコモン接点28cの信
号は、信号D10として復号化部29に加えられてい
る。
【0032】復号化部29は、符号化部26の逆変換処
理を実行するものであり、その出力信号D11は、デジ
タル/アナログ変換器30のデジタル信号入力端に加え
られている。
【0033】デジタル/アナログ変換器30は、入力デ
ジタル信号を所定のアナログ信号に変換するものであ
り、その出力信号D12は、比較器31の比較入力端、
切換器32の常閉接点32b、および、減算器33のプ
ラス側入力端に加えられている。
【0034】比較器31の基準入力端には、基準信号発
生部35から出力された基準信号THが加えられてい
る。比較器31は、信号D12が基準信号THよりも大
きくなると、その出力信号SZを論理Hレベルに立ち上
げるとともに、信号D12が基準信号TH以下の場合に
は、出力信号を論理Lレベルに設定する。
【0035】デジタル/アナログ変換器36は、デジタ
ル/アナログ変換器30と同一構成で同一特性を備える
ものであり、その入力端には、論理的無音をあらわすデ
ータ「FF」が加えられており、したがって、デジタル
/アナログ変換器36の出力信号D13は、無音信号に
対応したアナログ信号となり、この信号D13は、減算
器33のマイナス側入力端に加えられている。また、デ
ジタル/アナログ変換器30とデジタル/アナログ変換
器35は、その動作特性が同一となるように熱カップリ
ング等の処理がなされている。
【0036】減算器33は、信号D12から信号D13
を減じるものであり、その出力信号は、受信信号からノ
イズ成分を除去した信号となり、その出力信号D14
は、切換器32の常開接点32aに加えられている。
【0037】切換器32のコモン接点32cの出力信号
は、受信アナログ信号RXとしてハンドセット9に加え
られている。
【0038】また、切換器21,24,27,28,3
2の切換動作は、それぞれ制御信号S1,S2,S3,
S4,S5により制御されている。これらの制御信号S
1,S2,S3,S4,S5は、制御部1から出力され
る信号である。
【0039】制御部1が音声CODEC8にノイズ測定
モードを設定するときには、制御信号S1,S2,S
3,S4,S5により、切換器21に常開接点21aを
選択させ、切換器24に常閉接点24bを選択させ、切
換器27に常開接点27aを選択させ、切換器28に常
開接点28aを選択させ、切換器32に常閉接点32b
を選択させる。
【0040】これにより、アナログ/デジタル変換器2
2には、接地レベルの信号が加えられ、アナログ/デジ
タル変換器22から出力される信号D1は、接地レベル
の信号に、アナログ/デジタル変換器22の変換時のノ
イズ成分が重畳した信号となる。この信号D1は、切換
器24を介し、信号D4として符号化部26に加えられ
るから、符号化部26から出力される信号D5は、接地
レベルの信号にノイズ成分が重畳した信号を符号化した
信号となり、この信号D5は、切換器27および切換器
28を介し、信号D10として復号化部29に加えられ
る。
【0041】復号化部29は、信号D10を復号化し、
したがって、復号化部29から出力される信号D11
は、接地レベルの信号にアナログ/デジタル変換器22
の変換時のノイズ成分が重畳した信号となる。
【0042】この信号D11はデジタル/アナログ変換
器30に加えられ、対応するデジタル信号の信号D12
がデジタル/アナログ変換器30から出力される。した
がって、このときにデジタル/アナログ変換器30から
出力される信号D12は、接地レベルの信号に、アナロ
グ/デジタル変換器22の変換時のノイズ成分と、デジ
タル/アナログ変換器30の変換時のノイズ成分が重畳
した信号となる。そして、この信号D12は、比較器3
1に加えられる。
【0043】ここで、信号D12が基準信号THよりも
大きくなっている場合、すなわち、アナログ/デジタル
変換器22の変換時のノイズ成分と、デジタル/アナロ
グ変換器30の変換時のノイズ成分を重畳したノイズ成
分信号が、基準信号THより大きくなっている場合に
は、比較器31から出力される信号SZが論理Hレベル
になり、また、信号D12が基準信号TH以下の場合、
すなわち、アナログ/デジタル変換器22の変換時のノ
イズ成分と、デジタル/アナログ変換器30の変換時の
ノイズ成分を重畳したノイズ成分信号が、基準信号TH
以下の場合には、比較器31から出力される信号SZが
論理Lレベルになる。
【0044】したがって、このときに信号SZの論理レ
ベルを調べることにより、アナログ/デジタル変換器2
2およびデジタル/アナログ変換器30で生じているノ
イズ成分が大きいか否かを判定することができる。
【0045】制御部1が音声CODEC8にノーマルモ
ード(通常の動作モード)を設定するときには、制御信
号S1,S2,S3,S4,S5により、切換器21に
常閉接点21bを選択させ、切換器24に常閉接点24
bを選択させ、切換器27に常閉接点27bを選択さ
せ、切換器28に常閉接点28bを選択させ、切換器3
2に常閉接点32bを選択させる。
【0046】したがって、切換器21を介し、送信アナ
ログ信号TXがアナログ/デジタル変換器22のアナロ
グ信号入力端に加えられ、対応するデジタル信号の信号
D1に変換される。この信号D1は、切換器24を介し
て符号化部26に加えられ、それにより、符号化部26
からは、送信アナログ信号TXに対応したデジタル符号
の信号D5が出力され、この信号D5は、送信デジタル
信号TDとして、次段装置(この場合は、ISDNイン
ターフェース回路6)に出力される。
【0047】また、ISDNインタフェース回路6から
出力される受信デジタル信号RDは、切換器28を介し
て復号化部29に加えられており、復号化部29から
は、受信デジタル信号RDに対応した信号D11が出力
される。この信号D11は、デジタル/アナログ変換器
30のデジタル信号入力端に加えられる。
【0048】デジタル/アナログ変換器30は、信号D
11に対応したアナログ信号の信号D12を出力し、こ
の信号D12は、切換器32を介し、受信アナログ信号
RXとして、次段装置(この場合はハンドセット部9)
に出力される。
【0049】このようにして、ノーマルモードが設定さ
れると、音声CODEC8は、通常の音声CODEC処
理を行う。
【0050】制御部1が音声CODEC8にノイズ除去
モードを設定するときには、制御信号S1,S2,S
3,S4,S5により、切換器21に常閉接点21bを
選択させ、切換器24に常開接点24aを選択させ、切
換器27に常閉接点27bを選択させ、切換器28に常
閉接点28bを選択させ、切換器32に常開接点32a
を選択させる。
【0051】したがって、切換器21を介し、送信アナ
ログ信号TXがアナログ/デジタル変換器22のアナロ
グ信号入力端に加えられ、対応するデジタル信号の信号
D1に変換され、その信号D1は、演算器23の入力端
Aに加えられる。
【0052】また、接地レベル信号が加えられるアナロ
グ/デジタル変換器25から出力される信号D2は、演
算器23の入力端Bに加えられる。また、アナログ/デ
ジタル変換器25から出力される信号D2は、無信号入
力時のアナログ/デジタル変換器25の動作によるノイ
ズ成分の信号に相当する。ここで、アナログ/デジタル
変換器25の動作特性が、アナログ/デジタル変換器2
2と同一特性に設定されているので、信号D2は、アナ
ログ/デジタル変換器22の動作によるノイズ成分の信
号に相当する。
【0053】すなわち、信号D2は、アナログ/デジタ
ル変換器22が送信アナログ信号TXをデジタル信号に
変換した際に、アナログ/デジタル変換器22の変換後
の出力信号D1に含まれるノイズ成分の信号に相当し、
したがって、演算器23から出力される信号D3は、信
号D1からノイズ成分の信号D2を除いた信号成分の信
号に相当する。
【0054】この信号D3は、切換器24を介して符号
化部26に加えられ、それにより、符号化部26から
は、送信アナログ信号TXの信号成分に対応したデジタ
ル符号の信号D5が出力され、この信号D5は、送信デ
ジタル信号TDとして、次段装置(この場合は、ISD
Nインターフェース回路6)に出力される。
【0055】また、ISDNインタフェース回路6から
出力される受信デジタル信号RDは、切換器28を介し
て復号化部29に加えられており、復号化部29から
は、受信デジタル信号RDに対応した信号D11が出力
される。この信号D11は、デジタル/アナログ変換器
30のデジタル信号入力端に加えられる。
【0056】デジタル/アナログ変換器30は、信号D
11に対応したアナログ信号の信号D12を出力し、こ
の信号D12は、減算器33のプラス側入力端に加えら
れる。
【0057】また、デジタル/アナログ変換器36に
は、論理的無音をあらわすデータが入力信号として加え
られているので、デジタル/アナログ変換器36の出力
信号D13は、無信号入力時のデジタル/アナログ変換
器36の動作によるノイズ成分の信号に相当する。ここ
で、デジタル/アナログ変換器36の動作特性が、デジ
タル/アナログ変換器30と同一特性に設定されている
ので、信号D13は、デジタル/アナログ変換器30の
動作によるノイズ成分の信号に相当する。
【0058】すなわち、信号D13は、デジタル/アナ
ログ変換器30が信号D11をデジタル信号に変換した
際に、デジタル/アナログ変換器30の変換後の出力信
号D12に含まれるノイズ成分の信号に相当し、したが
って、減算器33から出力される信号D14は、信号D
12からノイズ成分の信号D13を除いた信号成分の信
号に相当する。
【0059】この信号D14は、切換器32を介し、受
信アナログ信号RXとして、次段装置(この場合はハン
ドセット部9)に出力される。
【0060】このようにして、ノイズ除去モードが設定
されると、音声CODEC8から出力される送信デジタ
ル信号TDおよび受信アナログ信号RXは、それぞれア
ナログ/デジタル変換器22の動作に基づくノイズ成
分、および、デジタル/アナログ変換器30の動作に基
づくノイズ成分がおのおの除去された信号になるので、
S/N比が良好な信号となり、したがって、電源が不安
定な状態でも、適切な通話(アナログ信号伝送)を行う
ことができる。
【0061】図4は、ISDNに接続されている電話端
末が、ISDNとの間で行う呼制御手順の一例について
示している。
【0062】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0063】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0064】着端末は、ユーザがハンドセットを取り上
げて着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末
に送出して着端末が呼を受け付けたことを通知する。
【0065】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送(通
話)のためのBチャネルが確立し、発端末のユーザと着
端末のユーザとの間で、Bチャネルを用いた通話動作が
適宜に実行される。
【0066】そして、通話が終了して発端末のユーザが
先にハンドセットを戻してオンフックすると、発端末が
切断メッセージDISCをISDNに送出してBチャネ
ルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージREL
を発端末に送出してBチャネルの復旧を通知する。一
方、着端末には、ISDNが切断メッセージDISCを
送出してBチャネルの解放を要求し、着端末が解放メッ
セージRELをISDNに送出してBチャネルの復旧を
通知する。
【0067】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間のBチャネルが
解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メッ
セージREL_COMPを着端末に送出して、ISDN
と着端末との間のBチャネルが解放される。それによ
り、発端末と着端末との間に設定されていたBチャネル
が完全に解放される。
【0068】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0069】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図5(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0070】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合
性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をも
つ。
【0071】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0072】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、トーン/アナウンスを伴
う非制限ディジタル情報、あるいは、ビデオのいずれか
であるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が回
線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送モ
ード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報の
転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロト
コルをあらわす情報などからなる。
【0073】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
【0074】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、例え
ば、TTC標準JT−H.221機能など、より細かい
内容が含まれる。
【0075】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムな
どの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えているの
かを表示する。
【0076】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0077】以上の構成で、制御部1は、電源投入時に
図6に示したような処理を実行する。
【0078】まず、そのときの給電がローカル給電であ
るかどうかを調べる(判断101)。判断101の結果
がYESになるときには、音声CODEC8を上述した
ノイズ測定モードに設定し(処理102)、そのときに
出力される信号SZを入力して(処理103)、信号S
Zが論理Hレベルであり、ノイズが大きい状態であるか
どうかを調べる(判断104)。
【0079】判断104の結果がYESになるときに
は、音声CODEC8を上述したノイズ除去モードに設
定し(処理105)、判断104の結果がNOになると
きには、音声CODEC8を上述したノーマルモードに
設定して(処理106)、その他の電源投入時に行う初
期化処理を実行し(処理107)、次の処理へと移行す
る。
【0080】また、そのときの給電が局給電の場合で、
判断101の結果がNOになるときには、処理106に
移行し、音声CODEC8をノーマルモードに設定し
て、それ以降の処理を実行する。
【0081】また、制御部1は、発呼時または着呼時に
は、図7に示したような処理を実行する。
【0082】まず、所定の呼設定手順処理を開始すると
ともに(処理201)、そのときの給電が局給電である
かどうかを調べる(判断202)。判断202の結果が
YESになるときには、音声CODEC8を上述したノ
イズ測定モードに設定し(処理203)、そのときに出
力される信号SZを入力して(処理204)、信号SZ
が論理Hレベルであり、ノイズが大きい状態であるかど
うかを調べる(判断205)。
【0083】判断205の結果がYESになるときに
は、音声CODEC8を上述したノイズ除去モードに設
定し(処理206)、判断205の結果がNOになると
きには、音声CODEC8を上述したノーマルモードに
設定する(処理207)。また、そのときの給電がロー
カル給電の場合で、判断202の結果がNOになるとき
には、既に音声CODEC8のモード設定は終了してい
るので、音声CODEC8のモード設定を行わない。
【0084】そして、所定の呼設定手順処理が終了し、
情報チャネルが確立すると(処理208)、自端末と相
手端末のユーザ間での通話が行われる。そこで、自端末
のユーザが先にオフフックして通話終了するか、あるい
は、相手端末のユーザが先にオフフックして通話終了す
ることを監視するために、フック信号FSがオンフック
状態になるか、あるいは、相手端末から切断メッセージ
DISCを受信するまで待機する(判断209,210
のNOループ)。
【0085】自端末のユーザが先にオフフックした場合
で、判断209の結果がYESになるときには、切断メ
ッセージDISCを送出し(処理211)、解放メッセ
ージRELを受信し(処理212)、解放完了メッセー
ジREL_COMPを送出して(処理213)、一連の
呼解放手順を終了すると、このときの通信動作を終了す
る。
【0086】また、相手端末のユーザが先にオフフック
した場合で、判断210の結果がYESになるときに
は、解放メッセージRELを送出し(処理214)、解
放完了メッセージREL_COMPを受信して(処理2
15)、一連の呼解放手順を終了すると、このときの通
信動作を終了する。
【0087】このようにして、本実施例では、ローカル
給電時には電源投入時に、また、局給電時には呼設定時
に、それぞれ音声CODEC8のノイズ発生状態を監視
して、発生ノイズが大きい場合には、音声CODEC8
をノイズ除去モードに設定するとともに、発生ノイズが
比較的小さい場合には、音声CODEC8をノーマルモ
ードに設定するようにしているので、電源が不安定な場
合に、アナログ/デジタル変換器22およびデジタル/
アナログ変換器30から発生したノイズにより、音質が
著しく劣化するという事態を、未然に回避することがで
きる。
【0088】また、ローカル給電時には、電源投入時の
みに、音声CODEC8のモード設定処理を行うので、
実際の呼設定時に、通話可能になるまでに要する時間を
短縮できる。また、局給電時には、呼設定毎に音声CO
DEC8のモード設定処理を行うので、他の端末装置の
稼働状況等による電源状態の変化に対処することができ
る。
【0089】ところで、音声CODEC8のモードをノ
イズ除去モードに設定すると、アナログ/デジタル変換
器22とデジタル/アナログ変換器30以外に、アナロ
グ/デジタル変換器25とデジタル/アナログ変換器3
3にも電源が消費されるため、局給電時のように供給電
源の容量が少ない場合には、電源消費量を削減するた
め、ノイズ除去モードを設定禁止にすることが好ましい
場合もある。
【0090】なお、上述した実施例では、デジタル/ア
ナログ変換器30の出力信号D12を比較器31で基準
信号THと比較して、音声CODEC8に発生するノイ
ズが大きいかどうかを調べているが、信号D12を直接
検出することで、音声CODEC8に発生するノイズの
状況を監視するようにすることもできる。
【0091】なお、上述した実施例では、本発明をIS
DN電話器に適用した場合について説明したが、それ以
外のアナログ通信機能を備えたISDN端末装置につい
ても、本発明を同様にして適用することができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声CODECのノイズ発生状態を監視して、発生ノイ
ズが大きい場合には、音声CODECをノイズ除去モー
ドに設定するようにしているので、電源が不安定な場合
に、アナログ/デジタル変換器あるいはデジタル/アナ
ログ変換器から発生したノイズにより音質が著しく劣化
するという事態を、未然に回避することができるという
効果を得る。
【0093】また、ローカル給電時には、電源投入時の
みに、音声CODECのモード設定処理を行うので、実
際の呼設定時に、通話可能になるまでに要する時間を短
縮できるという効果も得る。
【0094】また、局給電時には、呼設定毎に音声CO
DECのモード設定処理を行うので、他の端末装置の稼
働状況等による電源状態の変化に対処することができる
という効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるISDN電話装置の
構成を示したブロック図。
【図2】ISDN基本インタフェースに端末を接続する
ときの形態を説明するためのブロック図。
【図3】音声CODECの要部を示したブロック図。
【図4】ISDNに接続されている電話端末が、ISD
Nとの間で行う呼制御手順の一例について示したタイム
チャート。
【図5】ISDNの呼設定用のおのおののメッセージを
説明するための概略図。
【図6】制御部が電源投入時に実行する処理の一例の要
部を示したフローチャート。
【図7】制御部が発呼時または着呼時に実行する処理の
一例の要部を示したフローチャート。
【符号の説明】
21,24,27,28,32 切換器 22,25 アナログ/デジタル変換器 23 演算器 30,36 デジタル/アナログ変換器 31 比較器 33 減算器 35 基準信号発生器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN基本インタフェースに接続さ
    れ、アナログ信号による通信機能を備えたISDN端末
    装置において、 送信アナログ信号を対応するデジタル信号に変換する第
    1のアナログ/デジタル変換器と、 無信号レベルに対応したアナログ信号を対応するデジタ
    ル信号に変換する第2のアナログ/デジタル変換器と、 上記第1のアナログ/デジタル変換器の出力から、上記
    第2のアナログ/デジタル変換器の出力を減算する第1
    の演算手段と、 上記第1のアナログ/デジタル変換器の出力信号または
    上記第1の演算手段の出力信号のいずれか一方を選択す
    る第1の選択手段と、 受信デジタル信号を対応するアナログ信号に変換する第
    1のデジタル/アナログ変換器と、 論理的無信号に対応したデジタル信号を対応するアナロ
    グ信号に変換する第2のデジタル/アナログ変換器と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力から、上記
    第2のデジタル/アナログ変換器の出力を減算する第2
    の演算手段と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号または
    上記第2の演算手段の出力信号のいずれか一方を選択す
    る第2の選択手段と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号のノイ
    ズレベルが所定値以上になっていることを検出する検出
    手段と、 上記第1の選択手段の出力信号または上記受信デジタル
    信号のいずれか一方を上記第1のデジタル/アナログ変
    換器に加える切換手段を備え、 上記第1の選択手段により上記第1の演算手段の出力信
    号を選択させるとともに、上記切換手段により上記第1
    の選択手段の出力信号を上記第1のデジタル/アナログ
    変換器に加えたとき、上記検出手段がノイズレベルが所
    定値以上であることを検出しているときには、それ以
    降、上記第1の演算手段の出力信号を上記送信アナログ
    信号に対応した送信デジタル信号として出力するととも
    に、上記第2の演算手段の出力信号を上記受信デジタル
    信号に対応した受信アナログ信号として出力する一方、
    上記検出手段がノイズレベルが所定値以上であることを
    検出していないときには、それ以降、上記第1のアナロ
    グ/デジタル変換器の出力信号を上記送信アナログ信号
    に対応した送信デジタル信号として出力するとともに、
    上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号を上記
    受信デジタル信号に対応した受信アナログ信号として出
    力することを特徴とするISDN端末装置。
  2. 【請求項2】 ISDN基本インタフェースに接続さ
    れ、アナログ信号による通信機能を備えたISDN端末
    装置において、 送信アナログ信号を対応するデジタル信号に変換する第
    1のアナログ/デジタル変換器と、 無信号レベルに対応したアナログ信号を対応するデジタ
    ル信号に変換する第2のアナログ/デジタル変換器と、 上記第1のアナログ/デジタル変換器の出力から、上記
    第2のアナログ/デジタル変換器の出力を減算する第1
    の演算手段と、 上記第1のアナログ/デジタル変換器の出力信号または
    上記第1の演算手段の出力信号のいずれか一方を選択す
    る第1の選択手段と、 受信デジタル信号を対応するアナログ信号に変換する第
    1のデジタル/アナログ変換器と、 論理的無信号に対応したデジタル信号を対応するアナロ
    グ信号に変換する第2のデジタル/アナログ変換器と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力から、上記
    第2のデジタル/アナログ変換器の出力を減算する第2
    の演算手段と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号または
    上記第2の演算手段の出力信号のいずれか一方を選択す
    る第2の選択手段と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号のノイ
    ズレベルが所定値以上になっていることを検出する検出
    手段と、 上記第1の選択手段の出力信号または上記受信デジタル
    信号のいずれか一方を上記第1のデジタル/アナログ変
    換器に加える切換手段を備え、 電源投入時、上記第1の選択手段により上記第1の演算
    手段の出力信号を選択させるとともに、上記切換手段に
    より上記第1の選択手段の出力信号を上記第1のデジタ
    ル/アナログ変換器に加えたとき、上記検出手段がノイ
    ズレベルが所定値以上であることを検出しているときに
    は、それ以降、上記第1の演算手段の出力信号を上記送
    信アナログ信号に対応した送信デジタル信号として出力
    するとともに、上記第2の演算手段の出力信号を上記受
    信デジタル信号に対応した受信アナログ信号として出力
    する一方、上記検出手段がノイズレベルが所定値以上で
    あることを検出していないときには、それ以降、上記第
    1のアナログ/デジタル変換器の出力信号を上記送信ア
    ナログ信号に対応した送信デジタル信号として出力する
    とともに、上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力
    信号を上記受信デジタル信号に対応した受信アナログ信
    号として出力することを特徴とするISDN端末装置。
  3. 【請求項3】 ISDN基本インタフェースに接続さ
    れ、アナログ信号による通信機能を備えたISDN端末
    装置において、 送信アナログ信号を対応するデジタル信号に変換する第
    1のアナログ/デジタル変換器と、 無信号レベルに対応したアナログ信号を対応するデジタ
    ル信号に変換する第2のアナログ/デジタル変換器と、 上記第1のアナログ/デジタル変換器の出力から、上記
    第2のアナログ/デジタル変換器の出力を減算する第1
    の演算手段と、 上記第1のアナログ/デジタル変換器の出力信号または
    上記第1の演算手段の出力信号のいずれか一方を選択す
    る第1の選択手段と、 受信デジタル信号を対応するアナログ信号に変換する第
    1のデジタル/アナログ変換器と、 論理的無信号に対応したデジタル信号を対応するアナロ
    グ信号に変換する第2のデジタル/アナログ変換器と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力から、上記
    第2のデジタル/アナログ変換器の出力を減算する第2
    の演算手段と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号または
    上記第2の演算手段の出力信号のいずれか一方を選択す
    る第2の選択手段と、 上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力信号のノイ
    ズレベルが所定値以上になっていることを検出する検出
    手段と、 上記第1の選択手段の出力信号または上記受信デジタル
    信号のいずれか一方を上記第1のデジタル/アナログ変
    換器に加える切換手段を備え、 呼設定時、上記第1の選択手段により上記第1の演算手
    段の出力信号を選択させるとともに、上記切換手段によ
    り上記第1の選択手段の出力信号を上記第1のデジタル
    /アナログ変換器に加えたとき、上記検出手段がノイズ
    レベルが所定値以上であることを検出しているときに
    は、それ以降、上記第1の演算手段の出力信号を上記送
    信アナログ信号に対応した送信デジタル信号として出力
    するとともに、上記第2の演算手段の出力信号を上記受
    信デジタル信号に対応した受信アナログ信号として出力
    する一方、上記検出手段がノイズレベルが所定値以上で
    あることを検出していないときには、それ以降、上記第
    1のアナログ/デジタル変換器の出力信号を上記送信ア
    ナログ信号に対応した送信デジタル信号として出力する
    とともに、上記第1のデジタル/アナログ変換器の出力
    信号を上記受信デジタル信号に対応した受信アナログ信
    号として出力することを特徴とするISDN端末装置。
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