JPH05167818A - 通信装置およびその着信拒否方法 - Google Patents

通信装置およびその着信拒否方法

Info

Publication number
JPH05167818A
JPH05167818A JP3329272A JP32927291A JPH05167818A JP H05167818 A JPH05167818 A JP H05167818A JP 3329272 A JP3329272 A JP 3329272A JP 32927291 A JP32927291 A JP 32927291A JP H05167818 A JPH05167818 A JP H05167818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calling
call
reason
disconnection
subaddress
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3329272A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3329272A priority Critical patent/JPH05167818A/ja
Publication of JPH05167818A publication Critical patent/JPH05167818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 着呼側で受信中に何らかの理由で呼を切断し
た場合、次に同一相手先からの着呼を受けたときに以前
の切断理由を基に着呼を受けるか否かを制御する着信拒
否方法を得る。 【構成】 CCU20は着信した発呼側の呼設定メッセ
ージを着呼側にて解析し、それに含まれる発番号と発サ
ブアドレスを抽出する。システム制御部16は、着呼側
での異常発生により回線を切断する場合に、切断理由を
自己診断する。システムメモリ13は、その切断理由を
前記発番号と発サブアドレスに対応させて記憶する。新
たに着信があると、CCU20によって抽出された発番
号および発サブアドレスはシステム制御部16に転送さ
れ、同一のものがシステムメモリ13に記憶されている
か否かを検索し、同一のものが検索された場合に、シス
テム制御部16は対応する切断理由を読み出し、切断理
由の原因となる着呼側での異常が未解決の場合に、CC
U20は該着信を拒否する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信装置およびその着信
拒否方法に関し、特に通信途中で着呼側の異常発生によ
り呼を切断した場合に異常回復まで同一相手からの再着
呼を拒否する通信装置およびその着信拒否方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等の通信装置が
多用されているが、この通信装置は、不必要なダイレク
トメールや宛先の違う通信文等を受け取らないために、
種々の着信拒否方法が提案されている。従来のこの種の
通信装置およびその着信拒否方法としては、例えば特開
平2−36657号公報に記載されたものがあり、予め
通信可または不可の相手先を登録しておき、この登録内
容に従って着呼を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の通信
装置は、受信側(着呼側)で何らかの理由により受信続
行が不可能になった場合、発呼側(送信側)との間で設
定された呼を切断するが、その切断理由は発呼側に通知
されない。このため、送信側は一定の間隔のタイマを設
けて再発呼を行うシステム構成をとっており、一定間隔
毎に規定回数だけ再発呼処理が繰り返される。
【0004】例えば、受信側の装置の記録部に何らかの
障害が発生した場合、端末はメモリがフルになるまで受
信を続ける。メモリに空きがなくなった時点で、セッシ
ョン・アボート要求などで受信側が切断の要求を行う。
切断後、送信側は再発呼により再度送信しようとする
が、メモリが回復していなければ受信側は再度アボート
要求を発行する。このように、送信側の再発呼処理が規
定回数繰り返される。
【0005】ここで、G4のセッションのコマンド/レ
スポンスには、メモリ容量ネゴシエーションまたは受信
能力の限界パラメータが存在するが、このコマンド/レ
スポンスによるメモリ容量の判断は、Bchまで手順が進
まなければ行なわれない。すなわち、送信側は、呼設定
のあと呼接続(応答)レスポンスを受けたら全て課金対
象となり、上記例の通信では再発呼の回数だけ課金され
ることになる。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、着呼側の
異常により呼を切断した場合の相手を切断理由と共に記
憶することにより、着呼側におけるエラーの履歴を把握
できる通信装置を提供することを目的としている。ま
た、請求項2記載の発明は、着呼側での異常が回復する
まで同一相手からの再着呼を拒否することにより、無駄
な再着呼を禁止して課金額を低減する通信装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、着呼側で受
信中に何らかの理由で呼を切断した場合、その切断理由
と相手先を記憶しておくことにより、次に同一相手先か
らの着呼を受けたときに以前の切断理由を基に着呼を受
けるか否かを制御する通信装置の着信拒否方法を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、網を介して着信した発呼側
の呼設定メッセージを着呼側にて解析し該呼設定メッセ
ージに含まれる発番号と発サブアドレスを抽出する解析
手段を備えた通信装置において、一旦接続された呼を着
呼側での異常発生により切断する場合に該異常発生によ
る切断理由を自己診断する自己診断手段と、自己診断し
た切断理由を前記発番号と発サブアドレスに対応させて
記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、切断後、新たに着信した発呼側の呼設
定メッセージに含まれる発番号および発サブアドレスと
同一のものが記憶手段に記憶されているか否かを検索す
る検索手段と、同一の発番号および発サブアドレスが検
索された場合に該発番号および発サブアドレスに対応す
る切断理由を読み出す読出手段と、読み出した切断理由
の原因となる着呼側での異常が未解決の場合に該着信を
拒否する着信拒否手段と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0010】また、請求項3記載の発明は、上記目的を
達成するために、網を介して着信した発呼側の呼設定メ
ッセージを着呼側にて解析し、該呼設定メッセージに含
まれる発番号と発サブアドレスを抽出する通信装置の着
信拒否方法であって、一旦接続された呼を着呼側での異
常発生により切断する場合に該異常発生による切断理由
を自己診断し、自己診断された切断理由を前記発番号と
発サブアドレスに対応させて記憶しておき、切断後、新
たに着信した発呼側の呼設定メッセージに含まれる発番
号および発サブアドレスと同一のものが以前までに記憶
されているか否かを検索し、同一の発番号および発サブ
アドレスが検索された場合に該発番号および発サブアド
レスに対応する切断理由を読み出して、読み出した切断
理由の原因となる着呼側での異常が未解決の場合に該着
信を拒否することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、一旦接続された呼を着呼側での異常発生により切断
する場合に、自己診断手段により該異常発生による切断
理由を診断し、診断した切断理由を発番号と発サブアド
レスに対応させて記憶手段に記憶する。
【0012】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、切断後、新たに着信した発呼側の呼設定
メッセージに含まれる発番号および発サブアドレスと同
一のものが記憶手段に記憶されているか否かを検索手段
によって検索し、同一の発番号および発サブアドレスが
検索された場合に、読出手段によって該発番号および発
サブアドレスに対応する切断理由を読み出し、読み出し
た切断理由の原因となる着呼側での異常が未解決の場合
に、着信拒否手段によって該着信を拒否する。
【0013】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、一旦接続された呼を着呼側での異常発生
により切断する場合に該異常発生による切断理由を自己
診断し、自己診断された切断理由を前記発番号と発サブ
アドレスに対応させて記憶しておき、切断後、新たに着
信した発呼側の呼設定メッセージに含まれる発番号およ
び発サブアドレスと同一のものが以前までに記憶されて
いるか否かを検索し、同一の発番号および発サブアドレ
スが検索された場合に該発番号および発サブアドレスに
対応する切断理由を読み出して、読み出した切断理由の
原因となる着呼側での異常が未解決の場合に該着信を拒
否する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜3いずれかに記載された発明を実現す
る通信装置の一実施例に係るファクシミリ装置を示すシ
ステムブロック図である。まず、構成を説明する。図に
おいて、DCR(画情報圧縮再生装置)11は、送信す
る画情報を所定の方式で符号化してその情報量を圧縮す
ると共に、符号化されている受信画情報を元の画情報に
復元する。画情報蓄積メモリであるSAF12は、送受
信に係る画情報を蓄積する。システムメモリ13は、シ
ステム管理データを格納する。操作表示部14は、この
ファクシミリ装置をオペレータが任意に操作するための
各種操作キー、例えばワンタッチダイヤルキーや短縮ダ
イヤルキーが配設されており、またファクシミリ装置か
らオペレータへのメッセージ等を表示するための例えば
液晶表示部が設けられている。パターンジェネレータ1
5は、文字コード等をパターン変換して表示情報または
印字情報を発生する。システム制御部16は、本装置の
システム全体を制御する。スキャナ17は、画像読み取
り装置であり、送信原稿を所定の解像度で画素に分解し
て、各画素を白黒の画信号に変換する。プロッタ18
は、印字出力装置であり、スキャナ17と同じ解像度で
画像を記録紙に記録して出力する。データ転送用メモリ
であるラインバッファ19は、所定ライン数の画情報を
記憶する。CCU(通信制御装置)20は、所定の伝送
制御手順に従ってファクシミリ伝送を実行するためのも
のであり、G3CCUとG4CCUを備える。網制御装
置であるiNCU21は、ISDN(サービス総合デジ
タル網:Integrated Serveces Digital Network)22
を介して交信を行う。なお、図中、23はシステムバス
である。
【0015】図2は前記CCU20およびiNCU21
における通信制御手順を示すフロー図である。図におい
て、発呼端末は、まず呼設定メッセージ(SETUP)
をISDN網に送出して着呼端末との呼設定を要求し、
ISDNは指定された着呼端末に呼設定メッセージを送
出して発呼する。呼設定メッセージを受けた着呼端末
は、発呼端末に対して呼設定受付メッセージ(CALL
−PROC)を送出する。次いで、着呼端末は、自端末
のオペレータを呼び出すために呼出音の鳴動を開始する
と共に、ISDNに被呼者の呼出中を通知する呼出しメ
ッセージ(ALERT)を送出する。ISDNは呼出し
メッセージを発呼端末に送出して、呼出が開始されたこ
とを知らせる。ここで、呼出しメッセージは適宜な同期
で繰り返し出力される。
【0016】呼出音を聞いたオペレータによるオフフッ
クを検出すると、着呼端末は被呼者が応答(オフフッ
ク)したことを通知する応答メッセージ(CONN)を
ISDNに送出し、ISDNは応答メッセージを発呼端
末に送出して、着呼端末が呼を受け付けたことを通知す
る。続いて、ISDNは着呼端末に応答確認メッセージ
(CONN−ACK)を送出し、着呼端末の応答を確認
して回線を接続する。回線接続後、所定のG4またはG
3通信プロトコルに従って、画データ等が伝送される。
なお、G4にあっては、16kbpsの制御用チャネル(D
ch)1本と、例えば64kbpsのデータ伝送用チャネル
(Bch)2本が回線として接続される。
【0017】データ伝送が終了すると、以下の手順に従
って回線が切断される。例えば、着呼端末側のオペレー
タが先にオンフックすると、着呼端末がISDNに切断
メッセージ(DISC)を送出し、情報チャネル解放を
要求する。ISDNは切断メッセージを発呼端末に送出
して情報チャネルの復旧を通知する。切断メッセージを
受けて、発呼端末が切断完了を通知する解放メッセージ
(REL)をISDNに応答すると、ISDNから着呼
端末に解放メッセージ(REL)が送出される。着呼端
末はチャネル解放が完了すると、解放完了メッセージ
(REL−COMP)をISDNに送出してその旨を通
知し、ISDNは解放完了メッセージを発呼端末に送出
して、情報チャネルを解放し、回線を切断する。
【0018】図3は上記呼設定メッセージの構成を示す
図である。図示のように、呼設定メッセージは、共通部
としてのプロトコル識別子(Protocol Discriminato
r)、呼番号(Call Reference)、メッセージタイプコ
ード(SET-UP)と、これらに続く個別部としての必須情
報要素、付加情報要素とから構成される。必須情報要素
は、伝達能力(BC:Bearer Capability)、発番号、
発サブアドレス、着番号、着サブアドレス、高位レイヤ
整合性(HLC:High Layer Compatibility)、低位レ
イヤ整合性(LLC:Low Layer Compatibility)から
構成され、また付加情報要素は、ユーザ・ユーザ情報
(UUI:User-User Information)から構成される。
【0019】ここで、請求項1記載の発明を説明する。
図1において、CCU20は、本発明の解析手段とし
て、ISDN22を介して着信した発呼側の呼設定メッ
セージを着呼側にて解析し、該呼設定メッセージに含ま
れる発番号と発サブアドレスを抽出する。システム制御
部16は、本発明の自己診断手段として、一旦接続され
た呼を着呼側での異常発生により切断する場合に、該異
常発生による切断理由を自己診断する。システムメモリ
18は、本発明の記憶手段として、前記システム制御部
16により自己診断した切断理由を前記発番号と発サブ
アドレスに対応させて記憶する。
【0020】次に、作用を説明する。図1において、I
SDN22からの着呼はのiNCU21を通してCCU
20に通知される。CCU20は、呼設定メッセージ
(SET-UP)を解析する。呼設定メッセージの構成は図3
に示され、CCU20は、この呼設定メッセージ(SET-
UP)中の発番号と発サブアドレスを取り出し、システム
制御部16に通知する。システム制御部16は、その発
番号と発サブアドレスをシステムメモリ13に記憶す
る。その後、その呼の接続が可能ならば、図2に示すよ
うに、CCU20は呼設定に対しての応答を返す。Dch
の接続が完了したならば、Bchでの通信を行う。
【0021】Bchでは各レイヤごとに接続され、セッシ
ョン・レイヤではセッションおよびドキュメントの制御
手順によってユーザ情報の転送に必要な通信制御機能の
ネゴシエーションを行う。例えば、サービス識別子の交
換、オプション機能のネゴシエショーン、蓄積容量に関
するネゴシエーションなどが行なわれる。このネゴシエ
ーションで相手との機能が一致しなければトランス・ポ
ート以下の接続を解放する。
【0022】また、画情報などのイメージ情報を受信す
るときも、SAF12の容量がフルになれば、受信側は
送信側に対してドキュメントの送信を中止するよう要求
する。このとき、どのような理由によりドキュメントの
中止またはトランス・ポート以下の解放を行ったのか
を、すなわち切断理由を前記発番号および発サブアドレ
スに対応させてとシステムメモリ13に記憶する。手順
が正常に終了した場合や送信側からの中断に対しては記
憶する必要はない。
【0023】このように、本実施例においては、受信側
が何らの理由により交信を中断した場合、その切断理由
を呼の発番号および発サブアドレスに対応させて記憶す
るので、着呼側でのエラーの経歴を把握できると共に、
エラーの相手先を判別できる。次に、請求項2記載の発
明を実施例に基づいて説明する。
【0024】まず、構成を説明する。図1において、前
記着呼側からの切断後、新たに着信があると、着信した
発呼側の呼設定メッセージに含まれる発番号および発サ
ブアドレスをCCU20によって抽出する。抽出された
発番号および発サブアドレスはシステム制御部16に転
送され、システム制御部16は、本発明の検索手段とし
て、この発番号および発サブアドレスと同一のものがシ
ステムメモリ13に記憶されているか否かを検索する。
そして、同一の発番号および発サブアドレスが検索され
た場合に、システム制御部16は、本発明の読出手段と
して、該発番号および発サブアドレスに対応する切断理
由を読み出す。さらに、読み出した切断理由の原因とな
る着呼側での異常が未解決の場合に、CCU20は、本
発明の着信拒否手段として、該着信を拒否する。
【0025】次に、作用を説明する。本実施例において
は、着呼時にCCU20は発番号と発サブアドレスをシ
ステム制御部16へ通知する。このとき、システム制御
部16では、この発番号と発サブアドレスに対して以前
に交信を中断した経歴がないかをシステムメモリ13か
ら読み出し照合する。もし、同一の相手先からの着呼
で、その中断理由が着呼を受けられない理由ならば、図
2の呼設定の後、直ぐに切断のフローに進む。
【0026】例えば、以前受信側のSAF12がフルに
なり交信を中断し、そのメモリフルが解除されていない
状態での再着呼や、端末の持っている機能が一致しない
相手先からの再着呼などは、図2に示すレイヤ3の呼設
定で切断を行う。以上のように、エラー終了となった相
手先からの再着呼については、そのエラーが解除または
回復しない限り、呼設定の段階で再着呼を拒否する。
【0027】なお、本実施例では、発番号および発サブ
アドレスに対応させて切断理由を記憶したが、同時に再
着呼回数も記憶し、数回の再着呼を受け付けた後に再着
呼を完全に拒否する構成も可能である。また、一度交信
中にエラーが発生し再着呼受付禁止相手先としてシステ
ムメモリ13に記憶された場合、ある一定時間経過後に
それを解除することも可能である。これは、通常、送信
側は一定間隔で規定回数の再発呼を行なうため、再発呼
を繰り返す時間のみ再着呼を拒否することにより、本発
明の主旨を実現できるためである。
【0028】このように、本実施例においては、エラー
終了となった同一の相手先からの再着呼を、以前の切断
理由の原因となったエラーが回復しておらず、再着呼を
受けられない状態ならば、拒否するので、無駄な再着呼
を禁止して通話料金の節約ができると共に、送信側は受
信側が受信できないことを知ることができ、無駄な再着
呼を禁止することで回線を有効的に活用できる。
【0029】以下、請求項3記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。図4は請求項3記載の発明の一実施例に
係る通信装置の着信拒否方法を示すフローチャートであ
る。まず、着呼を待機して(ステップS1)、着呼があ
るとシステム制御部16は、ISDN22を介して着信
した発呼側の呼設定メッセージを着呼側にて解析し、該
呼設定メッセージに含まれる発番号と発サブアドレスを
抽出する。次いで、抽出した発番号と発サブアドレスを
一旦SAF12に記憶すると共に(ステップS2)、こ
の発番号および発サブアドレスと同一のものが以前まで
に記憶されているか否かを検索する(ステップS3)。
【0030】ここで、同一の発番号および発サブアドレ
スが検索された場合には、該発番号および発サブアドレ
スに対応する切断理由を読み出して、この切断理由の原
因となる着呼側での異常が回復または解決しているかど
うかを判断する(ステップS4)。異常が解決されてお
り、再着呼を受け付け可能な状態であれば、またはステ
ップS3の判断でエラーの相手先でない場合は、着呼を
受け付け(ステップS5)、通常通り受信を行なう(ス
テップS6)。
【0031】受信中は、エラーの発生を監視し(ステッ
プS7)、正常に受信が終了した場合は、今回の着呼時
に一旦記憶した発番号と発サブアドレスをSAF12か
ら消去する(ステップS8)。一方、エラーが発生した
場合は、今回の着呼時に一旦記憶した発番号と発サブア
ドレスに加えて、その切断理由をSAF12に記憶し
(ステップS9)、回線を解放する(ステップS1
0)。
【0032】一方、ステップS4の判断で、エラーの相
手先である発番号および発サブアドレスに対応する切断
理由を読み出して、この切断理由の原因となる着呼側で
の異常が回復または解決していなければ、再着呼を拒否
してステップS10に進み、回線を解放して処理を終了
する。このように、本実施例においては、着呼側でのエ
ラーの経歴を監視することにより、エラーの相手先を判
別し、無駄な再着呼を禁止することができ、通話料金の
節約および回線の有効活用を実現できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る通信装置によれば、一旦接続された呼を着呼側
での異常発生により切断する場合に、自己診断手段によ
り該異常発生による切断理由を診断し、診断した切断理
由を発番号と発サブアドレスに対応させて記憶手段に記
憶するので、着呼側でのエラーの経歴を把握できると共
に、エラーの相手先を判別できる。
【0034】また、請求項2記載の発明に係る通信装置
によれば、切断後、新たに着信した発呼側の呼設定メッ
セージに含まれる発番号および発サブアドレスと同一の
ものが記憶手段に記憶されているか否かを検索手段によ
って検索し、同一の発番号および発サブアドレスが検索
された場合に、読出手段によって該発番号および発サブ
アドレスに対応する切断理由を読み出し、読み出した切
断理由の原因となる着呼側での異常が未解決の場合に、
着信拒否手段によって該着信を拒否するので、エラーが
回復しておらず、再着呼を受けられない状態での無駄な
再着呼を禁止して通話料金の節約ができると共に、送信
側は受信側が受信できないことを知ることができ、無駄
な再着呼を禁止することで回線を有効的に活用できる。
【0035】また、請求項3記載の発明に係る通信装置
の着信拒否方法によれば、一旦接続された呼を着呼側で
の異常発生により切断する場合に該異常発生による切断
理由を自己診断し、自己診断された切断理由を前記発番
号と発サブアドレスに対応させて記憶しておき、切断
後、新たに着信した発呼側の呼設定メッセージに含まれ
る発番号および発サブアドレスと同一のものが以前まで
に記憶されているか否かを検索し、同一の発番号および
発サブアドレスが検索された場合に該発番号および発サ
ブアドレスに対応する切断理由を読み出して、読み出し
た切断理由の原因となる着呼側での異常が未解決の場合
に該着信を拒否するので、着呼側でのエラーの経歴を監
視でき、エラーの相手先を判別し、無駄な再着呼を禁止
することができ、通話料金の節約および回線の有効活用
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3いずれかに記載された発明を実現
する通信装置の一実施例に係るファクシミリ装置を示す
システムブロック図である。
【図2】CCUおよびiNCUにおける通信制御手順を
示すフロー図である。
【図3】呼設定メッセージの構成を示す図である。
【図4】請求項3記載の発明の一実施例に係る通信装置
の着信拒否方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
13 システムメモリ(記憶手段) 16 システム制御部(自己診断手段、検索手段、読
出手段) 20 CCU(解析手段、着信拒否手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網を介して着信した発呼側の呼設定メッセ
    ージを着呼側にて解析し該呼設定メッセージに含まれる
    発番号と発サブアドレスを抽出する解析手段を備えた通
    信装置において、 一旦接続された呼を着呼側での異常発生により切断する
    場合に該異常発生による切断理由を自己診断する自己診
    断手段と、 自己診断した切断理由を前記発番号と発サブアドレスに
    対応させて記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴と
    する通信装置。
  2. 【請求項2】切断後、新たに着信した発呼側の呼設定メ
    ッセージに含まれる発番号および発サブアドレスと同一
    のものが記憶手段に記憶されているか否かを検索する検
    索手段と、 同一の発番号および発サブアドレスが検索された場合に
    該発番号および発サブアドレスに対応する切断理由を読
    み出す読出手段と、 読み出した切断理由の原因となる着呼側での異常が未解
    決の場合に該着信を拒否する着信拒否手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】網を介して着信した発呼側の呼設定メッセ
    ージを着呼側にて解析し、該呼設定メッセージに含まれ
    る発番号と発サブアドレスを抽出する通信方法であっ
    て、 一旦接続された呼を着呼側での異常発生により切断する
    場合に該異常発生による切断理由を自己診断し、 自己診断された切断理由を前記発番号と発サブアドレス
    に対応させて記憶しておき、 切断後、新たに着信した発呼側の呼設定メッセージに含
    まれる発番号および発サブアドレスと同一のものが以前
    までに記憶されているか否かを検索し、 同一の発番号および発サブアドレスが検索された場合に
    該発番号および発サブアドレスに対応する切断理由を読
    み出して、 読み出した切断理由の原因となる着呼側での異常が未解
    決の場合に該着信を拒否することを特徴とする通信装置
    の着信拒否方法。
JP3329272A 1991-12-13 1991-12-13 通信装置およびその着信拒否方法 Pending JPH05167818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3329272A JPH05167818A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 通信装置およびその着信拒否方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3329272A JPH05167818A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 通信装置およびその着信拒否方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05167818A true JPH05167818A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18219596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3329272A Pending JPH05167818A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 通信装置およびその着信拒否方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05167818A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124331A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kyocera Corp 通信端末装置及び通信方法
JP2011114384A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Ricoh Co Ltd 通信端末装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124331A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Kyocera Corp 通信端末装置及び通信方法
JP4743697B2 (ja) * 2005-10-28 2011-08-10 京セラ株式会社 通信端末装置及び通信方法
JP2011114384A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Ricoh Co Ltd 通信端末装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5365517A (en) ISDN Terminal equipment
JP2781240B2 (ja) Isdnファクシミリ装置
JPH05167818A (ja) 通信装置およびその着信拒否方法
JPH0964865A (ja) 端末装置の制御方法
JP3845223B2 (ja) 通信端末装置
JP3187407B2 (ja) Isdn端末装置の制御方法
JP3135621B2 (ja) Isdnファクシミリ装置
JP2965396B2 (ja) 通信方式判定法
JP2984011B2 (ja) Isdn端末装置の制御方法
JP2756984B2 (ja) データ端末装置の制御方法
JP2743272B2 (ja) Isdn端末装置
JP3092849B2 (ja) Isdn端末装置
JP3149262B2 (ja) Isdn端末装置の通信方法
JP3288411B2 (ja) 通信装置
JP2748055B2 (ja) 外線発信方式およびそれを用いたデジタル交換機
JP2531381B2 (ja) ファクシミリ蓄積交換装置
JP2862923B2 (ja) Isdn端末装置の伝送制御方法
JPH07264378A (ja) ファクシミリ装置
JPH03274961A (ja) 通信端末装置の通信方式
JPH1042070A (ja) 通信端末装置の呼接続方法
JPH0595467A (ja) フアクシミリ装置
JPH03129950A (ja) 通信装置
JPH0324848A (ja) Isdn端末装置
JPH09116645A (ja) Isdn端末装置
JPH04144353A (ja) ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方式