JP2000295369A - Isdn端末装置およびその制御方法 - Google Patents

Isdn端末装置およびその制御方法

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JP2000295369A
JP2000295369A JP11103813A JP10381399A JP2000295369A JP 2000295369 A JP2000295369 A JP 2000295369A JP 11103813 A JP11103813 A JP 11103813A JP 10381399 A JP10381399 A JP 10381399A JP 2000295369 A JP2000295369 A JP 2000295369A
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Tsukasa Iwasaki
司 岩▲崎▼
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Ricoh Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0435Details
    • H04Q11/0471Terminal access circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な呼設定動作を行うことができるように
したISDN端末装置およびその制御方法を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】 通信モードとしてグループ3ファクシミ
リモードが指定された場合には、あらかじめ登録されて
いるグループ3能力設定情報の内容に従って、「伝達能
力」情報要素と、「高位レイヤ整合性」情報要素の値を
設定するので、相手端末の「伝達能力」情報要素および
「高位レイヤ整合性」情報要素の値に適用した呼接続動
作が可能となるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末機能を
備えたISDN端末装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、通信機器をISDNへ接続す
るとき、その通信機器がISDNに対応したインタフェ
ースを備えている場合には、DSUを介してISDNへ
接続するが、その通信機器がISDNに対応したインタ
フェースを備えていない場合には、通常、ターミナルア
ダプタ装置を介して、ISDNへ接続する。
【0003】例えば、グループ3ファクシミリ装置は、
基本的には、PSTN(アナログ公衆電話回線網)を伝
送路として用いるため、ISDNへ直接接続することが
できない。
【0004】そこで、この場合には、ターミナルアダプ
タ装置に設けられたアナログポート(アナログ端末接続
用端子)へ、グループ3ファクシミリ装置の回線ライン
を接続する。
【0005】これにより、グループ3ファクシミリ装置
は、ISDNを介して、画情報通信を行うことができ
る。
【0006】一方、ISDNを伝送路として用いるグル
ープ4ファクシミリ装置の中には、グループ3ファクシ
ミリ装置機能を備え、既存の網(アナログ公衆回線網)
に接続されているグループ3ファクシミリ装置との間で
画情報通信を行えるようにしたものが実用されている。
【0007】ここで、ISDNの網間接続機能(インタ
ーネットワーキング機能)により、PSTNに接続され
た端末と、ISDNに接続された端末とが、相互に通信
することができる。
【0008】このような機能を備えることで、グループ
4ファクシミリ装置は、既にPSTNに多数設置されて
いるグループ3ファクシミリ装置との間で画情報通信を
行うことができるので非常に便利である。
【0009】すなわち、ISDNには、ターミナルアダ
プタ装置を介して接続されるグループ3ファクシミリ装
置と、グループ3ファクシミリ装置機能を備えたグルー
プ4ファクシミリ装置の双方が接続され、これらのファ
クシミリ装置間で画情報通信が行われる可能性が出てい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一方、ISDNでは、
着端末側で、発端末の通信機能を、呼接続のための呼制
御開始時点で確認できるようにしている。
【0011】それにより、例えば、着端末は、発端末の
通信機能が自端末の通信機能に一致する場合にのみ、そ
の着呼を受け付けて通信を行い、発端末の通信機能が自
端末の通信機能と一致しない場合には、その着呼を受け
付けないようにすることができる。
【0012】これにより、無駄な呼接続が発生すること
が防止される。
【0013】これに対し、PSTNには、ISDNのよ
うな通信機能の確認機能がないので、PSTNの通信端
末は、例えば、実際に相手端末と接続した後に、種々の
手段を用いて相手端末との間で通信できるかどうかの確
認を行い、通信できると判定できた場合に、通信を継続
するようにしている。
【0014】上述したターミナルアダプタ装置は、接続
される端末装置の通信機能をあらかじめ登録しておき、
着呼検出時にISDNより通知されたパラメータを調べ
て、そのパラメータの値があらかじめ登録されている値
と一致する場合に限り、その着呼を受け付けて呼設定の
ための呼制御動作を行うようにしている。
【0015】したがって、ターミナルアダプタ装置に誤
った通信機能が登録されている場合には、正しい相手端
末より発呼された場合であっても、その着端末は応答す
ることができず、通信を行うことができないという事態
を生じるおそれがある。このような事態は、ターミナル
アダプタ装置を介して接続される端末装置から発呼する
場合、および、ターミナルアダプタ装置を介して接続さ
れる端末装置が着呼する場合のいずれの場合にも発生し
うる。
【0016】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、適切な呼設定動作を行うことができるように
したISDN端末装置およびその制御方法を提供するこ
とを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の端末機
能を備えたISDN通信端末装置において、それぞれの
宛先について、呼設定メッセージの各パラメータ値を記
憶するパラメータテーブル記憶手段と、指定された宛先
について、上記パラメータテーブル記憶手段よりパラメ
ータ値を読み出し、その読み出したパラメータ値を、そ
の指定された宛先へ発呼する呼設定メッセージへセット
する制御手段を備えたものである。また、前記パラメー
タ値は、伝達能力情報要素の値である。また、前記パラ
メータ値は、高位レイヤ整合性情報要素を付加するか否
かの設定値である。また、前記パラメータ値は、伝達能
力情報要素の値、および、高位レイヤ整合性情報要素を
付加するか否かの設定値である。また、前記パラメータ
値を操作入力する手段をさらに備えたものである。ま
た、前記宛先との間では、通信機能としてアナログ機器
通信機能を適用する。また、前記宛先との通信終了後、
そのときに適用した前記パラメータ値を、前記パラメー
タテーブル記憶手段に登録する手段をさらに備えたもの
である。
【0018】また、複数の端末機能を備えたISDN通
信端末装置の制御方法において、それぞれの宛先につい
て、呼設定メッセージの各パラメータ値を記憶するパラ
メータテーブル記憶手段を備え、指定された宛先につい
て、上記パラメータテーブル記憶手段よりパラメータ値
を読み出し、その読み出したパラメータ値を、その指定
された宛先へ発呼する呼設定メッセージへセットするよ
うにしたものである。また、前記パラメータ値は、伝達
能力情報要素の値である。また、前記パラメータ値は、
高位レイヤ整合性情報要素を付加するか否かの設定値で
ある。また、前記パラメータ値は、伝達能力情報要素の
値、および、高位レイヤ整合性情報要素を付加するか否
かの設定値である。また、前記パラメータ値を操作入力
することができるようにしたおのである。また、前記宛
先との通信終了後、そのときに適用した前記パラメータ
値を、前記パラメータテーブル記憶手段に登録するよう
にしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例にかかるISD
Nファクシミリ装置を示している。このISDNファク
シミリ装置は、ISDNを伝送路として用いるととも
に、グループ3ファクシミリ装置機能、グループ4ファ
クシミリ装置機能、および、通話機能を備えている。
【0021】同図において、制御部1は、このISDN
ファクシミリ装置の動作制御処理、グループ3ファクシ
ミリ伝送手順処理、上位レイヤのグループ4ファクシミ
リ伝送手順処理、および、通話手順処理を実行するもの
であり、システムメモリ2は、制御部1が実行する処理
プログラムおよびその処理プログラムを実行するために
必要な各種データを記憶するとともに、制御部1のワー
クエリアを構成するものである。
【0022】パラメータメモリ3は、このISDNファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
であり、バッテリバックアップされたSRAM(スタテ
ィック型ランダム・アクセス・メモリ)などデータを書
き換え可能な不揮発性の半導体記憶装置からなる。
【0023】キャラクタジェネレータ4は、種々のフォ
ントデータを発生するためのものであり、時計回路5
は、現在時刻情報を得るためのものであり、スキャナ6
は、原稿画像をグループ4ファクシミリ装置機能に設定
されている解像度で読み取るためのものであり、プロッ
タ7は、画像をグループ4ファクシミリ装置機能に設定
されている解像度で記録出力するものである。
【0024】操作表示部8は、このISDNファクシミ
リ装置を操作するためのものであり、各種の操作キー、
および、オペレータへのガイダンス情報等を表示するた
めの液晶表示器などの各種の表示装置からなる。
【0025】符号化復号化部9は、画信号を所定の符号
化方式(MH,MR,MMRなど)で符号化圧縮すると
ともに、符号化圧縮された状態の画情報を元の画信号に
復号化するためのものであり、画素密度変換部10は、
スキャナ6およびプロッタ7の画像の画素密度と相手先
の端末装置が伝送可能な画像の画素密度が相違する場合
にそれらの画素密度を相互に変換するためのものであ
る。
【0026】画像蓄積装置11は、送信画信号、送信画
情報、受信画情報および受信画信号などの種々の情報を
蓄積するためのものである。
【0027】ISDNインタフェース回路12は、IS
DNと物理的に接続するためのものであり、レイヤ1信
号制御部13は、ISDNのレイヤ1の信号処理機能お
よびDチャネル(信号チャネル)の信号と2つのBチャ
ネル(情報チャネル)の信号の統合/分離機能を備えた
ものである。
【0028】Dチャネル伝送制御部14は、Dチャネル
を用いてISDNと行なう呼制御処理などの伝送制御処
理を行なうためのものであり、CODEC15は、IS
DNのBチャネルを用いてアナログ信号を伝送するため
のアナログ信号/デジタルデータの信号変換処理を行な
うためのものである。
【0029】Bチャネル伝送制御部16は、ISDNの
Bチャネル(情報チャネル)を用いたグループ4ファク
シミリ伝送制御処理のうちレイヤ2,3,4,5の伝送
制御処理を行なうためのものである。
【0030】グループ3ファクシミリモデム17は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、主に画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.
34モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)を備えている。
【0031】切換器18は、CODEC15を、グルー
プ3ファクシミリモデム17、通話のためのハンドセッ
ト19、または、スピーカ20のいずれかに切換接続す
るためのものである。
【0032】制御部1、システムメモリ2、パラメータ
メモリ3、キャラクタジェネレータ4,時計回路5、ス
キャナ6、プロッタ7、操作表示部8、符号化復号化部
9、画素密度変換部10、画像蓄積装置11、レイヤ1
信号制御部13、Dチャネル伝送制御部14、CODE
C15、Bチャネル伝送制御部16、グループ3ファク
シミリモデム17、および、切換器18は、内部バス2
1に接続されており、これらの各要素間における各種情
報のやりとりは、主としてこの内部バス21を介して行
なわれる。また、ハンドセット19のフック状態をあら
わすフック信号FSは、内部バス21を介して制御部1
に加えられている。
【0033】図2は、ISDNに接続されている電話端
末が、ISDNとの間で行う呼制御手順の一例について
示している。ISDNファクシミリ装置も、呼制御手順
については、本手順と同様な手順を実行する。
【0034】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。
【0035】また、ISDNは、呼設定状況を通知する
ための呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端
末に送出する。
【0036】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0037】着端末は、ユーザがハンドセットを取り上
げて着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末
に送出して着端末が呼を受け付けたことを通知する。
【0038】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送(通
話)のためのBチャネルが確立し、発端末のユーザと着
端末のユーザとの間で、Bチャネルを用いた通話動作が
適宜に実行される。
【0039】そして、通話が終了して発端末のユーザが
先にハンドセットを戻してオンフックすると、発端末が
切断メッセージDISCをISDNに送出してBチャネ
ルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージREL
を発端末に送出してBチャネルの復旧を通知する。
【0040】一方、着端末には、ISDNが切断メッセ
ージDISCを送出してBチャネルの解放を要求し、着
端末が解放メッセージRELをISDNに送出してBチ
ャネルの復旧を通知する。
【0041】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間のBチャネルが
解放される。
【0042】それとともに、ISDNは、解放完了メッ
セージREL_COMPを着端末に送出して、ISDN
と着端末との間のBチャネルが解放される。それによ
り、発端末と着端末との間に設定されていたBチャネル
が完全に解放される。
【0043】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0044】なお、発端末が開始した呼接続が切断され
る場合、切断メッセージDISCが発端末に応答され、
切断/解放手順が開始される場合もある。
【0045】図3は、ISDNの呼設定用のおのおのの
メッセージの信号形式の一例を示している。
【0046】ISDNの呼設定用のおのおののメッセー
ジは、レイヤ3呼制御メッセージを規定するプロトコル
仕様(フォーマット、シーケンスなど)を識別するため
のプロトコル識別子、そのメッセージがどの呼に関与す
るものであるかを識別するための呼番号、それぞれのメ
ッセージの内容を識別するためのメッセージタイプ、お
のおののメッセージに必ず付加される必須情報要素、お
よび、おのおののメッセージに必要に応じて付加される
付加情報要素からなる。
【0047】なお、必須情報要素は、メッセージタイプ
に応じて0,1または複数個が設定されており、付加情
報要素は、その状況に応じて0,1または複数個が配置
される。
【0048】図4は、呼設定メッセージSETUPの信
号形式の一例を示している。
【0049】呼設定メッセージSETUPは、必須情報
要素として「伝達能力」をもち、付加情報要素として
は、例えば、「発番号」、「発サブアドレス」、「着番
号」、「着サブアドレス」、「低位レイヤ整合性」、
「高位レイヤ整合性」、および、「ユーザ・ユーザ」な
どの情報要素をもつ。
【0050】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0051】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0052】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「発サブアドレス」情報要素は、発端
末側の端末識別などの用途に用いられるものであり、
「着番号」情報要素は、着端末のISDN番号をあらわ
す。「着サブアドレス」情報要素は、着端末側の端末識
別などの用途に用いられるものである。
【0053】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細
かい内容が含まれる。
【0054】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムな
どの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えているの
かを表示する。
【0055】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものである。この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0056】さて、このISDNファクシミリ装置は、
グループ3ファクシミリモードで通信したそれぞれの宛
先について、呼設定メッセージSETUPの各パラメー
タの値を記憶するためのグループ3能力設定情報テーブ
ルを備えている。このグループ3能力設定情報テーブル
の一例を図5に示す。
【0057】また、このグループ3能力設定情報テーブ
ルのグループ3能力設定情報は、図6に示すように、そ
れぞれの宛先の宛先情報(電話番号、ワンタッチ番号な
ど)、「伝達能力」情報要素の値を指定するか否かを記
憶するための伝達能力指定フラグ、使用する「伝達能
力」情報要素の値をあらわす伝達能力値(「3.1KH
zオーディオ」、または、「音声」)、および、「高位
レイヤ整合性」情報要素を付加するか否かを記憶するた
めの高位レイヤ整合性付加フラグからなる。
【0058】このグループ3能力設定情報の登録情報
は、あらかじめユーザにより操作入力されて登録される
とともに、通信の都度更新される。
【0059】図7および図8は、このISDNファクシ
ミリ装置の発呼時の概略処理の一例を示している。
【0060】操作表示部8よりユーザの発呼操作が行わ
れ、スタートキー(図示略)が操作されると(処理10
1、判断102のNOループ)、そのときに指定された
通信モードがグループ3ファクシミリモードであったか
どうかを調べる(判断103)。
【0061】そのときに指定された通信モードがグルー
プ3ファクシミリモードであり、判断103の結果がY
ESになるときには、そのときに指定された宛先につい
て、上述したグループ3能力設定情報テーブルを参照し
て、対応するグループ3能力設定情報を読み出す(処理
104)。
【0062】そして、そのグループ3能力設定情報の伝
達能力指定フラグがセットされていて、伝達能力を指定
する旨が設定されているかどうかを調べ(判断10
5)、伝達能力を指定する旨が設定されていて、判断1
05の結果がYESになるときには、そのグループ3能
力設定情報の伝達能力値の内容が「3.1KHzオーデ
ィオ」であるかどうかを調べる(判断106)。
【0063】伝達能力値の内容が「3.1KHzオーデ
ィオ」であり、判断106の結果がYESになるときに
は、「伝達能力」情報要素の値として「3.1KHzオ
ーディオ」をセットし(処理107)、また、伝達能力
値の内容が「3.1KHzオーディオ」でなく、判断1
06の結果がYESになるとき、すなわち、伝達能力値
の内容が「音声」の場合には、「伝達能力」情報要素の
値として「音声」をセットする(処理108)。
【0064】また、伝達能力を指定しない旨が設定され
ていて、判断105の結果がNOになるときには、処理
107へ移行し、「伝達能力」情報要素の値として
「3.1KHzオーディオ」をセットする。
【0065】このようにして、「伝達能力」情報要素の
値の設定を終了すると、そのグループ3能力設定情報の
高位レイヤ整合性付加フラグの値を調べ、「高位レイヤ
整合性」情報要素を付加する設定になっているかどうか
を調べる(判断109)。
【0066】「高位レイヤ整合性」情報要素を付加する
設定になっている場合で、判断109の結果がYESに
なるときには、そのときの使用する装置機能に対応した
値を、「高位レイヤ整合性」情報要素にセットする(処
理110)。
【0067】一方、「高位レイヤ整合性」情報要素を付
加する設定になっていない場合で、判断109の結果が
NOになるときには、「高位レイヤ整合性」情報要素を
付加しない(処理111)。
【0068】また、そのときに指定された通信モードが
グループ3ファクシミリモードではなく、すなわち、そ
のときに指定された通信モードがグループ4ファクシミ
リモードであり、判断103の結果がNOになるときに
は、「伝達能力」情報要素の値、および、「高位レイヤ
整合性」情報要素の値として、それぞれグループ4ファ
クシミリ装置に対応する適宜な値をセットする(処理1
12)。
【0069】このようにして、発呼準備が整うと、それ
までの処理で設定した「伝達能力」情報要素の値、およ
び、「高位レイヤ整合性」情報要素の値を適用した呼設
定メッセージSETUPをISDNへ送出して(処理1
13)、宛先へ発呼する。
【0070】次いで、所定の呼設定手順を実行して(処
理114)、情報チャネルを確立する(処理115)。
【0071】次いで、そのときに指定された通信モード
がグループ3ファクシミリモードであったかどうかを調
べる(判断117)。
【0072】そのときに指定された通信モードがグルー
プ3ファクシミリモードであり、判断117の結果がY
ESになるときには、所定のグループ3ファクシミリ発
信時処理(処理118)を実行する。
【0073】また、そのときに指定された通信モードが
グループ3ファクシミリモードではなく、すなわち、グ
ループ4ファクシミリモードが指定された場合で、判断
103の結果がNOになるときには、所定のグループ4
ファクシミリ発信時処理(処理119)を実行する。
【0074】このようにして、発信時処理を終了する
と、Bチャネルを終了し(処理120)、所定の呼切断
解放手順を実行して(処理121)、呼を解放する。
【0075】図9は、このISDNファクシミリ装置が
着呼検出した場合の処理の一例を示している。
【0076】まず、ISDNより受信した呼設定メッセ
ージSETUPのパラメータを解析し(処理201)、
相手端末と通信可能であるかどうかを調べる(判断20
2)。
【0077】相手端末と通信可能ではなく、判断202
の結果がNOになるときには、その着呼を無視して(処
理203)、この動作を終了する。
【0078】また、相手端末と通信可能で、判断202
の結果がYESになるときには、応答メッセージCON
NをISDNへ送出し(処理204)、そのときの呼設
定メッセージSETUPのパラメータを相手能力として
保存する(処理205)。
【0079】また、それにより、Bchが確立する(処
理206)。
【0080】ここで、そのときの通信モードがグループ
3ファクシミリモードであるかどうかを調べる(判断2
07)。判断207の結果がYESになるときには、所
定のグループ3着信時処理(処理208)を実行し、判
断207の結果がNOになるときには、所定のグループ
4着信時処理(処理209)を実行する。
【0081】これらの着信時処理を終了すると、Bch
が終了し(処理210)、所定の呼切断解放手順を実行
して(処理211)、呼を解放する。
【0082】ここで、そのときの通信モードがグループ
3ファクシミリモードであるかどうかを調べる(判断2
13)。判断213の結果がYESになるときには、処
理205で保存した相手能力の内容を、対応するグルー
プ3能力情報へ保存してその内容を更新し(処理21
3)、このときの動作を終了する。なお、処理213で
は、対応するグループ3能力情報が存在しない場合、新
たに作成するようにすることが好ましい。
【0083】また、判断212の結果がNOになるとき
には、処理213を実行しない。
【0084】このようにして、本実施例では、通信モー
ドとしてグループ3ファクシミリモードが指定された場
合には、あらかじめ登録されているグループ3能力設定
情報の内容に従って、「伝達能力」情報要素と、「高位
レイヤ整合性」情報要素の値を設定するので、相手端末
の「伝達能力」情報要素および「高位レイヤ整合性」情
報要素の値に適用した呼接続動作が可能となる。
【0085】例えば、「伝達能力」情報要素として
「3.1KHzオーディオ」を適用するとともに「高位
レイヤ整合性」情報要素を参照(付加)する場合、「伝
達能力」情報要素として「3.1KHzオーディオ」を
適用するとともに「高位レイヤ整合性」情報要素を参照
(付加)しない場合、「伝達能力」情報要素として「音
声」を適用するとともに「高位レイヤ整合性」情報要素
を参照(付加)する場合、および、「伝達能力」情報要
素として「音声」を適用するとともに「高位レイヤ整合
性」情報要素を参照(付加)しない場合のいずれの場合
についても、適切に呼接続することができ、画情報通信
動作を行うことができる。
【0086】すなわち、相手端末側のターミナルアダプ
タ装置の設定の内容に応じて、「伝達能力」情報要素と
「高位レイヤ整合性」情報要素の値を設定できるので、
柔軟な通信が可能となる。
【0087】また、それぞれの宛先について、「伝達能
力」情報要素と「高位レイヤ整合性」情報要素を記憶す
るグループ3能力設定情報の内容を、正常通信時に相手
端末より取得した内容で更新するので、おのおのの宛先
へ発呼するときに、「伝達能力」情報要素と「高位レイ
ヤ整合性」情報要素の内容は常に適切な値となり、確実
に通信することができる。
【0088】なお、上述した実施例では、本発明をIS
DNを伝送路として用いるとともに、グループ3ファク
シミリ装置機能、グループ4ファクシミリ装置機能、お
よび、通話機能を備えたISDNファクシミリ装置に適
用しているが、それ以外のISDN端末装置について
も、本発明を同様にして適用することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信モードとしてグループ3ファクシミリモードが指定
された場合には、あらかじめ登録されているグループ3
能力設定情報の内容に従って、「伝達能力」情報要素
と、「高位レイヤ整合性」情報要素の値を設定するの
で、相手端末の「伝達能力」情報要素および「高位レイ
ヤ整合性」情報要素の値に適用した呼接続動作が可能と
なるという効果を得る。
【0090】また、それぞれの宛先について、「伝達能
力」情報要素と「高位レイヤ整合性」情報要素を記憶す
るグループ3能力設定情報の内容を、正常通信時に相手
端末より取得した内容で更新するので、おのおのの宛先
へ発呼するときに、「伝達能力」情報要素と「高位レイ
ヤ整合性」情報要素の内容は常に適切な値となり、確実
に通信することができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるISDNファクシミ
リ装置の構成の一例を示したブロック図。
【図2】ISDNに接続されている電話端末が、ISD
Nとの間で行う呼制御手順の一例について示したタイム
チャート。
【図3】ISDNの呼設定用のおのおののメッセージの
信号形式の一例を示した概略図。
【図4】ISDNの呼設定用のおのおののメッセージの
信号形式の一例を示した概略図。
【図5】グループ3能力設定情報テーブルの一例を示し
た概略図。
【図6】グループ3能力設定情報の一例を示した概略
図。
【図7】このISDNファクシミリ装置の発呼時の概略
処理の一例を示したフローチャート。
【図8】このISDNファクシミリ装置の発呼時の概略
処理の一例を示したフローチャート(続き)。
【図9】このISDNファクシミリ装置が着呼検出した
場合の処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C075 AA02 AB03 CA01 CA14 CD07 5K030 HC05 JT02 KA04 KA08 LB02 LC05 5K101 KK01 LL03 RR11 RR27 9A001 BB01 BB03 BB04 CC04 CC06 CC07 DD13 EE04 EE05 HH15 HH27 JJ25 JJ35 KK42

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末機能を備えたISDN通信端
    末装置において、 それぞれの宛先について、呼設定メッセージの各パラメ
    ータ値を記憶するパラメータテーブル記憶手段と、 指定された宛先について、上記パラメータテーブル記憶
    手段よりパラメータ値を読み出し、その読み出したパラ
    メータ値を、その指定された宛先へ発呼する呼設定メッ
    セージへセットする制御手段を備えたことを特徴とする
    ISDN端末装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ値は、伝達能力情報要素
    の値であることを特徴とする請求項1記載のISDN端
    末装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ値は、高位レイヤ整合性
    情報要素を付加するか否かの設定値であることを特徴と
    する請求項1記載のISDN端末装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ値は、伝達能力情報要素
    の値、および、高位レイヤ整合性情報要素を付加するか
    否かの設定値であることを特徴とする請求項1記載のI
    SDN端末装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータ値を操作入力する手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    または請求項3または請求項4記載のISDN端末装
    置。
  6. 【請求項6】 前記宛先との間では、通信機能としてア
    ナログ機器通信機能を適用することを特徴とする請求項
    1または請求項2または請求項3または請求項4または
    請求項5記載のISDN端末装置。
  7. 【請求項7】 前記宛先との通信終了後、そのときに適
    用した前記パラメータ値を、前記パラメータテーブル記
    憶手段に登録する手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項1または請求項2または請求項3または請求項4
    または請求項5または請求項6記載のISDN端末装
    置。
  8. 【請求項8】 複数の端末機能を備えたISDN通信端
    末装置の制御方法において、 それぞれの宛先について、呼設定メッセージの各パラメ
    ータ値を記憶するパラメータテーブル記憶手段を備え、 指定された宛先について、上記パラメータテーブル記憶
    手段よりパラメータ値を読み出し、その読み出したパラ
    メータ値を、その指定された宛先へ発呼する呼設定メッ
    セージへセットするようにしたことを特徴とするISD
    N端末装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記パラメータ値は、伝達能力情報要素
    の値であることを特徴とする請求項8記載のISDN端
    末装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記パラメータ値は、高位レイヤ整合
    性情報要素を付加するか否かの設定値であることを特徴
    とする請求項8記載のISDN端末装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記パラメータ値は、伝達能力情報要
    素の値、および、高位レイヤ整合性情報要素を付加する
    か否かの設定値であることを特徴とする請求項8記載の
    ISDN端末装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記パラメータ値を操作入力すること
    ができるようにしたことを特徴とする請求項8または請
    求項9または請求項10または請求項11記載のISD
    N端末装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記宛先との通信終了後、そのときに
    適用した前記パラメータ値を、前記パラメータテーブル
    記憶手段に登録するようにしたことを特徴とする請求項
    8または請求項9または請求項10または請求項11ま
    たは請求項12または請求項6記載のISDN端末装置
    の制御方法。
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