JPH09224142A - Isdn端末装置 - Google Patents

Isdn端末装置

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JPH09224142A
JPH09224142A JP8052613A JP5261396A JPH09224142A JP H09224142 A JPH09224142 A JP H09224142A JP 8052613 A JP8052613 A JP 8052613A JP 5261396 A JP5261396 A JP 5261396A JP H09224142 A JPH09224142 A JP H09224142A
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JP
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call
isdn
itu
calling
terminal device
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JP8052613A
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Inventor
Shinichiro Ozeki
伸一郎 尾関
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ITU−T勧告に適合した端末機からの着呼
にも、ITU−T勧告に適合しない端末機からの着呼に
も応答できるようにする。 【解決手段】 ISDN回線に接続する端末機におい
て、呼設定の整合性をチェックする機能とIDを登録す
る機能とを設け、着呼があったとき、登録したIDと発
IDとをチェックし、両者の一致あるいは不一致時の
み、ITU−T勧告で定められていない整合チェックを
行って応答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ通
信方式を用いた画情報と音声信号による交信が可能な通
信装置、例えばファクシミリ端末機やパーソナルコンピ
ュータ端末などで使用するのに好適なISDN端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ通信方式を用い
た画情報と音声信号による交信が可能な通信装置として
は、ファクシミリ端末機やパーソナルコンピュータ端末
などが知られており、ISDN端末装置と接続して使用
されている。このようなシステムでは、ISDN回線に
接続された端末機において着信があったときは、通常、
整合性をチェックして応答する。
【0003】ところが、発呼端末の呼設定が正しくない
場合には、本来は接続すべき筈であるのに、着呼端末が
応答しない、というケースが生じる。このようなケース
を回避するための一つの対策として、発呼端末の呼設定
が正しくない場合にも応答するように呼設定を変更する
と、通常の整合性チェックが不完全になるので、必要な
発呼に応答しなかったり、逆に不必要な発呼に応答して
しまう等の新たな不都合が生じる。
【0004】また、ISDN端末装置は、PBXと接続
されて使用されることもあり、内線側で接続される端末
は、そのときの使用状態によって、電話機の場合とファ
クシミリ装置の場合とが混在することになる。この場合
に、内線側の端末属性(TEL,FAX)に関係なく、
HLC=TELとして発呼するシステムもある。
【0005】このようなシステムでは、例えば内線側が
G3標準モードのファクシミリ装置(以下、G3FAX
という)の場合には、HLC=TELとして呼設定をす
るので、着側のISDN端末装置に接続されたG3FA
X(以下、iG3FAX)は応答しない、という不都合
がある。そこで、このような不都合を回避するために、
着側のiG3FAXで、HLC=TELの発呼を全てi
G3として応答するように変更すると、ISDN電話か
らの発呼に対しても、iG3として応答してしまうこと
になり、本来のISDN電話に対する応答が行えない、
という別な問題が生じる。
【0006】その他の従来の技術としては、発IDによ
って留守番応答メッセージを変えるようにした留守番応
答装置が提案されている(例えば実開平4−67843
号公報)。この留守番応答装置では、発IDを照合する
ことによって、留守番電話と非留守番電話とを切換え、
留守番電話に対しては留守番応答メッセージを送出する
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、フ
ァクシミリ端末機やパーソナルコンピュータ端末などに
接続されたISDN端末装置では、ISDN回線に接続
された端末機に対する着信があったときは、通常、整合
性をチェックして応答する。この場合に、発呼端末の呼
設定が正しく行われていないと、着側の端末機が応答し
ない。そこで、発呼端末の呼設定が正しくない場合にも
応答するように呼設定を変更すると、通常の整合性チェ
ックが不完全になるので、必要な発呼に応答しなかった
り、逆に不必要な発呼に応答してしまう等の問題があっ
た。この発明では、ITU−T勧告に適合した端末機か
らの着呼にも、ITU−T勧告に適合しない端末機から
の着呼にも応答できるようにしたISDN端末装置を実
現することを課題とする(請求項1から請求項5の発
明)。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、I
SDN回線に接続する端末機において、呼設定の整合性
をチェックする機能とIDを登録する機能とを設け、着
呼があったとき、登録したIDと発IDとをチェック
し、両者の一致あるいは不一致時のみ、ITU−T勧告
で定められていない整合チェックを行って応答するよう
にしている。
【0009】請求項2の発明では、ISDN回線に接続
するファクシミリ端末機において、呼設定の整合性をチ
ェックする機能とIDを登録する機能とを設け、着呼が
あったとき、登録したIDと発IDとをチェックし、両
者の一致あるいは不一致時のみ、HLC=TELをHL
C=G3FAXとみなして応答するようにしている。
【0010】請求項3の発明では、請求項2のISDN
端末装置において、ハンドセットと、CNGを検出する
CNG検出手段と、HLC=TELをHLC=G3FA
Xとして着呼があった場合にハンドセットを鳴らす手段
とを設け、着呼時にハンドセットがオフフックされたと
きは、CNGを検出し、CNGを検出したときは、G3
FAXモードで受信するようにしている。
【0011】請求項4の発明では、請求項2のISDN
端末装置において、発IDを記憶する発ID記憶手段
と、フォントデータにより文字や記号のファクシミリ画
情報を作成する手段とを設け、ITU−T勧告に基づか
ない整合性チェックを行って通信が成功したときは、そ
の発IDに対して発呼し、呼設定が誤っている旨を画情
報として送信するようにしている。
【0012】請求項5の発明では、請求項1または請求
項2のISDN端末装置において、通信管理レポート出
力手段を備え、ITU−T勧告に基づかない整合性チェ
ックを行った通信については、その旨を記録するように
している。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明のISDN端末装置につ
いて、図面を参照しながら、その実施の形態を詳細に説
明する。すでに述べたように、この発明のISDN端末
装置は、ファクシミリ端末やパーソナルコンピュータ端
末などに接続することが可能である。ここでは、ISD
N端末装置の使用の一例として、G3標準ファクシミリ
装置を接続した場合の全体構成を説明する。
【0014】図1は、この発明のISDN端末装置にG
3標準ファクシミリ装置を接続したシステムについて、
その実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。図
において、1はCPU、2はメモリ、3は操作表示部、
4は符号化復号化部、5は入力装置、6は出力装置、7
はモデム、8はハンドセット、9はCODEC、10は
ISDNインターフェース装置、11はシステムバスを
示す。
【0015】各部の機能は、概略次のとおりである。C
UP1は、図1のファクシミリシステムの全体の制御を
司る。メモリ2は、ファクシミリシステムのプログラム
や画情報、各種パラメータ等を記憶するメモリ手段であ
る。なお、通常は、CUP1内にもROMやRAM等の
メモリ手段が内蔵されているが、この図1では、メモリ
手段を機能的にメモリ2として独立に図示している。操
作表示部3は、パラメータのセットや原稿送信時のオペ
レートを行う操作パネル、および動作状態を表示する表
示装置から構成されている。符号化復号化部4は、画情
報の圧縮/伸長を行う。
【0016】入力装置5は、画情報を読み込むスキャナ
等の入力手段である。出力装置6は、画情報を出力する
プロッター等の記録手段である。モデム7は、データの
変調/復調およびCNGのようなトーン検出を行う機能
を有している。ハンドセット8は、ユーザが通話時に使
用する送受話部である。CODEC9は、ISDN回線
に接続するためのA/D変換やD/A変換を行う。
【0017】ISDNインターフェース装置10は、I
SDN回線に接続するための制御を行う手段である。シ
ステムバス11は、図1の各部を接続するバスである。
この発明のISDN端末装置とG3標準ファクシミリ装
置とを接続したシステム構成は、以上のとおりであり、
このような構成の端末機が、ISDN回線を介して他の
端末機と接続される。次に、この図1に示した構成を有
する両端末機の間で行うISDNの呼設定の方法を説明
する。
【0018】図2は、ISDNの呼設定の方法を説明す
る図である。図において、SETUPは呼設定メッセー
ジ、CALL PROCは呼設定確認メッセージ、CO
NNは応答メッセージを示す。
【0019】まず、端末機Aが呼設定メッセージSET
UPを網に送信すると、網は呼設定確認メッセージCA
LL PROCを発呼端末である端末機Aに送信する。
他方、網は宛先である端末機Bに対して、呼設定メッセ
ージSETUPを送信する。端末機Bは、着呼可能であ
れば、網に対して応答メッセージCONNを送信した応
答する。
【0020】網は着呼端末である端末機Bから応答メッ
セージCONNを受け取ると、発呼端末である端末機A
に対して、応答メッセージCONNを送信する。以上の
手順によって、端末機Aと端末機Bとの間でISDNの
呼設定が行われる。ここで、呼設定メッセージSETU
Pについて説明する。
【0021】図3は、呼設定メッセージSETUPの内
容を説明する図である。
【0022】この図3に示すように、呼設定メッセージ
SETUPは、プロトコルを識別するためのプロトコル
識別子、呼番号の長さを示す呼番号長、呼番号、メッセ
ージの種類を示すSETUPに伝達すべき能力を宣言す
る伝達能力、使用するチャネルを決めるためのチャネル
識別子、発IDを示す発番号、高位レイヤプロトコルの
ネゴシエーションを行うための高位レイヤ整合性などの
情報要素から構成されている。図1から図3に関連して
説明したISDN端末装置の使用例や、ISDNの呼設
定の方法、呼設定メッセージSETUPは、以下に順次
説明する実施の形態に共通する前提技術である。
【0023】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、請求項1と請求項2の発明に
対応している。この第1の実施の形態は、ITU−T勧
告に適合した端末機(ITU−T勧告に基づいた端末
機)からの着呼にも、ITU−T勧告に適合しない端末
機からの着呼にも応答可能にするために、着呼時にどの
種類の整合性チェックを行うのかについて判断を行う点
に特徴を有している。このような判断を行うために、整
合性チェックの一方の種類を示すIDを予め登録してお
き、着呼時に発IDと比較参照し、両者が一致した場合
(あるいは不一致の場合)にのみ、特殊な呼設定の受け
付けを可能にした例えば、予め登録したIDとして、I
TU−T勧告に適合した端末機からの発IDを選択した
場合には、両者が一致したときは、ITU−T勧告に適
合した整合性チェックを行い、不一致のときは、ITU
−T勧告に適合しない整合性チェックを行う。逆に、予
め登録したIDとして、ITU−T勧告に適合しない端
末機からの発IDを選択した場合には、両者が一致した
ときは、ITU−T勧告に適合しない整合性チェックを
行い、不一致のときは、ITU−T勧告に適合した整合
性チェックを行う。
【0024】このように、発IDと参照するためのID
を予め登録しておき、着呼時に発IDと比較してその比
較結果により、ITU−T勧告に適合した(あるいは適
合しない)整合性チェックを行う。したがって、この発
明のISDN端末装置によれば、ITU−T勧告に適合
した一般の呼設定にも、ITU−T勧告に適合しない特
殊な呼設定にも応答することが可能になる。具体的な手
順としては、発IDと参照するためのIDを、予め図1
のメモリ2内の所定エリアに予め登録しておく。このI
Dの登録は、操作表示部3上のキー操作によって、メモ
リ2内の所定エリアに記憶させる。この場合の制御もC
PU1が司る。
【0025】そして、着呼時に、発呼側からの発IDと
の比較結果によって、ITU−T勧告に適合した(ある
いは適合しない)整合性チェックを行うか否か判断す
る。例えば、最初に、ITU−T勧告に適合した整合性
チェックを行うとすれば、予め参照するためのIDとし
て、ITU−T勧告に適合した呼設定を示すIDを登録
しておく。発IDと比較した結果、ITU−T勧告に適
合した呼設定であれば、ITU−T勧告に適合した整合
性チェックを行い、ITU−T勧告に適合しない呼設定
であれば、それに対応する整合性チェックを行う(請求
項1の発明)。
【0026】また、先に述べたように、ISDN回線に
接続するPBXには、内線側の端末属性(TEL,FA
X)に関係なく、HCL=TELとして発呼する機種が
存在している。この場合には、例えば内線側がG3ファ
クシミリ装置のときは、HCL=TELとして呼設定を
行うため、着信側のISDN回線に接続されたG3ファ
クシミリ装置(iG3FAX)は応答しない。従来の対
応として、着信側のG3ファクシミリ装置で、HCL=
TELの着呼を全てiG3として応答するように設定す
ると、実際にISDN電話からかかってきた着呼に対し
ても、iG3として応答してしまう。
【0027】そこで、この第1の実施の形態では、予め
登録しておいてIDと発IDとをチェックし、両者が一
致した場合(または不一致の場合)にのみ、HLC=T
ELの着呼をHLC=G3FAXとみなして呼設定を受
け付けるようにしている(請求項2の発明)。このよう
な処理を行うことにより、特殊な呼設定にも、一般の呼
設定にも応答することが可能になる。次に、以上の動作
をフローに示す。
【0028】図4は、この発明のISDN端末装置につ
いて、着呼時の主要な処理の流れを示すフローチャート
である。図において、#1〜#5はステップを示す。
【0029】着呼があると、この図4のフローがスター
トし、ステップ#1で、発IDを記憶し(図1のメモリ
2)、予め登録されているID(同じく図1のメモリ
2)と一致するかどうかチェックする。一致したとき
は、ステップ#2へ進み、HLC=TELであるかどう
かチェックする。HLC=TELのときは、次のステッ
プ#3で、HLC=G3を受信したとみなして、hlc
flg=1をセットする。ステップ#4で、通常の整
合性チェックを行って、この図4のフローを終了する。
なお、この整合性チェックについては、ITU−T勧告
I.333に規定されている。
【0030】一方、先のステップ#1でチェックした結
果、発IDと予め登録されているIDとが一致しないと
き(不一致の場合)、および先のステップ#2でチェッ
クした結果、HLC=TELでないとき(HLC≠TE
Lの場合)には、ステップ#5へ進む。そして、ステッ
プ#5で、hlc flg=0をセットし、ステップ#
4へ進み、通常の整合性チェックを行って、この図4の
フローを終了する。以上のように、この第1の実施の形
態では、発IDをチェックして整合性チェックを変える
ので、ITU−T勧告に適合した(ITU−T勧告に基
づいた)端末機からの着呼にも、ITU−T勧告に適合
しない(ITU−T勧告に基づかない)端末機からの着
呼にも、正確に応答することができる。
【0031】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項3の発明に対応してい
るが、請求項2の発明にも関連している。先の第1の実
施の形態で説明した請求項2の発明においては、同じ発
IDからの着呼があった場合、全てG3FAXで着呼し
てしまうケースが生じる。この第2の実施の形態では、
HLC=TELの着呼をHLC=G3FAXとして着呼
応答した場合には、PSTN装置で使われているTEL
/FAX自動切り換え機能を使用する点に特徴を有して
いる。このように、TEL/FAX自動切り換え機能を
使用することによって、G3FAXあるいはTELで通
信を行うことが可能になる。
【0032】この第2の実施の形態でも、ハード構成や
呼制御の手順等は、先の図1から図3に説明したとおり
である。図1では、ハンドセット8の状態(オフフック
か否か)に応じて、ファクシミリ通信のCNG信号(フ
ァクシミリ呼出し信号)を検出し、CNG信号を検出し
たときは、TEL/FAXの自動切り換えを行ってG3
標準モードによる通信を行う。以上の動作をフローに示
す。
【0033】図5は、この発明のISDN端末装置につ
いて、着呼に対するオフフック時の主要な処理の流れを
示すフローチャートである。図において、#11〜#1
5はステップを示す。
【0034】先の図4のフローで、HLC=TELのと
きは、HLC=G3を受信したとみなして、hlc
lg=1をセットする(ステップ#3)場合を説明し
た。この図5のフローは、着呼があった場合に、ステッ
プ#11で、hlc flg=1であるかどうかチェッ
クする。hlc flg=1であれば、次のステップ#
12で、CNGを検出する。CNGが検出されたとき
は、ステップ#13へ進み、G3FAXの通信を開始す
る。また、CNGが検出されないときは、次のステップ
#14で、オンフックであるかどうかチェックする。オ
ンフックでなければ(オフフックの場合には)、再び先
のステップ#12へ戻り、CNGを検出する。ステップ
#14でオンフックであることを検知すると、この図5
のフローを終了する。なお、先のステップ#11でチェ
ックした結果、hlc flg=1でないときは、ステ
ップ#15へ進み、通常のフローを実行する。
【0035】以上のように、この第2の実施の形態で
は、ハンドセット8の状態の検出と、CNGの検出の有
無とによって、電話機側とファクシミリ装置側との切り
換えを行っている(請求項3の発明)。したがって、同
じ発IDからの着呼があった場合に、全てG3FAXで
着呼応答してしまう、という不都合が解消される。すな
わち、この第2の実施の形態では、同じ発IDからの着
呼でも、CNGの有無によって識別することができるの
で、ファクシミリ通信による発呼に対してはFAX側
に、電話による発呼に対してはTEL側に自動的に切り
換えられるため、発ID等によって識別できなくても、
正しい着呼応答が可能になる。
【0036】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項4と請求項5の発明に
対応しているが、請求項1と請求項2の発明にも関連し
ている。この第3の実施の形態は、通信が終了した後に
行われる処理であり、先の第1の実施の形態(請求項1
と請求項2の発明)で説明した整合性のチェックによっ
て通信が終了した場合に、発呼側の呼設定の誤りを自動
的に通知したり(請求項4の発明)、ITU−T勧告に
適合しない(ITU−T勧告に基づかない)整合性チェ
ックを行った場合には、通信管理レポートに記録するこ
とによって、以後の通信に備える点に特徴を有してい
る。
【0037】先の請求項2のISDN端末装置では、I
TU−T勧告に適合しない(ITU−T勧告に基づかな
い)整合性チェックを行って応答を返えす場合がある。
そして、この場合に、たまたま通信が成功してしまう
と、発呼端末機では、ITU−T勧告に違反しているこ
とに気付かないので、その旨を着呼側のユーザが電話等
で連絡しなければならなかった。この第3の実施の形態
では、発呼側のユーザの呼設定が誤っている場合には、
自動的にファクシミリ通信によって通知されるので、着
呼側のユーザの手を煩わせることなく、発呼側のユーザ
にその旨を知らせることができる(請求項4の発明)。
【0038】さらに、請求項1や請求項2のISDN端
末装置においては、ITU−T勧告に適合しない(IT
U−T勧告に基づかない)整合性チェックを行って応答
を返送する場合があり、場合によっては通信に不具合が
生じるケースがある。例えば、本来はTELで応答すべ
きなのに、FAXによって応答してしまうような場合で
ある。このような場合に、着呼側で、その通信管理レポ
ートに(ITU−T勧告に基づかない)特殊な整合性チ
ェックを行ったことを明記するようにしている。したが
って、この通信管理レポートを見れば、どのような整合
性チェックを行ったかを正確に知ることが可能になり、
不具合の原因の解析等を迅速かつ容易に行うことができ
る(請求項5の発明)。次に、以上の動作をフローに示
す。
【0039】図6は、この発明のISDN端末装置につ
いて、通信終了時における主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図において、#21〜#25はステ
ップを示す。
【0040】先の図4や図5のフローによる通信が行わ
れて、その通信が終了すると、この図6のフローがスタ
ートし、ステップ#21で、hlc flg=1である
かどうかチェックする。hlc flg=1であれば、
次のステップ#22で、G3FAXの通信を行ったかど
うかチェックする。G3FAXの通信を行ったときは、
ステップ#23へ進み、通信管理レポートに出力する
(請求項5の発明)。次のステップ#24で、「呼設定
誤り」を意味するメッセージの画像を作成する。
【0041】ステップ#25で、記憶した発ID(図4
のステップ#1)に対して、作成した画像を送信して、
この図6のフローを終了する(請求項4の発明)。ま
た、先のステップ#21でチェックした結果、hlc
flg=1でないとき、および先のステップ#22でチ
ェックした結果、G3FAXの通信を行わなかったとき
は、通常終了する(正常終了)。この第3の実施の形態
では、このような処理を行う。したがって、従来の不都
合、すなわち、ITU−T勧告に適合しない整合性チェ
ックを行って応答した場合に、たまたま通信が成功して
しまうと、発呼端末機では、ITU−T勧告に違反して
いることに気付かない状態が続くことになる、という不
都合は、発呼側のユーザの呼設定の誤りを自動的にファ
クシミリ通信によって通知されることで解消され(請求
項4の発明)、また、通信管理レポートに記録されるの
で、以後の対応も容易になる(請求項5の発明)。
【0042】
【発明の効果】請求項1のISDN端末装置では、予め
登録しておいたIDと、発IDとをチェックし、両者が
一致した場合(あるいは不一致の場合)にのみ、ITU
−T勧告で定められていない特殊な呼設定を受け付ける
ようにしている。すなわち、両者が一致した場合(ある
いは不一致の場合)には、特殊な呼設定が有効とされ
て、それに対応するチッェクが実行それる。したがっ
て、ITU−T勧告に適合した端末機からの着呼にも、
ITU−T勧告に適合しない端末機からの着呼にも、正
しく応答することができる。
【0043】請求項2のISDN端末装置では、発ID
をチェックして、整合性チェックを変更している。した
がって、請求項1のISDN端末装置と同様に、ITU
−T勧告に適合した端末機からの着呼にも、ITU−T
勧告に適合しない端末機からの着呼にも、正しく応答す
ることができる。
【0044】請求項3のISDN端末装置では、請求項
2のISDN端末装置において、TEL/FAX自動切
り換え機能を設けている。したがって、発ID等によっ
て識別できない場合でも、正しい着呼応答を行うことが
可能になる。
【0045】請求項4のISDN端末装置では、請求項
2のISDN端末装置において、ITU−T勧告に適合
しない整合性チェックを行って通信が成功したときは、
通信終了後に、発呼設定が正しくないことを画情報で通
知するようにしている。したがって、発呼側におけるユ
ーザの呼設定が誤っている場合、自動的にファクシミリ
の画情報によって発呼側へ通知されるので、着呼側のユ
ーザの手を煩わせることなく、発呼側のユーザにその旨
を知らせることができる。
【0046】請求項5のISDN端末装置では、請求項
1または請求項2のISDN端末装置において、ITU
−T勧告に適合しない整合性チェックを行ったときは、
着呼側における通信管理レポートに(ITU−T勧告に
基づかない)特殊な整合性チェックを行ったことを明記
するようにしている。したがって、通信不成功のような
事態が生じたときは、この通信管理レポートを見ること
によって、不都合の原因の解析等を迅速に行うことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のISDN端末装置にG3標準ファク
シミリ装置を接続したシステムについて、その実施の形
態の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】ISDNの呼設定の方法を説明する図である。
【図3】呼設定メッセージSETUPの内容を説明する
図である。
【図4】この発明のISDN端末装置について、着呼時
の主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明のISDN端末装置について、着呼に
対するオフフック時の主要な処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】この発明のISDN端末装置について、通信終
了時における主要な処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 操作表示部 4 符号化復号化部 5 入力装置 6 出力装置 7 モデム 8 ハンドセット 9 CODEC 10 ISDNインターフェース装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN回線に接続する端末機におい
    て、 呼設定の整合性をチェックする機能とIDを登録する機
    能とを備え、 着呼があったとき、登録したIDと発IDとをチェック
    し、両者の一致あるいは不一致時のみ、ITU−T勧告
    で定められていない整合チェックを行って応答すること
    を特徴とするISDN端末装置。
  2. 【請求項2】 ISDN回線に接続するファクシミリ端
    末機において、 呼設定の整合性をチェックする機能とIDを登録する機
    能とを備え、 着呼があったとき、登録したIDと発IDとをチェック
    し、両者の一致あるいは不一致時のみ、HLC=TEL
    をHLC=G3FAXとみなして応答することを特徴と
    するISDN端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のISDN端末装置において、 ハンドセットと、CNGを検出するCNG検出手段と、
    HLC=TELをHLC=G3FAXとして着呼があっ
    た場合に前記ハンドセットを鳴らす手段とを備え、 着呼時に前記ハンドセットがオフフックされたときは、
    CNGを検出し、CNGを検出したときは、G3FAX
    モードで受信することを特徴とするISDN端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項2のISDN端末装置において、 発IDを記憶する発ID記憶手段と、フォントデータに
    より文字や記号のファクシミリ画情報を作成する手段と
    を備え、 ITU−T勧告に基づかない整合性チェックを行って通
    信が成功したときは、その発IDに対して発呼し、呼設
    定が誤っている旨を画情報として送信することを特徴と
    するISDN端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2のISDN端末
    装置において、 通信管理レポート出力手段を備え、 ITU−T勧告に基づかない整合性チェックを行った通
    信については、その旨を記録することを特徴とするIS
    DN端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10017842B4 (de) * 1999-04-12 2007-04-26 Ricoh Co., Ltd. ISDN-Terminal und Verfahren zu dessen Steuerung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10017842B4 (de) * 1999-04-12 2007-04-26 Ricoh Co., Ltd. ISDN-Terminal und Verfahren zu dessen Steuerung

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