JP4216486B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に係り、特にG4ファクシミリ装置のデータ転送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置において、送受信情報に対する各種の管理方法が採用され、使用者の利便性が図られている。例えば、特開平5−91232号公報には、通信プロトコル履歴情報や通信プログラムに関する各種情報を蓄積し、ハード構成の変更によらず各種管理情報を有効利用できるようにしたファクシミリ蓄積交換装置が記載されている。また特開平9−200366号公報には、発信元と転送先とにおける機能が整合しないことによる無駄な着信転送動作をなくし、整合性が合致した転送先を自動的に選択して着信転送を実行するようにした通信端末装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術のように各種の機能を有するファクシミリ(FAX)装置が提案されているが、実際の使用においては未だ十分に利便性が向上しているといえない。例えばG4FAXから送信を行った場合、相手が外出中であれば、必要なFAX書類が届かないことになる。また電話にて相手の外出先を聞くには、そのためだけに電話代がかかることになる。
【0004】
本発明の目的は、前記従来の課題を解決し、迅速で課金されないFAX情報転送が可能になり、しかも確実で安全な転送が行われるFAX装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、転送先電話番号通知要求を呼設定メッセージに付加して送信する転送先電話番号通知要求手段と、前記呼設定メッセージ中の転送先電話番号通知要求の有無を解析した結果に基づき、着呼側からの解放完了メッセージを受信する解放完了メッセージ受信手段と、前記解放完了メッセージを受信して転送先電話番号を認識する転送先電話番号認識手段と、画情報を記憶する画情報記憶手段とを備えたファクシミリ装置であって、前記転送先電話番号認識手段は、発呼側の電話番号と前記着呼側に予め記憶されている相手先電話番号との比較結果が合致した場合に、前記着呼側からの解放完了メッセージに前記転送先電話番号を付加して応答させ、前記付加された前記転送先電話番号に対して自動的に再発呼を行うとともに、前記着呼側の電話番号から前記転送先電話番号への転送情報である旨を前記画情報の所定の位置に添付することを特徴とし、この構成によって、転送先電話番号が設定され、情報転送を行う状態に設定されていた場合に、転送先電話番号通知要求に従って転送先電話番号を入手することができるため、迅速な情報転送が可能になる。また、電話番号をチェックして、該当するもの以外には転送先が開示されないことになるため、着呼側の転送先電話番号が悪用されることを未然に防ぐことができる。さらに、添付された定型文などの画情報を見ることによって、外出先へのFAXであったとしても間違いで送られてきたものか否かを判断することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のFAX装置において、発呼側の電話番号に係る情報が、発番号および発サブアドレスであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1は本発明の実施形態を説明するためのFAX装置における全体構成を示すブロック図であり、1はシステム全体の制御を行うシステム制御部、2は、システム制御に必要な情報,転送先電話番号の情報,情報転送を行うか否かの情報、あるいは比較相手先電話番号などを記憶するシステムメモリ部、3は定型文書などの画情報を記憶する画像メモリ部、4は前記画情報のデータ符号化および復号化を行う符号化・復号化部、5は受信した画情報を印字出力するための記録部、6は原稿の読み取りを行う読取センサなどからなる読み取り部、7は、表示手段のLCD、および外部入力手段のテンキーなどを備え、転送先電話番号,情報転送を行うか否かを設定する入力、あるいは比較相手先電話番号などを入力する操作部、8は、システム制御部1に従って入出力ポートを操作し、通信アナログ部あるいはコーデック部の制御を行うデータ入出力手段のI/O制御部である。
【0012】
さらに、9は、プロトコル信号や画情報をV.21,V.34,V.17,V.29などの規格に従って変復調を行ったり、プロトコルやECM送受信時のHDLC(ハイレベルデータリンク制御手順)処理,CRC(冗長度符号チェック方式:cyclic redundancy check)のチェック,DTMF(押しボタンダイヤル:dual tone multi-frequency)信号送出,トーンの送受信,音声信号の送出を行うモデム部、10は、モデム部,コーデック部あるいはアナログ電話器からのアナログ信号のフィルタ処理や信号経路の切り換えを行うアナログ通信部、11はアナログ信号を符号化処理であるA/μ則によってパルスコード化(PCM)するコーデック部、12は、画情報をBチャネル上でHDLCフレームにして、伝送するBチャネル伝送制御部、13は、ISDN回線での呼制御情報をLAPD(リンクアクセス手順)に則ったデータ構造にして生成したり、解析し、送信する呼設定メッセージ(SETUP)内にユーザ・ユーザ情報(UUI)の転送先電話番号通知要求あるいは転送先電話番号を付加したり、受信した呼制御情報の転送先電話番号通知要求を解析したりするDチャネル伝送制御部、14は各データをレイヤ1仕様に合致させるレイヤ1信号制御部、15はISDN回線とのインタフェースを行うISDN・I/F部である。
【0013】
次に本実施形態の動作を説明する。
【0014】
図2は本実施形態における転送先電話番号通知に係るフロー図であり、発呼側からのSETUPのUUIには転送先電話番号通知要求が含まれており、ISDN網を介して着呼側へと転送される。SETUPが転送されることによって、着呼側の転送先電話番号通知要求解析手段であるDチャネル伝送制御部13では呼設定および転送先電話番号の通知要求があることを認識する。このとき着呼側のシステム制御部1では情報転送状態設定手段である操作部7における設定状態をチェックし、情報転送する状態である場合には即座に解放完了メッセージ(REL_CMP)で応答し、このときシステムメモリ部2内の転送先電話番号登録部の転送先電話番号をREL_CMPのUUIに含めて発呼側へと転送する。こうすることによって発呼側のシステム制御部1では、転送先の電話番号を知ることができる。
【0015】
また着呼側からのREL_CMPによって、転送先の電話番号を認識した発呼側のG4FAX装置におけるシステム制御部1は、認識した電話番号への発呼を行い画情報の送信を行わせ、その際に、画像メモリ部3に記憶されている画情報の一部を加工して最初に発呼した電話番号から転送先電話番号への自動転送である旨、例えば図3に示す「本FAXは、03−123−4567から03−987−6543へ自動転送されました。」という定型文(ただし電話番号部分は除く)を1ページ目の画情報内の最上行に添付させる。
【0016】
このように本実施形態では、転送先電話番号が設定され、情報転送を行う状態に設定されていた場合に、転送先電話番号通知要求に従って転送先電話番号を入手することができ、自動的に再発呼が行われるため、迅速な情報転送が可能になる。また、これらはSETUP内での情報のやり取りのため課金されることはない。さらに、転送した旨の定型文を添付しているので、外出先へのFAXであったとしても間違いで送られてきたものか否かを判別することができる。
【0017】
なお、上述した動作は、システム制御部1,Dチャネル伝送制御部13において発呼側のSETUP内の電話番号情報である発番号および発サブアドレスをチェックし、その発番号および発サブアドレスが、システムメモリ部2に記憶されている予め入力指定された発番号および発サブアドレス(比較相手先電話番号)に合致した場合のみ行う。
【0018】
このように発番号および発サブアドレスをチェックして該当するもの以外には転送先を教えないことによって、着呼側の転送先電話番号が悪用されるようなことを防止することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のFAX装置によれば、発呼側の電話番号と着呼側に予め記憶された相手先電話番号とが合致した場合以外には、発呼側に転送先の電話番号を通知せず、該当するもの以外には転送先が開示されないことになるため、着呼側の転送先電話番号が悪用されることを未然に防ぐことができ、転送先電話番号に対する自動再発呼により迅速な情報転送が可能になるとともに、着呼側から転送先に転送された旨を画情報に添付することで、より確実で安全な情報転送が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための発呼/着呼側における全体構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態における転送先電話番号通知に係るフロー図
【図3】本発明の実施形態における定型文の例を示す説明図
【符号の説明】
1 システム制御部
2 システムメモリ部
3 画像メモリ部
5 記録部
7 操作部
9 モデム部
13 Dチャネル伝送制御部
Claims (2)
- 転送先電話番号通知要求を呼設定メッセージに付加して送信する転送先電話番号通知要求手段と、前記呼設定メッセージ中の転送先電話番号通知要求の有無を解析した結果に基づき、着呼側からの解放完了メッセージを受信する解放完了メッセージ受信手段と、前記解放完了メッセージを受信して転送先電話番号を認識する転送先電話番号認識手段と、画情報を記憶する画情報記憶手段とを備えたファクシミリ装置であって、
前記転送先電話番号認識手段は、発呼側の電話番号と前記着呼側に予め記憶されている相手先電話番号との比較結果が合致した場合に、前記着呼側からの解放完了メッセージに前記転送先電話番号を付加して応答させ、前記付加された前記転送先電話番号に対して自動的に再発呼を行うとともに、前記着呼側の電話番号から前記転送先電話番号への転送情報である旨を前記画情報の所定の位置に添付することを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記発呼側の電話番号に係る情報が、発番号および発サブアドレスであることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
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