JPH05160979A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH05160979A
JPH05160979A JP3320815A JP32081591A JPH05160979A JP H05160979 A JPH05160979 A JP H05160979A JP 3320815 A JP3320815 A JP 3320815A JP 32081591 A JP32081591 A JP 32081591A JP H05160979 A JPH05160979 A JP H05160979A
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communication
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isdn
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JP3320815A
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ファクシミリ装置に関し、最優先で
着信させる相手ファクシミリ装置の識別情報を記憶し、
交信中に、着信した呼設定メッセージから解析した識別
情報と記憶した識別情報を比較して一致したとき、交信
処理を強制的に終了、あるいは交信処理終了後、最優先
の相手先からの着信を優先し、最優先の相手先からの着
信を有効とするファクシミリ装置を提供することを目的
とする。 【構成】G3交信中に、着信があったとき、INCU12
から着呼が通信制御部11に通知され、通信制御部11から
ファクシミリ制御部7に着呼を受け付けてもよいか問い
合わせが行われる。着呼により相手FAXから呼設定メ
ッセージにより送信される端末識別情報が通信制御部11
で解析されてファクシミリ制御部7に出力され、ファク
シミリ制御部7では、予めシステムメモリ4に登録され
ている最優先の識別情報と着信時の識別情報が比較さ
れ、一致したとき、処理中のG3通信を中断させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に、ISDNの呼接続メッセージ授受の際に示さ
れる着サブアドレスを利用して各種通信サービスを提供
するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、高度情報社会を実現する通信ニー
ズに対応する通信網としてISDN(サービス総合デジ
タル網)が実施されており、このISDNに対応する各
種ISDN通信装置も開発され、実用化されている。例
えばISDN対応のファクシミリ装置としてはG4規格
のものが実用化されており、このG4規格ファクシミリ
装置の多くのものがG3規格と電話機能に対応してい
る。
【0003】また、ISDNと各ISDN通信装置との
間には終端装置が接続されるようになっており、一つの
終端装置には複数のISDN通信装置としてファクシミ
リ装置がバス接続可能である。バスを内線として複数の
ファクシミリ装置が接続される場合は、同一宛先アドレ
スだけでは送信側が宛先アドレスによって一つのファク
シミリ装置を特定することができないのでバス上の各フ
ァクシミリ装置にはサブアドレスが決められて管理され
ることになる。したがって、ISDN通信システムでは
送信側はファクシミリ装置に宛先アドレスとともにサブ
アドレスを指定することによって受信側の一つのファク
シミリ装置を特定することが可能となっている。
【0004】具体的には、ISDNの1回線分には、デ
ータチャネルとして2つのBチャネルと、制御チャネル
として1つのDチャネルが設けられており、バスの内線
には、最大8台の端末が接続可能となっている。したが
って、ISDNに接続されるファクシミリ装置では、D
チャネルにより相手ファクシミリ装置と呼の接続制御を
行った後、Dチャネルを開放して一方のBチャネルによ
り画情報の授受を行っている最中でも、Dチャネルを開
放しているため、別の相手ファクシミリ装置からの着信
を受け付けて他方のBチャネルにより交信することが可
能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のISDNに接続するファクシミリ装置にあっ
ては、所定の相手ファクシミリ装置との交信中に着信を
受け付けることが可能であっても、同時に2つの相手フ
ァクシミリ装置との交信を行う機能を有さないファクシ
ミリ装置では、2つの交信要求に答えることができな
い。このため、交信中に、他の相手ファクシミリ装置か
らの着信を受け付けたとしても、実際には、データの授
受に移行することができず、前もって送信先に電話等で
連絡をとってから送信を行わなければならず、緊急を要
する場合等に送・受信側ユーザーの手をわずらわせると
いった問題が発生していた。
【0006】このような交信中の着信に伴う問題に対処
するものとして、例えば、特開平2−36657号広報
に記載された通信装置があり、この通信装置では、予め
着信を許可する相手先の識別情報を登録しておき、登録
した相手先以外の着信を拒否し、また、この着信拒否制
御を無効あるいは有効とするようにして、着信を制御し
ている。
【0007】ところが、この通信装置では、着信を許可
する相手先を登録し、登録した相手先以外の相手先から
の着信拒否の有効、無効を制御するようにしているだけ
なので、許可する相手先からの着信に対しては、優先的
に着信させるような制御を行っていないため、着信拒否
を無効としているときの交信中等には、やはり着信を許
可すべき相手先との交信が不可能となるため、上記問題
は、解決されない。
【0008】そこで本発明は、最優先で着信させる相手
ファクシミリ装置の識別情報を記憶し、交信中に、着信
した呼設定メッセージから解析した識別情報と記憶した
識別情報が一致したとき、交信中の処理を強制的に終了
し、あるいは交信中の処理を終了した後、着信最優先の
相手ファクシミリ装置からの着信を優先し、また、着信
以外のサービスを受け付けないようにして、交信中の着
信最優先の相手ファクシミリ装置からの着信を確実に有
効とするファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ISDNに接続可能で、ISDNの呼制御手順を実行し
て相手ファクシミリ装置との間でISDNを介してファ
クシミリ通信を行い、画情報の送・受信を行うファクシ
ミリ装置において、最優先の着信を許可する相手先識別
情報を記憶する識別情報記憶手段と、接続されたISD
Nからの着信を検出し、該検出した着信信号に含まれる
発呼側の呼設定メッセージから相手先識別情報を解析す
る解析手段と、を設け、ISDNのデータチャネルを介
して所定の相手ファクシミリ装置との交信中に、ISD
Nの呼制御チャネルに着信したとき、該着信信号を解析
手段により解析した相手先識別情報と識別情報記憶手段
に記憶した相手先識別情報が一致するかどうかを比較
し、一致したときは、当該相手ファクシミリ装置とのフ
ァクシミリ通信を強制的に終了し、着信最優先の相手フ
ァクシミリ装置からの着信を優先させることを特徴と
し、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、前記交信中に着信した相手先識別情報が一致したと
き、該交信中の相手ファクシミリ装置とのファクシミリ
通信を終了した後、該着信以外のサービスを受け付けな
いようにすることを特徴とし、請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明において、前記識別情報記憶手段に
相手先識別情報として呼設定メッセージに含まれる着サ
ブアドレスを記憶し、前記交信中に着信した相手先識別
情報の着サブアドレスが一致したとき、該交信中の相手
ファクシミリ装置とのファクシミリ通信を終了した後、
該着サブアドレスが一致した相手ファクシミリ装置から
の着信サービス以外を受け付けないようにすることを特
徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、相手ファクシミリ装
置との間でISDNを介してファクシミリ通信を行い、
画情報の送・受信を行うファクシミリ装置において、最
優先の着信を許可する相手先識別情報を記憶する識別情
報記憶手段と、接続されたISDNからの着信を検出
し、該検出した着信信号に含まれる発呼側の呼設定メッ
セージから相手先識別情報を解析する解析手段と、が設
けられ、ISDNのデータチャネルを介して所定の相手
ファクシミリ装置との交信中に、ISDNの呼制御チャ
ネルに着信したとき、該着信信号を解析手段により解析
した相手先識別情報と識別情報記憶手段に記憶された相
手先識別情報が一致するかどうかが比較され、一致した
ときは、当該相手ファクシミリ装置とのファクシミリ通
信が強制的に終了され、着信最優先の相手ファクシミリ
装置からの着信が優先される。したがって、交信中の着
信最優先の相手ファクシミリ装置からの着信を短時間で
確実に有効とすることができ、送信側ユーザーと受信側
ユーザーの手をわずらわせることを解消することができ
る。
【0011】請求項2記載の発明では、上記請求項1記
載の発明において、交信中に着信した相手先識別情報が
一致したとき、該交信中の相手ファクシミリ装置とのフ
ァクシミリ通信を終了した後、該着信以外のサービスが
受け付けられない。したがって、交信中の相手ファクシ
ミリ装置との処理を終了させた後、着信最優先の相手フ
ァクシミリ装置からの着信サービスだけを有効とするこ
とができ、送信側ユーザーと受信側ユーザーの手をわず
らわせることを解消することができる。
【0012】請求項3記載の発明では、上記請求項1記
載の発明において、識別情報記憶手段に相手先識別情報
として呼設定メッセージに含まれる着サブアドレスが記
憶され、交信中に着信した相手先識別情報の着サブアド
レスが一致したとき、該交信中の相手ファクシミリ装置
とのファクシミリ通信が終了した後、該着サブアドレス
が一致した相手ファクシミリ装置からの着信サービス以
外は受け付けられない。したがって、交信中の相手ファ
クシミリ装置との処理を終了させた後、着信最優先のサ
ブアドレスの相手ファクシミリ装置からの着信を確実に
有効とすることができ、送信側ユーザーと受信側ユーザ
ーの手をわずらわせることを解消することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図5は、請求項1〜3記載のファクシミ
リ装置の一実施例を示す図である。図1は、ファクシミ
リ装置1のブロック図であり、ファクシミリ装置1は、
DCR2、SAF3、システムメモリ4、操作表示部
5、資源管理部6、ファクシミリ制御部7、スキャナ
8、プロッタ9、ラインバッファ10、通信制御部11及び
INCU12等から構成されており、各部はシステムバス
13に接続されている。
【0014】DCR(符号化・復号化部)2は、画像デ
ータを所定の符号化方式に従って符号化し、また、符号
化された画像データを復号化する。SAF(Store And
Forward)3は、大容量のハードディスク装置等で構成
し、主に画情報を蓄積する。SAF3には、送信用の画
情報や受信した画情報が蓄積され、所定時期に読み出さ
れて送信処理や記録処理等が行われる。
【0015】システムメモリ(識別情報記憶手段)4
は、ファクシミリ装置1としての基本プログラムや本発
明の着信処理プログラム等が格納されている。また、シ
ステムメモリ4には、後述する本発明の着信処理用の相
手先識別情報と着サブアドレスを格納するテーブルが格
納される。操作表示部5は、テンキーやスタートキー等
の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例え
ば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送信
操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操作
キーから入力された命令内容やファクシミリ装置からオ
ペレータに通知する各種情報が表示される。
【0016】資源管理部6は、システム内で使用可能な
資源を管理する。ファクシミリ制御部7は、システムメ
モリ4内の基本プログラムに従ってファクシミリ装置1
の各部を制御して、ファクシミリ装置1としてのシーケ
ンスを実行するとともに、システムメモリ4内に格納さ
れた着サブアドレスデータと着信時に後述する通信制御
部11で解析された端末識別情報とを比較して本発明の着
信処理を実行する。
【0017】スキャナ8としては、例えば、CCD(Ch
arge Coupled Device)を利用したイメージスキャナが
利用されており、スキャナ8は、原稿を走査して原稿の
画情報を読み取る。プロッタ9としては、例えば、サー
マル素子を利用したサーマル記録装置が使用されてお
り、プロッタは感熱記録紙に直接、あるいは、普通記録
紙にインクシートを介して間接的に画像を記録する。
【0018】ラインバッファ10は、DCR2によってエ
ンコードあるいはデコードされた画像データあるいはス
キャナ8で読み取られた画像データを1ライン毎に格納
する。通信制御部11は、図1に示すように、G3CCU
(G3ファクシミリ通信制御機能)とG4CCU(G4
ファクシミリ通信制御機能)としての機能を有し、図2
に示すようにINCU(ISDN通信制御ユニット)12
との間でDチャネルとBチャネルが接続されており、G
3CCUでBチャネルを使用中に、G4CCUにDチャ
ネルからの着呼を受け付けないような構成となってい
る。通信制御部11は、G3あるいはG4ファクシミリ通
信時、INCU12を介して相手ファクシミリ装置との間
でファクシミリ制御信号の交換を行って通信機能の設定
や各種制御情報の交換を行い、G3、G4ファクシミリ
通信を制御する。また、通信制御部11は、相手ファクシ
ミリ装置から送信される呼設定メッセージ中の端末識別
情報を解析する解析手段としての機能を有する。
【0019】INCU12は、ISDNに接続され、IS
DNのDチャネルを介して呼制御手順を制御するととも
に、ISDNの2つのBチャネルを介して画像データの
授受を制御する。次に、作用を説明する。本実施例で
は、ISDNのDチャネルを介してファクシミリ通信中
に、ISDNのBチャネルに着信があった場合の着信処
理に特徴がある。
【0020】まず、請求項1記載の発明による着信処理
について説明する。図1の通信制御部11においてG3フ
ァクシミリ通信では、スキャナ8から読み込まれた画像
データがDCR2で符号化され、SAF3又はラインバ
ッファ10を介してINCU12からISDNへ送信され
る。このとき、図3に示すように、相手ファクシミリ装
置との呼制御手順は、ISDNのDチャネルで行われ、
呼接続後の画像データ送信は、ISDNのBチャネルで
行われる。
【0021】2チャネル同時動作が可能なシステムで
は、もう一方のBチャネルによるG4交信が可能である
が、ここでは2つのBチャネルの同時動作が不可能なも
のとして説明する。例えば、G3ファクシミリ通信によ
り交信中に、着信があったときは、Dチャネルが開放さ
れているためINCU12から着呼があったことが通信制
御部11に通知され、通信制御部11からファクシミリ制御
部7に着呼を受け付けてもよいか問い合わせが行われ
る。このとき、着呼に伴って相手ファクシミリ装置から
呼設定メッセージにより送信される端末識別情報が通信
制御部11で解析されてファクシミリ制御部7に出力さ
れ、このとき同時に発番号と着サブアドレスも出力され
る。このときの呼設定メッセージのデータ構成を図4に
示している。
【0022】次いで、ファクシミリ制御部7では、上記
図2に示した通信制御部11とINCU12の間のチャネル
構成により、通信制御部11のG4CCUに対して着信拒
否の要求が出力される。このときファクシミリ制御部7
では、予めシステムメモリ4に登録されている最優先の
識別情報と着信時の識別情報が比較され、一致したとき
は、現在処理中のG3ファクシミリ通信を中断させる。
中断は、現在処理中のページを最終ページとして終了し
てもよいし、エラーとして回線を開放してもよい。
【0023】したがって、最優先相手ファクシミリ装置
からの再着呼を受け付け易くすることができ、ISDN
により交信中の着信最優先の相手ファクシミリ装置から
の着信を短時間で確実に有効とすることができ、送信側
ユーザーと受信側ユーザーの手をわずらわせることを解
消することができる。次に、請求項2記載の発明による
着信処理について説明する。
【0024】上記図1のファクシミリ装置1において、
G3ファクシミリ通信により交信中に、最優先の相手フ
ァクシミリ装置からINCU12に着信があった場合、そ
の着信をシステムメモリ4に記憶させ、現在実行中のG
3ファクシミリ通信処理を継続させて終了を通信制御部
11のG3CCUで検出すると、処理終了がファクシミリ
制御部7に通知される。ファクシミリ制御部7では、G
3交信中に最優先の相手ファクシミリ装置から着信があ
ったかどうかがシステムメモリ4から読み出されて判断
される。着信があった場合は、着信以外のサービス(送
信、コピー等)を禁止するように資源管理部6に通知さ
れ、資源管理部6では、着呼受信以外のサービスは、シ
ステムの資源として登録されていないものとして実行さ
れなくなる。
【0025】したがって、最優先の相手ファクシミリ装
置からの再着呼を受けやすくすることができ、交信中の
相手ファクシミリ装置との処理を終了させた後、着信最
優先の相手ファクシミリ装置からの着信サービスだけを
有効とすることができ、送信側ユーザーと受信側ユーザ
ーの手をわずらわせることを解消することができる。次
に、請求項3記載の発明による着信処理について説明す
る。
【0026】上記請求項2記載の実施例における図1の
ファクシミリ装置1において、最優先の相手ファクシミ
リ装置以外の相手ファクシミリ装置からの着信拒否時
に、着信拒否の相手先番号とサブアドレスがシステムメ
モリ4に記憶させておく。このとき、実行中のG3CC
Uの終了方法は、上記請求項1あるいは2記載の実施例
のどちらの方法でもよい。G3CCUにおける通信処理
が終了すると、上記請求項2記載の発明による実施例と
同様に、着呼受信サービスしか受け付けないようにセッ
トされる。この状態でINCU12で着呼が検出される
と、通信制御部11からファクシミリ制御部7に着呼が通
知され、その着呼の発番号と発サブアドレスも通知され
る。ファクシミリ制御部7では、着呼受信サービスのみ
にセットされたときの相手先発番号と発アドレスがシス
テムメモリ4から読み出され、読み出した内容と現在着
呼を受け付けた相手先の発番号と発アドレスが一致して
いるかどうかが比較される。一致している場合は、着呼
可の応答が相手ファクシミリ装置に送出され、続いて画
像データの受信が行われる。一方、一致しない相手ファ
クシミリ装置からの着呼の場合は、回線切断手順が実行
される。
【0027】したがって、最優先の相手先からの着呼受
信を確実に行うことができ、交信中の相手ファクシミリ
装置との処理を終了させた後、着信最優先のサブアドレ
スの相手ファクシミリ装置からの着信を確実に有効とす
ることができ、送信側ユーザーと受信側ユーザーの手を
わずらわせることを解消することができる。以上の請求
項1〜3記載の発明による着呼処理のフローチャートを
図5に示しており、この図5のフローチャートにより一
連の着信処理として説明する。
【0028】まず、INCU12で着呼を受け付け、着信
内容により通信制御部11のG3CCUあるいはG4CC
Uに通知し(ステップS1)、通信制御部11で着信信号
に含まれる呼設定メッセージ(Setupメッセージ)
を解析して相手先識別情報として発番号と発サブアドレ
スをシステムメモリ4に記憶する(ステップS2、S
3)。次いで、通信制御部11がファクシミリ制御部7に
着呼受け付け可能かどうかを問い合わせ(ステップS
4)、着呼受け付け可能な場合は、続けて画像データの
受信処理を実行し(ステップS5)、画像データの受信
を終了すると、回線を開放して通信サービスを処理を終
了する(ステップS6)。
【0029】一方、ステップS4で着呼受け付け不可の
場合は、着信以外のサービスが資源管理部6で禁止に設
定されているかどうかをチェックし(ステップS7)、
禁止の場合は、禁止時にシステムメモリ4に記憶された
最優先の着信相手ファクシミリ装置の発番号と発アドレ
スを読み出す(ステップS8)。次いで、読み出した発
番号、発アドレスと着信時にシステムメモリ4に記憶し
た発番号、発アドレスと比較し(ステップS9)、一致
するかどうかをチェックする(ステップS10)。一致し
たときは、続いて画像データの受信処理を実行し(ステ
ップS5)、一致しなかったときは、回線を開放して通
信サービスを処理を終了する(ステップS6)。
【0030】一方、ステップS7で着信以外のサービス
が禁止されていない場合は、着信時にシステムメモリ4
に記憶した発番号、発アドレスを読み出し(ステップS
11)、予めシステムメモリ4に記憶された最優先の相手
ファクシミリ装置の発番号と発アドレスと一致するかど
うかをチェックする(ステップS12)。一致しなかった
ときは、直ちに、回線を開放して通信サービスを処理を
終了し(ステップS6)、一致したときは、資源管理部
6に着信以外のサービスを禁止するように設定し(ステ
ップS13)、回線を開放して通信サービスを処理を終了
する(ステップS6)。
【0031】以上の着信処理により、2チャネル同時に
動作できないファクシミリ装置1であっても着信最優先
の相手ファクシミリ装置からの着信を確実に受け付ける
ことができる。送信側と受信側双方のユーザーの手をわ
ずらわせることを解消することができる。なお、上記実
施例では、ファクシミリ装置1が2つのBチャネル同時
に動作できないものとして説明したが、2つのBチャネ
ル同時に動作していても、Dチャネルが開放されていれ
ば、同様に本願各発明の着信処理が実行可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、相手ファ
クシミリ装置との間でISDNを介してファクシミリ通
信を行い、画情報の送・受信を行うファクシミリ装置に
おいて、最優先の着信を許可する相手先識別情報を記憶
する識別情報記憶手段と、接続されたISDNからの着
信を検出し、該検出した着信信号に含まれる発呼側の呼
設定メッセージから相手先識別情報を解析する解析手段
と、を設け、ISDNのデータチャネルを介して所定の
相手ファクシミリ装置との交信中に、ISDNの呼制御
チャネルに着信したとき、該着信信号を解析手段により
解析した相手先識別情報と識別情報記憶手段に記憶され
た相手先識別情報が一致するかどうかを比較し、一致し
たときは、当該相手ファクシミリ装置とのファクシミリ
通信を強制的に終了させ、着信最優先の相手ファクシミ
リ装置からの着信を優先しているので、交信中の着信最
優先の相手ファクシミリ装置からの着信を短時間で確実
に有効とすることができ、送信側ユーザーと受信側ユー
ザーの手をわずらわせることを解消することができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、交信中に着信した相手先識別情報が
一致したとき、該交信中の相手ファクシミリ装置とのフ
ァクシミリ通信を終了した後、該着信以外のサービスが
受け付けないようにしているので、交信中の相手ファク
シミリ装置との処理を終了させた後、着信最優先の相手
ファクシミリ装置からの着信サービスだけを有効とする
ことができ、送信側ユーザーと受信側ユーザーの手をわ
ずらわせることを解消することができる。
【0034】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、識別情報記憶手段に相手先識別情報
として呼設定メッセージに含まれる着サブアドレスを記
憶し、交信中に着信した相手先識別情報の着サブアドレ
スが一致したとき、該交信中の相手ファクシミリ装置と
のファクシミリ通信が終了した後、該着サブアドレスが
一致した相手ファクシミリ装置からの着信サービス以外
は受け付けないようにしているので、交信中の相手ファ
クシミリ装置との処理を終了させた後、着信最優先のサ
ブアドレスの相手ファクシミリ装置からの着信を確実に
有効とすることができ、送信側ユーザーと受信側ユーザ
ーの手をわずらわせることを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファクシミリ装置のブロック構成
図。
【図2】図1の通信制御部とINCU間のISDNチャ
ネルの接続構成を示す図。
【図3】ISDNの各チャネルによる通信制御シーケン
スを示す図。
【図4】図3の呼接続シーケンスにおける呼接続メッセ
ージのデータ構成を示す図。
【図5】請求項1〜3記載の発明による着信処理のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 DCR 3 SAF 4 システムメモリ 5 操作表示部 6 資源管理部 7 ファクシミリ制御部 8 スキャナ 9 プロッタ 10 ラインバッファ 11 通信制御部 12 INCU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDNに接続可能で、ISDNの呼制御
    手順を実行して相手ファクシミリ装置との間でISDN
    を介してファクシミリ通信を行い、画情報の送・受信を
    行うファクシミリ装置において、 最優先の着信を許可する相手先識別情報を記憶する識別
    情報記憶手段と、 接続されたISDNからの着信を検出し、該検出した着
    信信号に含まれる発呼側の呼設定メッセージから相手先
    識別情報を解析する解析手段と、 を設け、ISDNのデータチャネルを介して所定の相手
    ファクシミリ装置との交信中に、ISDNの呼制御チャ
    ネルに着信したとき、該着信信号を解析手段により解析
    した相手先識別情報と識別情報記憶手段に記憶した相手
    先識別情報が一致するかどうかを比較し、一致したとき
    は、当該相手ファクシミリ装置とのファクシミリ通信を
    強制的に終了し、着信最優先の相手ファクシミリ装置か
    らの着信を優先させることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発明において、 前記交信中に着信した相手先識別情報が一致したとき、
    該交信中の相手ファクシミリ装置とのファクシミリ通信
    を終了した後、該着信以外のサービスを受け付けないよ
    うにすることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の発明において、 前記識別情報記憶手段に相手先識別情報として呼設定メ
    ッセージに含まれる着サブアドレスを記憶し、前記交信
    中に着信した相手先識別情報の着サブアドレスが一致し
    たとき、該交信中の相手ファクシミリ装置とのファクシ
    ミリ通信を終了した後、該着サブアドレスが一致した相
    手ファクシミリ装置からの着信サービス以外を受け付け
    ないようにすることを特徴とするファクシミリ装置。
JP3320815A 1991-12-05 1991-12-05 ファクシミリ装置 Pending JPH05160979A (ja)

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JP3320815A JPH05160979A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 ファクシミリ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7180637B2 (en) 2001-06-26 2007-02-20 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Facsimile machines and methods for operating facsimile machines

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