JPH09200366A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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Publication number
JPH09200366A
JPH09200366A JP8003826A JP382696A JPH09200366A JP H09200366 A JPH09200366 A JP H09200366A JP 8003826 A JP8003826 A JP 8003826A JP 382696 A JP382696 A JP 382696A JP H09200366 A JPH09200366 A JP H09200366A
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call
capability
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Application number
JP8003826A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kounoe
俊彰 鴻江
Yoshiharu Sagiya
喜春 鷺谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信元と転送先との整合性不一致による無駄
な着信転送動作を無くし、整合性の合った転送先を自動
的に選択する。 【解決手段】 SETUP 内のHLC の内容が「G4ファクシ
ミリ」である場合又はBCの内容が「非制限デジタル」で
ある場合は、転送元A側にそれらの能力が無いので、着
信転送を行わないと判定する(112で否定)。一方、
HLC の内容が「電話」又は「G3/G2ファクシミリ」
である場合、或いはBCの内容が「音声」又は「3.1kHzオ
ーディオ」である場合は、発信元Bと転送元Aとで整合
性が合うと共に、各々の能力を有する転送先の情報が予
め設定されているので着信転送を行うと判定し(112
で肯定)、HLC 又はBCの内容に対応する転送先Cを選択
する(113)。そして、該転送先Cへの着信転送処理
を実行する(114)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置に係
り、より詳しくは、ユーザデータ伝送用の情報チャネル
と制御情報伝送用の制御チャネルとを利用して通信サー
ビスを行うISDN網に接続され該ISDN網における着信転送
サービスを利用する機能を有する通信端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりデジタル通信技術の発達に伴
い、例えば日本電信電話株式会社(NTT)のサービス
の一つであるISDN(Integrated Service Digital Netwo
rk)網の利用が広まっている。ISDN網が提供する付加サ
ービスの中に、着信転送サービスと呼ばれるサービスが
存在する。この着信転送サービスは、転送元が発信元か
ら着信した呼を別の端末(転送先)へ転送したい場合
に、転送元とISDN網とのやりとりにより、その呼を転送
元から目的とする転送先へ転送することができる、とい
うものである。
【0003】ところが、この着信転送サービスを利用す
る場合、発信元と転送元との間の共通の通信能力に関す
る情報(整合性情報)が、そのまま転送元と転送先との
間の整合性情報として使用される。即ち、転送先の通信
能力をチェックせずに、転送先の通信能力は発信元の通
信能力と同一であるとみなしていたので、もし転送先の
通信能力が発信元と転送元との間の整合性情報と一致し
ない場合には、着信転送サービスの実行時に整合性不一
致によって通信エラーが発生する。
【0004】例えば、転送元の通信能力は通話(電話
機)とG4ファクシミリの両方であり、転送先の通信能
力は通話(電話機)のみであったとする。このとき、発
信元の通信能力が通話(電話機)であった場合には、着
信転送サービスを実行しても問題ないが、発信元の通信
能力がG4ファクシミリであった場合には、発信元と転
送元との整合性はG4ファクシミリで一致(共通)する
ので着信転送サービスを実行しようとするが、発信元と
転送元との間の整合性情報(G4ファクシミリ)と転送
先の通信能力(通話)とが一致しないために、着信転送
サービスの実行時に整合性不一致によって通信エラーが
発生してしまう。即ち、転送先の通信能力をチェックし
ていないがために、無駄な着信転送動作を行っていた。
【0005】また、転送先は予め複数設定しておくのが
一般的であるが、上記のように転送先の通信能力をチェ
ックしていなかったため、設定しておいた複数の転送先
の中から整合性の合った転送先を選択することは困難で
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消するために成されたものであり、発信元と転送先と
の整合性の不一致による無駄な着信転送動作を無くすこ
とのできる通信端末装置を提供することを第1の目的と
し、整合性の合った転送先を自動的に選択し着信転送を
確実に実行することのできる通信端末装置を提供するこ
とを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の通信端末装置は、ユーザデー
タ伝送用の情報チャネルと制御情報伝送用の制御チャネ
ルとを利用して通信サービスを行うISDN網に接続され該
ISDN網における着信転送サービスを利用する機能を有す
る通信端末装置であって、発信元からの制御チャネル上
の呼設定メッセージ(SETUP )を受信した場合に、該SE
TUP から発信元の情報伝達能力に関する情報を抽出する
抽出手段と、前記抽出手段により抽出された発信元の情
報伝達能力に関する情報、該通信端末装置の情報伝達能
力に関する情報、及び予め定めた転送先の情報伝達能力
に関する情報に基づいて、着信転送を行うか否かを判断
する判断手段と、を有することを特徴とする。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の通信端末装置は、ユーザデータ伝送用の
情報チャネルと制御情報伝送用の制御チャネルとを利用
して通信サービスを行うISDN網に接続され該ISDN網にお
ける着信転送サービスを利用する機能を有する通信端末
装置であって、各種の情報伝達能力と、各情報伝達能力
を有する転送先と、を対応付けた転送先情報を記憶した
メモリと、発信元からの制御チャネル上の呼設定メッセ
ージ(SETUP )を受信した場合に、該SETUP から発信元
の情報伝達能力に関する情報を抽出する抽出手段と、前
記メモリから前記転送先情報を読み出し、該転送先情
報、前記抽出手段により抽出された発信元の情報伝達能
力に関する情報、及び該通信端末装置の情報伝達能力に
関する情報に基づいて、着信転送を実行可能な転送先を
選択する選択手段と、を有することを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記抽出手段は、前
記SETUP に含まれる情報要素である伝達能力(Bearer C
apability )、高位レイヤ整合性(High Layer Compati
bility)及び低位レイヤ整合性(Low Layer Compatibil
ity )の少なくとも一つの情報要素より抽出することを
特徴とする。
【0010】上記請求項1記載の通信端末装置では、発
信元からの制御チャネル上の呼設定メッセージ(SETUP
)を受信した場合に、抽出手段によって該SETUP から
発信元の情報伝達能力に関する情報を抽出する。
【0011】そして、判断手段によって、前記抽出され
た発信元の情報伝達能力に関する情報、この場合に転送
元となる当該通信端末装置の情報伝達能力に関する情
報、及び予め定めた転送先の情報伝達能力に関する情報
に基づいて、発信元、当該通信端末装置(転送元)及び
転送先の3つに共通する情報伝達能力が有る(整合性が
一致する)場合に、着信転送を行うと判断する。また、
3つに共通する情報伝達能力が無くとも発信元の情報伝
達能力と転送先の情報伝達能力とで共通する情報伝達能
力が有る場合にも、着信転送を行うと判断する。一方、
上記以外の場合には着信転送を実行可能でないと判断で
きるので、着信転送を行わないと判断する。
【0012】これにより、従来のように発信元−転送元
間の整合性のみでなく、発信元、転送元及び転送先の3
つの整合性に対して一致/不一致が判断され、着信転送
を実行可能である場合のみ着信転送を行うと判断するの
で、着信転送の実行時に整合性不一致によって通信エラ
ーが発生することを回避することができると共に、無駄
な着信転送動作を防止することができる。
【0013】なお、上述したように、3つに共通する情
報伝達能力が無くとも発信元の情報伝達能力と転送先の
情報伝達能力とで共通する情報伝達能力が有る場合に
も、着信転送を行うと判断することができる。即ち、転
送元は発信元からの呼を着信した時に着信転送を行う設
定になっていれば、転送元自らは受信しないので、転送
元の情報伝達能力は比較の対象とせず、発信元の情報伝
達能力と転送先の情報伝達能力とを比較し、一致した場
合に着信転送を行うと判断することができる。
【0014】上記請求項2記載の通信端末装置では、発
信元からの制御チャネル上の呼設定メッセージ(SETUP
)を受信した場合に、抽出手段によって該SETUP から
発信元の情報伝達能力に関する情報を抽出する。
【0015】そして、選択手段によって、メモリから転
送先情報を読み出し、前記抽出された発信元の情報伝達
能力に関する情報及び当該通信端末装置の情報伝達能力
に関する情報より、発信元と転送元の2つに共通する情
報伝達能力を設定し、さらに該設定した情報伝達能力を
有する転送先を転送先情報に基づいて選択する。ここで
選択された転送先は、発信元と転送元の2つに共通する
情報伝達能力を有しているので、発信元、転送元及び転
送先の3つの整合性は一致する。
【0016】このようにして発信元及び転送元と整合性
の合った転送先を自動的に選択することができ、該整合
性の合った転送先へ着信転送することにより、着信転送
を確実に実行することができる。
【0017】ところで、発信元からの呼設定メッセージ
(SETUP )には、情報伝達能力に関する情報を格納する
ことのできる情報要素として、伝達能力(Bearer Capab
ility )の情報要素が必ず含まれており、さらに高位レ
イヤ整合性(High Layer Compatibility)の情報要素や
低位レイヤ整合性(Low Layer Compatibility )の情報
要素を含むことができる。
【0018】よって、抽出手段によって発信元からの呼
設定メッセージ(SETUP )より情報伝達能力に関する情
報を抽出する際には、請求項3記載の発明のように、上
記伝達能力(Bearer Capability )、高位レイヤ整合性
(High Layer Compatibility)及び低位レイヤ整合性
(Low Layer Compatibility )の少なくとも一つの情報
要素より、情報伝達能力に関する情報を抽出することが
できる。
【0019】なお、上記請求項1又は請求項2に記載の
発明では、発信元の情報伝達能力に関する情報をSETUP
より抽出するが、この抽出源であるSETUP は、ユーザデ
ータ伝送用の情報チャネルでなく、制御情報伝送用の制
御チャネルを介して転送される。即ち、本発明に係る発
信元の情報伝達能力に関する情報のやりとりは、情報チ
ャネルを使用する必要は無いため、ユーザデータの伝送
に影響を与えることなく実行することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】 〔第1実施形態〕まず、上記請求項1記載の発明に係る
第1実施形態を説明する。
【0021】図1には本第1実施形態に係る通信端末装
置10のブロック図が示されている。この通信端末装置
10は、図示しない2つの情報チャネルと1つの制御チ
ャネルとを介してISDN網36に接続されており、ISDN網
36の提供する着信転送サービスを利用することができ
る。
【0022】CPU 12は、通信端末装置10の全体を制
御する。CPU 12には、ROM 14、、RAM (1) 16、及
び不揮発性記憶装置23が接続されている。このうちRO
M 14にはCPU 12で実行される各種の制御プログラム
が記憶されており、RAM (1)16には制御プログラムが
使用する各種情報が一時的に記憶される。
【0023】なお、通信端末装置10では、発信元から
呼設定メッセージ(以下、SETUP と称す)を受信した場
合を想定してオペレータにより、発信元からの呼を着信
する着信モードか、予め定めた転送先へ着信転送を行う
着信転送モードか、が予め設定されており、この設定さ
れた着信モード情報は上記不揮発性記憶装置23に予め
記憶されている。
【0024】CPU 12には、RTC (Real Time Clock )
18と、キーボード20、液晶ディスプレイ22が接続
されている。CPU 12は、RTC 18の内蔵する時計から
現在時刻を認識する。また、CPU 12はキーボード20
の状態を検出することで操作者の指示を認識し,液晶デ
ィスプレイ22を用いて、操作者に対する各種情報を表
示することができる。
【0025】さらに、CPU 12には、スキャナ24、RA
M (3) 26、プリンタ28、符号化/複号化装置30、
RAM (2) 32,ISDNインターフェース34が接続されて
いる。符号化/復号化装置30は画像情報をファクシミ
リ通信の規格に基づいて符号化する符号化機能と、符号
化された画像情報を元に戻す復号化機能を有する。CPU
12は、スキャナ24、RAM (3) 26、プリンタ28、
符号化/複号化装置30、RAM (2) 32,ISDNインター
フェース34に対して制御信号を送出し、また、各装置
の動作状態を検出することができる。
【0026】RAM (3) 26は符号化/復号化装置30に
接続されており、符号化/復号化装置30はRAM (2) 3
2に接続されている。RAM (3) 26に記憶された画像情
報は、符号化/復号化装置30の符号化機能を用いて符
号化され、符号化された画像情報はRAM (2) 32に記憶
される。逆に、RAM (2) 32に記憶された前記符号化さ
れた画像情報は符号化/複号化装置30の復号化機能を
用いて復号化され、RAM (3) 26に記憶される。
【0027】スキャナ24及びプリンタ28がそれぞれ
RAM (3) 26に接続されている。スキャナ24は原稿を
読み取り、読み取った原稿の画像情報をRAM (3) 26に
出力する。プリンタ28はRAM (3) 26に記憶された画
像情報を所定の用紙に印字する。スキャナ24が読み取
った画像情報をそのままプリンタ28に出力することに
より、通信端末装置10を複写機として使うこともでき
る。
【0028】RAM (2) 32にはISDNインターフェース3
4が接続され、ISDNインターフェース34は前述したIS
DN網36の制御チャネル及び2つの情報チャネルにそれ
ぞれ接続されている。ISDNインターフェース34はCPU
12によって制御され、RAM(2) 32に記憶された前記
符号化された画像情報をISDN網36に送出したり、ISDN
網36より送られてきた情報をRAM (2) 32へ記憶する
ことができる。
【0029】RAM (2) 32には画像情報の他に、発信元
から制御チャネル上に送られるSETUP を記憶することが
できる。このSETUP には、情報伝達能力に関する情報を
格納することのできる情報要素として、伝達能力(Bear
er Capability 、以下、BCと称す)の情報要素が必ず含
まれており、さらに高位レイヤ整合性(High Layer Com
patibility、以下、HLC と称す)の情報要素や低位レイ
ヤ整合性(Low LayerCompatibility 、以下、LLC と称
す)の情報要素を含むことができる。CPU 12は、これ
らの情報に含まれた発信元の情報伝達能力に関する情報
を抽出することができる。
【0030】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
以下では、着信転送での発信元としての通信端末装置1
0B(以下、発信元Bと称す)、転送元としての通信端
末装置10A(以下、転送元Aと称す)、及び転送元A
に転送先として予め登録された通信端末装置10C(以
下、転送先Cと称す)の計3台の通信端末装置10にお
ける着信転送制御処理について説明する。
【0031】なお、図5に示すように、転送元Aは、
「音声」、「3.1kHzオーディオ」、「非制限デジタル」
の3項目の情報伝達能力を全て有しており、転送先C
は、「音声」の情報伝達能力のみを有しているものとす
る。
【0032】転送元側のオペレータが転送元Aのキーボ
ード20によって着信転送制御処理の実行開始を指示す
ると、転送元AのCPU12によって図6に示す制御ル
ーチンが実行開始される。
【0033】まず図6のステップ102では、発信元B
からのSETUP の受信待ちを行う。発信元BからのSETUP
を受信すると、ステップ103へ進み、SETUP の内容を
解析する。そして、次のステップ104では、図9に示
すSETUP 94に含まれる、宛先端末のアドレスを示す着
番号情報要素96の内容又は宛先端末のサブアドレスを
示す着サブアドレス情報要素98の内容に基づいて、自
端末宛の着信であることを確認することにより、通信可
能性確認(その着信を受け付けてもよいことの確認)を
行う。
【0034】このステップ104における通信可能性確
認で自端末宛の着信でないことが判明すれば、発信元B
へ着信できない旨のメッセージを以下のようにして送信
し制御ルーチンを終了する。
【0035】図4(A)に示すREL COMPメッセージ90
の最後尾に理由表示情報要素92を設け、図4(B)に
示す理由表示情報要素92における理由表示値の領域9
2Aに、予め「通信能力に関する整合性が合わないため
着信転送できない」という意味付けをした理由表示値
(例えば、#63)を格納して発信元Bへ送信する。即
ち、図3に示すように、上記理由表示値が格納された理
由表示情報要素を含むREL COMPメッセージ(図3のREL
COMP(CAUSE) )が転送元AからISDN網を介して発信元B
へ転送される。発信元Bでは上記理由表示値に対応した
エラーメッセージ(例えば「通信能力に関する整合性が
合わないため着信転送できない」というメッセージ)を
液晶ディスプレイ22に表示することにより、発信元側
のオペレータに着信転送できない旨を通知することがで
きる。
【0036】一方、ステップ104における通信可能性
確認で自端末宛の着信であることが確認されれば、ステ
ップ106へ進み、不揮発性記憶装置23に予め記憶さ
れた着信モード情報に基づいて、着信転送を行うか否か
を判定する。予め着信モードが設定されている場合はス
テップ106で否定判定されステップ108へ進み、通
常通りの着信処理を行う。
【0037】一方、ステップ106で、着信転送モード
が設定されている場合はステップ106で肯定判定され
ステップ110へ進み、SETUP からBCを読み出し、その
内容を解析する。そして、次のステップ112では、以
下のようにしてBCの内容に基づいて着信転送を行うか否
かを判定する。
【0038】図5に示すように、BCの内容、即ち発信元
Bの通信能力が「3.1kHzオーディオ」又は「非制限デジ
タル」である場合は、発信元B、転送元A及び転送先C
の3つでは整合性が合わないので、着信転送を行わない
と判定し、制御ルーチンを終了する。
【0039】一方、BCの内容が「音声」である場合は、
発信元B、転送元A及び転送先Cの3つで整合性が合う
ので、着信転送を行うと判定し、ステップ114へ進
む。
【0040】ステップ114では、以下のようにして着
信転送処理を実行する。図2のシーケンス図に示すよう
に、転送元Aは、発信元BからのSETUP を受信した後、
呼出メッセージ(ALERT メッセージ)をISDN網を介して
発信元Bへ返送し、さらに付加情報メッセージ(INFOメ
ッセージ)に転送先Cのアドレス情報を添付してISDN網
へ送信する。
【0041】ISDN網は、指定された転送先Cを呼び出す
べく転送先CへSETUP を送信すると共に、転送元Aへの
呼を終了させるべく転送元Aへ解放メッセージ(REL メ
ッセージ)を送信する。このREL メッセージを受信した
転送元Aは、REL COMPメッセージをISDN網へ送信して、
転送元Aへの呼を終了する。
【0042】一方、ISDN網からSETUP を受信した転送先
CはALERT メッセージをISDN網へ送信し、ISDN網は転送
先CからALERT メッセージを受信した旨をINFOメッセー
ジによって転送元Aへ通知する。さらに、転送先Cが受
話器を持ち上げる等で応答すると、転送先Cより応答メ
ッセージ(CONNメッセージ)がISDN網へ送信され、ISDN
網は転送先CからCONNメッセージを受信した旨をINFOメ
ッセージによって転送元Aへ通知する。
【0043】そして、ISDN網は、応答確認メッセージ
(CONN ACKメッセージ)を転送先Cへ送信すると同時に
CONNメッセージを発信元Bへ送信する。これにより、発
信元Bと転送先Cとが接続され、着信転送が完了する。
【0044】以上説明した第1実施形態によれば、従来
のように発信元B−転送元A間の整合性のみでなく、発
信元B、転送元A及び転送先Cの3つの整合性に対して
一致/不一致が判断され、前記3つの整合性が一致した
場合に着信転送を行うと判断するので、着信転送の実行
時に整合性不一致によって通信エラーが発生することを
回避することができると共に、無駄な着信転送動作を防
止することができる。
【0045】〔第2実施形態〕次に、上記請求項1及び
請求項2に記載の発明に係る第2実施形態を説明する。
本第2実施形態における構成は、上記第1実施形態の構
成と同様であるので、説明を省略する。
【0046】但し、第2実施形態における通信端末装置
10の不揮発性記憶装置16には、図7に示すように、
通信能力に関する情報(例えば、BCの「音声」、「3.1k
Hzオーディオ」、「非制限デジタル」)の各々に、各通
信能力を有する転送元のアドレス(転送先アドレス)を
対応付けた転送先情報が予め記憶されている。
【0047】なお、第2実施形態における転送元Aは
「音声」、「3.1kHzオーディオ」の2項目の情報伝達能
力のみを有しており、「非制限デジタル」の情報伝達能
力を有していないものとする。よって、図7に示すよう
に「非制限デジタル」に対応する転送先アドレスは最初
から設定されていない。
【0048】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
転送元側のオペレータが転送元Aのキーボード20によ
って着信転送制御処理の実行開始を指示すると、転送元
AのCPU12によって図8に示す制御ルーチンが実行
開始される。図8の制御ルーチンは第1実施形態におけ
る制御ルーチン(図6参照)と同一処理には同じステッ
プ番号を付し、説明を省略する。
【0049】図8のステップ106における着信転送を
行うか否かの判定において、着信転送モードが設定され
ているため肯定判定した場合は、ステップ109へ進
み、SETUP にHLC が含まれているか否かを判定する。SE
TUP にHLC が含まれている場合はステップ111へ進
み、SETUP からHLC を読み出し、その内容を解析する。
一方、SETUP にHLC が含まれていない場合はステップ1
10へ進み、SETUP からBCを読み出し、その内容を解析
する。
【0050】そして、次のステップ112では、上記解
析したHLC の内容又はBCの内容に基づいて以下のように
して着信転送を行うか否かを判定する。
【0051】図7に示すように、HLC の内容が「G4フ
ァクシミリ」である場合又はBCの内容が「非制限デジタ
ル」である場合は、前述したように転送元Aに当該「G
4ファクシミリ」や「非制限デジタル」の能力が無いの
で、発信元B、転送元A及び転送先Cの3つでは整合性
が合わないと判断することができ、着信転送を行わない
と判定し、制御ルーチンを終了する。
【0052】一方、HLC の内容が「電話」又は「G3/
G2ファクシミリ」である場合、或いはBCの内容が「音
声」又は「3.1kHzオーディオ」である場合は、発信元B
と転送元Aとで整合性が合うと共に、各々の能力を有す
る転送先のアドレス(転送先アドレス)の情報が設定さ
れているので、発信元B、転送元A及び転送先Cの3つ
で整合性が合うように転送先Cを後述の選択処理で選択
できると判断することができる。従って、この場合は着
信転送を行うと判定し、ステップ113へ進む。
【0053】ステップ113では、HLC の内容又はBCの
内容に従って、転送先アドレスの情報を抽出することに
より、転送先Cを選択する。
【0054】例えば、HLC の内容が「電話」である場合
又はBCの内容が「音声」である場合は、転送先アドレス
「048−798−5111」の転送先(転送先C)を
選択する。一方、HLC の内容が「G3/G2ファクシミ
リ」である場合又はBCの内容が「3.1kHzオーディオ」で
ある場合は、転送先アドレス「048−798−511
2」の転送先(転送先C)を選択する。このようにして
選択された転送先Cは、発信元B、転送元A及び転送先
Cの3つの整合性が一致するように選択されているの
で、着信転送を実行可能な転送先である。
【0055】そして、次のステップ114では、上記ス
テップ113で選択した転送先への着信転送処理を、前
述した第1実施形態と同様の手順で実行する。
【0056】以上説明した第2実施形態では、発信元
B、転送元A及び転送先Cの3つの整合性が一致するよ
うに、転送先Cを自動的に選択することができるので、
上記ステップ114では、整合性の合った転送先Cへ着
信転送することにより、着信転送を確実に実行すること
ができる。
【0057】なお、上記第2実施形態では、SETUP 内に
含まれるHLC の内容又はBCの内容に基づいて、着信転送
を実行するための整合性確認及び転送先の選択を行う形
態を説明したが、SETUP 内にLLC が含まれている場合に
は、該LLC の内容に基づいて上記整合性確認及び転送先
の選択を行っても良い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、着信転送の実行時に整
合性不一致によって通信エラーが発生することを回避す
ることができると共に、無駄な着信転送動作を防止する
ことができる。
【0059】また、整合性の合った転送先を自動的に選
択することができ、該整合性の合った転送先へ着信転送
することにより、着信転送を確実に実行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2実施形態の通信端末装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】着信転送実行時の通信手順を示すシーケンス図
である。
【図3】発信元Bからの呼を転送元Aで着信拒否する場
合の通信手順を示すシーケンス図である。
【図4】(A)はREL COMPメッセージの構成例を示す図
であり、(B)は理由表示情報要素の構成例を示す図で
ある。
【図5】第1実施形態における転送元A、転送先Cの通
信能力を示す表である。
【図6】第1実施形態における転送元Aで実行される制
御ルーチンを示す流図である。
【図7】第2実施形態における情報伝達能力と転送先ア
ドレスとの対応を示す表である。
【図8】第2実施形態における転送元Aで実行される制
御ルーチンを示す流図である。
【図9】SETUP メッセージの構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 通信端末装置 12 CPU 23 不揮発性記憶装置(メモリ) 36 ISDN網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザデータ伝送用の情報チャネルと制
    御情報伝送用の制御チャネルとを利用して通信サービス
    を行うISDN網に接続され該ISDN網における着信転送サー
    ビスを利用する機能を有する通信端末装置であって、 発信元からの制御チャネル上の呼設定メッセージ(SETU
    P )を受信した場合に、該SETUP から発信元の情報伝達
    能力に関する情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された発信元の情報伝達能力に
    関する情報、該通信端末装置の情報伝達能力に関する情
    報、及び予め定めた転送先の情報伝達能力に関する情報
    に基づいて、着信転送を行うか否かを判断する判断手段
    と、 を有する通信端末装置。
  2. 【請求項2】 ユーザデータ伝送用の情報チャネルと制
    御情報伝送用の制御チャネルとを利用して通信サービス
    を行うISDN網に接続され該ISDN網における着信転送サー
    ビスを利用する機能を有する通信端末装置であって、 各種の情報伝達能力と、各情報伝達能力を有する転送先
    と、を対応付けた転送先情報を記憶したメモリと、 発信元からの制御チャネル上の呼設定メッセージ(SETU
    P )を受信した場合に、該SETUP から発信元の情報伝達
    能力に関する情報を抽出する抽出手段と、 前記メモリから前記転送先情報を読み出し、該転送先情
    報、前記抽出手段により抽出された発信元の情報伝達能
    力に関する情報、及び該通信端末装置の情報伝達能力に
    関する情報に基づいて、着信転送を実行可能な転送先を
    選択する選択手段と、 を有する通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、前記SETUP に含まれる
    情報要素である伝達能力(Bearer Capability )、高位
    レイヤ整合性(High Layer Compatibility)及び低位レ
    イヤ整合性(Low Layer Compatibility )の少なくとも
    一つの情報要素より抽出する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信端
    末装置。
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