JPH11275261A - Isdn端末 - Google Patents

Isdn端末

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JPH11275261A
JPH11275261A JP10078863A JP7886398A JPH11275261A JP H11275261 A JPH11275261 A JP H11275261A JP 10078863 A JP10078863 A JP 10078863A JP 7886398 A JP7886398 A JP 7886398A JP H11275261 A JPH11275261 A JP H11275261A
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JP
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communication
telephone
isdn
data transmission
call
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JP10078863A
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Hiroshi Shibata
博 柴田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電話通信とデータ通信との多重通
信機能を備えるISDN端末に関し、操作性および利便
性の向上とともに、通信速度アップ、通信料金の低減を
図ることを目的とする。 【解決手段】 電話機能とデータ通信機能を備えるIS
DN端末において、ISDNを介する発呼・着呼時の相
手先番号を通信中宛先番号記憶部13が記憶し、ISDN
を介する電話中にファクシミリ送信する原稿がセットさ
れ宛先入力なくスタートキーが押されたことを宛先入力
監視部14が検出すると、電話中のB1チャンネルと異な
るB2チャンネルによる番号記憶部13内に記憶する電話
中の宛先へのG4ファクシミリ送信制御を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN端末に関
し、詳しくは、電話通信とデータ通信とを同時に行い得
る多重通信機能を備えるISDN端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及に伴いIS
DN回線の普及率が高まっているが、情報処理技術およ
び通信技術の進展により電話とデータ通信が容易かつ便
利に行うことができるようになってきている。このた
め、データ通信の廉価版のファクシミリ端末でもISD
Nに接続することが要求されるようになり、PSTN
(Public Switched Telephone Network)からISDN
(Integrated Services Digital Network)への同番移
行するケースが多くなってきている。この結果、電話機
能とデータ通信機能のISDN上での処理が重要となっ
ている。
【0003】このようなISDN端末としては、特開平
3−119853公報に記載されているものがあり、デ
ータ通信機能の一例としてファクシミリ通信機能を備え
るものが記載されている。以下、電話機能とファクシミ
リ通信機能とを備えるものを一例に説明する。このIS
DN端末は、1つの情報チャネルの通信中に他の情報チ
ャンネルで通信を行う場合の操作を容易にするため、そ
の宛先情報として、通信中のものが発呼であれば発呼時
のダイヤル番号、着呼であれば着呼時の発信元IDを記
憶し、また最初の通信の相手先と関連する宛先も予め登
録しておき、これらのうちからいずれかを選択して自動
送信動作を行うことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のISDN端末にあっては、上記公報に記載の
もののように、通信中に別個の通信を開始する場合に
は、同じ番号を指定する、関連番号を指定する、または
全く個別の番号を指定することを選択操作することが必
要であり、また、その通信モードも決まっていなかっ
た。このため、通常は同じ番号を指定する場合には同一
番号指定なるキーの押下が必要で、また通信モードはそ
のファクシミリ装置の初期値が選択されるため、G3モ
ードであったり、G4モードであったりすることから、
同一番号を指定するにもその操作を行う手間が掛かり、
また通信モードがG3モードであった場合にはG4モー
ドと比較して通信時間が掛かってISDNを有効利用す
ることができなかった。
【0005】また、必ずしも電話中にファクシミリ送信
できるとは限らず、例えば、ISDN基本インタフェー
スのBチャネル2本のうち、1本を電話で使用している
が、もう1本は同一バス上の他の端末が使用していた
り、また相手先でも同様の事情がある場合もある。また
情報チャネルが空いていても、相手先端末が電話とファ
クシミリの多重通信ができない場合もある。
【0006】そこで、本発明は、操作性および利便性の
向上を図ることを目的とし、併せて、通信速度アップ、
通信料金の低減と共に、通信モードが異なる場合でも確
実にファクシミリ送信を行い得るようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、電話機能とデータ通信機能を備
えるISDN端末において、ISDNを介する発呼・着
呼時の相手先番号を記憶する番号記憶手段と、ISDN
を介する電話中にデータ送信操作が行われたことを検出
する通信操作検出手段と、を設け、ISDNのインター
フェイスの1つの情報チャネルにより電話通信を行って
いる際にユーザによる宛先指定のないデータ送信操作が
行われたとき番号記憶手段に記憶する接続中の電話の番
号に対してデータ送信を行うことを特徴とするものであ
る。
【0008】この請求項1に記載の発明では、1つの情
報チャネルを介して発呼または着呼した相手先番号が記
憶され、その電話中に宛先指定のないデータ送信操作が
行われると、記憶する番号により接続中の電話の番号に
対するデータ送信が行われる。したがって、ISDNを
介する電話中にデータ送信などを行いたい場合には、宛
先指定を行なうことなくスタートをかけるだけで、電話
中の相手と同じ宛先への送信と判断され、その送信動作
が行われる。
【0009】請求項2に記載の発明は、電話機能とデー
タ通信機能を備えるISDN端末において、ISDNを
介する発呼・着呼時の相手先番号を記憶する番号記憶手
段と、ISDNを介する電話中にデータ送信操作が行わ
れたことを検出する通信操作検出手段と、データ送信が
できなかったときの理由を取得して該不能理由から電話
通信とデータ通信の多重通信が可能であるか否かを判断
する可否判断手段と、多重通信できない場合に電話通信
で接続中の情報チャネルを切り換えてデータ送信に使用
するかデータ送信可能になるまでデータ送信を待機させ
るかを選択入力する選択手段と、を設け、ISDNのイ
ンターフェイスの1つの情報チャネルにより電話通信を
行っている際にユーザによるデータ送信操作に応じてデ
ータ送信を行う場合に、該電話通信中にデータ送信を多
重通信できないとき、選択手段の選択入力に従って該デ
ータ送信を行うことを特徴とするものである。
【0010】この請求項2に記載の発明では、1つの情
報チャネルを介して発呼または着呼した相手先番号が記
憶され、その電話中にデータ送信操作が行われると、記
憶する番号を含む相手先へのデータ送信が行われる。こ
のデータ送信が不能(失敗・不可能など)であったと
き、その理由から多重通信の可否が判断され、多重通信
不可能な場合には予め入力設定されたあるいは新たに入
力された選択に従ってデータ送信が切換実行または待機
される。したがって、ユーザの希望に応じて電話通信で
使用中の情報チャネルを切り換えてファクシミリ送信を
行ったり、電話通信はそのまま継続して送信可能となる
まで待機してファクシミリ送信を行うことができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の構成に加え、前記選択手段を、電話通信で接続
中の情報チャネルを切換使用するかデータ送信可能にな
るまで待機するかを手動入力により選択可能にするとと
もに、該手動入力の操作と併せて電話通信で接続中の情
報チャネルをデータ送信に切換使用する場合には該電話
通信が連続継続不能になる旨を報知する報知手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0012】この請求項3に記載の発明では、電話中に
指示されたデータ送信が不能であるときに、データ送信
の切換実行または待機の選択を手動入力することがで
き、データ送信を切換実行する場合には電話通信が連続
継続不能(中断、終了など)になる旨が音声や表示など
により報知され、その選択入力に従うデータ送信が行わ
れる。したがって、データ送信を切換実行するときには
電話通信が連続継続不能になることを認識した上で、そ
の時々でデータ送信の切換実行または待機を行うことが
でき、電話を継続しながらデータ送信可能な定常時と異
なってユーザが混乱することもない。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記データ通信
機能としてG4/G3ファクシミリ通信機能を備え、G
4モードで発呼したが呼が不成立だった場合にG3モー
ドに変更して再発呼することを特徴とするものである。
この請求項4に記載の発明では、データ通信としてG4
/G3ファクシミリ通信を行うことができ、G4モード
で発呼したが呼が不成立だった場合にG3モードに変更
されて再発呼が行われる。したがって、G4モードによ
るファクシミリ通信が優先的に行われ、相手先がG4モ
ードを実行不可能な場合でもG3モードによりファクシ
ミリ通信を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図6は本発明に係るISDN端末の一実
施形態を適用したファクシミリ装置の一例を示す図であ
る。まず、構成を説明する。
【0015】図1において、ファクシミリ装置(ISD
N端末)は、ISDN回線に接続されて該ISDN回線
を介するファクシミリ通信や電話通信をすることができ
るようになっており、ファクシミリ制御部11、通信動作
管理部12、通信中宛先番号記憶部13、宛先入力監視部1
4、ISDN切断情報判断制御部15、音声制御部16、G
4通信制御部17、G3通信制御部18、電話通信制御部1
9、ISDN呼制御部20、およびISDNチャネル切換
制御部21を備え、電話通信は電話通信制御部19が具備す
る電話器19aを介して行うことができる。
【0016】ファクシミリ制御部11は、ファクシミリ装
置として機能するための画像読取部、画像記録部、操作
表示部、およびファクシミリ画像データの符号化・復号
化部などを備え、これらを制御する。通信動作管理部12
は、現在、情報チャネル(以下Bチャネル)で通信が行
われている動作を監視・管理し、ISDN回線を介する
電話中であるか否かの判断を行う。
【0017】通信中宛先番号記憶部(番号記憶手段)13
は、ISDN回線を介して電話で発呼する時の宛先番号
または着呼した時の発番号を記憶する。宛先入力監視部
(通信操作検出手段)14は、ファクシミリ送信する原稿
のセットを検出したときに操作表示部から宛先入力が行
われたか否かを監視(検出)する。
【0018】ISDN切断情報判断制御部(可否判断手
段)15は、G4モードによりファクシミリ送信したとき
にISDNからの発呼切断理由(通信失敗・接続不可能
など)に応じてG3モードにフォールバックして再発呼
するか否かの判断を行うとともに、G4モード・G3モ
ードのいずれでも発呼切断されたときのBチャネル空き
無しや相手ビジー等の理由に応じて電話通信とファクシ
ミリ通信の同時通信(多重通信)の可否を判断する。
【0019】音声制御部(報知手段)16は、電話通信お
よびファクシミリ通信の同時通信が不可能な場合に電話
を継続するか否かを確認する操作表示部(選択手段)か
らの選択入力を促すメッセージ情報と、電話通信で使用
中のBチャネルをファクシミリ通信に切り替える場合の
操作表示部の操作についてのガイダンス情報とを音声で
通知する制御を行う。
【0020】G4通信制御部17、G3通信制御部18およ
び電話通信制御部19は、各々のBチャネルプロトコルや
機能の制御を行う。ISDN呼制御部20は、ISDNの
Dチャネルで行われる呼設定・解放制御を行う。ISD
Nチャネル切換制御部21は、基本インタフェースの2本
のBチャネルをどの通信に割り当てるか、また電話通信
で使用中のBチャネルをG3モードによるファクシミリ
通信に切り換える場合の制御を行う。
【0021】そして、本実施形態のファクシミリ装置
は、ISDNのインターフェイスの1つのBチャネルに
より電話通信を行っている際に操作表示部からの宛先指
定のないままファクシミリ送信のスタート命令があった
とき、通信中宛先番号記憶部13に記憶する接続中の電話
の番号に対してセットされた原稿から読み取った画像デ
ータのG4モードによるファクシミリ送信を行うように
なっており、そのG4通信が不可能な相手先である場合
などにはG3通信にフォールバックしてファクシミリ送
信を実行し、相手が通常のファクシミリ装置の場合やB
チャンネルの空きがないなどで電話通信およびファクシ
ミリ通信の同時通信をすることができないときにはユー
ザによる選択入力に従ってファクシミリ送信を行う。な
お、電話通信およびファクシミリ通信の同時通信が不能
である場合の選択処理を予め設定入力しておくようにし
てもよい。
【0022】次に、本実施形態のファクシミリ装置によ
る通信制御を、図2〜図4に示すフローチャートを用
い、また本実施形態を端末Aとし相手先を端末Bとした
ときの図5、図6に示す呼設定を行うときのISDN呼
制御プロトコルシーケンスを用いて作用とともに説明す
る。なお、図6には相手先がPSTN回線の番号である
ためにG3モードで再発呼して電話通信とG3ファクシ
ミリ通信とを同時通信する場合を一例に示している。
【0023】まず、図5の電話による発呼時のプロトコ
ルシーケンスに示すように、ユーザは電話器19aのハン
ドセットをオフフックして宛先として相手先番号を操作
表示部から入力しスタートキーを押すと、図2に示すよ
うにISDN電話発呼を行ない、相手先番号を通信中宛
先番号記憶部13に記憶するとともに、通信動作管理部12
が電話通信開始状態になったことを監視・管理する(ス
テップS1)。
【0024】このとき、図5に示すプロトコルシーケン
スでは、ISDNのDチャネルで発呼のサービス属性を
明示するパラメータHLC(High Layer Compatibilit
y)を付加して電話であることを宣言するSETUPと
呼ばれる発呼時の呼設定メッセージを送受することによ
り、着呼側の端末Bには使用するB1チャンネルを通知
する一方、発呼側の端末AにはそのB1チャンネルなど
の呼設定状況を通知する呼設定メッセージのCALL_
PROCを返送して通知する。この後に、端末Bが電話
による応答を検出して呼出メッセージのCONNをIS
DNに送出することにより、そのISDNが応答メッセ
ージのCONNを端末Aに送出して端末Bが呼を受け付
けたことを通知する一方、その端末Bには応答確認メッ
セージのCONN_ACKを返送することにより、端末
A、B間のB1チャンネルを確立して電話通信を行うこ
とができ、本実施形態の端末Aではその通信中の動作を
監視管理する。
【0025】次いで、端末Aにおいて通話中に必要な画
像などを端末Bに送るために原稿を像読取部にセットし
宛先を入力することなくスタートキーが押されると、図
3および図4のフローチャートに示すように、宛先入力
監視部14が宛先未入力でスタートキーが押されたことを
検出するとともに(ステップP1)、通信動作管理部12
がISDNを介する電話中であることを認識し(ステッ
プP2)、図6のDチャネルのシーケンスに示すよう
に、SETUPのHLCでG4モードを指定し通信中宛
先番号記憶部13に番号記憶する現在電話中の宛先と同じ
宛先に対する発呼制御を開始する(ステップP3)。
【0026】ここで、端末BにG4ファクシミリ通信の
同時受信能力があれば、ISDNから指定されたB2チ
ャネルにて呼を接続し電話通信とG4ファクシミリ通信
の同時動作を開始する(ステップP4、P5)。したが
って、ISDNを介する電話中に宛先入力を行なうこと
なくスタートキーを押すだけで、電話中の宛先へのファ
クシミリ送信を行うことができ、高速のG4ファクシミ
リ通信による同時通信を優先的に行うことができる。
【0027】このとき、ステップP4において端末Bの
番号がPSTN回線の番号である場合などの理由により
G4モードのファクシミリ通信が開始されないときに
は、G4モードでの発呼制御に対して、図6に示すよう
に、ISDNから切断メッセージのREL_COMPが
返送され、この中の理由表示パラメータ#3により「相
手ルート無し」が通知される。
【0028】この理由に対して、ISDN切断情報判断
制御部15がG3モードにフォールバックしての再発呼可
と判断すると(ステップP6)、再発呼する制御を開始
して(ステップP7)、図5に示す電話の呼設定を行う
ときと同様の制御を行って、端末A、B間のB2チャン
ネルを確立することができたときに(ステップP8)、
G3ファクシミリ通信の電話通信との同時通信を開始す
る(ステップP9)。したがって、G4モードによるフ
ァクシミリ通信が実行不可能な場合でもG3ファクシミ
リ通信による同時通信を行うことができる。
【0029】一方、ステップP6、P8で、ISDN切
断情報判断制御部15がG3モードにフォールバック不要
と判断したり、端末A、B間のB2チャンネルを確立す
ることができなかった場合、例えば、発呼側の端末Aが
接続されているISDNバス上の別の端末がB2チャネ
ルを使用中、着呼側の端末Bが接続されているISDN
バス上の別の端末がB2チャネルを使用中、あるいは端
末Bが電話中に同時通信を行ってファクシミリ受信がで
きない装置であるなどのケースの場合には、図6のシー
ケンス中のISDNからのREL_COMPに発呼切断
時の理由表示パラメータの#34「チャネルなし」や#
17「着ユーザビジー」が設定されているので、ISD
N切断情報判断制御部15が電話中にファクシミリ送信を
同時に行えないケースと判断し(ステップP10)、ユー
ザに対して電話を接続するか否かを選択させる制御を行
う(ステップP11)。
【0030】具体的には、音声制御部16が電話中のB1
チャネルに「現在、電話中の宛先へのファクシミリ送信
は同時には行えません。ファクシミリ送信を優先する場
合は双方でスタートキーを押して下さい。電話を優先す
る場合はそのままお話下さい」という音声メッセージを
送出(報知)してユーザに操作を行うことを促す。した
がって、ファクシミリ送信を実行するときには電話を継
続することができなくなることを認識した上でファクシ
ミリ送信の実行または待機を選択することができ、電話
を継続しながらファクシミリ送信可能と考えてスタート
キーを押したために予期せずに電話が終了されてしまい
ユーザが混乱してしまうこともない。
【0031】そして、一定時間以内にスタートキーが押
されない場合には電話を優先すると判断して継続する一
方、ファクシミリ送信はメモリ送信することとして送信
待機状態とするとともに資源の空き状態(チャネル無し
状態の解除等)を監視しチャンネルが空いたときに自動
的に再発呼を行って電話と同時にあるいは電話終了後に
ファクシミリ送信を開始する(ステップP13)。一方、
双方でスタートキーが押されてファクシミリ送信を優先
する場合は、電話にて使用しているB1チャネルを利用
して、送信側端末Aは手動送信、受信側端末Bは手動受
信によりファクシミリ通信を行う制御を開始し、そのB
1チャンネルを切り換えてG3ファクシミリ通信を開始
する(ステップP14)。なお、このステップP14の実行
時には電話は使えなくなる。したがって、ユーザの希望
に応じて電話で使用中のB1チャネルを切り換えてファ
クシミリ送信を行ったり、電話はそのまま継続してファ
クシミリ送信は待機させることができる。
【0032】なお、ステップP1、P2において、原稿
セットおよび宛先入力の上でスタートキーが押されたと
きに、電話中でない場合には通常のG4/G3ファクシ
ミリ通信制御を行って入力された宛先へのファクシミリ
送信を行う。また、電話中である場合にはステップP2
〜P9により入力された宛先へのファクシミリ通信を行
い、ステップP6、P8でG3モードへのフォールバッ
ク不要やG3通信開始不可であるときにはメモリ送信と
してチャンネルが空いたときに自動発呼し入力された宛
先へのファクシミリ送信を行う。また、ISDNを介す
る電話中でなく宛先未入力でスタートキーが押された場
合には、宛先の入力を促すメッセージを音声または表示
出力する。
【0033】このように本実施形態においては、ISD
Nを介する電話中に宛先指定を行なうことなく同時通信
によりファクシミリ送信をすることができ、このとき、
優先的に高速なG4ファクシミリ送信を行って、またこ
のG4通信不可のときにはG3モードに変更してファク
シミリ送信を確実に完了することができる。したがっ
て、操作性および利便性を向上させることができ、ファ
クシミリ通信を高速に完了するとともに通信料金も低減
することができる。
【0034】また、ISDNを介する電話およびファク
シミリ送信の同時通信が不能な場合でもユーザの希望に
応じて電話で使用中のB1チャンネルを切換使用したり
メモリ送信してそのファクシミリ送信を実行することが
できる。したがって、便宜性を向上させることができ
る。このとき、ファクシミリ送信を切換実行した場合に
は電話が継続できなくなる旨を報知するので、その時々
で選択することができ、知らずに切換実行して混乱して
しまうこともない。
【0035】なお、本実施形態では、原稿セット後に宛
先指定せずにスタートキーが押されたときに電話と同じ
宛先への発呼であると判断しているが、例えば原稿セッ
トの代わりにファクシミリ装置に接続されているネット
ワーク経由のPC等から宛先無しの送信指示が行われて
も同様に処理するようにしてもよい。この場合にも、本
実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】また、本実施形態では、電話とファクシミ
リ送信を同時通信できないときに、使用中のBチャンネ
ルを切り換え使用すると電話を継続することができない
旨を音声出力する場合を説明するが、操作表示部に表示
出力するなど他の手段で報知することができるようにし
てもよい。また、このときに電話を優先する場合はメモ
リ送信ファイルとして自動発呼する一例を説明するが、
直接送信のまま待機させて電話終了後に送信を開始する
ようにしてもよいことは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ISD
Nを介する電話中のデータ送信を宛先指定を行なうこと
なく行うことができ、操作性および利便性を向上させる
ことができる。請求項2に記載の発明によれば、ISD
Nを介する電話中の多重通信によるデータ送信が不能な
場合には、ユーザの希望に応じた切換実行または待機に
よりそのデータ通信を行うことができ、便宜性を向上さ
せることができる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、ISDN
を介する電話中の多重通信によるデータ送信が不能な場
合には、切換実行は電話通信が連続継続不能になる旨を
認識して上でその時々でデータ送信の切換実行または待
機を手動入力により選択することができ、便宜性をより
向上させることができる。請求項4に記載の発明によれ
ば、G4モードによるファクシミリ通信を優先的に試み
て、G4モード不可のときにG3モードに変更して再発
呼することができ、確実にファクシミリ通信を完了する
ことができる。また、G4モードではファクシミリ通信
を高速に完了することができ、通信料金も低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るISDN端末の一実施形態を適用
したファクシミリ装置の一例を示す図であり、その概略
全体構成を示すブロック図である。
【図2】その通信制御を示すフローチャートである。
【図3】その通信制御を示すフローチャートである。
【図4】その図3に続く通信制御を示すフローチャート
である。
【図5】その通信時のシーケンス図である。
【図6】その図5に続く通信時のシーケンス図である。
【符号の説明】
11 ファクシミリ制御部 12 通信動作管理部 13 通信中宛先番号記憶部(番号記憶手段) 14 宛先入力監視部(通信操作検出手段) 15 ISDN切断情報判断制御部(可否判断手段) 16 音声制御部 17 G4通信制御部 18 G3通信制御部 19 電話通信制御部 19a 電話器 20 ISDN呼制御部 21 ISDNチャネル切換制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機能とデータ通信機能を備えるISD
    N端末において、 ISDNを介する発呼・着呼時の相手先番号を記憶する
    番号記憶手段と、ISDNを介する電話中にデータ送信
    操作が行われたことを検出する通信操作検出手段と、を
    設け、 ISDNのインターフェイスの1つの情報チャネルによ
    り電話通信を行っている際にユーザによる宛先指定のな
    いデータ送信操作が行われたとき番号記憶手段に記憶す
    る接続中の電話の番号に対してデータ送信を行うことを
    特徴とするISDN端末。
  2. 【請求項2】電話機能とデータ通信機能を備えるISD
    N端末において、 ISDNを介する発呼・着呼時の相手先番号を記憶する
    番号記憶手段と、 ISDNを介する電話中にデータ送
    信操作が行われたことを検出する通信操作検出手段と、
    データ送信ができなかったときの理由を取得して該不能
    理由から電話通信とデータ通信の多重通信が可能である
    か否かを判断する可否判断手段と、多重通信できない場
    合に電話通信で接続中の情報チャネルを切り換えてデー
    タ送信に使用するかデータ送信可能になるまでデータ送
    信を待機させるかを選択入力する選択手段と、を設け、 ISDNのインターフェイスの1つの情報チャネルによ
    り電話通信を行っている際にユーザによるデータ送信操
    作に応じてデータ送信を行う場合に、該電話通信中にデ
    ータ送信を多重通信できないとき、選択手段の選択入力
    に従って該データ送信を行うことを特徴とするISDN
    端末。
  3. 【請求項3】前記選択手段を、電話通信で接続中の情報
    チャネルを切換使用するかデータ送信可能になるまで待
    機するかを手動入力により選択可能にするとともに、該
    手動入力の操作と併せて電話通信で接続中の情報チャネ
    ルをデータ送信に切換使用する場合には該電話通信が連
    続継続不能になる旨を報知する報知手段を設けたことを
    特徴とする請求項2に記載のISDN端末。
  4. 【請求項4】前記データ通信機能としてG4/G3ファ
    クシミリ通信機能を備え、 G4モードで発呼したが呼が不成立だった場合にG3モ
    ードに変更して再発呼することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載のISDN端末。
JP10078863A 1998-03-26 1998-03-26 Isdn端末 Pending JPH11275261A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324857A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Ricoh Co Ltd ネットワーク通信装置

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JP2007324857A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Ricoh Co Ltd ネットワーク通信装置

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