JP3386146B2 - Isdn用データ端末装置 - Google Patents

Isdn用データ端末装置

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JP3386146B2 JP14934791A JP14934791A JP3386146B2 JP 3386146 B2 JP3386146 B2 JP 3386146B2 JP 14934791 A JP14934791 A JP 14934791A JP 14934791 A JP14934791 A JP 14934791A JP 3386146 B2 JP3386146 B2 JP 3386146B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN網が提供して
いる各種ベアラサービスの内の2種類のベアラサービス
を必要に応じて使い分けるISDN用データ端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN網では、交換モードとして、回
線交換とパケット交換との2つのベアラサービスが提供
されている。この内の回線交換のベアラサービスを利用
し、G4モードとG3モードの2種類の通信モードで通
信するファクシミリ装置がよく知られている。このよう
なファクシミリ装置は、通常のPSTN(Public
Swiched Telephone Networ
k)網に接続されているG3モードのファクシミリ装置
とも交信することができる。
【0003】このようなファクシミリ装置で発信する際
には、オペレータは、相手先ファクシミリ装置に応じ
て、G4モードまたはG3モードを選択する。すると、
ファクシミリ装置は、その選択結果に応じて所定のベア
ラサービス属性や端末属性を呼設定メッセージに設定し
て、ISDN網に発呼する。
【0004】例えば、G4モードで通信する場合には、
「回線交換」の「64kbps非制限」というベアラサ
ービスに設定すると共に、端末の高位レイヤ属性は「G
4ファクシミリ」に設定する。一方、G3モードで通信
する場合には、「回線交換」の「64kbps3.1k
オーディオ」というベアラサービスに設定すると共に、
高位レイヤ属性として「G3ファクシミリ」に設定す
る。
【0005】ところで、PSTN網に接続されているG
3モードのファクシミリ装置に対して、誤ってG4モー
ドの設定で発呼したとすると、ISDN網から、例えば
切断メッセージ「DISC」などの呼設定不可を示すメ
ッセージが返送される。このとき、それらのメッセージ
には、理由表示情報がセットされている。この理由表示
情報は、コード情報で呼設定不可の理由などを示してい
るもので、その仕様は、CCITTの勧告Q.931等
で定義されている。
【0006】例えば、上記のようにG3モードのファク
シミリ装置に対して、G4モードの設定で発呼した場合
には、ISDNから理由表示情報で理由表示値「#3」
が通知される。この理由表示値「#3」は、相手先端末
への通信ルートがないことを意味している。
【0007】このように呼設定が行なわれなかった場
合、オペレータは、その原因を判断して、例えば上記の
場合には、G3モードに変更するというように、設定操
作をやり直して再発呼することになる。
【0008】このようなオペレータによる設定操作のや
り直しを不要にするため、G4モードで発呼して呼設定
不可になった場合には、自動的にG3モードに変更して
再発呼するファクシミリ装置が知られている。
【0009】このようなファクシミリ装置は、前記のよ
うにG3モードのファクシミリ装置にG4モードで発呼
した場合には、オペレータの設定変更操作が不要にな
る。ところが、例えば、モード変更の判定が正しくされ
ないと相手先がビジーなどで呼設定不可になった場合に
は、G4モードで正しく発呼していた場合でも、G3モ
ードに変更して再発呼してしまう。この場合、通信でき
なくなり、やはりオペレータの介在が必要になる。
【0010】一方、呼設定不可になった場合に前記理由
表示値をチェックし、その理由表示値が「#3」である
と、G3モードに変更して再発呼するようにしたファク
シミリ装置がある。この場合、相手先ビジーのときな
ど、不用意にモードを変更してしまうことは防止され
る。ところが、この場合、上記とは反対に、G4モード
のファクシミリ装置に対してG3モードで発呼した場
合、G3モードからG4モードへの設定変更は行なって
いなかった。このため、やはりオペレータが介在して設
定変更しなければならなかった。
【0011】ところで、現在各国においてISDN網の
建設が進められれている。この場合、国によってはIS
DN網の仕様決定がCCITTの正式勧告より先行し、
正式勧告に準拠してないISDN網も建設されている。
また、CCITTの正式勧告の内でも、オプションとし
て、おのおののISDN網で独自に仕様を設定できる事
項もある。
【0012】このため、各国のISDN網に発呼する場
合、呼設定不可時に通知される理由表示値が、網により
異なる場合がある。
【0013】このため、前記のようにG3モードのファ
クシミリ装置にG4モードで誤って発呼した場合に、必
ず理由表示値「#3」が通知されるとは限らない。例え
ば、日本のKDDから英国のBTI(ブリティッシュ・
テレコム国際通信事業本部)のISDN網に発呼した際
に、理由表示値「#3」が通知されるべきときに理由表
示値「#4」が通知されることが知られている。
【0014】このように発信先によって通知される理由
表示値が異なる場合、理由表示値を固定的に判定する前
記ファクシミリ装置では、再発呼の際に自動的に正しい
設定変更を行なうことができず、オペレータの介在が必
要であった。
【0015】また、このような問題は、G4モードとG
3モードとを使い分けるファクシミリ装置に限らず、回
線交換モードとパケット交換モードとを使い分けるファ
クシミリ装置やデータ伝送装置においても同様であっ
た。例えば、パケット交換モードの設定で発呼し、相手
先の装置が回線交換モードのみ対応していた場合、呼設
定不可になる。この場合、オペレータは回線交換モード
に設定変更して、再発呼しなればならなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、ISDN網の2種類のベアラモードを使い分ける端
末装置では、ベアラモードの誤設定により呼設定不可に
なった場合、オペレータがその原因を判断したり、その
判断結果に応じて設定変更したりしなければならず、発
信操作が面倒であった。
【0017】本発明は、上記の面倒さを解消し、ベアラ
モードを誤設定した場合でも、オペレータによる設定変
更が不要で、発信操作が容易なISDN用データ端末装
置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、呼
設定不可の場合に網から受信する特定の理由表示情報を
予め記憶しておき、2種類のベアラサービスの一方を任
意に選択設定して発呼し、網から呼設定不可の応答を受
信した場合には、その応答に付加されている理由表示情
報を読み取り、その理由表示情報が予め記憶している上
記理由表示情報に一致する場合には、他方のベアラサー
ビスに自動的に設定変更して再度発呼するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0019】
【作用】ベアラモードの誤設定により呼設定不可になっ
た場合には、自動的に他方のベアラモードに設定変更さ
れるので、オペレータによる設定変更操作が不要で、発
信操作が容易になる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例に係るISDN
用ファクシミリ装置のブロック構成図を示したものであ
る。図において、スキャナ1は原稿画像を読み取って画
情報を取り出すもので、プロッタ2は画像を記録紙に記
録出力するものである。符号化復号化部3は、送信する
画情報を符号化によりデータ圧縮する一方、受信した画
情報を復号化して元の画情報を再生するものである。
【0022】モデム4は、G3モードで通信する際に、
送信する画情報を音声帯域のアナログ信号に変調する一
方、受信データから再生されたアナログ信号を画情報に
復調をするものである。CODEC5は、上記変調によ
り得られたアナログ信号をPCM符号化により64kb
psのデジタル信号に変換する一方、受信した64kb
psのデジタル信号をアナログ信号に逆変換するもので
ある。
【0023】ISDNインタフェース部6は、網終端装
置NTを介してISDN網に接続され、ISDN網に対
して信号の送受信を行なうものである。LAPD制御部
7は、LAPD(Link Access Proto
col For D−channel)と呼ばれるDチ
ャネルを使用した呼制御手順を実行するものである。
【0024】操作表示部8は、装置が動作状態を表示す
る一方、オペレータが各種操作を行なうものである。こ
の操作表示部8には、発信時にオペレータがG4モード
にするかG3モードにするかを任意に選択するG4/G
3モード選択手段が備えられている。システムメモリ9
は、装置動作のための制御プログラムや予め登録する各
種情報を格納するものである。システム制御部10は、
上記各部を制御するマイクロコンピュータシステムであ
る。システムバス11は、以上の各部が相互間で各種信
号やデータをやり取りする信号ラインである。
【0025】以上の構成で、図2は、本実施例のファク
シミリ装置の発信動作を示したものである。すなわち、
オペレータは、まず、発信相手先を設定すると共に、そ
の相手先ファクシミリ装置の種類に応じて通信モードを
設定した後、発信動作を起動する(処理201)。
【0026】いま、例えば、図3に示すように、本実施
例のファクシミリ装置101からISDN網102とP
STN網103とを介してG3ファクシミリ装置に発信
するものとする。この場合、オペレータは、通信モード
としては「G3モード」を設定するのが正しい。ところ
が、ここで、オペレータが、相手先ファクシミリ装置が
ISDN網に接続されたG4ファクシミリ装置であると
誤解して、通信モードを「G4モード」に誤設定したと
する。そして、発信動作を起動したとする。
【0027】ファクシミリ装置は、駆動されると、呼設
定メッセージ「SETUP」をISDN網102に送出
して発呼する。この場合、図4に示すように、その呼設
定メッセージ「SETUP」には、伝達能力として「回
線交換」の「64kbps非制限」、高位レイヤ整合性
として「G4ファクシミリ」という各種属性をそれぞれ
設定する(処理202)。
【0028】この呼設定メッセージ「SETUP」の送
出に対して、ISDN網102からは呼設定受付メッセ
ージ「CALL PROC」が返送される。また、この
場合、相手先端末と「64kbps非制限」の通信リン
クを形成することができないので、続いて切断メッセー
ジ「DISC」が返送される。
【0029】ファクシミリ装置101は、このような呼
切断の応答を受けた場合(処理203のY)、所定の呼
切断手順を実行する。すなわち、開放メッセージ「RE
L」を送出して開放完了メッセージ「REL COM」
を受信する(処理204)。
【0030】ところで、上記切断メッセージ「DIS
C」には、呼設定不可の理由を示す理由表示情報が付加
されている。この理由表示情報には、図5(a)に示す
ように、「コーディング標準」,「生成源」および「理
由表示値」という各情報がセットされている。
【0031】「コーディング標準」は、各情報をコード
化する際に準拠している仕様の出典であり、例えば、
「CCITT標準およびTTC標準」,「他の国際標
準」,「国内標準」などの別が示される。「生成源」
は、その理由表示情報の生成源であり、例えば「CCI
TT標準およびTTC標準」の場合、同図(b)に示す
ように、通信経路上のどの網であるか、あるいはどのユ
ーザ端末であるかなどが示される。「理由表示値」は、
呼設定不可の理由を示すもので、例えば、相手先への該
当する通信ルートがないときは「#3」、相手端末の応
答がないときは「#18」というように各種理由が番号
で示される。
【0032】ファクシミリ装置101は、受信したこの
ような理由表示情報を読み取る(処理205)。そし
て、その理由表示情報が予め登録されている情報を示し
ているかどうか判別する(処理206)。
【0033】ところで、本実施例のファクシミリ装置1
01には、図6に示すように、コーディング標準,生成
源および理由表示値の各種情報が予め登録され、システ
ムメモリ9で記憶されている。すなわち、コーディング
標準「CCITT標準およびTTC標準」において、生
成源として「ユーザ接続の国内網」,「国際網」,「ユ
ーザ自身」,「相手ユーザ接続の国内網」および「国際
網」という各情報と共に、それぞれに対応する理由表示
値として、「#3」,「#3」,「#88」,「#1
8」および「#4」という各情報が登録されている。ま
た、コーディング標準「生成源特有」において、生成源
「インタワーキング際の網」に対応して、理由表示値
「#4」が登録されている。
【0034】いま、ISDN網102が、一般的な国内
網または国際網であったとすると、上記切断メッセージ
「DISC」で受信した理由表示情報のコーディング標
準は「CCITT標準およびTTC標準」、生成源は
「ユーザ接続の国内網」または「国際網」、理由表示値
は「#3」とそれぞれ表示されていることになる。
【0035】従って、いま受信した理由表示情報が予め
システムメモリ9内に登録されているので、この場合
(処理206のY)、ベアラモードを他方に変更する。
すなわち、G4モードからG3モードに変更する(処理
207)。
【0036】そして、再度呼設定メッセージ「SETU
P」を送出して再発呼する。このとき、図4に示すよう
に、その呼設定メッセージ「SETUP」には、G3モ
ードに対応して、伝達能力として「回線交換」の「3.
1kオーディオ」、高位レイヤ整合性として「G3ファ
クシミリ」という各種属性をそれぞれ設定する(処理2
02へ)。
【0037】上記呼設定メッセージ「SETUP」の送
出に対して、ISDN網102から呼設定受付メッセー
ジ「CALL PROC」が返送される。この場合、通
信リンクが形成されるので、さらに応答メッセージ「C
ONN」が返送される。
【0038】ファクシミリ装置101は、応答メッセー
ジ「CONN」の応答を受けた場合(処理203の
N)、所定の通信を実行する。つまり、この場合、G3
モードで画像伝送を実行する。
【0039】なお、上記において、オペレータがG3モ
ードに正しく設定した場合には、直ちにG3モードで発
呼されて所定の通信が実行されるようなる。
【0040】ところで、日本のKDDから英国のBTI
のISDN網に発信する際に、理由表示値として「#
3」と通知されるべきときに「#4」と通知されること
を先に説明した。この理由表示値「#4」を受信するケ
ースとして2種類が考えられる。1つは、コーディング
標準が「CCITT標準およびTTC標準」で、生成源
が「国際網」であり、もう1つは、コーディング標準が
「生成源特有」で、生成源が「インタワーキング先の
網」である。
【0041】本実施例では、それらの理由表示情報も、
図6に示したように予め登録されている。従って、この
ような場合、G3モードに自動変更して再発呼するの
で、所定の通信が実行できるようになる。
【0042】次に、図7に示すように、ISDN網10
2に接続されているG4モードのファクシミリ装置10
5に発信するものとする。この場合、オペレータは、
「G4モード」に設定するのが正しい。ところが、ここ
で「G3モード」と誤設定して発信したとする。
【0043】この場合、図8に示すように、呼設定メッ
セージ「SETUP」は、前記と同様に、「回線交
換」,「3.1kオーディオ」および「G3ファクシミ
リ」という各種属性が設定されて送出される。
【0044】この場合、前記と同様に相手先端末と端末
属性が一致しないので、切断メッセージ「DISC」が
返送される。そこで、ファクシミリ装置101は、所定
の呼切断手順を実行する。
【0045】ところで、この場合、切断メッセージ「D
ISC」で受信する理由表示情報には2種類がある。1
つは、生成源が「ユーザ自身」で、理由表示値「#8
8」の場合である。この「#88」は、属性不一致を示
す。この理由表示情報は、着端末側が属性不一致を判断
し、所定の理由表示情報をセットした開放完了メッセー
ジ「REL COMP」をISDN網102に応答した
場合に受信される。もう1つは、生成源が「相手ユーザ
接続の国内網」で、理由表示値「#18」の場合であ
る。この「#18」は、着ユーザの応答がないことを示
し、着端末の応答がない場合に、この理由表示情報が受
信される。
【0046】これらの理由表示情報は、図6に示したよ
うに予め登録されている。そこで、この場合、G4モー
ドに対応する他方のベアラモードに変更する。そして、
図8に示すように、呼設定メッセージ「SETUP」
に、「回線交換」,「64kbps非制限」および「G
4ファクシミリ」という各種属性を設定して再発呼す
る。これにより、所定G4モードの所定の通信が実行さ
れる。
【0047】一方、上述の伝送手順では、呼設定不可の
場合に、切断メッセージ「DISC」が返送される例を
説明したが、開放完了メッセージ「REL COMP」
が返送される場合がある。この場合、開放完了メッセー
ジ「REL COMP」にも前記と同様の理由表示情報
が付加されているので、上記と同様に処理する。
【0048】以上のように、本実施例では、ベアラモー
ドの指定を誤った場合に受信する各種理由表示情報を予
め記憶しておき、呼設定不可の場合には、受信した理由
表示情報が、予め記憶している各項目に一致する場合に
は、他方のベアラサービスに自動的に設定変更して再発
呼するようにしている。
【0049】従って、オペレータは、通信モードを誤設
定しベラアサービスの選択を誤ったとしても、従来のよ
うに、呼設定失敗の理由を判断したり、設定操作をやり
直したりしなくても、所定の通信が実行されるので、発
信操作が容易になる。
【0050】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0051】本実施例では、図9に示すように、ファク
シミリ装置106とファクシミリ装置107とがISD
N網102を介してG4モードで通信するものとする。
但し、ファクシミリ装置106側は、パケット交換と回
線交換との2種類のベアラサービスが利用できるのに対
して、ファクシミリ装置107側は、回線交換のベアラ
サービスのみが利用できるものとする。ファクシミリ装
置107側が、パケット交換のベアラサービスを利用で
きない理由としては、パケット交換モードの通信機能を
備えていない場合や、ISDN網102に対してパケッ
ト交換の利用契約を締結していない場合がある。
【0052】いま、ファクシミリ装置106から107
に発信するものとする。この場合、オペレータは、相手
先端末に応じて「回線交換モード」に設定するのが正し
い。ところが、いま、「パケット交換モード」に誤設定
して、所定の発信操作を行なったとする。
【0053】この場合、ファクシミリ装置106は、図
10に示すように、呼設定メッセージ「SETUP」に
「パケット交換」および「非制限」という各属性を設定
して発呼する。しかし、この場合、相手先端末とパケッ
ト交換モードで通信できないので、ISDN網102か
ら切断メッセージ「DISC」が返送される。
【0054】いま、ISDN網102がCCITTの勧
告に準拠しているとすると、このとき、切断メッセージ
「DISC」の理由表示情報では、図11に示すよう
に、コーディング標準が「CCITT標準およびTTC
標準」と表示される。また、理由表示値は、「#3
8」,「#57」,「#58」,「#65」および「#
88」のいずれかであると考えられる。そして、理由表
示値「#88」のときは、生成源が「ユーザ自身」とな
る。また、他の各理由表示値のときは、生成源は「ユー
ザ接続の国内網」または「ユーザ接続の私設網」とな
る。
【0055】本実施例のファクシミリ装置106には、
予め上記のような理由表示情報を登録している。そし
て、受信した理由表示情報が登録情報と一致する場合に
は、次に、図10に示すように、呼設定メッセージ「S
ETUP」に「回線交換」,「64kbps非制限」,
「G4ファクシミリ」という各属性を設定し、ベアラモ
ードの指定を変更して再発呼する。
【0056】これにより、前述の実施例と同様に、通信
モードを誤設定した場合でも、オペレータの介在なしに
正しく所定の通信を実行できるようになる。
【0057】ところで、上記実施例では、回線交換のベ
アラサービスを使用するファクシミリ装置に対して、パ
ケット交換のベアラサービスを指定して発呼する場合を
説明したが、それとは反対に、パケット交換のベアラサ
ービスを使用するファクシミリ装置に対して、回線交換
のベアラサービスを指定して発呼するケースが考えられ
る。
【0058】この場合、上記と同様に、網から切断メッ
セージ「DISC」が応答される。このとき、受信する
理由表示情報は、例えば、理由表示値が「#88」、生
成源が「ユーザ自身」と表示される。これらの理由表示
情報は、図11に示したように予め登録しているので、
上記実施例と同様に、ベアラサービスの指定を変更して
再発呼する。これにより、所定の通信を実行することが
てきる。
【0059】なお、上記実施例では、ファクシミリ装置
を例にとって説明したが、例えば、パケット交換と回線
交換など、2種類のベアラサービスを使い分ける各種デ
ータ伝送装置において、本発明は同様に適用することが
できることは当然である。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ベアラ
サービスの指定を誤った場合に網から受信する理由表示
情報を予め記憶しておき、呼設定不可となって網から記
憶している理由表示情報を受信した場合には、他方のベ
アラサービスに設定変更して再発呼するようにしたの
で、オペレータが誤設定しても自動的に正しい設定に変
更されるので、オペレータによる変更操作が不要で、発
信操作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図。
【図2】上記ファクシミリ装置の発信動作のフローチャ
ート。
【図3】1つの通信形態を示す説明図。
【図4】上記通信形態においてベアラサービスの指定を
誤った場合の伝送制御手順を示す説明図。
【図5】理由表示情報の説明図。
【図6】予め装置に登録しておく理由表示情報の情報説
明図。
【図7】他の通信形態を示す説明図。
【図8】上記通信形態においてベアラサービスの指定を
誤った場合の伝送制御手順を示す説明図。
【図9】ファクシミリ装置と通信形態の他の実施例を示
す説明図。
【図10】上記実施例においてベアラサービスの指定を
誤った場合の伝送制御手順を示す説明図。
【図11】上記実施例において予め装置に登録しておく
理由表示情報の情報説明図。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 プロッタ 3 符号化復号化部 5 CODEC 6 ISDNインタフェース部 7 LAPD制御部 8 操作表示部 9 システムメモリ 10 システム制御部 11 システムバス 101,104〜107 ファクシミリ装置 102 ISDN網 103 PSTN網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/02 H04L 12/64 H04N 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN網の各種ベアラサービスの内の
    2種類を任意に使用してデータ通信を行なうISDN用
    データ端末装置において、呼設定不可の1つの理由に対
    して各国および各種ISDN網で定義されている複数の
    理由表示情報を予め記憶する理由表示情報記憶手段と、
    上記2種類のベアラサービスの一方を任意に選択設定し
    て発呼する発呼手段と、その発呼に対する網からの応答
    を受信する応答受信手段と、その応答が呼設定不可を示
    している場合にその応答に付加されている理由表示情報
    を読み取る理由表示情報読取手段と、読み取った理由表
    示情報が予め記憶している上記理由表示情報に一致する
    場合には上記2種類のベアラサービスの内の他方に設定
    変更して再度発呼する再発呼手段とを備えていることを
    特徴とするISDN用データ端末装置。
  2. 【請求項2】 上記理由表示情報は、呼設定不可の理由
    をコード番号で示す理由表示値と、その理由表示値が通
    信経路のどこで生成されたかを示す生成源情報と、情報
    コードの出典を示すコーディング標準情報とで構成して
    いることを特徴とする請求項1記載のISDN用データ
    端末装置。
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