JP3714148B2 - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型電話機を経由して各種のデータを通信する機能を備えた、たとえばファクシミリ装置などの通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のファクシミリ装置には、いわゆる移動体通信端末としての携帯型電話機を外付接続可能とし、この携帯型電話機を経由してファクシミリデータを送受信できるものがある。もちろん、この種のファクシミリ装置でも、公衆電話回線を経由してファクシミリデータを送受信できる。また、ファクシミリ装置のほとんどの機種においては、電話番号をあらかじめダイヤルメモリなどに登録しておき、ワンタッチ操作で電話番号を呼び出して入力指定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ファクシミリデータの送信に際しては、通信先の電話番号を指定して発呼しなければならないが、通信先電話番号には、携帯型電話機からの発呼に対応しないものがある。たとえば、通信先を海外とした場合のアクセス番号を含む電話番号や、無料電話サービス(フリーダイヤル)に基づく「0120」のアクセスを含む電話番号は、ほとんどの携帯型電話機が加入する移動体通信サービスで対応しておらず、たとえそのような電話番号を発呼しても不通とされる。
【0004】
ところが、携帯型電話機を経由してファクシミリ送信する際、ユーザが知らずに携帯型電話機からの発呼に対応しない電話番号を指定した場合、通信先に対してファクシミリ送信できないにもかかわらず、携帯型電話機から電話番号を発呼する状態が無駄に続けられるおそれがあった。これは、携帯型電話機からの発呼に対応しない電話番号をワンタッチ操作で指定した場合に限らず、電話番号を一つずつテンキーなどを操作して指定した場合でも同様である。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、携帯型電話機から通信先発呼番号が無駄に発呼される状態を回避することができる通信装置、およびそのような通信装置の動作を実現するためのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の通信装置は、携帯型電話機を経由してデータを通信するのみならず、公衆電話回線を経由してデータを通信する機能を備えた通信装置であって、携帯型電話機を経由したデータの通信と公衆電話回線を経由したデータの通信の何れにより前記データの通信を行うかを選択可能な選択手段と、データ通信に際して通信先を呼び出すために指定された通信先発呼番号に前記携帯型電話機によっては通信不可となる所定の番号が含まれるか否かを判別する判別手段と、前記選択手段により前記データの通信を携帯型電話機を経由して行うと選択され、かつ、前記通信先発呼番号に前記所定の番号が含まれる場合は、前記公衆電話回線を通じて前記通信先を呼び出し、この公衆電話回線を経由してデータを通信させるデータ通信制御手段を有することを特徴とする。
【0007】
このような通信装置によれば、携帯型電話機を経由してデータの通信を行うと選択され、かつ、通信先発呼番号に携帯型電話機によっては通信不可となる所定の番号が含まれる場合、公衆電話回線を経由してデータが通信されるので、たとえば、指定された通信先発呼番号によっては携帯型電話機を経由してデータを通信できない場合、確実にデータを通信することができる。
【0008】
【0009】
【0010】
さらに、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、前記通信先発呼番号は、前記公衆電話回線を経由して通信先を呼び出すための電話番号としてあらかじめ登録されている。
【0011】
このような通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、公衆電話回線を経由したデータ通信に適した電話番号をユーザがわざわざ見分ける必要はなく、あらかじめ登録された電話番号を利用することができる。
【0012】
【0013】
【0014】
さらに、請求項3に記載した発明の記憶媒体は、コンピュータを、携帯型電話機を経由してデータを通信するのみならず、通信回線を経由してデータを通信する機能を備えた通信装置として機能させるとともに、前記コンピュータを、携帯型電話機を経由したデータの通信と公衆電話回線を経由したデータの通信の何れにより前記データの通信を行うかを選択可能な選択手段と、データ通信に際して通信先を呼び出すために指定された通信先発呼番号に前記携帯型電話機によっては通信不可となる所定の番号が含まれるか否かを判別する判別手段と、前記選択手段により前記データの通信を携帯型電話機を経由して行うと選択され、かつ、前記通信先発呼番号に前記所定の番号が含まれる場合は、前記公衆電話回線を通じて前記通信先を呼び出し、この公衆電話回線を経由してデータを通信させるデータ通信制御手段として機能させるためのプログラムを記憶していることを特徴とする。
【0015】
このような記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る通信装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。この図に示すように、本発明に係るファクシミリ装置Aは、CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、NVRAM(不揮発性RAM:Non-Volatile RAM)15、ゲートアレイ16、コーデック17、DMAC18、読取部21、印刷部22、操作部23、表示部24、および外付接続部25などを具備して概略構成されている。CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、NVRAM15、ゲートアレイ16、コーデック17、およびDMAC18は、バス線27により相互に接続されている。バス線27には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ16には、読取部21、印刷部22、操作部23、表示部24、および外付接続部25が接続されている。NCU11には、通信回線としての公衆電話回線28が接続されている。一方、外付接続部25には、携帯型電話機Bが接続されている。
【0020】
CPU10は、ファクシミリ装置全体の動作を制御する。NCU11は、公衆電話回線28に接続されて網制御を行う。RAM12は、CPU10の作業領域や各種データの格納領域などを提供する。モデム13は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う。ROM14は、CPU10が実行すべきプログラムなどを記憶している。NVRAM15は、各種のフラグや設定情報などを記憶する。特にこのNVRAM15は、ダイヤルメモリとして後述の通信先電話番号を登録するために利用される。ゲートアレイ16は、CPU10と各部21〜25とのインターフェイスとして機能する。コーデック17は、ファクシミリデータなどの符号化や復号化を行う。DMAC18は、主にRAM12へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0021】
読取部21は、イメージセンサやLED光源などを備え、原稿などから文字や図形などの画像を読み取る。印刷部22は、たとえばインクジェット方式などにより文字や図形などの画像を印刷する。操作部23は、テンキーや文字キーなどのキースイッチ群を備え、ユーザのキー操作に応じた指令をCPU10に伝える。表示部24は、LCDなどのディスプレイを備え、動作状態や操作ガイダンスなどを表示する。外付接続部25は、携帯型電話機Bをケーブル接続するためのポートであって、この携帯型電話機Bとの間でデータや信号をやり取りする。なお、携帯型電話機Bは、移動体通信網を介して相手先との通信を可能としたものであるが、広く一般的なものであることから、その詳細な図示説明を省略する。
【0022】
要点について説明すると、本ファクシミリ装置Aは、公衆電話回線28を経由してファクシミリデータを送受信するのみならず、携帯型電話機Bを経由してファクシミリデータを送受信する機能を備える。これらの公衆電話回線28または携帯型電話機Bのいずれを経由するにしても、ファクシミリデータを送信する際には、NVRAM15にあらかじめ登録されている通信先電話番号をワンタッチ操作で指定して発呼する必要がある。もちろん、テンキーを操作して1つずつ電話番号を指定して発呼することもできる。
【0023】
ここで、通信先電話番号としては、たとえば、通信先を海外とした場合のアクセス番号や、無料電話サービス(フリーダイヤル)に基づく「0120」のアクセス番号を含むものがNVRAM15に登録されている場合がある。このような通信先電話番号は、携帯型電話機Bが加入する移動体通信サービスにおいて対応していない場合があり、たとえ、携帯型電話機Bを介してそのような電話番号を発呼しても不通とされる。
【0024】
そのため、本ファクシミリ装置Aでは、携帯型電話機Bを経由してファクシミリデータを送信しようとする際、ユーザが知らずに携帯型電話機Bからの発呼に対応しない通信先電話番号を指定した場合、その指定された通信先電話番号を携帯型電話機Bから発呼させることなく、代わりに公衆電話回線28を通じて発呼するようにCPU10が制御する。つまり、ユーザにより指定された通信先電話番号の種類によっては、携帯型電話機Bを経由してファクシミリデータを送信できない場合、自動的に携帯型電話機Bから公衆電話回線28に経路が切り換えられ、公衆電話回線28を通じて通信先電話番号やファクシミリデータが送出されるのである。したがって、携帯型電話機Bから国際電話用などの通信先電話番号が無駄に発呼し続けられることなく、そのような通信先電話番号が指定された場合には、公衆電話回線28を通じて確実にファクシミリデータを送信することができる。
【0025】
すなわち、CPU10は、データ通信に際して通信先を呼び出すために指定された通信先発呼番号(電話番号)に所定の番号が含まれる場合、通信回線を経由してデータを通信させるデータ通信制御手段を実現している。
【0026】
一方、ROM14は、コンピュータを、携帯型電話機を経由してデータを通信するのみならず、通信回線を経由してデータを通信する機能を備えた通信装置として機能させるとともに、データ通信に際して通信先を呼び出すために指定された通信先発呼番号に所定の番号が含まれるか否かを判別する判別手段と、通信先発呼番号に所定の番号が含まれる場合は、通信回線を経由してデータを通信させるデータ通信制御手段として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を実現している。
【0027】
次に、ファクシミリ装置Aの動作について図面に基づいて説明する。
【0028】
図2は、ファクシミリデータを送信する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいてファクシミリデータを送信する当初の段階においては、操作部23からの指示により送信経路として携帯型電話機Bが選択されているとする。
【0029】
まず、CPU10は、ユーザが操作部23を介して短縮ダイヤル操作やテンキー操作などを行うことにより、通信先電話番号が指定されたか否かを判断する(S1)。短縮ダイヤル操作の際には、あらかじめNVRAM15に登録されている通信先電話番号や通信先名称などが電話帳データとして表示部24のディスプレイ画面上に一覧表示あるいはスクロール表示され、その一つをワンタッチ操作により選択することで通信先電話番号を指定できる。その一方、テンキー操作の場合には、通信先電話番号が上位の桁から1つずつ続けて入力され、その入力結果としての電話番号が表示部24のディスプレイ画面上に表示される。
【0030】
通信先電話番号が指定されると(S1:YES)、次にCPU10は、ユーザにより操作部23の発呼ボタンが押下されたか否かを判断する(S2)。なお、電話番号を発呼する際の操作手順としては、最初に発呼ボタンを押下し、それから通信先電話番号を指定するとしても良い。
【0031】
発呼ボタンが押下されると(S2:YES)、CPU10は、ユーザにより指定された通信先電話番号のなかに、携帯型電話機Bを経由してファクシミリデータを送信するのに不適当な番号が含まれるか否かを調べる(S3)。ここで、携帯型電話機Bを経由してファクシミリデータを送信するのに不適当な番号とは、先述したように、たとえば国際電話用のアクセス番号や無料電話サービス用のアクセス番号であり、このような不適当な番号は、工場出荷の段階あるいはユーザ設定によりROM14またはNVRAM15などに登録されている。また、アクセス番号は、一般に電話番号の先頭桁に割り当てられることから、通信先電話番号の先頭数桁が不適当な番号と一致するか否かが調べられる。
【0032】
通信先電話番号に不適当な番号が含まれる場合(S3:YES)、CPU10は、公衆電話回線28を通じて通信先にファクシミリデータを送信すべく回線閉結状態とする(S4)。つまり、ユーザにより送信経路として携帯型電話機Bが選択されていても、携帯型電話機Bによってはデータ送信できない通信先電話番号が指定された場合には、自動的に携帯型電話機Bから公衆電話回線28に送信経路が切り換えられるのである。
【0033】
続いて、CPU10は、指定された通信先電話番号を公衆電話回線28を通じて発呼する(S5)。
【0034】
そして、通信先電話番号に応じた通信先からの応答信号を受信することにより、CPU10は、公衆電話回線28を通じてファクシミリデータを送信する(S6)。なお、ファクシミリデータは、一般に送信処理に伴い読取部21を介した画像読取処理などを経て生成されるものであるが、送信処理の開始前にRAM12などに保存されたファクシミリデータを送信するとしても良い。
【0035】
ファクシミリデータの送信を終えると、CPU10は、公衆電話回線28を通じた通信先との交信を終了するために回線切断状態とし(S7)、このファクシミリ送信処理を終える。
【0036】
S3において、通信先電話番号に不適当な番号が含まれない場合(S3:NO)、CPU10は、送信経路として選択されている携帯型電話機Bに対してあらかじめ決められた通信手順に基づいて電話番号の発呼を要求する(S8)。すると、携帯型電話機Bは、ファクシミリ装置Aからの要求に応じてオフフック状態となる。
【0037】
続いて、CPU10は、指定された通信先電話番号を携帯型電話機Bに通知する(S9)。通信先電話番号を受け付けた携帯型電話機Bでは、その通信先電話番号を発呼する動作が行われる。
【0038】
そして、通信先電話番号に応じた通信先からの応答信号を携帯型電話機Bを経由して受信することにより、CPU10は、この携帯型電話機Bを通じてファクシミリデータを送信する(S10)。この際、携帯型電話機Bは、移動体通信網の通信方式に従ってファクシミリデータを送信するが、ファクシミリ装置Aと通信先との間でやり取りされる各種信号の授受に携帯型電話機B自体が介入することはない。
【0039】
ファクシミリデータの送信を終えると、CPU10は、携帯型電話機Bを経由したファクシミリ送信を終了すべく、その旨を携帯型電話機Bに対して通知し(S11)、このファクシミリ送信処理を終える。これにより、携帯型電話機Bは、移動体通信網を介した通信先との接続状態が解除され、その後待機状態となる。
【0040】
S2において、発呼ボタンが押下されない場合(S2:NO)、CPU10は、ユーザにより発呼ボタンが押下されるまで待つ。
【0041】
S1において、通信先電話番号が指定されない場合(S1:NO)、CPU10は、ユーザにより通信先電話番号が指定されるまで待つ。
【0042】
したがって、上記ファクシミリ装置Aによれば、ユーザにより指定された通信先発呼番号に、携帯型電話機Bを経由してファクシミリデータを送信できない、たとえば国際電話用や無料電話サービス用といったアクセス番号が含まれる場合、当初は携帯型電話機Bを経由して送信する場合であっても、送信経路が公衆電話回線28に自動的に切り換えられる。つまり、携帯型電話機Bを送信経路として不適当な電話番号がユーザにより指定されても、その携帯型電話機Bを経由してファクシミリデータの送信が始められることなく、携帯型電話機Bから国際電話用などの通信先電話番号が無駄に発呼される状態を回避することができる。
【0043】
また、携帯型電話機Bを経由するには不適当な通信先電話番号が指定された場合には、送信経路が携帯型電話機Bから公衆電話回線28に切り換えられるので、通信先電話番号に適した送信経路を自動的に選んで確実にファクシミリデータを送信することができる。
【0044】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0045】
たとえば、本発明は、携帯型電話機Bを接続可能とした据置型電話機などにも適用できる。ファクシミリ装置Aと携帯型電話機Bとの接続方式は、有線によるか無線によるかを問わない。送信するデータとしては、ファクシミリデータに限らず、たとえば電子メールデータや音声データなどであっても良い。通信機能としては、単なる送信だけでなく、他のファクシミリ装置からデータを取り出すポーリング受信や、データのダウンロードなどを含むものでも構わない。
【0046】
上記の実施形態では、携帯型電話機Bを経由するには不適当な通信先電話番号が指定された場合、送信経路を携帯型電話機Bから公衆電話回線28に切り換えるとしたが、もちろんその逆であっても良い。また、変形例としては、ファクシミリ装置Aが公衆電話回線28に接続されていない場合であって、携帯型電話機Bを経由して不適当な通信先電話番号が指定された場合、その携帯型電話機Bからの不適当な電話番号の発呼を無効とし、その旨を表示することができる。
【0047】
また、通信先電話番号に不適当な番号が含まれる場合に送信経路を切り換えるとしたが、たとえば、通信先電話番号や時間帯などに応じて通信料金が最も格安となる送信経路を推定し、その送信経路を経由してファクシミリデータを送信させるといったLCR(Least Cost Routing)機能に基づく動作をCPU10に実行させるとしても良い。この場合、具体的に言うと、図2のS3において、CPU10は、ユーザにより指定された通信先電話番号に基づいて、携帯型電話機Bを経由する場合の通信料金と、公衆電話回線28を経由する場合の通信料金とを比較検討し、公衆電話回線28を経由する方が低額となる場合にはS4に進み、携帯型電話機Bを経由する方が低額となる場合にはS8に進むこととなる。
【0048】
通信先電話番号に含まれる不適当な番号としての国際電話用や無料電話サービス用といったアクセス番号は、あくまでも一例であって、もちろんその他の番号であっても良く、また、ユーザが任意に設定できるとしても良い。さらには、図2のS3において、CPU10は、通信先電話番号と不適当な電話番号とが完全一致するか否かを判断するとしても良い。仮に、国際電話に対応した移動体通信サービスに加入した携帯型電話機を経由する場合には、対応している国の地域コードによってデータ通信を無効とするか否かを制御するとしても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明の通信装置によれば、携帯型電話機を経由してデータの通信を行うと選択され、かつ、通信先発呼番号に携帯型電話機によっては通信不可となる所定の番号が含まれる場合、公衆電話回線を経由してデータが通信されるので、たとえば、指定された通信先発呼番号によっては携帯型電話機を経由してデータを通信できない場合、確実にデータを通信することができる。
【0050】
【0051】
さらに、請求項2に記載した発明の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、公衆電話回線を経由したデータ通信に適した電話番号をユーザがわざわざ見分ける必要はなく、あらかじめ登録された電話番号を利用することができる。
【0052】
【0053】
さらに、請求項3に記載した発明の記憶媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る通信装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図2】 ファクシミリデータを送信する際の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU
11 NCU
12 RAM
13 モデム
14 ROM
15 NVRAM
16 ゲートアレイ
17 コーデック
18 DMAC
21 読取部
22 印刷部
23 操作部
24 表示部
25 外付接続部
28 公衆電話回線
A ファクシミリ装置
B 携帯型電話機

Claims (3)

  1. 携帯型電話機を経由してデータを通信するのみならず、公衆電話回線を経由してデータを通信する機能を備えた通信装置であって、
    携帯型電話機を経由したデータの通信と公衆電話回線を経由したデータの通信の何れにより前記データの通信を行うかを選択可能な選択手段と、
    データ通信に際して通信先を呼び出すために指定された通信先発呼番号に前記携帯型電話機によっては通信不可となる所定の番号が含まれるか否かを判別する判別手段と、
    前記選択手段により前記データの通信を携帯型電話機を経由して行うと選択され、かつ、前記通信先発呼番号に前記所定の番号が含まれる場合は、前記公衆電話回線を通じて前記通信先を呼び出し、この公衆電話回線を経由してデータを通信させるデータ通信制御手段を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信先発呼番号は、前記公衆電話回線を経由して通信先を呼び出すための電話番号としてあらかじめ登録されている、請求項1に記載の通信装置。
  3. コンピュータを、携帯型電話機を経由してデータを通信するのみならず、公衆電話回線を経由してデータを通信する機能を備えた通信装置として機能させるとともに、
    前記コンピュータを、
    携帯型電話機を経由したデータの通信と公衆電話回線を経由したデータの通信の何れにより前記データの通信を行うかを選択可能な選択手段と、
    データ通信に際して通信先を呼び出すために指定された通信先発呼番号に前記携帯型電話機によっては通信不可となる所定の番号が含まれるか否かを判別する判別手段と、
    前記選択手段により前記データの通信を携帯型電話機を経由して行うと選択され、かつ、前記通信先発呼番号に前記所定の番号が含まれる場合は、前記公衆電話回線を通じて前記通信先を呼び出し、この公衆電話回線を経由してデータを通信させるデータ通信制御手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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